花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

金色に輝くメタル付けた鎧を着ている蛹は、ツマグロヒョウモンでした。

2020-08-15 | 昆虫

うわお~ これは何だ? 何の幼虫だ!!
茶褐色のヘビメタの鎧を付け少し暗いとキラキラと金色に輝いている突起がある。
これは、ツマグロヒョウモンの蛹でした。
あのキラキラの部分は薄い透明な膜が数層重なっている構造になっていて体液が透けて見える
からだそうですがなぜそのような構造になっているかはわかっていません。
始めて見ましたが、一か所と思っていたら、その近くにもいました。
また、以前のフクラスズメの幼虫の威嚇行動のように、
この蛹も、貧乏ゆすりの如く草をゆらしているのでわかりました。

ツマグロヒョウモンの蛹のくねくね踊り

又、近くには蛹から羽化した直後?なの成虫になりたてらしいのもいました。
蛹から羽化するまでは、1週間から1ヶ月位と蛹になった時期により違うようです。

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋 )
チョウ目タテハチョウ科ドクチョウ亜科、(前翅長)27-38mm 、4-11月、
野原や公園などに広く生息し、都市周辺ではヒョウモンチョウの中で最も見る機会が多い。 

これはオス。後翅のへりが黒くなっていることで他のヒョウモン類と見分けられる。
こちらはメス。前ばねの端の黒色がよく目立つ。体内に毒を持つマダラチョウの仲間、
カバマダラ(南方系にいる毒蝶)に擬態しているようです。


卵→幼虫→蛹→成虫 となれば全ての状態をフォローしたくなり、
卵を探して見ましたが、見つからず産卵期は9月過ぎのようですので、
幼虫(芋虫)のみです。

体長 (終齢)43mm前後 、
鮮やかな色彩で、体中に突起があり、いかにも刺して来て、毒があるかのような、
毒々しい色とトゲがありますが、実際には刺しませんし、無毒なので安心です。
食草:パンジー・ビオラ・ニオイスミレ・スミレ・ノジスミレ・フモトスミレ(スミレ科)など


昆虫は変温動物ですので、生息地の気温に合わせて発育調整して、
一般的には15℃以上で見られるようになると言われていますが、
この時期のように30℃を超えて、猛暑日では大丈夫なのか心配になります。
確か成虫の蝶は秋まで夏眠するのもいるようですね。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
MIMI69さん、こんにちは (さざんか)
2022-10-09 11:52:26
突然すみません。
今朝、うちに置いていたツマグロヒョウモンの蛹が羽化しました。
ネットで色々調べていたら、こちらのブログにたどり着きました。
あれ、gooブログだと思ったら、なんとMIMI69さんのブログではありませんか!
昆虫にお詳しいことは知っていましたが、素晴らしい記録を書かれて動画まで載せられて感動致しました。
2年前に拝見したはずなのに、覚えていませんでした。
私は幼虫も知っていましたが、写真を撮っていなくて後悔しています。
明日にでもうちで羽化した写真を載せますが、ほんの少しの記録でお恥ずかしいです。
懲りらを拝見して、色々勉強になりました。
有難うございます。
さざんかさん コメントありがとうございました。 (MIMI69)
2022-10-12 19:58:31
暫くネット環境のない場所で生活してましたので、リプライが遅れて申し訳ありませんでした。
家の周りでも一番多く見るのがツマグロヒョウモンかもしれません。
花と昆虫は共生関係にあるので、昆虫の投稿も増えてきました、名前を含めてなかなか覚えられませんが、少しでも見て頂けたなら大変嬉しいことです。
少しずつでも昆虫を載せてくれる人が増えてくれると私も心強いです。

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