さあ、ゆっくりとくつろいでいる暇はありません。
15分のインターヴァルもあっという間に終了。場内アナウンスで第2部開始が告げられると、早速キーボードの弾き語りがはじまりました。
15:30~15:50
「石谷嘉章」
かなり時間に余裕が出てきたので、多少多めに演奏していただきました。
大柄なガッシリ体型からは想像もつかないほどの、クリアで伸びやかなるハイトーンヴォイス。
どこかで見たことがあるなあ、と思って本人にマサがたずねてみたところ、やはりS・T・Aとタイバンをしたことがありました。
主に小樽を中心に活動しているそうで、数年前の高島漁港花火大会においてトラック上特設ステージで歌っていたのが彼だったのです。ルックスと声ですぐに記憶が蘇ったのでした。
プロフィール
「皆様の笑顔を見たいをモットーに各種イベント、老人福祉施設で活動中です」
「千の風になって」(秋川雅史)
しっとりと丁寧に歌い上げるステージング、「こんにちは!」とにこやかに話し始めるトークも温かみがあって癒されますね。
「なだそうそう」(夏川りみ)
選曲も歌心がジーンと伝わるものを意識的にセレクトしているように思えます。
本人が特に思い入れがあるという「カチューシャの唄」は大正時代のヒット曲。
中山晋平の作曲で、松井須磨子が歌唱というのだから、なんという守備範囲の広さでしょうか。
邦楽から一転して後半からは洋楽。ポール・アンカ作詞の「マイウェイ」はフランク・シナトラのポピュラーソング。
このバランス感覚が絶妙ですね。
「感動いたしました」と感謝の弁を述べて「カントリー・ロード」
故ジョン・デンバーが1971年に発表して大ヒット。ビルボードでも全米2位にまで登りつめました。
今も数多くのカヴァーを生み続けています。
会場全体のノリノリな一体感が素晴らしい。
楽屋通路にてマサはしばしイシヤ君と談笑。
15:55~16:10
「徳田祐介」
見るからに優しそうなルックスの彼ともS・T・Aは桃太郎ライブでタイバン歴あり。
ただしその時は元ビア・プリーズのテクニカル・ギタリスト、ズッキーがメンバーでしたが、今回はソロ。
ティン・ホイッスルというあまり聞きなれない楽器を操るミュージシャンです。この楽器はアイルランドがルーツ。
よくケーナと勘違いされがちですが、こちらは南米ペルーの楽器なのです。
その独特な音色に、会場は水を打ったような静けさを漂よわせていました。
ここは日本?と思いたくなるようなくらいのトラディショナル・フィーリングに満ち溢れたステージ。
「イントロダクション」(シカゴではないよ!)
そうそう、演奏がはじまると自然界の息吹が伝ってくるのですよ。
「風を感じる」という曲なんかまさにその好例。
場面転換して「夜の色」(中島みゆき)
カメレオンのごとく、シーン・チェンジが巧み。
詩の朗読を経て、最後はアイリッシュ音楽の解説を懇切丁寧に語り「BOSS SIDES OF TWEED」へ。
彼も普段は介護福祉士・社会福祉士・地域で演奏活動を行っているそうです。
マサとはアイルランドのミュージシャンやバンドの話で盛り上がりました。
ロリー・ギャラガー、U2,シン・リジー、ゲイリー・ムーア、クラナド、エンヤなど。
ここからはマニアックな会話になだれ込んだのですが割愛ね(笑)。
16:15~16:30
「JUNOKEN」
マサと一緒にタイム・キーパーをつとめているジュンペイさん率いるトリオ。
全曲がビートルズで占められています。
こちらも去年の9月、桃太郎でのライブでご一緒した仲です。
その時には「とぷくり」というバンド名でしたが(メンバー達が勤める会社名から短縮しての命名)。
あの時には3人共イスの腰掛けてのプレイでしたが今回はスタンディング・スタイル。
小学時代の同級生2人がエレアコギター、そしてお酒がやたらに強い孫世代の24歳ベーシスト(CLIVE JB白ボディにローズ指板)という編成。
5曲のうち、前半2曲はビートルズがカヴァーした作品。
「ツイスト&シャウト」(初期リリースで有名なのはアイズレー・ブラザース)はジョンのヒステリックなシャウトで有名ですね。
「プリーズ・ミスター・ポストマン」(マーヴェレッツ)は正直、私はカーペンターズで知った曲。
この爽快なるロックンロール連発はご挨拶程度。
ボーカルとコーラスを3人が均等に振り分けています。
全世界の世代を超越して今現在も愛され続けているザ・ビートルズ。
最も多くのアマチュアミュージシャンがカバーするバンドと言っても過言ではないでしょう。
「ジュノケン」も同様。出番直前まで、舞台下手でマサも交えてビートルズの話題で和んでいました。
3曲目からはビートルズのオリジナル。
「ユア・ゴーイング・トウ・ルーズ・ザッツ・ガール」の邦題はなんだっけ?の質問に「恋のアドバイス」だよとニヤリ。年季が違う。
この曲のハーモニーとボーカルの掛け合いは革新的で、極上のポップロック。
あんなに短い曲なのに、身震いするほどの聞かせどころが凝縮です。
だからザ・ビートルズなんだね!!
4曲目の「アイ・フィール・ファイン」のイントロはノイズ?音叉?フィードバック??とちょっとした論争をこれまた出演直前におこなってしまいました。
あのアップテンポでウキウキしちゃうような弾むギターフレーズはちょっとしたトラブルに見舞われてしまい、気を取り直しでもう一度。
2度目のトライで成功しました、良かったあ!
最後は、これまたイントロ無しでいきなり歌からはじまる「キャント・バイ・ミー・ラブ」
こういった曲は当時、それだけで衝撃的だったのでしょうね。それでいてほどよくキャッチーなのですから、賛否飛び交うのもうなずけます。
ジュノケンのメンバー達と、ビートルズ談義をはじめると、延々と続いて熱を帯びそうです。
16:35~17:10
「カラオケ」
第1部同様にここでも、ステージ上には歌詞モニター画像を備え付けて7組が自慢の喉を競い合いました(1人の男性は欠席)
第1部の出演者に負けないくらいに、第2部の熟年歌手の皆様も男女共衣装に相当な力が入っていますね。
今回も下手幕内にイスを人数分移動設置しておいて、出番順に着席していただき、マサがご案内。簡単な説明と注意事項を伝えて丁寧にスポットライトの中へ送り出してあげます。気持ちよくリラックスして歌えるように、の気配り。
トップバッターのシズエさんは島津亜矢の「関の矢太っぺ」
2番手、ヨシコさんは小金沢昇司の「願・一条戻り橋」
いやはや皆様、さすがに度胸が据わっているというか、人生経験が豊富なだけに、味わい深く説得力のある歌唱を繰り広げてくれます。
もちろん客席からは、たくさんの拍手が沸き起こります。
ショウイチさんは水田竜子「風の宿」
トシコさんは美川憲一「納沙布みれん」
サチさんは美空ひばり「人生将棋」
ヒロシさんは北島三郎で「石狩川よ」と、それぞれに思い入れのある曲、長年愛する特別な歌、この日のために用意した歌、生まれ故郷にちなんだ歌と趣向を凝らしてセレクトしてきてくれたようです。
ラストはこの日のスタッフ&司会者&複数のパフォーマンスにと、一時たりとも休むことなく働きっぱなしのジュンが、ここでもやってくれました。
気心のしれた仲間連中が集ってのエントリー。
シャネルズ「街角トワイライト」
齊藤さん率いるパーティーズに迫る勢いで繰り広げられたその様は爆笑の渦。
メンバー達は顔を黒塗り。
一部、肌の弱い人でも大丈夫な素材を使用したそうです。その辺の担当はクロス・ノイズの姫。
それでは塗れないメンバーは黒ストッキングと黒いヘアバンド。
もう何がなんだか理解不能な状態の中、すでに舞台袖から内輪でゲラゲラとうけまくっております。
桑マン役のマサトはもちろんトランペッターで加入。
マサは姫に心配になって「ジュンはこの直後にもバンド2つと司会があるんだよ・・・」とたずねてみたところ
「大丈夫!私が迅速丁寧に拭き取ってあげるから!」「そうなんだ!安心したよ!!」
ところが、ジュンは結局、イベント終了までそのままガングロを貫き通したのでありました!!
ワルサーP38でも、S・T・Aでもね・・・・・・。








17:15~17:30
北光SPRINGフェスティヴァルも佳境に差し掛かってきましたよ!
