引戸もリスクがあります。

出入りにおいて『片引き戸』はドアよりも使い勝手がよく、バイリアフリー工事などでも重宝して採用しています。

が、

いいことばかりではありません。ドアよりも気密性が劣る、可動部分が多いため部材の劣化が起こる、スイッチ等の設置に工夫がいる、寒暖の差等によって建具が反る等々。

今回は新築して17年目のお客様より、『浴室から水が漏れてくる！』というご相談でした。

さっそく訪問。排水が詰まっているのかと思い掃除。



しかしここには問題なさそう。ならば再現してみましょう、ということでシャワーを掛けると、『ジュワーーー』っと洗面所側に溢れてきました。よくよく見ると、原因がわかりました。ここです。



気密性を保つためのパッキンが、摩耗によって切れてしまっていました。これではひとたまりもありませんね。メーカーにて修理対応することになりました。それまでの間は風呂ふたを引戸に立てかけてご利用いただくよう説明してお客様もにっこり。

『なにかあったらきたざわを呼べ』

ということで。

ではまた。

おさむ

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