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花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

秋の野草の実、センナリホオズキ、イヌホオズキ、オオオナモミ、他

2018-10-19 | 花の写真

 昨日は木の実の投稿でしたので、本日は野草の実から幾つか集めてみました。

 

 ☆ センナリホオズキ   ナス科ホオズキ属、 花期:8月~10月、

 実は熟してもホオズキのように赤くならない。 熱帯アメリカ原産の帰化植物。

      

  

 

☆ イヌホオズキ   ナス科ナス属、1年草、花期:7月~10月、

イヌホオズキ、アメリカイヌホウズキ、テリミノイヌホウズキは似ているが果実の状態で、

形、色艶、付き方等判断するのが一番分かりやすい。 丸くて艶がないので、イヌホウズキ。

  

 

 ☆ ワルナスビ   ナス科ナス属、多年草、北米原産、花期:6月~10月、

 この写真は若い果実で熟すと黄色になり目立ちます。

  

 

 ☆ ヤマホトトギス  ユリ科ホトトギス属、多年草、 花期:7月~9月、

  若い実でこれから更に熟すと他のユリ同様にこげ茶色いになり先端から裂けてくる。

   

 

 ☆ オオオナモミ   キク科オナモミ属、1年草、花期:8月~10月、

 オナモミは絶滅危惧種、オオオナモミは要注意外来生物で繁殖中。

 刺の先が丸まりひっつき虫と呼ばれるが、マジックテープを作るヒントになったとか。

  
 上位に雄花下位に雌花

 

 ☆ ノアズキ  マメ科アズキ属、多年草、花期:8月~9月、

 豆果は長さ4~5cm、幅8mmほどの広線形で短い毛が密に生え、6,7個の種子が入っている。

  

 

  ☆ ヤブツルアズキ  マメ科アズキ属、1年草、花期:8月~10月、

 豆果は線形で毛が無く、長46~9cm、幅4mmほどで6~14個の種子は入っている。

  

 

 ☆ ヤブマメ   マメ科ヤブマメ属、1年草、花期:8月~10月、

 豆果は長さ2,3cmある。

  

  

 ☆ クズ   マメ科クズ属、多年草、花期:7月~9月、

 豆果は線形で5~10cmで褐色の剛毛におおわれる。

 

 

 ☆ センニンソウ  キンポウゲ科センニンソウ属、つる性半低木、花期:8月~9月、

 そう果は多数、卵形、長さ7〜8mm、扁平で厚いふちがつき、寝た毛がある。

  

 

 <参考の為のメモです。>

 ヒガンバナの花の後です。

 

 ヒガンバナは三倍体*の為に通常は種子が花後も出来ません。

 三倍体とは、染色体のセットを三組持つ個体のことで、奇数ゲノム構成である為に、

 正常な減数分裂が起こらず、不稔性(つまり種子を作れない)場合が殆どです。

 この性質を利用して人工的に作り出されるのが’種なしスイカ’や’種なしブドウ’です。

 但し、セイヨウタンポポは三倍体であるが受粉すること無しに種子を付け繁殖する。

 これは小花が沢山頭状に集まっているからのようです。

 

 実はヒガンバナも極稀に実を結ぶ二倍体のものもあり、三倍体のものより

 早咲き(1ヶ月位)で、種を取ることが出来るようです。  早咲きは要注意です。

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