ここいらあたりから、出し物が一気に派手なものが連続します。まずはロックバンド3つ。
メンバーのスケジュール都合で順番が数日前に入れ替わり「ワルサーP38」が神秘のヴェールを脱ぎます。
バンド名を聞いたならば誰でもピンとくるはず。
1971年から今現在も続く大人用アニメのハシリ「ルパン三世」のカヴァーバンド(作者のモンキー・パンチ先生は北海道出身)。
9人編成ですからS・T・Aも真っ青・・・・・。
そしてこのいかした連中を率いるのは、峰不二子役のスバル嬢。
S・T・A界隈ではアイドル的人気を博し、今年颯爽と現れたスバルちゃんは札幌で今一番の要注目ディーヴァです。
彼女は3つのバンドを従えていて、「乙!!帝國ゆるゆる団」も大所帯のアニメ・カバー・バンド。
2つ目はエゴ・ラッピンのカヴァーバンド「エゴイズム・ラッピン」
ここのバック陣は凄腕のツワモノ集団。
そして今回です!(いずれのバンドにもS・T・Aのメンバー達や旧知の仲でもある連中多数が在籍)
それぞれにホーンセクションが在籍していたり、ツイン・ボーカルだったりと、見所満載。
演出効果もすこぶるいかしています。
全てにおいてコスチュームも視覚効果を更に意識した着こなしで統一。
動き、ステージングの運び、MCとスバル嬢の構想が着実に実現化しているようで、今後の成長が益々楽しみですね。
もちろん中心となるのは、歌姫スバル。彼女は色々な顔をもっていてある意味、カメレオン・レディ。
その都度、その都度によって豪華絢爛、聞くも良し、見るも良しのドリーム・ワールドへと誘ってくれます。
さて、ワルサーP38はこの日のために3曲を用意してくれました。
いずれもキーは原曲のイメージを損なわないためにもオリジナルのままで。
よってスバルちゃんは男性ボーカルの原曲キーを違和感なく歌いきっています。しかも己の個性もナチュラルに注入しつつね。
なんというスーパーレディでしょうか。
ホーンセクションはTS&AS&SS&TB。
ジュンはガングロ。ミソデンのミヤッチもいるよ。あれれ・・タクちゃん参上。
紅一点のソプラノサックスはスバル嬢とお揃い衣装で髪の毛の色違いがリカちゃん。
もう一人、キーボードもお揃い衣装のミキちゃん。
ギターは会うたびに所属しているバンドが違うビッグマンことタッキー(ミヤッチはジゲンとも呼ぶ)。
タッキーは長身をいかした豪快なるアクションと奏法で、見栄えが抜群。
札幌の布袋寅泰とは彼のことだあ!
ギブソンの黒フライングVの似合うことったら、憎いほど。
リズムセクション、ドラマーはマル、アイバニーズ5弦のベーシストはモリジン。一見コワモテのご両人は的確なるグルーブで、ボトムをガッシリと渋く支えていて、且つ突き抜けています。
タッキー&モリジン&マルはハットからスーツまでブラックで統一というスタイリッシュなイデタチ。
開巻「ルパン三世のテーマ」でいきなりスタート。
疾走感漲るビートはどこをとっても非の打ち所の無いくらいの完成度。
よくぞ、ここまでまとめあげたものだネエ。
照明スタッフも意識してなのか、すこぶる鮮やかに映えるようなセクシー・カラーを連発しているように思えます。
女性陣は3色のカラフル・ウィッグ、ブーツ、ミニスカートに網ストッキング、ガーターベルトは必須アイテム。
応援に駆けつけてくれたダンサーのアベさんも熱狂!
タイミングを狙ったかのようにスバルちゃんがメンバー紹介を織り交ぜます。
タッキーがステージフロントに大股開きで飛び出してきて、カッティングの嵐をぶちかまします!
最後にスバルちゃんが自己紹介を済ませて丁寧にお辞儀。
何をやっても、どのようなポーズを決めてもチャーミングでキュートだね。
「ありがとうございます」と、ここでスバルちゃんのMC。
彼女のテーマソングかと思えるくらいにツボにはまっちゃうバラード「ラブ・スコール」
峰不二子のテーマソングなのですが、スバルちゃんのイメージに重なる部分がいくつも垣間見えます。
コケティッシュで小悪魔的、ミステリアなムードに惹かれる殿方がいて骨抜きにされたとしても、誰も責める事はできないのではないでしょうか。
しっとりと、鳥肌が立つくらいに妖艶な魅力をまぶしたスバル節に酔いしれちゃいました。愁いを含んだその瞳に見つめられちゃったら、もうどうにでもしてくださいってなあもんですよ・・・。
「早いもので、最後はアップテンポの曲です。、皆さん、手拍子もしくは踊っていただければ、とても嬉しいです!」
バンドのパワー全開!スバルの真骨頂炸裂。はじけまくりの「スーパーヒーロー(ゴダイゴのドラマー、トミー・スナイダーVO)」です。
ジュンのサックス・ソロも切れ味鋭く、会場からも口笛が鳴り響いています。
あっという間、本当にあっという間に終了。誰もが魅せられた、魅了された事でしょう。もっと観たいと誰もが願うステージでした。












17:55~18:10
このサンプラザ・ライブ・イベントの現場最高責任者でもある、フクさん率いる「UNCLE CAT'S」はトリ前。
桃太郎ライブはじめあらゆるところでS・T・Aとはタイバンを組んでいる仲です。
6人編成で札幌東区・中央区で演奏活動中。
いろいろなジャンルに現在も妥協することなく挑戦中の、意欲溢れる集団です。
フクさんが提供する楽器、器材、音響設備は常に桃太郎やスタジオに常備しておいて、リハーサルに明け暮れる日々。
バンドのスタイルとしては個性豊かなボーカリスト、フミオ君をフロントに従えてバック陣は彼をフューチャーすることに徹しています。もちろん、ここぞという時には、華やかなるソロも繰り広げくれますよ。
この日のフミオ君は煌びやかで鮮やかなる赤を基調としたヒラヒラ衣装にハット姿。
彼の熱烈ファンは半端ではありませんよ。見た目の派手さだけではなく、歌唱力も筋金入り。一瞬女性が歌っているのかと錯覚してしまうほどの超ハイトーンを強烈な安定感で澄み渡るように歌いきっちゃいます。
誰もが認める文句なしの歌い手さん。
アベさんも最前列中央にてダンシングです。
セッティングでは、キーボードのカッちゃん持参の愛器ヤマハDX7の音が中々出ず、ちょっと手こずりましたが、何とかライブ・スタート!
お馴染みショッキング・ブルーの大ヒット曲「ヴィーナス」ギター・コードストロークで幕開けです。
ツインギターの利点を最大にいかしたセレクション。
しょっぱなから腰が思わずうずいちゃいそうなナンバーが飛び出してきました。
コーラスも絶妙(モーニング娘。に、似たような曲がありましたね)
「時間がないからさっさとやります。今日はあまりしゃべるな!と言われておりますので・・・・(笑)」
山口百恵「ロックンロール・ウィドウ」では、勝気でちょっとやさぐれた女心をフミオ君が見事に表現しています。
サポート・ドラマー君のシンバル・スタンドがここぞというところで、ガッシャーン!と横転。
下手袖からジュンが飛んできて、速やかに立て直してくれます。
安定した状態を見計らってから、ドラムがカウント。
またまた女性ボーカル・ナンバー、アン・ルイスのロック歌謡曲の代名詞「ああ・無情」
再びシンバルスタンドが倒れてしまい、再度顔の黒いジュンが修正。
そのままガングロのジュンはステージで徹底的、盛り上げ役に徹しています。「全然恥ずかしくないから、皆さんものってね!」
三度シンバルが倒れる!一体全体どうしちゃったの!?。TAMAバスドラムヘッドにはアンクル・キャッツのロゴ・デザインが描かれていますが、これはデザイナーでもあるベーシスト、ムッちゃんの作品。まことに器用な男であります。ちなみに彼が使用しているベースはパッシブタイプのアイバニーズ。
もう一人、フクさんと火花散るアンサンブルを演じているギタリストはマサキヨ。
中央ボーカル用モニターの影に置いてあるドリンクで、喉を潤したフミオ君が最後に歌った曲は「サジタリアス・アクエリアス」
この曲は中嶋優貴という元イースタンオービット(へヴィー・メタル・アーミー)というプログレバンドのキーボーディストだった人の作品。このあたりはひじょうにマニア心をくすぐる粋な選曲ですなあ。
イントロ部分で、ベーシストのムッちゃんがピックをポロリと床に落下させたのを見ていたフミオ君が、おもむろにそれを拾い上げて親切に手渡してあげました。
ムッちゃんはそれを口にくわえたまま、サム・ピッキングに奏法チェンジ。
ここでもツインギターの妙技が光っています。
フミオ君は所狭しと、ステージ上を歩き回りながらの熱唱。
そのたびにたなびく衣装から赤い羽根がヒラヒラと舞い落ちる。その光景が曲の一部のように美しくて、絵になるのですよね。
会場からも「綺麗だよ!」の掛け声が飛んできます。
ジュンがすかさず「男だよ!」と説明(笑)。
その流れで衣装の説明コーナーになりました。
実はライブのたびにフミオくんは手縫い製作しているとのこと。
カラーも黒、ゴールド、ブルーなどのサテン生地を調達してきて、宝飾品も売っているものを自ら取り付けるそうですよ。凄いなあ・・・。
今度は「可愛い!」の声援が観客席から聞こえてきました。
18:15~18:55
今回のメインイベント、オオトリは全国規模で大活躍中、旭川出身のプロ演歌歌手「若原りょう」さんです。
2004年デビュー。ムード歌謡曲も織り交ぜて東京から駆けつけてくれました。
桃太郎のママは気に入ったミュージシャン、バンド、歌手を自ら声かけしながら交流の輪を広げてきたのですが、今回のサンプラザイベントなどはその際たるもの。
その中でも究極の人物なのが、この若原さんです。
あの元・殿さまキングスの歌手だった宮路おさむ氏に認められて、上京。早12年の歳月が経過したそうですよ。
本来ならば専属のバンドを率いてのステージになる予定だったそうですが、どうしてもスケジュールの都合がつかず単身での凱旋コンサートとなった次第です。
