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THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

ヤッホー!ついに札幌の積雪は0になったよ!!

2024-04-06 10:44:42 | リハーサル
はい、さてさて皆さまその後いかがお過ごしでしょうか
花粉の時期ではありますが春の陽気に誘われて気分はホクホク
最高の季節が到来ですな
今時期が一番好きです
たとえ道路がぐしゃぐしゃだろうが土の香りが漂ってきて素敵だ
決まって子供の頃を思い出すのだ
雪解け水が流れる音を聞きながら水たまりもなんのそのでビー玉遊びの興じた古き良き時代の思い出
遠い昔のことだ
誰もが心の奥底に大切にとどめている残像の数々が私にも蘇るのさ・・・・

いよいよ明日に控えたSTAのライブですが紆余曲折をへてようやくここまで辿り着きました
長年バンド活動しているとまあ色々とあります
でも今回のような2か月連続での場所変更は初
見事なくらいのトラブル
お祓いでもしようかな・・・・いや、それじゃあロックっぽくない


そんなわけでしてライブに向けての最終リハ
とってもいつものように2回キリだけどね((´∀`))
前回は体調不良2名、仕事1名、旅行1名により5人でのスタジオ入り
でも今回はフルメンバーが大集合
やっぱりこうでなきゃあねえ
総勢9人編成
ゴージャスこの上ない
賑やかに執り行われました
若干まだ風邪気味で調子の悪いメンバーもいましたが本番までには万全の態勢で臨めるでしょう

マサ、アキ、もっちん、トモちゃん、石やん、タカ、ミツ、ハマピー、そしてユーちゃん

いつものようにコーラス隊3名は早々にスタジオ・クリームに到着
オーナーのご厚意に甘えてスタジオ前に楽器を置かせてもらいマサの車中にてレッスン
アッキーは例のコンパクトなキーボードでガイドラインを奏でる
もっちんは音源を流す
マサは歌詞カードを提示
音どりを何度も繰り返す
時にはスコアを引っ張り出す
念入りに3声でやり取り
主に最新の曲に重点を置く
う~~~む、難しい
他の声に引っ張られちゃうなあ
曲が進むと前の音を忘れちゃうなあ
これは考えながらではだめ
体に染みこませないと。
回数を重ねていくと多少は様になってくるでしょう

ロビーでSMALLMCCARTNEYこと小野くんに会った
ジェームスとのリハらしい
「P-ウイングスよかったよ
小野くんばかり見ていたさ」
「ありがとうございます」とはにかむ小野くん
「これから外でコーラスの練習さ」
「じゃあもっちんも?」
「そうそう、しごかれてるよ」
「彼は厳しいからね」((´∀`))

そんなこんなで、ちょうど時間とあいなりました
パーカッション群の運搬
今回は「サタディ・・・」のみにしか使用しないというボンゴは持ってこなかったらしい
そうでしょう・・・なんとなく少ないような気がしたよ

賑やかに各自がセッティングに勤しむ
ズラリと居並ぶ猛者たち
立ち位置決め、チューニング、ウォーミングアップ、スコアのチェック、息の合わせ方や質問やアンサンブルの感触を確かめる

15分ほどで準備万端整った
全開は全曲演奏しなかったけど、今回はゲネプロ並みに取り組む
メドレー、MCの箇所もそれ風に
ホットコーヒーもはかどるね((´∀`))

石やんは驚いたことに何も見ないで弾いているではないか
そんなギタリストは初
最初から最後まで結局ずっと譜面やらコード譜を見ていたギタリストがほとんどだったのに
これは驚愕だ
正にロック。
本人はロックはやったことがないと言っていたけれども。
信じられないなあ
ハッキリ言ってレベルが雲泥の差
能書きばかりたれてろくに弾けなかった輩とは大違いさ
いくら大きな音で弾いてもちっともうるさく感じない
トーンも歪んでいながら綺麗
忠実にテリー・キャスのフレーズをリスペクト込めて再現しているしなあ
ハマピーが言ってた「スイングするように」の箇所も絶品
440を442で出すところはロックとオーケストラの違いだね
トロンボーン・ソロのbackで吹き込むホーンセクションも抜粋してのプレイ
ハマピーが中心となって
そのシーンが感動的
さすがコンダクターのハマピー
マエストロだねえ
吹きながらタイミングやカウントや支持を送る
見る見るうちに音が固まっていく
こんな場面は以前ではありえなかった
格の違いをここでもまざまざと見せつけられた
エンディングのベルトーンも順、間合い、音、阿吽の呼吸で連結
ジャンプ一閃で取りまとめる

