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THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,207 LUA RELVA~MA CHERIE LIVE3 (SHOCKSS編)

2023-12-22 15:32:20 | Live Set List
4,15:45~16:15
ルアレルヴァ初出演の[SHOCKSS]

****さあ、満を持しての登場なるは、我らが盟友TOMMY&コバちゃんを擁する貴重なるバンドだあ!
心して読むように!!****

会場内で盛大に響き渡っているBGMは、
シカゴ・クリスマス・アルバムから「サイレント・ナイト」だ。
これは雰囲気抜群に盛り上がってきて、めっちゃ、いい感じだねえ!!

ここまでは、ちょっと巻き気味以外は、何のトラブルもなくライブイベントは順調に進行。
まあ、いずれにせよ、スタッフの細心なる気配りによって、皆が気兼ねなく音楽を楽しめるのです。
大感謝だ。

雪模様の中、小樽在住のコバちゃんは早々と会場に到着後、入口の外で喫煙中だった。
肌寒い中、ご苦労様。((´∀`))
マサが真横の路上サイドに車を入れていたら、直後に横付けしてきた車がこのショックスのメンバーたちだった。
そこで早速ご挨拶を交わした。
まあ、無事に間にあって先に出演中バンドのライブを楽しめたそうです。
今回のライブイベント中、後半は穏やかな天候で何とか豪雪は免れたかあ・・・・・・。
スタッフやオーディエンス達はあちこちで、大雪のための対応策に右往左往していてちょっと大変そう・・・・。
タイムテーブル通りに進行するか、お客様の入りはどうか・・・?!
マナーの良い人気者バンドが多いだけに、それを信じつつプレイへと専念するのみです。

 バンド入れ替えのセットアップ。(準備タイムは1分)

この豪華なステージのドラムスポジションは中央でごっつくて頑強!
しかも機材類が高級品ばかり!

思わずニンマリ・・・・。
何から何までもが一流のプロ仕様だ。

それとミキシング主任・湯沢さんの強力なる手腕。
ベテラン・スタッフ勢が会場後方サイドのミキサー卓で、常に陣取っている。
(加藤さん、秦野くん含む)
同所には照明専用のスペースもある。
中山オーナー自らその照明を担当!
これならば、バンドとスタッフらとのやり取りもスムーズ。
本番中のアクシデントも楽勝で解決できるというもの。
毎月、ちょこちょこと更なる改良を加えているんだから、頼もしい限りだ。

それでは早速いきましょうか!!

札幌と小樽のメンバーからなる4人組バンド。
(以前までは女性のキーボードを擁する5人組だった)
ジャンルは何と、ビジュアル系ジャパニーズロックバンドの大御所「ラルクアンシェル」のカヴァーバンドだ。

ずっと噂には聞いていたけれども、3年前9月の小樽屋外イベントで初めてライブを見ることができました。
で、同年12月13日の小樽お気楽ライブ「運河プラザ3番庫」が2回目。
次いで昨年3月16日のゴールドストーン・フレンズ・ライブ、更に去年8月28日(日)、今年2月26日の小樽公会堂雪明りの路、そして7月23日(日)の小樽浅草橋オールディズナイト、8月27日・小樽・北運河サウンドエナジー以来となります。
(本当はコバちゃんとの絡みでSTA企画に出演が決定していたりもしたんだけど、例のコロナ騒動でお流れに・・・・無念の極致)
同年1月21日(土)、マ・シェリ初の企画「ゴールドストーン」にも出演。
構想から早6年、紆余曲折を経ての長い道のりだったそうですよ。
最近はどんどんとライブも決まって、地方巡業などを積極的に行っている。
(岩見沢や函館など)
軌道に乗りつつ仲間も増え輪が広がっています。
サンキュー!
リーダー・トミーが高校の時、ぼんやりとみていた夢が40歳を過ぎて遂に実現したとのこと。
皆さんに喜んでもらえ、トミーも気持ちいい歌が歌えて最高に幸せ。
これで理想に一歩近づけた感あり。
今後も計画は進めつつ、パワーを増幅していく所存。
人生って何があるかわからないから面白いねえ。


メンバーを紹介しますよ。

手数王の爆音ドラムは、道内一円に多大なる人脈を誇るウジイエくん。

テツヤ役のベースにYU-KI
(5弦のシェクターを使用。
マサはずっとアイバニーズだと思っていたけどサッサがこっそりとメーカーを教えてくれた。
ベース弦をカラー・ストリングでセットしている。
見た目が虹のようで非常にカラフル。
そりゃあ、そうだろうね。
目立った者勝ちの世界さ。
けっこう、このセット弦は高いはず。
まだ今でも、市販されているんだね。
たしか30年以上前、商品化されたように記憶している。
特筆すべき点は、ヘッドセットマイクも使用していること。
マサと同じ、ベースとボーカルの2つワイヤレス仕様。
やる気満々の拘り具合がグッド!)
この日も、ピック使用で嬉々として演奏していた。
なるほど彼のルーツが垣間見えてきた・・・・と思っていたら、何とコバちゃんいわく、ユーキはカンサスとかのプログレマニアなんだそうですよ!
ビックリだ。
今度、じっくりと談義したいものだわい((´∀`*))
8月に引き続きちょっとだけども会話をしたんだけど、どうもお互いにバタバタしていて落ち付かないんだよね。
カナダの雄、ラッシュなんか是非ともご意見を伺いたいものだ。

驚愕のヴォーカルはTOMMY!
衣装もアクセサリーもひじょうに個性的。
(全身を黒で統一。
エキゾチックなスタイルでコーディネート)
全身を極上のミステリアスなファッションで固めている。
メイクもバッチリと施して妖艶な雰囲気を醸し出していて、とても似合うよ。
いつもよりもグッと濃いめのメイク理由については後程・・・・。
寒いはずなんだけど、裸足にサンダル姿だった。
その徹底したいでたちには脱帽。
思わずマサは「爽やかだねえ・・・」と聞いたら「(ニンマリ)((´∀`*))」
当たり前だよね((´∀`*))
実は彼は彦ちゃん率いる「紫」のコピーバンド「蝦夷紫」のボーカルでもあるのだ。
マサはずっと彼のすべてに注目していて、やっとタイミングよく一昨年のゴールド・ストーンで対バンが実現。
その際、お互いのバンド入れ替え時、舞台袖にて「ディープ・パープルのカバーバンドやらないかい!?」とコンタクト。
何の躊躇もなくトミーは、ニヤリとして「いいですねえ。デヴィッド・カヴァーディルが大好きなんですよ!」と意気投合。
即座にパープルのコピーバンドが結成されたのでした。
(それがこの日7番目に出演したパープル・ブリンガーだ!)
おそらく札樽圏内において、トミーのパワフルボーカルは3本の指に入ることでしょう。(サイトウ氏談)
その度は.Jのリョゴくんにボーカルを託しての勇退離脱。
お疲れさまでした。
微笑ましきミュージシャンとしての交友関係は今も継続中。

おっと、話を元に戻します((´∀`*))
ギターは先述のナイスガイ・コバちゃんという布陣。
フワフワヘアーにサングラス姿という佇ま。
彼は会うたびにバンドが違うんだよね
(このことを本人にも言ったらバカ受け!
だって彦&キラーちゃんらとリーゼント姿で、横浜銀蠅のカバーバンドもやっているんだよ。
樽テット、ディス魂、以前には稲葉美紀DEAR FRIENDSにもいたね。
まだまだあるよ~!)。
それはジャンルを選り好みせず、吸収する意欲に満ち溢れているという証拠だ。
ただ、ここでは、他のメンバーたちとの年齢差を、とても気にしていたご様子。
世代のギャップを痛感した次第・・・・。
全然、見た目にも違和感なんてないんだけれどね。
それを言ったら、マサなんてどうなるんだよ((´∀`*))
そんなことも演奏が始まれば、一切がっさい無関係さ。
使用ギターは、今までレスポール、ストラトキャスターを交互に使用していたけど、今年から初披露したのはフェルナンデスの全てが真っ赤なストラトタイプシェイプ。
堂々たるKEN・MODEL!
ゴールド・パーツ仕様。
ヘッドはおろか、指板までもが鮮やかな赤で統一。
リバースヘッド。
しかも、ピックアップはSSH。
ハムバッカーの音量は半端ないそうだ。
ほんとうに、つい最近入手した1本で豪華絢爛。
でもこの日は持ち込みギターが多いこともあってか、原点回帰とばかりにオーソドックスなフェンダー・ストラトキャスターを持参。
ブラック・ボディカラー。
メイプル指板が渋いの一語に尽きる。
彼もワイヤレスシステムを使用していますよ。
相当のご意見番コバちゃんなのであった!!
エフェクターボードも特筆モノ。
やはりロックギタリストはバンド一番の花だけに、テクニックは当然としてカッコよくないとねえ。
コバちゃんなんてその最たるミュージシャン。
ここいらあたりで、彼ほどギターを持つ立ち姿の似合う奴はいないでしょうよ。
ちなみにこの後には我らがSTAでも弾くのだ。
スタミナ温存もバッチリ。

さてさて、ラルクは想像以上に高度な音楽性を含んでいるとのこと。
コバちゃん曰く、グレイはシンプルな構成で組み込まれているんだけど、こちらは意外にも複雑極まりないとのこと。
それだけ勉強にもなるし、コバちゃんならばコツを把握しちゃえば、あとは楽勝でしょう。
私は彼の事を、勝手に「小樽のジェフ・ベック」と命名したのだから。

フェイスブックにも写真をアップしていたけど、彼の代名詞「ベルボトム」が
トレードマークだけに、そのお姿が神々しい!!
実は女性ものなんだよ
(ネットでの購入がメイン)。
彼は羨ましいことに、ずっとスリムな体形を維持しているので、男性サイズではダボついてしまうらしい。
マサも会うたび、必ず彼とはベルボトム話に花が咲くのですよ。
実際に履いてみないとジャストフィットするのかどうかはわからないから、ちょっと不安なんだよね。
かといって、今の時代、古着屋の店頭では商品発見が至難の技。
マメに探し回るしかないんだね、やはり・・・・。
宝物探し状態の有様さ。
それだけこのラッパズボンには魅了されているという証拠。
(Wのジョニーともピグスティ―で同じ会話をした)


ほぼ全員がバッチリとゴシック調の衣装でかっこよく統一していて、いかにもロッカー然としたルックスを誇る。


実際の話、トミーやコバちゃんらは、ここまで辿り着くのに色々と苦労したようだよ
(メンバー集めとか。
この件はお互い身につまされるよなあ)。

まずは軽くリハも兼ねて、全体での音鳴らしでサウンドチェック。
ウォーミングアップを済ませる。
客席の前方からは、どこかで聞いたことのある黄色い歓声で「コバちゃん!トミー!」と、何度も連呼しているスーパーレディがいる((´∀`*))
メンバー達も、苦笑いするしかないよね。
いついかなる時のライブでも、大変な盛り上がりを見せてくれるショックス。

スペシャルで選りすぐりな5曲のみを披露。
アッという間のひと時。

マサから盛大なるアナウンスが告げられる。
「さあ、皆さん、大変長らくお待たせしました。
札幌と小樽のメンバーからなるバンド、ショックスです!!」

そして、MC役も兼ねるカリスマ・トミー。

「皆さん、こんばんは。
ショックスです。
ラルクアンシェルの良さを少しでも世の中に広めるために、日夜頑張って活動しています。
本格的な活動を開始してからそろそろ4年になります。
一緒に最後まで楽しい時間を過ごしましょう。
それではよろしくお願いいたします!!」

な、な、なんとお!
またまた、以前のセットリストから全てを入れ替えてきた!
しかも、必死に調べてみたら、初めて見た時からのダブり曲があまりない!!
なんというふてぶてしき恐ろしい猛者どもだ!
これも自信と余裕の表れなのでしょうよ。
一体全体、レパートリーは何曲あるのだ!?
半端なき引き出しの多さは間違いない。
現在も随時、アクティブに新しい曲を加え続けているらしい。
そろそろ一旦持ち曲の整理に取り掛かる時期なんだそう。
妥協なき徹底ぶりにはただただ頭の下がる思い。
基本的に、大体月曜日の夜はスタジオリハに費やすスタンス。
(その件については最後に述べます)
よって、いい機会だから以前の濃厚なるライブレポートからも引用してお送りしていきたいと思います。


ミドルテンポの1曲目は「接吻」で盛大にスタート!
2004年3月31日リリースの9作目アルバム「スマイル(オリコン週間チャートでは2位を獲得)」1曲目に収録。
・・・・・(ウィキペディアより)
シングルカットはなし。
HYDE&ケンの作品。
演奏開始直後から女性の観客が数人、最前列へ駆け出してノリノリで手拍子。
めっちゃ素敵ないい曲で思わず泣けてきちゃった。
ノイズ混じりなSEからイントロのサンプリング鍵盤によるやや抑え気味で静かな連打にのって、コバちゃんいぶし銀のヘヴィーなチョーキングギターが炸裂。
キーボード不在なので、すべての打ち込み作業はベーシスト・ユーキくんが担当。
エフェクト・マシーンを手元で操作しているのです。
リズムセクションによる八面六臂の緻密な爆音吹き荒れる行動力には感服。
才能あふれるミュージシャン達だね。
2000年代のU.Sポップ・パンクの雰囲気を纏ったスリリングなスピード感に溢れた会心のロック・ナンバー。
2000年代以降のラルクを代表する楽曲の一つとなっている。
軽快なギターサウンドによるカッティングと、圧巻のドラミング、堂々としたメロディアスなサビが印象的。
攻撃的で憂いある楽曲で壮大なる広がりを見せる。
ボーカル、トミーの抑揚のあるテクニックは難易度強。
サビがファルセット混じりの高音になります。
地声とファルセットをうまく切り替えつつ、激しい音程をキープする展開は至難の技。
それを涼しい顔して綺麗にサラッとやってのけてみせるシタタカなるカリスマのトミー。
どのビートブロックも歌メロの上がり下がりが激しい。
ピョンピョンと飛び跳ねて、やる気満々に余裕綽綽の表情で拳を突き上げる。
この曲の肝は、エモーショナルな融合表現に尽きる。  
右手には持参してきたAKGマイクを握り、感情移入。
徐々にドラマティックな盛り上がりで見せつける。
迸る構成力で遊び心にも満ち溢れている。
フックの効いた神々しいベースラインと、さり気ないギターソロ・・・・これはなかなかに、演奏のしがいがあるね。
強力なる傑作をオープニングにもってくるところなんて、いやはやなんとも大したものだ。
作戦は大成功さ!
最初からエンディングまで、虎視眈眈且つテンションマックス状態でドハマリ。
一切の妥協を許さない、徹底した探求心の勝利に乾杯。
7月1曲目でトミーが大切そうに胸元に抱えていた「オタマドン」の出番は残念ながら今回なし・・・・(´;ω;`)
トミー曰く「小さいのであまり目立っていなかった・・・」そうだ。
ユミちゃんにはバカ受けしていたんだけどねえ・・・((´∀`*))
そんなことも含めて、これで掴みは、バッチリとオーケーさ(-_-;)。

