いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

神の見えざる手

2016年10月11日 | いろいろ
この夏、農作業で酷使していた腰が、とうとう悲鳴をあげた。

日曜日、最後の稲刈りを終えて、稲架掛けをバックにみなで記念撮影!

お疲れさまでした~!と言ったあたりからじわじわと・・・。

そのうち座っても立ってもいられなくなり、
どうにもこうにも
職場のひとのおすすめの整骨院ののれんをくぐった。

いや、のれんはなかった。


待合室で待っている間にも、症状はどんどん悪化して
うしろに寄りかかっても
斜めに手をついても
前に伸ばしても
痛くて痛くて・・・。

名前を呼ばれて、看護師さんに肩を支えられて施術室に入って行ったら・・・。

事情をさっと聞いて
にやり
とした先生は

「そのベッドにうつぶせに寝転んで」

と、私に拷問のようなことを言う。
ナマケモノの動きをさらにスローモーションで再生したような早さで寝転ぶと

「左がだいぶ下がっとるな」。

そして、次の台へ移動。

「左を下にして」

そんなむちゃな。。。

アタタタタ・・・と、死にそうなケンシロウのような叫びをあげてしまった。

と、先生は私のひざとかたを反対方向に

ぐぐぐぐーっ!

ギョエーッッ!!!
ギャーッ!
あはははは~!


地域のじいちゃんが各々に横たわる施術室に響きわたる、
中年ばばあの絶叫。

しかし、
「ほら、立ってごらん」

先生にうながされると
あら、不思議!

「痛くないでしょ」

痛くない。
まったく、痛くない。
あ、でも左が痛い。

すると、先生は、今度は左をやるよ

ギョエーッッ!!!
ギャーッ!
あへへへへ~!


再び響き渡る中年ばばあの喘ぎ。

しかし、なんとも不思議なことに、まったく痛くなくなって
さっき看護師さんに付き添って施術室に入ったのとはまるで別人のように
さっそうと歩いて出口へ向かった。

あ、でも、まだ真ん中が痛い。

そういうと先生は
真ん中はちょっと炎症起こしてるから、明日のほうがいいよ。

ということで、また明日、絶叫しに行く事になった。

しかし、すごいな。

ほんま、「神の見えざる手」としか、言いようがないわ。
アダム・スミスも腰痛になったことあるんかな。



いまがいちばん、あしたもいちばん!