絶好調で幸先の良いスタート

アッキーのpianoからイントロへ
ここでも石やんによるさりげないギターのトリルも渋い(アッキーのお気に入り)
コーラスのパートも一部をチェンジする(モッチン案)

マサやミツが大好きなアップテンポで超変態なポップ・ブラスロックは2番の歌はカット
これはコーラスが大変
リードボーカルもは早口でまくし立てるんだけど滑らかに歌わなければいけない
シンコーペーションもあちこちに点在
落とし穴だ
イントロではトランペット、エンディングではトロンボーン・ソロが登場
嬉々として演じていたよ
これアメリカでは有名なヒット曲だけどここ日本ではシングルのB面に甘んじている名曲
勿体ない話
やりがいのあるナンバー
最後はあまり長くしないように、モッチン
スタジオとライブ・バージョンとではトロンボーンのソロの長さが段違いなんだよ~~

中間部分に差し掛かった
最大の難敵
4つの組曲を詰め込む
前回はほぼ感触を確かめた
ど真ん中の連結部がちょっと異質に改良を加えたのでそこを説明する
ホーンもスコアの捲りで大忙し

もっちんの4カウントから早速開始
コーラスは一歩前進
丁寧に歌うようにモッチンから言われたマサ
慎重に
3人のハーモニーにずれが生じないように

最新の組曲2楽章
ドラムのフィルがクセモノ
何度ももっちんは分解をして叩く
バスドラが激しい
速度が半端ない
それを1バスでだよ!!
ダニー・セラフィンは化け物だ
ここでもコーラスの配分にぶつかった
それは後日まで持ち越された
前半、後半では違うしな
アッキーもコードに疑問があったらしい
したたかなる我らがシカゴのなせる業
ただものではない
そして先にも述べた連結部
タイトにストレートにユニゾン
勢いにのって勝負が命

マサとミツによるベースとトロンボーンの奇怪なるラインがしびれるインスト

最終楽章へ一気に突入
ここは20秒引っ張って、とモッチン
ホーン隊がつらいよ

終盤の天敵、強敵
2分ちょっとしかないヒット曲
鬼門中の鬼門
全力疾走を課せられる
コーラスはソウルフルにファンキーに
合いの手も織り込み済み
アドリブなんだけど全種類違うハマり具合
中間部のホーン隊が吹き込むパッセージ
これははっきりと申しまして人間技ではありません
ハッキリと申しまして今までにこれを吹けた人は一人もいません
誤魔化していました・・・・
モッチンいわく「この曲はイントロ、歌、ホーンフレーズ、エンディングとコロコロとテンポが変化している」とのこと
プレイヤーの息吹がリアルに伝わるんだからこれも醍醐味だなあ
ホーン隊は速度を変えて懇切丁寧にそこだけ抜粋してプレイ
ドンドンと固まっていく様は壮観
当たり前の話だけれども、やっぱりリハはこうでなきゃあねえ
エンディングの素早いコードチェンジもちょっと一工夫を加えた

ラストソングで盛大に
このタイミングもばっちりさ
石やんの真骨頂
コーラスも頑張った
ギター・ソロではフィンガリングも生き生きとしているし

アッキーはまたマサの張り付けたセットリスト表が読みずらいと文句を言う
そしてキーボードの接触不良も心配
コードやペダルやらも思い切りとスタンドに挟み込んだり踏んずけているしなあ
見かねた石やんが外してくれたけど一歩間違えたら黄金の指を挟みこんじゃうぞ
接続部に指を添えて持ち上げているしなあ・・・。(ミツが発見)
でもアッキーはギター破壊やドリルでピッキングを怒っていた
「楽器を粗末に扱うなんて!!・・・」

