2016・9・3(SAT)
平岸ライブハウスG-HIP「タイバン・ライブ」
PM7:00 OPEN PM7:30 PLAY
皆さん、残暑厳しき折いかがお過ごしでしょうか?
札幌は蒸し暑い日々が続いておりますが、なんとそのなかでも最も過激に熱い、暑苦しいくらいにホットなスペースがこの夜存在しました。
そうです、またSTA代表としてマサがG-HIPのライブ・イベントに参加したのです!
紆余曲折を経て6月にSTA初参戦したG-HIP。
直後にNOBI MASA&CHIPを結成して8月上旬にライブ。そして今回。
こんなにも短期間の間に親密な出入りをしているライブ・ハウスは初ですね。
それだけロックの魂にお互いが感化されて意気投合したということなのです。
新たな人脈も発掘したし。
さて、2度目のライブに望む前のリハは前夜に1時間あわせたのみ。曲目は前回と同じですが、手直しやら曲順、イントロ、ソロパート、テンポなどなど色々と限られた中でいじくりまわしてより洗練されたようです。
今回も度々サプライズが勃発しましたが、まずはとにかくライブ・レポートのはじまり~!。
マサは早めに会場へ到着したのですが、すでにこの日の出演バンドが最終リハーサル中で、車が数台横並びに駐車していました。
器材と楽器を玄関まで運び込むと、すでに顔なじみとなったオーナーの優しきお母さんが出迎えてくれてお手伝いまでしてくれました。恐縮です。楽屋まで案内していただきセッテイング準備にとりかかります。
しばらくオーナーのご両親と談笑していたらリハーサルが終了したようで皆バタバタしはじめました。
次々と懐かしい仲間が顔をだしてきて互いに挨拶。会場へ入るとスオウさんがテーブル席に座り込み、今日歌う曲の歌詞カードと延々真剣にニラメッコしています。
名物ダンサー、アベさんが観客1番にご来店。ガッチリと握手していたら、次々に懐かしいミュージシャン達が入ってきました。
おお!今日はこいつらも出るんだ。少しはアウェー感覚から開放されるかな・・・とちょっぴり気が楽になりました。
今回のライブは、お馴染みのバンドに加えて新たなメンバーが加入してのバンドも多く、エネルギッシュに楽しませてくれたり、爆笑の渦が何度もあったりと、最後の最後までさすがG-HIPイベント!と唸っちゃうくらいにあっという間のひと時でしたよ。
オーナーのノビさん&スタッフのジンちゃんもスタンバイ・オーケーということで、予定時間10分押しでライブ・スタート!
トップバッターはいきなりマサのドツボを突きまくりの4人編成クリーム・コピー・バンド「スー☆クリーム」
そんな名前のセクシーな女性グループが昔いましたよね。
ジンちゃんがまずは本日のラインナップを述べた後に、スー・クリームのメンバー紹介。
観客は皆お友達のようではやくもやんやの喝采。
ドラマーはこのバンド名にも冠せられているスーさん。彼とマサは6月G-HIPでシカゴやブラスロックの話題で密かに大盛り上がりしていた仲。
1973年のシカゴ厚生年金会館初日をお互いに観ていた事から、超がつくほどのマニアックトーク炸裂。
スーさんにビア・プリーズの歌姫ルチュさんがSTAを売り込んでくれて見に来てくれたんだよね。今回はその噂のスーさんのテクニックを拝めるわけです。
チューニング・キーがなくてタムなどの調整に戸惑っていたようですが、なんとか準備も整いました。
スーさんと共に練習熱心なのはベーシスト、キョウコさん(ギブソンの赤いベースを使用)。
彼女とマサも古くからの顔なじみ。スタジオでもちょくちょく顔を合わせていたし、ジェフ・ベック公演の際にも楽屋口で再会、STAのライブも観にきてくれたことがありました。ちなみに彼女のオブジェもG-HIPに展示されています(これを発見したマサはすぐにキョウコさんの作品だとわかりましたよ。以前にも他のライブ会場で個性的な彼女の作品を見たことがあったので)。
ボーカルはTAKさん。彼とマサは同い年。先月G-HIPでクリームの曲を共演した際にステージ初対面!という信じられない仲です(笑)。
そしてギターは言うまでもない天才ギタリストのノビさんね。
スー・クリームは先月のG-HIPが初ライブで今回が2度目なんだそうです。でも早くも新しいクリームの曲を導入したらしいですよ。
「はい!皆さんこんばんは。3ヶ月くらい前にジャック・ブルース好きのキョウコさんらと喋っていて結成されたバンドのライブ2回目、頑張っていきます。まずは1曲目・・・・ホワイト・ルーム」
出た!ついこの間、岩内のセイラーズというトリオ・バンドもこの曲をトップに持ってきていたけど、また円熟のプレイを聞けるなんて感激。
