goo blog サービス終了のお知らせ 

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

SEA SPRAY(chicago)

2018-02-19 12:28:33 | CHICAGO

波飛沫(なみしぶき、英: sea spray)とは、が海岸に衝突する時に生ずる水の飛沫。 飛沫はその現象により、ミネラルを含んだ塩、特に高濃度の塩化物陰イオンを多く含んでいる。 海岸線の近くの金属の腐食の多くは、風により吹き付ける波飛沫に含まれる塩類が、腐食プロセスを加速させることが原因で起こる。 

masa's art chicago logo respect  gallery

〜ウィキペディアより〜


P・SMOKE/mild&wild(CD)

2018-02-19 12:07:12 | free form space

1991年に登場した謎の覆面バンドによるCD。P・SMOKE「mild&wild」
4曲入り。
このバンド名を聞いてピンときたあなたは中々です^_^。
実はチャーとカールスモーキー石井によるユニットなのです。
一見異質な取り合わせにも思われますが、彼らの繋がりは結構深いのです。
米米クラブのデビューライブ直前にドラマーが脱退してしまい、急遽スタッフが呼んできたのがなんとギタリストのチャー!
チャーが即席で米米クラブのドラムを担当して難を逃れたのだとか。
で、時は流れチャーのバースデーパーティーに於いて息子さんでライズのメンバーでもあるジェシーが「解散してる米米クラブの再結成ライブが見たい!」とリクエスト。
恩義あるチャーファミリーの願いを叶えるべく復活した米米クラブなのでした。

このミニアルバムの曲はウイスキーCMソングにもタイアップとして流れていましたが、序盤はカールスモーキー色が前面にフューチャー。バッキングで控えめに弾いているギターはやはりチャー以外の何者でもないです!
概ね米米クラブのカラーで支配されているのかなあ…と思っていたらラストの曲でビックリ!
チャーの名曲「all around me」にカールスモーキーが全く違う歌詞(しかも日本語!)で感情移入たっぷり丁寧に歌ってます。上手くて違和感なく素晴らしいテイク。因みにその曲のタイトルは「2918」です。


SEA OF CLOUDS(chicago)

2018-02-18 23:50:44 | CHICAGO

雲海(うんかい)とは、航空機など高度の高い位置から見下ろしたとき、に譬える表現。山で見られる雲海は、山間部などでの放射冷却によって層雲が広域に発生する自然現象による。

雲の海に山々がのように浮かんでいるように見えることから雲海と呼ばれる。

かつては雲が遥かに見える果てしない海原のことを「雲海」と呼んだことがあった

masa's art chicago logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜


vol,147 小樽雪明かりの路 小樽公会堂(PART、2)

2018-02-15 22:51:53 | Live Set List

ライブ・レポートpart,1からの続きだよ~!

5、6:50~7:10

「みどる亭」(歌謡ロック)

札幌から2年連続4回目出演の4人組み。

バンドからのメッセージです「気が付けば結成11年目熟年パワー益々健在!更に極上のステージへ?足腰は注意です(笑)」

男性3人、女性1人という編成。

女性ヴォーカルを前面に押し出して、ドラム、ベース&コーラス(メタリック・ブルーのボディカラー・フェンダー・ジャズベース。ローズ指板)、そしてギター&コーラス(ポール・リード・スミス。シングル・カッタウェイ。レモンドロップ・カラー)。

演奏する楽曲は、全て耳に馴染みのある曲ばかりで網羅。

サウンドの方はジャパニーズ・ハードロック歌謡というジャンルにくくられるのではないでしょうか。1曲目「ああ、無情(アン・ルイス)」からして、ひじょうにパワフルで清々しいほどの突き抜け感が申し分ない。

スレンダーなボディを駆使してアクションたっぷり交えたエキサイティング・ヴォーカルに絡むギター。まずはここに注目だね。

タイトに引き締まったバック陣なので、迫力も倍増。

ギタリストは名器PRSの特徴を極限にまで生かしていますよ。

「みどる亭です。よろしくお願いします!・・・・2曲目は・・・・ロコモーション!」

キャロルキングとジェリー・ゴフィンのペンによる愉快痛快なるロックンロール。

ここでは例のバスドラム&ハイハットのアクセント刻みから、ギターコードかき鳴らしグランド・ファンク・レイルロードのバック・アレンジを参考に(全米1位)、歌詞はゴールデン・ハーフで。

このバンドカラーからすればこれが大正解でしょう。より一層の親しみも沸くしね。

男顔負けなストロング・ヴォイスで観客を指差しながら、シャウトするヴォーカリスト。

最前列のスペースでは、観客達が童心に戻り輪になって練り歩き機関車ごっこ。

ヴォーカル嬢「皆さん!ありがとうございます!!ダンスの準備はオーケーですか?・・・・」ギター「外は凄い雪が降ってませんでしたか?俺ギリギリ本番10分前に到着しました!」ヴォーカル嬢「次の曲は・・・ヴァケイション!!」1・2・3・4!

この曲は誰もが知っているから、自然と会場中の皆がタイミングよく歌いまくっています。

「待ち遠しいのは・・・・・ハイ!!」という感じでね。

これに参加しない手はないよね。

ここでも弘田三枝子のヴァージョンだ。海外のポップスを日本語歌詞で歌ってヒット量産した第一人者は、やはり彼女が代表格なのでしょうね。普及率や浸透率は他を圧倒していたもん。貢献度は絶大さ。

だって彼女のオリジナルだと勘違いしている人がいるくらいに、違和感なく自分のモノとしてこなしていますよね。

ボーカル「ここからは激しいのをいきますよ!」

ギター「最後の曲だっけ?・・・違うかな・・・・?」

それはパット・べネターの「ハート・ブレイカー」でした!

泣く子も失禁しちゃうくらいに、どこをとっても強靭なる音壁で構築された骨太なロック。

これを女性シンガーが挑むんだから、よほどの度胸と自信がなければ自爆してしまうというもの。

結果はオール・ライト!WOW!でした。

それどころか、フロントの3人が横一列に堂々と並び、前後左右に体ごと揺らす振り付けも披露。

「最後の曲です・・・アン・ルイスで・・・・六本木心中!」

外は寒風吹きすさぶ豪雪地帯。そんな状況を尻目に、穏やかな会場内は優雅にロッカー達が所狭しと舞っています。

ドラムスが劇的な駄目押しの一撃で牽引。

そしてリズム・セクションの相棒ベーシストは、へヴィーで図太い音にて主張しまくり。

すごい!フィンガリングが器用だなあ。おみそれしました!!指の捌き具合も綺麗な運び。

やはりここでもアンコールがかかったよ!究極の一発「ありがとうございます!イエーッ!・・・タイム・マシーンにお願い(サディステック・ミカ・バンド)」

というか、これは木村カエラのヴァージョン(サディステイック・ミカエラ・バンドのあれね)。

しかもライブなのに、ご丁寧にもエンディングではあのブツ切りを再現してもいました。

通ウケするコダワリには、ついついニンマリと頬が緩むというもの。

それにしても異常なくらいに大盛り上がり。

ピョンピョンとジャンプしながら、メンバー達も誇らしげだ。

PRSがスポット・ライトを浴びて燦然と輝いていましたよ!

6、7:20~7:45

「M-Scats」(Jpop)

札幌から初出演の5人組バンドです。

バンドからのメッセージがあります「結成まだ1年少々で、不慣れで緊張してミスる事もありますが、みんな頑張りますので!」

トリ前は、全曲を女性シンガーのジャパニーズ・ポップ・ロックで占めたコピー・バンドです。

この日一番初々しきバンドが降臨。

フロントに女性メンバーが2人並んでいるだけでも華やかですね(なんたってオオトリに控えしSTAは、完璧なる野郎の集団ですからね)。

しかしこの日の出演バンドにおける女性ミュージシャンの多い事。大歓迎です!

ここの編成は・・・・・(女性VO)、(G)テレキャスター、ブロンドボディカラー、メイプル指板、(B)ジャズ・ベース3トーンサンバースト・ボディ・カラー、ローズ指板、(DR)、(女性KB&CHO。ローランド使用)。

何かとコダワリの強い女性シンガーは、往年のステージ映え満点なファッションでまずは掴みオーケー。

弦楽器コンビはフェンダーを携えてのプレイ。う~~ん、セレクトが渋いね。

1曲目の「ああ、無情(アン・ルイス)」から、超ハイトーン・ヴォイスが空間をつんざく勢いで挑みかかってきます。

コーラス・ガールとの息もピッタリ。

2人とも声域の幅が神ってる!

商業主義にのって大ヒットしたような歌謡曲路線ではなく、元祖ジャニーズ・へヴィーメタル・ポップスクィーンに重点を置いたスタンスが潔し。

黙々と真剣にボトムをキープするベーシストは、愛らしいルックスのシンガーとは対極に、そんじょそこいらのふやけた野郎どもなんか消し飛んでしまいそうな風格すら漂っています。

「いつもは男ばかりの脂っこいバンドですが、今日はちょっと趣向を変えてみましたよ(笑)」

プログレッシブ臭プンプンなシンセサイザーから「六本木心中(アン・ルイス)」。そこから力強いバスドラム・キックがバトンを受け取る形で主導権を握り、皆は手拍子。

体全体にズンズン跳ね返る重戦車のような音像も健在。ここまで一気に攻めてくると快感になってきちゃうね。

オフの時には物静かなここのドラマーも、いざライブともなると、あいかわらずメガトン級のドラミングを繰り広げているね。さすがに立派。流行になんか左右されないこのイカシタ楽曲は、いついかなる時でもライブにもってこいです。

この前に出演した「みどる亭」といきなり最初の2曲がかぶってしまいましたが、共にその白熱したステージングを一心不乱に見つめ続けながらニコニコと声援を送っていました。麗しきバンド愛を垣間見ちゃいましたよ。

「イエーイ!ありがとうございます。こんばんは。よろしくお願いします!凄い!素晴らしい。」「可愛い!(と、ラブコールが飛んできました)」「皆さんから元気をもらいました。・・・なんかね・・・・業務連絡・・・・・改めて考えてみるとこのバンドは1年が経過しているのですね。ここまでこれたのも皆さんの温かい応援のおかげだと思います。来年はどうなるかわからないけど、私は頑張っていきますよ。察してください・・・・・・ウーマン(アン・ルイス)!」

再び鍵盤楽器が牽引役。重厚なるサウンドが次に起こる展開へとワクワク期待させてくれます。

繊細なるピアノ・タッチに模様替えして焦らしまくり。憎いね。

皆で手を頭上にかざして左右に揺らす情景を見たメンバー達は、アドレナリンが噴出しまくってるんでしょうね。

光速リードギターに、スティック・ワークで挑戦状を叩きつけるドラムス。

「レーサーⅩ」真っ青だあ!

