


4,14:10~14:35
「PUPPY」
PUFFYのコピーバンド。
札幌のライブハウスG-HIPに常連として出演しているファミリーバンドがここから3バンド連続しての初登場です。
懐かしいミュージシャン大集合!
皆、店名入りのロゴTシャツをさりげなく着こんで猛アピール。
どのバンドも噂やフェイスブック上にて見聞きしていましたが、ライブを見るのは初めて。
だから個人的にもとっても楽しみにしていたよ。
まずは今の季節にピッタリ過ぎるこのバンド。
6人組の編成は・・・・・
ドラム、ベースはオーナーのマルチプレイヤー・ノビさん(ジャズベースを使用。メタリックダークグリーンのボディカラー。ローズネック)、ボーカルの2人はSTAFFジンちゃんと何から何までもが初々しいミミちゃん、ギターは3つ出っ放しのキングスベリーでもお馴染みのドガイト君(3トーンサンバーストボディカラーのストラトキャスター)、2段構えのキーボードはホリカワ君(彼も3バンド掛け持ちの超が付くほどの売れっ子だ!)。
とにもかくにもミミちゃんが元気いっぱいに明るく弾けまくっていて好感が持てたよ。
早速、観客の注目を一身に浴びまくっていた。
もうライブが楽しくって仕方がないといったご様子だ。
新たなアイドル誕生の瞬間を目撃した。
パフィーを扱うだけに、極上のユルユル感がたまりませんなあ。
「ここからは札幌のライブハウスGヒップのバンドが3つ出演します。
本来ならば去年、ここ浅草橋にエントリーしていたのですが残念ながらコロナ禍により断念。
で、本日、念願が叶い遂に実現の運びとなりました。
次に控えしバンドはそのGヒップに観客として賑やかに盛り上げてくれていたキュートなミミちゃんのために結成されたとのことです」
例によって司会者のヤチヨ嬢から盛大なるアナウンスを頂戴してからのスタート。
「小樽の皆さん、こんにちは!
パピーです。
今日は素敵な曲をたくさん持ってきました。
まずは・・・・・アジアの純真!!」
パフィーのデビュー曲だけに、このポジションはうってつけさ。
アルバム「アミユミ」に収録。
1996年5月13日リリース。
井上陽水と奥田民生が作詞、作曲だもん、売れないわけないさあ。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。
オリコンカラオケチャートでは12週連続1位を記録!
何やら意味不明な歌詞はリズム感や押韻を重視。
何故だか癖になる印象的な側面も擁しているね。
幻想的なるキーボードによるサウンドのオープニングからして全開にかっ飛ばす。
序盤からこれだもん。((´∀`*))
理屈抜きにぶっ飛びの極致。
親しみ深いポップでキャッチーな歌メロでバッチリと掴みは完全にオーケー。
チャーミングな笑顔を絶え間なく振りまき続けるミミちゃんは健康そのもの。
ジンちゃんと揃いのジーンズ、水色のTシャツ、腰に巻いたシャツも本家仕様。
ボーカルは交互にボコーダーによる機械的な声を喉叩き奏法(!?)で再現。
あまり強く叩いたら喉を傷めちゃうよん((´∀`*))。
ツインボーカルによる特性をいかんなく発揮。
そしてバックミュージシャン達は凄腕揃いだけに安定性抜群。
特にドガイト君の個性あふれるウネウネと響き渡るワウペダル・プレイにはサッサも絶賛。
違和感なくジャストフィット。
ボーカルの2人はエンディングまで一気呵成ピョンピョンと飛び跳ねて、嬉しそうにハートマークを手形合体で示す。
「皆さん、ありがとうございます!
歌詞カードをちゃんとめくってね~。((´∀`*))
ミミもジンちゃんも屋外ライブは今日が初めてなんですよ。
雨も上がってよかった!!
お手柔らかに。
次の曲・・・・振り付けがいるんだね・・・・愛のしるし!!」
パフィー6枚目のシングル。
1998年3月14日発売。
アルバム「JET CD」に収録。
オリオンチャートでは最高3位を記録。
「ドンドンドン!」とイントロから派手に発せられるテインパニーはフロアタムで代用。
十分に臨場感を醸し出していて素晴らしい。
連動するフォーメーションもお見事。
多分、動画を何度も見ながら研究してきたんだろうなあ。
感服しちゃうよ。
正に癒し系の楽曲が炸裂。
ホイッスルを吹きまくるオーディエンスまでも出現。
心強い応援団が駆けつけてくれて、ステージの最前列で熱心に手拍子や声援を送り続けてる。
ここいら辺に辿り着いたら、体も温まり自ずと緊張感が溶けてきたのか、ステージングはリラックスモードに突入してきた。
ファズを存分に効かせた歪みまくりのギターでは、毎度おなじみベイ・シティ・ローラーズのあまりにも有名すぎるフレーズをさりげなくなぞってみせる。
心憎いアレンジワーク。
MCはずっとキュートなミミちゃんが兼任。
「小樽と言えばお寿司にソフトクリーム、あんかけ焼きそば、更に欠かせないのが海鮮丼!