今回の出演者達が、本物のステージングを見届けようと、皆が皆客席について見入っています。
リハーサルの時に、音質トラブルがあり、急遽サンプラザ・スタッフの方とヨシダさんとでMDプレイヤーを用意して改善されました。
それでは開演!「若原りょうコンサート」の幕開けです!!。
華やかな姿で下手より登場した若原氏は自然な佇まいや、振る舞いがさすが百戦錬磨、数多くの場数を踏んでいるだけあって風格、貫禄がありますね。
当たり前ですが、良く通る声、身のこなし方ととっても素敵で勉強になります。
「ありがとうございます!5万人のお客様です(笑)。
今年の7月9日で40歳になりました。生きてて良かったと思います・・・・国民健康保険の値段が上がりました。
太りました・・・・苦労しているからです・・・。
私の所属している事務所には宮路さん、そして「うそ」のヒット曲や俳優としても有名な中条きよしさん、その他合わせて総勢250名のタレントがいます。
今日はわずかなお時間の中でたくさんの持ち曲、新曲、カヴァーなどを織り交ぜながら歌わせていただきます。
9月30日にリリースした10枚目のシングルで、一度は愛した人だもの・・・・聞いてください」
歌声はもちろんのこと、温かな人情味あふれる人柄が偲ばれるおしゃべりも聞き所ですね。
「NHK歌謡コンサートに出演したのを機に、私の持ち曲20曲全てがカラオケに入りました。
CDを出すたびにB面・・・今はカップリングと呼びますね。
そのカップリングまでもがカラオケに入っています。
口の悪いファンの方に言われちゃいました。
B面の方がいいね・・・・複雑な気持ちです・・・・・(笑)
今日は道内はもとより道外からも来てくれているファンの方がいます!その中に、ゆうこ、という曲が好きだ!と言ってくれる方がいます。
その曲を歌います・・・・」
歌、トーク、歌への持っていき方が、これぞプロ!と思わず唸りたくなるほどのタイミングで移行する。なるほどなあ・・・。
もちろん基本的な台本は用意してあるのだろうけど、その辺を全然感じさせないのもプロの味。
「持ち歌の中で2曲ほど演歌があります。
故郷、オフクロを想って歌います。男のひとり酒・・・・・」
あれだけリハーサルでヨシダさんが苦労していた音作りも殆どトラブルなく最終局面を迎えつつあります。
若原さんもとってもノビノビと歌いきっていますよ。
「あとは大ヒット曲を出すだけです。
全国を回っています。応援してください。
年末を楽しみに待っていてください。
紅白歌合戦・・・・また余計なことを言ってしまった・・・。
そうだ!この間、私がある場所に立っていたら今風な若者達がタバコを吸って歩いてきました。ここは禁煙場所。しかも横には妊婦の女性が座っている。注意するしかないなあ、と思い言いました。君たち、ちょっと悪いんだけどここは禁煙。しかも妊婦の方もいるんだよ。するとその若者達は即座に慌ててそのタバコを携帯灰皿に入れてもみ消し、すみません!と謝ってくれましたよ。
いやあ、気持ちのいい若者達だなあ・・・と思っていると横からトントンとその妊婦さんが肩を叩くではありませんか。振り返るなり、私は妊婦じゃあありません!!・・・ガーン!!!・・・・バツが悪くて立ったまま寝たふりしました。逆の横では笑っているし、横では怒っているし・・・あんなに恥ずかしいおもいをしたことはなかったですね・・・・また余計な事を言ってしまった・・・。
それでは大先輩の秋庭豊とアローナイツを2曲メドレーでお送りします。
さだめ、献身・・・・」
残すところ2曲のみとなりました。
「これで次期アローナイツのボーカルは私に決定でしょうね!あ・・・また余計なことを言ってしまった・・・。
桃太郎のママには昔からお世話になりっぱなしです。
本日もこのような素晴らしい会場に招いていただきまして、感謝しております。
そのママのリクエストにお答えしましょう。
岩見沢の歌で、女・心・雨・・・・」
ここで何とオヒネリが届きました。それを受け取り丁寧にお辞儀してから握手する若原さん。
一旦、下手袖に待機していたマサト君が預かります。
ところが続々とオヒネリの手渡し列ができて大変な事に。
客席にいたジュンが駆けつけてそれを一旦受け取ろう賭したら、その姿に若原さんがビックリ。
「君、どこから現れたの?」
それでもジュンがオヒネリの束を持って袖に消えようとすると・・「それは僕が貰ったものだよ!!」とお茶目な若原さん。
「私は絶対に結婚式にはお呼ばれしたことがありません。
何故か・・・それは男女の別れの歌が多いからです。
でも曲を作ってくれた先輩に嘘をついてしまいました。
今度の曲はとってもいいですね!タイトルが破局・・・・。
一度、ホテルでのディナーショーで歌っていると、従業員の方達が慌てて止めにやってきました。すみません・・・今、横の大広間で結婚式を上げている最中なのです・・・・。いつもよりも思い切り歌ってやりましたよ・・・・(笑)
最新曲が最後の曲となりました。30~40年ほど前のフォークソングの匂いのする曲です。
ロビーにもポスターを貼らせていただきました。
お別れに聞いてください。振り子・・・」
なるほど、ほど良い感触でフォーク・テイストぷんぷんですね。そこへ無理なく若原流フレイヴァーをまんべんなく加味するとこのような味わい深い作品が誕生するわけだ。
18:55~19:00
若原さんはそのまま、ステージにスタンバイしていただき、全出演者が再度登場。
ステージ上と観客全員でのフィナーレとなりました。
「桃太郎ママが大好きな曲!」と若原さんが紹介
「僕の曲ではないんですね(笑)」AKB48の「365日の紙飛行機」を全員で大合唱。
この曲は、つい最近まで放映していたNHK朝の連続テレビドラマ「朝が来た」の主題歌で高視聴率を記録。曲も大ヒットしました。
マサも全話見ましたが、実在した日本初の女性実業家が主人公。
とても面白くて感動できるストーリーなので絶対にお勧めですよ。
ロビー受付で配られていたパンフレット最終ページに記載されていた歌詞カードとカラオケ用画面を参考にママを中心に皆で延々と歌いました。



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お待たせしました!!
時間を17:35~17:59に戻して「THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)」のライブレポートです!
裏話・・・・
まずこのライブ・イベントの話がきた時には、急なオファーなためにメンバーが集まらなく頓挫しかけました。
でもほかでもない、お世話になっている桃太郎ママ夢の企画に参入しない手はない!と奮起したマサは、ハッシー(テクニックはもとよりルックスも人格もいけてるSTAでも活躍したアルト・サックス・プレイヤー!)から後輩を紹介されたのです。
それが若干24歳のニューフェイス・トロンボーンプレイヤー、エビちゃん。
たった2度ほどのスタジオ練習で本番という、いつものごとくの無茶振りにも嫌な顔ひとつせず、本人もドツボにはまるくらい意気投合しちゃってぶちかましてくれましたよ。
さすがハッシーが自信を持って強力にプッシュする人材だけのことはある。飲み込みも早くてスムーズ。「エビは吹ける奴だから大丈夫!」の言葉が実証されました。
まったくの未知の世界にも関わらずね。
これでまたSTA人脈図がぐっと深まりを増したわけです。
更に襲い掛かる問題点が、度々変更される持ち時間と出演順。
最終的に決定が下ったプレイタイムは15分(セットは別に5分)
全出演者に統一されたタイム・テーブルです。
何度も行われたミーティングでの判断。
入れ替えは絶対に5分じゃあ無理だあ!(特にS・T・Aは)と思っていたのですが難なくできちゃったんだよね!(メンバー達&スタッフの尽力の賜物)
野郎ばかりの7人編成。ホーンセクションが4人。
マサは曲目構想だけで3週間を擁したという超難産。
とどめは開き直りで、通常ならば3曲で終わるところと、いい機会だから現STAにできうる限りのものを目いっぱい起伏をつけてぶち込んでみよう!という実験的内容。
どうせならば普段のライブでできないことをこの機会にやってみよう!と、また悪い遊び癖がムクムクと沸き起こったのでした。
なんと15分の中に普段どおり6曲をセット!!
いつもの半分の持ち時間にですよ。
MCは殆ど無しで、メドレーで疾走感溢れるように仕込み。
徐々に熱を帯びるように前半はインストウルメンタル、中盤は軽快なるアップテンポのロックンロール、後半はもちろんブラスロックでとどめを刺す!!
スタジオ練習時にも計測したところ、余裕で時間に収まる事も確認済み。1秒でも無駄なパートは排除。
繋ぎの部分も再三話し合い、カウントの殆どを担当するヤスとは、特に事細かに打ち合わせ。
テンポ、連結部のタイミングも良好。ごく自然に流れる起承転結演奏は、やっている方にとってもやればやるほどしびれちゃうほど。
可愛いスバルちゃんにもお褒めの言葉を頂戴しちゃって、なまら照れたべや!
多少のストーリー性も孕んだSTA初の取り組み。
これもひとえに今のメンバー達だからこそ、成し得たと自負しております。お前ら、最高だぜ!!
だって、ノーマルな箇所は1曲もありませんから・・・・。
もう一つ、でっかい問題点。
マサはいつも2つのワイヤレスを使用しているのですが、シュアー・ヘッドセットマイクはチャンネルを2にチェンジしてオーケー。
ただ、ベース用のレクサーが周波数バッティングするという事で、当日断念しちゃいました。
シールドコードをひきずってのライブなんて何年ぶりだろうか・・・・?