「皆さん、こんばんは!
ショックスです!!」

爆発的な勢いそのままに、雰囲気一転してのアップテンポな2曲目「INNER CORE 」
1994年7月14日発売、オリコン週間チャートでは、7位を獲得した2作目スタジオ・アルバム「ティアラ」6曲目に収録。
ハイド、サクラによる共作曲。
こちらも残念ながら、シングルカットなし・・・・。
ラルク初期の、爽やかなるダンサンブル決定版。
心弾む気分に浸れる、幸福度高めな1曲。
ここでもユーキ君制作の打ち込みが、適材適所でものすごい効果を発揮。
この日みたいな雪模様でも全然いけちゃうよ。
イントロから絶妙のアレンジワーク、無機質なスネアとギターによるフランジャーの気持ちいい軽快でオシャレなリズムもご機嫌だ。
異色の明るいストレートな底抜けポップロック。
イメージとしては60~70年代のプログレッシブなハードテイスト(やはり、これはユーキ君のセレクションなのかなあ!!??)。
歌詞が違ったら、それこそサマーソングにお誂え向き。
重点を置かれた気怠い諦観の言葉選びやストーリー展開の全てにおいて、可愛く表現されているバランス感覚。
少女漫画的なくすぐったさと、ちょっぴり哀愁漂う切なさを感じるかも・・・・。
今でもライブで頻繁に演奏される、意表を突く怒涛の個性的な人気曲だけに拍手喝采だ。
異質で純粋なセンスが前面に押し出されている、バリエーション豊かな絡みのラブチューン。
無意識のうち、ふんわりと笑顔になれる。
瞬く星の美しさが目に浮かぶ。
Bメロの掛け合いもバッチリと粋にハマっている。
跳ねた不思議なアクセントのパターンが、疾走感漲っているね。
軽やかで、陰と陽の駆け引きもスリリングに感じ入った。  
ちょっと浮き気味なギターのシンプルながらもタイトなコードカッティングと、スピーディなるソロも抜群。
サスティーンギターを爪弾いて、陶酔の表情を浮かべるコバちゃん真骨頂。
いつ聞いてもギターを見事に歌い上げる自己主張が素敵だ。
更には追い打ちをかけるがごとく、歪みを抑えたトーンで渾身のラフなワウペダル踏み込み。
転がり続ける低音ボトムも、常に安定のルート・アンサンブルで支え続けている。
ズッシリと重く響き渡る分厚い壁を構築しつつも、ウネる緻密なユニゾンでグルーブを紡ぎだす。
間奏のベース・リフレインや、わかりやすいCメロがメランコリックに轟き渡る、甘く優しい出色のメロディも快感だ。
憂いを帯びてる良くできた曲想の妙に目が釘付け。
一時たりとも目が離せないよ。
見逃し、瞬き厳禁だ。
とにもかくにも随所にわたってセクシーなラルク愛が、滲み出ている。
良い意味で深みのあるチープな音作り。
彼らが思い描いている趣向を凝らしたイメージの狙いが、ジャストマッチしているよ。

「改めまして。
ちょっと休憩タイムです・・・・。
同期システムがトラブルです。
トークでもするかい。
次の曲は思いのたけを込めて・・・・
個人的に今年はキツイです。
有名なミュージシャンやシンガーが次々と世を去っています・・・・。
残念でなりません。
その中の一人で、ひじょうに思い入れのあるバクチクの櫻井敦司さんも亡くなりました。
追悼の意味を込めてやるかい
ルアレルバが初です・・・・・スピード・・・・」


バクチクはラルクにとっては好敵手だったのではないかなあ。
ところで、しついようだけど・・・・ショックス今回のセットリストも、初めて聞く曲ばかりだよ。
3曲目でそれはもっと加速した。
ショックス史上最大のサプライズ。
ジャパニーズロック史に燦然と光輝く、永遠普及の名曲。
1991年1月21日に発売された3枚目のシングル。
album「狂った太陽」の1曲目に収録。
オリコン週間チャートでは3位を記録。
バクチク初期の代表曲となった。
絵画的なこの曲がずっと大好きだ。
バクチク膨大なる曲中1番のお気に入り。
新規のファン達は必聴、必見。
膝を正して拝聴、拝見せよ。
ルーズ気味に引きずるように吠えるギター、クラシカルで抒情的なアコーステイックピアノ・イントロ音色(YU-KI君による打ち込みジェット気流で迫力倍増)から、モダンな独特の16ビートパターンに移行する美しい調べに浸ろう。
マイナーなギターアルペジオも、最後に行きつくまで全てが暖かくて申し分なし。
アーティスティックで幻想的な完成度がポイント高いよね。
当時は話題騒然だった。
癖になる図太いバランス感覚とブレイクの連発が最高に胸へと響く。
今でも全然古臭さを感じさせないどころか、極上の色褪せないクオリティを堂々と放っている。
絶妙の派手なアクションも交えた存在感抜群のトミーは、櫻井敦司とはまた一味違うクリーンで艶と色気のある暗くムーディーな声で魅了していく。
なのにサビに入った途端、急にキャッチーへと豹変するんだけれども、違和感がないんだから心憎いねえ。
直接的な表現が粋で、印象的な反戦意識にも御見それしましたあ・・・。
後半のギターフレーズも「エロイ!!」の一語に尽きる。
と、突然にフィニッシュを迎えるのだ!!
湧き上がる手拍子一つをとっても、大当たりの瞬間を垣間見た。
ちなみに「スピード」とは、メタンフェタミンの俗語。
ライブ本番では「錠剤」と歌唱している。

「ショックスの基本コンセプトはもちろんラルクだから、あまり他の曲はやりません。
今回は特別にスピードをやらせてもらいました。
間奏のほうはどうですか・・・?
長い間、色々なバンドの曲をやってきたけど、バクチクだけは恐れ多くて出来なかった・・・。
難しいのもあるんだけど・・・・。
不覚にも一瞬、感極まってしまったけどね・・・。
自分たちの持ち曲を調べてみたら、実は多方面にカバーがある。
去年の2月雪明かりの路ではオールディーズ企画ということで、布施明の君はバラより美しいも披露したりしました。
ところがラルクより受けちゃうんだよねえ((´∀`))
また来年も、面白いことをやってみようかあ。
さて、ラルクにもクリスマスソングがあるのですよ。
あまり有名ではないけど。

正にタイムリー過ぎる「HURRY XMAS」
アルバム「キッス」ラストに収録。
33作目のシングル。
2007年11月14日リリース。
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録。
初動売上枚数は10万枚を突破。
ゴージャスなストリングス、ホーン、アコーディオンを大々的に導入したジャジーでラブリーな曲。
もちろんユーキ君がその辺はサラッとスマートに打ち込みで対応しちゃうんだからねえ。
コバちゃんはギターを持ち替えて3連符が印象的なアルペジオをつま弾く。
やっぱりここは、コバちゃんがキーマン。
「コバちゃ~ん!」の声援も飛ぶ。
連続する素早いリフの流れが要だ。
単なる年長者というわけではなく、百戦錬磨の荒波を幾度も潜り抜けてきたベテランだけに、ピッキングにかける意気込みや説得力が素晴らしすぎるくらいさ。
コバちゃんの醸し出す鮮やかなる存在感は別格。
低く構えたギター・スタイルの美学は秀逸。
音色1音1音のシンプルな煌きにうっとり。
いつ見ても、多少斜に構えたギタースタイルが絵になる。
さらに時折見せる、アクティブなまなざしが絶品。
憎らしいほど、様になっている巧みの技。
長い脚、精悍な面構え、ラフな髪形とルックスもロッカー然としていてお手本のようなもの。

「ここの天井は高いねえ。
吹き抜けは大好きだよ。
小樽のゴールドストーンを思い出しちゃった。
そして時折カレーライスの美味しいそうな匂いが漂ってくるのさあ。
食べたくなってきたよ。
今年は今日が12回目のライブで、締め括りです。
都合で急遽俺(ボーカルのトミー)が出れなくなった時もあった。
それでもキャンセルしない・・・・。
ボーカル無しでもやれちゃうバンド((´∀`))
ルアレルバには、また来年もぜひお世話になりたいです。
出演バンドが足りない場合、土日ならばオファーは可能です。

最後の曲となりました・・・・・。
IPHONEや光物を持っている方は、こうやって灯りをかざしてくれるとひじょうに嬉しいです。
スモークもたかさってきた・・・。
それでは・・・・・TWINKLE TWINKLE」
隠れた傑作でフィナーレを画策。
コバちゃんやドラマーも同様に自分のIPHONEでお手本を示してくれる。
それにならって、次々とオーディエンス達も効果演出に参加。
意味深な、しっとりとした歌詞にも要注目ですなあ。
こちらは、2005年6月22日発売のアルバム「AWAKE」12曲目ラストに収録。
シングルカットはなし・・・・。
albumは当然のごとくオリコン週間チャートで1位を獲得!
平和への切実な祈りと、愛が目いっぱいに満ちあふれ出ている。
自己陶酔型の雄大なバラード大作。
分厚いフォーメーションを見せるポジティブな様は圧巻。
ドラミングが、覆いかぶさるように堂々の鎮座。
突き抜けるような憂いと抱擁感のある綺麗なボーカルが乗った至宝。
Bメロ英語詞のメッセージがエグい。
これを歌いこなすには、ナルシストになりきるしかない。
ベース・ソロから引き継がれる、コバちゃん入魂の、U2エッジ風ギターディレイも爽快で効果覿面だ。
言葉を失っちゃうほど、他のメンバー達も、それぞれにいい顔してるよ。
いっそこの際、北海道のラルクになっちゃえ!!
会場中あちこちで無数の光が瞬いていて幻想的。
トミーはこれが長年コンセプトの核だったそうで、ロングトーンの際、思わず感動のあまり再び泣きそうになったらしいよ。
涙もろきロッカーの一興。
恥ずかしいからマイクを外して「ありがとう・・・」と呟いた。
そうそう、トミーが言ってたんだけど、この日のライブ告知を知ったラルク・ファンのある人が喜び勇んで駆けつけてくれたそうだ。
そしてパフォーマンスを絶賛してくれたとのこと。
嬉しい限りだね。
これで益々ショックスの輪が拡大されたわけだ。
これだからライブはやめられない。
もちろん1ステージ、1ステージが命を賭けた真剣勝負!!
そして再びイントロに戻って静かにエンディングを迎えるという構成。
天衣無縫の鮮やかさにいざなわれる。
思わず唸っちゃうよねえ。
汗水飛び散らせての熱演で大団円。
その表情は全員が満足気。


「我々についてちょっとでも興味をもっていただけたら、ショックスを検索してもらえれば幸いであります。
今後とも、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました!!」

全然飽きることもだれることもなく、あっという間に過ぎ去ってしまったショックスのエキサイティングなショーでした。
またすぐにでも見たくなっちゃった。
まだまだ隠し玉は豊富なようだけど、この続きは次回のお楽しみということでね。

ひとまずはお疲れさん!!!
バッチリとやったね!!!

とにもかくにもラルクはインディーズ時代から、徹底的なこだわりを持った活動をしていたようで、その妥協なき創作意欲は他を寄せ付けないほど。
それが楽曲の随所に張り巡らされていて驚愕しちゃうほど。

ステージとはスペシャルな世界。
一旦、ミュージシャンが足を踏み入れたら、その瞬間からエンディングの1音までが1つの作品。
どこかがちょっとでも欠けたり、ぐらついただけで流れが損なわれるのだ。
それを十分に熟知しているクールな猛者集団だった。


このショックスのメンバーたちも、ラルクに対するオマージュは誰にも負けないぜ!というくらいの気迫に満ちていて圧倒されてしまいそう。

まだ結成して数年のバンドゆえに、今回のステージも名刺交換のお披露目程度に受け取ってあげて下さいな。

今後ますますの躍進に期待大。
新たなホープ誕生の瞬間を目撃したあなたたちは、もしかしたら超ラッキーなのかもしれないよ!!
暗く沈みきってしまった世の中の憂さも、一気に吹き飛ばしての活性化を図ろうぜ!!。

補足・・・・・
ラルクは今でも、とっても歌い回しが難しくて、そうとう勉強になるらしい。
曲ごとに青春時代を思い出して、心に染み入るそうだよ。

頑固一徹、ショックスは毎回のライブでセトリを総入れ替え。
レパートリーはゆうに70曲を超えるのだそうだ・・・。

ライブ後、ベーシスト同志のマサとユーキくんとでワイヤレスのメーカーやら使用理由、諸々を会話した。


会場内に流れるBGMは・・・・
延々とシカゴのクリスマス・アルバム(^^♪
大好評を得ています。


****ショックスの次には、またもや初お披露目のイージー・クイッターが登場・・・・
極上のライブをタップリとお届けしますよ。
というわけでして、トリはグッとアダルトで妖艶なるあのシンガーを擁するバンドSTAが控えているよ!!
人気絶頂で話題騒然のアッキー&トモちゃんも所属。
皆、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!****












VOL,207 LUA RELVA~MA CHERIE LIVE3 (マ・シェリ編)

2023-12-21 19:51:55 | Live Set List


3,15:00~15:30
「マ・シェリ」

****このライブレポートって意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に厳しく、叱咤激励を日々受けております。
どうぞお手柔らかに( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

 
会場内に流れるBGMは「シカゴ」が歌うクリスマスのパワーバラード曲「レット・イット・スノー」
マサの狙いは的中でジャストフィット!
皆、鼻歌混じりに口ずさんでいるよ。
(アキもお気に入りソング!)

 
ステージ上に目を向けてみると、備え付けられている機材類は一流ブランドの最上機種ばかりだ。

ベースアンプはAGUILAR。
ヘッドBEHRINGER。
ギターアンプはローランドの何にでも対応可能なる頼れるロングセラーJC-120と、マーシャルJCMハーフスタック2000
(SPはTOPのもの)
ドラムセットはSONOR製。
シェルは銀。

換気とサウンドチェックも含めて、バンドの入れ替えには15分も用意されています。

余裕をもっての進行。

まあ何はともあれ時間のことなんかでピリピリせず、信頼度の高いスタッフが、常についていてくれるから、リラックスしながらもプレイに100%専念できるということはけっこうなことだ。
バンドマン達はこうなりゃあ、素晴らしいサウンドをお届けしてお返しするしかないっしょやあ!!((´∀`*))

このライブイベントの仕掛人で主役でもある、アッキー率いるバンドが満を持して登場。
地元・札幌から出演の(一部小樽のメンバーも在籍)、初々しくも若さはじける男女混合5人編成、マ・シェリのジャンルは生粋のJ-POP。
でもそんじょそこいらにゴロゴロと転がっているのとは、一味も二味も違うよ。
油断大敵の要注目株だ!

