花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

華やかさはあまりない水辺植物、フトイ、ミズガヤツリ、カンガレイ、他

2021-09-11 | 野草
河川敷を歩くと、名前が良く分からない植物が生い茂っています。

フトイ(太藺)
カヤツリグサ科ホタルイ属、多年草、花期:6月~10月、
茎が太く、  「太」い「藺草(いぐさ)」  ということから  この名前になった。
節から名前の様に径1-2cmの太くて丸い茎を立て、高さ80-200cmとなる。
茎の先から散房状に花序の枝をだし、小穂を数個又は1個」付ける。
ガマと共生。

ミズガヤツリ(水蚊帳吊)   別名:オオガヤツリ
カヤツリグサ科カヤツリグサ属、多年草、花期:8月~10月、
水田や湿地に生えるのでこの名がある。
茎は、3稜形で高さ50-100cm、先端に3-4個の長い苞葉を付ける。
小穂は約20個、2列で赤味の褐色になるが、まだなっていない。
普通の見慣れたカヤツリグサはこちらです。


カンガレイ(寒枯藺)
カヤツリグサ科ホソガタホタルイ属、年草、花期:7月~10月、湿地に多い。
稈は高さ50〜120cm、横断面は鋭3稜形、平滑、濃緑色。花序は側生し、
無柄の小穂が4〜20個集まって頭状をなす。 
冬に枯れた枝が残っているところからついている名です。
サンカクイと似ているが、カンガレイは側生した花序に柄がなく頭状をするが、
 サンカクイには柄を出すものがあるので区別できる。

ジュズダマ(数珠玉 )   別名:トウムギ(唐麦)
イネ科ジュズダマ属、多年草、東南アジア原産、花期:8月~9月
雌雄同株、、葉腋から穂状花序を伸ばし、雌花と雄花の小穂を付けます。
下写真左:実のように見えるものは、正しくは果実ではなく、
雌花を包んでいる鞘状の葉が分厚く硬く変形した器官で、苞葉鞘(ほうようしょう)という。
雌花は苞葉鞘の中に隠れていて、雌しべの先が2本に分かれて白いひも状に伸びた柱頭だけを
苞葉鞘の先端から外に出して、風で運ばれてきた花粉を受粉する。 
苞葉鞘の先端の麦のような穂から黄色い葯(やく)が見えますが、これが雄花となる小穂になります。  
下写真右:実は、花穂の付け根にある苞葉鞘(ほうようしょう)が受粉を終えて結実すると
雄花の部分が落ち、苞葉鞘は固い殻へと変化します。 

オオイヌタデ(大犬蓼)
タデ科タデ属、1年草、花期:月~10月、道端や荒れ地、河原に生える 。
茎葉よく分枝して高さは0.8〜2mになる。
花序は長さ3〜7cmと長くて先は垂れ下がり、淡紅色または白色の花をつける。
河原のあちこちで育っています。
まだまだありますが、名前が良く分かりませんのでこの辺でお終いです。
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