なれないシールドプレイ。
どうしても右太腿に垂れ下がる違和感がぬぐいきれずに、暇無し蹴っ飛ばしていましたね。ミヤッチにも「マサさん、普段よりも大股開きが小さかった」と指摘されたし。
後で気づきましたが、右足がやや内股気味・・・。
久しぶりの広いステージの隅々まで活用できなかったのが悔やまれます。でもヨシダさんの許可を得てギリギリできうる限りの位置までベースアンプを前進設置させて、愛用のモンスター・ベース用ケーブルをインプットしました。





***SET LIST***
1、CANON(聖典)・・・CHICAGO
2、PETER GUNN・・・THE BLUES BROTHERS
3、I CAN'T TURN YOU LOOSE(お前を離さない)・・・THE BLUES BROTHERS
4、GIMME SOME LOVIN'…THE BLUES BROTHERS
5、VEHICLE・・・IDES OF MARCH
6、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO
***MEMBER***
MASA・・・B VO CHO
NOBU・・・G
COH-CHAN・・・TS
EBI-CHAN・・・TB
JUN・・・AS VO CHO
FUNNY・・・TP
YASU・・・DR








第一部の途中でドラム・モニターの音が出なくなるという事態に陥りましたが、裏技を使って問題解決。
リハ一切無しのぶっつけ本番です。
観客にはSTAがどのようにうつったのだろうか・・・。
一番セッテイングに時間を要するドラムもヤスの手にかかればあっという間に準備完了。マサもフクさん&ムッちゃんが手を貸してくれて接続、音作り、レベル調整も無難に終えました。マサが振り返ってメンバー全員に視線を投げかけると「おつでも俺たちはいけるぜ!」とでも言いたげな面構え。頼もしい奴らだ。
マサのヘッドセットもバッチリチェック完了でゴーサインのアイコンタクト!
司会の方がSTAのプロフィールを読み上げます。
「レッツ・ゴー!」とばかりにいつもならば、豪快なブラスロックが炸裂するところですが、ここで意外中の意外性を発揮。
真逆のジャンル、全くロックのかけらもないファンファーレから幕開けです。
厳粛なる意表を突いたインストウルメンタル「聖典」
はっきりと申しまして、ブラス隊一番の鬼門。
それが1曲目です。ほぼこれに彼らは賭けています。全員でのスタジオ練習は一度もなく、全神経をここに集中して取り組んだこととと思います。
タクは客としてS・T・Aを久々に観れて新鮮な衝動にかられたようです。そしてもう一人、今回は音響に専念するべくメンバーから外れたミユキも上手袖から、手を合わせて我が子達の演奏をヒヤヒヤしながら見守る母親のような表情で、エールを送るがごとく佇んでいて微笑ましかったよ~。
結果、どのスタジオ練習時よりも、デキが良くて皆が安堵の表情。
忘れた頃に組み込む1分ほどの、短くもでっかい強敵な曲。またそのうちにやってみようね。
肩もほぐれてきたから(といってもバックの面々はここからが本番)、一丁いきますかあ!
マサとヤスがチラッとリズムセクションならではの信号を送りあってから、力強いドラミングが突進。
マサのスライディングからノブのクールなリフ攻撃。
「ピーター・ガン」もインストウルメンタルで、50年代のアメリカテレビドラマの主題歌としてあまりにも有名な曲ですね。
作者は巨匠ヘンリー・マンシーニ。
重低音で不気味に地べたを這いずり周るがごとくのフレーズが、ロックにジャストフィットして数多くのカヴァーが存在します。
鉄壁なリズムワークを駆使してヤスがフィルイン。マサは一時たりとも休むことなく動き回る。腰をかがめて上半身を仰け反らせる。ブラス隊やノブのそばまでステップで歩み寄ってはコール&レスポンス。
とにかく時間が短いからボケッとしているなんてもったいない。
コーちゃんが、お馴染み腰をややかがめ気味のソロプレイで切り込み隊長役。
ファニーの切れ味鋭いトランペットソロがいななき、ノブのコードカッティングが追随。
実はこの曲は贅肉を極力そぎ落とした、サンプラザ用エディット・バージョン。
ほど良い感覚になるまでソロの3人が小節数を決めて、バトンの受け継ぎを固めたのです。マサがエンディングでベースネックを振りかざして2曲目完了。
バンド全員が合流して、徐々に体も温まってきた頃合いを見計らったかのように、即座にヤスのスピーディなる4カウント。
誰もが気を休める暇なんか無いよ。
喉を潤すための、水分補給タイムもないよ。
3たびインストウルメンタルで「お前を離さない」
ブルース・ブラザースはダン・アイクロイドのまくし立てるようなナレーションでオープニングを飾っていますが、S・T・Aはここでもコーちゃんが、よりソウルフルなテナー・サックス・ソロをエモーショナルに吹き鳴らします。
とにかく賑やかこの上ない曲ですが、これ実は見た目以上にタフでへヴィーなのですよ。
そして、コーちゃんのソロもエディットされているために益々濃密度アップ。ブラス隊がわずかにぶれたりワイルドでラフな箇所も見受けられましたが、突貫ライブにしては上出来。
ステージ折り返し点にさしかかってきて、またもやヤスの正確無比なるビート・アクセントが叩き込まれます。
マサとノブがユニゾン・オクターブを延々と繰り広げる「ギミ・サム・ラヴィン」
アベさんも最前列で飛び跳ねています。ゴキゲンなナンバー。
ここではじめてマサによるボーカルが飛び出します。
歌っている最中も、横へ前へとアクションの連続。
ジャンプにキック、軽やかに場を盛り上げます。他のメンバー達もリズムに乗ってシェイク。
コンビネーションもこなれてきたようです。
できうる限り、ステージの隅々まで最大限にいかす作戦。
この曲も2番の歌詞を丸ごとカットしたエディット・バージョン。
ごく限られた練習時間だったのに、メンバー達はよくもまあ、マサのワガママ提案に、なにひとつ嫌な顔せずに纏め上げてくれたものです。
実力あってのモノダネだね。
スリリングな流れの上に、じっくりと考えている暇もありません。
次の「ヴィークル」はスムーズに入るのがとっても危険なため、1クッション置いてマサのミニMCを差し込みます。
と言っても「NEXT NUMBER ,IDES OF MARCH!VEHICLE!!」と告げるのみ。
ヤスの噛み締めるようなハイハット4カウントから、ジュンが最も得意とする官能的ヴォーカルとブラスセクションの絡みが絶妙のコントラストを演じるブラスロック。
バックのマサとノブ、ヤスはサングラス着用で、ふてぶてしいまでにボトムキープ。
ここでも2番の歌詞は割愛。
その分、ノブがセンターに寄ってきて極上の指運びで弦を掻き鳴らします。
ぐっとタメを効かせてボーカルのみで絶叫。
「ラストです!やっぱりこれをやらなきゃあ終われない!25OR6TO4!!」
ノブによるギターイントロは、よりオリジナルに忠実なストロークで再現。
皆で「ヘイ!!」と腕を振り上げ、会場を煽りまくっての終曲突入。
いつもよりも、やや大目に暴れてやろうと画策。
マサはここでも2番の歌詞をカット。ノブのギター・ソロも半分程度に抑えています。
つまり「長い夜」のシングル・バージョン初お披露目ということですね。
ノブのワウペダルも巧みに踏み込み効果絶大。
マサと背中合わせにスクラム組んだり、膝まづいたりのポーズも定番。
エビちゃんも大奮闘。
マサはクルクルと回転後、モニター・スピーカーに片足乗せてジュンと骨太コーラス。
最後の最後はマサがヤスのドラムセット台に駆け上がって、バスドラに左足を乗せて一緒にバックビート。シンバルにもキックをぶちかまし、ベースを天井に向けて突き上げ、次いで肩から外してフィニッシュ!
「サンキュウ!この後にもまだまだ素晴らしいステージが続きます。皆さん、最後まで楽しんでいってください!よろしく!!」





全工程を終えたら、セーノ!の号令と共に、全員一丸となっての後片付け。あっという間にステージ上はまっさらになりました。
とにかく,今回のチームワークはピカイチ。
スムーズに事が運んで言う事無し。
シャッターを開けて久しぶりに外の空気を吸った時の清々しいことといったらもう、たまりませんねえ。ちょっと小雨が降っていたけど・・・。
車のキーが見当たらない!という、ミニトラブルもありましたが、助手席から発見!(笑)
この後は、桃太郎ママの御厚意で超格安打ち上げに入ります。
楽屋口ではマサが仲介役で初々しいエビちゃん、そしてタク、ミヤッチがホーンセクション座談会。
マサはビッグマンと車での移動中も、互いのライブ論、楽器講座、そして彼が敬愛してやまない布袋寅泰の話題でもちきりでした。
桃太郎に到着後、店内に入ってみたら、あの広い空間がびっしりと埋まっていました。
急遽、奥の座敷も開放。美味しい稲荷寿司、から揚げ、刺身とメニューも盛りだくさん。
若原さんも交えて深夜まで賑やかに打ち上げは続き、直筆サイン入りCD販売、カラオケ大会と時は流れていきます。
事の始めは有志を募っての手弁当イベント企画。
まさに夢は正夢。ママの大いなる野望はとどまる事を知りません!
SPECIAL THANKS TO・・・ABESAN&HITOMI&SUBARU&YOSHIDA&FUKU-SAN&JIGEN&UNCLE CAT'S&HIME&YOSHITO&JUNPEI SAN&TAMIKO MAMA&STUFF&MOMOTAROH&KARAAGE&SASHIMI&MIYA-TCHI&EBI-CHAN&HASSY&OOLONG TEA&UTIAGE!!