普段は札幌を拠点に活動中(たまには小樽でも・・・・)。

他のバンドメンバーたちはステージ以外、各自バラバラにくつろいでいるものだけど、マ・シェリは会場内テーブル席で横並びに着席していて、ずっと語り合っていたのが印象深かったよ。
リーダーを中心に笑いが絶えず、心底仲の良さが伝わってくる賑やかさ。
チームワームが鉄壁な証拠さ。

羨ましいなあ・・・・。
(アキに続いて2番目に開場へ到着した水野くんはスタンディングではなく椅子にずっと座っていることが苦痛で仕方ないご様子だった・・・・落ち着かないんだとか・・・・若い証拠だなあ((´∀`*))

 
さてさて、話は前後しちゃいますが、マ・シェリというバンド名からもお判りでしょう。
椎名林檎と東京事変をレパートリーとしています。

椎名嬢のソロ曲「マ・シェリ」は時間の都合上演奏されませんでしたが・・・・。
ちなみに「マ・シェリ」とは「私のかわいい人」という意味なんだそうです。
もち論このイベントタイトルでもある。
アッキーのマ・シェリに対する思い入れも相当に強いのだ。
 
私が椎名嬢を知ったのはほとんどの人たちがそうだと思うけど、ファーストヒット「ここでキスして」の大ヒットから。
宇多田ヒカルと双璧をなすカリスマ性で、すでにかっこよく君臨していた。
もう立派なレジェンドだよね。
それはともかくも、椎名嬢の楽曲は超がつくほどに中々一筋縄ではいきませんよ。
最近は流行に便乗して結構カヴァーするバンドが多いけど、ちょっぴりと残念な形に終始しているんだよね。

でもこのバンドは、ただでさえ主催イベントという重圧があるのに、それらをいともあっさり吹き飛ばすほどに克服してくれました。
実際の話、去年FM番組にマサが出演した際、DJのファニーは「色々と東京事変のバンドを見てきたけどマ・シェリは群を抜いているね」と手放しで絶賛。
この日の対バン達もマ・シェリの一挙手一投足に釘付けだった。
特に他の女性シンガー達は驚嘆していたよ。
STAのメンバー達も、お世辞抜きに同様の意見だった。
彼らは普段、滅多に他のバンドを褒めたりすることのない辛口ミュージシャンばかりなんだけどね。
だからこそ、この評価は貴重だね。

頼もしき存在。
これらを励みに、もっともっと精進していこう!!

まだ、結成してから4、5年で、紆余曲折を経てメンバーが固まってきたのもつい最近の話。

それでも、マサが今現在最も押しの人気急上昇バンドなんだからさあ。
今後の活動状況が楽しみだよん。

今回、マ・シェリを生で体験できたアナタ!
それって、すこぶるラッキーなことなんだよ~!!
そのうち語り草になること、請け合いだ。
マ・シェリ史上最強の布陣が遂に確立されたのだから。

 メンバーの内訳・・・・・

普段は温厚で物静かだけど、一旦スティックを手にしたらば、テクニカルでグルーヴィーなドラム・サウンドを轟かせるのは剛腕のM蔵君(眼鏡を着用)

妖艶なるヴォーカルにアヤちゃん(な、な、何と彼女は今回がマ・シェリのステージ。
プレッシャーは計り知れないものがあったと思うけど、ものの見事に成し遂げてくれました。
あっぱれだ。
想像していた以上の圧倒的な歌いっぷりにメンバー、観客共に圧倒されていましたよ。
もう今後はドンドンと場数をこなして成長あるのみ。
前途洋々だね。
未来は明るい)。
使用マイクは持参品。

男顔負けなキーボードの魔術師(コーラスも)は、リーダーのチャーミング・アキちゃん。
(KORG KROSSを使用。いつもは笑顔を絶やさずに元気いっぱいジョークを飛ばし続けているんだけど、一旦ライブのスイッチが入ると真剣な表情で頼もしき鍵盤のスペシャル・プレイヤーに豹変するというスーパーウーマンなのだ。
この日は主催者兼、それぞれにタイプのまったく違う過激な3バンドに出演するというワーカホリックぶり。
序盤&中盤&オオトリ!
受付嬢や時々司会進行も兼任)。

個性派のギター&コーラスはアツシくん
(フェンダー・ジャパンのジャズマスターを使用。
ナチュラル・ボディカラー。
ローズ指板。
ゼンハイザーのマイクは持参品。
そうとうのこだわりがあるとみた!)
眼鏡と黒い帽子に白シャツでシックに統一した。

そしてベレー帽のキュートなベーシストは、人一倍に勉強熱心でアグレッシブなカナエ嬢
(渋いメタリックレッド・ボディカラーのリッケンバッカー・ベースを使用。ローズ指板でピックガードレスのグールドパーツ仕様が高級感を更に煽る。
センス抜群のセレクション)
光沢が目にも鮮やか。
マサはグレコなのにうらやましいなあ・・・。
このベースは東京・新大久保で購入したのだそう。
ちょっとマサとその話盛り上がった。
彼女もこの日が記念すべきマシェリ・デビュー。
そんなこと微塵も感じさせないほどのクールさ。
本当はそうとうに緊張していたらしい。
(東京時代に若干のライブ経験はあったそうだけれども、本格的なライブハウスに立ったのは初なんだそうだ。)

まず、ざっと見た限りではルックスと存在感が歴代マシェリ中、堂々群を抜いているね。
これは大きな強み。
この意見に異論を唱える者は皆無でしょうよ。

 STAはこのバンドと札幌や小樽のイベントで何度も対バンをしています。
だから手の内はある程度把握しているつもりだったけれども、更なるスケールアップを図ってきたことに驚愕。
底抜けにしたたかなる連中だ。
今年1月21日(土)のゴールドストーン、同年5月28日ジッピーホールと共にマシェリ企画以来の対バン。


 さてさて、正直な話、本番直前まで彼らは相当に大変の連続だったのだ。
スケジュールの都合上、久しぶりに全員が揃ったリハは、な、な、なんと数回!!
念入りに打ち合わせを進めていた。
でも、そこはそれで、完璧主義だけに、一切の妥協を許さないほど涙、涙の徹底ぶり。
だからからなのか、普段のマシェリワールドに比べてみて、グッとテイストが違ったのだ。
もちろんオーディエンスらは普通に熱狂していたよ。
内情を知っていたマサでさえ、改めて感服した次第。
まだまだ発展途上段階とのことで、反省材料山積みだそう。
慎重にミーティングを重ねていって、問題点をコツコツとクリアしていく所存とのこと。
終了後はホッとしたのか、彼らもライブ自体は「すこぶる気持ちよかった!」とのこと。

サンキュー、何から何まで細部にわたって尽力してくれたスタッフ達のおかげでもある!!
当の本人たちも、至って楽しそうにこなしているではないかあ!!??

それもそのはずで、ここのメンバー達はあちこちから引っ張りだこの人気者揃い。
他でもジャンルを問わずに色々と活動中。

麗しのリーダー・アキちゃんも現在3バンドに在籍。
一昨年の夏からはSTAのメンバーとして、底知れぬ才能を発揮しているアクティブレディ。
オフステージでは癒し系の天然だけど、いざともなれば場を一手にキリリと引き締めるのだ。

実力派の歌姫アヤちゃんは、何でも巧みに歌いこなしてしまう七色ヴォイスの持ち主。

まあ、いずれにしても、これらの厳しい果てしなき山谷を一致団結で乗り越えてこそ、栄光への道が切り開かれるのだ!
一生懸命に頑張ってね!

アキ親分から懇切丁寧なるメッセージが届いているのでここに紹介させていただきまする。
「本日のライブタイトルにもなっているマ・シェリです。
たびたびメンバーチェンジを繰り返していますが、色々な個性を持っているメンバー達と作り上げてきたバンド。
今日のボーカルは小樽の椎名林檎と評判の誉れ高きアヤちゃん!
元バレー部のパワフルさと大人の色気を兼ね備えた歌声が絶品。
お楽しみに!!
東京事変のスペシャルなナンバーをお届けしましょう!!」

さてさて、主催者のアッキー直々ご指名にあやかり代理司会としてマサが現れ、まずはここまでの注意事項やイベント趣旨などをワイヤレス・マイクからコミカルにジョークも交えつつ客席前方下手から延々アナウンス。
時間が押しているにも関わらず、キーボード・セッティングそっちのけでステージ上にてのんびりと拳振り上げ満面の笑みではしゃいでいるアキには、一喝を食らわせてやった((´∀`*))
アヤちゃんが手にしているものは、もしや・・・・?!

はい、皆さま。
さてさて、お待たせしました。
前置きがずいぶんと長くなりました。

無事にサウンドチェックも済ませ(仕込みがあるので軽く2曲ほど音合わせ)、盛大なるバンド名コールでいよいよスタート宣言!

(今年3度目、しかも正真正銘ニュー・マ・シェリのライブを記念し、個人的な思い入れも込めてライブレポートをお送りしたいと思います!)


アキちゃんの秘密兵器は、もう仲間内ではお馴染みのお約束「拍手SE」だ。

~ワアーッ!パチパチパチ・・・・・・~

でも雰囲気は一転して幻想的なるシンセサイザーが響き渡る・・・・。

オープニングは水野くんによるスティックカウントから、東京事変5枚目のシングル「キラーチューン」で波状攻撃開始!
2007年8月22日発売。
アルバム「娯楽(バラエティ)深夜枠」に収録。
オリコン週間5位を記録。
タイトル通り、必殺のサウンドエナジーが炸裂する。
歯切れのよい愉快痛快なるアップテンポナンバーで幕開けだ!。
でも単純明快なポップロックへ、安易に収まらないところがしたたかなる東京事変。
危険この上なき仕掛けが、あちこちに張り巡らされている。
次々に軽々と鬼門をクリアしてゆくマ・シェリ。
これってある意味ではプログレッシブ。
早速アヤちゃんが軽やかなハンドマイクスタイルで斜に構えて、舞いながらもその実力をいかんなく発揮。
青いジャージをひるがえす姿だけの一瞬で、オーディエンスのハートを鷲掴みにした瞬間だ。
物おじしない佇まいは、好感度高し!
嫌味のない、怪し気な眼差しを投げかける振る舞いも圧倒的だ。
これ一つを取って見ていても、アヤ嬢は相当に椎名林檎フリークのようだ。
リスペクト精神が、そこかしこに滲み出ています。
それにすこぶる刺激をうけたのか、バッキングも不敵な面構えでドンドンと進行。
カナエ嬢によるトリッキーなるベースランニングも控えめながらも神々しく鮮やか。
研究熱心なところが如実に表れている。
日頃から鍛錬を積んできたモノが花を開いたのだ。
努力は決して裏切らない。
血と汗と涙の美しき結晶。
リズムセクションのコンビネーションもバッチリ。
肝ともいえるセンス良きリズミカルな疾風のごときドラミングに引き続き、軽快なる鍵盤さばきのアキちゃんが常に引き締め役を一手に担う。
オフステージでのニコヤカなる雰囲気も、ここでは完全に封印。
頼もしきキーボーディストに徹しています。
この幕開けだけで、十分にオーケー!

万雷の拍手でいっせいに迎えられた。
アヤちゃんによるMC
「ありがとうございます!
こんにちは。
椎名林檎や東京事変のカバーバンドです。
私はこのマ・シェリに加入させてもらってからまだ3か月ほどなんです。
今日はこのメンバーでの初ライブということで、ガチガチに緊張しています・・・・。」
と、ここでアキが助け舟を出す
「見る度にメンバーが違いますが(笑)仲良くしてほしいなあ!
アヤちゃんは小樽在住です。
どなたか小樽から来てる人いますかあ!!??
コバちゃん、小樽でしょう!!??(笑・・・ライブ後アヤ嬢とコバちゃんは同郷ということで和気藹々でした)」

密かにM蔵くんをチラッと見て、アイコンタクトを送る。
スティック4カウント。
2曲目はバラードで「私生活」
2007年9月26日リリースのアルバム「娯楽」4曲目に収録。
グッと雰囲気一変でホッとできる空間を演出。
ピアノによるファンタジックな旋律に導かれてミディアム・テンポの静かなナンバーへと誘う。
厳かな歌詞の中、シンプルに響く音色に癒される良品。
実は残念ながら今回は演奏されなかった「透明人間」の続編的な内容なんだそう。
綺麗なストリングスと、淡々と進行する不器用そうなアコギ風ナチュラルサウンドが対照的で、切なさや不安定さを際立たせている。
思いっきりタメを効かせたアンサンブル。
照明もやや渋めに照らし出す。
幻想的でアーティスティック。
新生面開花のアヤちゃん。
こんな淡々としたタイプの曲でも、しっかりグッと琴線を振るわせてくれる。
手慣れたステージングには舌を巻いちゃう。
怪し気な眼差しを投げかける振る舞いも圧倒的だ。
したたかでミステリアスなレディ、ここに極まれり。
アッキーはオーケストレーションとピアノとの二刀流で、八面六臂にフル稼働。
M蔵くんはごくごく控えめながらも、着実にボトムをキープしつつ、骨組みを支えリズムの要に徹している。

間髪入れずにメドレー攻勢。
「丸の内サディスティック」
これは1999年2月24日リリースの椎名林檎「無罪モラトリアム」3曲目に収録された個人的にも懐かしい曲。
サッとジャージを脱ぎ捨てたアヤ嬢、様になっているなあ。
センターフロントでの立ち姿が自然でよく似合う。
マイクの手元に添えられた真っ赤なお花が、どことなくエキゾチックな香りを漂わせていてムードも満点。(写真参照)
心憎い効果を次々と狙うともんだねえ。
小技の配慮がまんべんなく散りばめられている。
サービス精神も満載。
水野くんが叩き出す強烈極まりない、タイトでストレートなリズムが延々と炸裂。
実はピアノによるパーカッシブな連打が粋なのである。
巻き舌絡みで歌い紡ぐ小悪魔的な香りと昭和テイストがプンプンでご機嫌さ。
虎視眈々ブイブイと重低音で渋いウネリをあげるベースラインも隠し味。
断言しよう・・・・カリスマのアツシ君は難攻不落なギターパートをテクニカルに己の物として消化吸収している。
結局は、全体を覆いつくす退廃的でドラマティックな情景描写もお見事の一語に尽きる。

アキ嬢がアヤちゃんのエピソードを暴露する
そのギャップが愉快痛快すぎて小躍りしたくなるほどだ。((´∀`))
不思議と嬉しくなってきちゃうよ。
「この間、アヤちゃんはリハ中に忘れ物に気が付いたんです。
すかさずバーッて走っていって、速攻で戻るなり・・・大丈夫です・・・だって!
!!!???ってなあ感じで小気味よい。
そんなわけでして、今日は持ち時間短めなステージですが、曲調がコロコロと変化する珠玉の名曲を全部で5曲、用意してきました。
それでは,次の曲にいきます。
怪しい大人の行いの歌です
(実は不倫の歌・・・・笑)」


ここで水野くんが本家並みに「よろしくお願いします!!」
と雄叫びをあげてからの・・・・・
豪快なドラムビートが鳴り響く中で「秘密」へ。
いつ見ても、全身全霊込めて元気いっぱいのスティックワークが清々しい。
意味深で淫靡さを含むタイトルのこちらも東京事変から。
2006年2枚目のアルバム「大人(アダルト)」に収録。

いかにも椎名嬢らしい刺激的な楽曲だなあとしみじみ実感した。
濃厚なるエロスが漂う歌詞でありながらも、潔ささえ伝わってくる難攻不落な世界観。
ベン・フォールズあたりを彷彿とさせる、ハードかつアグレッシブな軽快タッチのピアノロック。
ここいら辺はアキちゃんがスポットライトを独り占め。
満を持して伝家の宝刀を惜しげもなく大胆にね。
まるで女性版ジェリー・リー・ルイスを見ているようだ。
嬉々として鍵盤上を指先が滑らかに舞っていましたよ。
時にはふてぶてしく、時には豪快に、時には抒情的に奏でてくれる・・・・・。
ピアノの一音一音がまるでプリマドンナのように、ホップステップしてはじけまくる。
カナエちゃんは曲調によって艶めかしいほどフィンガーピッキングでエモーショナルにそれぞれの音壁を構築する。
ここでも、オリジナルの亀田氏によるジャジーなアレンジが冴えわたる。
何場面にもわたる演劇風なバリエーションで施された実験的要素が満載。
アヤちゃんが指さす方向に陣取るギターのワウペダルも、密やかで官能的に誇示。
並外れた才能の集まりだけにここでも一気に見せる、繊細に聞かせる、ノリノリに惹きつける!
巧みによくぞここまで再現しているねえ、と感心しきり。
エキセントリックなまでに偏執狂的でデンジャラス。
無意識のうち癖になりそうだ。
アクの強い楽曲なんだけどねえ。
ボーカルのアヤちゃんは、全く衰え知らずの熱唱に次ぐ熱唱で会場中を覆いつくす。
相変わらず良い意味での自己主張度が半端ない。
自由自在にステージ狭しとばかり心置きなくシャウト。
メンバー達でさえ、一体全体何が飛び出し、はじまるのか期待でワクワクなんだそうですよ。
これこそが魅力あるライブならではの醍醐味。


