おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

東京思風塾 8月例会

2013年08月03日 17時50分32秒 | 自分のこと
今日は五反田で『東京思風塾8月例会』が開催されました。多くの仲間と感性論哲学を学ぶことがとても楽しい。その内容を自分なりにまとめましたので、長いですがよろしかったらご覧ください。また毎度ながら、ぼく自身のメモですので、思風先生のおっしゃっているものとは異なる面があることをご了承ください!!

東京思風塾8月例会

≪感性型リーダーシップと感性型フォロワーシップ≫

リーダーというのは、フォロワーという存在があって成り立つわけだから、一対として考えなければ本質が見えない。リーダーシップだけでは片手落ちといる。

近代⇒理性的・合理的なリーダーシップ
現代⇒感性的なリーダーシップ

理性的なリーダーシップとは、支配と命令と管理。
感性的なリーダーシップとは、愛と対話とパートナーシップ。

人間は誰でも、生まれた時には一点の曇りもない絶対的な信頼をもって生まれてくる。親の愛を信じて生まれてくる。人間は生まれてから死ぬまで『愛されたい』という気持ちを持ち続けている。いのちは地位や名誉や経済的豊かさではなく、『愛』を求めている。
であるから、リーダーに求められるリーダーシップとは、『愛』を基軸としたものといえる。縦型社会から横型社会へ変容していく。パートナーという概念。
現代は理性型社会から感性型社会への原理的な変革の過渡期にある。両方存在する混沌とした社会といえる。

企業の土台として据えなければならないのは、こころのつながり、こころの通い合い。人間は誰でも『愛が欲しい』『心が欲しい』と思っているわけだから、それらを『あげられる』リーダーにならなくてはならない。

『こころが欲しい』とは、何が欲しい、ということか。
認めてもらいたい。わかってもらいたい。褒められたい。愛されたい(信じること・待つこと・許すこと)⇒こころのつながりが醸造される。⇒これからの感性型リーダーは、認めること、わかってあげること、愛してあげること(信じること・待つこと・許すこと)
 社員が怠けていたとしても、真っ先にそれを叱りつけるのではなく、やっていること、できていることを認め、褒め、わかってやるところから入る。なさそうであっても、探してでもそこから入る。⇒サンドイッチ話法
この切り口が思風先生のすごいところ。『こころが欲しい』を対象化して、『こころが欲しいとは何が欲しいということか』『何をあげたらいいのか』と超具体的に突っ込む。現実的に落とし込む。観念ではないところがすごい。

感性型リーダーの10の条件

感性型リーダーの第1条
感性型リーダーは、教育力または活人力のあることが必須条件である。教育力の代表的経営者⇒本田宗一郎。活人力の代表的経営者⇒松下幸之助。
これからの感性社会においては、活人力が求められる。理性は答える力、感性は問う力。リーダーは答えがわかっていたとしても、部下に問う。答えを教えない。成功するまで問うてがんばらせる。

感性型リーダーの第2条
感性型リーダーは、魅力的な個性(カリスマ性)または人間性において部下から尊敬される存在でなければならない。前者は、ひとつの事柄に対し群を抜く能力を発揮する状態。また後者の人望のある人物とは、深さ、高さ(品格)、大きさの度量が磨かれた状態をいう。

感性型リーダーの第3条
感性型リーダーとは、勇気ある行動力あるリーダー。泥をかぶる勇気のあるリーダー。部下のためなら死ねる、という覚悟のあるリーダーのもとに、『上司のためなら死ねる』という部下が育つ。決して部下を責めを負わせない。

感性型リーダーの第4条
感性型リーダーは、歴史観に基づく先見性がある。部下に対して未来への夢と希望を語る。会社組織に関わらず、家庭でも学校でも政治の世界でも、同じ。動物は未来を考えない。その場その瞬間に生きる。人間は未来を語ることができる。よりよく生きるための夢や目標を見通すことができる。

感性型リーダーの第5条
 感性型リーダーは、今やっている自分たちの仕事の意味や価値や素晴らしさやすごさを、情熱をもって語る。部下を燃えさせる。繰り返し語る。

感性型リーダーの第6条
 感性型リーダーは、自分の哲学を持って生きている。最高の哲学とは、『このためなら死ねる』といえる対象と出会うこと。いのちは『死ねる』という対象と出会ったときに、最も激しく美しく燃える。『マイフィロソフィー』。

感性型リーダーの第7条
 感性型リーダーは、常に人間としての成長意欲を持っている。大きな会社ということではなく、質において成長するということ。量の向上には限界がある。質の向上には限界がない。
感性型リーダーの第8条
 感性型リーダーは、創意工夫の精神がある。創造とは破壊と対関係にある。破壊する勇気があってこそ、創造が生まれる。活人力を持って、社員の創意工夫を生かし、誰にも真似のできない会社に成長させる。

