アップグレード

うちの近所にKさんという先輩がいる。
Dos/Vを自作するのが好きで、よくハードオフとかのジャンクコーナーに入り浸っているようだ。この人のすごいところは未だ新品のパソコンを使ったことがないということだろう。パーツの一部には新品も使うようだが彼のメインマシンはジャンクコーナーのケースプラス中古マザー、光学ドライブといった構成のパソコンである。

そんな彼のうちに先日遊びに行ったら、もの置き場の扉が開いていた。そこにはハードオフのジャンクコーナーが出張所を作ったごとき観を呈していた。パソコンをことごとく買い込んだのでしょう。20台程度のケース、山と積まれているドライブの類、何気に投げられている電源など。一般に技術は進歩するものでそこに懐古趣味的な需要も喚起されていくが（クラシックカー、機械式時計など）彼はそのどちらにも属さない隙間を埋めるニッチな市場の供給を満たす経済的に研究に値する消費者の一人といえよう。

これからの彼のアップグレード活動には注目だ。