次の曲はそれに引っ掛けた歌詞(カニ!!)が出てきますよ。
聞いてください・・・・渚にまつわるエトセトラ!!」
パフィー4枚目のシングル。
1997年4月16日発売。
こちらもアルバム「JET CD」に収録。
井上陽水&奥田民生の共作。
オリコン週間チャートでは1位を獲得!
累計売上は110万枚。
ノビさんの真骨頂ともいえる切れ味鋭い的確ないぶし銀チョッパー奏法がビンビンに冴えわたる。
ここが絶対的なる肝だ。
安定感あるタイトでストレートなリズムセクションとの息もぴったりにアタック連発。
YMCAの振り付けを参考にして組み立てたようだよ。
「私は何度も振付を練習しても右手と左手のコブシが同時に出ちゃいます・・・・。
でも頑張って演じますので応援よろしくお願いします。
小樽の皆さんはめちゃくちゃにノリがいいのでこっちも気持ちいいいですよ。
次は・・・・マザー」
パフィー5枚目のシングル。
1997年12月12日発売。
こちらもアルバム「JET CD」に収録。
奥田民生とトータス松本との共作。
オリコン週間チャートでは最高5位を記録。
ハイハットによるカウントでスタ―ト。
これは異色の選曲だ。
ジックリと聞き込んでみようっと。
能天気なイメージばかりではないよ、とでも言いたげに自己主張したような曲調だ。
シンミリと心の奥底にまでしんみり染み入る爽やかな甘い名曲。
そこかしこにビートルズ・テイストやらがチラつくところがマニアにとってはたまらない魅力。
本家同様に今度はジンちゃん、ミミちゃんもギター弾きながら歌ってみたらどうだい?
「次の曲は問題作です・・・・サーキットの娘!」
パフィー3枚目のシングル。
1997年3月12日発売。
こちらもアルバム「JET CD」に収録。
奥田民生の作品。
週間オリコン最高チャートは1位!
キーボードでカーレース迫力の爆走シーンを奏でるところなんて冴えてるねえ。
ここまで徹頭徹尾に突き詰めるところには脱帽だ。
臨場感タップリにニンマリ。
タイトルは池沢さとしの漫画「サーキットの狼」のパロディなのは、70年代に青春を送った若者たちには説明不要。
ここではもっとアクセル全開で疾走。
スピード増して勢いは止まらない。
デンジャラスにエンジョイするのも一興。
このラインは「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」がモチーフ!?
センスのいいオマージュは大歓迎さ。
歌っているご両人は「私たちが札幌のパフィーよ!」とでも言いたげな振る舞い。
それも納得。
「ミミちゃんがステージから落ちなくてよかったですよ。((´∀`*))
というわけで、次の曲で最後ですよ・・・・・これが私の生きる道!!」
パフィー2枚目のシングル。
1996年10月7日発売。
こちらもアルバム「JET CD」に収録。
奥田民生の作品。
オリコンチャートでは、なんと3週連続1位を記録!(グループ初の1位でもある)
パフィー最大のヒット曲。
タイトルはクレイジー・キャッツの「これが男の生きる道」のパロディ。
イントロの過激なギターのよるコードカッティングはザ・フーがモチーフ。
他にも「ディ・トリッパー」のリフが顔を出す。
ドラミングは「涙の乗車券」
ハミングは「ツイスト&シャウト」
ハーモニカは「プリーズ・プリーズ・ミー」
(これはキーボードで再現。ミミちゃんは吹く真似をするのみ)
とにかくあちこちに垣間見える隠し玉が宝探しみたいで面白い。
パピーのフロントレディ2人は余力を振り絞っての熱唱。
体を絶え間なく左右に揺らす独特なるアクション。
まだまだ私たちはここで歌っていたいわ、降りたくない!とでも言いたげな表情。
でも完全燃焼で満足気でもあります。
「それではサヨナラ~~!!」
でお行儀よく終了。
フィニッシュのトドメまでご立派でした。
「ありがとうございました!
夢がやっと果たせました!!」
また違う曲も聞かせてね~!!
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