激しいフレーズのシャワーを浴び、分厚い音壁に襲われトドメはボーカルのみでのエンディング。

スリリングな音絵巻。

「アンルイスが続いたので、グッと抑え気味に・・・・プリンセス・プリンセスで・・・・ジュリア・・・」

ズッシリとしたミディアム・テンポでも、やはりボーカルがイントロのドラマを形成。

歌唱中ずっと目を閉じたままのボーカルも、オーディエンスもお互いに阿吽の呼吸で拳を振りかざして、すっかり一体化しちゃっているよ。

この辺に差し掛かったら、すでにステージ上は灼熱地獄。

ボーカルは「暑い・・・」を大汗かきながら連発。

それを察した親切なお客さんがウチワで扇いでくれる場面もあって、アットホームな「雪明かりの路」らしいなあ・・・とにやけちゃいました。

最後の決め技はギター・アーム・ダウンをギリギリまで目一杯に・・・・・・「グィ~~~~ン!!・・・・」。

リズム・セクションが鉄壁なる骨格を築き上げているので、さぞかしプレイヤーもシンガーもエクスタシーの領域で遊びまくれる事でしょう。

メンバー紹介を終えて「今日は真面目な話をひとつ・・・・最後まで見守っていただけたらと思います。とっとと最後の曲?話が長くなる押すタイプなもので・・・・よろしくお願いします。再びプリンセス・プリンセスで・・・・ナインティーン・グローイング・アップ!」

魂の絶叫、クォリティー高すぎでしょうよ!

観客たちから「もの凄い超音波ですね!」と感嘆しきり。

やっぱりここでもアンコールを求める声が鳴り止みません。

「いやあ、嬉しい。」「やちゃえ!やっちゃえ!」「汗だくです。じゃあスミマセン・・・。もう1曲だけお付き合いください。レベッカで・・・・ラズベリー・ドリーム!」

 女性ポップ・シンガーならば、誰もが一度は歌ってみたいキュートな名曲。ノッコってやっぱり女性達永遠のポップアイコンなんだね。

はち切れんばかりの喜び漲るボーカリスト。

ホップ、ステップと一瞬たりともジッとしないで全身にて歌を表現しています。

もう今まで数え切れないくらいに見つめ続けてきた光景だ。

「最後まで楽しんでいってください。カンパイ!!」

もうこのライブ・イベントも早いもので終盤の時間帯ゆえに、動員も大袈裟ではなく寿司詰め状態。

客層は見るからに現役のロッカー、往年のロッカー、音楽やライブが大好きな方から家族連れ、カップル、ご夫婦等々・・・そしてチビッ子達もあちこちではしゃいでいます(耳栓をしている子もいる)。

イベント大成功の感触を早くも味わっちゃいましたよ。

 ありがたいことです。

BGMは、バグルスで「ラジオスターの悲劇」

7、7:55~8:25

オオトリはどこでやっても浮きまくりのバンド「THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(STA)」

この日は特に浮きまくっていました。

でも温かいお客様たちの後押しで大成功でしたよ。

9年連続9回目は最多出演記録。

ずっとその偉業は誰に譲る事もなく更新中(でも皆勤賞はマサのみですがね・・・・)

バンドからのメッセージです・・・・「北国唯一無二極上のブラス・ロック・サウンドを熱くお届けします。ヨロシク!」

今回はSTA以外に管楽器が所属していたのはHOT WAXのルーシー嬢ただ一人。

岩見沢コミュニティFMラジオ音楽番組でDJを努めるケニーさんが、マサのそばに寄ってきて「STA出演はまだ?待ちきれないよ!」とひとこと述べて微笑んでくれました。

毎度毎度のことながら、今回のSTAがこの日一番の人数を誇ります。もう誰も驚かないよね(笑)

トリにふさわしく総勢8人の大所帯で賑々しくお送りします。半分はホーンセクションが占めています。これもお馴染みの編成。でも広いステージゆえに皆ノビノビとプレイに専念できます。

はやいもので、ニュー・ギター・ヒーローのコニタンは3回目のSTAライブです。

そしてまた新たなメンバーとして、キーボードのシバちゃんを迎え入れました。

彼は東京北区の赤羽出身。コニタンは和歌山出身。

そして共に31歳!グッとSTAの平均年齢を下げてくれました。

最大の目玉でもある彼等のヤングパワーを糧に、益々エネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げて見せますよ。

シバちゃんはたった2回きりのスタジオ・リハーサルなのに、よくもまあ責任重大なるパートを演じてくれました。

全員揃っての練習は遂に叶わなかったわけだし。

コニタン初STAライブ時も、同様でしたが、今回のセットリストもメチャクチャに複雑怪奇なる高難易度な内容。そこのところは真面目で努力家で何にでも真摯に取り組むシバちゃん。あの手この手を尽くして、孤軍奮闘で全曲を己のものとして習得していました。

彼の紹介者でもある、シュウヤ自身が驚愕していたくらいです。

若さが成せる業なんでしょうね。

いつも無理難題ばかりふってばかりで申しわけない・・・・。

でも結局悲鳴をあげながらも皆が皆、ドップリとはまってエンジョイしているのだから嬉しい限り。ブラスロックの魔力が成せる業。

そのような猛者ばかりがここに集っているわけです。

 もうひとつ、エビちゃんはスケジュールの都合がつかずに、ぶっつけ本番という事態に陥ってしまいました。

しかも会場入りも本番ギリギリ。息せき切っての到着。

ゆっくりする間もなく、マサから依頼を受けたクニがエビちゃんに一通りの打ち合わせ。

それと、実はメンバーの中には最近インフルエンザのなった者、胃腸炎になった者などなど、病み上がりミュージシャンがいるのです。

まさに崖っぷち、綱渡り状態での危なっかしいバンドが何とかかんとかここまで辿りつきました。

ずっとケイタくん一人で音響をこなしていたところ、STA直前にミワくんが駆けつけてくれて2人体勢に。

いつものように手馴れた段取りでセッティング。心強いなあ。

もうこうなったら演奏に100%専念できるというもの。

ステージ後片付け中のMスキャット・メンバー達に「お疲れ様」とねぎらいの言葉をかけて、入れ替わりでSTAいざ出陣です!

***SET LIST***

1、INTRODUCTION・・・CHICAGO

2、SOME LIKE IT HOT・・・THE POWER STATION

3、IF YOU LEAVE ME NOW(愛ある別れ)・・・CHICAGO

4、VEHICLE・・・IDES OF MARCH

5、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

6、GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

7、FREE(自由になりたい)・・・CHICAGO

8、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

~ENCORE~

9、PETERGUNN・・・THE BLUES BROTHERS

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO

SYU-YA・・・DR

KONITAN・・・G

JUN・・・AS VO CHO

FUNNY・・・TP FLUGELHORN

KUNI・・・TP PER CHO

EBI-CHAN・・・TB

SHIBA-CHAN・・・KB

~GUEST~

SUBARU・・・VO(GET IT ON)

STAが楽器のセッティング中、観客席では場内に置かれているウチワを手にパタパタと扇いでいる人もいます。

外は大雪なのにね(笑)

この場面ひとつをとっても、白熱した会場内の雰囲気がもろに伝わってくるというもの。

BGMはクール&ザ・ギャング「ジョアンナ」

まずはスタッフと共に、ブラス隊の立ち位置決め。

コニタンは黙々とギターの音決め&ウォーミング・アップに余念がありません。

チョコチョコとドウービー・ブラザースの「ロング・トレイン・ランニン」「チャイナ・グローブ」、ツエッペリン「ホール・ロッタ・ラブ」などのリフを弾きながらね。ちなみにコニタンはコーラスのエフェクターが嫌いだそうで、空間系はもっぱらディレイを好んで使用。

この辺のこだわり具合は他を寄せ付けません。

各自チューニング&音造りに専念。

ここいらあたりで全員が、オフステージからライブ・モードにスイッチ・オン!

準備万端整いました!

マサが歩き回って一人一人から「オーケー?」の確認をして回りゴーサイン!

ファニーもミキサー方向に向かって、両腕で大きな輪を送ります。

マサがニューフェイス・シバちゃんの肩をポン!と叩いて合図。

鍵盤からはいつのまにか、プログレッシブなる重厚なサウンドが地鳴りのごとく轟くわたる。次いでマサがシューヤに手拍子しながらアイコンタクト。

小刻みなハイハットワークで追随。

シンちゃんがアナウンス

もう毎回のことなのでマサは彼とは一切の打ち合わせをしなかったのですが、絶妙の滑らかなる口調でバンドのアナウンスをこなしてくれました!

「小樽恒例ともなった真冬の音楽祭典に今年も札幌からやってきました。

北国唯一無二のブラスロックバンド。ド迫力の熱きホーンセクションを心ゆくまでドップリとご堪能ください。メンバー一同、この日、この時、この瞬間を楽しみに待っていました。それではよろしく!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORIY~!!」

「オールライト!1・2・3~!!」

怒涛の波状攻撃へ火蓋が切って落とされました。

「イントロダクション」

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。メンバー一同愛して愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。その中でもこの日ほどワイルドで迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!出色の出来。

マサが野獣のごとく吠える。クニはカウベルにタンバリンにと、場面転換ごとに持ち替えながらもアクセントを演出。

コニタンはアグレッシブなアクションを巻き起こしながらも、剃刀のような切れ味鋭いコード・カッティングを繰り出す。

計算されつくしたシバちゃんのハモンドオルガンの音色が、シューヤのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえるホーンセクションのリフ攻撃は、益々厚みを増してきましたね。

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。後方センターからはドラムが迫力のグルーブを構築。

ホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をキーボードが引き締めるという構図が今回の基本コンセプト。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体何を仕掛けてくるのか??

