おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

草刈りの現場で

2012年09月04日 11時03分07秒 | 世間ばなし
15年来おつきあいをさせていただいているOB施主様が所有される借家。築40年!!かなり働いているのですが、もちょっとがんばってもらおうと、内部のリフォーム工事をご依頼いただきました。

その後、内部は確かにきれいになったのですが、外回りは草がぼうぼう(笑)。せっかくリフォームしたのに、そんな雰囲気がない。ちょこっと汗かいてみよか!!と担当の石原さんに持ちかけたところ快諾。サービス工事のはじまりはじまり(笑・笑)。



朝早くからエンジン掛けましたので、ご近所からクレームが来ないようにそろりそろり。すると、お隣のひとりぐらしのおばあちゃんが出てきた。汗をかいているぼくを見ながらニコニコ・にこにこ。エンジン掛かっているから言葉はわからない。

自転車に乗って出かけたおばあちゃん。すぐに帰ってくるとコンビニ袋をぼくに渡す。なんと、ふたり分のお茶を買ってきてくれたのだ。



『そいじゃぁ、おばあちゃんの家の分も。。。』と言うと、『うちはいい』と手を振る。おばあちゃんの、暑い中働く者への心尽くしなんだ。ただそれだけなんだ。

想えば、うちのおばあちゃんもそうだった。家の前の道路を工事しているとき、トイレの汲み取りやさんが来たとき、何かにつけて『心尽くし』をしていた。なんの見返りを期待するわけではない。ただただ、気持ちの現れなんだ。

『うちはいい』とはいっても、やっぱりおばあちゃんの家も草がぼうぼうだった。『うちはいい』とは言われてもひと汗かくのが人情というものだ。自分の気持ちのままに、少しばかりおばあちゃんの家の周りの草を刈っていると、おばあちゃん、ぼくに手を合わせていたよ。

ひとのこころって、美しいなぁ。

ではまた。

おさむ