アベさんはベスト・ポジションにてダンス開始!今はこの人がこの位置にいないとミュージシャン達も物足りないくらい。すでにアベさんは北海道ライブイベントの重要なる一画に属しているのですよ。
G-HIP出演バンドの中でも平均年齢が高いだけあって、ドッシリと落ち着き貫禄たっぷりにボトムを支えるリズムセクション(本人達はそう思っていないかも・・・笑)。
有名なイントロでは「ア~!」のボーカルが入らず、その代わりにノビさんの強烈なるビブラートのかかったウーマン・トーン炸裂。
トレード・マークの紫ペイントがかっこよく剥がれまくったストラトキャスター(ローズ指板)でね。
タックさんは全身黒のスーツにサングラスをバッチリと決めて熱唱。
ロマンスグレーのスーさんは想像以上に燻し銀のドラミングを披露。タメのきいたジンジャー・ベイカー独特のジャジーなフィルイン連発。
キョウコさんんも男顔負けなフィンガー・ピッキングで華麗なるラインを描き続けます。
ギター・ソロ導入部では目を見合わせて「タン!」のドラム一発でバッチリと展開されていきました。
「クリームの曲って短いんですよ。それをいかに長く引っ張るか苦慮しています。まあ、好きな曲を順次入れ替えてやっていこうかな・・・と思います。」
2曲目「ストレンジ・ブリュー」
ユッタリとしたテンポ感がとっても心地よく、ボーカルのタックさんも目を瞑って集中しながら、とても気持ち良さそうに歌っていました。そこに歩み寄ってノビさんもソロで絡んできます。
しかし初めて本格的なクリームのコピー・バンドに出会えて個人的には大収穫。
選曲が渋すぎて泣ける・・・・。
「ありがとうございます・・・ハアハア・・・・(笑)・・・・体力の・・・続く限り頑張っていきます。アベさん、この際だからいっそのことステージに上がっていいよ。」
ジンさんは司会だけではなく、自撮り棒に装着したカメラで休むことなく真剣な表情でベスト・ショットを狙い続けています。
「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」ブレイク部分の呼吸もピッタリと揃い、ノビさん豪快にワウペダルを踏み込んで弾きまくりで駆け抜ける。
タックさんもしきりに手拍子を要求。
ベースとギターが横並びになって微笑みながらリフを爪弾き出すシーンは羨ましくなるほど。
ここでのエンディングはオリジナル・アイディアでしょうかね。
「アベさんからスプーン・フルやって欲しい・・・とリクエストをいただきました。
何ヶ月か先にレパートリーに加えたいと思います。7曲は用意したいけど体力的問題がありまして・・・・。次の曲はバッジ」
この曲はベースの重厚なるイントロが肝(セッティング中にもキョウコさんがフレーズ練習していたのを聞き逃さなかったよ)前回に演奏した時よりも余裕たっぷりだそうで本当に好評でした。
これはクリームの最終アルバム「グッバイ・クリーム」に収録されていたエリック・クラプトンと親友ジョージ・ハリスンが共作したもの。
2人のカラーが随所に見受けられる傑作。
ニューロックの夜明けを直に体現できるお得感。余韻を残したエンディングがこれまた鳥肌モノ。
「次が最後の曲です。
クロス・ロード聞いてください!」
攻撃的な極めつけソング。ロバート・ジョンソンの作品を最もハードに仕上げてここに持ってきたんだね。
遊び的要素も加味して3人がフロントで余力を振り絞って演奏している姿が微笑ましくもあります。
「ウノックィーン」は全員男性の4人編成。
ボーカルのウノッキー・パフォーマンスを観るのはすでに4回目(去年の北運河サウンド・エナジーでのウコーピオンズ含む)。
ウノックィーンだけなら3回目です。
「リトル・フレディー」ウノッキーが所狭しとステージで暴れまくり、クォリティーの高い歌やバック陣の演奏に魅了される方が続出しているクィーンのコピー・バンド。
今回からベーシストにオーバーラップのイシダ隊長が正式メンバーとして就任(ゴールド・パーツの7弦青ベースが愛器)。
ドラムもオーバーラップのフクイ氏が担当。テクニックの凄さには定評のあるお二人リズム隊での新生ウノックィーン。思う存分華麗なる夜をご堪能あれ。
3ステージ目のノビさん(NM&C含む)、ここではトーカイのサンバースト・レスポール・スタンダードを使用。しかし彼はどんなギターを手にしてもいい音でロックしているね。個性も一切ぶれないし。
まさに弘法は筆を選ばずさ・・・・あ!ノビさんの所有ギターは筋金入りの逸品ばかり、念のため。
ジミ・ヘンドリクスが実際に使っていたというエフェクターも持っているんだよ。
お約束の導入部分、ドラムによる「ドンドン・タン!」がはじまったらもうおわかりでしょう。
「ウィー・ウィル・ロック・ユー」だ!