小休止ではホットコーヒーのお替り

残り時間で最終チェックを入れる
ホーン隊の4人は椅子に座ってリラックス

STAには何と2人ものラジオDJがいる
そしてトモちゃんもプロの理容師
モッチンがサイドをバリカンで刈り上げてもらった
マサは両サイドの髪の毛を抑えるアシスタントを務めた
皆が興味津々にやってきて写真撮影に興じる
各自がいろんな技術を持っていて凄いなあ

ロビーにて石やんはアッキーとタカの前で「ドラムがめちゃ上手い」と絶賛していたそうだ

明日のホットタイムにてお待ちしております
ススキノのライブハウスの老舗
STAはセカンドアクトだよん
よろしくね!!
それではまた
会場で必ず会いましょう!!
カレーライスも美味しいよ。((´∀`))




















































































一気に残雪が溶けた・・・・嬉しいなあ

2024-04-04 14:59:49 | リハーサル
はい!
さてさて皆さんその後いかがお過ごしでしょうか
やっと首を長くして待ち焦がれてた春の到来だ
やっと大好きな季節が訪れた
ようこそ!!

道路がシャーベット状態で車がどろどろになろうが、水たまりができようがなんら気にならない
とにもかくにも気温の上昇は歓迎
もうすぐ桜も開花するしね
気分も浮足立ってくるさ
たしかに寒暖の差が激しいと体調を崩しがちだけど・・・・

世の中は一つの区切りでもあるわけだ
何もかもが新鮮な息吹に満ちている

我々北国唯一無二の存在でもあるブラスロックバンドSAPPORO・TRANSIT・AUTHORITY
去年のスローガンを忠実に実行中
ギアを上げ益々マニアックに攻めていきます
結成時の基本コンセプトでもある初期シカゴの再現
100%セットリストを組んでいます

お馴染みの定番ヒットから有名な曲、コアな通受けするナンバー、そして永遠の傑作組曲にもトライ

今月のライブも紆余曲折を経て会場チェンジ
2か月連続なんて初めてさ
長く活動していると色々なトラブルはつきもの
やっとコロナ騒動からも解放された、と胸をなでおろしていた矢先の出来事
でもそこはしたたかにクリア
速攻で以前からの常連ホットタイムに出演することになりました
それもセカンドアクトで
細かな変更事項はありますが
まずステージが9人だと窮屈だとのメンバー達から意見をいただき全面、後面に分割する形で落ち着きました
もちろんホットタイムの了解を得てね

早速例によってスタジオ・クリームにて2度のリハ入り
その1回目
今回も先月を同じ編成で9人
これってひじょうに珍しい現象
STAも強靭なる顔ぶれで固まりつつあるのだ
ところが当日になって4人が欠席することに
2人は仕事、2人は風邪で・・・・
よって5人が集結しました

マサ、アキ、モッチン、トモちゃん、ハマピー。
でもねえこれはこれでとっても充実したリハでしたよ
さすがSTAだ
自画自賛するわけではないれども、近年のSTAはやっとリハらしいリハを行えるようになってきた
実力派は当然として、皆真面目で熱心でコミュニケーション能力にたけている
くだけて笑う時は思いっきりふざけて、プレイする時は真剣そのもの
その辺の切り替えがお見事
ただだらだらと仲良しこよしのユルユルままごと遊びとは大違い
ノイズ混じりの汚い音も皆無
アンサンブルを無視した独りよがりな輩もいないしやりやすい

たっぷりとスペースを使いセッティング
ホーン隊は椅子に腰かけてじっくりとトライ
もうはやトモ&ハマピーはリフを噴き出して打ち合わせをはじめているではないいか
凄い
難攻不落なフレーズにもチャレンジしている
凄まじいくらいの気迫
槍気満々
マサはいつものようにセットリスト表を張り付ける
するとアキが「読みずらい。
タイトルがわからない」と猛クレーム
自分で書いてきなさい
これは自分用なんだからね((´∀`))

この日は前半、後半、予備の曲はカット
もうずっとやり続けているからね
インストなんてソロ回しが3人なんだけど、そのメンバー全員が休みだし・・・・(-_-;)
よって集中して鬼門の曲、組曲、新しい曲、コーラスが厄介な曲に焦点を当ててみた
こういうのも意義ある
実際の話、濃密で充実していた
また一段とステップアップできた
手ごたえあり

