おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

グサリ・・・

2011年05月17日 04時47分06秒 | 自分のこと
落ち込みモードだった昨日のあたくし。ネガティブな感情はネガティブな出来事を引き寄せるんだな。『引き寄せる』まさにその言葉がぴったりなのではないかな。悪循環って言うのはそういうことなのかもしれません。

あるお客様からお電話をいただきました。25年前に新築工事をさせていただいた父の友人でもあります。今回の震災で著しく屋根瓦が崩れてしまいました。

『いつになったら屋根できるんだ』

『いや、、、、まったくめどが立たない状態なんですよ・・・』

『そんなんじゃ困るんだよな。待ってる人のみにもなってくれよ』

『はい、、、その通りですよね。申し訳ございません・・・・』

『何度も何度もひつこく職人に電話を入れて、そうすればだいたいいつ頃になるのかくらいわかるだろ』

『そうなんですよねぇ。確かにそうなんですけど・・・』

『だいたいおさむくん、他人事じゃ困るんだよ』

他人事、、、、グサリ・・・・・とあたくしの胸に刺さった言葉。

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今朝はすっかり元気なあたくし。昨日の自分のこころの動きを少しばかり分析しました。

厳しい言葉にぼくは、『おれはやってる』『他人事なんかじゃない』『非常事態なんだ』『なんでわかってくれないんだ』という感情が湧きあがってきました。

でも反面、この言葉に反応するということは、その要素が多分にある、ということも言えます。

もしかしたら今回の瓦の件について『してやってる』『やってやってる』という気持ちが自分の中にあるのではないか。余りある仕事の量に対して得意になっている自分がいる証ではないか。そんなことを感じました。

震災から2ヶ月が過ぎ、ぼくが気づいていないだけで多くのお客様が同じような苛立ちを感じ始めているのかもしれません。早速名簿を見直しして、ご無沙汰してしまっている方がいないかをチェックしました。ぼくに苦言を呈してくださった前出のお客様のおかげです。

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さぁて、今日から土曜日まで、山梨4人組のかわらぶき職人と一緒です。きっといまごろ高速道路を軽トラックで疾走していることでしょう!!!

ではまた。

おさむ






感情の起伏

2011年05月16日 05時36分01秒 | 自分のこと
以前にも書いたかもしれませんけど・・・

ばくは、周期的に、まるで女性の生理のように、月に一度くらい自分ではコントロールすることができないネガティブな感情が湧きあがってきて、自分を覆ってしまうんです。

でもこれって、たぶん多くの人が体験していることなんじゃないかと思う。老若男女問わず。

以前はこのブラックホールに入り込んでしまうと、一週間以上も不機嫌な自分がいました。不機嫌な顔をして、不機嫌なエネルギーを散々発して、ネガティブな感情の異臭を周囲に放っていた。家族も社員もたまったものじゃないですよね。

いまのぼくは、歳をとったせいもあるんでしょうか、ずいぶんと成長した気がします。ネガティブな感情に覆われる前に、『あ、また入っていってしまう。』『あ、またあの入り口に立っている』 というのがはっきりわかる。そして、いまのぼくはその中に入っていくのを恐れていない。不機嫌な表情になっていく自分をコントロールしない。その不機嫌な顔を鏡で見てやって、笑ってしまうほど。

昨日がそうだったんです。起因もなんとなく想像がついています。

そのネガティブな感情に覆われていく自分をコントロールせずに、しっかりと味わっている自分がいるように思います。

そんな時はほんと、おもしろいくらいに全てがうまくいかないし、全てがおもしろくないし、イライラすることばかり!!!!たまりかねると、車の中で 『バカヤロー!!!』 『くそったれッ!!!』 『チクショーーーーー!!!!』 なんて、でっかい声でツバ飛ばしながら叫んだりします。これ、なかなかいいですよ。おススメです。誰にも迷惑かけないし。

するとね、『バカヤロー!!!』 『くそったれッ!!!』 『チクショーーーーー!!!!』って言葉の発したら、そのあとから、『それって100%じゃないよね。。。』って感覚が湧いてくる。全部がバカヤローなんじゃない。全部がくそったれなんじゃない。全部がチクショーなんじゃない。