さあ、第一関門の変拍子地獄に突入だ。

若干乱れたけれども、程なく修正(よく立ち直ったものだ。周囲には気づかれなかったみたいだけど・・・・)

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、切り込み隊長エビちゃんによる流麗なるトロンボーン・ソロ。

全くのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。

大した度胸の持ち主だ。涼しい顔して何事もなかったかのように振舞っていたよ(クニによる縁の下の力持ちも忘れてはいけないよ)。

ハモンドからピアノ音色に切り替えてのシバちゃんが先導しつつ、お次はファニーの出番。

彼のトランペット・ソロは百戦錬磨なので大船に乗った気分に浸れます。

安定感抜群で時折ヒステリックなハイノートなどもクールにヒットしてニンマリ。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面。

そして第3の男コニタンのギターが火を噴いた。

いきなり最前列へ飛び出して益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいに披露。

序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを忠実に再現。

炎のごときへヴィーなサウンドは、これにとどまらずより加速。

音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。

グリッサンド&チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。(でもコニタンは3曲目までは寒くて指がまともに動かなかったらしいです。そんなことは微塵も感じさせなかったけどね・・・・)

極めつけはシューヤの稲妻フィルイン。

バスドラムの設置が不安定だったらしく、ドンドンと前に動くため叩きにくかったらしい。でもなんとか乗り越えて拍手喝采。

マサがライブ途中で前面に回ってバスドラムを押してあげたよ。

更にはシンバルスタンドが倒壊!危うく前面にいたクニを直撃するところだった。

危ない、危ない・・・。

命拾いしたけれど、クニのトランペット専用マイクケーブルがブッツリと切断されてしまい即座にコードチェンジ。

押し戻したスタンドは相変わらず不安定な状態だったけれども、ホット・ワックスのギター「ギダイ」くんがすかさずステージに駆け上がってきてくれて助け舟を渡してくれたよ。サンキュー!

シバちゃんもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。

エンディングにおけるベルトーンも、見事な連携で繋がった。

シバちゃんからコニタンへと渡る流れからホーンセクションへ。

マサが右手を天井高く掲げてシュウヤと呼吸合わせて、ベースの振り下ろしでフィニッシュ。

大きな山場を全員一丸となって乗り越えた。達成感に酔いしれる暇もなく間髪入れずシューヤがファンキー・グルーブを叩き出す。

このビートには四苦八苦したけれども、本番では慎重に一つ一つのオカズを噛み締めるようにスティックを振るう。

マサの熱烈リクエストによって実現したエディットバージョンでの「サム・ライク・イット・ホット」

ジュンがSTA加入後、初リード・ボーカルをつとめた思い出の曲が久し振りに復活。

実はその最初のライブも、この「雪明かりの路」だったのさ(場所はエンペラーだったけど)。

あの時にはかなりナーバスな状態で臨んだけど、今では遊び心も交えル余裕も生まれています。

前曲とは色合いの全く異なるこの曲を是非ともシューヤと演じてみたかったのもこの度の狙い。

バッチリと応えてくれたよ。本人も故トニー・トンプソンには学ぶべき点、発見が多々見受けられたはず。

このあたりの空気感を察してか、観客も踊り始めています。

マサとコニタンがミュートピッキングとアタック音でテンションを高めます。

ソウルフルなジュンのボーカルが優雅で圧巻。

トレードマークの腰振り歌唱スタイルも健在。

コニタンはこの手の曲でも的確なるコードワークで盛りたてる。

もちろんマサのハイトーンコーラスとジュンの渋いボーカルとのコントラストもミソ。

アヴァンギャルドなギターソロも一際異彩を放つ。

シバちゃんはハモンドオルガン独自の解釈論を発揮。

軸となるのは、何と言ってもシューヤのダイナマイト・ドラム。

エンディングのアカペラ・パートもバッチリと区切りをつけて終了。

「ありがとうございます。改めましてTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです!皆さん、楽しんでますか~!?」イエイー!」「最後なのにこんなにも多くの皆さんに残っていただいて感謝してます。最後に登場しtのがこれこのとおり見るからに暑苦しいバンドではありますが、ラストまでガンガン一直線に頑張っていきますのでよろしくお願いします!」「イエイ!」「うちのバンド唯一のバラード・ナンバーです。セクシー部門担当のジュンが心を込めて歌います。シカゴの金字塔・・・イフ・ユー・リーブ・ミー・ナウ!」

この曲はオリジナルキーとは違ってSTAでプレイしていることを、シバちゃん&コニタンにスタジオ練習に入るまでマサが伝え忘れていたのです・・・・。

でもこの2人は即座に曲の本質を理解してくれて(相当に大変だったと思うよ)、本番では美しい仕事を果たしてくれました。

シバちゃんはオーケストレーションを施して、ストーリーを練り上げ、コニタンはそれまでの彼とは一線を画する極力抑え気味のプレイに没頭。控え目なるナチュラルトーンのソロも魅力に貢献。

マサとクニによる繊細なるコーラス。そしてクニの緻密なるトライアングル&ウインドウチャイム&クラベスやシューヤのリムショットが目立たないながらも最高の隠し味。

もちろん、体を軽く揺らしながらのホーンセクション(ファニーのフリューゲルホーンを筆頭に)の響きが甘く切なく咽び泣いている。

曲に合わせてチークダンスをしているカップルも数組います。

「ありがとうございます。次は踊れる曲をかましてみたいと思います」

メローな余韻に浸っていると急転直下!

筋金入りの本格的ブラスロックが炸裂。油断も隙もありゃしません。

フリューゲルホーンからトランペットにマイクを付け替える作業を見計らっていいかな?オーケー?」

ファニー&クニが右手を上げて応える。

「アイズ・オブ・マーチ・・・・・ヴィークル!」

ケニーさん、両手をあげて全身全霊を込めて大歓迎のジェスチャーを掲示。

ベッシーホールでの雪辱をここでしっかりと晴らしました。

文句のつけようもないくらいにヒップなアタック感が刺激的。

ジュンはアルトサックスとボーカルの二刀流。

ホーン隊は体を仰け反らせて渾身の吹き込み。

マサはネックをグルグルとひねり回してのピッキング。

後ろを振り返ったり、クルクルと回転。

一時たりともジッとしていません。ロックバンドのライブはやっぱりこうでなきゃあね。

時折ファニーとマサが向き合っての火花散るプレイも微笑ましい。

時代を反映してか、サイケデリック臭を狙ったコニタンのギター・ソロは確実に的をえているね。

決めのブレイクタッチ・フレーズでは、メンバーと観客達が何度も拳を突き上げる。(マサは左足でキック)

観客の中にはプレイ・スタイルを真似ている猛者も出現。

エンディングにおける目一杯にタメをきかせて喉を振るわせるジュンに観客達が痺れまくっています。

「イエー!ありがとうございます!」「かっこいい!」「もう一回!もう一回!」のシュプレヒコールが始まった。

「おいおい・・・それはどういう意味かな?この曲をもう一回?(笑)

じゃあね、ディスコティックな曲の後にはピアノポップソングをお送りしたいと思います。

今日は日曜日だけど、土曜日の曲・・・・シカゴ初のミリオンで・・・サタディ・イン・ザ・パーク!」「ワア!!」

シバちゃんが最も注目を集める珠玉のナンバー。

本人もかなりの気合を入れて取り組んだらしく、その努力の跡が鍵盤から発せられる音色のあちこちに散りばめられています。

マサがシバちゃんに「固めでね」とリクエストしていたとおりに、トレブリーなピアノでシンコペーションを繰り広げてロバート・ラムのニュアンスを醸しだしてくれました。

会場内では大きく手をあげて手拍子を打っている人々の姿が見えてきてハッピーですよ。

ホーンセクションの4人も吹き出す直前まで観客に向けて手拍子の要求。

2番歌詞のマサ・コーラスとクニによるボーカル・パートもかなりこなれてきましたね。

コニタンはアドリブをこなしながらも、嬉しそうにピョンピョン飛び跳ねプレイ。

ホイッスルが絶え間なく鳴り響いてきて、益々の活況を呈しています。

マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたミラーボールをステージから落としてしまいました。

そこへタイミングよく現れたレディ。

さりげなくそのミラーボールを拾いあげて元の位置に戻してくれました。

「あ!?皆さん、ここでスペシャル・ゲストを紹介したいと思います。

盛大なる拍手で迎え入れてあげてください!

スバルちゃんです!どうぞ!!」「ウオー!」とアイドルタレントに対する雄叫びにも似た図太い声が沸き起こる。

「去年の夏からダンサー・アベさんから熱烈なるラブ・コールがありまして、是非この曲をSTAとスバルのボーカルでやってねと言われていたのです。

やっと約束が果たせます。彼女が札幌界隈でアニソンからエゴ・ラッピンまで手広く音楽活動を行っているのは皆さんご存知かとは思いますが、今日はまさに1年ぶり、以前も舞台はこの雪明かりの路でした。

準備オーケーかな?STAフューチャーリング・・・・スバルで・・・ゲット・イット・オン!!」

シューヤ、待ってました!とばかりにスティック・カウントで・・・1・2・3・4・1・2・3~!

怒涛の「黒い炎」が帰ってきた。

スバル特製「TOPS」のバージョンでね。

ベーシスト・ヨッシーもマサの正面にやってきて、煽りをかましてきますよ。

ヒステリックなホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力。

特にファニーの乾いた金属音ハイノートは特筆モノ。

メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせます。

ジャズのエッセンスをたぶんに含んだオルガンソロも光っている。

後半、転調後のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリ。

しのぎを削るかのように、ホーンが競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか?と、心配になってしまうほど。

まあ、いずれにしてもそれまでの男ばかりの鉄壁なるハードロックに、一石を投じてくれた花一輪は高得点でしょう。口笛ピューピュー!

(スバル)「ありがとうございました。」

(マサ)「スバルちゃんにもう一度盛大なる拍手を!残り二曲は100%シカゴ初期のブラスロックで突っ走っていきます!

・・・・・・・・フリー!!!」

シュウヤの強烈なドラムロールを目印にマサが「1・2・3--!!」

2分ほどの曲なんだけど、その間をメンバー全員が全力疾走するような息継ぎ不可の難曲に突入。

マサとクニによるツインボーカルは、喉が張り裂けんばかりの雄叫びリフレイン。

耳をつんざくほどのホーンと変態チックなリズムの鬩ぎ合い!

