花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

イネ科雑草の秋に目立つ、エノコログサ、ススキの穂波、他。

2023-10-17 | 野草(花)
イネ科植物の第二弾として至る所に生えているエノコログサやススキ等を
珍しく何ともありませんが、取り上げてみました。

エノコログサ (狗尾草)
イネ科エノコログサ属、1年草、花期:8月~11月、
先端に緑色の円柱状の花穂を付ける。関東ではネコジャラシと呼ぶ。
夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、
犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になったとされ、
漢字でも「狗(犬)の尾の草」と表記する。 


キンエノコロ   花期:8月~10月、
穂にびっしり生える毛が、黄緑色のエノコログサと異なり、 黄色でありこれに光が当たると
金色に見える。

ムラサキエノコロ    花期:8月~11月、
茎先に緑紫色、もしくは紫褐色をした円柱状の穂状花序(剛毛)をだす。

アキノエノコログサ    花期:9月~11月、
花穂は円柱状で先は垂れる。


ススキとオギとヨシ(アシ)は似ていますが分かりますか?
ススキ(薄)   別名:オバナ、カヤ   イネ科ススキ属、


▼オギススキ?                                     ▼タカノハススキ(鷹の羽薄)別名:ヤハズススキ

ススキの枯れ尾花は風情がありますが、未だ少し時間がかかりそうです。

オギ(オギヨシ)
イネ科ススキ属、多年草、 花期:9月~10月、
泥の堆積した河原や水辺などの湿地に生える。ススキによく似ているが花穂は大きく、
ススキは毛(芒)が黄色みを帯びているのに対し、オギは純白である点が異なる。
又、葉の中心に白い線があるのがススキとオギ。ないのがヨシ(アシ)。 
この写真では分かり難いですが葉の中央が白い線があります。

ヨシまたはアシ(葦、芦 )
イネ科ヨシ属、多年草、花期:8月~10月、河川及び湖沼の水際に背の高い群落を作る。
茎は高さ1〜3m、直立して叢生する。 花序は円錐状で大形、長さ15〜40cmで先端は下垂する、
淡紫色。小穂は長さ10〜17mmで、2〜4個の小花からなる。 花序枝の基部に毛がある。
アシは悪しに通ずるのでヨシ(良し)になったと言う。


メリケンカルカヤ
メリケンカルカヤ属、多年草、北米原産、花期:9月~10月、要注意外来生物。
茎上部の葉は葉身が退化し,葉鞘のみになる.葉鞘の縁には長毛.葉鞘の中に小穂をつける.
小穂は2つの小花からなるが,実るのは片方のみ,1~2cmの芒がある.
小穂の根元には白い綿毛が多数生え,風で運ばれる.
イネ科植物はまだまだありますが、今回はこの辺で閉めておきます。
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