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仲真史、2016年BESTアルバム20位-11位

2016-12-27 19:17:46 | ベスト・アルバム




先日のイヴの働きからやたら身体のテンションが高くひさびさ眠れずそして2時間後に起きてしまった早朝4時。
今年一年で感じるのは、時代はさらに早く動いていてたまりません。
身近な人間の助言など全く役に立たないほどに世界の速度は素晴らしく、友を作る暇などないほどに我々はやることでいっぱいなのです。
なのに、どうでもよい過去を振り返るという矛盾。
仲真史、2016年BESTアルバム20を恐縮ながら発表。



20: Cat's Eyes ‎– Treasure House (Raf)




Cat's Eyes - "Drag" (Official Music Video)

The HorrorsのFaris Badwanとその女Rachel Zeffiraのデュオによる手掛けたサントラいれると3枚目。
ほんと彼ら周辺は思考停止しない。そういう人達って意外とその時代からは無視される。




19: Preoccupations ‎– Preoccupations (Jagujagwar)



Viet Congという名前が怒られて改名したPreoccupationsは店でかかってると尋ねられるレコードの上位でした。




18. Powell - Sport(XL)



Powell - Frankie (ft. Frankie)

告白するとHTRKほど来日公演を主催したいバンドはいないのです。
そんなことは世間とスタッフとマネーが許してくれるかどうかわかりませんが、そのHTRKのJonnine Standishがヴォーカルで参加させてる時点でこいつとは仲良くなれる気がした。しかもNo BraだったらしいDale Cornishに我々にはお馴染みLust For Youth/Croatian AmorほかPosh Isolation主宰のLoke Rahbekまで参加という。




17. Merchandise ‎– A Corpse Wired For Sound (4AD)



Merchandise - Lonesome Sound (Official Video)

超頑張った。バンドが頑張ってる時って認められないのです。20年後には名盤と言われそう。





16. The Goon Sax ‎– Up To Anything (Chapter)



The Goon Sax - Boyfriend (Official Music Video)

前から気づいてはいましたが僕はゲイの子の音楽が好きなようです。
日本でもここをやってくれるゲイの子いないのかな。
なんでもお笑いしていくこともうないのにな。




15. Exploded View ‎– Exploded View (Sacred Bones)



Exploded View - Orlando (Official Music Video)

Anikaという女性に女性はみんななるべき。




14. Jackie Lynn ‎– Jackie Lynn (Thrill Jockey)



Jackie Lynn: A Documentary

Jackie Lynnと名乗ったHaley Fohr及びCircuit Des Yeuxに女性はみんななるべき。





13: Jenny Hval ‎– Blood Bitch (Sacred Bornes)




Jenny Hval - Female Vampire

Jenny Hvalという女性にみんな...(以下同文)





12: Negative Gemini ‎– Body Work (100% Electronica)



Negative Gemini - You Never Knew | Sofar New York

なにもしなかったらもっとモテるであろう可愛い子がこういう音楽をやってしまう順に先進国だと思います。




11: Marching Church ‎– Telling It Like It Is (Sacred Bones)



Marching Church - Heart of Life (Official Music Video)

もっと上位でもいいんだけどさ。
エリアスはずっと毎日考えてるサボらない。
自分がどうであるべきか、どうすべきか、この物この時この瞬間。
ずっと歳上の僕でさえエリアスよりもっと考えて修正しなきゃと毎日思ってる。




残りの上位ベスト10はたぶん今年中に書きます。

ちなみにBIG LOVEは30日までの営業、2017年は4日からの営業です。
お待ちしております!




















2014年ベスト・アルバム その2 (5位から1位)

2014-12-31 09:42:01 | ベスト・アルバム





12月31日午前7時5分。
昨日出来なかった神棚の掃除と観葉植物の水やりをしに朝から今年最後の日も出社。
なので同じく昨日書けなかったブログの続き、5位から1位まで更新します。
オレは今から築地に買い出しに行かなければならない。
パパパパーと行こう!






No.5: Lower “Seek Warmer Climes” (Escho/Matador/Big Love)





まさに2014年若者が一番聴くべきレコードがこれだった。アイスエイジと同じくいやそれ以上に僕のような年寄りには即反応できない音楽。それはとんでもなく今の音。L.A.でみた彼らは初期ファクトリーに存在したハッピー・マンデーズのようだった。
Lower - "Soft Option"






No.4: Merely “Nirvana” (Sincerely Yours)





スウェーデンのアウトローThe Tough AllianceのCEOのレーベルSincerely Yoursからひさびさの新人。彼女のセンスはハンパない。2014年一番。そしてこのジャケットは2014年ベスト・ジャケット。プロデュースはTeam RockitなのでSincerely Yours直系のシンセ不良ロマンスなのですがメロディが新しい。エンヤの娘がコペンハーゲン・チームと恋したような音。そのコペンハーゲン・チームは実はThe Tough Allianceを尊敬しているようで、彼らの作品群をリリースしたりしてたりした僕としてはほっとしたけど、そしてやはりThe Tough Allianceの反逆精神はそのままに2014年も存在した。BIG LOVEから7インチ付き日本盤が2015年に出ますよ。
merely - "hypermemory"






