花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

カラムシの葉を食い荒らしていたのはフクラスズメの幼虫、クロキシタアツバの幼虫等。

2019-10-23 | 昆虫
ショッピングの途中に抜け出して近くの荒れた児童公園で、
カラムシの葉が一面に食い荒らされていました。
カラムシ イラクサ科ヤブマオ属、多年草、花期:8月~9月、
 葉は広卵形、鋭尖頭、縁に鈍鋸歯があり、葉の裏面は綿毛があり白い。

  
この犯人は?と探して見たら、いたいた至る所に、葉をムシャムシャしているものがいます。
 
いたのは5cm以上あるフクラスズメの幼虫でした。
カメラを向けると頭を上げて威嚇?しているようです。

フクラスズメ  
チョウ目ヤガ科ウスベリケンモン亜科、85mm前後、3-4、7-8、10-11月、成虫で越冬。

ガの仲間でした、幼虫→蛹→成虫ですので今頃幼虫で寒くなり大丈夫か?と思っていたら、
成虫で越冬するとなっていたので納得しました。

他にこの幼虫も結構いました。
*クロキシタアツバの幼虫  
ヤガ科アツバ亜科、幼虫はイラクサ科のヤブマオ、カラムシを食べる。
シャクトリ虫のような動きで葉の上を移動していました。

幼虫は嫌いな人が多いですが、少し寂しいので、ついでに幼虫のキレイどころを追加します。
*スズメガの幼虫
スズメガ科、成虫はハンググライダーのような翼形をした、茶色いガである。

*キアゲハの幼虫
アゲハチョウ科、日本でもナミアゲハとともに全国でよく見られるアゲハチョウである。
 

エビガラスズメの終齢幼虫
スズメガ科、老齢幼虫は葉柄のみを残して食い尽くす。8cmはある大型の幼虫。
幼虫には緑色,褐色,これらの中間色のものと3型がある。土中で蛹化し,そのまま越冬する

*フタトガリコヤガ  
チョウ目ヤガ科、終齢幼虫は鮮緑色の地色に黄色いラインが背中に入り、黒い斑点があり、頭部が赤っぽいのが特徴。
▼左が頭、第3~4腹節に腹脚を欠くので、シャクトリムシ的になる

多くの昆虫は4月~10月が活動時期と思っていましたので、今頃幼虫がいても、
成虫になってからの期間が短いと思っていました。
しかし実際はまだまだ多く見かけます。
昆虫の寿命が短いことと蛹等で冬越して春に羽化するのも多いようです。
まだまだ幼虫ありますが、名前を調べるのが大変ですので、後日回しにします。
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