ラストもM蔵くんによるスティックカウントから、東京事変の記念すべきデビュー・シングルで「群青日和」
2004年9月8日発売。
アルバム「教育」に収録。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
「今日はありがとうございました!」
((´∀`*))(この瞬間も、即座にファンになったご様子の殿方がチラホラと見受けられる)
エネルギッシュ志向のフィナーレソング。
当然だけど歌詞が相変わらず奇々怪々でユニークこの上ない。
アヤちゃんからの手拍子要求に、快くオーディエンスも即座に応える。
会場中が一体化した瞬間だ。
曲者アキちゃんのピアノも一触即発気味なほどに、鬼気迫る迫真の音数でせめぎ合う。
アキちゃんいわく「ビキビキ!!」にはじけまくって転げまわる。
まだまだ足りないよお、とばかりに、もっと陽気でコケティッシュに攻めまくり。
M蔵くんの剃刀のごときシャープなハイハットも絶好調。
アツシくんのアヴァンギャルドなフィンガリングも唯一無二。
ピカピカ電飾付きのタンバリンを一心不乱に叩き続ける猛者も出現。
今更ながら、その余裕綽々なパフォーマンはどうだろう。
いきなりステージ狭しと前後左右を軽やかに、リズミカルに闊歩。
右手には本家仕込みの隠し玉、水色フラッグという趣向。
それを上下に振る仕草には、思わず手を合わせたくなるほど。
ファッショナブルな黒いワンピース姿だけで、オーディエンスのハートを鷲掴みにした。
上からつま先に至るまで申し分なくオシャレ。
低く歌い紡ぐ序盤から、徐々にヒートアップしてヒステリックにシャウトするパートまで絶妙の流れには思わず唸ってしまった。
林檎嬢に声質、ルックスまで瓜二つ。
それは全観客が同意見でしょうよ。
まさにパーフェクトな歌唱力と表現力だ。
物おじしない佇まいの瞬間は、好感度高し。
まさに金縛り状態。
陰と陽、押しと引き、硬軟織り交ぜた曲調もなんのそのだ。
そのカッコいいお姿もポイント高し。
そして特筆すべき点は・・・・・
ボーカルとベースによるユニゾンフレーズ・・・・お互いの駆け引きが、切れ味鋭くってスリリングすぎる。
さすがカナエちゃんは亀田誠治直伝の安定感抜群なパッションを披露。
業師のアツシくんは右腕を天高く掲げつつ、ギターを緻密なエフェクター操作で(ボリュームペダル)ゴージャスに彩りを添える。
アヤ嬢はギターソロめがけてフラッグ振りで熱きエールを送り続ける。
メガホンを手に構えるポーズも絵になるなあ。
マ・シェリのボーカリストは今まで何人も見てきたけれども、アヤ嬢が群を抜いてピカイチなのは間違いない。
加入してまだ日も浅いのに、すっかり自然とバンドに溶け込んでいるよ。
誰もが彼女にかぶりつき、もしくは釘付けだ。
良かったね。
全体をコケティッシュなオルガンの響きが優しく包み込む。
アキちゃんの軽やかなジャンプで、壮大なる締め括り!

ホンのわずかの余力をも残すこともなく、一生懸命思う存分に完全燃焼、真っ白な灰になるほどに。
深々と礼儀正しくお辞儀。
汗びっしょり達成感に満ち溢れていて、メンバー全員の表情も輝いている。
ボーカル、ベースは初見だったけど、それぞれに息もぴったりだから今後の成長を温かく見守っていこうじゃあないか。
お疲れさんでした!!

北国の豪雪もその熱量で溶けちゃいそうだ。
暗く陰鬱なる世の中にとっても、素晴らしい一筋の光明を見たような気がします。

追伸****
興奮冷めやらず状態のMASAからも熱き激励メッセージが届けられる。

マ・シェリにはアイドルチックな女性たちが増えた。
ということは水野君が在籍している「啓成坂」の美女トリオに強力なライヴァルが出現したということ。

「パープル・ブリンガー」のオープニングでカナエ嬢にカーテン開きをお願いした。
おかげ様で大助かり。
サンキュー!!****






VOL,207 LUA RELVA~MA CHERIE LIVE3 (FLAVOR編)

2023-12-20 07:01:52 | Live Set List
会場内に流れるBGMはchicagoの「クリスマス・アルバム」
一体全体、誰の選曲なのだろうか?((´∀`))
やっぱり司会を担当するマサかな??((´∀`*))*****

**はい!
さてさて・・・・・このライブレポート、早くも序盤戦の2バンド目に差し掛かってきましたよ!
楽しい時間の経過はとにかく早い。
残すところは、あと9バンド。((´∀`))
どれもこれも凄腕揃いのクセモノ集団。
まだまだ何が飛び出すか,お楽しみ
乞うご期待だあ!!****

東区東雁来ルアレルヴァ「マシェリ・スペシャル・ライブ」は、個性溢れるバンド達が馴染み深い音楽を演奏するために、札幌近郊から大集結するというVOL,3の名物イベント。

今回は初出演組も含めて、10組がエントリー。

お気に入りの会場による盛大なイベントだけに、雰囲気がとっても気持ちがいいんだよね。((´∀`*))

客席サイドには家族連れやカップル、はたまた各ファンやバンドマン達も大挙して応援に駆けつけてくれました。

感染対策もバッチリと施され(入口に設置されたプッシュ式消毒薬)、数多くの席を用意して皆様のご来場をお待ちしております。


まずは主催者のアキちゃんの側近でもあるマサが、バンドの入れ替え時間を利用して、場がダレないような配慮も含めて、ワイヤレスマイクを手にステージ下手袖からご挨拶。
まあ、いつものように和気藹々と進行。
あの忌まわしきコロナ禍や、趣味の音楽、イベント告知と趣旨、注意事項、会場のご案内、メニュー表、各バンドやらの事を諸々と愉快痛快に語った。

これで、次に登場する連中たちも、表情がグッと引き締まるね。
あいかわらずのタフガイばかりなんだから。
・・・・・悪しからず!!


2、14:15~14:45
「FLAVOR」も地元札幌から参戦の5人組。
9番目に出演するベテラン「中山クラブ」同様にオール・インストウルメンタル。
でも、あちらは王者ともいえるカシオペアだけど、こちらも最新フュージョンの金字塔・・・・・そうです、全曲T-スクエアによる極上のカヴァー。
なんまら、いかしているでしょう!
期せずして世代&ジャンルが近い、1流のバンド対決とあいなりました。((´∀`*))
これは絶対的に要注目。
滅多にお目にかかることのできない取り合わせ。
別に火花散らせての攻防戦になったわけではないけど見ものだね。
貴重なる瞬間が目前にまで迫ってきた。
デッドヒート必至。

それでですねえ・・・・
このバンドと私は何度も対バンを組んでいるのですが、不思議と中々過去のライブレポートに記録がないのですよ・・・。
出演がキャンセルになったり、同じイベントでも曜日違いだったり、例のコロナでライブ自体が中止になったりで、うまくかみ合っていなかったようですね。
膨大なるデータを調べてみると、それでも2016年5月8日の日曜日、小樽今は無き「カモメ亭 お気楽ライブ37」でのものが発見されました。
「よくもまあ、覚えているね」と言われそうですが、それもそのはずです。
だって、超絶技巧派なサウンドは当然として、ガラッと趣向を変えての面白可笑しいMCがインパクト強烈で脳裏にクッキリと焼き付いているものですから・・・・((´∀`*))
あまりにも、コミカルなトークに時間を費やし過ぎてセットリスト4曲しかなったのが唯一の残念な点・・・・。(-_-;)
仕方ないさ。
でもねえ、その勢いにのって先月の3日(金)、小樽銭函「文化祭」でも対バンが実現したのですよ。
めちゃくちゃにうれしい限り。
まあ、持ち時間が25分だったからねえ。
余韻そのままに、STAのアッキーが大プッシュする語りも含めて、そろそろいきましょうか。
今回は30分でのフル稼働。

・・・・編成は、黒いキャップとシャツ、眼鏡姿のイトウ氏によるドラム

白ボディの愛器ヤマハ6弦を駆使するベーシスト佐藤くんも全身を潔く真っ黒いファッションで統一(ROSE指板)
目にも鮮やかなゴールドパーツ仕様。
当然、フィンガー・ピッキングに徹するスタイルを誇示。

上手ポジションに位置するギタリストは、フェンダー・ストラトキャスター担当のリーダー種田さん
(3トーン・サンバーストのボディカラー。
MCも兼任
ローズ指板)

ソフトクリーム同様に、ここでも紅一点なのはキーボード涼子ちゃんが下手に陣取る
(帽子と眼鏡姿。
椅子に着席プレイ。
毎度おなじみのYAMAHA MOX6を使用)

そして、主軸に位置するはアカイのEWIを操るミノルくん
(センターのフロント)という鉄壁そのものの布陣だあ。

涼子ちゃんから、懇切丁重なる優しいメッセージが届いています。
「バンドを結成して、この度めでたく11年目を迎えました。
一人1曲ずつやりたい曲を演奏することが多いです。
無理しないペースで参加できるライブで演奏をしています。
ご来場のお客様、スタッフ&主催のアキさん、ありがとうございました!」

前置きが大変長くなっちゃいました。
それでは、そろそろまいりましょうか!
極上のフレイヴァー・ワールドへと突入だ!!
皆さん、覚悟の方はよろしいかな!?
度肝を抜かれることは間違いなしだ。
レポートの方にも、なんまら力が漲ってきたぞ。
驚いたことに、先月のライブで演奏した曲目とは一切のダブり無し!!
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

衝撃のオープニングナンバーは、捲くし立てるようにご挨拶代わりの「HEROES」
スクエアの中でも比較的知名度の高い、明るくリズミカルな楽曲。
2012年5月23日リリース38枚目のアルバム「ウィングス」トップに収録
(スケールの大きなコンセプト楽曲)。
安藤正容・作曲。
怒涛の如く、息つく暇も与えてくれないんだからなあ((´∀`*))
まったくもってしたたかだ。
相変わらず、細部にわたり凝りまくっています。
BGM用に聞いたら天罰がくだるぞ!!((´∀`*))
ジャズだの、フュージョンだのと狭い括りに例えるレベルの世界ではない。
脳天直下のヘヴィーなベース、重戦車のごときパワフルなドラミング、繊細なピッキングで追随するアグレッシブなギター、あたたかい彩を添えるシンプルなキーボード、貫禄十分に先導し続けるEWI。
特筆すべき点は絶妙のコンビネーション。
仲の良さが如実にうかがい知れる。
キーボードとギターによるバッキングワークも渋い光沢を放つ。
そして交互に織りなすソロバトルは、職人技だ。
極めつけのギター・ソロに合わせて皆さん、踊る、踊る!
ここでは、当然のことながら観客たちの視線は、旋風吹き荒れる彼らの一挙手一投足に釘付け。
そんじょそこいらにゴロゴロと転がっている、中途半端なミュージシャンどもが束になって挑みかかってきても、太刀打ちなんて絶対に不可能の領域。
大やけどをするのが関の山だから、やめておいた方が身のためだぜ!
これで掴みはバッチリとオーケー!
さあてと、今後の展開に胸がワクワクな状態さ。

それにしてもT-スクエアのカバー・バンドはけっこう観てきたつもりですが、ここまでEWIを巧みに吹きこなすプレイヤーは、はじめて見ました。
数年前の夏、札幌シティジャズで見た本田雅人が蘇りました。

「え~と、皆さん、こんにちは。
デコピンです((´∀`*))
嘘です・・・本当は香りが良い、という意味のフレイヴァーです。
しかし、もうすでに加齢臭が漂っています・・・。
(種田さんのユニークこの上ない奇妙奇天烈なるトークは今回も絶好調。
この一言でつかみはばっちりとオーケー。
毎回世相を反映した話題もてんこ盛り。
ひじょうに参考になるよ、マジに。
先月は「ジャニー喜多川です」だったもんなあ・・・・。
今回は、さっそくドジャース入りが正式に決定した大谷翔平の愛犬名を導入。
もちろんバカ受け!
日本のバンドのMCはすこぶる困難とされているけれども、種田氏にかかればお茶の子さいさい。
持って生まれた才能がうらやましいほど)
ライブに誘われるたびにバンド名が変わっています。
でもお声をかけてくれるのはせいぜい小樽の斎藤さんくらいのもの・・・。
知名度アップに心がけている今日この頃ではありますが、本日の主催者、キーボードの幕田さんからは、その後何故だか一切声がかからなくなってきました・・・。
(受付カウンター内でそれを聞きつけたアッキーは、焦ってそのことを否定しながら雄叫びを発する!)
このバンドの戸籍上実権を握っているのはリーダーの私、種田です。
毎度のことながら、マニアックな話題で申し訳ありません・・・・。
それでですねえ・・・・よろしくお願いいたします‥‥(-_-;)
先ほどのソフトクリームさんは、大変な盛り上がりでしたねえ
我々はどうしようもないので・・・・・次に行きますね。
あ・・・・曲名を忘れてしまいました・・・・
おっと、思い出しました・・・・風の少年」
2曲目は、ポップな長調の曲を披露。
全10曲入り2003年4月23日リリースの29枚目アルバム「スピリッツ」1曲目に収録。
惜しげもなく大人の色気とハイクオリティなテンションを堪能させてくれる、安藤まさひろ氏の作品。
イントロから延々と余裕しゃくしゃくでニコヤカに軽く旋律を紡ぎ出すギター。
リズミックなスラップ・ベースが神々しいほどの光りを放ちます。
そこからバトンを受け取ったEWIが、知性溢れる牽引役を一身に担う。
それはいぶし銀のギター・ソロでも同様。
後半でのテンポダウン効果がこれまた効果絶大。
思わず言葉を失うほどに唸ってしまった。
多少は抒情的で地味に聞こえる旋律だけれども、噛めば噛むほどに味の出てくるとはこういう曲のことをいうんだね。
まさにトロピカルなイメージソングの真骨頂。
外は身震いするほど寒いけれども、カラッと晴れ渡る眩しいくらいな青空の風景が、誰の目にも浮かんできたはずさ。
ああ・・・・・そうこうしているうち、遂に中間パートでは、したたかなるキーボード・ソロをクローズアップ。
個性の熱い激突に要注目。
イメージ狙いがずばりと的中。
練りに練られたセットリストの配慮にも乾杯!!
再びさりげなくEWIに戻るところなんて、華麗且つ程よいあんばいでしょう。