15分のインターヴァルもあっという間に終了。場内アナウンスで第2部開始が告げられると、早速キーボードの弾き語りがはじまりました。
15:30~15:50
「石谷嘉章」
かなり時間に余裕が出てきたので、多少多めに演奏していただきました。
大柄なガッシリ体型からは想像もつかないほどの、クリアで伸びやかなるハイトーンヴォイス。
どこかで見たことがあるなあ、と思って本人にマサがたずねてみたところ、やはりS・T・Aとタイバンをしたことがありました。
主に小樽を中心に活動しているそうで、数年前の高島漁港花火大会においてトラック上特設ステージで歌っていたのが彼だったのです。ルックスと声ですぐに記憶が蘇ったのでした。
プロフィール
「皆様の笑顔を見たいをモットーに各種イベント、老人福祉施設で活動中です」
「千の風になって」(秋川雅史)
しっとりと丁寧に歌い上げるステージング、「こんにちは!」とにこやかに話し始めるトークも温かみがあって癒されますね。
「なだそうそう」(夏川りみ)
選曲も歌心がジーンと伝わるものを意識的にセレクトしているように思えます。
本人が特に思い入れがあるという「カチューシャの唄」は大正時代のヒット曲。
中山晋平の作曲で、松井須磨子が歌唱というのだから、なんという守備範囲の広さでしょうか。
邦楽から一転して後半からは洋楽。ポール・アンカ作詞の「マイウェイ」はフランク・シナトラのポピュラーソング。
このバランス感覚が絶妙ですね。
「感動いたしました」と感謝の弁を述べて「カントリー・ロード」
故ジョン・デンバーが1971年に発表して大ヒット。ビルボードでも全米2位にまで登りつめました。
今も数多くのカヴァーを生み続けています。
会場全体のノリノリな一体感が素晴らしい。
楽屋通路にてマサはしばしイシヤ君と談笑。
15:55~16:10
「徳田祐介」
見るからに優しそうなルックスの彼ともS・T・Aは桃太郎ライブでタイバン歴あり。
ただしその時は元ビア・プリーズのテクニカル・ギタリスト、ズッキーがメンバーでしたが、今回はソロ。
ティン・ホイッスルというあまり聞きなれない楽器を操るミュージシャンです。この楽器はアイルランドがルーツ。
よくケーナと勘違いされがちですが、こちらは南米ペルーの楽器なのです。
その独特な音色に、会場は水を打ったような静けさを漂よわせていました。
ここは日本?と思いたくなるようなくらいのトラディショナル・フィーリングに満ち溢れたステージ。
「イントロダクション」(シカゴではないよ!)
そうそう、演奏がはじまると自然界の息吹が伝ってくるのですよ。
「風を感じる」という曲なんかまさにその好例。
場面転換して「夜の色」(中島みゆき)
カメレオンのごとく、シーン・チェンジが巧み。
詩の朗読を経て、最後はアイリッシュ音楽の解説を懇切丁寧に語り「BOSS SIDES OF TWEED」へ。
彼も普段は介護福祉士・社会福祉士・地域で演奏活動を行っているそうです。
マサとはアイルランドのミュージシャンやバンドの話で盛り上がりました。
ロリー・ギャラガー、U2,シン・リジー、ゲイリー・ムーア、クラナド、エンヤなど。
ここからはマニアックな会話になだれ込んだのですが割愛ね(笑)。
16:15~16:30
「JUNOKEN」
マサと一緒にタイム・キーパーをつとめているジュンペイさん率いるトリオ。
全曲がビートルズで占められています。
こちらも去年の9月、桃太郎でのライブでご一緒した仲です。
その時には「とぷくり」というバンド名でしたが(メンバー達が勤める会社名から短縮しての命名)。
あの時には3人共イスの腰掛けてのプレイでしたが今回はスタンディング・スタイル。
小学時代の同級生2人がエレアコギター、そしてお酒がやたらに強い孫世代の24歳ベーシスト(CLIVE JB白ボディにローズ指板)という編成。
5曲のうち、前半2曲はビートルズがカヴァーした作品。
「ツイスト&シャウト」(初期リリースで有名なのはアイズレー・ブラザース)はジョンのヒステリックなシャウトで有名ですね。
「プリーズ・ミスター・ポストマン」(マーヴェレッツ)は正直、私はカーペンターズで知った曲。
この爽快なるロックンロール連発はご挨拶程度。
ボーカルとコーラスを3人が均等に振り分けています。
全世界の世代を超越して今現在も愛され続けているザ・ビートルズ。
最も多くのアマチュアミュージシャンがカバーするバンドと言っても過言ではないでしょう。
「ジュノケン」も同様。出番直前まで、舞台下手でマサも交えてビートルズの話題で和んでいました。
3曲目からはビートルズのオリジナル。
「ユア・ゴーイング・トウ・ルーズ・ザッツ・ガール」の邦題はなんだっけ?の質問に「恋のアドバイス」だよとニヤリ。年季が違う。
この曲のハーモニーとボーカルの掛け合いは革新的で、極上のポップロック。
あんなに短い曲なのに、身震いするほどの聞かせどころが凝縮です。
だからザ・ビートルズなんだね!!
4曲目の「アイ・フィール・ファイン」のイントロはノイズ?音叉?フィードバック??とちょっとした論争をこれまた出演直前におこなってしまいました。
あのアップテンポでウキウキしちゃうような弾むギターフレーズはちょっとしたトラブルに見舞われてしまい、気を取り直しでもう一度。
2度目のトライで成功しました、良かったあ!
最後は、これまたイントロ無しでいきなり歌からはじまる「キャント・バイ・ミー・ラブ」
こういった曲は当時、それだけで衝撃的だったのでしょうね。それでいてほどよくキャッチーなのですから、賛否飛び交うのもうなずけます。
ジュノケンのメンバー達と、ビートルズ談義をはじめると、延々と続いて熱を帯びそうです。
16:35~17:10
「カラオケ」
第1部同様にここでも、ステージ上には歌詞モニター画像を備え付けて7組が自慢の喉を競い合いました(1人の男性は欠席)
第1部の出演者に負けないくらいに、第2部の熟年歌手の皆様も男女共衣装に相当な力が入っていますね。
今回も下手幕内にイスを人数分移動設置しておいて、出番順に着席していただき、マサがご案内。簡単な説明と注意事項を伝えて丁寧にスポットライトの中へ送り出してあげます。気持ちよくリラックスして歌えるように、の気配り。
トップバッターのシズエさんは島津亜矢の「関の矢太っぺ」
2番手、ヨシコさんは小金沢昇司の「願・一条戻り橋」
いやはや皆様、さすがに度胸が据わっているというか、人生経験が豊富なだけに、味わい深く説得力のある歌唱を繰り広げてくれます。
もちろん客席からは、たくさんの拍手が沸き起こります。
ショウイチさんは水田竜子「風の宿」
トシコさんは美川憲一「納沙布みれん」
サチさんは美空ひばり「人生将棋」
ヒロシさんは北島三郎で「石狩川よ」と、それぞれに思い入れのある曲、長年愛する特別な歌、この日のために用意した歌、生まれ故郷にちなんだ歌と趣向を凝らしてセレクトしてきてくれたようです。
ラストはこの日のスタッフ&司会者&複数のパフォーマンスにと、一時たりとも休むことなく働きっぱなしのジュンが、ここでもやってくれました。
気心のしれた仲間連中が集ってのエントリー。
シャネルズ「街角トワイライト」
齊藤さん率いるパーティーズに迫る勢いで繰り広げられたその様は爆笑の渦。
メンバー達は顔を黒塗り。
一部、肌の弱い人でも大丈夫な素材を使用したそうです。その辺の担当はクロス・ノイズの姫。
それでは塗れないメンバーは黒ストッキングと黒いヘアバンド。
もう何がなんだか理解不能な状態の中、すでに舞台袖から内輪でゲラゲラとうけまくっております。
桑マン役のマサトはもちろんトランペッターで加入。
マサは姫に心配になって「ジュンはこの直後にもバンド2つと司会があるんだよ・・・」とたずねてみたところ
「大丈夫!私が迅速丁寧に拭き取ってあげるから!」「そうなんだ!安心したよ!!」
ところが、ジュンは結局、イベント終了までそのままガングロを貫き通したのでありました!!
ワルサーP38でも、S・T・Aでもね・・・・・・。








17:15~17:30
北光SPRINGフェスティヴァルも佳境に差し掛かってきましたよ!
