オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

湧別川水系武利川支流、夏のオショロコマ

2024-08-26 08:59:52 | 渓流魚、蝶、自然
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湧別川水系武利川支流、夏のオショロコマ




202X-7-31 (金) 晴れ  30℃ 暑い


湧別川水系武利川には支流が多いが、未だ未調査であった支流の一つに初めてオショロコマ調査に出かけた。



昨夜あらかじめ地図で川の様子をチェックしオショロコマがいそうな釣り場所を検討してある。 



この日、林道ではミヤマカラスの吸水集団を3カ所発見したが、そのうち一つはわからずすぐ横を突っ切り、舞いたつミヤマカラスアゲハのチョウ吹雪になった。 



人に会うとは思っていなかったが、思いがけずレンタカーを1か月借りて道内各地を採集してきたという20歳台のチョウ愛好家に会い少し歓談。 


今年はオオイチモンジは少なかった。今日はミヤマカラスでも採ろうかと思う。オショロコマには関心ないとのこと。 



オショロコマのポイントは、なんとなく発見できた。川へ降りる鹿たちの踏みつけ道あり。それを辿るとほどなく川に出ることが出来た。




思っていたより小規模な浅いダラダラ川で地図で期待していた光景とは異なり少しがっかり。大増水の時にはかなりの暴れ川になることを思わせる。あちこちで川岸の樹の根が洗われている。苔むす岩はない。川岸は乾燥気味で落下昆虫などの餌はあまり豊富とは思われない。




そこから50m ほど遡行すると過酷な環境にも生息している小型のオショロコマの1群がいた。



































狭い水域だが幼魚から成魚までいて とても元気がよく動きが俊敏だ。 

















呑ませないように早合わせに轍したせいか、猛烈に暴れて撮影直前に針はずれ、釣り落としで逃げられる個体続出し、まいるなあ。

















環境が薄暗いせいか暗色調の体色が多く赤点紋理は細かい。ヒレや腹部は黄色い個体が多い。餌はあまり豊富では無いと見えてブンブンに太った個体はなく、標準的な魚体のオショロコマが多い。最初のポイントでは幼魚、若魚、成魚を合計15匹ほど撮影、リリースした。
































ほぼ同数を釣り落としたが、呑まれることを防ぐため早合わせに徹したので仕方ない。





























































昼食後、さらに上流へ遡行してみたが、小規模なポイントが一箇所あり、そこでオショロコマを少し追加して撮影、終了とし武装解除した。
















ミヤマカラスアゲハを撮影しながら林道を車で下って行くと午前中チョウ愛好家の若者に会った付近の橋の下が、かなり大きなたまりになっており30cm ほどのニジマスが一番良い場所に定位してゆらゆらやっているのを発見した。




おお、これを釣ってみようと釣り竿を取りに車へもどり、再度見るとニジマスは消えておりオショロコマが1匹かかってきた。




それをリリースしているとき突然大きな水音。びっくりして溜まりを見ると先ほどのニジマスが瀬尻の水面から、1mほどの高さまで飛び上がっていた。なんと、格好いいことか。空中の羽虫を捕らえる瞬間を、まるでスローモーション映像みたいに見る事が出来たが、度肝を抜かれた瞬間であった。その後は振り込んでもまったく無視され、仕方なくここで今日の釣りを終了した。



この支流では、その少し上流の砂防ダムのため、それ以上のニジマス遡上は防がれているものの武利川水系もかなりニジマス汚染が進んでいるようだ。 



午後4時すぎに帰路につく。午後6時 家にもどった。


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