「どうも、皆さん、ありがとうございます。
エフェクターの誤作動を起こしてしまいました・・・・。((´∀`*))
今日は今年最後のライブということで、何を隠そう気合を入れなおそうと思って意気込んでいます。
で、自分を見つめ直す意味で大麻グミを買ってきました
(出た!世相反映第2弾!
おもむろに取り出したパッケージをしげしげと眺める)
何々・・・赤ひげ薬局とな。
精力絶倫。
どれどれ一つ食べてみたいと思います。
(ところがなかなか開封できなく、むなしいビニール袋のバリバリ音だけが響き渡る・・・・)
指がかじかんでいまして、うまく開けないのですよ・・・
あ!?やっと破れた!
(一粒取り出して口に放り込む。観客がジッと注視する・・・・)
うん、美味しい・・・・
食べますか!?
(と言ってメンバーらにも差し出す)
皆さんも食べてみますか!!??・・・・
どうも微妙な空気になってきたようです。
ところで同居している私の母親は、76歳でフレイヴァー6人目のメンバーです。
私がギターを背負って、そうっとバンド練習に出かけようとすると・・・また行くのかい?
・・・そのたびにうるせえ!!とひと悶着でございます。
それでは全国のお母様たちに謹んで感謝の気持ちを込めてお贈りします」
3曲目バラード「トウモローズ・アフェア」
1980年4月1日リリースの4作目アルバム「ロックーン」3曲目に収録。
安藤まさひろの代表作。
ドラマ「突然の明日」テーマソングとしてシングル化もされた。
静かに流れるソフト・メロディーと、結構ファンキーなリズム隊の対比が面白い。
アニメっぽいイメージでの創作。
茫然自失とはこのことさ。
喰い入るように見つめ続けるしかないよ。
情け容赦なき攻防には最早瞬き厳禁。
突如としてイントロから繰り出されるキーボード、ベースなどによるアンサンブルが紡ぎだすソロがいやが上にも興奮を煽るよ。
交互に奏でられる旋律は、唖然とするほどのまとまり方だ。
やや抑え気味なEWIと、ギターによる延々のユニゾンも目を引く。
パーカッシブなベースによる、エモーショナルなサムピック奏法。
全体を神々しく包み込む果てしなきシンセの荘厳なる調べは、言葉に言い表せないほど美しい。
これってちょっと練習した程度では成し得ない、基本に忠実なレベル。
阿吽の呼吸で一致団結の賜物。
努力は決して裏切らないを地で行く。
引き締め役の伊藤くんによるストレートなドラミングが、いい仕事をしていますなあ。
バッキングのハイハット中心に進行するドラム・リムショットの刻みが匠の技。
ビシバシと叩き込む骨太なスティックワークは、聞き惚れてしまうほどだ。
更に、最後は雰囲気を変えた、EWIの音色コード進行もパワフル半端ない。
早くもテンションがマックスに達した。
印象的な驚愕の遥かなる旋律に心を奪われてしまう。
安定感も抜群で、琴線振るわされっぱなし。
さすがリズムセクションのコンパクトな仕上がり度合いが抜群過ぎて、憎い限りだ。
もはやジャズだのロックだのなんてせせこましい括り付けなんて意味をなさない領域に達した感あり。

ここでもギタリストの種田氏が、またまた愉快痛快すぎる唯一無二のMCを存分にぶちかます。
でも表情は至ってクールそのもの。
彼に弟子入りしたいくらいだ。
バックのメンバー達はその最中いつも黙って聞き入っているんだけど、そこのギャップがまた面白い。
MCって、結構なめてかかって軽く扱う輩がほとんど。
でもこれって奥が深いぞ。
私は落語、漫才などを見てとっても勉強になった。


4曲目は場面一転してのミドルテンポ
「キス&クライ」
2014年6月1日リリースの40枚目アルバム。
7曲目に収録。
泣く子も黙る手数王伊藤くんの千手観音のようなドラミングは、いつ聞いても目から鱗だよ。
程よく体も温まってきたのか、リラックスモードに突入して地鳴りのごときドラムソロをど派手にぶちかます。
起承転結の展開バランス感覚がセンス抜群。
煌びやかに天空を舞うがごとく、涼子ちゃんの流麗なる威風堂々たる鍵盤さばきよ。
メカニカルな誇り高きミュージック。
クオリティは一級品だと保証します。
中間部分での高速ユニゾンによるインタープレイでは、恐ろしいほどに鬼気迫る演奏を突き付けてきた。
スティーブ・ルカサー並みな速弾きとアーミングを交えた攻撃的ギターソロや、キーボードソロも文句なしに素敵で胸ときめくほどにかっこよすぎ!!
バリエーションをグイグイと膨らませていく。
原曲のテイストを損なうことなく、大胆不敵なる改革を加えている。
タイトかつ緻密な陶酔のアレンジに痺れるよ。
レッドゾーン振り切れ寸前。
余力を振り絞っての大熱演。
全員が汗だくなんだけど、不敵さは絶やさない。
唖然茫然自失で失禁寸前。
しかしよくもまあ、これだけの入り組んだ構成を把握しているもんだ、とただただ感嘆。

「皆様、お疲れ様です。  
すみませんが、いまだ、ひじょうに緊張しています。
でも、嬉しさに感極まって指先が震えており、若干ではありますが、一抹の不安もよぎっています・・・。
暖かく見守っていただけたら幸いです。
なにとぞ今後ともよろしく!
それはともかくも、フュージョンって飽きてこない?
大丈夫?
良かった・・・・あと28曲くらいあります(爆笑)
嘘ですよ。
実は次でラストです・・・・」
会場から一斉に・・・「えええ!!???・・・・」
「スミマセン・・・。
お約束のように・・・・。
今日も女性ファンの獲得も叶わずでした・・・・(´;ω;`)
でもうちのドラマーは、ハードロックやヘヴィーメタル出身なのです。
若い頃にピアスというビジュアル系のバンドで、メジャーデビュー直前までいった男。
必至にメイクをした顔を鏡で見たら、自分のお母さんにソックリだったそうですよ。((´∀`*))
メイクをし過ぎてシミだらけになったので、除去手術を行ったんです。
会場内を暗い雰囲気にしてしまったようです・・・・
それでは、最後です・・・・・
今時期に合わせて特別にイントロで山下達郎のクリスマスイブを絡めてみました。
ヤマタツでも、決して山上たつひこではありませんよ!(爆笑)
知ってますか、がきデカ
死刑の・・・・
コマワリくん。
昔、私は似ているとよく言われたものです。
考えてみたら、悲惨な少年時代をおくっていました・・・
がきデカの脳みそは9割が下半身のことばかり考えているのだそうです。
うんちく話はキリがないのでこの辺にて終わりにします。
突発的なことには対応できないものでして・・・・」
ダメ押しとばかり「オーメンズ・オブ・ラブ(クリスマスイブ・バージョン)」で、畳みかけるようにとどめを刺す。
日本人ならば誰もが耳に覚えのある名曲へと、いつのまにかなだれ込んでいる。
1985年6月21日にリリースした12インチ・シングル。
同年4月1日にリリースされた10作目アルバム「R・E・S・O・R・T 」の1曲目に収録された永遠の傑作。
長く愛される吹奏楽編成やエレクトーン向きの定番曲。
ちょっとそれまでとは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまた心底グッとくるではないか。
これってカシオペアから受けた多大なる影響が、如実に表れた結果なんだそうだ。
それを知ったら納得。
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしる。
サウンド美意識の披露具合が絶妙だね。
まるで吹奏楽のために制作されたと勘違いされちゃうのもうなずける。
そのくらいによくできたスケールのでっかい作品だ。
EWIの音色がフューチャーされたあとは、各メンバーらによる火花散らせてのインタープレイ大会。
ベース・サウンドをグッと前面に押し出して、キーボードのバッキングも的確で派手な作品。
これをアクロバティックと呼ばずに、何をアクロバティックと呼ぶのか?
いやはやなんとも、すさまじいの一語に尽きますなあ。
いきなり疾走感溢れるアドリブの応酬で、オーディエンスは金縛り状態に陥るのだ。
もうこのグルーヴで、ハートは鷲掴みにされた。
相当に浸透しているだけあって、俄然盛り上がりが違いますね。
会場全体が滅茶苦茶にのり出したシーンをしっかりと目撃したぞ。
終盤としては申し分なき決定版。
力強いスネアによる連打が炸裂。
そこから次々と覆いかぶさるように追随してくる猛者たち。
あらら・・・・?ダンサー達がステージに彩を添えてくれる。
光る三日月タンバリンで必死に応援している方もいらっしゃいました。
そんな光景を見ていると、童心に戻っってしまうね。
ラストにふさわしき全員でのせめぎ合い。
目いっぱいに完全燃焼!
会場全体が一体となってのダンス大会。
イスに座ったままの人達も自然と体を揺らしながら、ノリノリに気分も高揚しているようだ。
どこもかしこも、お祭り騒ぎ。
ライブならではの醍醐味だね。
だからこそ、やめられないライブイベント出演。
満足感に満たされた表情で「ありがとうございました、フレーヴァーでした!!」
と大団円を告げる。
締めのありがたきお言葉を頂戴しましょうよ
「皆さん、良いお年をお迎えくださいませ!
いつもよりも、受けていたような気がします」
((´∀`*))
結局は美味しいところを、全部持っていかれちゃったねえ。
軽妙洒脱な癒しの語りにもやられちゃったさ。

フィナーレを迎えたフレーヴァ―は、達成感に満たされて誇らしげ。
観客席のあちこちからは当然「凄い!!」の声が漏れ聞こえてきた。
それも致し方ないだろうね。
またすぐにでも見たくなる貴重なバンドさ。
正直な感想なんだもん。
この日最高の超絶悶絶なテクニカル軍団だからな。
それは絶対に保証するよ。
本人たちは至って控えめで謙虚だけど。
「能ある鷹は爪隠す」を地で行くのだ。
聞きたくもない自慢たらたらな垂れ流し野郎どもとは雲泥の差。
オフステージでちょっとメンバーらと会話をしたけれども、今時珍しいくらいに好感の持てる実直で真面目な人ばかりさ。
それは音でも正直に反映されているよね。

エキサイトしたマサも、声高らかに賞賛の言葉を絶え間なく贈る。
そして、この場をお借りしてこの後に控えし膨大なる対バン名を読み上げる。

****この勢いの熱量そのままに、お次も負けてはいられません。
これまた異色のパーティー・カヴァー・バンドが参上しますよ!!

追記:このライブレポートは、想像以上に数多くの方々が読んでいてくれているようでうれしい限り。
会う人、会う人が賞賛してくれる。
とても励みになります。
たまに辛辣な意見もいただきますが・・・・(-_-;)
それらも全部ひっくるめて、今後の参考とさせていただきます。
さ、次にいってみよう!!
疲れ知らずのベテラン・オーディエンス達は、マナーを守って仲良くそれぞれ思い思いにライブを堪能。
****





VOL,207 LUA RELVA~MA CHERIE LIVE3 (SOFT CREAM編)

2023-12-19 12:22:20 | Live Set List
はい、さてさて・・・・・ライブレポート開始前にステージ上に設置されている高級機材類の説明をしたと思います。
ベースアンプ
AGUILAR 
ヘッド
BEHRINGER
ドラムセットSONOR (シルバーSHELL)
ギターアンプ
マーシャルJC-2000
ローランドJC-120
フロント左右2発のモニター
ヤマハ
キーボード・モニター
ローランド
湯沢さんミキサー
中山社長は
照明を担当
トリ前も9バンド目に出演する「中山トリオ」の頼もしきギター加藤さん、ベース秦野くんもスタッフとして待機してくれています。
もうこうなったら大船に乗った気分で演奏に集中できるね。

1,13:30~14:00

ムード満点で 賑やかなマサ持参のシカゴ・クリスマス・アルバムBGMに導かれて舞台に上ったオープニング・アクトは、地元・札幌からのバンドで、彦ちゃん率いる5人組「SOFT CRREAM」
(対バンは今年の2月26日、雪明りの路・小樽公会堂以来だ!)
あの時にもオープニングを飾っていた。

この日も彼らが、またまたまたまた~やってくれました((´∀`*))!!

ワーカホリックの彦ちゃんがいるといないとでは、イベントの雰囲気が全然違う。
そのくらいの名物男だ。
一体全体、彼はいくつのバンドを持っているんだい?
いやいや、考えるのはもうよそう
(と言いつつも、また近々ポール・マッカートニー&ウィングスのカバーバンド結成の予定だと書いちゃおうっと!
しかも、あの全盛期アナログ3枚組USAライブでの再現を目論んでいるのだとか。
なるほど、やるからにはでっかくいっちゃうんだね。
拓郎バンドのシンシアも、しんみりとしたフォークソング風弾き語りではなく、大所帯でのブラス・ロック編成だったもんなあ)。

とにもかくにも、そんな詮索は野暮ってなあもんだ。
だって、それを解説しはじめたら、それだけであっという間にここのスペースが埋まっちゃうもんね。

 
マサと彼とはもう17年ほどの付き合いになるんだねえ。
月日の経つのは早いものだ。

双方ともにS・T・A、TAKE・OFF(チューリップのカバーバンド)を結成したばかりで、スタジオリハでしゅっちゅう顔を合わせていた。
そして夢を語り合って切磋琢磨し合った仲。
酸いも甘いもかみ分けた盟友同志だ。

マサはほとんどSTA中心の活動だったのに比べて、彦ちゃんは膨大なる多方面のジャンルに着手。

自主企画ライブなども行いつつ、長年交流を重ねているのですよ。

だからこそ、そこから培った人脈も驚愕に値する。

バンド、音楽、ライブに対する取り組み方こそ違えど、刺激を与えあっている。
良い相乗効果を発揮しているのではないでしょうか。

 
一昨年、遂に神秘のヴェールを脱いだ彦ちゃん率いる紫のコピーバンド「蝦夷紫」
あれは各方面に十分な衝撃を与えてくれた
(トミーがヴォーカル、GUSくんもギター、アライさんがベース、キムキムがキーボード、ミョウテンくんやモッチンが交互にドラムスを担当)。

その後も相変わらず色々なニュープロジェクトを結成していることは、本人の口からとか、噂、SNSで時々伝わってきていた。

で、チャーのコピーバンド、BLUE CLOUDに引き続き、今回はこのバンドときたもんだ。

見るのは5回目だけど、いつでも期待感で一杯だよ。

こいつもこの日の目玉の一つ。

結果かい?・・・・もちろん想像以上に熱いパフォーマンスを繰り広げてくれた。

いやはやなんとも大した連中だ。

 
このバンド名を聞いて即、ピンとくる人は相当のロック通。
伝説のバンド、クリームのコピーバンドだ。
元祖ブリティッシュハードロック。
エリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、ジャック・ブルースという黄金のトリオ。

実は聞くところによると、このバンドは相当に活動歴が長いらしい。
今まで、あまり見れなかったのが不思議なくらいさ。
トップバッターには、もったいないほどのクオリティサウンドを轟かせていた。

最近の彦ちゃんはポップ系よりもクラシックなハードロック方面に傾倒しているのかな?
深読みしすぎ!?
気分によってやりたいものがコロコロと変動する性格なのかい。
チャレンジ精神が旺盛なことは良いこと。

 
おっと、彼らからメッセージが届いているよ

「セッション感覚でメンバーを集めたのですよ
2021年に穴埋めのため(!?)急遽結成したバンドですが、意気投合したのでそのまま活動を続行」

確かにクリーム自体が、ロックを基本としたアドリブ合戦の先駆けだからねえ。
でも圧倒的なる実力や、光る独特なセンスがなければ成立しないんだから。
理想と現実は残酷なまでに別モノ。
それを彼らはものの見事に軽く成し遂げてくれました。
恐るべしだ。