全員が手拍子、足拍子でのってきた頃合いを見計らったように、会場後方より颯爽と登場したウノッキー。
堂々たる降臨。先月も見たけど何度観ても血沸き、肉踊る見事なパフォーマンスに拍手喝采だ。良いものはやっぱりいい。
アカペラ大合唱の序盤中、ウノッキーには後光が差していたような気がしたよ。
曲調が派手にドライヴするハードロックに変身すると、ウノッキーの過激さはヒート・アップ。自分のドリンク・ボトルを蹴り倒す勢いだ。
曲のアクセントのたびに切れっ切れのアクション・ポーズ。
ボルテージ一気に急上昇。
楽屋での着替えも見ていたんだけど、白タイツに白シューズ。髭にオールバック、黄色い服に(サイズが大きいので縛り付けています)ワイヤレス・マイクをストレート・スタンド部分に固定と、表情から目つき、コブシのつけ方まで細部にわたって研究されています(本人は謙遜していたけど)。
メドレーでドラムのビートが変化して「地獄へ道づれ」
1980年、全米第1位に輝いた傑作。ジョン・ディーコン作らしく、地獄から轟き渡るような不気味でへヴィーなベース・リフが印象的。
ウノッキーのハイトーン・シャウトも絶好調。ノビさんのブライアン・メイ役もウネリをあげてはまっています。
「今日はちょっと静かだなあ~。どうもお待たせしました。今日からリズム隊がオーバーラップ半分加入ということになりました。
ちょっと背中がつった・・・(カウベルでカンッ!!)衣装も夏バージョンにしたよ」会場から「マイク・スタンドもうちょっと長くしたら?」「俺の体のサイズが大きく見えるようにってか!(爆笑)」
タイミングよくノビさんがクィーン1973年の記念すべきデビュー曲を放ちました。
「炎のロックンロール」はブライアン・メイのペンによるもの。
ドラム・ソロも鬼気迫るモノがありました。
ウノッキーは猪突猛進型、背中を向けて大股開きでグルグル腕回して歌うんだから全くもってタフガイ。
「タイ・ユア・マザー・ダウン」でも7弦ベースを巧みに駆使するイシダ隊長(実は他の弦はあまり使っていないそうですが・・・・笑)。
チューニングはどうなっているんだろう・・・今度聞いてみよう。
「7弦ベースなんてあるんだああ!?」とマサが観客に聞かれたので「ヘイマーからの特注品でトム・ピーターソンが12弦ベースを持っているよ」と教えてあげたら腰抜かしていました!!。
「サンキュー!オーイエイ~!さて時間が経つのは早いもので次が最後の曲・・・・・アイ・ワズ・ボーン・トウ・ラブ・ユー」
ウノッキーが借り物の隠し玉BOSSボーカル・ディレイ使用でコブシを突き出してエモーショナルに歌いきった・・・・のになかなか弾かないノビさん。困って仰け反りながらも声を伸ばし続けるウノッキー(笑)。エンディングでもなかなか弾かないノビさん!新たなウノッキーいじりも馬鹿受けでした。
こうなりゃあ受けた者勝ちだよね。極めつけは伝家の宝刀ライトハンド奏法でどうだあ!
ウノッキーからは新たな技も飛び出して、フィニッシュはジャンプで大団円。
「佐藤かおるブルースバンド」
男女混合編成で、渋くクールなサウンドと各パートのアドリブをお届けするブルースカバー6人組。
ドラマーはホソカワさん。
ギターはレモン・ドロップのレスポールがお似合いのディッキーさん(元アンクル・キャッツ!)。
ベースはマサがよくスタジオで顔を合わせていたエレキ堂社長のムライさん。
3トーンサンバーストのプレシジョン・ベース(ローズ指板)で卓越したフィンガリングを堪能させてくれました。
カオルくんがリード・ボーカル。
グラスに注がれた冷え冷えビールを美味しそうにグイグイと飲み干しながら、ドップリとブルース・ソングを喉も張り裂けんばかりにシャウト。
そしてですよ!・・・女性2人が在籍しているのですが、なんと札幌が誇る妖艶なるアヴァンギャルド・ジャズグループ「クロス・ノイズ」ではないですかあ!
いきなり2人に挨拶されたマサはびっくり。色々なところで、ありとあらゆるジャンルで大活躍しているのですね。
しかし何をやってもお似合いのコンビ。
この時にも目を見張るばかりのインター・プレイに観客は釘付けになっていました。
それは1曲目の「ラヴィン・カップ(女性ギタリスト、デヴィー・ディヴィスの曲)」からエネルギー全開で放射されています。
ハイ・クオリティーな演奏技術は折り紙つき。
この曲の途中で現れたヒメ&ノリちゃんは相変わらずの独壇場。
だって2人とも衣装がセーラー服!。しかもあの見事なウエーヴのかかったロングヘア。スレンダーボディに着こんでいるからもうそれだけで注目の的。
本人たちいわく「スケバン刑事風」とのことだけど、自然にフィットしているお姉さま達の佇まいが恐い(笑)。
ヒメはコルグのCX-3とM-AUDIOを使用。ノリちゃんはバリトン・サックスとアルト・サックスを担当。
開巻直後にキーボードとバリトンサックスによるインター・プレイ。
この2人が音を発した途端に言葉では到底表現しつくせないような化学反応が起こります。
クロスノイズ、そう「両手に花」状態でカオルくんが搾り出すようにブルージーなボーカルをこれでもかあ!というほどに叫び続けます。
起伏の激しい展開でギター・ソロが泣きまくる中「オールライト!ワンモア!ワンモア!」と4回もソロ延長を要求のカオルくん。
しまいにディッキーさんは苦笑しながらリバーブのかかったチョーキング連発。
脳天に突き刺さりそうなくらいの勢いで魂の咆哮、カオルくん。
おかげさまでビールがはかどることといったらもう。ジンちゃんに何倍もお代わりしてもらいました。
あの歌唱スタイルならばビールの貢献度も絶大でしょう。
「今日はウノッキーさんとスオウさんに対抗してハイトーンに挑戦しようと思ったんだけど・・・しなくていい!と言われちゃいました(笑)。
次はレイ・チャールズでナイト・タイム・イズ・ザ・ライト・タイム!」
大歓声の中、イントロに突入。
ミディアムテンポの3連を刻むドラマー、ホソカワさんのバック・ビートに合わせるムライさんも熟練のラインで主張。
長尺でトリッキーな鍵盤さばきは何度見ても見とれてしまいます。サビにおけるヒメ&ディッキーさん&ノリちゃんによる3声コーラスの厚みも特筆モノ。
バリトン・サックスを吹き鳴らすノリちゃんの神々しさにも惚れ惚れしちゃいます(ジンさんの憧れる音なんだそう)。
長い髪を揺らしながらプレイする様は男性ならば誰でもドキドキするはず。
「先ほどのウノックィーン、素晴らしかったですね。私もクィーンが好きです。ベスト盤しか持っていないけど・・・。
ママ~~(といきなりボヘミアン・ラプソディの出だしをうたいだす)・・・あ、これ今日はやらなかったよね。
再度レイ・チャールズでハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソー!聞いてください」
一転、陽気で軽快なこの曲では、実はスペシャル・ゲスト扱いのノリちゃんがアルト・サックスに持ち替えてソロ。しかしあの細い体からどうやってあんなどでかいブロー・サウンドが出てくるのか、不思議。
思わず気分もウキウキしてきた頃に、メンバー紹介。
カオルくんは自称「長嶋並みに人の名前をおぼえられない男」とのこと。ひょっとしてB型?
