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ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

この時期に落合監督退任発表? これこそ最大のファンサービス欠如では?(3)

2011-09-23 | 野球
私は来年も落合監督に中日の監督をしてもらいたいから、こんな事を言っているのではない。
むしろ私個人としては、来年は違う監督でという思いがあった。

気に入らないのは、今回の中日球団の対応の仕方。
そして、落合監督への評価を捻じ曲げようとする可能性があること。

決して、落合監督を ”勝利至上主義でファンサービスが駄目な監督”という
評価をして欲しくない。 監督は勝利至上主義で充分。 ファンサービスは球団が
もっと努力することと言う事を言いたい。

むしろ、これだけ中日ドラゴンズに貢献した監督を、失礼な対応をしないでもらいたい。 ドラゴンズファンとして恥ずかしい。

今回の報道中で、今後は中日ドラゴンズOBをもっと登用していきたい旨が
報道されていた。

ファンはドラゴンズのコーチ陣を中日ドラゴンズOBで固める事を願っていると
思っているのだろうか?
もちろん 中日OBの中でドラゴンズのコーチになってほしいと思うOBは私も
いるが、それは中日OBで固めるとは別物。
むしろ中日OB達の就職先が最近落合政権の中で、極めて難しくなってきた
と言う状況が 中日OB達に 反落合を形成させたのだろう。

この点にも一言。
中日ドラゴンズは中日OB達の私物ではありません。
そういうOB達はもっと世の中に目を開くべきである。
なぜ、コーチのお呼びがかからないか?
それは簡単。 あなたがコーチとして妥当だと評価されていないからです。
もし、コーチとして本当に有能であると評価されているのなら
中日以外のチームからお呼びが掛かるでしょう?

中日OBの皆さん、中日のコーチと言う仕事は、天下り先ではありませんよ。
ファンとしては、中日の選手を伸ばしてくれるコーチを望んでいるのであって
それが中日出身かどうかは殆ど関係ありません。

これは常々、テレビやラジオの解説を聞いていて感じている事ですが、
中日OBだからラジオやテレビの解説者をやれている人達の中には
明らかに努力不足、勉強不足のOBも目に付く。
名古屋だから、中日だから、この人達はこんな感じでも解説をやれているんだなぁ
とつくづく感じます。
こんな解説しか聞けない我々東海地方のファンこそ、迷惑です。
レベルの低い解説に慣れされてしまうからです。

私の場合で言えば、藤波、小松、彦野、鹿島と田尾の時の解説のときは
音声を消してます(笑)
ただテレビはそれが出来ますが、ラジオばかりはこれができないので困ったものです
(笑)

落合監督の功績の一つは、この中日に宿る天下り意識を一時的ではありますが
一掃し、それが強いドラゴンズを作る一因だと言う事を、逆風ではあるが
勇気を持って執行した事です。

この落合監督と言う人は、ファンの私に実に色々と考える事を提供してくれました。
そして最近思うことは、落合監督という人はプロフェッショナル中のプロフェッショナルだなぁと感心させられる事。

去年は優勝するとは夢にも思ってなかったし、今年も春から夏に掛けての戦いを
見る限り、とても今首位戦線を争うどころか、Aクラスも危ないかなと。
私の疑問は、なぜ 落合監督はこのように結果を出せるのか?

私なりに考えた結果は、
  1.戦いは勝たなければならない。それにはどうしたら良いかと言う点を
    徹底的に勉強しているに違いない。
  2.野球を見てはとことん考え、自分で納得いくまで考える。
  3.多分、野球以外でも相当この点について研究している
    推測するに色々な書物を通じて。 そして間違いなく”孫氏の兵法”を
    勉強したであろう
  4.リーダーの在り方として、目先の事や一時の感情に流される事を戒めている。

  5.とことんプラス思考で考え振舞う事を訓練している。

こんな事を落合監督を通じて、私は再認識させられた。
他の監督は一喜一憂したり、試合に負けると、あそこでヒットが出なかったから
今日は負けたとコメントをよくする。
しかし、落合監督はそんなコメントは一切出さない。
そんなコメントを出すのは、今日負けたのはあそこでヒットを打たなかったからだ
と選手の責任にしているようなもの。

野球選手、10回のうち3回ヒットを打てば3割打者で優秀。10回のうち2回ヒットを打てば2割打者でレギュラーは取れない。
優秀な3割打者でも、10回の内7回は凡打である。7割は凡打と言う事。
凡打7割の優秀な打者に、(70%失敗の可能性ある人に)
あそこで打てと10割を求める世の監督は果たして合理的と言えるだろうか?
自分が現役時代10割打てたの?