不動のメンツを見たらば、納得の布陣。

全身黒ずくめの彦ちゃんはいつもの帽子とサングラス・ファッションに身を包み、お馴染みの目にも鮮やかな赤色の335ギターを携えて登場。
ローズ指板仕様。
な、な、なんと、この辺のこだわりどころが心憎い限りさ。
ギブソンではなくバーニーだけど・・・。
ストラップはブラウン。
もはや彼のイメージカラーに定着しているね。
ペンダントも1ポイント
コーラスに加えて、MCも兼任なんだから頭が下がるよ、全くもう。
お疲れ様。

さあ、トリオではなく、掟破りのツインギター編成ではないか。

もう一人の黒づくめギタリストは、上手に位置するハヤシくん。
キャップも黒仕様。
去年の3月は白いフェンダー・ストラトキャスターを使用していたけれども、今回は3トーンサンバースト。
ローズ指板。
2人共に足元のエフェクターボードが壮観だ。
(写真参照のこと)

全身黒ずくめのリードボーカル&パーカッション(タンバリン)は、彦ちゃんとソウルメイトでもある高橋くん。
渋いサングラスも黒。
ラフに着こなしたス―ツ姿とウエストバッグが、すこぶるお似合い。

彦ちゃんと共に、シンシアという吉田拓郎コピーバンドにも所属しています。
男性ならではの骨っぽくも図太いヴォイスを披露。
その歌唱力は圧巻の一言だった。
それでいて忠実なる再現力には感服した。
細かな歌い回しや、メロディラインのちょっとしたフェイク技もいぶし銀だよ。
嘘だと思うならば、一度聞いてみなさい。
期待を裏切らないことは絶対に約束します。

ドラマー&コーラスはロン毛のモッチン。
髪の毛は後方にてバッチリと結んでいます。
近年多方面から引っ張りだこの人気者。
それもそのはずで何でも叩きこなしちゃうテクニシャン。
テツやベリージャムなどから受ける信頼度も絶大だ。
長年にわたりHBCラジオの人気DJ,ヤス率いる「ブラック・ビートルズ」のドラマーでもあります。
サッサ評「正確なリズムかつ多すぎないパラディドルが絶品!」
もちろん現在はSTA史上最強の信頼厚きドラマーでもあります。
(この日はなんとトップとトリ。
それだけでも驚愕なのに、中抜けして次の日の別ライブのためリハもするのだそうだ!!)

最後は紅一点のキョウコちゃん。
彼女も全身を黒で統一。
そして胸元にキラリと光り輝く金色のネックレスをマサはしっかりと見逃さなかった!
彼女の本業は金属手工芸品職人。
その技をフルに活用してレッド・ツエッペリンの4シンボルスをデザインしていた。
聞くところによると、シカゴのロゴ・アクセサリーもあるらしいよ。
今度機会があれば、是非見せてもらいたいものだ。

彼女とは長年会えずじまいだったんだけど、ここにきて連続遭遇だね~良いことだ!!。
去年の2月なんて、本番直前まで彼女がプレイすることを知らされていなかったのでビックリした。
そういえば、何年も前からこのバンドでクリームをプレイしていたもんなあ。
至極、納得だよ。
彼女はシカゴや往年の70年代ロックが大好物。
マサともちょくちょくと、マニアックなやり取りをしながら盛り上がったものでした。
この日も、STA&パープル・ブリンガーを見れることを楽しみにしていたそうだ。
ヒコちゃんに映像の録画を頼んでいるとのことですよ。

去年の2月は真っ赤な可愛いボディカラーのヘッドレスベースを、椅子に座った状態で右足にはフットレストを添え黙々と弾いていましたが、3月からは幻のグレコ製品サンダーバードを使用。
これは元祖ロック・クィーンの「スージー・クアトロ」モデルなのだあ!
ヘッドシェイプがまるで違う
(写真を参照のこと。
フィンガーピッキング奏法。
ブラウンサンバースト。
男顔負けなくらいのオーラを、ひたすらに放っていましたよん。)
このベースに関してはキョウコちゃんから感動的なお話をライブ直後に聞いたよ。
STAも結成初期に1回だけライブでお世話になった自転車店「サムズバイク」。
スープカレーも美味しかったなあ。
そこはキョウコチャンもモッチンも常連さんでオーナーとは大の仲良しだった(STAライブの時、キョウ子ちゃんも来店していた)。
そのオーナーのサムさんが数年前に亡くなった・・・・。
キョウコちゃんが弾いたベースは、サムさんからの形見分けなのさ。
「良い供養になりました。」と、キョウコちゃんは感極まっていたよ・・・・。
そうかあ・・・・・あれからもう8年という月日が経過したんだね。
というわけでして、髪型、全身レザーファッションも見るからにスージー・クアトロ!!
リスペクト精神が漲りまくり!!((´∀`))


前置きが滅茶苦茶に長くなってしまったね。

それでは軽快なるライブレポートに突入!!
****せっかくなので、今回セットリストから漏れた曲なども以前のライブレポからコピペして組み込んでみましたので一緒にお楽しみくださいな****

 まずは、サウンドチェックも兼ねて「クロスロード」で公開リハーサル。

ちょうど程よい時間となりました。
この日、司会進行を一手に引き受けたマサがご挨拶もかねて会場内における注意事項、イベントの趣旨から出演バンドの紹介。
そしてソフトクリームを盛大にコール!!

それに導かれて、毎度お馴染みの彦ちゃんによる軽妙奇天烈なMCからスタート。

「今日は市内のあちこちでライブが開催されているね。
古いロックのクリームをコピーしているので、バンド名をアイスクリームかスキンクリームにしようか、そうとうに迷いました。
(おいおい・・・・(-_-;)

で、皆、甘いものが好きすぎて糖尿病になりそうなくらいだということで、ソフトクリームに落ち着いた次第
(先日のファイスブックにもそれを手にした写真をアップしていた。
やることが洒落ているねえ)。
まあ、どの名前でも大した違いはないけど。

タカハシ君
「それでは1曲目・・・・・そうそう、白い部屋だったね((´∀`*))
ユーチューブで調べてみたらクリームの人気曲1~2位になっております」
ヒコちゃん
「えええ!??そうなの!!??」
「・・・・・ホワイト・ルーム!!」
怒涛の鉄板ナンバーが序盤から惜しげもなく披露された。
壮大なる怒涛のコーラスワーク。
ワイルドな音の洪水がこれでもかあ、というほどに襲いかかってくる。
こちらは「クリームの素晴らしき世界」に収録。
シングルでもリリースされた。
オーストラリアでは1位を記録。
ジンジャー・ベイカーは「4分の4拍子の構成に特徴的な4分の5拍子のオープニングを追加した」と主張しているそうだ。
(ウイキペディアより)

イントロに炸裂するクラプトンのトレードマークともいえるウーマントーンが盛大に華々しくウネリまくる。
その名のとおり、狂おしいくらいに咽び泣いて延々と響き渡るギターソロも絶品。
もちろん彦ちゃんは、ワウペダルも思いっきり踏み込み唸りをあげて、劇的でヘヴィーな「トーキングエフェクト」を得る。

キョウコちゃんも「私が女性版のジャック・ブルースよ!」と言わんばかりに複雑なブリブリフレーズで自己主張。
超絶技巧のサイケデリック・ワールド全開。
(彼女は札幌で有名なベースの先生に師事しているそうだ。
だからメキメキと腕をあげているのさ)

彦ちゃん&モッチンのハイトーン・コーラスも効果絶大だ。
よく通る声だから迫力も更に増す。

左手に持ったタンバリンをリズムに乗って激しく連打する高橋くんの、男気をふんだんに盛り込んだSTRONGヴォイスは絶好調。
各自それぞれが曲のありとあらゆる要素を解釈して昇華する姿は、驚きと共にとても勉強になる。

 「ヘイ!
ありがとうございます!
改めて・・・・ソフトクリームです。
白い部屋・・・・60歳前後の世代にとっては胸キュンものの、白いギター・・・・・白いブランコというのもあったね。
ビリーバンバンだっけ!?
ホワイトルームって英語だとカッコいいけど、日本語だと4畳半フォークのタイトルみたいだよねえ。
この曲は、映画ジョーカーの中でも効果的に起用されていました。
今日は曲を短めでお送りしております((´∀`*))」
「このバンドも、もう結成してちょうど5年になります。」
「・・・最初はサイケデリック・ヒコ・バンドとして始まったんだよね。
時の流れは速いもんだ。
ちょっと前まで20歳だったのに・・・・。」
「ヒコさん、何を言ってるのかよくわからない・・・
当時はクラプトン含めて3大ギタリストなんてよく言われていました。
札幌にもヒコさんという偉大なるギタリストがいます。」
「あのさあ・・・・何か欲しいものがあるの・・・・((´∀`))」


「私たちは年齢が近いのですが、還暦を過ぎている人は加入できますよ((´∀`*))
もうすぐ年金の支給もその条件にプラスされます(爆笑)
平均年齢が相当に高いので1曲歌うたびに息切れが激しいです・・・・
よって、曲を終えるごとに30秒から1分のインターバルなどをさりげなく設けております。
ええっとお・・・・次は何だっけか?
息も整ってきたところで・・・・・」
「何言ってるのかわからない((´∀`*))」

「このギターは1968年にクリームがロイヤルアルバートホールでの解散コンサートの際、クラプトンが使っていたギターを意識しています・・・・まあ、そんなことはどうでもいいかあ・・・
(その時の前座は第2のクリームと言われてたアイルランドのギターヒーローことロリー・ギャラガー率いるテイスト。
第1期ディープ・パープル!!
ああ・・・・見てみたいなあ・・・🤤)
少しでもクラプトンに近づきたいのです。
少しざわついてきたね」
「この寒いなか、ソフトクリーム・・・・でも私たちの熱い演奏で温まってくださいね!」
「時間も押していますのでそろそろいきましょう!
次に控えしは・・・・これをやるんですね・・・・サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」
彦ちゃんのアグレッシブなるギターソロからメインリフが炸裂。
クリーム初の全米ヒット曲。
最高ランクは5位
(1968年リリース。
1967年11月に発売された2枚目のアルバム・カラフルクリームに収録。アメリカではゴールドディスクも獲得している)
実は去年の2月、ソフト・クリームが出演すると聞きつけたマサは、オマージュとして迷うことなくSTAにもこの曲をセットリストに組み込んだ。
たまには、そんな遊び心があってもいいではないか!!
でも彦ちゃん、非情にも、その時はSTA登場の直前に帰ってしまったけど・・・・・。
ここでもうんちくを一言・・・・クラプトンのギターソロは、マ―セルズのロックンロールなスタンダード「ブルー・ムーン」を意識したのだそうです。
テーマともいえる、ある夜明けのサプライズを重厚に強調することに成功している。
上手上方からスモークが怪しくモクモクと漂ってきた。
演出効果バッチリ。
大出血サービスだね。
ほとんどが2つのコードで繰り返されるんだけど、それだけでも余りあるほどの芸術だ。
高橋くんは情熱的なボーカルだけにとどまらず、パーカッションでもバッキングサウンドへ応戦。
アフリカン・リズムビートが冴えわたるモッチンは「札幌のジンジャー・ベイカー」に見えてきた。
「タイトルにはサンシャインって付いているけど、全然そんな爽やかな感じじゃあないよね。」

「次はクロスロード・・・・・あ!?・・・ごめんなさい・・・・・
2回しか練習していないんだけど比較的新しい曲をやります(-_-;)。
ミドルテンポでいきますか。
それでは・・・・アイム・ソー・グラッド!!」
(1966年発表。
アルバム「フレッシュ・クリーム」に収録。
かのディープ・パープルもデビューアルバムにてドラマティックかつ綺麗な歌い回しで取り上げていたねえ。
そのことをオカちゃんに教えてあげたら、さっそくIPHONEで
検索していた)
おおおお!!!!
渋すぎて思いっきり泣けてきちゃうなあ。
通好みの極致。
こんな素敵な曲をカバーするバンドは初めてさ。
実はクリームもカバーなんだけどね((´∀`*))
もともとはスキップ・ジェームスという、デルタブルース黎明期のギタリストが作った曲。
ブルース・スタンダードみたいな存在の曲。
イントロの素早いくらいに能天気すぎる、林くんによる明るいアルペジオから震えがきちゃう。
サンキュー!!
間髪入れず場面転換して勢いにのった疾走感が絶妙の味わいを醸し出す。
ギターとベースによる荒々しいくらいに壮絶なバトルの展開。
意外にも、ツインギターの流暢でスマートなソロがサウンドの肝。
ベースラインが高音域でガンガンに歌っている時には、ギターフレーズをコードリフに変えての配慮。
ブレイクのアクセントや巧みなリムショット、素早いフィルインも程よき隠し味。
ドンドンと厚みを増していく音像の様は空恐ろしいくらい。
しかし、暴力的すぎるくらいに多い音数。
演奏というスタイルにのっとって、殴り合いの喧嘩をしているようだ。
タイトルをしつこいくらいに繰り返すんだけど、癖になるほど体に染みこんじゃうんだよ。
高橋くんとモッチンらによる華麗なるハーモニーも絶品。
気持ちよさそうに伸びる声が中々テクニカル。

「はい!
我々ソフトクリームは、まだ本格的に始動してから3年ちょっとかな・・・・!?」
「もうそんなに経ちましたかあ・・・年をとるわけだ・・・・
おっと、年齢は聞かないでくださいね((´∀`*))
今後ともよろしくお願いします。」
「そうだ、メンバー紹介なんかをしてみたいと思います。
気心の知れた上手い方々ばかりですよ。

キョウコちゃんが弾いている珍しいベースは、ショート・スケールのスージー・クアトロ・モデルです。
だからこれからキョウコちゃんが、スージーQを歌ってくれます・・・冗談です((´∀`*))
彼女とはもうかれこれ、6年以上の付き合いになります」
懇切丁寧、ユニークなテイストを加味したトークもこれまた一興。

「オン・ドラムス、モッチン!!
ご存じの名プレイヤー。
静かなる達人。
ブラック・ビートルズでも活躍中。
ブラビ・・・ブラピではないよ。
ブラック・ビスケットでもない

上手に陣取っているリードギターは・・・・ノブ林さん!!
そして我らがドン、工藤彦一!!」

彦ちゃん「ギター2の私がバンマスのチャーです」
と言い放った途端に「タムケンかあ!!??」と突っ込みが入り大爆笑!!
「この間、(ノ∀`)アチャーと言われました・・・・それとは違う!!」と慌てる彦ちゃん。
すかさずチャーの「闘牛士(チャー初期の歌謡曲路線時代の名曲)」ギターリフを弾く。
会場内で何人が理解してくれたかなあ・・・・?
ホノボノとした仲の良さがこちらサイドにまで伝わってきます。

このプレイ中の真剣な表情と、リラックスムード満点な和気藹々MCとのギャップが愉快痛快だ。
「近々、女性シンガーやミュージシャン限定特集のライブイベントなんかも考えています。
その際には皆さん、遊びに来てくださいね」


「全然関係ないけどシルクロードって映像があったよね。
・・・・・え~~、2曲目は交差点・・・・・クロスロードでございます!!
アドリブの掛け合い合戦をよく聞いてください。」
その彦ちゃんと林くんによる、ギター・デッドヒートが延々と繰り広げられた。
ツインリード・ギターによる、極上の絡み具合に唖然とさせられる。
情け容赦なき追随が絶妙の極みに達する。
ワイヤレスを装備しているヒコちゃんは、ステージを降りて客席にまで歩みよって延々と白熱のプレイ。

1968年発表クリーム3作目の2枚組アルバム「クリームの素晴らしき世界」にライブテイクで収録(CD2の1曲目)。
3月10日サンフランシスコのウインターランドで行われた1STショーからのピックアップ。
ミシシッピー・デルタ・ブルースの故ロバート・ジョンソンの代表作品(1936年に演奏)。
十字路で悪魔に魂を売ったことで、一夜にしてギターの腕が上がったという恐ろしくも魅力的な伝説にもとずくもの。
映画化もされたよね~!
十字路でヒッチハイクしている様子なんかも、リアルに歌われています。

でも、やはりクリームのアレンジ・バージョンが、世界的にみても超がつくほどに有名。
元々はカントリー調だったところを、クラプトンが血湧き肉躍るアレンジの妙でパワーアップ。
誰もがコピーしまくったことでしょう。
かのチャーも中学生の3年間を、この曲のコピーに費やしたという話はよく語られています。
野村のヨッチャンが大好物なのも納得。
印象的なリフ一発で瞬時にやられちゃいますね。
彦ちゃんもロビーにてここの部分は熱く解説していたっけね!((´∀`*))

余談ではありますが、今年1月ナカヤマオーナーが東雁来にオープンしたここライブハウス「ルア・レルバ」の新年会セッションでマサはタカハシ君、ヒコちゃんとで、この曲と「サンシャイン・ラブ」をプレイしました。
ベースは秦野くんから鮮やかなパールホワイトのヤマハ5弦を借りたのだ!