メンバーの名前が出てこなくて困る場面も・・・(笑)
クロス・ノイズを紹介した際にも鍵盤&サックスで毎回ライブでお馴染みの「11PM」テーマ・ソング「シャバダバシャバダバ~~」のフレーズを超早弾き、しかも息もピッタリに演奏。
これやられちゃったら観客全員とろけてしまって骨抜きですよ。
「ユー・二ード・ア・ヒーロー」はペイジスの曲。
そうなんですよ、MR,ミスターのベース&ボーカルで一世を風靡したリチャード・ペイジ初期のプロジェクトからのセレクション。しかも佐藤竹善のバージョンというこだわりよう。
気品溢れるシティ・サウンドに乗る形で吹き鳴らされたムード満点の切なきサックス・ソロ。
まさしく大人の奏でる音楽。
それにしても今回のイベントに出演するバンド達のジャンルはバリエーション豊富で飽きがこないですね。
「鹿部から出てきて、こんなお洒落な曲をやっていいのだろうか・・・?まだまだこの後にも素敵なバンドが登場します。さあ、最後の曲・・・・
ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ(ビートルズがオリジナルだけど、ここではジョー・コッカーVER)」。
ピック・スクラッチ、リム・ショット、ドラマティックで壮大なる大作を力の限り歌いきります。
2番の歌ではカオル&ディッキーによる豪華ツイン・ボーカルに拍手喝采。
ビールを浴びるように飲み干しつつ、オーバー・アクション気味に体をくねらせて歌うカオルくんの姿は日本のジョー・コッカーと呼ぶに相応しいでしょう。
3番ではヒメがボーカルをつとめあげ、終盤ではヒメ&ノリによるゴスペル調コーラスに発展。
最後の歌詞では座り込みながら血管ぶち切れんばかりにカオルくんの超絶スクリーム(映画ウッドストックを彷彿とします)。
マサは彼のステージングを見ている時に記憶が蘇ったのです。
以前STA企画ライブに「マッシモ」というバンドで出てくれたのが彼。
あの一度聞いたら一生忘れられないメガトン・ヴォイスとビールをステージで何杯も飲む姿。本人に楽屋で確認してみたらやっぱり正解でした。それ以外にも大麻エイベッツ・ライブでもSTAとご一緒していたらしいですよ。全く狭い世界だね。
マッシモってカオルくんのニック・ネームなんだそうで、オフ・ステージではマサとBS&T、シカゴ、チェイス、アイズ・オブ・マーチの話題で持ちきりでした。
今度一緒にやろうよ!と誓いも立てましたよ。
「くぼっち&G HIP SPECIAL BAND」は5人編成。
ここで急遽、順番が入れ替わっての進行。
先月に引き続いての出演で、洋楽のカバーを新曲交えてクボッチがパンチの効いたボーカルで聞かせてくれました。
バック・ミュージシャンの内訳はといいますと・・・・この日NM&Cに続いて2度目の出演ジュリーさんがキーボード。
巨匠ノビさんの出演は・・・もう回数を数えるのやめました(笑・・・・紫色がほどよく剥がれたボディのストラトキャスター使用。ローズ指板)。
満を持してのジンさん。それまでの司会&写真撮影からべーシストに早変わり。やっぱりこうでなくっちゃあねえ、彼女は(使用ベースはトレードマークともいえるダークメタリック・ブルーのジャズベース。ローズ指板)。
ドラマーはNM&Cから巨漢のチップが担当。
1曲目が噂の新曲でジャニス・ジョプリン「ワン・ナイト・スタンド」
ファッショナブル・クボッチの新生面大公開の一幕。
ファンキーなビートを例の不敵な笑みで叩き出すチップと連動してのジンさんのボトムキープが美しい。
この肝ともいえるリズムヒットを、じっくり意識的に構えて支えていましたね。
サビではソウルフルに歌いあげるクボッチの横に立ち情熱的なソロで煽るノビさん。
「イエー!今日は度重なる友情出演ありがとうございます。
ジャニスをお届けしました。」
ジュリーさんによる荘厳なるハモンド・オルガンが響く中(ローランドJUNO-DS、ジュピター80)、しっとりとしたスロー・ブルース・ナンバー「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」(アル・グリーン・・・オオオッ!!)