No.3: Iceage “Plowing Into The Field Of Love” (Escho)





僕の素晴らしい解説が封入されたアイスエイジの日本盤のCDはご購入頂けましたでしょうか。しかしLowerと同じく僕のような年寄りよりも今作をダイレクトに感じたのは若者なはず。彼らはいつももっとも先端にいてしかもその動機は決して不純なものではなくまた確信を持ったという自分勝手なものでもありません。そしてまたなにも間違えず発表されたこのサード・アルバムは過去のどのバンドも出せなかったサード・アルバムだと思います。
Iceage - "Forever"






No.2: Total Control “Typical System” (Iron Lung)





オーストラリアのキーパーソンMikey Youngはこれ以外にレジェンド化してるEddy Current Suppression Ring、DFAやMexican SummerからリリースするLace Curtain、さらにRat Columnsなどのメンバーとなっているバンド以外にもプロデュースやミキシングにマスタリングなど果てしなく手掛けているのだけど、やはりそしてこれがメイン・バンドになった本気の名盤。2008年頃からのUSインディやガレージと同時進行で生まれていたであろうオージー・アンダーグラウンドからの発展はその結果、例のコペンハーゲンともリンクしたという全く正しいロック史の一端。
Total Control - "Flesh War"






No.1: Hank Wood And The Hammerheads “Stay Home!!” (Toxic State/La Vida Es Un Mus)





現在のニューヨーク・ハードコア・シーンを牽引するバンドによるセカンド・アルバム。アイスエイジの登場時と同じ時代を変わる変える瞬間がここにある。ガレージ云々ハードコア云々ではなく、ではなく、でありながら時代を切り開く、こんなことロック史に起こるのか。3年後までの楽しみが出来たので、明日も新譜を買うしかありません。
Hank Wood And The Hammerheads - 538 Johnson 2014





今年も1年ありがとうございました。
こんな時代の日本でレコード屋が生きれるのは奇跡です。
こんなわがままな店でレコードを買ってくださる皆様のおかげです。
本当に感謝致します。
みなさまどうぞ良い年をお迎えください。




BIG LOVE
仲真史








2014年ベスト・アルバム その1(15位から5位)

2014-12-30 11:20:17 | ベスト・アルバム




毎年昔のラジオやいまのBIG LOVE TVなどでベスト・アルバムの紹介をやっていたのですが、今年は20日に限定100部で発売したZineにて紹介させていただきました。
そちらもおかげさまで完売となったので、本日はこちらでその「仲真史の2014年ベストアルバム」を紹介。
Zineのだいたい9割はネットでは書けないことが書いてあるので、そこからの超抜粋を超編集です。
Zineでは30位まででしたが、こちらでは15位までです。
では15位から。






No.15: Fucked Up “Glass Boys” (Matador)





Big Loveからも今年Yacht Club名義の12インチをリリースしたBen Cookもメンバーのファックド・アップ。日本の人気のなさはハンパないのにも関わらず何度も来日させているホステスさんには頭が下がりますが、今作は今年一番予想を超えて良かったレコード。デス声とアノラックのようなバックのバランスがここにきて完璧となった感動作。これまででももっともポップな作品ともいえるでしょう。レコードの限定盤にはボーナス・レコードがついていてスロー・ヴァージョン(ドラムがハーフタイム)が全曲収録。このアイデアも良かった。
Fucked Up - "Sun Glass"




No.14: Lowell We Loved Her Dearly” (Arts & Crafts)





こちらも日本ではホステスさんということで2015年にぜひ来日させてもらいたい彼女。僕はArts & Craftsがいまいち好きじゃないのですが(レコードのジャケットの質感とかなんか微妙なんだよな。大事なのはそういうとこなのに)やっぱり彼女くらいのメンヘラ度がないとポップ・ミュージックってつまらない。くるくる変るすぐ親友刺しそうな目が最高。だけど刺さないみたいなそのギリギリが大事なのわかってる感じ。一線越えたらアートでも人間でも突然つまらなくなります。そんな"The Bells”のミュージック・ヴィデオは2014年のベスト。
Lowell - "The Bells"




No.13: Cult Of Youth “Final Days” (Sacred Bones)





なんだかZineよりも書いてしまってる。このままいくとまたいらないことを書きそうなのでパパパパといきたいと思います。たぶん2月とかに発売されてたらもっと下位だったかもしれないけど、僕はこの唸りが好き。傑作だった前作からまったく衰え知らず。いまロックを聴くならコレと僕ならオススメします。
Cult of Youth - Empty Faction




No.12: Rat Columns “Leaf” (R.I.P Society)