自分の不甲斐なさ、自分の器の小ささ、自分の勝手気まま、自分のわがままが浮かんでくるんです。

さらにそこまで行くと、

『こんな時間、もったいないよな』 『こんな気持ちでいるの、ムダだよな』 というのが湧き上がってくる。

もっといくと、

『あぁ、わるかったな。ごめんな。』 『あぁ、申し訳ないな、ありがたいな』って感情すら湧いてくる。

ぼくの場合、こんなストリーになってくると出口が近くなります。

そして、朝のさわやかな空気を胸いっぱいに吸い込んで『ニタッ』と微笑む自分がいたら、自分で自分の感情の切り替えスイッチを自然に押すことができる・・・・。

ま、今回のぼくはまだそこまでいっていませんが。。。

でもこうしてこんなことをぐだぐだとブログに書いていることさえも、自分の感情の起伏を味わっている証だと思う。もうすぐ出口のようです。

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3度目となりますが、明日から土曜日まで、山梨の古屋さんチームが4人で来てくれます。お客様の喜びが目に浮かんできます。

よっしゃ!!!きょーもがんばっていきましょーー!!!!!!

ではまた。

おさむ








新メニュー!?!?

2011年05月15日 15時27分21秒 | 甘味cafe空~くう~
今日はとってもさわやかな一日でした。

甘味cafe空~くう~のスタッフが 『これからの季節の甘味にどうかしら???』 と発案してくれた一品。



天草100%の角心太(かくところてん)にきなこ、アイスクリームの上から自慢の黒みつをとろ~り。

いかがでしょう、これからの季節。

さてさて、オンメニューとなるでしょうか。

ではまた。

おさむ





現場報告

2011年05月14日 19時54分15秒 | 家づくり
取手市のK様邸では、瓦からガルバリウム鋼板への葺き替え工事をしています。瓦から鋼板への葺き替えで注意しなければならないことがあります。それは、『浮陸』 です。

瓦であれば、多少の浮陸があっても見苦しくなるようなことはないのですが、平板の鋼板を葺く場合、ほんのわずかな浮陸も光の加減によってものすごくゆがんで見えてしまいます。

築60年のK様邸は、想像以上に垂木や桁類がゆがんでおり、そのままやったのでは 『トタン葺きだからしょーがねぇーか』 みたいな、残念な表情の屋根になってしまう。やればいいってもんじゃないですからね。やってよかった、ってお客様にもご親戚の方にも思っていただけるような仕事がしたい。

とはいえ、どこまでも注ぎ込めば注ぎ込まれてしまうのが古いお家。とんでもない費用がかかってしまいます。

で、棟梁の谷さんと相談して、『正面から見える面だけは徹底的に平面を出し、そのほかは成り行きでいこう!』 ということになり、谷さん、四苦八苦、がんばってくれています。



はじめは、あっという間にできちゃうかなぁ、、、、と思った現場でしたが、まだまだ先は長いです。でも、この判断は間違っていなかった、と自負しています。



お花と軽トラック。。。軽トラックって、ほんと働きますねーーーーー。



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変わりまして、屋根瓦の崩落現場。シートが土嚢ごと飛んじゃいました。それにしても屋根の上から見ると、ほんとブルーシートが目立ちます。

で、ぐるーっと一周写真を撮って赤丸をつけてみました。















ぼくが写真を撮っていると、ベランダに出ていたおとなりの方がニコニコしながらジェスチャーで『バッテン』しているんです。たぶんぼくがヘンな業者で、写真とって悪用しようとしていると思ったんでしょうか・・・・。

で、30年前に新築工事させていただいたこのお家、きれいに養生することができました。



これだけガッチリやれば、台風がきても大丈夫!!!・・・・・・・・だと思う。。。。。。

ではまた。

おさむ






吉報!!

2011年05月13日 22時20分29秒 | 家づくり
京都へ行ってまいりました。

吉報です。

まだ日程は出ていませんが、今回訪問したⅠ瓦工事会社さんが職人さんを派遣してくださることになりました。うまくタイミングが合えばなんと二人一組で3組も!!!!!!!

ぼくと 『瓦』 への想いは一致していました。その打ち合わせの楽しかったこと!!!これから梅雨の時期に入りますが、ほんとにほんとに楽しみです。

さらに、山梨からも電話が入りました。来週火曜日から土曜日まで、4人で茨城に来てくださるというのです!!!むっちゃくちゃうれしい!!!山梨の皆さんは今回で3回目の支援遠征ということになります。

瓦が落ちてしまっているあなたさま。。。。もう少しでお邪魔することができます。今しばらくお待ちくださいね!!!!!!!!

ではまた。

おさむ





急きょ、京都行き!

2011年05月12日 18時32分37秒 | 家づくり
京都にある竹内工務店さん。さすがに京都の中心部でお仕事をされているだけあって、京都らしいお家づくりをされている工務店さんです。

URLはこちら↓↓

http://www.takeuchi-kyoto.jp/

その竹内工務店さんの取引先の瓦工事会社の社長さんが明日会ってくれることに!!!!