このバンドの各メンバーの引き出しの多さが如実に表現されているかのようなセレクト。
「カミン・ホーム」もジャニス・ジョプリンから。女性ロックシンガーの歴史を振り返っても、ジャニスのその圧倒的な歌唱力と特徴のある歌声の虜になった人達は今も増え続けています。そんな彼女の領域に挑戦する勇ましき集団がここにもいます。
「気分の落ち込んだ時にも、大丈夫だよ!と励ましてくれるような1曲。」
超マニアックな世界に足を踏み込むとドンドンとコアなりの良さから抜け出せなくなる・・・・・う~~ん・・・快感だよね。シンガー冥利に尽きるね。
そこいらのふやけた若造どもに爪の垢を煎じて飲ませたいほど(こういうことをのたまうからおっさんなんだなあ)。
「コズミック・ブルース」もジャニスから。
歯切れのよいバッキング。どっしりと構えたリズム隊。
クボッチにジャニスが乗り移ったかのよう。いつもとは違う側面を違和感なく演じきる許容量の広さ。「この曲、知っている人います?」マサら数人が挙手。「おおお~~!あまりメジャーじゃあないですよね。」
マサはノビさんのお母さんから差し入れてもらったオニギリ、コーラ、ポップコーン、柿の種、ポテトチップスを食しつつも、ステージからも目が離せません。
「それではちょっと雰囲気を変えまして・・・エイミー・ワインハウスのリハブ(2006年発表)をお送りしたいと思います!」
とMC中、もうすでにさりげなくチップのバス・ドラムがキックされています。
憎いネエ・・ここいらの繋ぎは。
友情出演のジュリーさんが、凄まじいくらいの大活躍。
7&8月にも「キニーネ」のライブでこの曲を拝見させてもらっているけど、この時のバージョンも退廃的エキゾチックなムード満点で格別。
ジンちゃんとクボッチによる女性コンビネーションは、クロス・ノイズとはまた一味違う女性ならではの色香漂う動きを惜しげもなく見せつけてくれて見応えあり(ジンちゃんは革のホットパンツ!クボッチはロングヘアを束ねてハット姿にスリムジーンズ)。
エンディングの回数が1回多かったようで「終わってよかったあ~!(笑)」と和やかにもアットホームなメンバー達。
と、ここでコーラスとしてトモチャンがステージに合流。ノビさんもギターを黄色いストラトキャスターに持ち替え(メイプル指板)。
ジュリーさんの透き通るようなピアノの旋律に導かれながらハートのパワー・バラード「アローン」。じっくり自ら酔いしれるかのごとく、息のあったツイン・リード・ボーカルを互いに見つめあいながらディーヴァ2人は絶叫。
伸びやかで張りのある愁いを含んだ声に我を忘れて聞き惚れてしまっちゃったよ。
アン&ナンシー・ウィルソン姉妹の日本版だ。
起伏のつけ方、表現力などあまりにもドラマティックすぎる。お手上げ状態。
ウノッキーも写真撮影のためにステージ前方でシャッター・チャンスを虎視眈々と狙います。
「次が最後の曲となります!ボンジョヴィでリヴィン・オン・ア・プレイヤー!!」
この曲も小樽のキニーネ・ライブで幾度も目撃してはいますが、いつも美味しいところでもってくるんだよね。
ノビさんの手馴れたリッチー・サンボラ炸裂フレーズは安心の領域なんだけど、なんとトモちゃんがヴォイス・モジュレーターの「ウゴウゴ!」を担当しているではないかあ!
なるほど、その手があったか・・・。
後半の部分では会場の全員が両手を振り上げての大合唱。
汗ビッショリで楽屋に引き上げたメンバー達は満足そうに語らってはいますが、アドレナリン噴出が収まりきらないのか「ノーノーノー!(リハブノのフレーズ)」とおどけつつもまだまだエキサイトし続けていました。
チップは一人一人に丁重なる挨拶と握手をしながら、ここでお帰り。
トリ前はB&G以外の新たなるメンバーを含む男性5人組で「華麗なる激情魔王」
LA.METALといえばモトリー・クルーですよね。
この5人組みが、愛してやまないモトリーを久しぶりに体現。
滲み出るような愛情がほとばしるライブを嬉々として演じてくれました。
先月はジョージ・リンチばりのギターテクを「4PIECE」で見せつけてくれたスオウサさんがヴィンス・ニール役。ノビさんがミック・マーズ役。
破壊魔王ことタナカさんがニッキー・シックス役。普段はレヴェッカのコピー・バンド「ラズベリー」でサポートのドラムを叩いているカズミさんがトミー・リー役。
同じく「ラズベリー」からキムキムがラストにキーボードで友情出演。
元々はカズミさんとノビさんが意気投合して集結した今回の編成。
やる気満々の気迫がビリビリとこちらにも伝わってきます。
セッティング完了後はジンさんによるメンバー紹介。
タナカさんの黒ベースはヘイマーの5弦(ローズ指板)。ボディには白いモーター・ヘッドのステッカーが貼り付けられています。目ざとくそれを発見したマサが指摘すると「大好きなんですよ!」「俺も幻の札幌公演白黒チラシまで持ってるよ!」「俺も!」と大盛り上がり。ちなみにマサとはベースのワイヤレス談義もしました。マサのレクサーに対して彼のはAKG。
ボーカルのスオウさんは本番までずっと歌詞と音源を手放さないくらいにストィックな態度でしたが、酒豪らしくジャック・ダニエルを左手に握ったままステージヘ。そしてラッパ飲み(!!)で「ライブ・ワイヤー」爆発!
