いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

サッカー選手をみて

2010年02月05日 | サッカー
わたし、サッカーがすきです。
すきです、というほど詳しいわけでもないのだけど。

しかし、42歳ともなると、サッカーの見方がちょっと違います。
若い選手なんか見ると(といっても、サッカーの選手はみな若いけど)
彼の後ろにある親の育て方を見てしまいます。

サッカーの技術うんぬんではなくて、
立ち振る舞いです。

私、鹿島アントラーズが好きなので
鹿島の選手を例にあげると

内田篤人選手です。
彼は若いときから日本代表に選ばれていますが、
とても謙虚に見えます。
どういうところがかというと
鹿島が優勝した時、シャレーを持ち上げますが、
彼は、ちょっと照れくさそうにお茶目に持ち上げます。
これは、ふざけているのではありません。
「自分のような者が堂々と持ち上げるべきではない」
という、彼の自分の立ち位置を配慮しての行動です。
こういう気配りは彼が育ってきた生活環境にあると思います。
ご両親の育て方やお姉さんの圧力。そんな環境が
彼を謙虚な青年に育てたのだと思います。
しかし、それでも彼は最前列でガッツポーズをしている。
そこが、彼がまだまだ深みのある大人になっていない証拠です。

さて、それに対して、すごい人物がいます。
本山雅志選手です。
鹿島3連覇のポスターのどれをみても、本山選手はすごいのです。
はじめは試合の出場選手たちと一緒に前列で喜んで写真に入って
いますが、
控えの選手やスタッフやフロントやそういう皆さんがそろって
写真にはいるときには、
いちばん端っこにいたり、一番後ろでベンチに入れないような
若い選手と肩を組んだりしてうつっているのです。
本山選手は、こういう場では端っこや後ろでうつるべき選手では
ありません。なのに、この謙虚さ。若手の選手をたててやるこの
気配り。
「優勝は全員の力で勝ち取ったもの」とかいうコメントを
よく選手が口にしていますが、本山選手はそれを行動で示して
いるところが、さすがの選手だな、と思います。

それから、大岩剛選手なんかもすごいです。
彼はだいぶお年も召しておられる大ベテランですが、
写真にはいるとき、
今年不発だった田代選手や、
決してそんなことはないのに、連敗の原因だったようにとられがちな
青木選手の方に手をまわし、二人をたてています。

すごいな、と思います。
技術面でも人間面でもこういったすごい選手をみると
我が子たちも、こんなふうに
周りに気を配り、
周りに感謝の気持ちをもって、それを表現できる人間に
なってほしいと思います。

いまがいちばん あしたもいちばん!