ブラス隊含めて全員が残響音を轟かせる中、あっという間にエンディング。息も絶え絶え・・・・。

「ありがとう!正真正銘これで最後です!いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!!!

・・・・・・25or6to4!!!」

マサがコニタンを指差すと、

「ガガガガガーン!」

ギターが、これ以上ないほどに過激な爆音を叩き込む。

コニタン&マサが両サイドのフロントにて仁王立ち。

誰言うともなくホーンセクションが合間を縫って

「イェーッ!!」観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンス。

もうこれが本当にラストだと察してか、全員グチャグチャでどこもかしこも総立ちです。

それまでのタイバン達も総出。

エビちゃんも右手を何度も振り回しての熱演。

マサはシュウヤのドラム台にまでホップステップで駆け上って、コミュニケーションをはかる。

両膝をついてヘッドバンキングにてヴォーカルを続行。

コニタンは、虎視眈々隙間という隙間をびっしりとソロで埋めつくすほどに我を忘れて、

ギターの鬼と化しています。

でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!

エンディングではマサがベースを垂直に突き上げ、

コニタンのソロは止まらず、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイ。

マサはベースギターを肩からはずして、片足上げて思いっきり床に振り下ろした。

と、やはりアンコールの声がかかった。

「アンコール!!アンコール!!」

実を言うと、今回のSTAライブはメンバーの都合上、本編の楽曲分しか用意していなかったのです。

ところが、本番当日、出演バンドへ次々にアンコールがかかる。

おいおい・・・・この流れで行ったらSTAもアンコールをやらないわけにはいかないよねぇ~と、

メンバー達が色めき立ってきた。

こういう苦しい時には、お決まりの「ピーターガン」です。

マサがさっそくメンバーたちに伝令。

ところが、シバちゃんだけはこの曲には一回も関わった事がない・・・・。

マサから、「E一発だから!」

シバちゃん「OK!!では、曲を探してコピーしておきます」って、本番の直前です・・・・この状況。

でも、やっちゃいました。

シュウヤは、有無をも言わさずドラムでリズム開始。

マサとコニタンがメインリフを弾き始めると、知性派シバちゃんもオルガンで

それに便乗する形にてなぞってくる。

その時にもソロパートの三人はパパッと指差しで順番を決めていました。

その間数秒。

どいつもこいつも、ビックリするぐらい頼もしくも凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。我々にも皆目見当がつきません。

まぁ、こういったスリリングなパターンもSTAならではの持ち味であり、魅力のひとつだね。果たして軍配は誰の手に!?

驚いたことにファーストソロは、エビちゃんではないか!

やるときはバッチリとやってくれる男だねぇ。

ムードメーカーのクニはちゃっかりと、どさくさにまぎれて客席に降りて踊っているし(笑)

二番手はファニーによる超絶な嘶きトランペットソロ。

最後は、コニタンがジミヘンかSRVばりのエモーショナルなギターソロ。やはり役者が違います。

完全燃焼。

真っ白な灰になって燃え尽きました。

「ありがとうございます」

一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

ブラスロックは爆発だ!!

「皆さん、最後まで残っていてくれてありがとうございましたー!!」

司会のシンちゃんへ、

「はい、最後も盛り上げていただきましたSTAに今一度盛大なる拍手をお願いしますー!!」

と言うわけでして、今年も小樽名物「冬の祭典オールディズ・ナイト」の夜は更けてゆきます。

まあ、色々とアクシデントもありましたが、お蔭様で何とか無事に大団円。

また来年もここに帰ってくるよ。

再会の時まで皆さん、お元気で。

とりあえず、外は氷点下の冷気に閉ざされていました。

道中スリップ事故に気をつけてね・・・・。

 

VERY SPECIAL THANKS TO・・・MR,KENNY&ABESAN&MICHIKO&CETERA&MR,SATOH&MR,MINAGAWA&YOSSY&KOBACHAN&SUBARU&INARIZUSHI&COCA-COLA&MINERAL WATER&OTARU NO MIZU&EDAMAME&KARAAGE&ORANGE JUICE&IKU&KEITA-KUN&SHIN-CHAN&MIWA-KUN!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


STELE (chicago)

2018-02-15 22:42:38 | CHICAGO

石碑とは、人類が何らかの目的をもって銘文を刻んで建立した石の総称。「碑」ともいう。墓石としてなど他の目的を持たず、銘文を刻むこと自体を目的とするものをいう。なお、何かの記念として建てられたものを記念碑、和歌・短歌や歌の歌詞を刻んだものを歌碑、俳句を刻んだものを句碑、詩を刻んだものを詩碑という。 

masa's art  chicago  logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜


VOL,147, 小樽雪あかりの路10  小樽公会堂 (PART,1) 

2018-02-13 16:08:52 | Live Set List

2018,2,11(SUN)

オールディズライブ

10(SAT)&12(MON)と三日間の開催中、ド真ん中日のレポート。
(小樽市花園5-2-1)

早いもので、ついこの間出演したなあ・・・とのんびり思っていた「雪明りの路」ライブイベントがまたやってきました。
小樽のライブは思い起こすたびに感慨深いものがあります。S・T・A結成初期は地元札幌中心で活動していたのですが、
「そろそろ他の街にも進出したいなあ」と思い夕張や岩見沢などでもライブを敢行。
そんな矢先にS・T・Aブログへメッセージを送ってくれた男性がいました。
その人こそ、小樽音楽界のボスことサイトウ氏であります。
それが縁で、めでたくS・T・Aは本格的に小樽ライブに進出することとなったわけです。
(それまでも銭函ライブ出演はありましたが、小樽中央はこれが初で雪明かりの路が舞台)
もうそれから数えてどれだけの年月が流れたことか、お世話になりっぱなし。しかも参加するたびに膨大なバンドマンや音楽仲間の輪が広がったのです。ひょんなきっかけとはいえ面白いものです。それもこれも愛する音楽の醍醐味のひとつですなあ。
さあ、S・T・Aは9年連続9回目のおなじみ「雪明りの路」(毎回必ずメンバーの顔ぶれや人数が違うというのもS・T・Aならではの特徴。結局はいつのまにか最多連続出演バンドの栄冠に輝いています。といっても前述のとおりメンバーに変動があるので皆勤賞はマサのみ)
それはともかくとして、このライブイベントは札幌雪祭りと同じ時期に催されるもので20回目を迎えます。小樽全域をフル活用しての市民一体型冬の風物詩。
それとタイアップした10回目のオールディズナイトも今では道内に知れ渡り毎年申し込みバンドが殺到して瞬時に受付を締め切るというほどに成長。
今回も全道から選りすぐりの全24バンドが集結することとなりました。期間は10日,11日,12日の3日間です。
もうひとつ特筆すべき点が、今迄ずっと「エンペラー」を利用していたのですが、諸事情により去年いっぱいで終了(お気楽ライブや楽屋としてS・T・Aもお世話になりました)
心機一転、新たな場所として選ばれた会場は今回で2度目の開催ですが、花園町に位置する「小樽市公会堂大ホール地下2階」です!
公会堂というイメージを持つとびっくりポン。
門構えと屋根がまるでお寺のような外観。
それもそのはずで建築されたのはなんと明治44年のこと。当時の用途は宿泊施設。小樽市指定歴史的建造物なのですよ。
小樽は海と坂道の漁港。その山の頂上に公会堂は位置します。2015年の11月文化の日にSTAが出演した「小樽市民会館」の真横。
よって冬の坂道での車の運転の危険性を心配していたメンバーもいましたが、今年は暖冬なのでその心配も取り越し苦労だったようです(笑)
道路はザクザクのシャーベット状態,しまいには雨まで降ってきちゃいましたあ!
とりあえず昼過ぎにマサは一番乗りで到着。何とか駐車場を確保して、早速機材と楽器を玄関扉から階段にかけて運搬します。長い廊下の奥からこの光景には似つかわしくない爆音が轟いています。前から個人的に気になっていた能舞台がこの建物の隣に位置していることを今回はじめて知りました。
もちろんエレヴェーターなんていう文明の利器など皆無なので、壁に貼られたコンサート・ポスターを目印にしつつ、
どこを取っても古き良き昭和のムード漂う階段を降りてゆきます。地下2階に大ホールが現れました。といいましても地面の中ではなく斜面の建造物ゆえに窓からは小樽市街地の裏側が一望できるという景観。
木造の戸を開くと天井の高い大きな体育館のようなホールへ。
小学校時代に一気にワープしたような気分です。
中ではすでにスタッフのケイタ君が準備のために一人であちこち作業中。最高責任者サイトウ氏はカウンター席に。音響の兄貴分シンちゃんはこの日休み。でもSTA本番直前に駆けつけてくれました!飲食物販売コーナーの皆様はじめ、気心の知れた連中ばかりなので軽く挨拶回りをしながらも私物搬入。
おお!直後にファニーが開場入りしているではないですかあ!やる気満々ですなあ。立派な緞帳のあるステージに目をやるとトップのバンド「HOT WAX」がリハーサル中。時間がタップリとあるのでじっくりと音固め。さっきのサウンドの張本人達。久し振りの再会に、ニコヤカに彼らとも気さくにやりとりなどしながら近況報告。
我々は入り口前テーブルに陣取りました。
自分のケースからシールド、スタンド、楽器類を取り出し、ある程度一段落したのを見計らって場内を散策。
地下1階のテラスをビデオカメラ設置場所に確保決定!
あっという間に午後4時半の開演時間がやって参りました。お客さんも続々と入場してきたのでウォーミング・アップでもしておきましょうか。
リニューアル雪明かりの路2日目(真ん中日)です!

ステージ備え付けの器材類の紹介です。といっても毎度毎度お馴染みの使い慣れたモノばかり。

ドラムはシルバーカラーのパール・チャレンジャー。

ギター・アンプはビルトインタイプのマーシャルと同じくヴィルトインタイプの赤いフェンダー。

ベースのスピーカーはマーク・ベース。ヘッドはギャリエン・クリューガー。

キーボード用のアンプはべリンガー。

ちなみに前もってここで言っておきますね。この日の全7バンドにアンコールがかかりました(笑)
会場内のBGMはトム・ジョーンズ「シーズ・ア・レディ」

サンタナ「君に捧げるサンバ」、バリー・ホワイト「愛のテーマ」、クリストファー・クロス「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」

パーシー・スレッジ「男が女を愛する時」、マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」、スイング・アウト・シスターズ「ブレイクアウト」

これらの名曲群を聞きながら客席前にてマサと御大ケニーさんがリラックスしながら音楽談義を楽しんでいます。

そうこうしているうちに、まずはサイトウ氏からのご挨拶と注意事項(受付カウンターからワイヤレスマイクを手に)。
この建物は瓦屋根なので落雪事故にはくれぐれも気をつけてください、とのこと。
その流れで、すかさずトップバッターのバンド名が高らかにコールされます!