うれしいーーーっ!!!

ということでこれから夜行バスで行ってきま~す!!!

ではまた。

おさむ





300枚げっと!!!

2011年05月11日 16時23分10秒 | 家づくり
世田谷にある桃山建設さん。社長との出会いはハイブリットソーラー協会からですから15年前になります。その後も年に1度か2度連絡をする程度だったのですが、ぼくの中ではいつも『頼れるあんちゃん』的存在でした。

桃山建設さんのURLはこちら↓↓

http://www.m-design.co.jp/

芸能人のお家を手がけたり、有名な建築家のデザイン住宅を手がけるとってもレベルの高い都会的工務店です。

その桃山さんに今回は思い切り甘えさせてもらいました。業界用語で『ラージ合板』300枚、譲っていただきました。いまほんと、手に入らないんですよ。



ぼくにはまるで宝物のように見えます。



世田谷って、茨城県からすると都心の反対側なんですよね。ちと遠かったですが、無事に帰って来ました。



これで当面は屋根工事に集中できます。桃山さん、ほんとうにありがとうございました!!!

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ぼくの大切な友達の一人、さっちゃんから突然2ケースものお茶の差し入れをいただいたんです。その事情を聞いてびっくりというか、むっちゃくちゃうれしいというか。。。。

14年続くカタロ通信には、読みにくい文章の 『おさむのひとりごと』 があります。5月号のおさむのひとりごとには、今回の震災で体験した素晴らしいエピソードの一コマを書いたんです。かわらぶき職人のみなさんのお話しを。

そのエピソードにさっちゃんひどく感動していただいたそうで・・・・・。『わたしにできることってなんだろう』 と考えてくださり、『ぜひ、かわらぶき職人さんに!!!』ということでの差し入れだったのです。

いやーーーー、ほんとにほんと、うれしいよ、あたしゃ。

奈良のかわらぶき職人のみなさん、山梨のかわらぶき職人のみなさん、今度お越しいただいた時にさっちゃんの気持ち、受け取ってくださいねーーーー!!!

毎日いろいろ!

ではまた。

おさむ





持つべきは・・・

2011年05月10日 16時25分55秒 | 家づくり
震災から2ヶ月。

建築の世界は、『しっちゃかめっちゃか』 です。材料不足、職人不足、ぼったくりやの横行・・・・。

材料不足の中でも、『合板』と『断熱材』が最も不足しています。もともと在庫が薄かったところにこの震災。実際に工期が延びる、単価が急上昇しているなどの影響がでています。

そんな時ばかり、、、、、、ではいけないのですが、やはり持つべきは友ですね。

なんと明日、最も手に入りにくいといわれている合板300枚を世田谷の工務店社長が 『困ってんならうちが仕入れた値段で譲ってやってもいいよ!』と言ってくれたのです。いやーーーー、ほんとに助かります。300枚あったら、当座はしのげます。

ということで、基礎工事の野村工務店さんから2トンロングトラックを拝借し、世田谷まで行ってまいります。

支え、支えられ、『お互い様』で生きているんだなぁ。

ではまた。

おさむ




昔のお家はサステナブル

2011年05月09日 11時39分08秒 | 家づくり
家づくりの仕事っていろいろな場面でそのおもしろみを感じます。打ち合わせの場面で、家族とのふれあいで、長年のメンテナンスで、職人との関わりの中で・・・・、いろいろな発見や新鮮な感覚を体験させていただいてます。

今日は60年前に新築されたお家の震災による屋根葺き替えの現場です。在来工法って素晴らしいな、と思います。昔は主に構造材ですが、よく使い回し(表現がよくないですが)をしたんです。次男坊が新築するからとか、親戚や近所で普請するからといって、大切にしまっておいた材木を利用したのです。いわゆる 『古材』 の活用ですね。

こちらのお家もそうだったようです。玄関正面の庇桁に古材が使われていました。



かなり長い地松です。この加工の形状からして入隅付近であったことがわかります。それでも長さが足りなかったようで、端部にはケヤキ材が見事な継手で造られていました。ハの字に見える部分が絶妙な部分で、一本ものと変わらないくらいの強度を保っています。



家づくりのおもしろみをまた感じさせていただきました。60年前の職人さんの創意工夫を垣間見ることができたからです。

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おまけ写真。



こちらは先日のあたくし、ぶん抜いてしまった場所です。。。。。

ではまた。

おさむ





一日が早い!!!

