いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

家のあじさい

2014年07月13日 | ご地域
この家に引っ越してきたときに、実家のあじさいを挿し木して植えたのが
えらい立派に大きくなって、
毎年、初夏には立派な花をたくさんつけてくれます。

道行く人々にも喜んでいただけて
時々、花の写真をうつしたり
あじさいと一緒に車いすのご老人や
ベビーカーの赤ちゃんや
記念撮影してくださってます。

で、先月の初めごろだったか
玄関のピンポンが鳴って
「あの~、すごく図々しいお願いで申し訳ないのだけど
一枝いただけないかしら。」と初老の女性が来られました。

どうぞ、どうぞ~
大きくなりすぎて道路にも溢れるので困ってたんです。

と、気に入った枝を2,3本切って持って帰っていただきました。

「ありがとう。ここのあじさいね、毎年楽しみにしてるのよ。
挿し木にして、うちで増やしてもいいかしら~」

どうぞ、どうぞ~。
喜んでいただけるとこちらまでうれしいです。



そんなことがあったのですが、

昨夕、ピンポンが鳴って、
またあの女性がいらっしゃいました。

「あのね、本当にごめんなさい。先日いただいたあじさい、挿し木しっぱいしちゃって。
図々しくて本当に申し訳ないのだけど、もう1本いただけないかしら・・・」

季節が過ぎて、花はもう花ではなく、葉緑素もできてすっかり「ガク」になってるんだけど
どうぞ、どうぞ~
と、よさげな枝を2本お渡ししました。

そしたら、

「これ、家にあったもので申し訳ないんだけど・・・」
と、紙袋を差し出してくださいました。

いえいえ、そんな結構です
と、答えた私の横で
出てきたみなみがすでにしっかり受け取り中をのぞいて目を輝かせている。

中には、うちの子の大好きなカルピスが入っていました!

あはは、断れないや。ありがたい!

で、お互い恐縮しながら
では、また~
と、お別れしました。

どこのどなたか存じ上げないんだけど、

こんなに、しあわせな気持ちにしてもらって、
ありがたいです。

このあじさいの枝を挿し木にして持ってきてくれた実家の母の
何よりもの「引っ越し祝い」だったんだなって
今、思います。


いまがいちばん、あしたもいちばん!