本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Pioneer SK-900(その3)

2011年05月08日 12時56分31秒 | ラジカセ
 3月、4月はくそ忙しくてジャンクいじりも停滞。カキコも一ヶ月ぶりになります。アクセスもめっきり減りましたねー。

 このGWは修理途中で放置していたブツを一つ一つ仕上げていきました。で、まだ完了していないんですがSK-900です。



 前回判明した不具合を応急処置し、ある程度まで組み上げました。まあ、ここまで辿りつくのに結構時間がかかったんですが。SK-900ってえヤツはカセットメカの仕組みがよくワカンナイですね。何度トライ&エラーを繰り返したことか・・・

 で、裏ぶたを閉める前に動作確認。カセット・AMはOKでしたがFMが調子悪いです。モノで受信するのは問題ないんですが、ステレオ受信に切り替えると全く音が出ません orz


 当初はこのFMモードスイッチ(St・Mono切替)を疑いました。しかし、テスター当てても問題ありません。念のため分解して端子も清掃しましたが、どうやら原因はここではないようです。


 チューナー基板を取り出し観察。FM復調はサンヨーのLA3361というICが使われていました。All Datasheet jpでデータシートをゲットしたところ、4ピンが左チャンネル、5ピンが右チャンネルとのこと。クリスタルイヤホンで確認すると、モノではきちんと音が聞こえますが、ステレオにすると全く音が出ていません。

 このICの中でステレオとモノの切り替えをどうやっているのかわかりません。しかし、9ピン(ランプトリガー)にモノ受信時・ステレオ受信時それぞれの電圧が記載されていたのでテスターで測ったところ、モノだと3.216V(指定値は0.7V以上2.1V未満)、ステレオだと1.5V(指定値は0.7V以下またはオープン)出ていました。データシートの読み方が合っているならば、この値は異常と言わざるを得ないです。

 今後、このICの周辺から地道に確認していきます。最悪、ICの故障も考えられますね。もうしばらく時間がかかりそうです。