1、4:30~4:55「HOT WAX」

2年連続、8回目のお馴染みベテランバンド。

小樽から、泣く子も黙るこの街の代表的5人組ロックンロール・バンドのサウンドが満を持して始まりましたよ!首を長くして待ってたよ~!!

「雪明かりライブ」になくてはならない大御所バンドだけに、俄然、初っ端から熱気がムンムンに充満。

オープニング・アクトなんて、ちょっぴりと勿体ないような気がします。

で、本番開始にはまだ時間があるので最終チェックとばかりに2曲ほどを公開リハ。

しかも、しかもだよ。本番セットリストにはない曲をセレクトするという余裕あるところを見せ付けられちゃいました。

デル・シャノン「悲しき街角」、カール・パーキンス「ブルー・スエード・シューズ」というもってこいの定番。

すっかりと、本番並みに受けまくってるし!「こんな感じでよろしいでしょうか?(笑・モーリー)」

さてさて時間の方もそろそろかな・・・・

全員が統一された衣装に着替えて、すでにスイッチ・オン状態(このコスチュームは「かっこいいなあ・・・」とコニタンが見入っていたよ。写真参照してね)

編成は・・・・札幌から参加のドラマー、ナベちゃん。

アップライトベース&コーラスはヘルプで超絶技巧派のテク二シャン・ヨッシー。ホットワックスは昔からかっこいいなあ・・・と彼にとって憧れのバンドだったらしく、近年は一緒にプレイするという夢が度々実現。また彼の新生面が明るみになりました。イキイキとした表情が印象的。

この日は雪投げ作業で腕の調子がイマイチ良くないとのこと。でもそんなところは、微塵も感じさせなかったよ。堂々たるパフォーマンス。

ギター(ギブソン・ブラウン・サンバーストカラーのボディ)&ヴォーカルはリーダーのモーリー。

サイドギター(ナチュラルボディのフェンダー・テレキャスターはシンライン。メイプル指板。なんとメキシコ製なんだよん!黒いストラップはやはりフェンダー製)&コーラスは陽気なナイスガイ、ギダイくん。

そして紅一点テナー・サックスにユミ改めルーシー嬢(ヤナギサワ製)。

「皆さん、準備のほうはよろしいでしょうか!」「イエーッ!」「はじめます!!」

 まずはオープニングに必ずもってくる「ホット・ワックスのテーマ」ではなく、いきなり「ハワイアン・ファイブO」(ザ・ヴェンチャーズのバージョン)

1970年前後アメリカのテレビドラマのテーマソングとして、耳に馴染みのあるインストウルメンタル。

これはこれで、まことに嬉しい裏切り行為だ。

だって早速ステージ前方では名物ダンサー、アベさんが踊りまくっているもんね。

短いインストウルメンタルで一種の名刺交換代わり兼ウォーミング・アップ。

すかさず2曲目「ロック・アラウンド・ザ・クロック(エルビス・プレスリーのヴァージョン)」

ヨッシーはいつも5弦エレキベース姿を見慣れているので、今回観るアップライトによるベースプレイが、個人的にとてもワクワクで楽しめます。ヨッシーは生真面目な性格ゆえに、一生懸命取り組んだのでしょう。全く違和感なしで適応力抜群。シックリとプレイスタイルが馴染んでいるよ。

1音1音の粒立ちがクッキリしていて、ナイスです。まあ本人に言わせれば、まだまだ納得いかないでしょうが。

ナチュラル・トーンによるギターソロが、軽快に響き渡る。

「こんばんは!!あれ!?返事ない??ハイハイ、どうもありがとうございます・・・じゃあ・・・ラブ・ポーションNO,9(サーチャーズ)!」

イントロのカウントでちょっと手間取ってしまい仕切りなおし・・・モーリー「じゃあ俺がカウントやる?」

ヨッシーのグルーヴィーなアップライト&コーラス冴え渡り!

すでにステージ前方は芋洗い状態で、もの凄い事になっています。

その場だけ映画「アメリカン・グラフィティ」の50年代にタイム・スリップしたみたい。

そうなのです。今回の基本コンセプトはルーシーからマサが入手した情報によると「アメリカン・グラフィティ」の雰囲気再現なんだそう。

お次のナンバーは通好みのオールディズ「トウ・ザ・アイスル(1973年ザ・ファイブ・サテンズのヒット曲)」

ホット・ワックスは今回のライブ用に9曲用意(曲が短いからこれだけの量を組む事が可能)したそうなんだけど、2曲はスローナンバー。

この曲もその一つ。

疲れ知らずのオーデェンスはダンスフロアと化したステージフロントにてツイストで、はちきれています。よくもまあ体力が持ちますなあ。

まだまだ先は長いよ!

ムードメーカーでもあるサイドギターのギダイくんは、さすが本格派ロッカーだけに、アルコールをたらふく飲んで上機嫌。陽気にその場の雰囲気を目一杯堪能。コーラスでも活躍して力を発揮。

「それじゃあ、歌無しですが、ルーシーの曲やる?・・・・アメリカン・グラフティ風にテキーラ(ザ・チャンプスが1958年に放った大ヒット曲を、ここでもザ・ヴェンチャーズの1962年ヴァージョンで)」

この曲は誰も指示していなくても、自然に「テキーラ!」と叫んじゃうのです。それは大昔からずっとそう。

上手い曲構成だよね。シンプル・イズ・ベストとはまさにこのこと。

しかも全員が一体となって、無邪気に遊べるしね。小技をさりげなく導入する主役ユミ嬢のテナー・サックス・ソロをバックから盛り立てる陽気なるカウベル・リズム打ちで効果倍増。

男も女も声を張り上げて、締めくくりもご一緒にお約束で「テキーラ!」

バッチリと決まった!

再びメローなメロディを切なく醸しだしてアメリカン・グラフィティ風に「シックスティーン・キャンドルス(ザ・クレスツ)」

しかし、このバンドは並大抵のオールディーズ・バンドではないね。

選曲ひとつとってもこだわりにこだわりぬかれた、琴線ビンビンとくる美味しいところてんこ盛りじゃあないかい。

時には胸がキューンと締め付けらます。

タンバリンを必死に打ち鳴らし続ける人や、ホイッスルをタイミングよく吹き鳴らす人も続出。

と、ここで一旦演奏がストップ。

モーリー「今日は誕生日の人がいるんだって!」

ノリちゃんがその人。会場前方にてロウソク付きバースディケーキと花束が送られます。

セッキーも写真撮影のためにベストショットを常に狙っています。涙汲むノリちゃん。

「ハッピーバースディ!おめでとう!!」

全員で拍手喝采。ケーキは切り分けられて、皆でライブ中に食していました。 

「じゃあ、あと2曲!かっ飛ばしていきますかあ!!」

ドラムのタイトなビートに導かれて、説明不要問答無用の「ルシール(リトル・リチャード)」

メガトン・ヴォイスで絶叫。男の魅力が全開。

無駄な物を一切排除した流れに、こちらはグイグイと引き込まれるのみ。

アベさんはちゃっかりと女性と手に手をとってダンシング。 

「じゃあラスト!」「えええ!!!???」「・・・エルビス・プレスリーで・・・・アイ・二ード・ユア・ラブ・トウナイト!1・2・3・4!!」

ちょっとずれちゃったのでやり直し。演奏、気持ちを入れ替えて再開!

口笛ピューピュー!このような一気に畳み掛け情熱溢れるライブの原点はとても勉強になります。

決まりきった型にはまったスリルの欠片もないような、面白くもおかしくもないライブなんてゴメンこうむりたいものですなあ。

駄目押しにはナベちゃんによる、パワフルテイスト連発ドラムソロがここぞばかりに繰り出された。

モーリーもノリノリで思わず「ワンモア・タイム!」

畳み掛けるように本編を終了。

すかさずアンコールの大合唱が。

「アンコール・モード?ちゃんと時間はあるから・・・・ごめんね、いつも催促して。感謝です。よしわかった!せっかくアンコールいただいたので、最後に相応しい曲いきましょう!ロックンロールいえばこれ!ジョニーBグッド(チャック・ベリー、スタンダード中のスタンダード)」

ヨッシーも一員として自然と溶け込んでいます。これでもかあ!というくらいに繰り出される味わい深き怒涛の骨太3コードの嵐。

「ゴーゴー!ゴージョニーゴー!!」ゴーゴー、ジョニーとエンジン全開のフル・スロットル。

一体となって腕を突き上げる「イエーッ!」

やっぱりこの場には、ホットワックスが現れないとダメですね。絶対不可欠の存在、ブラボー・・ホットワックス!「はい、どうもありがとうございました!!」

 2、5:05~5:30

「PON BAND」(J-POPS)

札幌から初の出演。

バンドからメッセージがあります「普段はオリジナルもやってます。今回はアーティストにとらわれず色々な曲をやります。お楽しみに!」

会場内BGMにフレンチポップスの貴公子ミッシェル・ポルナレフ代表作品「シェリーに口づけ」が流れる中、全員男性のメンバー4人編成で登場。

編成は・・・・フェンダー3トーンサンバースト・カラーのプレシジョン・ベースを抱いたコウイチ氏(ローズ指板)、ドラムはあちこちから引っ張りだこの人気者アキヤマ氏、ブラック・カラーのエレアコギター使用のギタリスト・ポン氏はボーカルもこなし、それらを一手に束ねるオーラ全開の真っ赤なストラトキャスター(ローズ指板)を抱いたギタリストのミノル氏・・・という布陣。

邦楽の中でも男性ならではの魅力溢れる楽曲ばかりを選んで、テクニカルに披露してくれました。貴重な存在だ。

1曲目は男の色気ムンムンにクオリティの高い昭和テイスト溢れる「時の過ぎ行くままに(沢田研二)」。ボーカルのポン氏は声はもちろんのこと、立ち居振る舞いなどなど、どうみたってジュリーをこよなく愛しているのが透けて見え隠れしていますよ。

ムード満点、焦らしに焦らしまくった一種独特なアレンジを施したイントロから見事に歌い上げてくれました。

ただひとこと「上手い!」

いい声しているなあ・・・・。

溜息と共に、思わず湧き上がる拍手。

ダンスフロアでは早速ザ・タイガース時代に青春を謳歌したであろうカップルがチーク・ダンスと洒落込んでいます(女性同士ではありますが・・・)。

「皆さん、こんばんは!このような建物も情緒があっていいですね。よろしくお願いします!」

2曲目、イントロからもろに温故知新とばかりにフォークソング・ワールド全開のフレーズが痺れるバンバンの出世作「いちご白書をもう一度」。ユーミンのペンによるこの永遠のドラマチックな名曲導入部分でも、ヴォーカルの圧倒的歌唱力にただただ引き寄せられてしまいます。

コピーで終始することなく、己のカラーを絶対的自信を持って貫きとおす強靭なる喉は別格ですね。

ネオン・スティックを左右に揺らして応援するアベさんは最前列に陣取る(今回は黒いジャック・ダニエルのTシャツ姿)。

「今日は昼に物凄い雪で本当にライブができるのだろうか?と心配していたのですが、神様はいるのですね!こんなにもたくさんのお客様達に集まっていただき最高です!