ここいらあたりから、出し物が一気に派手なものが連続します。まずはロックバンド3つ。
メンバーのスケジュール都合で順番が数日前に入れ替わり「ワルサーP38」が神秘のヴェールを脱ぎます。
バンド名を聞いたならば誰でもピンとくるはず。
1971年から今現在も続く大人用アニメのハシリ「ルパン三世」のカヴァーバンド(作者のモンキー・パンチ先生は北海道出身)。
9人編成ですからS・T・Aも真っ青・・・・・。
そしてこのいかした連中を率いるのは、峰不二子役のスバル嬢。
S・T・A界隈ではアイドル的人気を博し、今年颯爽と現れたスバルちゃんは札幌で今一番の要注目ディーヴァです。
彼女は3つのバンドを従えていて、「乙!!帝國ゆるゆる団」も大所帯のアニメ・カバー・バンド。
2つ目はエゴ・ラッピンのカヴァーバンド「エゴイズム・ラッピン」
ここのバック陣は凄腕のツワモノ集団。
そして今回です!(いずれのバンドにもS・T・Aのメンバー達や旧知の仲でもある連中多数が在籍)
それぞれにホーンセクションが在籍していたり、ツイン・ボーカルだったりと、見所満載。
演出効果もすこぶるいかしています。
全てにおいてコスチュームも視覚効果を更に意識した着こなしで統一。
動き、ステージングの運び、MCとスバル嬢の構想が着実に実現化しているようで、今後の成長が益々楽しみですね。
もちろん中心となるのは、歌姫スバル。彼女は色々な顔をもっていてある意味、カメレオン・レディ。
その都度、その都度によって豪華絢爛、聞くも良し、見るも良しのドリーム・ワールドへと誘ってくれます。
さて、ワルサーP38はこの日のために3曲を用意してくれました。
いずれもキーは原曲のイメージを損なわないためにもオリジナルのままで。
よってスバルちゃんは男性ボーカルの原曲キーを違和感なく歌いきっています。しかも己の個性もナチュラルに注入しつつね。
なんというスーパーレディでしょうか。
ホーンセクションはTS&AS&SS&TB。
ジュンはガングロ。ミソデンのミヤッチもいるよ。あれれ・・タクちゃん参上。
紅一点のソプラノサックスはスバル嬢とお揃い衣装で髪の毛の色違いがリカちゃん。
もう一人、キーボードもお揃い衣装のミキちゃん。
ギターは会うたびに所属しているバンドが違うビッグマンことタッキー(ミヤッチはジゲンとも呼ぶ)。
タッキーは長身をいかした豪快なるアクションと奏法で、見栄えが抜群。
札幌の布袋寅泰とは彼のことだあ!
ギブソンの黒フライングVの似合うことったら、憎いほど。
リズムセクション、ドラマーはマル、アイバニーズ5弦のベーシストはモリジン。一見コワモテのご両人は的確なるグルーブで、ボトムをガッシリと渋く支えていて、且つ突き抜けています。
タッキー&モリジン&マルはハットからスーツまでブラックで統一というスタイリッシュなイデタチ。
開巻「ルパン三世のテーマ」でいきなりスタート。
疾走感漲るビートはどこをとっても非の打ち所の無いくらいの完成度。
よくぞ、ここまでまとめあげたものだネエ。
照明スタッフも意識してなのか、すこぶる鮮やかに映えるようなセクシー・カラーを連発しているように思えます。
女性陣は3色のカラフル・ウィッグ、ブーツ、ミニスカートに網ストッキング、ガーターベルトは必須アイテム。
応援に駆けつけてくれたダンサーのアベさんも熱狂!
タイミングを狙ったかのようにスバルちゃんがメンバー紹介を織り交ぜます。
タッキーがステージフロントに大股開きで飛び出してきて、カッティングの嵐をぶちかまします!
最後にスバルちゃんが自己紹介を済ませて丁寧にお辞儀。
何をやっても、どのようなポーズを決めてもチャーミングでキュートだね。
「ありがとうございます」と、ここでスバルちゃんのMC。
彼女のテーマソングかと思えるくらいにツボにはまっちゃうバラード「ラブ・スコール」
峰不二子のテーマソングなのですが、スバルちゃんのイメージに重なる部分がいくつも垣間見えます。
コケティッシュで小悪魔的、ミステリアなムードに惹かれる殿方がいて骨抜きにされたとしても、誰も責める事はできないのではないでしょうか。
しっとりと、鳥肌が立つくらいに妖艶な魅力をまぶしたスバル節に酔いしれちゃいました。愁いを含んだその瞳に見つめられちゃったら、もうどうにでもしてくださいってなあもんですよ・・・。
「早いもので、最後はアップテンポの曲です。、皆さん、手拍子もしくは踊っていただければ、とても嬉しいです!」
バンドのパワー全開!スバルの真骨頂炸裂。はじけまくりの「スーパーヒーロー(ゴダイゴのドラマー、トミー・スナイダーVO)」です。
ジュンのサックス・ソロも切れ味鋭く、会場からも口笛が鳴り響いています。
あっという間、本当にあっという間に終了。誰もが魅せられた、魅了された事でしょう。もっと観たいと誰もが願うステージでした。












17:55~18:10
このサンプラザ・ライブ・イベントの現場最高責任者でもある、フクさん率いる「UNCLE CAT'S」はトリ前。
桃太郎ライブはじめあらゆるところでS・T・Aとはタイバンを組んでいる仲です。
6人編成で札幌東区・中央区で演奏活動中。
いろいろなジャンルに現在も妥協することなく挑戦中の、意欲溢れる集団です。
フクさんが提供する楽器、器材、音響設備は常に桃太郎やスタジオに常備しておいて、リハーサルに明け暮れる日々。
バンドのスタイルとしては個性豊かなボーカリスト、フミオ君をフロントに従えてバック陣は彼をフューチャーすることに徹しています。もちろん、ここぞという時には、華やかなるソロも繰り広げくれますよ。
この日のフミオ君は煌びやかで鮮やかなる赤を基調としたヒラヒラ衣装にハット姿。
彼の熱烈ファンは半端ではありませんよ。見た目の派手さだけではなく、歌唱力も筋金入り。一瞬女性が歌っているのかと錯覚してしまうほどの超ハイトーンを強烈な安定感で澄み渡るように歌いきっちゃいます。
誰もが認める文句なしの歌い手さん。
アベさんも最前列中央にてダンシングです。
セッティングでは、キーボードのカッちゃん持参の愛器ヤマハDX7の音が中々出ず、ちょっと手こずりましたが、何とかライブ・スタート!
お馴染みショッキング・ブルーの大ヒット曲「ヴィーナス」ギター・コードストロークで幕開けです。
ツインギターの利点を最大にいかしたセレクション。
しょっぱなから腰が思わずうずいちゃいそうなナンバーが飛び出してきました。
コーラスも絶妙(モーニング娘。に、似たような曲がありましたね)
「時間がないからさっさとやります。今日はあまりしゃべるな!と言われておりますので・・・・(笑)」
山口百恵「ロックンロール・ウィドウ」では、勝気でちょっとやさぐれた女心をフミオ君が見事に表現しています。
サポート・ドラマー君のシンバル・スタンドがここぞというところで、ガッシャーン!と横転。
下手袖からジュンが飛んできて、速やかに立て直してくれます。
安定した状態を見計らってから、ドラムがカウント。
またまた女性ボーカル・ナンバー、アン・ルイスのロック歌謡曲の代名詞「ああ・無情」
再びシンバルスタンドが倒れてしまい、再度顔の黒いジュンが修正。
そのままガングロのジュンはステージで徹底的、盛り上げ役に徹しています。「全然恥ずかしくないから、皆さんものってね!」
三度シンバルが倒れる!一体全体どうしちゃったの!?。TAMAバスドラムヘッドにはアンクル・キャッツのロゴ・デザインが描かれていますが、これはデザイナーでもあるベーシスト、ムッちゃんの作品。まことに器用な男であります。ちなみに彼が使用しているベースはパッシブタイプのアイバニーズ。
もう一人、フクさんと火花散るアンサンブルを演じているギタリストはマサキヨ。
中央ボーカル用モニターの影に置いてあるドリンクで、喉を潤したフミオ君が最後に歌った曲は「サジタリアス・アクエリアス」
この曲は中嶋優貴という元イースタンオービット(へヴィー・メタル・アーミー)というプログレバンドのキーボーディストだった人の作品。このあたりはひじょうにマニア心をくすぐる粋な選曲ですなあ。
イントロ部分で、ベーシストのムッちゃんがピックをポロリと床に落下させたのを見ていたフミオ君が、おもむろにそれを拾い上げて親切に手渡してあげました。
ムッちゃんはそれを口にくわえたまま、サム・ピッキングに奏法チェンジ。
ここでもツインギターの妙技が光っています。
フミオ君は所狭しと、ステージ上を歩き回りながらの熱唱。
そのたびにたなびく衣装から赤い羽根がヒラヒラと舞い落ちる。その光景が曲の一部のように美しくて、絵になるのですよね。
会場からも「綺麗だよ!」の掛け声が飛んできます。
ジュンがすかさず「男だよ!」と説明(笑)。
その流れで衣装の説明コーナーになりました。
実はライブのたびにフミオくんは手縫い製作しているとのこと。
カラーも黒、ゴールド、ブルーなどのサテン生地を調達してきて、宝飾品も売っているものを自ら取り付けるそうですよ。凄いなあ・・・。
今度は「可愛い!」の声援が観客席から聞こえてきました。
18:15~18:55
今回のメインイベント、オオトリは全国規模で大活躍中、旭川出身のプロ演歌歌手「若原りょう」さんです。
2004年デビュー。ムード歌謡曲も織り交ぜて東京から駆けつけてくれました。
桃太郎のママは気に入ったミュージシャン、バンド、歌手を自ら声かけしながら交流の輪を広げてきたのですが、今回のサンプラザイベントなどはその際たるもの。
その中でも究極の人物なのが、この若原さんです。
あの元・殿さまキングスの歌手だった宮路おさむ氏に認められて、上京。早12年の歳月が経過したそうですよ。
