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20XX年7月10日 曇
北海道東部、北部のヤマベ釣り解禁日は7月1日。
道東、道北のヤマベ釣り解禁日(7月1日)を指折り数えて待っているヤマベ釣り師は多い。
この日はヤマベの棲む渓流にはどこもおびただしい数の釣り人が入る。
生田原川のような養殖物ヤマベを放流する人気釣り場はまるでお祭りみたいににぎわう。
毎週養殖ヤマベを放流する養老牛温泉は足腰の衰えた老人のヤマベ釣り師に人気が高い。
ヤマベの1-2年魚の天ぷら揚げたては天下一の絶品だ。この日、各渓流ではその地域に生息するヤマベの7-8割が釣り上げられる。ヤマベ釣り狂想曲は、その後7月中旬まで続いてパッタリ終わるのが一般的だ。
最近は解禁日前の密流者が横行して問題になっているが、広大な北海道では監視する人もおらずどうにもならない。
私は釣りも含めて他人との勝負事には、まず勝ったためしがなく、私の他に釣り人が入るような川は本能的に避けている。
そんなわけで、この渓流も解禁日は避けた。あまり釣り人が入らない我が家から比較的近い網走川水系のとある源流域にエゾイワナ(体色が暗色超で白点が瞳孔より小さい山奥の小型アメマスを指す)とヤマベを見にいった。ここにはオショロコマは生息しない。
気持ちのよいこの源流域は種々の理由で、まず一般の釣り人は入ってこない。
それでも数人の猛者釣り師の入った痕跡があった。
魚の密度はあまり濃くないが、飽きない程度にぽつぽつと釣れた。
渓流はうっそうとした針葉樹の森を比較的直線的にだらだらと流れ、いわゆるたまりがない。
ちょっとした岩や石のかげから電光石火のごとくヤマベが飛び出してくる。
この日は、シンコヤマベ多数、ヤマベ2-3年魚14匹、エゾイワナ8匹が釣れた。
川をあがって車で林道を下って国道近くに出ると帯広ナンバーの車が3台、川にはヤマベ釣り師が7-8人、きっと彼らはほとんど釣れないと思う。
帰りには国道添いの網走川水系各支流にも釣り師の影が絶え間なく見えた。
かってはヤマベ解禁日に少なくとも数百匹を釣り、最高でヤマベ25Kg (多すぎて数えるのはやめた)を釣ったこともあるが、10年ほど前から川の魚が激減しはじめたのを契機に数を釣るのを止めた。
最近は激減しつつある在来の渓流魚を殺すことにものすごい抵抗感がある。せいぜい写真撮影をして丁寧にリリースするパターンが多くなった。
本岐から林道に入り久しぶりにチミケップ湖へ寄ってみた。いつのまにか道はかなり舗装されていた。
湖畔のチミケップホテルでチミケップブレンドの渋いコーヒーを飲みながらそこの本棚にあったイワナのあくびというおもしろい本を読んだ。
カワマスとイワナの雑交の部分をコピーしてもらった。
急にその気になってきて明日は道東にカワマス(ブルックトラウト)調査に行こうと決心した。
帰りにポンタッコブ川のたまりで釣ってみたが魚信なし。この渓流は沢山の砂防ダムが出来て以来、無尽蔵にいたアメマスはいつのまにか消えてしまった。ここのアメマスは海からの遡上アメマスに全面的に頼っていた個体群とおもわれた。
網走川水系の明るい色調のヤマベたちです。
網走川水系源流域の、どちらかと言えばエゾイワナ風の個体群です。この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
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20XX年7月10日 曇
北海道東部、北部のヤマベ釣り解禁日は7月1日。
道東、道北のヤマベ釣り解禁日(7月1日)を指折り数えて待っているヤマベ釣り師は多い。
この日はヤマベの棲む渓流にはどこもおびただしい数の釣り人が入る。
生田原川のような養殖物ヤマベを放流する人気釣り場はまるでお祭りみたいににぎわう。
毎週養殖ヤマベを放流する養老牛温泉は足腰の衰えた老人のヤマベ釣り師に人気が高い。
ヤマベの1-2年魚の天ぷら揚げたては天下一の絶品だ。この日、各渓流ではその地域に生息するヤマベの7-8割が釣り上げられる。ヤマベ釣り狂想曲は、その後7月中旬まで続いてパッタリ終わるのが一般的だ。
最近は解禁日前の密流者が横行して問題になっているが、広大な北海道では監視する人もおらずどうにもならない。
私は釣りも含めて他人との勝負事には、まず勝ったためしがなく、私の他に釣り人が入るような川は本能的に避けている。
そんなわけで、この渓流も解禁日は避けた。あまり釣り人が入らない我が家から比較的近い網走川水系のとある源流域にエゾイワナ(体色が暗色超で白点が瞳孔より小さい山奥の小型アメマスを指す)とヤマベを見にいった。ここにはオショロコマは生息しない。
気持ちのよいこの源流域は種々の理由で、まず一般の釣り人は入ってこない。
それでも数人の猛者釣り師の入った痕跡があった。
魚の密度はあまり濃くないが、飽きない程度にぽつぽつと釣れた。
渓流はうっそうとした針葉樹の森を比較的直線的にだらだらと流れ、いわゆるたまりがない。
ちょっとした岩や石のかげから電光石火のごとくヤマベが飛び出してくる。
この日は、シンコヤマベ多数、ヤマベ2-3年魚14匹、エゾイワナ8匹が釣れた。
川をあがって車で林道を下って国道近くに出ると帯広ナンバーの車が3台、川にはヤマベ釣り師が7-8人、きっと彼らはほとんど釣れないと思う。
帰りには国道添いの網走川水系各支流にも釣り師の影が絶え間なく見えた。
かってはヤマベ解禁日に少なくとも数百匹を釣り、最高でヤマベ25Kg (多すぎて数えるのはやめた)を釣ったこともあるが、10年ほど前から川の魚が激減しはじめたのを契機に数を釣るのを止めた。
最近は激減しつつある在来の渓流魚を殺すことにものすごい抵抗感がある。せいぜい写真撮影をして丁寧にリリースするパターンが多くなった。
本岐から林道に入り久しぶりにチミケップ湖へ寄ってみた。いつのまにか道はかなり舗装されていた。
湖畔のチミケップホテルでチミケップブレンドの渋いコーヒーを飲みながらそこの本棚にあったイワナのあくびというおもしろい本を読んだ。
カワマスとイワナの雑交の部分をコピーしてもらった。
急にその気になってきて明日は道東にカワマス(ブルックトラウト)調査に行こうと決心した。
帰りにポンタッコブ川のたまりで釣ってみたが魚信なし。この渓流は沢山の砂防ダムが出来て以来、無尽蔵にいたアメマスはいつのまにか消えてしまった。ここのアメマスは海からの遡上アメマスに全面的に頼っていた個体群とおもわれた。
網走川水系の明るい色調のヤマベたちです。
網走川水系源流域の、どちらかと言えばエゾイワナ風の個体群です。この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
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