5ステージ目の(!)ノビさんは、このバンド用にギターをイバニーズの黒に持ち替えて(ローズ指板)序盤で早速「グイーン!」とフローティング・ブリッジによるアーミングをド派手に炸裂。心底ライブが好きで好きでたまらないよ~とご機嫌の様子。
カズミさんもそれに刺激を受けたのか,革の手袋を装着して「ドッカーン!」と爆音ドラム。そして「クルクル~!!」とスティック回転を鮮やかに決めてポーズ。
ラズベリーの時よりも数倍、音がでかい(当たり前か!)。
もうお客さん達、圧倒されっぱなしでお口あんぐり状態。
ステージ上では、学園祭のコンサートよろしく、メンバー達が当時のバンド小僧の表情に戻っています。
「シャウト・アット・ザ・デヴィル’97」でも火花散る攻防で爆走。
噂に聞いていたスオウさんのハイトーン・ボーカルは創造を遥かに凌駕するほど。
ギタリストなのに最近歌う機会がめっきりと増えたんだそう。様になっているよん。
ドラマー・カズミさんはビヤガーデンから直入りのためか、ほどよく酔いもまわっていてエネルギッシュに絶好調。
ベースのタナカさんも大股開きにヘッドバンキングと体全体で休みなく動き回る。
「華麗なる・・・あれ・・?バンド名思い出せません・・・・一生懸命歌わせていただきます」
1・2・3・4!のカウントから「ドクター・フィールグッド」
スオウさんの声量に度肝を抜かれます。あの細い体のどこからあれだけのシャウトが飛び出すのか。信じられない・・・・。
セックス・ドラッグ&ロックンロールのポリシーを純粋に貫き通しているのか、興味津々。
この日の出演男性の中では一番長い髪の毛を振り乱しながらもマイクスタンドを握り、へヴィーメタリックなサウンドを畳み掛けてきます。
タナカさんのハッスルぶりも目をひきます。
モニターに左足をかけて、更にそれでは飽き足らないのか、そこを乗り越えて観客席へ乱入事件勃発。
「サンキュー!俺ってやっぱりキャラが定まらない方なのです。G-HIPの野次将軍が今日は来ていないなあ・・・。
いじってくれる人がいない・・・・。あの人は大事な人なんだなあ・・・と痛感した次第です。
俺たちの歌っている曲の内容・・・メッセージ、何歌ってるんだか意味わからないよね。まあ、うるさすぎてもうどうでもいいかあ!」
観客から「スオウさん、ギター持っていなくてもかっこいい!!」
「クボッチから・・・どこからそんな声が出るの?だけじゃあなく、どうやって痩せるの?とか聞かれます。
やっぱり借金を重ねる。生活は荒れてないと・・・・ロックンローラーはこうでなければ。バッド・ボーイ風!このバンドの時はこのキャラでいきます!キャラ定まってきた!!」
遂に上半身裸になったカズミさんが打ち鳴らす炎のアンセム「シャウト・アット・ザ・デヴィル」だ。
カズミさんと歓談したんだけど、彼は埼玉にまで最後のモトリー・クルー公演を観にいったほどの筋金入りフリーク。(マサは札幌公演を観たけど残念ながらトミー復帰前。しかもライブは1時間ちょっと。でもミックが思いのほか良かったという印象)。
エンディングではウノッキーにならいコダマ・ボーカル・・・・・(エフェクターがないから、自分で何度も繰り返して余韻を残すという超難易度の歌唱法!・・・・笑)。
「次の曲は90年代にミュージック・ビデオでよく流れていました。
ドラムがクルクル回りながら檻みたいな中で前、後ろ回転。俺が乗ったら絶対にゲロッてしまいます(爆笑)。かっこいい曲、ワイルド・サイド!」
本家のミックよりも明らかにテクニック数段上をいくノビさんのギターサウンドが爽快。
タッピンの連続技応酬に打ち震えてしまいましたよ。
ここでカズミさんと共にラズベリーに所属しているキムキムがキーボードで友情参加(カズミさん、譜面台倒し事件発生!)。
「ホーム・スィート・ホーム」という最後の曲はバラードで締めくくり。
へヴィー・メタル・バンドにしては面白い構成。
「馴染みがなく歌メロディーがやばい・・・・さっきからずっと聞いていたんだけど、歌詞カードが見えないからサングラスを外すね(笑)。
ロックミュージシャンの生活に疲れたから家に帰りたい・・・という歌です。もし知っている人がいたら歌ってね」
ノビさんの叙情的ソロに呼応するかのように、キムキムの素朴なピアノ・サウンドも振り幅の広い抑揚のある響きで心にたっぷり染み入り、じっくりと聞き入っていた観客も大満足。
さあ、オオトリを飾ったのは「悪魔の毒リンゴ軍団」
椎名林檎のコピー・バンド5人組み。
編成は2度目の登場でジンちゃんがべース。
引き続きキムキムが2段構えのキーボード(ニルヴァーナのTシャツが異彩を放っていたよ)。
6回目の(!!)登場ノビさんは年季の入った愛器、紫入りのストラトキャスター(ローズ指板)。
ドラマーはナガイさん。
そしてリード・ボーカルは小悪魔的魅力を振り撒いていたトモちゃん。
「おまたせ!よろしくね!」と紹介後「本能」から黒いドレスに身を包んで悩殺的に腰を振りながら歌うトモちゃん。
実は6バンドの熱演とヒートアップした客席の暑さに少々やられ気味だったそうですが、彼女のライブを観た限りではそんなこと微塵も感じさせなかったよ。
そういえば出番直前まで楽屋の扇風機横に座っていたっけ・・・・。
「暑いんで巻きで・・・・」観客が心配そうに「大丈夫・・・・・?」「大丈夫です。私、私生活では髪を長くしたことがないんです(ロングのウィッグを装着していたんだけど、ズレが気になってしようがなかったんだとか・・・・)」
観客「似合ってるよ~!」
ドリンクを一飲みしつつ壮絶「歌舞伎町の女王」
カウント後に演奏がはじまると客席にいたクボッチも立ち上がってダンシング!。
リズミックなノリが思いのほか心地よく響くのです。
キムキムの広大なる鍵盤ソロも、ジンちゃんとナガイさんによるカチッとまとまったビートもポイント高し。
「この歌にはよく母という言葉が出てきます。
私も子供の時、やんちゃでネコと格闘して顔を血だらけにして帰ってきたものです(!!)。そんな時の母の気持ちが今よくわかります・・・・暑い・・・・(またドリンクをグイッ!と一飲み)」
3曲目は80年代のあばずれをテーマに・・・・極めつけ「自由へ道連れ」
ナガイさんのイケイケ・ドラミングにジンちゃんもそうとうにインスパイアされたのか猛烈に追随。
ノビさんのバイタリティ溢れるプレイはさすが!