3曲目は玉置浩二の作品で・・・・メロディ」

普段は実力派として名の通ったアコースティック・バンドだけに(サイトウ氏がライブ前説にて熱烈的猛アピールしていました)燻し銀の貫禄「おぬし達、只者ではないな!」。

色々なタイプの、それも一癖も二癖もある男性シンガー達の曲を器用に涼しい顔して歌いこなしてくれます。

静かな序盤から堰を切ったように魂込めて絶叫する起伏の激しい展開と熱き衝動に、気持ちが揺さぶられてしまいます。

声量は申し分なし。

ギタリストのヴィブラート、チョーキング、サスティーンなどを交えた滑らかなフィンガリングが演出効果抜群で鮮やか。

見逃せないのが、4人が共にそれぞれお気に入りの帽子を被っています。

メンバー紹介をしてくれたんだけど、イマイチ聞き取れなかったのが残念無念・・・・。

「大雪にならなくて本当に良かった!それではバラードに続いてアップテンポの曲を1曲・・・・安全地帯で・・・・アイ・ラブ・ユーからはじめよう!・・イエーッ!1・2・3・4!」

J-POPSの有名なるオリジナルに負けないほど、感情移入たっぷりにじっくりと懇切丁寧、歌ってくれました。

この難曲は一歩間違えたら滑稽な世界に埋没するリスクがあるのに、不安要素一切なしの熱唱でしたね。

ベーシストはそれまでの2フィンガー奏法からサム・ピッキング奏法へシフト・チェンジ。

「皆さん、よくわかっていますよね!踊ってください!・・・・お祭りさわぎだあ!!」

ずるいなあ~~(笑)こういうタイプの曲をかまされたら誰もが踊り狂っちゃうのは明白。

会場は、賑やかにお祭り騒ぎの様相を呈しています。

いたるところで踊りまくっているオーディエンス達。

その人々を一手に、嬉々として取り仕切っているのがアベさん(笑)

バンドは守備範囲の広さの現れでしょうか。このジャンルでもなんの違和感無しに強烈アピールしています。

これにはさすがの私もちょっとビックリしましたね、正直な話。

なるほど、こういう解釈やアレンジ方法もあるんだね、とじっくり研究もさせてもらいましたよ。ライブに対しての取り組み方の意識が面白い。

しかも聞かせどころのボーカル・ラインが魅力的でユニーク。コブシまわしも一種独特!。

参考にさせてもらおうっと。

やはり、このバンドでもアンコールがかかりはじまったのが

「ワインレッドの心(安全地帯)」

なんとまあ、ストレートな個性派歌謡ロックに料理されているではないか。

手堅くまとめ上げられた、とろけそうなほどの甘いサウンドで迫ってきます。

ポンさんも本家の玉置ばりに、コーラスなしでも全く違和感無しな骨太メガトン・ヴォイスだしね。

最後にこの曲を入れるなんて、無謀・・・と普通ならば思います。

体や喉のスタミナ消耗を考慮するならばね。ところがこのバンドは全然衰え知らず。

「もう残り時間は僅かなの?もっとやりたいよう!」と訴えかけているかのよう。

特にボーカルのいきなりハイトーンシャウトで突入する箇所なんて伸び、厚み、安定感と益々凄みを帯びてくるほど。

そんなオーバーヒート気味の空気へ更に拍車をかけるように、観客が持参してきたクラッカーが「パンッ」とステージに向けて炸裂。

盛大にお手を拝借・・・・ジャーン!!「ありがとう!!」

会場内BGMはザ・ビートルズ「オールド・ブラウン・シュー」

ヴィレッジ・ピープル「Y・M・C・A」

3、5:40~6:05

「稲葉美紀DEAR FRIENDS」

札幌から初の出演となる5人組。

といってもこのバンドのメンツは全員が,STAとはしゅっちゅうタイバンを組んでいるミュージシャンばかり。

つい先月も一緒だったじゃんかア(笑)。来月ゴールド・ストーンでも一緒の人けっこういるよん。すっかりバンド・ファミリー化しています。

それでは今更説明解説するのもなんですがいきます!

ヴォーカルに紅一点の華麗なる歌姫ミキちゃん。

彼女は多方面のバンドに所属、もしくは率いています(ポップスはもちろんのこと、アニソンから様式美へヴィーメタルまで)。才色兼備とは彼女のことです。

ドラマーは元STAの伊達男セッキー。

彼も、数多くのバンドを掛け持ちというモテモテ・ミュージシャン。この日は1バンドだけの出演とのこと。意外だね。ご多分にもれずひっきりなしに「セキさ~ん!」とラブコールが飛び交っていました。根っからのバンド好き男。セッキーはそのフレンドリーな人柄から想像も付かないくらいの熟練技を発揮。一見の価値アリ!。

光速ギタリストは札幌界隈でイングヴェイ・マルムスティーンの名で通っています、マサキヨ(フェンダーUSAカスタムショップ・ストラトキャスター。ソニックブルーのボディカラー。メイプル指板)。

ベースのトミチョはフェンダー・ジャズベースのホワイト・ボディを使用(ローズ指板。PUはUSAをマウント)。

2段構えのキーボードはササくん(コルグを使用。マイ・ソウル電気楽団のメンバー)。

去年のベッシーホールでは、インストウルメンタルとボーカルを織り交ぜた変則編成の5人組フュージョン・ロック・バンド、先月のスペース・アート・ホールではピアノ弾き語りを中心に据えたバンド編成でしたが、今回はMIKIMIKIヴォイスとトークを目一杯素敵に散りばめてフューチャーしてくれました。

で、会場入りした彼等をマサが捕まえて素朴な疑問を投げかけてみた

「ブレイク・スルーとこのバンド、結局どのように区別するのかな?」

とどのつまりは、ブレイク・スルーはセッキーによる純粋なる多重プロジェクト。

こちらも表向きはセッキーがリーダーなのですが、実質的に影で取り仕切っているのはミキミキちゃんだとのこと。

なるほど!この差はやたらとデカイ(笑)

司会者のサイトウ氏がアナウンス「さあ!一緒に踊っていただきましょう!」

珍しくSEを使用しているところなんて、気合の入り方が半端ではないですね。

もうこの瞬間からミキミキ・ワールドにあなたを誘います。とくと酔いしれてくだされ。

ミキミキちゃんMC「じゃあ、やりますね!お願いします!・・・・永遠の夢に向かって!」

札幌出身のシンガー大黒摩季による、極上のJポップ・ナンバー。

セッキーのカウントにはじまって、ピッコロ・スネアから叩き出される貫禄タップリの切れっ切れボトム・サウンド炸裂!

ベースのトミチョ氏はさすがのチョッパー・ソロも交えて、そのままステージ・フロントに躍り出てタッピング・ファイトまでをも見せつけてくれました。

ギターからキーボードへと目まぐるしく駆け回るソロの応酬も凄まじい。

エフェクター効果もセンス抜群で、小技の連発には観客の視線も釘付け。目が離せません。

エキサイトする観客。全員がノビノビと息のあったプレイに専念。

極めつけは流麗なるギターから紡ぎだされるクリアトーンの音像。奇跡のセクシーパワフル・ヴォイスで応じるミキ嬢は新境地開拓。こういう側面もあるんだねえ。その引き出しの豊富さに驚愕。上手過ぎて美しすぎて思わず唸りつつも、聞き惚れてしまいます。

これだけ歌えたらさぞかし気持ちいいんだろうなあ。微笑ましくも、羨ましい限り。

初っ端から遠慮なくぶちかましてくれました。

「こんにちは、はじめまして!小樽の街にはしょっちゅう来ているのですが、北一ガラスやルタオのチーズ・ケーキしか知らなかった・・・このような会場があるなんて全然知りませんでした。今日は皆さんの知っている曲を歌いますので、一緒に楽しみましょう!・・・・・松原みきで・・・・真夜中にドア・・・・」

セッキーによるカウント。

出た!マサがずっと心待ちにしていた想い出の曲がはじまりました。

さすがだ、MIKIMIKI嬢。感情移入申し分なし。いやはやなんとも参りました。(もうこれをやられたら私は思い残す事は何もありません・・・・。)心に染み入りウルウル状態。

ファッションリーダーだけに真っ赤なジャケットも小粋に着こなしていて、憎いほど様になっています。

男性陣はバランスよく全員が黒のシャツでセンス良く統一(トミーはブルース・ブラザース風)

今回のレパートリー群にジャストフィット。

おしゃべりに興じていた観客達も、黙って聞き入って癒されていたよ。

そしてただただ、ウットリと聞き惚れるのみ。

ミキ嬢が再び懇切丁寧なるMC「時代は変わってもいつまでも皆さんご一緒に明るくこのイベント雪明かりの路を楽しんでいきましょう!セッキーさん、お願いします!」優しい人柄や思いやりをチラホラと覗かせるセッキーがここからMC。マイクを受け取った途端にハウリングが発生!キーン・・・「(ドラム・セットごしに立ち上がって)皆さん、楽しんでもらえてますか?」

