朝から夏目三久が
「これ絶対おいしい奴ですよね!」
とカツ丼に言っていたので嫌いになる。
一体「絶対おいしい奴」と言う言葉は誰から使い出したのか。
僕の記憶だと5年くらい前からTV番組の男性アイドルなどから頻繁に聞かれるようになったと思うのだけど、それは彼女が言ったら即別れる、マル君が言ったらディスク・ユニオンさんへ3年間武者修行、というほどに嫌いな言葉です。
何故なら、その「絶対」という自信はどこから来たのでしょうか。
親から軽々しく「絶対」などと言ってはいけないと育てられた身としては(けど使う)、夏目三久も軽々しく発した言葉ではないと考えるのですが、しかしカツ丼は夏目三久が作ったものでもないし、そのシェフのこだわりを彼女は一から十まで熟知しているわけでもないでしょう。
やはり「絶対」を軽々しく使っているとしか思えない。
カツ丼のその見た目、ただそれだけでアナウンサーという職に就く者がそれを「おいしい」と断言する。
しかしアナウンサーでなかろうが許せないのは、だいたい「絶対」という言葉を使うことによって何かまるでカツ丼がおいしいのは自分のおかげでもあるかのようなカツ丼に乗っかってる感じが異常にする、そしてそのカツ丼がうまいのは「絶対」に夏目三久のおかげでもアイドルのおかげでも全くない。
なのに「確かに初めて見る食べたこともないカツ丼ですが、私はずっとこのカツ丼がおいしいということを知っていたのですよ」と裏付けなしの太鼓判も同然それはこちらが戸惑う間になんかしてやった風の図々しさ。
その図々しさはそのあとに続く言葉にも象徴されていて、「奴」といきなり見下しているのです。
それは例えて言うなら、僕が初めて紹介するガールフレンドを見たあなたが
「絶対おいしい奴じゃん!」
とまるで喰ったことあるかの如く言うのと同じ、本来なら即刻血の海、大変失礼な言葉なのではないでしょうか。
これは現代社会を象徴してる。
謎の自信、謎の上から目線、手柄を横取りした挙句の無責任。
と書いていて異常に自分でも感じたことですが、これは私のことを言っているわけではありませんよ。
ううういきなりブーメランがやってくるなあー
それと似たような感じで例えばアイドルでも女優でも良いのですが、彼女たちを目の前に発見した時の最近の若者特に女子の反応
「超ーカワイイ!」
それは白を見て
「超ー白い!」
と言っているのと完全に同じ、本気で何もありません。
しかし当のアイドルや女優にも同じ事が言えて確かに可愛いだけで何もない子ばかりが目につく昨今。
もしかしたら彼らは見事言い当ててるのかもしれない。
最近の若者たちはそうだとわかっていて
「超ーカワイイ!」
と言っているのかもしれない。
実は昔のアイドルは今のアイドル以上に世間からとてもバカにされる存在でもありましたが、それでも何かがあった気がします。
もしかしたらただの美化された年寄りの思い出のせいかもしれないので山口百恵の引退、最後のベストテン出演時、それは彼女が21歳の時の動画を見てみる。
21歳も31歳も41歳も51歳も全員反省!
何もかにもありすぎ。
ちなみにウチのノエルちゃんとほぼ同い年である。
さらにちなみに山口百恵の多くの楽曲を宇崎竜童と阿木燿子夫妻が手がけていたが、それは17歳の彼女によるディレクションだったらしい。
Goat Girl - The Man
ロンドンのティーンエイジャー4人組Goat Girlは向こうでもティーンエイジャーと呼ばれているので恐らくまだ10代と思いますが、早熟でもなんでもなく完全に昔からのティーンエイジャーの姿。
それを今見る事のできるあなたも私もズバリラッキーです。
山口百恵は語れなくとも彼女たちのことは20年後に語れることが出来ます。
こちらの7インチは危ない限定400枚、急いでください。
そしてアルバムは来月4月発売、こちらもちろんBig Love特別特典ご用意しております!
お楽しみに。
あと皆様、アイスエイジの来日公演が近づいています!
安心できないと死んでしまうので是非宜しくお願い致します!
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