2011年05月08日 18時30分36秒 | 世間ばなし
一日、一日が早過ぎます。もう5月8日が過ぎようとしている。これまで、ぼくにとってこれほど時間が経つのを早く感じたことがあっただろうか。

震災からもうすぐ2ヶ月。なのに、周りのブルーシートの景色は全く変わっていないかのよう。

先ほども 『長野の瓦職人さんに知り合いがいる』 という情報を聞きつけて、その方にお会いしてきたのだけれども、その職人さんも悲鳴を上げるほどの状態だそうで、縁をつないでいただくことはできませんでした。。。残念!!!

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甘味cafe空~くう~には、今年もツバメがやってきてくれています。ふぅ~、、、と一呼吸できる風景です。また機会を見て写真を撮ってきますね。

ではまた。

おさむ



現場は危険がいっぱい!

2011年05月07日 17時35分01秒 | 家づくり
昨日の瓦降ろし、若者たちの見事な働きできれいになりました。その後間もなく棟梁の谷さんと私でシート掛けをすることに・・・。

これがカンタンではありませんでした。40坪の屋根面に無数に突き出ている釘・くぎ・クギ!!!!それも錆びているため、ほとんどがアタマがなくとがっている状態。間もなく日が暮れる・・・そんな状況にも関わらず、谷さん一所懸命トンチカとんちかやってくれました。ぼくも負けじとがんばるのですが、すぐウデがパンパンになってしまい情けないったらありゃしません。

おまけにとんだエピソードが・・・

土瓦ですから、サラサラの砂がふんだんに広がってスベルすべる。クギが無数に突き出ているから刺さったら大変!野地板(下地板)が薄く、経年により腐食している部分もあってそろーりそろーり歩く。日が落ちて段々暗くなって見えなくなってくるし。。。。。

『やべッ・・』

・・・・・・・・・・・・×××!!!!

0.1トンが仇(あだ)となりました。滑ってバランスを崩したあたくし。下屋に飛び降りて見たものの、野地板がぶん抜けてガッシャーンと見るも無残な姿のおさむ・・・。

あわてて来てくれた谷さん。あ、また谷さんに見られちまった・・・。つい先日牛久の現場で足場を踏み外して半分墜落した時も谷さんだったっけ・・・。唯一の目撃者。あたまポリポリって感じです。

幸い股の擦り傷くらいで済みましたが、あの勢いで下まで墜落していたら・・・・・・・・・・・・・・・ゾッとします。

現場は危険がいっぱい!!!職人のみなさんにはほんとうに安全に仕事をしてほしいと、痛切に感じました。

その後、車の照明をつけながらもシート掛け完了。朝方雨が降りましたので心配で行ってまいりました。



無事です。今日は午後から足場が掛かり、月曜日から屋根の下地工事が始まります。

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ふぅ~。。。

ほんとあぶなかったぁ。。。制限体重オーバーだったんです、きっと。

ではまた。

おさむ


瓦降ろし

2011年05月06日 11時28分36秒 | 家づくり
今日も震災関連のお話です。

今は 『桟瓦』 という瓦がほとんどなのですが、昔は 『土葺き瓦』 でした。その土葺き瓦が今回の震災で崩落してしまい、修復も困難なことから屋根を新しくすることになりました。瓦にするか、最近とても人気があるガルバリウム鋼板にされるかはまだ未定です。ただ間もなく梅雨時期に入ってしまいますから、とにかく瓦を降ろし、下地を作り、ルーフィングをして養生することに。

毎度活躍してくれている若者たちです。



屋根に上ってみるとこんな感じです。



ものすごいほこりまみれの中、がんばってくれています。仕事とはいえ、彼らの頑張りには頭が下がります。

防水には 『杉皮』 が使われています。先人の知恵っていうのは、素晴らしいですね。



瓦にするか、ガルバリウム鋼板にするか、迷うところですね。それぞれ長所短所があります。先日の牛久市T様邸のように、明らかに強度不足と見て取れる場合はガルバリウム鋼板をおすすめしますが、今回は平屋ということもありますし施主様にとっては難しい決断となりそうです。

まだまだ震災の復旧は、入り口に立ったばかりです。

ではまた。

おさむ


繰り返し、繰り返し。

2011年05月05日 13時20分28秒 | 家づくり
通りがかり、気になって路地をのぞき込んでみると・・・・・



あちゃーーー。やはりめくれてしまっていました。S様はおひとり暮らしされているのですが、『あんまり何回も来てもらうのは悪いから電話しなかったんだよ・・・・』 と。『ここは風の通り道で、ものすごいんだよ・・・・』 とも。。。。

ということで、さっそく養生の修復を行いました。以前にも書いたようにガラ袋で押さえていたために、袋がとろけてしまっています。新しい土嚢袋に詰め替え、さらに追加で30体の土嚢袋を設置!!これでしばらくは大丈夫なはず!!!!