笑いをしっかりととりながらも、見るからに善人丸出しだ。

常にテンションの高いステージングのわりには、トークがとっても和気藹々。このギャップも魅力の一つ。

「俺の職場の後輩たちは全然応援していないな。お前たちは何やってるのさ。え~と、稲葉美紀dear friendsです(笑)。前のバンドでアキヤマさんがドラム叩いているから俺やりにくいでしょう(笑)。

ではメンバー紹介をします!(ここでリスペクト目一杯こめて、一人一人を丁寧にアピール)」

再びマイクをミキ嬢にお返し。

「じゃあ次にいきます。乞うご期待!・・・中島美嘉で・・・STARS!(ペコリと義理固く一礼)」

シンセの優しくて淡いオーケストレーション・サウンドがそのまま本編へと繋がる憎い演出。

 ポップ・フレィヴァーに満ち溢れた、素敵なしっとり系バラード。

照明も煌びやかに、グッと場面転換。まるでロマンテックな名画の一場面に入り込んだような錯覚に陥ってしまいました。

MIKIMIKI嬢はハンドマイクで切々と透き通るようにかつ、語りかけるように歌い紡いでゆきます。

叙情的なエレクトリック・ピアノによるバッキングがメインだけあって、どこからともなく溜息が漏れてきそう・・・・。

前半は延々と情感漲るヴォーカルを堪能させてくれます。心にしみじみと染み入りますね。

会場内は水を打ったような静寂・・・・誰もが、演奏に浸ってじっくりしんみりと感傷的。照明も愁いを含んだ光へと変幻自在に瞬きながらステージを包み込んでいます。

おっと、油断していると何故だか鋼の涙腺が緩んじゃいそうだ・・・・・・・・。

安定感抜群のリムショットとバスドラム、やや抑え目なベースがシンクロして追随。

ドラマティックな空気の展開で迫ります。

緊張感に満ちた各パートでしっかりと主張していますよ。ネオン・スティックを左右に振る観客。

ところでギタリストのマサキヨ!

元アンクルキャッツ&乙帝國ゆるゆる団のメンバー。彼は実は弾きまくりタイプのへヴィーメタリックなギタリストで無類の速弾き男。

よってインギーのミドルネームを拝借した「J」なるバンドを率いて札幌界隈で暴れまくっている猛者なのだあ!。

でもここではシットリとメローで抑え目な感応フレーズをまるで別人のように奏でてくれます。守備範囲の広い男だね。たいしたもんだ。

有り余る才能の片鱗を見せ付けられました。

「ありがとうございました。最後は大好きな曲なんですよ。十八番です。いつもは自宅でこっそりと弾き語りしているんですけどね。リーダーのセキさんがいい!とドヤ顔して言いながら八神純子をやってくれと。リーダーが譲らないので。私達も頑張って演奏していきます。

大丈夫かな?・・・・と私は朝から自分に暗示をかけてきました・・・・私は八神純子よ、私は八神純子よ!(笑)

じゃあ皆さんもよく知っているラストは・・・・MR,ブルー~私の地球~(1980年11月5日にリリースされた10枚目のシングル)」

アベさんが早速立ち上がり、一心不乱に踊る。

(アベさんの訪れるライブ会場にはステージ最前列中央「アベVIPシート」を設けるべきだ!と私は真剣に提案したいと思います。もちろんダンス・フロア付きでね)

一聴しただけで八神節だとわかる、流れるようなメロディが光を放つ快適な名曲。

やはり最後はこれに尽きるでしょう・・・

これをやらなければ許されない。ステージを降りられないよ。

伸びやかで張りのある官能的ヴォーカルを、身振り手振り添えながら惜しげもなく聞かせてくれるMIKIMKI嬢の真骨頂。

男性陣も難攻不落なこのバッキングでは、巧みなトリッキー・テクニックを駆使。余裕の表情で繰り広げてMIKIMIKI嬢を盛り立てつつもガッシリと支えます。

的確なドラミングが絡みつく中、アーミング&チョーキングを交えたギター・ソロもこちらに気持ちよく響いてきます。

次々と矢継ぎ早やに繰り出される、琴線振るわすツボを心得たサビのパート。

この選曲はナイス!嬉しい限り。

皆、我を忘れてウットリしています。

新生面を、垣間見たようです。その奥行きの深さと音造りに感服。

またもや、ミキ嬢の力量を目一杯に思い知らされてしまいました。

MIKIMIKI嬢に導かれて弾かれるメロディアスなサンタナ調ギター・フレーズ・タッチも絶品だ。

和風テイスト満載。こういうのも、なかなかにいいもんだね。

ミキ嬢が、エンディングで綺麗なハイトーンによる圧倒的存在感を演出。

もはや独壇場と化して感動的ですらありますよ。下手な言葉では到底表現できないくらいだ。そんなものいくつも並べたって無意味さ。百聞は一見にしかずとは昔の人もうまい事言ったもんだ。

拍手喝采の観客席から「MIKIMIKIさん、素敵~!!アンコール!アンコール!」

当然でしょうね。

「とっても嬉しいです。じっくりと堪能しながらシアワセな気持ちになってください!スーパーフライで・・・愛をこめて花束を!」

セッキーのスティック4カウントから大ヒット曲へ(ちょっと入り口を失敗・・・やり直し・・・笑)。

永遠のニューミュージック・スタンダードを立て続けにプレイ。

遠慮無しに、喉を震わせて決めまくり。しかし改めて言わせてもらいます「いい声しているなあ・・・・」

咽び泣く素晴らしきギターも、極限までのサスティーンを轟かせてキーボードとハーモニー。

一緒になって歌っている人や、ウチワ片手に観戦しているお客さんも見受けられます。

そして、バックのメンバー達も、持ちうる限りの高度なインタープレイをエンディングで火花散るほどにしっかりとつぎ込んでくれました。

ドップリとお洒落な大人のムードにウットリと酔いしれ癒されてください。

ここでも、ギターの滑らかなる決め一音フィンガリングに雪崩れ込み。

MIKIMIKI嬢の豊かな声量はここにきても全く衰え知らず。恐るべし。益々艶を増しているではないか。「まだまだここで歌っていたいわ!もっともっと私の歌を聞いて!」とでも言いたげ。

 「どうもありがとうございました!」好感のもてる安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ。

今度はできることならば「パープル・タウン」も聞いてみたいなあ!

追記・・・MIKIMIKI嬢はかつてコンテスト&オーディション荒らしでブイブイ言わせていたそうですよ。

それも素直に頷けるというもの。

ここからはサイトウ氏から司会者を名手シンちゃんが担当してくれます!

以前はNGだったお酒も今回からは販売オーケーだそうです。

4、6:15~6:40

「M’s」(オールディズ、昭和歌謡)

札幌から初出演の5人組。

バンドからのメッセージです「昔ロックンローラー、今コレステローラー、若きあの頃を思い出しロカビリーに変えて頑張ります」

編成は・・・・ギターにカマダさん(DEANのボディ・カラーはイエロー。ローズ指板)、ボーカル&キーボードはミドリ嬢、ドラマーはハギウダ氏、ベースはブルーのジャズベース使用のカクモト氏(メイプル指板。ボディカラーは青)、そしてコルグを使用のキーボード&コーラスはマナミ嬢。

そうなのです!この日初の女性2人を擁するバンドの登場です。

なんとツイン・キーボード!

しかし、今ではレディース・バンド・ミューシャンは珍しいどころか、男顔負けの圧倒的な迫力でパフォーマンスする方も多くて素晴らしい時代ですね。

ちなみにこのバンド名の由来は、その女性2人のイニシャル(ミドリ&マナミ)から命名したのだそうですよ。

男性メンバー達が羨ましい。まさに両手に花の状態。

オールディズ・ライブだけに、女性2人は愛らしくもチャーミングなフリフリ・コスチュームにドレスアップしてのプレイ。

初出演だけにその姿が初々しい。

男性3人はここでも黒のシャツで統一しています。そのコントラストは計算済み。

そしてマサがとてもビックリしたのは、ギターのカマダさんとボーカルのミドリ嬢。

練習スタジオや、ライブ会場、そしてマサのSTA企画イベントにも出演してくれた「YOU」というバンドのメンバーだった2人です。

10年ぶりの再会を喜び合いました。

忘れもしないSTAたった1回きりのイベント企画に使用したライブバー「ススキノ・スロー・ハンド」に出演参加してくれたのがYOU最後の活動だったそうです。

そんな懐かしい事柄で盛り上がっているうちにライブ開演です。

洋楽&邦楽織り交ぜての熱演。

軽快にスタートしました。

1曲目は「ゲット・レディ」

レア・アースの大ヒット曲。

数多くのカヴァーが存在しますが、やはりディスコの人気曲として有名ですね。

定番中の定番。

ギンギンにシャープなギター&ベースによるカッティング・リフでグイグイと迫ってきます。

カマダさんは、相変わらずの安定したテクニックを披露してくれました。

本人は、ライブの出来には不満だったようで、しきりに一人で猛省していましたが・・・・。

決して妥協を許さない、己に厳しきギタリスト。その真摯に純粋な態度で音楽を見つめ続ける態度は誠に立派ですね。

のっけからカクモト氏のサムピッキングがビンビンと炸裂。

そのままチョッパー・ソロに雪崩れ込み、マナミ嬢のキーボード・ソロにバトンタッチ。

カマダさんがそれに追随して、ギターソロを弾きまくりながら舞台のフロントへ。

MCミドリ嬢「イエー!ありがとうございます。M’Sバンドです。次の曲はレイフ・ギャレットで・・・ダンスに夢中!」

例のベースによるお馴染みの官能的ラインイントロからミドリ嬢による悩ましげなヴォーカルがはじまります。

彼女はリード・ヴォーカル&キーボードという重責を担い、しかもMC兼任だけに相当なプレッシャーだったろうに、見事その重圧を弾き飛ばしていました。本番に強いタイプなのでしょう。

