おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

情報って・・・・。

2006年10月14日 21時05分53秒 | Weblog
『情報』 というのは、扱いが本当に難しいです。

家づくりという仕事を通して実感していることです。

昔は 『出入りの大工さん』 がちゃんと決まっていて、まさしく 『ホームドクター』 としての役割を果たしていました。

いい仕事をする職人であることは当然ですが、時には少々出来が悪かったり高かったりしても 『まあ、いつも一所懸命やってくれているから』 というあうんの意思疎通があったのです。

職人側も 『今回はこんなサービスをしてあげよう』 とか、『いつもお世話になっているから、新米を届けてやろう』 等など、心の通った仕事をすることが出来ました。

でも、『情報社会』 がその関係を破壊しました。

情報社会の裏側にあるもの、それは 『疑い』 だと思います。

相手を信じることが出来ない。もっといいものがあるはず。もっと違うものがあるはず。

あっちの会社で言っている事とこっちの会社で言っている事が違う。インターネットで匿名同士の情報交換のほうが正しいと信じてしまう。

結局、家づくりをされる、多くのお客様が疲れ果ててしまっています。

私も疲れ果てさせてしまっている、その対象の人間の一人であることも事実なのですが。

いずれにしましても、何度もこのブログで書いていることですが、工務店選びの最重要ポイントは、どんな工法どんな構造、どんな素材や価格、どんな大きな看板であるかどうかよりも 『近くにある』 ことを最優先すべきだと思います。

『近くにある』 は、物理的距離と心理的距離があります。

そして、近くで常に勉強している工務店の社長に会って、ピンときたら 『懸けること』 です。決断することです。決める、だけでなく『他を断ち切る』 ことです。断ち切れないと、ちょっとした不安でも迷いと疑いのアリ地獄に入ってしまう。

どんなに情報を集めても、どんなに勉強しても、どんなに現場をめぐってみても、決め手は見つからないと思います。迷うばかりだと思います。疲れ果ててしまうと思います。最後は清水の舞台から飛び降りるのごとく、です。

工務店選定のキーワード。それは 『近くにある』 ことだと、心底思うのです。

ではまた。

おさむ
コメント
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