で、この曲は、ギターの5弦開放弦A(ラ)音を使ってローポジションで弾くのですが、チャーは最初6弦5フレットのA音で弾いていたと以前テレビで話していました。
もちろん5弦をルートにするか?6弦をルートにするか?では、同じ音でも聞こえてくるトーンが全く違って聞こえてきます。
うなずけるでしょう。
ある日、チャーさんは知り合いに正解を教えてもらったおかげで、初めて知ったそうです。
あの時代の人たちはそうやって、コツコツと努力しながら学んでいったのですよね。
そのおかげで、昔のミュージシャンたちが耳を鍛えられたのは間違いない。
今の世代は恵まれすぎだよ。
何から何まで楽をし過ぎだ。

話を戻して・・・・・クラプトンだけにとどまらず、そのバックで負けじとソロまがいに弾きまくるジャック・ブルースも凄まじすぎる。
私の憧れの的だ。
このクリームの3人がごく数年間だったけれども、一堂に会していたなんて、これを奇跡と呼ばずして何を奇跡と呼ぶべきか。

ギターマガジンの解説によると・・・・最適なる必須ポイントは、
Aのマイナーペンタトニックとメジャーペンタトニックのスケール。
そのどちらも使った定番ミックス・ペンタトニック(B・Bキングをはじめロックやブルース系では不可欠)。
効果的な復音フレーズの挿入。
豪快なる複音ベンド・リック。
素晴らしきラン奏法で盛り上げる演出・・・・とのこと。

堅苦しい話で恐縮ですが、上記を参考にしたらジャズやファンクなどでも面白い効果を発揮しそうだ。

ついつい、興奮のあまりギター教室の様相を呈してしまったさあ・・・・・(ある方のブログから引用させていただきました)。


「え~~っと、私はMCがあまり上手くないのですよ。
クリームって、1960年代の中期から後期にかけて数年間だけ活動したバンドです。
エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカー、すごくいい演奏をしていたね。
半年に1枚くらいアルバムを発表していた。
うちの姉さんはハイカラな人でビートルズ、ストーンズ、そしてクリームをよく聞いていた。
その頃の曲は短くて2分半、長くても4分
(ラジオでのオンエアを考慮しての作戦)
ところがクリームの曲はとっても長かった!
インプロヴィゼーション。
アドリブ、フュージョンの元祖。」
ここからヒコちゃん乱入!!
「あの頃のスーパーギタリストは、何故だかイギリス出身が多かった。
ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、リッチー・ブラックモア・・・・。
そしてギタリストの評価が高まった。
おっととと・・・・時間も押しますので・・・・
アイ・フィール・フリー!!(これも初出!)」
(1966年リリース、イギリスでのシングルチャートでは11位を記録。
デビューアルバム「フレッシュ・クリーム」に収録。
当時は、ブルースロックとサイケデリックの融合と評された)
これまた異色の激レアなナンバー。
「ボンボンボンボボン!!♪」とアカペラからスタート。
手拍子に導かれて皆で大合唱。
ライブならではの醍醐味。
一体感が半端ない。
ご機嫌なる空間に酔いしれる。
臨場感も申し分なし。
コンパクトにまとめ上げられたメロデイも、なんまらキャッチー。
単純すぎる構成なんだけど、こいつが厄介。
落とし穴が散見しているから、舐めてかかると大やけどする。
それを余裕と貫禄で、サラッとこなしちゃうんだから心憎い限り。


「・・・・・曲が古いだけでクリームには全く何も関係のない、アメリカンのロング・トレイン・ランニン
(ドウ―ビー・ブラザース)!!」

えええ!???予測不可能なチョイス。

1973年スタジオアルバム「キャプテン&ミー」に収録。そこからの第1弾シングル。
イギリスでは最高7位を記録。
これって元々はインストウルメンタルだったそうだよ。
ギターにはリバーブを深めにかけて、ひたすらカッティングに徹する。
あちこちのライブイベントでは、過去にも数多くのバンドが取り上げていたナンバー。
それくらい耳に染み付きすぎたお馴染みソング。
無意識のうちにワクワクしてきて踊りだしたくなるグルーヴが申し分ないよ。

モッチンはまるで千手観音のように、オカズを乱れ打ちで鳴らし続ける。
ブレイクをきっかけにバック陣へと次々ソロのバトンを受け渡す攻防戦に突入。
各自が全面までせり出して超個性的な技で応戦。
後半でのってきた彦ちゃんは、ギターを持ち上げて、お得意の歯弾きソロも披露。
林くんもジェフ・ベック直伝の速弾きとアーミングで応酬。
京子ちゃんも男顔負けな重低音のランニングラインをぶちかます。
いやはやなんとも、たいしたものだ。
古き良き70年代へ、一気にタイムスリップ。

高橋くんはどんなタイプの曲でも、器用に歌いこなす才能に恵まれたシンガーだ。
ステージングも巧み。
フロントのメンバー達がガッチリと一体化する光景も爽快。
しかしこのバンドの守備範囲はだだっ広いなあ。
敬服しちゃうよん。


「宴もたけなわではありますが、お名残り惜しゅうございます・・・・これで本当にラストですよ。
最後の曲・・・・愛しのレイラ!!」
満を持して遂に飛び出した極上のアンセムだ。
パワーコードによるラブソングのフレーズがメイン
(元々はバラードだった)。
クラプトン自身にとって重要なる1曲。
親友ジョージ・ハリスンの妻、パティ・ボイドに恋してしまったという、その狂おしいほどの感情を託したもの。
今でも必ずコンサートの終盤で披露される。
山場はもちろん火花散るツイン・ギターによるバトル。
全く方向性の異なる2人がしのぎを削り合う様は圧巻だ。
テンションがマックス状態。
まさに、このステージにおけるターニングポイント。
欲を言わせてもらえれば,デュアン・オールマン入魂の激しいスライドギターも導入して欲しいなあ。
残り時間もごくわずかに迫ってきたのを意識してか、メンバー達は余力を振り絞っての熱演。
よりアグレッシブに、汗を飛び散らせている様の気迫は近寄りがたいほどだ。
オーディエンスも、ドッと前方に詰め掛けてきて踊り狂っている。
密にならないように、お行儀よく気を使いながらね。
老若男女問わずにエキサイトしまくりつつも、エモーショナルな響きには心奪われてしまう。
琴線に触れるラインは日本人好みだ。


「どうもありがとうございました。
ソフト・クリームでした!!
この後にも次々と素晴らしいバンド達が出演しますよ。
最後まで楽しんでいってください。
よろしく!!」
「ちなみに唐突ではありますが、来年の抱負は・・・?!」
「元気いっぱいに過ごすことです。
それがなによりだ」
 
マサがカーテンを閉めてアナウンス。
「ソフトクリームに、もう一度盛大なる拍手をよろしく!」
歓声が飛び交う。
名物ダンサーのアベさんはルアレルバTシャツを着こんで熱狂していた。
「クリーム最高!!」

ちなみにクリームはジンジャー、ジャック存命中に「ロックの殿堂入り」を果たしている。
その時にはライブ演奏もしているんだよね。

残念ながら日本には来てくれなかったのが心残り・・・・。

もう2度と見ることが叶わない、永遠のロック・トライアングルの金字塔。

私はジンジャーだけ、遂に生で見ることができなかった。

 それはともかく、またすぐにでも「ソフト・クリーム」を見たいなあ。


****さあ、序盤戦を華やかに飾ってくれた。

ここからは一気にジャンルも豊富に選りすぐりのバンド達が、負けじと熱演を繰り広げてくれるよ~!

次のバンドは雰囲気をグッと変えて、ある意味ではユニークかつダンディーなフュージョンをフューチャー・・・・・これまた、破天荒極まりないテクニカルなベテラン勢だ。****

PS・・・・・加藤さんが寒がりのマサを気遣ってか使い捨てのカイロをプレゼントしてくれた。
うれしいなあ・・・・
気分もホッカホカさあ。
次いってみよう!!

VOL,207 LUA RELVA~MA CHERIE LIVE3 (PROLOGUE)

2023-12-18 19:35:39 | free form space
2023,12,16(SAT)
「MA CHERIE LIVE VOL,3」
札幌市東区東雁来町347-67
HALL ROOM~LUA RELVA
開場 13:00
開演 13:30
入場料 1500円(1ドリンク付き)
無料パーキングあり(50台!)

はい!
さてさて、皆さん、その後いかがお過ごしでしょうか。
今年の北海道はマジに異常気象だよ・・・。
なかなか雪が降らないもんね。
それはそれでありがたいことだけど・・・。
それでも、そうこうしているうちに、急激に冷え込んできた。
ブルブル・・・・
そろそろ一気に降り積もりそうな気配だ。
体調を崩している人も周囲に結構います。
お互い気を付けましょう。
健康あっての物種さ。
あの忌々しきコロナも徐々に和らいできた。
ひじょうに嬉しい限り。
よってバンド活動も活性化の兆しが見えてきた。
よしよし、そうこなくっちゃあだ。
そして、若干は気温が下がってきた中で、私は久し振り地元・札幌にてライブ2連発を豪快にぶちかましてきましたよ!
会場は、東雁来に今年オープンしたばかりの素晴らしいライブハウス「ルアレルバ」だ!
2023年の締めくくりとしては申し分のないシチュエーション。

ここは音楽好きにとって、夢のような別世界!
それは誰もが認める事でしょう。
今、札幌界隈で話題沸騰中。

私は今年1月7日(SAT)お披露目新年会の際にもお邪魔しました。

広大で美しい吹き抜けの2階建てで、いやはやなんとも、どこもかしこもゴージャス過ぎて素晴らしすぎる。
(超一流のスタッフ陣も含めて)
もうねえ、センス抜群な木の枝が取っ手のドアを開けて、次から次へと会場入りする人が瞬間的に感動する。
ステージはもちろんのこと、音響、機材、照明にと全て一流の設備に驚愕(来るたびにグレードアップされているし・・・・機材や看板類など)。
自然と写真撮影に勤しんでしまうのも、致し方なしさ。
あの時は鏡開き、カンパイの音頭、そしてジャンルもバラエティに次々と繰り広げられたバンド演奏。
ダンスに手拍子に声援と終始和やか。
食事やドリンク類も堪能。
「たまには観客に徹してくつろぐのもいいものだ」とのんびり構えていたら、いきなりトップでお祝いコメント役に指名されたさ!
あの時はマジに焦った・・・・(-_-;)
それだけならばまだしも、最後にはセッションにまで引きずりだされる始末。
「ベース持ってきてない」というと、秦野くんが立派なヤマハのパールホワイトベースを貸してくれた。
しかも一度もライブプレイ経験のない5弦!!
「ピックがない」というと、サッサがさっさとおにぎり型を1枚貸してくれた。
というわけで、伝説のクリーム「サンシャイン・ラブ」「クロスロード」をヒコちゃん、タカハシくんらとで披露。
あれも良き思い出。
その際、中山オーナーに「今度は俺のバンドで是非とも出演させてね!」
と言うと「ぜひ!」と快い返事をいただいた。
「ドラムに足を乗せたりしないからね」
と言いながらも、すでにこの日、乗せていたけど・・・・(-_-;)

その後、9月10日に本格的なバンド出演も実現(しかも2バンドで!)。
その時はご存じの名物男、ヒコちゃん企画「フレンズ・ライブ」

で、さっそく今回はお約束通り、STAのアキちゃん企画の自主コンサートイベントの実現へと至った!
男顔負けなキーボードの魔術師と言われるチャーミングレディ。
彼女のアクティブな行動力には頭の下がる思い。
今年1月にゴールドストーン、春にはジッピーホール、で今回はルアレルヴァ!
正に、この日、この時、この瞬間を心待ちにしていたのさ。
本年度の集大成ともいえる壮大なるイベント。

前回の会場入り時には、皆迷子になって、同じところで次々と車が鉢合わせ。
でも今回は奇跡的にもスムーズに到着できたよ( ´艸`)。

驚いたことに、モエレ沼公園、サトランドの近く故に、市内から相当な外れだと思い込んでいたんだけど、ちょくちょく寄っていた豚丼店、ビッグ、ホーマックのすぐそばだということがこの度判明!
これにはビックリ!
珍しく全然迷わず昼過ぎ(12:00~)にストレートで到着!
立派な玄関口では、即座に中山オーナー夫妻が笑顔で暖かく迎え入れてくれた。
(社長は喫煙中だった((´∀`)))
それだけにとどまらず、懇切丁寧にステージはもとより、1階、2階の楽屋から裏通用口までをも一つ一つ案内してくれた。
贅沢な楽屋は2つ。
他に女性専用着替え室も併設。
ステージ下手上手にも楽屋あり。
店内は全面にわたって禁煙。
喫煙所は玄関外と上手外の2か所に灰皿を設置。
もうねえ、恐縮するほど事細かに説明までいただいた。
多忙なのにね。
機材の搬入場所も無事に確保。
リラックスしている暇なんてない。
対バンのメンバー達も到着。
彼ら含め、スタッフの皆さんにも挨拶。
談笑中に次々とバンドマンらが会場入り。
誰もがこの空間に一歩足を踏み入れた途端、感嘆の声をあげている。
そりゃあ、そうだろうなあ。
その気持ちは、痛いほどにわかるよ。
私なんて「ここに布団を持ち込んで住みたい」と言っちゃったほど。
失笑をかってしまったけれど・・・。(;^_^A

豊富なドリンク類のほかにも、この日はおいしいカレーライス、おでん、枝豆も500円で販売。
マサの提案で各テーブルにメニュー表をオーナー自らコピーしてきて置いた。
これで準備万端整った。