当面、、、、、、、この繰り返しになることでしょう。めげずに、がんばります。

ではまた。

おさむ





大安吉日

2011年05月04日 11時17分49秒 | 家づくり
本日は5月4日の大安吉日!!ということで、市内T様邸の大規模リフォーム工事のご契約となりました。T様、おめでとうございます!!!

いつもはご契約までの打ち合わせ等、わたしが対応させていただいているのですが、震災以降まったくといっていいほど建築工事の打ち合わせができていませんでした。そのままであったら 『早くリフォームしたい!』 というT様のご要望意には応えることができず、このお話しも立ち消えしてしまっていたかもしれません。

そこに活躍してくれたのが監督長澤です。細かなところまでよくやってくれました。本日はご主人様にも同席いただき、めでたくご契約となったわけです。

大規模なリフォーム工事となると、職人や材料の手配・段取りが決め手となります。2階の一部増築工事という難しい仕事です。ましていま材料不足、職人不足が深刻ですから、ますます監督長澤の仕事力が問われることになるでしょう。

社長のぼくとしましても、実に楽しみな現場となりそうです。

ではまた。

おさむ





お客様と職人

2011年05月03日 02時51分38秒 | 家づくり
今朝のブログは、ちょっと長くなるかもしれません。

まずは現場から。

一昨日前の『劣化したガラ袋』って、こんな感じになっているんです。



さすがに50日経つと、ひどいもんですね。確か当時は土嚢袋がどちらのお店でも完売してしまっていて、『ムリかも・・・』と思いながらも使ったこのガラ袋。



下に転げ落ちないように慎重に詰め替えます。かわらぶき職人の皆さんを尊敬しますよ、ほんと。軒先で作業する時なんて 『地震さん、今だけはドカンってやつ勘弁してください』 って感じです。

で今度は土嚢袋の高級なやつに詰め替え、シートもしっかり張りなおし、すっかりキレイになりました。これでまたしばらく大丈夫!!!、、、、、っとはいえ、、、、職人のみなさーーーん、お待ちしておりますよーーーー!!!!



この地域、ご覧の通り、ほとんどお家が被害を受けています。そして50日経ったいまでも、全くと言っていいほど屋根瓦は復旧されていません。。。

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さて、本題といいますか。。。

夕方まで屋根仕事をした後、今回のかわらぶき職人の支援遠征で工事をしていただいたお客様に請求書を届けたんです。だーーっと5軒まわるつもりで準備して行ったのですが、結局3軒しかまわれなかった。

なぜかというと、、、行く先々で、とにかくお客様が喜んでくださっているんです。金額にも大満足をいただいたのですが、そんなんじゃなくって、職人の皆さんに対する思慕というか、感謝の気持ちというか、、、、、とにかく喜んでくださっている。

『あのていらは 本式だな』

『ここらへんでは あんな職人 いねぇよ・・』

『ほんとにほんとに 親切なみなさんでねぇ』

『まわりのかたが ほめてくださるんですよ』

それぞれの現場でどれほどかわらぶき職人のみなさんががんばってくださっていたのかが伝わってくる。工事中にあったかわらぶき職人との交わりの数々をたくさん聞かせていただきました。・・・・で、3軒しかまわれなかったわけです。

その中のひとつのエピソードをご紹介します。

市内でお一人暮らしをされているO様。ご高齢ではありますが、いつも職人が帰るときには外に出て見送ってくださる方です。

3日間の工事が完了し、職人がその報告をして帰るときのこと。いつものようにO様は外に出て、奇跡的な復旧を果たしてくれたかわらぶき職人のみなさんに精一杯の感謝の気持ちをこめて最後の会話をしていた。

その時にかなり大きな余震が発生したのだそうです。大きな地震の時って、『ゴーーーっ!!』って地鳴りがするんですよね。

で、4人のかわらぶき職人は、ふらつくO様にとっさに寄り添い囲んで、『だいじょうぶですから』 って!!!

信じられないようなエピソードをうかがいながら、ぼくもO様も熱いものがこみ上げて・・・。

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きっとね、彼らだって人間ですから、きっといろいろありますよ。いいことばっかりじゃない。

でも、なんていうんでしょうかね、魂の働きに導かれてこの茨城にやってきてくれて、最高の仕事をしてくれたという事実。請求書をお届けした3軒共に、そんなことを感じました。

待ち遠しいなぁ、再会。

ではまた。

おさむ