特にモトリーでは軽く2バンド分のスタミナ消耗率のはずですが・・・・・体力ありすぎ(あるに越した事はないけどね!)。
「私のおじいちゃんは詩吟、おばあちゃんは華道をやっているのですよ!そして私はこのような芸術をステージで演じています。
私、もう少しで試験なんだけど・・・・・キムキム、大丈夫ですか?」
キムキム「今、次の曲をダウンロード中!(笑)」
ドリンクをまた飲んで飛び切り個性的な決定打「幸福論」
この今をときめくJ-POPシーン女性シンガーのカリスマを、徹底的に料理しつつも、ちょっとした肩の力抜き加減が退廃的エクスタシー表現に見事収まっていてユニークでキュートです。
「最後は丸の内サディスティック。キムキムのキーボード・ソロが入る曲なので超注目してください(笑)。今日の私の服装は夏バージョン!」
エンディングでのノビさんソロ(このギタリストにはジャンルというちゃちな壁なんか全く意味をなさないね)には、トモちゃんの必殺隠し技「スキャット」で応戦。
もうこの時すでに日付けはかわってしまっていて12:18・・・・・・・。
ちなみにショート・ヘアのトモちゃんもチャーミングでしたよ。
会場内BGMはプライマル・スクリーム「ロックス」で賑やかに。



ハイ!それでは、こちらはSTAのブログなのでバンド代表のマサが参加しているNOBI MASA&CHIPのライブ・レポートをここから掲載。
出番は2番目だったから逆行して20:10からと一応は想像してね。
思い起こせば6月、劇的なるG-HIP史上初10人組(!)STA初ライブの直後に、運命のバンド誕生。
それがNOBI MASA&CHIP。
前評判も上々の中で行われた8月のライブではいきなりトリをつとめる事に。
その勢いそのままの翌月、つまりは今月の対バン・ライブで早くも2度目のライブ出演。しかも今回はスペシャル・ゲストとしてキーボードの魔術師ジュリーさんが合流の4人編成。こいつはたまりませんなあ。
STAジュンも言っていたけれど、このバンドの基本コンセプトは通常とはそうとうに違う面が多々あります。
ライブの演奏スタイルが、その場のフィーリング最優先。
曲順、イントロ、エンディング、ソロ、起伏のつけ方、テンポ、長さなどの構成が直前や本番中に変更になったり、ボーカルがチェンジしたり、まったく予定外の曲が始まったり・・・・。
かっちりとした合図もなく、阿吽の呼吸。
これがまた最高にスリリングでクセになっちゃうほどゾクゾクしちゃいます。
もちろん譜面台とニラメッコなんて超タブー。
しかも前回のリハは90分。今回は60分ポッキリ!
30分真剣勝負のはじまり~!!


***MEMBER***
NOBI・・・G VO
MASA・・・B CHO
CHIP・・・DR
===SPECIAL GUEST===
JULIE・・・KB VO



***SET LIST***
1、PURPLE HAZE(「紫の煙)・・・JIMI HENDRIX
2、BLACK NIGHT・・・DEEP PURPLE
3、HUSH・・・KULA SHAKER
4、HIGHWAY STAR・・・DEEP PURPLE
5、BORN TO BE WILD(ワイルドでいこう)・・・STEPPENWOLF



前日のリハーサルの際にはジュリーさんの立ち位置はベース・サイドでしたが、本番直前に真逆サイドに移動。
その際にジュリーさんの目前にもマイクがセッティングされているので「一言喋って!しゃべればいいでしょう~」とリクエスト。「皆さん、こんばんは~~よろしくお願いします!(笑)」
そんなこんなで各メンバー達がセットアップに取り組んでいる最中にジンさんがメンバー全員を紹介してくれます。
ジュリーさんはさりげなく、「ディープ・パープル・ライブ・イン・ジャパン」最初のハモンド・ラインを奏でてくれます。マサが事前インタビューした時「リック・ウェイクマン、キース・エマーソン、ジョン・ロードとかからの影響が大きい?」の問いに「実は大野克夫!」という意外な名前が即答で出てきて、そこからスパイダース、井上尭之バンド、大野克夫バンドの話題から「太陽にほえろ」「前略、おふくろ様」「傷だらけの天使」などグングンと話が膨らんでいっちゃいました。こういうのってとっても愉快で瞬時に華やいじゃうんだよね。
汗を拭いて着替えを済ませ最後にステージに現れたノビさんはマサに合わせてハット&サングラス姿。もちろん手にしているのは、ロリー・ギャラガーばりに、ほど良い剥がれ具合の紫ペイントがマニア心をそそるストラトキャスター(ローズ指板)。これはレパートリーの曲やオリジナル・バンドに対するオマージュの表れか?!