コーラスは今年に入ってから滅茶苦茶に本腰いれている
全員集合する前に3人のコーラス隊が妥協なく音階を調べて何度もレッスンを繰り返す
改めてオリジナル音源の偉大さを痛感した次第
全く関係のない曲が流れてきてもつい無意識にハモリに耳がいっちゃうくらいさ
最早病気だね
これも面白い聴き方

シンコペーションが複雑な曲も数回やってみた
これも大好きだ
イントロのコロコロと変化するリズムやそこからトランペット・ソロにつながるアレンジ。
エンディングではトロンボーン・ソロ。
これは不在だからマサが口で奏でたらアキが爆笑
モッチンは「ジャンプはもっと早めにして」と言う

2分ちょいの曲
これは全力疾走で息継ぎできない中距離走競技みたいな感じ
早い話がきつい、全員が。
でも今の強力なメンバー達だからこそマサが組み入れた
ミツのお気に入りだしね
トモちゃんはこの曲には相当入れ込んでいる
モッチンと一緒に速度、テンポをチェック
何度も変えて演奏
サビ、変則パート、ユニゾンと落とし穴が次々と襲ってくる
コーラスもよりヘヴィーに
ファンキーかつソウルフルにハードなシャウト
マサはそれに合いの手まで加味される
喉が張り裂けそうなくらいさ

中間部に不気味に控えしは例の荘厳なる組曲
これは毎回の課題
全7楽章あるんだけど、マサのアイディアで毎月1楽章ずつ加えてじっくりと練り上げていく
今回は4つの楽章に増えた
初めて演奏するメンバーも数人いる
それも4つともに全然タイプの違う曲調だし決めが変態的に独特
だからここは一致団結してバラバラに解体しながら疑問点を提示しあいながら突き詰めていった
やりがいのあるシーン
ヤワな奴らならばけつをまくって逃げ出しちゃうのがおちさ
充実の内容
常に本番を頭に描きながらの音出し
メドレー部分もモッチンの意見でダイレクト接続でいくことにした
これはスリリングで快挙
2種類提示してきてどちらも捨てがたかったんだけど、よりストレートな方を選択
素晴らしいなあ
こんな思い付き、18年間一度もなかった
モッチンに言わせれば「なんてことない普通のこと」と一蹴に伏されちゃうだろう
よってこれもモッチンが指摘していた「1・2・3・2・2.3」の消えた((´∀`))
マサはイメージトレーニングしていたんだけどなあ((´∀`))


小休止でアキが2人分のホットコーヒーを運んでくる
のど飴もおいしい

トモちゃんはプロの美容師
今度モッチンはトモちゃんにヘアカットしてもらうそうだ
俺もやってもらおうかな

残りの時間も前半同様に練りこみ作業に没頭
1分の無駄もないスペシャルなひと時を過ごした

それは後かたずけを終えてロビーでくつろいでいるメンバー達の表情を見ているとよくわかる

あとはどうでもいいようなバカ話がとまらない
これはいつものこと
オーナーの金さんもカウンター内で失笑・・・・

今夜は2度目のスタジオ・リハであり最終リハ
9人全員が元気よく集う
賽は投げられた
よろしく
燃えているよ
準備万端整っているんだからね
もうライブは明々後日じゃんかあ!!
やる気は満々さ。














































































































Chicago(chicagoX) stuff(made in America)

2024-04-04 14:37:59 | CHICAGO
共に、甘くて美味しそうなロゴマーク入りのチョコレートジャケットデザイン

スタッフはリチャードティー亡き後13年ぶりにリリースした奇跡のアルバム
収録曲の大半がセルフカバーで網羅されています
うーむ、渋いなあと思わず唸ってしまう…
最初から最後まで燻銀のサウンドが満載だ