感性型リーダーの第9条
感性型リーダーは、文化力を身につけている。実務的仕事だけではなく、文化力を身につけることによって、会社・組織に品格が備わる。こころのつながりができる。

感性型リーダーの第10条
 感性型リーダーは、包容力がある。自らの人間性を成長させることを怠らない。人間力⇒内的人間力と外的人間力(政治力・経済力・文化力・教育力・軍事力)

≪感性型フォロワーシップの10か条≫

 感性型フォロワーシップの第1条
 感性型フォロワーは、リーダーの夢を共有する。リーダーと夢を共有できなければフォロワーは会社を辞めることになる。リーダーはそのフォロワーを辞めさせなければならない。リーダーは、フォロワーと夢を共有できるように、意味や価値や素晴らしさ・すごさを語り続けなければならない。←これが先。

 感性型フォロワーシップの第2条
 フォロー⇒ついていくという意味のほかに、『助ける』『役に立つ』という意味がある。リーダーと共に仕事をしていくうえで、参謀役となり、足らざるところを提言提案する。リーダーの手の届かない、細部にわたる部分を支える。

 感性型フォロワーシップの第3条
 感性型フォロワーは、リーダーの不平や不満を言うのではなく、自分の率直な疑問点や納得できないところを『伝える』努力を怠ってはならない。受け身の態度から、積極的な関わりをもつ努力をする。←リーダーから敷居を下げ、間口を広げる努力が必要。『個人面談』等は有効。フォロワーシップを押し付けてはならない。

 感性型フォロワーシップの第4条
 感性型フォロワーは、リーダーをリーダーらしく育てる・成長させるという意識がある。年齢的序列も大切であるが、『老いては子に従え』の言葉の通り、古参社員は今の時代を生きる若者に学ぶ姿勢が大切。その関係性がよりよい職場環境をつくる。

 感性型フォロワーシップの第5条
 感性型フォロワーは、リーダーの短所を補うのであって、責めたり非難してはならない。リーダーも短所を半分持っている不完全な人間であるという理解が必要。リーダーに恥をかかせない。理性の時代はリーダーに完全性が求められたが、感性の時代は、お互いに不完全であることを理解した関係性が求められる。(決して相手を責めない・責められない)

 感性型フォロワーシップの第6条
 感性型フォロワーは、理屈を超えてリーダーに従うことができる。理屈を超えてリーダーを守ることができる。数ある会社からこの会社・社長を選択(決断)した事実。しかし、どんな選択肢にも問題のない現実はない。必ず問題は起こる。だから起こる問題を片っ端から乗り越えていく以外に幸せな人生はない。

 感性型フォロワーシップの第7条
 感性型フォロワーは、現場で自分を鍛える。現場の体験を通して自分を成長させる。仕事の現場こそ、自分をほんものの人間になるための道場であると知る。仕事は金のためではないんだ。⇒まあまあそこそこぼんやりと毎日を生きてはいないか、毎日の仕事をやってはいないか!!!
 
 仕事の本質的な意味は、仕事を通してほんものの人間になるということ。ほんものの人間とは、人様の役に立つ仕事ができる能力と人間性をもった人間のことである。これからは『人材』ではなく『人物』の時代。能力だけでなく人間性を併せ持つ自分物になる。自分を『人物』足らしめる努力を怠ってはならない。
仕事を通して人間社会の実態に触れる。いのちの痛みを伴うような体験が自分を成長させる。醜さ・怖さ・恐ろしさを仕事の中で体験することによって自分を成長させる。

 感性型フォロワーシップの第8条
 感性型フォロワーは、人の役に立つ人間になる、必要とされる人間になる努力を怠らない。現実社会は人から評価されることによって成り立っていいる。人から評価されてなんぼの世界。

 感性型フォロワーシップの第9条
 感性型フォロワーは、組織全体を把握することができ、その中で自分が置かれている地位や役割を自覚している。他者に置き換えの効かない自分だけの存在を確立していくことができる。

 感性型フォロワーシップの第10条
 感性型フォロワーは、今やっている自分の仕事の意味や価値を感じ、それを確認できる。それを感じることができるように、リーダーはマネジメントとしてフォロワーに関わる。フォロワーがフォロワーとして仕事ができるように、その仕事の意味や価値をリーダーは語り続ける。

『リーダーシップとフォロワーシップは一対となって実を為す。』


ということでした。

ではまた。

おさむ




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