花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

野草花より、ユニーク名前のラショウモンカズラ、フデリンドウ、他。

2022-04-17 | 野草(花)
平地ではあまり見かけない野草花を道路脇に植えている人がいます。
いつもふらりと歩く時は時々立ち寄ってみています。
道端の野草も見逃すこともありますので気を付けています。
草を刈り取られていることもしばしばです。

ラショウモンカズラ(羅生門葛)
シソ科ラショウモンカズラ属 多年草 花期:4月~5月、
林の中等に生え、長い走出枝を茎の下から出す。葉は対生し、長さ2-3cmの葉柄があり、
形は三角状心形で、長さ2-5cm、幅2-3.5cmになり、葉の縁はあらい鈍鋸歯になり、基部は心形になる。
名の由来は、長さ4-5cmもある花が、京都の羅生門で渡辺綱に切り落とされた
鬼女の腕に似ていることからだと言われています。
 
毎年咲くのを楽しみにしています。

フデリンドウ(筆竜胆)
リンドウ科リンドウ属、越年草、花期:4月~5月、
茎葉は広卵形で全縁にキザギザない、茎の先に数個の青紫色の花を付ける。
ハルリンドウも花だけでは見分けるのは難しいが、一つの茎の先に1輪の花というので判断している。
フデリンドウは花を閉じた時の花の様子から筆を連想して筆竜胆の名が付けられた。
 
これもこの咲く場所を楽しみにしていたが、今年は見事に道端をキレイに草刈りがなされて、
殆ど目に出来なくなっていた、所々に1輪ないし2輪がパラパラと咲いているだけでした。

オオカワヂシャ(大川萵苣 )
オオバコ科クワガタソウ属、多年草、欧州~アジアにかけての原産 花期:春~夏、
葉腋に穂状の花序を出し、直径5mmほどの淡紫色〜白色の4深裂した花を多数つける。
湿地に咲く帰化植物の花で特定外来外来生物。溝の下の方に咲いていた。
似た花にカワヂシャがありますが、
カワヂシャは、葉には明確な鋸歯があり、花柄は直線的に斜上する。


ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)
キンポウゲ科キンポウゲ属、越年草、有毒植物、花期:4月~7月
萼片は5、花時に反り返り、広卵形、長さ3.5mm、背面に毛がある。花弁5、黄色、長さ4〜5mm。
集合果は球形径約1.5cm 、コンペイトウのような実の先に付いている棘のような部分が、
ほとんど曲がっていない、そっくりに似た花のキツネノボタンとの違いが、
毛が多いことと、キツネノボタンほどに鈎のように曲がっていないことです。
分かり難いですが、アップして茎や葉柄に毛が多いことを確認しました。

キランソウ(金瘡小草)    別名:ジゴクノカマノフタ
シソ科キランソウ属、多年草、花期:3月~5月、
野や低い山の道端で見かける雑草で、葉を四方に張り出して地面に張り付き、葉腋から濃紫色の花を2,3個ずつつける。
和名キランソウの由来は諸説あり、はっきりしない。
一説には、ランに似た紫色の花を意味する「紫蘭草(しらんそう)」が転訛したものとする説 。
全体に縮れた毛がある。この草だけはどんなに風が吹いてもびくともしないのことから別名がついた。

タネツケバナ(種漬花 )
アブラナ科タネツケバナ属、越年草、花期:3月~5月、
水田、水路脇や湿った土地に生育する。
花は白色の4弁花。花弁は長さ3〜4mm,萼片は4枚,雄しべは6本。
長角果は長さ 1.2~2.8㎝、幅1~1.5㎜の細い円柱形、 果実は斜上し、揃わない。

小さな花で不鮮明でした、後日撮り直しら追加予定です。
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