かたやChicagoの方がかなり前にリリースされている
これはグラミー賞に於いて見事ベストパッケージ賞を受賞
アルバムはセールス的に初のプラチナディスクを難なく獲得
そして美しくも切ない傑作バラードのミリオンシングル「愛ある別れ」も初の全米No.1に輝く
こちらもグラミー賞でベストポップボーカルグループに選出された!
これをキッカケにピーターの才能が開花。
更なるAOR化へと拍車がかかるわけだ

chicago/25or6to4 長い夜

2024-04-03 16:24:19 | CHICAGO
アメリカが世界に誇る国民的ロックバンド
chicago transit authorityはChicago交通局からクレームが入りchicagoへ改名

そのシカゴ4枚目のシングル・レコードがこれ。

初期の代表曲「長い夜」
(松山千春氏にも同名異曲がありますね
どちらも名曲だ)

1970年7月発売、全米最高チャートは4位、UK7位、日本でも16位をマーク。

遂にワールド・ワイドで大成功のきっかけともいえる狼煙をあげたわけです。
ここからシカゴの快進撃、名実共に第1期黄金期がはじまります。

現在でもコンサート最大の山場では必ずこの曲が登場、一気にヒートアップします。

メインのへヴィーな超有名リフ、切れ味鋭い完璧なるブラスセクション、ハイトーンでシャウトしまくりの見事なボーカル、そしてこれでもかというほどに鬼気迫る馬鹿テク・ギター・ソロ。

どこをとっても「これぞ、シカゴ!
これぞブラス・ロック!!」の代名詞

実はこの頃ピーターは野球観戦に行って気の荒い観客に顎を殴られて骨折‼️😲
でも、その数週間後にこの曲をレコーディングしたのだとか(弟のケニーセテラ談)
だからよく聞いてみるとちょっと引きずったような歌い回しがあるそうだ
あまりよくわからないけどね…(^◇^;)

初期シカゴでもっとも多くカバーされたのもこの曲でした。

もちろんラジオでのオンエアーを考慮してシングルではエディット・バージョンが収録されていますが「ぼくらに微笑みを」のようなびっくりするようなハサミは入れられておらず、全く違和感を感じさせないような良心的編集が施されています。
欲を言えばもっとテリー・キャスによるワイルドで豪快なワウワウを聞いてみたい気もしますが・・・

日本版シングルジャケット右端に立っているロバート・ラムの左肩から肘にかけてだけ細い黒マジックで線がひかれていますが、これってデザイナーが枠で囲おうとしてそれっきり忘れたのか、やっぱり途中断念してそのまんま放置したのか不明です。
まあ、よほど気にかけていないとわからない点ですが。

さてこの奇妙な原題「25OR6TO4」ですが、リリース当時は時代背景も影響して、歌詞の内容、このアルファベットと数字から、一部の頭でっかちな連中いわく「ドラッグによるトリップ体験ソング」などと物議を醸し出しました。

タイトルは薬品番号、歌詞は幻覚症状・・・・う~~ん、なるほどねえ。

作者のロバート・ラムいわく「普段はまったくヒット曲を書こうと意識した事はないんだけど、この時はちょっとそういうことにもチャレンジしてみようと思ったんだ。で、曲はすぐに完成したんだけど、歌詞がなかなか思い浮かばない。
夜はだんだん更けていくし、悩んで部屋の中をうろうろ、胡座をかいたり顔を洗ったり転げまわったりしていた時に、そうだ!この状況をそのまま詩にしてみようと思い立ったんだよ」

遂に「長い夜」が完成。
その時に腕時計を見てみたら「明け方の4時25,6分前だったからそれもそのままタイトルに。
僕の時計はいつも1,2分狂っているんだよ
正に長い夜^_^」

作品は2枚組セカンド・アルバム「CHICAGO(シカゴと23の誓い)」の2枚目A面2曲目に収録。

私が中学生の時、友人宅へちょくちょく遊びに行く度に部屋で年季の入ったカセットテープに深夜ラジオから録音したノイズ混じりで音の籠ったインパクト絶大な洋楽が流れていました
「これは何?」
「今ヒットしているChicagoの長い夜さ」
それがChicagoとの衝撃的な出会い
全てが痺れるくらいにカッコイイ!
そして人生観が変わった訳だ

1973年Chicagoの札幌厚生年金会館ライブに於けるフィナーレも当然これ!
私はこの初日を観たんだけど驚いた事に2日目には「長い夜」は演奏しなかったそうだ!