準備万端で臨んだだけに、なかなか堂に入ったステージングでしたよ。

どうしようもないピンチに出くわした際には、横に立っているカマダ氏に振るつもりだったとのこと。

そのカマダさんもそろそろ体が温まってきたのか、リラックスした表情もチラホラと見えてきたよ。ギターソロも中々に冴え渡っているし。

「3曲目は葛城ユキで・・・・ボヘミアン。カマダさんがやりたいと言うのですよ(笑)。」

名物ダンサーのアベさんは、いつもの定位置でもある最前列中央にて踊りまくっています。

ここでのカクモトさんは、2フィンガー奏法に徹するベーシスト基本スタイル。なるほどその姿勢は勉強になります。

ボトムをハギウダさんとずっしりと支え続ける、お手本のようなもの。

オフの時にはカクモトさん、延々と愛器を大切そうに磨きながら御手入れしていましたが、それに対してベースもご主人様の愛情に応えているかのようです。

ここでもカマダさんはエリック・クラプトン直伝のギター・ソロを決めまくっていました。

観客「色っぽかったよ~!」「ありがとうございます!今の誰が言ってくれたのかな?(キョロキョロ)あ!?目をそらしたね~~!それではここでメンバー紹介をします。」

初出演という感じを、微塵も感じさせないところなんかはさすがです。

MCは極力、短めで進行。

熱気を冷まさない配慮からかな?「ビコーズ(デイブ・クラーク・ファイブ)」

気分はもうすっかりと、昭和初期の時代へタイムスリップ。

下手な屁理屈や能書きなんか軽く消し飛んでしまうくらいに身をゆだねてみましょうよ。

水玉模様の衣装が、リズムに合わせて揺らめいています。

「弘田三枝子で・・・・ワン・ボーイ!」

このバンドって、この日のイベントに一番適してるかもね。

美味しいところが、随所にてんこ盛りであります。

さりげなくカマダさんのギター・ソロが、全体をセピアカラーに染め上げてくれます。

コニー・フランシス「カラーに口紅」

もうゴーゴーでもモンキー・ダンスでも、ツイストでもなんでもござれ。

ジッとなんかしておれんわい。

ビートが飛び出してくると、無意識のうちに体がリズムをとりはじめるのです。

ここでもカマダさんのギター・ソロが聞き所とばかりに、軽やかなピッキングをヒットする。

「残すところあと2曲」「ええ~!!??」「沢田研二で・・・・勝手にしやがれ!」ご機嫌なナンバー。

アベさんはダンスだけでは飽き足らずに、ネオン・スティックまでをも取り出し曲にのって左右に振っています。

このバンドはミドリ嬢のキャラクターにあわせて、全曲考えに考え抜かれ網羅しています。

女性ボーカルによるジュリー・ソングも、妙に味わい深くてグッド!

「やりきりました。時間ピッタリですね。アベさん、なんで座ってるの?もっとかぶりつきで見てよ!(笑)」

アベさんは足を痛めているみたいなんだけど、ライブ中はそんなことも忘れて一心不乱にバンドと共に溶け込んでくれていて、まさにオーディエンス界の神的ポジションの方です。

高田みずえのヒット曲で「そんなヒロシに騙されて」

ラストソングはGS歌謡曲の極めつけで締めくくりです。

サザン・オール・スターズの天才、桑田佳祐が作詞&作曲、原由子のバージョンも有名ですね。

スプリング・リバーブ効果をタップリときかせた、カマダさんのギターが全体を牽引。

リフはギターとキーボードによるツイン攻撃。

素朴なノリが刺激的。

コール&レスポンス。皆で腕を振っての大合唱大会。ミラーボールも盛大に回転して場の雰囲気を盛り立ててくれます。

ミドリ嬢もそれに呼応するかのごとく、腰振りにての熱唱。

このバンドでもアンコールの声がかかった!

「事前に考えていなかったのですが・・・頑張ります!・・・・カーペンターズで・・・ジャンバラヤ!」

ハンク・ウィリアムスがオリジナルの、カントリー・テイスト溢れるアップテンポな元気漲る1曲。

これってカウボーイが食する、ご飯料理の名前なんだそうですね。

一度は食べてみたいジャンバラヤ。美味しそう。

白熱の場面は、ここに用意されていたんですね。

ミドリ嬢はカマダさんのポジションに駆け寄って、向き合いでのインター・プレイで全ては終了。

ミドリ嬢「またお目にかかる機会があればよろしくお願いします!」

あ!?ミドリ嬢もカマダさんもトリに出演したSTAを超久し振りに観れたよ!と帰りがけニコニコ笑顔でマサに言ってくれました。

しかし、カマダさんは全然変わらないなあ。ミドリ嬢に至っては益々若々しくなっていました。

やっぱり音楽ってヤングパワーの源ですね。

 

これにてライブ・レポートのPART、1は終了!

長文、駄文にここまでお付き合いいただき大感謝です。

それでは続きはPART、2へ!!~~

 


第69回 札幌雪祭り 2丁目 おそ松さん

2018-02-12 21:53:26 | free form space

札幌雪祭りの最終日。
手塚治虫先生の漫画キャラクター雪像と、もう一つ私が絶対に今回見に行きたかったのが、二丁目にある六つ子雪像!
もちろんギャグ漫画の王様、赤塚不二夫先生の出世作なんだけど、「おそ松くん」ではなくて、「おそ松さん」
小学生の時に私がおそ松くんだい好きっ子だったので、母が弟と一緒に山奥の田舎町から札幌雪祭りにこの雪像を見せに連れて来てくれたのです。
もしかしたら、札幌雪祭りで今回おそ松くん雪像が制作されたのは、あれ以来?
当時はおそ松くん、チビ太と、イヤミ(シェーッ付き)の三体。ちゃっかり私は弟と台座に座ってます。
あまりこのようなことをやっても、うるさくなかった時代。


冬季小樽名物、音楽の祭典

2018-02-11 19:29:22 | Live告知

 

 

 

<日 時> 平成30年2月10日(土)、11日(日) 17:00~21:30、12日(日) 13:00~21:00、雪あかりイベント期間中の3日間

 STAは11日の日曜日にオオトリで登場します^ ^‼︎

<会 場>  小樽市公会堂大ホール(小樽市花園5-2-1)

 土曜日、日曜日各8バンド、月曜日16バンドの合計32バンド

 STAは夜7時50分からの登場。

<演奏時間> 20~30分(バンド転換の10分は別枠) ※3~4名20分、5~6名25分、7名以上30分

<主 催>  浅草橋オールディーズナイト実行委員会

<協 賛>  小樽雪あかりの路実行委員会

<後 援>  小樽市・小樽市教育委員会・小樽商工会議所・(社)小樽観光協会・(社)小樽法人会・(社)小樽青年会議所・北海道中小企業家同友会しりべし小樽支部・小樽市文化団体協議会・北海道新聞小樽支社・読売新聞小樽支局・STV小樽支局・FMおたる・小樽ジャーナル・小樽美容協会・小樽理容組合・小樽公衆浴場商業協同組合・小樽ハイヤー協会・小樽市商店街振興組合連合会・小樽市総連合町会・小樽ロータリークラブ・小樽南ロータリークラブ・小樽銭函ロータリークラブ・小樽ライオンズクラブ・小樽中央ライオンズクラブ・小樽みなとライオンズクラブ・小樽グリーンライオンズクラブ・小樽うしおライオンズクラブ・小樽ボールルームダンス連盟

<協 力>  音座なまらいぶ小樽実行委員会

<連絡先>

事務局 小樽市稲穂2-18-1高雄ビル4F斎藤DS内

E-mail:dancing-ss@hkg.odn.ne.jp

TEL /FAX0134(23)3484 担当 斎藤

小樽雪あかりの路オールディーズライブvol.10出演順(24バンド)                   2/10(土)        バンド名    ジャンル    地域    出場回数

①    4:30-4:50    ライスアンドチキン    Jロック    札幌    4年連続4回目

②    5:00-5:25    Overlap    なんでもかんでも    札幌    5年連続6回目

③    5:35-6:00    ダイアモンド    POPS    札幌    初出演

④    6:10-6:35    高島ブルージーンズ    ブルージーンズ&ベンチャーズ    高島    4年連続4回目

⑤    6:40-7:10    小樽JBクラブ    洋楽カラオケ    小樽    9年連続9回目

⑥    7:20-7:40    ポップスみつみつバンド    ポップス、オールディーズ    八王子    8年連続8回目

⑦    7:50-8:10    パーティーズSP    シャネルズ    小樽    4年連続4回目

⑧    8:20-8:50    ザ・パーティーズ    いろいろ    小樽    8年連続8回目

                   

2/11(日)                   

①    4:30-4:55    HOT WAX    rock'n roll    小樽    2年連続8回目

②    5:05-5:30    PON BAND    J‐POPS    札幌    初出演

③    5:40-6:05    稲葉美紀Dear Friends    J pop(八神純子)    札幌    初出演

④    6:15-6:40    M's    オールディーズ、昭和歌謡    札幌    初出演

⑤    6:50-7:10    みどる亭    歌謡ロック    札幌    2年連続4回目

⑥    7:20-7:45    M-Scats    J pop    札幌    初出演

⑦    7:55-8:25    THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)    ブラスロック(シカゴ)    札幌    9年連続9回目

                   

2/12(月)                   

①    1:00-1:20    Candy Apple Red    J-POP,J-ROCK    札幌    初出演

②    1:30-1:50    Y's Factory    フュージョン    札幌    初出演

③    2:00-2:20    with    J POP ロック    銭函    初出演

④    2:30-2:50    Conception    CASIOPEAカバー    札幌    初出演

⑤    3:00-3:20    Kiyomi's Folksong Club(K.F.C)    フォーク    札幌    初出演

⑥    3:30-3:50    ナッシュビリアンキッズ    ロカビリー、R&R    札幌    3年連続8回目

⑦    4:00-4:30    ザ・パーティーズ    いろいろ    小樽    8年連続8回目

⑧    4:40-5:00    On The Rails    Rock系洋楽のカバー    札幌    2年連続2回目

⑨    5:10-5:30    ワイプアウト    GS    札幌    7年連続7回目

 

 
 

 

 


 
 

 


HANDSHAKE(chicago)

2018-02-10 19:15:26 | CHICAGO

握手(あくしゅ)とは、を用いた挨拶行動の一つ。

二人の人が出会った時や別れ際に、お互いのを軽く握りあう動作。互いの手を前方斜め下に向けて伸ばし、掌を合わせて互いの手の甲を握り込むようにする。さらにそれを上下に揺さぶることも多い。

masa's art chicago logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