本来ならば専属のバンドを率いてのステージになる予定だったそうですが、どうしてもスケジュールの都合がつかず単身での凱旋コンサートとなった次第です。
今回の出演者達が、本物のステージングを見届けようと、皆が皆客席について見入っています。
リハーサルの時に、音質トラブルがあり、急遽サンプラザ・スタッフの方とヨシダさんとでMDプレイヤーを用意して改善されました。
それでは開演!「若原りょうコンサート」の幕開けです!!。
華やかな姿で下手より登場した若原氏は自然な佇まいや、振る舞いがさすが百戦錬磨、数多くの場数を踏んでいるだけあって風格、貫禄がありますね。
当たり前ですが、良く通る声、身のこなし方ととっても素敵で勉強になります。
「ありがとうございます!5万人のお客様です(笑)。
今年の7月9日で40歳になりました。生きてて良かったと思います・・・・国民健康保険の値段が上がりました。
太りました・・・・苦労しているからです・・・。
私の所属している事務所には宮路さん、そして「うそ」のヒット曲や俳優としても有名な中条きよしさん、その他合わせて総勢250名のタレントがいます。
今日はわずかなお時間の中でたくさんの持ち曲、新曲、カヴァーなどを織り交ぜながら歌わせていただきます。
9月30日にリリースした10枚目のシングルで、一度は愛した人だもの・・・・聞いてください」
歌声はもちろんのこと、温かな人情味あふれる人柄が偲ばれるおしゃべりも聞き所ですね。
「NHK歌謡コンサートに出演したのを機に、私の持ち曲20曲全てがカラオケに入りました。
CDを出すたびにB面・・・今はカップリングと呼びますね。
そのカップリングまでもがカラオケに入っています。
口の悪いファンの方に言われちゃいました。
B面の方がいいね・・・・複雑な気持ちです・・・・・(笑)
今日は道内はもとより道外からも来てくれているファンの方がいます!その中に、ゆうこ、という曲が好きだ!と言ってくれる方がいます。
その曲を歌います・・・・」
歌、トーク、歌への持っていき方が、これぞプロ!と思わず唸りたくなるほどのタイミングで移行する。なるほどなあ・・・。
もちろん基本的な台本は用意してあるのだろうけど、その辺を全然感じさせないのもプロの味。
「持ち歌の中で2曲ほど演歌があります。
故郷、オフクロを想って歌います。男のひとり酒・・・・・」
あれだけリハーサルでヨシダさんが苦労していた音作りも殆どトラブルなく最終局面を迎えつつあります。
若原さんもとってもノビノビと歌いきっていますよ。
「あとは大ヒット曲を出すだけです。
全国を回っています。応援してください。
年末を楽しみに待っていてください。
紅白歌合戦・・・・また余計なことを言ってしまった・・・。
そうだ!この間、私がある場所に立っていたら今風な若者達がタバコを吸って歩いてきました。ここは禁煙場所。しかも横には妊婦の女性が座っている。注意するしかないなあ、と思い言いました。君たち、ちょっと悪いんだけどここは禁煙。しかも妊婦の方もいるんだよ。するとその若者達は即座に慌ててそのタバコを携帯灰皿に入れてもみ消し、すみません!と謝ってくれましたよ。
いやあ、気持ちのいい若者達だなあ・・・と思っていると横からトントンとその妊婦さんが肩を叩くではありませんか。振り返るなり、私は妊婦じゃあありません!!・・・ガーン!!!・・・・バツが悪くて立ったまま寝たふりしました。逆の横では笑っているし、横では怒っているし・・・あんなに恥ずかしいおもいをしたことはなかったですね・・・・また余計な事を言ってしまった・・・。
それでは大先輩の秋庭豊とアローナイツを2曲メドレーでお送りします。
さだめ、献身・・・・」
残すところ2曲のみとなりました。
「これで次期アローナイツのボーカルは私に決定でしょうね!あ・・・また余計なことを言ってしまった・・・。
桃太郎のママには昔からお世話になりっぱなしです。
本日もこのような素晴らしい会場に招いていただきまして、感謝しております。
そのママのリクエストにお答えしましょう。
岩見沢の歌で、女・心・雨・・・・」
ここで何とオヒネリが届きました。それを受け取り丁寧にお辞儀してから握手する若原さん。
一旦、下手袖に待機していたマサト君が預かります。
ところが続々とオヒネリの手渡し列ができて大変な事に。
客席にいたジュンが駆けつけてそれを一旦受け取ろう賭したら、その姿に若原さんがビックリ。
「君、どこから現れたの?」
それでもジュンがオヒネリの束を持って袖に消えようとすると・・「それは僕が貰ったものだよ!!」とお茶目な若原さん。
「私は絶対に結婚式にはお呼ばれしたことがありません。
何故か・・・それは男女の別れの歌が多いからです。
でも曲を作ってくれた先輩に嘘をついてしまいました。
今度の曲はとってもいいですね!タイトルが破局・・・・。
一度、ホテルでのディナーショーで歌っていると、従業員の方達が慌てて止めにやってきました。すみません・・・今、横の大広間で結婚式を上げている最中なのです・・・・。いつもよりも思い切り歌ってやりましたよ・・・・(笑)
最新曲が最後の曲となりました。30~40年ほど前のフォークソングの匂いのする曲です。
ロビーにもポスターを貼らせていただきました。
お別れに聞いてください。振り子・・・」
なるほど、ほど良い感触でフォーク・テイストぷんぷんですね。そこへ無理なく若原流フレイヴァーをまんべんなく加味するとこのような味わい深い作品が誕生するわけだ。
18:55~19:00
若原さんはそのまま、ステージにスタンバイしていただき、全出演者が再度登場。
ステージ上と観客全員でのフィナーレとなりました。
「桃太郎ママが大好きな曲!」と若原さんが紹介
「僕の曲ではないんですね(笑)」AKB48の「365日の紙飛行機」を全員で大合唱。
この曲は、つい最近まで放映していたNHK朝の連続テレビドラマ「朝が来た」の主題歌で高視聴率を記録。曲も大ヒットしました。
マサも全話見ましたが、実在した日本初の女性実業家が主人公。
とても面白くて感動できるストーリーなので絶対にお勧めですよ。
ロビー受付で配られていたパンフレット最終ページに記載されていた歌詞カードとカラオケ用画面を参考にママを中心に皆で延々と歌いました。



お待たせしました!!
時間を17:35~17:59に戻して「THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)」のライブレポートです!
裏話・・・・
まずこのライブ・イベントの話がきた時には、急なオファーなためにメンバーが集まらなく頓挫しかけました。
でもほかでもない、お世話になっている桃太郎ママ夢の企画に参入しない手はない!と奮起したマサは、ハッシー(テクニックはもとよりルックスも人格もいけてるSTAでも活躍したアルト・サックス・プレイヤー!)から後輩を紹介されたのです。
それが若干24歳のニューフェイス・トロンボーンプレイヤー、エビちゃん。
たった2度ほどのスタジオ練習で本番という、いつものごとくの無茶振りにも嫌な顔ひとつせず、本人もドツボにはまるくらい意気投合しちゃってぶちかましてくれましたよ。
さすがハッシーが自信を持って強力にプッシュする人材だけのことはある。飲み込みも早くてスムーズ。「エビは吹ける奴だから大丈夫!」の言葉が実証されました。
まったくの未知の世界にも関わらずね。
これでまたSTA人脈図がぐっと深まりを増したわけです。
更に襲い掛かる問題点が、度々変更される持ち時間と出演順。
最終的に決定が下ったプレイタイムは15分(セットは別に5分)
全出演者に統一されたタイム・テーブルです。
何度も行われたミーティングでの判断。
入れ替えは絶対に5分じゃあ無理だあ!(特にS・T・Aは)と思っていたのですが難なくできちゃったんだよね!(メンバー達&スタッフの尽力の賜物)
野郎ばかりの7人編成。ホーンセクションが4人。
マサは曲目構想だけで3週間を擁したという超難産。
とどめは開き直りで、通常ならば3曲で終わるところと、いい機会だから現STAにできうる限りのものを目いっぱい起伏をつけてぶち込んでみよう!という実験的内容。
どうせならば普段のライブでできないことをこの機会にやってみよう!と、また悪い遊び癖がムクムクと沸き起こったのでした。
なんと15分の中に普段どおり6曲をセット!!
いつもの半分の持ち時間にですよ。
MCは殆ど無しで、メドレーで疾走感溢れるように仕込み。
徐々に熱を帯びるように前半はインストウルメンタル、中盤は軽快なるアップテンポのロックンロール、後半はもちろんブラスロックでとどめを刺す!!
スタジオ練習時にも計測したところ、余裕で時間に収まる事も確認済み。1秒でも無駄なパートは排除。
繋ぎの部分も再三話し合い、カウントの殆どを担当するヤスとは、特に事細かに打ち合わせ。
テンポ、連結部のタイミングも良好。ごく自然に流れる起承転結演奏は、やっている方にとってもやればやるほどしびれちゃうほど。
可愛いスバルちゃんにもお褒めの言葉を頂戴しちゃって、なまら照れたべや!
多少のストーリー性も孕んだSTA初の取り組み。
これもひとえに今のメンバー達だからこそ、成し得たと自負しております。お前ら、最高だぜ!!
だって、ノーマルな箇所は1曲もありませんから・・・・。
もう一つ、でっかい問題点。
マサはいつも2つのワイヤレスを使用しているのですが、シュアー・ヘッドセットマイクはチャンネルを2にチェンジしてオーケー。
ただ、ベース用のレクサーが周波数バッティングするという事で、当日断念しちゃいました。
シールドコードをひきずってのライブなんて何年ぶりだろうか・・・・?