ファンとしてはチャンスのあそこで打ったらと言うのは許される。
それは勝敗の責任を負っていないから、自由(笑)
野球の勝敗の責任を負う監督が、ファンと同じようなコメントをしていて大丈夫?


試合後、それも負けた試合後の落合監督が出すコメントは、強がりとも思えるコメントばかり。 人はこれを落合監督の強がりとか負けず嫌いとか、素直でないというが、
私は最近になって思う。
これこそリーダーとしてのあり方を彼は実践しているのだと。
リーダーはあくまでも自分の言葉に責任を持ち、またチームの選手に”弱気”を
起こさせないために、敢えてプラス思考から発する言葉を口から出している。

これは中々出来る事ではない。
それは他のチームの監督のコメントや 自分の言動を見ていても解る。(笑)


今日のヤクルト直接対決第2戦。
まさか浅尾があんなに乱れるとは。 まして連続四球で押し出し。
可愛い顔の浅尾のマウンド上での表情が可哀相なくらい。
今年、こんなチーム状態の中日を何度も何度も救ってきたあの浅尾が。
さすがに疲れてきたか?
と、思ったらこの同点にされた8回の裏の攻撃で私は感動すらした。

いままで打線の調子が出なかったドラゴンズ打線が、2アウトから
荒木・井端で勝ち越し点。その後も森野・ブランコ・谷繁四球の後・堂上兄の
連続タイムリー。
荒木のあのホーム突入滑り込みの芸術的なスライディング。
このスライディングは鳥肌物。

今まで何度もチームを救ってくれた若き浅尾へ、ドラゴンズのベテラン達が
恩返しの勝ち越し点。 森野もブランコも谷繁も。

荒木・井端も落合監督の就任後に一流2遊間に。
森野も落合監督の下でレギュラーに。
この3人がこんなプレーで今日の勝利をもぎ取るとは。
彼ら3人、決して今シーズンは好調ではないのだが。

落合監督就任直後、まだレギュラー確定とはいえないようなこの荒木・井端を
さして、これは日本一の2遊間だと言ったとき、私はファンとして 落合も
戦力を補強しなくて優勝すると公言した手前、またまた大風呂敷を広げるものだなぁ
と思った記憶がある。

荒木・井端を育てたのは間違いなく落合監督。

落合監督の昨日のコメントでは、”この世界は契約社会だからこんなもの”と
答え、最後までとことん戦い抜きます。
ふてくされず自分の職務を全うしようとする監督。 これぞプロフェッショナル。

そしてこの2日間の試合を見て感じる事は、選手達もプロフェッショナル。
あくまでも優勝目指してとことん戦うのみと言い、今日の素晴らしい試合。

中日球団だけは対応がプロフェッショナルとは言い難いが、
ここはファンの私も”プロフェッショナルなファン”として
あくまでも中日優勝だけを願い応援しよう~~~~~~と。 (笑)


監督、選手、ファン の3者がそうであれば優勝できるのでは?

今日のナゴヤドームの観客の皆さんの歓声もテレビ・ラジオから非常に
素晴らしかった~~~。 ドームの観客の皆さんも感動したんだろうね。


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1 Comments

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Unknown (knoll)
2011-09-24 14:00:10
落合監督退任は、残念の一言です。
 勝利を第1に考えた落合監督の選手起用は、みていてこれぞプロ野球というものでした。

 …しかし、どうしても納得できないのが、新監督の人選。
 かつて成績不振から途中休養を命じた監督に、再度監督を要請した球団がかつてあったでしょうか?(少なくとも私の記憶では、そんな球団は記憶がありません。ということで、こんな球団のファンも休養。来年は応援に行く気になれません。)

 岩瀬・谷繁…落合監督のもとで活躍できた選手も、とまどいを感じていることでしょう。
 かつて休養を命じられた監督のもとでは、成績が悪ければ選手のせいとなり、減俸。95年の例では種田仁・与田剛がそうでしたが、第2の種田・与田となる選手が今度もでるはず。
 選手は、生活を守るため、もっと声をあげて欲しいです。

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