マサがジンさんにマイクスタンドをステージ低めに調整してもらうと、ノビさんから「これだけスペースあれば暴れられるね」とニヤリの牽制。
「チップがキング・ジムのTシャツを着ている時は本気だから!。アーノルド・シュワルツエネッガーかチップかっていうぐらいさ」と一言。
そうなのですよ。チップはアメフトの選手やボディー・ビルダーだったのです。あの分厚い胸板と丸太のような腕を見れば大砲のようなドラム音も納得だ。マサは楽屋でムキムキ・マッチョなチップの写真まで見せてもらったよ。頼もしいリズムの相棒だ。
と、リラックスしながら和んでいると、いつのまにやらノビさんとチップによるファンキー・テイスト溢れるジャムがはじまっているではないか。
焦らしに焦らしてサスティーンを目一杯にきかせたトーンから本編でもある「パープル・へイズ」に雪崩れ込み。
鎖を解き放たれた猛獣のごとく情け容赦なく挑みかかる4人の勇者達。
ああ、文章じゃあ到底書きあらわせられないなあ(ちょっと大袈裟?)・・・・この怒涛の白熱プレイは。豪快無比。興奮抑えられないマサもすでに前後左右にと動き回り、写真撮影のジンちゃんがフレームに収められないほど・・・・四苦八苦。そうとは知らずごめんなさい、ジンさん・・・・。
ノビさんはネックをぶん回しレミー・キルミスターばりにドスのきいたボーカルをぶちかます。
1曲目から脳天直撃のメガトン・ロックだあ!。
即座にマサとノビさんが向き合ってしゃがみこんで体を後方に反らしてのインター・プレイ。そこからジュリーさんの様式美ソロにバトン・タッチ(オリジナルにはないパート。本来キーボードは入っていないもんね)。
こんなに聞かせても見せても圧巻の鍵盤奏者も中々いないよ。
打ち合わせ無しでも息もピッタリ。手加減なしの一触即発ガチ・ライブ。


もっと過激に「ブラック・ナイト」
急遽イントロがメイン・リフのみのストレート・バージョンに変更。
ここでも4人編成とは思えないくらいの音圧でせめぎ合い。
このおじさん軍団を放置しておくとデンジャラス!(笑)。火傷をするぜ!(爆笑)
ギター・ソロからノビさんの右手振り上げ合図にキーボード・ソロ。センスがきらりと光る旋律をここでも惜しげもなく豪快にプレイ(エンディングも若干の変更あり)。


あまりにも白熱したためにノビさん「曲順入れ替えて休み系の軽い感じのハッシュでいこう。(ジュリーさんに向かって)ハッシュの意味知ってる?」ジュリーさん「(怪しく何かを吸うジェスチャー・・・)」
決して、そういうバンドはありませんよ・・・。
イントロでワウペダルを駆使したカッティングを繰り出すんだけど、ギターがもだえたり、悲鳴をあげたりしているように聞こえるんだから凄い。ただむやみやたらにベタベタと踏んでいるわけでもなく、ギターを自由自在になすがままに操っているんだから神技だ。
前回は全力疾走で駆け抜けるテイクだったけど、今回は歯切れよくも抑え目に。
ノビさんも両手を広げて歌いこみ。ギター・スィッチング音もソロに取り込む芸の細かさ。
ブレイク部分では空間の美をひたすらに追求。とにかく今回はキーボードが加わった事でゴージャスこの上ない仕上がり。
ノビさんとマサは肩を寄せ合ってグッと腰を落とし気味に構えて全身プレイ。
観客も触発されて体を揺らせ同化しています。
ヴァリエーション豊富な各メンバーの主張方法も刺激的。
元気印のマサは片足でクルクル回転やスキップ、ステップ、コーラスに加わったりシンバルを叩いたりとやりたい放題、暴れすぎ。



「ハイウェイ・スター」
ノビさんは小指の突き指がいまだに完治していないのに6バンドも出演しているのですよ。そしてこの鬼のようリッチー・ブラックモア直伝ギター・ソロへ突入開始。
マサとノビさんによりソリッドなピッキング。
ワイルドにかき鳴らされるコードから、前回カットされたキーボード・ソロも無事完璧に組み込まれて完奏。
レアな場面といえばジュリーさんのリード・ボーカルがバッチリ公に公開されたことですな。
「次の曲もジュリーさんに歌ってもらいます(笑)」「それはルール違反!」「アンジェラ・アキみたいにさあ。アンジュリー・アキ!」「上手い!!」(おあとがよろしいようで)
ラスト・ソングはダンサー・アベさんの洋楽登竜門だった「ワイルドでいこう」
ピッキング・ハーモニクスや、持てる限りのテクニックを惜しげもなくつぎ込んで「星条旗よ永遠なれ」をアドリブでうねらせつつ・・・・一瞬の静寂を切り裂くがごとくメインのイントロへ。
硬軟のつけ方が秀逸。なんたってやっている連中が心底ぶっ飛んでいる。とっても勉強になる面多々あり。
チップのフィルインがジャスト・タイミングで打ち鳴らされて、全てにおいて前回のNM&Cを超越。タイトル・コールも倍増でよりオーディエンスにテーマを訴えかけるように強調。
マサは前後左右では不満噴出なのか、ジャンプをはじめた!
レッドゾーンぶっちぎりで振り切っちゃったライブもここで終了。ガッチリと固い握手を交し合うメンバー達。美しい光景だ。
今後のSTA&G-HIPとのコラボ企画予告なども宣言されて、ますます目が離せない平岸音楽界隈。
VERY SPECIAL THANKS TO・・・STAFF&NOBI-FAMILY&JIN-CHAN&ABE-SAN&GUM&COCA-COLA&RICE BALL&POPCORN&CRISPS&WIENER&FISH SAUSAGE&SPECIES OF PERSIMMON&SUE-SAN&MR,SUOH&KUBOTTI&KYOKO&HIME・NORI(CROSS NOISE)&KAORU&JULIE&UNOKKIE&KAZUMI&KIM-KIM&NAGAI&BAD BOY!!

