Mexican SummerとDFAから出してるTotal ControlのMikey YoungとのプロジェクトLace CurtainのヴォーカルでもあるDavid Westのメイン・バンド。Violent ChangeのMatt BleyleやMikey Youngもほぼメンバーなのかな?Big Loveでベストセラーとなっている2012年のファーストからまったく成長なしのこの未熟なポップ・ミュージックを一体どうして僕らは愛せるのか。Sarahや90年代中頃までの欧米~ニュージーランド・インディ・ギター・バンドのド直系なのに、たとえばあの時僕がリアルタイムで聴いてバカ買いしていた初期Slimberlandにいたようなギターバンドより全く愛せる全然良い。そこに僕らが生きているこの世の中の進化を感じます。
Rat Columns - "Another Day"




No.11: Lightning Glove “Radical Zoo (Nothing)” (Ono Tesla)





うーむ、10位からにすればよかったとすでに後悔。11位まで書いて次は5位から1位までにしようかな。意味がわからないですな...よしここから上位にいくにしたがって完全に適当になっていこう。GNODのMichael Hollandのレーベルよりチェコ共和国のバンド。第三国の勘違いかP.I.L.のメタル・ボックスにクリスチャン・デスが参加して台無しにしたモノよりカッコイイ、ネオ・サイバー・パンク。
LIGHTNING GLOVE / BRAVE NEW WORLD




No.10: Dean Blunt “Black Metal” (Rough Trade)





さきほどの紹介部分はZineからそのまま抜きました。しかしこれに関してはちょーーーーー適当なことがながながとZineでは書かれていたのでマジ抜粋不可能。変態のストーカーが普通にやって普通に良いというとこが非常に恐ろしい非常に良いレコード。みたいなみたいな。
Dean Blunt - 50 Cent




No.9: Cherry Glazerr “Haxel Princess” (Burger)





Clementine Creevyはそのルックス含め本当にアイコンになれると思うけど、そこのところはエディ・スリマン先生がしっかりとレディースの音楽に彼女達を起用したところでみんなもわかってると思うけど、このジャケ同様本人が一番わかってらっしゃらない。曲作りのおかしなところもBurger周辺のギターバンドでは才能はずば抜けてると思うし、このジャケにする若さもわからなくもないけど、今後L.A.を代表する女性を意識してそこんとこ覚悟して生きていってほしい。あといま死ぬとつまらないからドラッグをやりすぎないでほしい。
Cherry Glazerr - "Teenage Girl"




No.8: Lust For Youth “International” (Sacred Bones)





と、最近なんでもお父さんみたいな感覚で思考してしまう。衰えている。一日一日一歩一歩着実につまらないおとなへの道を私は進んでいるのだ。そろそろそちらのアクセル踏んで昔の音楽か重鎮のミュージシャンしか絶賛しないような立派な大人となって小さな幸せを掴みたい。そして今後は他人が紹介していたラーメン屋とホルモン屋とパンケーキ屋と温泉に行ったよというブログを書いていきたい。なのにこういう奴らを知ってしまって僕は幸せということを言いたいのです。思考&その修正の末の行動と言い訳と建前とこじつけでアートもカルチャーもロックの名盤も生まれるとすれば、あとこじつけがもう5倍くらいあればこのアルバムは大名盤だったはず。しかしその不器用なところが彼らとその周辺がリアルだという証拠でありそしてそれは儚く美しい。そう大名盤ではいけないのだ。だからこそこのレコードを持っている僕と君には未来がある。
Lust For Youth "Running"




No.7: Alvvays“Alvvays”(Polyvinyl)





となんとなく思ったけど明日はそうは思わないことだけで満たされているのが僕のZineなのですが、そして今年一番聴いたレコードのコレ。2014年はギター・バンドが充実してたかも。とにかくヴォーカルがウマイ、キレイ、エロイ。この同級生のお姉ちゃんみたいなエロさがタマらん。しかし日本の女性アーティストとかというのはだいたい32過ぎてからやたら脱ごうとするのはなぜでしょうか。それが危機感だとしたらそれはアートとはほど遠い表現です...いやアートとかどうでもよいの、キミたちピチピチの時に脱いで!それだけ。僕と君からの願いです。
Alvvays - "Adult Diversion"




No.6: Copeland “Because I’m Worth It.” (Self-released)





ピチピチという表現はいまは使わないそうです。じゃ、なんていうんだプリプリか?ツルツルか?そして近頃はこういうくだりは面白くも何ともなく女性にも男性にも普通に嫌われるらしいですよ。ただのレコード屋の中年をそんなことで嫌わないで欲しいなあ、とだいぶZine寄りな文体になっているので修正修正。もう時代にジャストすぎてジャストでないくらいジャストな女性。別に僕は早いとか求めてなくて今この瞬間のジャストを求めているのです。だから結局だいぶ遅いのだけどいやいや実際のところ早いのは早いので簡単なんですよそっちの方が逆に。早くてもダメ遅くてもダメ、ジャストが面倒で面白い。という2014年はCopelandを聴いて良い年でした。
copeland - "Smitten"





ということで、この辺で力尽きたので5位以下は今日か明日元気だったら書いてアップします。

BIG LOVEは本日30日10PMまで営業、来年は6日火曜日からです。
年末はちょっと寂しい気分になるじゃない?(オレが)
みなさんお待ちしてます。
サイトにてご注文いただいた商品は6日発送(本州最短7日着)となります。
よろしくお願いします。