シングルに琴線を振るわされ、アルバムバージョンで更にどタマをかち割られ、本物のライブで感涙に咽びクアドラフォニックで失禁しかけた…

富良野駅から新得駅区間が廃線…

2024-04-03 09:27:47 | CHICAGO
先月末で富良野駅から新得駅区間が廃線…
「北の国から」シリーズ中は何度も行った

ドラマ発祥の地「布部駅」
そこから始まる数多くの感動物語

ロケ地巡りにもかなりハマった
マニアックな撮影場所も探索した

これも時代の流れかあ…
新得では名物の蕎麦も食べに行った

大ファンの高倉健さん主演「鉄道員」の舞台になった幾寅駅にもセットを訪ねた
「ああ、ここが志村けんと歩いた道だ」
泣けるラストシーンのホームも歩いた

廃線区間の中間地点に
「東鹿越駅」がある
読み方は何と
「東chicagoえ駅」🤠🎶‼️
ここは知らなかったなあ…
今度必ず行ってみようっと😉👌

chicago / make me smile ぼくらに微笑みを

2024-04-02 16:57:19 | CHICAGO
アメリカが世界に誇る国民的ロックバンド、Chicago初のヒット曲
3枚目のシングル

デビュー時はChicago transit authorityと名乗るもChicago交通局からクレームが入った為にセカンドアルバムからはChicago名に!
そこからの第一弾シングルカット
壮大なる7楽章からなる組曲
バレー・フォー・ア・ガール・ブキャノンの第一楽章がこの「make me smile」
邦題は「ぼくらに微笑みを」
トロンボーン奏者のジェームズパンコウが全てを作詞作曲
彼が当時の恋人とのラブストーリーをドラマチックに構成
本来はこれほどの組曲にする予定ではなかったところプロデューサーのJWガルシオが「曲数が多いと印税が増えるよ」と言われたらしい😏
まあ、それはともかくも初期Chicagoにはたくさんの組曲がありますが現在もこの組曲のみ必ずライブ中盤に全楽章をエキサイテイングにプレイしています

「ぼくらに微笑みを」はここ日本では残念ながらヒットせず(ジャケットカラーはピンク、セカンドプレスは黄緑と2種ある)
でもアメリカではヒット
作者のパンコウさんはドライブ中にラジオから「Chicagoのヒット曲です!」といきなりこの曲が流れてきてビックリ
危うく事故りそうになったそうだ
車を停めて周りの人達に「これは俺が作った曲なんだぜ!」と叫びたくなるくらいに嬉しくて今でも忘れられないそうだ
ただシングルはイントロからエンディングまでかなり大体な編集が施されている
エンディングなんて最終楽章を強引に繋いでいるし😕
ある意味では関心しちゃうけどね😅🎶‼️

その後Chicagoは押しも押されもせぬビッグネームとなり2度目の来日記念シングルとして日本のみ再びこの曲がカットされた
今度は一切の編集無し
しかもライブとスタジオバージョンをA、B面にそれぞれ収録
ライブは伝説と化したカーネギーホールでのテイク
これは当たり前だけど大ヒットした!
正に王道とも言えるブラスロックサウンドが全開に炸裂だあ!
実はあまりの人気故にEP発売前にラジオベスト10番組に早々とランクイン
局は仕方ないから最初のシングルを流していた
で、発売してからは新譜を流した
ライブとスタジオを日替わりでね😋
つまりイントロがまるで違う…
中学生の私は1人悶々と非常に混乱したものだ(^◇^;)
何でだ!?何これは!?…と
しばらくしてやっと理解はできたけどあの頃は質問できる人が何処にもいない山奥のど田舎だったから大変だった

1973年にめでたく札幌公演のアンコールで聞く事ができました
あれで人生観が豹変したのさ

因みにフォークルの北山修さんは「ロウダウン」の日本語版を担当していますが、「ぼくらに微笑みを」の北山修さんによる日本語版も存在します
お蔵入りになったけど…ちょっと未発表で良かったかも、という微妙な歌詞です…