そうこうしているうちにオープニングアクトの「ソフト・クリーム」が、念入りにリハーサルを開始した。

マサは音響、照明、セッティングを、たった一人でテキパキとこなしているプロフェッショナルなスーパーマン、湯沢さんにもご挨拶!
そしてマサ2バンド分の曲目説明表と追加事項も打ち合わせ。

今時期に最適なBGM用にマサ私物の「シカゴ・クリスマスCD」も特別に流してもらった(普段はオーナーの好みのジャズが定番)
まったくもって、わがまま放題だねえ((´∀`))
俺からの面倒くさい無茶振りにも、にこやかに対応してくれたスタッフの皆さんに改めて感謝。

オーナーの許可を得てワイヤレスはアンプ上、撮影用カメラはテーブル上に設置を済ませる。
2階の綺麗で広い楽屋に、一旦私物の小物類を運び込んでから再度、ステージをゆっくりと見学。
オーナー曰く「大所帯バンド用にステージ前方のスペースを更に広めた」とのこと。
そして、前回私が言った「ステージ後方にルアレルヴァ用ロゴを」をバッチリ実現していた。
紆余曲折を経て、念願だった三ヶ月ネオンが、文字入りで後方から神々しく輝いていたよ!
これ、長いボルトで固定するのが難工事だったらしい・・・・。
更には2階踊り場正面にも店名ロゴが貼り付けられていた。

そして毎度おなじみのバンド連中、お客さんで開演前から会場内はビッシリ。
当然、満員御礼の大盛況😉
無料の広いパーキングは即座に満車!
嬉しい悲鳴状態だね。
食べ物は持ち込み自由だなんて嬉しい。

厳選された全10バンドは、どれをとっても多種多様で、めちゃくちゃ賑やかに楽しく盛り上がってた!
凄腕の連中が大挙しての登場だもんね。
全編にわたってアドレナリン噴出しまくりのグルーヴで、とても気持ち良かったよ!
おかげ様で、非常にいい汗をかかせていただきました。😁

3バンドのプレイヤー以外にも受付嬢を請け負ったアキちゃん、幕引きを担当していたマサ&アイちゃん&かなえちゃんもお疲れ様!
絶えず熱演を繰り広げていた対バン達、懇切丁寧な親切対応スタッフの方々、
スペシャル・アドバイザーの加藤さん&秦野くん、そして最初から最後まで和気藹々に熱い声援を送ってくれたオーディエンス!
至れり尽くせりで、皆さん大満足さ。
全てにvery special thanks🤠🎶‼️

オーナーの中山社長は札幌フュージョンシーンの大御所ドラマーとしても活躍しているんだけど、これで長年の夢が遂に叶った訳だ!
ライブハウス・・・・男のロマンが現実に。
この日も、カシオペアのカバーバンド「中山クラブ」としてトリ前に出演!
重ね重ねお世話になりました。

絶対お勧めのハコです。😊
ルアレルバ、要注目だよ!

というわけでして、序章はここまで。
メインのライブレポートがはじまるよ!
心して読むように。
乱筆、乱文、稚拙なる長文・・・・、ご容赦ください。
それでは、いざ参ろう!!((´∀`*))

13時に開場だよん!!
臨場感満点に熱気ムンムンさ。



2323年の締めくくりライブはアキちゃん企画でバッチリと決まり🎶👍‼️

2023-12-16 22:48:30 | Live告知



2023.12.16(SAT)
STA、マシェリ、パープルブリンガーで心境著しきキーボードレディのアキちゃん企画ライブ!


パープルブリンガーとSTAの2バンドで登場します。

対バン達も凄腕揃い!
乞うご期待さ。
今年の締めくくりはこれで決まりだね!
決して期待を裏切る事はありません。
どうぞ宜しくお願いします♪


はい!さてさて、いよいよ明日に迫ってきましたよ。

2023-12-15 23:12:46 | リハーサル
皆さま、その後いかがお過ごしでしょうか。

早いもので今年もあと2週間あまり・・・・。
周囲を見渡すと、あわただしいことこの上ない。
多忙なスケジュールできりきり舞い状態のご様子。
くれぐれも体調管理には気を付けましょう。
路面も急激に凍結してまいりました。
交通事故も多発しているようです。
インフルエンザも流行の兆しあり。

そんなわけでして、我々サッポロ・トランジット・オーソリティは今年最後のライブに向けての最終リハに臨みました。

結局、全3回のリハでは毎回2人が入れ替わりの欠席。
9人編成ですが、その都度7人でやりくりして音固め。
そこはそれで、器用にこなしちゃうところが、恐ろしいまでに凄い。
究極にテクニカルなメンバーばかりですよ。

続々と常連でもある苗穂駅そばの「スタジオ・クリーム」に集結。
ここはSTA結成時からの利用スタジオ。
ということはすでに18年はゆうに出入りしているわけだ!
まあ、マサ以外はメンバーの変動が激しいですが( ´艸`)
師走だけに駐車場もビッシリ。
ようやく停めることができたので、さっそくロビーへ。

おお!
対バンの連中もいるではないか!!
この間のリッケンズが隣のスタジオで熱心にリハをしていたけれども、今回はフラッグが陣取っていた。
どいつもこいつも、元気いっぱいでなによりだ。
ご挨拶をかわしてじっくりと旧交を温める。
そうこうしてるうちに時間だ。
それぞれが、支払いを済ませてトイレに入ったり、のど飴をカウンターでもらったりして準備に取り掛かる。

我々は一番広い奥のKスタがごひいき。
直前まで別のバンドが入っていたようで熱気の余韻が・・・。

いつものようにセットリスト表をマサが壁に貼り付ける。
おっと、トモちゃんから「ここからはよく見えない」とおしかりを受けたマサ。
添付場所を変更・・・・(-_-;)
各自が立ち位置決め。
ホットコーヒーやお茶、ジュースを飲みながらセッティング。
チューニングにウオーミングアップに余念がない。

もうこの日で3回目だから余裕しゃくしゃく。

マサ、アイちゃん、トモちゃん、アッキー、モッチン、ミツ、そしてコバちゃんという強力な布陣。
残念ながらスケジュールの都合でハマピー、タカはお休み。

和気藹々の中、準備万端整いました。

マサからの号令でオープニングに取り掛かる。
ベースアンプは真空管だから、徐々に音のほうが出来上がってくる。
だから、最初と後半ではサウンドが雲泥の差。
トランペットソロもミツが貫禄の表情で兼任。
さらっと演奏をこなし終えて事細かなチェックを入れる。
アッキーがワルツの部分でコバちゃんのスコアに目を通す。
あちこちにミスがあったので、これは後で一音一音を確認して整える。

アイちゃんが登場。
マサが、その本番での入り方を提案。
トラブルとスマートさを考慮してね。
モッチンは「会場の後方から出てきたら!」と言う。
2曲目はさすがの歌唱力。
札幌のスージー・クアトロちゃんからは「今のSTAは以前とは見違えるほどにグレードアップした。
マサさんもとても楽しそうだ」とのコメントをくれた。
大当たり。そのとおり。
うれしいなあ。
見ている人はちゃんと見てるもんだ。
彼女はアイちゃんと懇意の仲だけに信頼度抜群。
もちろんマサとも付き合いの長い人。
シカゴ…当然STAもお気に入り。
アイちゃんは今でも「シカゴは歌うのが難しい」という。
聞いていて微塵もそんなことは感じないんだけど、それは本人にしかわからないこだわりどころ。
それあっての成長だもんな。

MCの箇所を経て管楽器2人によるファンファーレ。
これが第一の鬼門。
トモちゃんはサックス教室に通ってこれらの曲も指導を受けているそうだ。
だからめきめきと腕をあげている。
ミツも太鼓判を押している。
ハマピーも目をかけている。
タカとの相性もばっちり。
つまりホーンのアンサンブルがすこぶるご機嫌。
ミツが密にトモちゃんと打ち合わせを繰り広げる。
何テイクも繰り返す。
アルトサックスの状態がいまいち良くないようだ。

その流れにのってバラードへ。
メドレー部分のスムースな連結も舐めてはかかれない。
以前、スコア捲りで戸惑いストップしたことがあった。
あれはみっともないし、ダサい。
かっこよくきめてみたいものだ。
程よいタイム感覚でね。
コバちゃんはこの曲のみアコギに持ち替える。
だからフレーズの粒たちが美しい。
効果てきめん(お荷物だけど・・・(-_-;)
トーンに関しては、マサとモッチンが「もう少しトレブリーに」とリクエスト。
でもギターとボーカルが交互に絡む後半は誰もが称賛の言葉を投げかける。
お見事だ。
アイちゃん気持ちよく喉を震わせる。

アイちゃんはスタジオリハでも本番さながらに魂の熱唱を繰り広げる。
横で見ていても感動的で圧倒されちゃうくらいさ。
ゆるゆるに仲良しこよしを気取っている輩ども・・・・見習ってほしいものだね。
その妥協なき探求心は凄い。

ど真ん中の曲は第2関門。
これも何テイクか繰り返した。
そうすると問題点もクリアしていき、まとまってくる。
テンポのチェック、チューニングの狂いに気づいて演奏をストップ。
中間部のギターソロワウペダル、なだれ込むホーンセクションが肝。
何度、取り組んでも鳥肌もの。
モッチンが曲中、アイちゃんに向かって「タンバリンを叩いて」と指示。
エンディングもだんだんとあってきた。
その後、モッチンはみっちりとアイちゃんにタンバリンの指導を繰り広げる。
奥が深いパーカッション。
手ではなく太ももで打つとか、あまり大きく動かさないでも大丈夫とか、力も抜いて、とか要求がドンドンと詳細に・・・
円形や三日月形と持ち替えて試す。
アイちゃん、悪戦苦闘・・・・頑張って。

キーボードのガリや接触不良で一旦、リハ停止。
モッチンがいろいろと調べてみる。
ミキサーのインプット箇所の変更、つまみの点検、ケーブルも。
アッキーにモッチンはVOLつまみは固定にして「ボリュームペダルを買ったら」とアドバイス。

ハウリングも多発。
アイちゃんはいつもマイクを持参。
これはそうとうに高級品。(この間、床に落としてしまったけど・・・・・)

モッチン曰く「楽器、アクセサリー関連は消耗品」と言い切る。

残りの2曲・・・
最終関門。
これは静かなピアノから入る。
モッチン「オーケストレーションはないんだね」と確認を入れる。
トランペットソロはイメージで・・・・。
モッチンのパーフェクトなドラムフィル。
この癖のある目いっぱいにタメの効いたオカズを本家並みに再現。
これは今まで誰ひとりとして叩けなった。
まあ、他のパートにも言えるけどね。
だから懲りてしまって、長らくオクラ入りしていたんだ。
ホーン隊のミツは「早いパッセージだからこれは超絶技巧」と嘆く。
「これは変態だね」とマサが言うと、すかさずトモちゃんは「変態!」とマサの顔を見ながら言い放つ( ´艸`)

定番のラストナンバー。
アイちゃんは「歌い方を少し変えたんだよ」とマサに教えてくれた。
研究熱心。
偉いよなあ。
彼女の爪の垢を煎じて飲ませたい奴がごまんといる。

予備曲・・・・。
2番をカット。
そこで躓きがあったので、アイちゃんからダメだしをくらいやり直し。

そんなこんなを繰り広げていたらすぐにスタジオ終了時間に・・・。
濃厚なるひと時。

今回のライブはアッキーの主催。
しかも彼女は3バンドで演奏もする。
マサもモッチンもコバちゃんも2バンド出演。
トモちゃんはサックス教室に行ってからの会場入り。
モッチンなんてオープニングアクトを終えたら即行で次の日のリハのために中抜けして再びルアレルバ入り。
アッキーは受付嬢も兼任。
マサは司会者とカーテンの開閉も受け持つ。

とにもかくにも、それぞれにハードスケジュール。

ご来場を心よりお待ちしております。
今年完成したばかりの立派なライブハウスだよ。
広い吹き抜けにもびっくり。
無料パーキングあり。

よろしくお願いいたします。
完全燃焼だ。

追記・・・・大好評につき、三度チャーミングなSTAレディたちの写真を添付します。
ファン急増中。
悪用流出厳禁!( ´艸`)


































































STYX caught in the act…live LD

2023-12-15 14:20:38 | free form space
80年前後、よく耳にした「産業ロック」なる言葉!
その代表格はジャーニー、フォリナー、reospeedwagon、TOTO、そして…ステイクス!

また久しぶりにレーザーディスクを堪能!
これは正に、ステイクス全盛期のライブだ!
大ヒット曲のオンパレード。
何故か、代表作「ベイブ」が収録されていないのが不満だけど…。

ステイクスって、決して単純なハードポップバンドではない。

素晴らしいテクニックとコーラスワークを存分に発揮して、時には壮大で難解なるプログレッシブワールドを展開。
このライブでも披露しているけど、ミュージカル仕立てな演劇要素も加味していて、只者ではないバンドの姿をこれでもかあ、というほどにこちらへ叩きつけてくる。

お得意のバラードで惚れ惚れさせて、情け無用のヘヴイサウンドで圧倒もする。

究極は「ドモアリガトミスターロボット」で決まり!
これをやられちゃあ、熱狂してしまうよなあ!

でも人気ピーク時にトミーとデニスの確執でバンドは分裂…。
各自のソロ、ダムヤンキース、再結成、ジョンの死去と、いまだに分裂している…。
だからこそ、尚更この映像は見応えがある。

ちなみにこれはCD、DVDにもなっている。

脅威のロックシンガー、ジョー山中よ、永遠に!

2023-12-15 13:29:30 | free form space
ジョー山中の登場は衝撃だった!
日本ロック界から、初めて世界に通用するボーカリストが現れたと思った。
ロバートプラントやイアンギランらと張り合えるくらいにね。
脅威の声域やテクニックはもとより、ルックス、個性や名前と全てにおいてカッコいい。

実際、GSバンドを経て、あのフラワートラベリンバンドで数多くの伝説を残す。
カナダのChicagoと言われたライトハウスのメンバーの協力を得て海外デビューも果たしChase、EL&Pらとも共演を果たす。

自分はジョーの音楽活動をあらゆるジャンルの変遷と共に運良く目撃できた。

FTB解散直後、ソロでのワールドロックフェスティバル札幌真駒内コンサートイベントが最初!
舞台袖にでっかい和太鼓が見えたから、必ずアレをやるものだと確信するもそれは叶わず…( i _ i )

ジョーは、俳優業にも進出。
人間の証明、探偵物語などなど…。
声優としてあしたのジョーにも参加。

そしてドレッドヘアにてレゲエを歌う姿は後楽園ホールで観た。
チェピート竹内のベースグルーヴもジョーに負けないくらい半端なかった!

最後は長年夢にまでみていたフラワートラベリンバンドの再結成ライブ!
札幌ジャズマックプラザにて。
石間さんは札幌出身のギタリストで、ジョーの奥さんも札幌の方。
だから、ライブ前、エレベーターからジョー達が降りてきて普通に知り合いの人達と語らっていた。
俺も和田ジョージさんと握手してもらった
「こんにちは😃」と優しく言ってくれて感動!
もちろんライブはステージの前でかぶりつきで見入った!
ウーマンの人間離れしたハイトーンシャウト。
「これはきついんだよね」なんて、歌い終わった後に語っていた。
メイクアップに次いで、サトリも遂に生体験できた!

でも自宅が全焼…直後に癌で亡くなってしまった…。