なれないシールドプレイ。
どうしても右太腿に垂れ下がる違和感がぬぐいきれずに、暇無し蹴っ飛ばしていましたね。ミヤッチにも「マサさん、普段よりも大股開きが小さかった」と指摘されたし。
後で気づきましたが、右足がやや内股気味・・・。
久しぶりの広いステージの隅々まで活用できなかったのが悔やまれます。でもヨシダさんの許可を得てギリギリできうる限りの位置までベースアンプを前進設置させて、愛用のモンスター・ベース用ケーブルをインプットしました。





***SET LIST***
1、CANON(聖典)・・・CHICAGO
2、PETER GUNN・・・THE BLUES BROTHERS
3、I CAN'T TURN YOU LOOSE(お前を離さない)・・・THE BLUES BROTHERS
4、GIMME SOME LOVIN'…THE BLUES BROTHERS
5、VEHICLE・・・IDES OF MARCH
6、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO
***MEMBER***
MASA・・・B VO CHO
NOBU・・・G
COH-CHAN・・・TS
EBI-CHAN・・・TB
JUN・・・AS VO CHO
FUNNY・・・TP
YASU・・・DR








第一部の途中でドラム・モニターの音が出なくなるという事態に陥りましたが、裏技を使って問題解決。
リハ一切無しのぶっつけ本番です。
観客にはSTAがどのようにうつったのだろうか・・・。
一番セッテイングに時間を要するドラムもヤスの手にかかればあっという間に準備完了。マサもフクさん&ムッちゃんが手を貸してくれて接続、音作り、レベル調整も無難に終えました。マサが振り返ってメンバー全員に視線を投げかけると「おつでも俺たちはいけるぜ!」とでも言いたげな面構え。頼もしい奴らだ。
マサのヘッドセットもバッチリチェック完了でゴーサインのアイコンタクト!
司会の方がSTAのプロフィールを読み上げます。
「レッツ・ゴー!」とばかりにいつもならば、豪快なブラスロックが炸裂するところですが、ここで意外中の意外性を発揮。
真逆のジャンル、全くロックのかけらもないファンファーレから幕開けです。
厳粛なる意表を突いたインストウルメンタル「聖典」
はっきりと申しまして、ブラス隊一番の鬼門。
それが1曲目です。ほぼこれに彼らは賭けています。全員でのスタジオ練習は一度もなく、全神経をここに集中して取り組んだこととと思います。
タクは客としてS・T・Aを久々に観れて新鮮な衝動にかられたようです。そしてもう一人、今回は音響に専念するべくメンバーから外れたミユキも上手袖から、手を合わせて我が子達の演奏をヒヤヒヤしながら見守る母親のような表情で、エールを送るがごとく佇んでいて微笑ましかったよ~。
結果、どのスタジオ練習時よりも、デキが良くて皆が安堵の表情。
忘れた頃に組み込む1分ほどの、短くもでっかい強敵な曲。またそのうちにやってみようね。
肩もほぐれてきたから(といってもバックの面々はここからが本番)、一丁いきますかあ!
マサとヤスがチラッとリズムセクションならではの信号を送りあってから、力強いドラミングが突進。
マサのスライディングからノブのクールなリフ攻撃。
「ピーター・ガン」もインストウルメンタルで、50年代のアメリカテレビドラマの主題歌としてあまりにも有名な曲ですね。
作者は巨匠ヘンリー・マンシーニ。
重低音で不気味に地べたを這いずり周るがごとくのフレーズが、ロックにジャストフィットして数多くのカヴァーが存在します。
鉄壁なリズムワークを駆使してヤスがフィルイン。マサは一時たりとも休むことなく動き回る。腰をかがめて上半身を仰け反らせる。ブラス隊やノブのそばまでステップで歩み寄ってはコール&レスポンス。
とにかく時間が短いからボケッとしているなんてもったいない。
コーちゃんが、お馴染み腰をややかがめ気味のソロプレイで切り込み隊長役。
ファニーの切れ味鋭いトランペットソロがいななき、ノブのコードカッティングが追随。
実はこの曲は贅肉を極力そぎ落とした、サンプラザ用エディット・バージョン。
ほど良い感覚になるまでソロの3人が小節数を決めて、バトンの受け継ぎを固めたのです。マサがエンディングでベースネックを振りかざして2曲目完了。
バンド全員が合流して、徐々に体も温まってきた頃合いを見計らったかのように、即座にヤスのスピーディなる4カウント。
誰もが気を休める暇なんか無いよ。
喉を潤すための、水分補給タイムもないよ。
3たびインストウルメンタルで「お前を離さない」
ブルース・ブラザースはダン・アイクロイドのまくし立てるようなナレーションでオープニングを飾っていますが、S・T・Aはここでもコーちゃんが、よりソウルフルなテナー・サックス・ソロをエモーショナルに吹き鳴らします。
とにかく賑やかこの上ない曲ですが、これ実は見た目以上にタフでへヴィーなのですよ。
そして、コーちゃんのソロもエディットされているために益々濃密度アップ。ブラス隊がわずかにぶれたりワイルドでラフな箇所も見受けられましたが、突貫ライブにしては上出来。
ステージ折り返し点にさしかかってきて、またもやヤスの正確無比なるビート・アクセントが叩き込まれます。
マサとノブがユニゾン・オクターブを延々と繰り広げる「ギミ・サム・ラヴィン」
アベさんも最前列で飛び跳ねています。ゴキゲンなナンバー。
ここではじめてマサによるボーカルが飛び出します。
歌っている最中も、横へ前へとアクションの連続。
ジャンプにキック、軽やかに場を盛り上げます。他のメンバー達もリズムに乗ってシェイク。
コンビネーションもこなれてきたようです。
できうる限り、ステージの隅々まで最大限にいかす作戦。
この曲も2番の歌詞を丸ごとカットしたエディット・バージョン。
ごく限られた練習時間だったのに、メンバー達はよくもまあ、マサのワガママ提案に、なにひとつ嫌な顔せずに纏め上げてくれたものです。
実力あってのモノダネだね。
スリリングな流れの上に、じっくりと考えている暇もありません。
次の「ヴィークル」はスムーズに入るのがとっても危険なため、1クッション置いてマサのミニMCを差し込みます。
と言っても「NEXT NUMBER ,IDES OF MARCH!VEHICLE!!」と告げるのみ。
ヤスの噛み締めるようなハイハット4カウントから、ジュンが最も得意とする官能的ヴォーカルとブラスセクションの絡みが絶妙のコントラストを演じるブラスロック。
バックのマサとノブ、ヤスはサングラス着用で、ふてぶてしいまでにボトムキープ。
ここでも2番の歌詞は割愛。
その分、ノブがセンターに寄ってきて極上の指運びで弦を掻き鳴らします。
ぐっとタメを効かせてボーカルのみで絶叫。
「ラストです!やっぱりこれをやらなきゃあ終われない!25OR6TO4!!」
ノブによるギターイントロは、よりオリジナルに忠実なストロークで再現。
皆で「ヘイ!!」と腕を振り上げ、会場を煽りまくっての終曲突入。
いつもよりも、やや大目に暴れてやろうと画策。
マサはここでも2番の歌詞をカット。ノブのギター・ソロも半分程度に抑えています。
つまり「長い夜」のシングル・バージョン初お披露目ということですね。
ノブのワウペダルも巧みに踏み込み効果絶大。
マサと背中合わせにスクラム組んだり、膝まづいたりのポーズも定番。
エビちゃんも大奮闘。
マサはクルクルと回転後、モニター・スピーカーに片足乗せてジュンと骨太コーラス。
最後の最後はマサがヤスのドラムセット台に駆け上がって、バスドラに左足を乗せて一緒にバックビート。シンバルにもキックをぶちかまし、ベースを天井に向けて突き上げ、次いで肩から外してフィニッシュ!
「サンキュウ!この後にもまだまだ素晴らしいステージが続きます。皆さん、最後まで楽しんでいってください!よろしく!!」





全工程を終えたら、セーノ!の号令と共に、全員一丸となっての後片付け。あっという間にステージ上はまっさらになりました。
とにかく,今回のチームワークはピカイチ。
スムーズに事が運んで言う事無し。
シャッターを開けて久しぶりに外の空気を吸った時の清々しいことといったらもう、たまりませんねえ。ちょっと小雨が降っていたけど・・・。
車のキーが見当たらない!という、ミニトラブルもありましたが、助手席から発見!(笑)
この後は、桃太郎ママの御厚意で超格安打ち上げに入ります。
楽屋口ではマサが仲介役で初々しいエビちゃん、そしてタク、ミヤッチがホーンセクション座談会。
マサはビッグマンと車での移動中も、互いのライブ論、楽器講座、そして彼が敬愛してやまない布袋寅泰の話題でもちきりでした。
桃太郎に到着後、店内に入ってみたら、あの広い空間がびっしりと埋まっていました。
急遽、奥の座敷も開放。美味しい稲荷寿司、から揚げ、刺身とメニューも盛りだくさん。
若原さんも交えて深夜まで賑やかに打ち上げは続き、直筆サイン入りCD販売、カラオケ大会と時は流れていきます。
事の始めは有志を募っての手弁当イベント企画。
まさに夢は正夢。ママの大いなる野望はとどまる事を知りません!
SPECIAL THANKS TO・・・ABESAN&HITOMI&SUBARU&YOSHIDA&FUKU-SAN&JIGEN&UNCLE CAT'S&HIME&YOSHITO&JUNPEI SAN&TAMIKO MAMA&STUFF&MOMOTAROH&KARAAGE&SASHIMI&MIYA-TCHI&EBI-CHAN&HASSY&OOLONG TEA&UTIAGE!!
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