いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

立ちはだかる鉄柵

2015年12月09日 | 自然観察
昨日、甲山でリースの材料を盗っていたときのこと。

じゃなくて、
採っていたときのこと。

何かの本か何かで
「山で木の実を採るときは、人通りの多い道沿いではなく
道から少し入って人目につかないところのものを採りましょう」
とかなんとか書いてあったので

なかよし池からピクニックロードに出る道から少し外れて
林の中を歩いてみました。

道がないわけではないけど、道というわけでもないような道。

ちょっと不安だったけど、
まあ、ピクニックロードを常に右手に感じる方向に歩いていれば、
いつかは森林公園に出るし、
怖くなったらいつでも斜面を上がっていけば、
白いガードレールを超えて車道に出られるし

と思って、ガサガサしていたら

なんか、ちょっと怖い感じのする
このままちょっと曲がったら、仁川の崖に落ちるんじゃないかと
感じるところがあったので

ピクニックロードにいったん出よう
と思って、斜面をあがってみたら

白いガードレールの手前に、
背の高い鉄柵が立ちはだかり、私の行く手を遮っていました。

ぎゃっ!そうだった!
そういえば、こんなものがあったんだった!
私、出られないじゃん!!

そう、それは、映画「タイタニック」で
浸水の進む船底から甲板へ逃げる途中
下等の客室と上を結ぶ階段の間の鉄柵の扉が閉まっていて
それ以上、上へは逃げられない
というのと同じ状況・・・(?)

しかし、鉄柵の前で立ちすくんでいて、誰かハイキングのひとに
「なんじゃ、このひと」
と思われてもいやなので

脱出はあきらめて、とにかく、ガサガサ、ガサガサ
落ち葉の深い林の中を進んでいったら

森林公園の北出口の看板が見えました。
(まあ、当然なんだけど。)

どうか、誰もいませんように。
こんな看板の裏の林からいきなりおばさんが出てきたら、びっくりするだろうな。

と思っていたら、
運の悪い男性が、看板を眺めているところだったのです。

男性は、いきなり林の中から出てきた私をみてびっくり!

うぎゃあぁっ!
なんじゃ~っ!

とのこと。

すみません。すみません。。。

あやまりながら、逃げました。

まあ、まあ、
楽しい歩きでした。

いまがいちばん、あしたもいちばん!