私がロック小僧の初心者だった10代の頃、人生を左右する程の衝撃を受けたのが1973年シカゴ初来札公演です!
なんたって初めて観る洋楽ロックバンド!
ベンチャーズを例外とすれば、北海道に上陸した海外のロックバンドはこの時点ではピンクフロイドのみの時代。
で、今度は大好きなシカゴなんだから初来札の報を聞いてからは狂喜乱舞の日々。もう夢心地でしたね。
長文のファンレターなんかも書いたりしました(もちろん日本語だからそんなの読んでもらえないぞ!と言われて泣く泣く廃棄)。
コンサート当日にはこれまた初めて見る札幌厚生年金ホールに緊張する始末。
いざ薄暗い会場内に入ると、もう別世界さ。
でっかいシカゴのロゴがステージ上に飾られていてアンプや機材の山!
ロン毛の外国人スタッフがいじっているミキサーなんかものぞいてみたりして^_^。
「あーホントにここへあのシカゴが現れて動きながら同じ空気を吸うの?」信じられない気持ち。私もあの頃は純粋でした。
いまだに正式な音源がないビートルズの「マジカルミステリーツアー」を皮切りにアンコールの7楽章にわたる組曲まであっと言う間のひととき。あんな大爆音を全身に浴びたのも初体験。
もう狂ったように自作のシカゴ旗を振りながら、熱狂して歌いまくり声援を送りつづけましたよ。周りからは大ひんしゅくをかっていたけど、別に暴れたり席から離れたりしたわけではなく普通のノリだったのに。
地元ラジオ局からインタビューも受けたりしたよ。
数日は耳鳴りがおさまらなかった。ホントは消えないで欲しかったけど。だってシカゴのサウンドが頭の中に残ってるんだからねー。
これを出すのはあまり良くないけど、その日のライブ音源がブートで出ているのはシカゴファン界隈では有名。
激レアな内容です。
あの熱狂から45年経ったけど今でも鮮明に焼き付いています。
STAでシカゴなどのコピーバンドを私が始めた頃に、スタジオで知り合ったドラムの先輩も同じ日にシカゴを観ていた事を知り意気投合!
な、な、なんと、その方はライブを写真撮影までしていたのですよ!
え、!?それってヤバいんじゃないかい…?って思うでしょう。ふふふ
😏
この時期のシカゴ人気は絶大!ジャパンツアーの写真集も発売されたのですが、後ろのページには「あなたが撮影したシカゴ」を堂々と募集していて掲載されていたのですよ。
で、その先輩は「村上君が持っていた方がシカゴも喜ぶよ」と言ってそのネガをプレゼントしてくれました!
震えるほどの気持ちでしたね。また門外不出のお宝がふえました!
ドラムの先輩、大切にします。大感謝。
「創造を生む最高の共同体」と言われた若き日のオリジナルメンバー7人、ピーター、ダニー、ウォルター、そしてテリーの姿も見れた最初で最後の体験。ギンギラの衣装も私はお気に入り。周囲からは不評をかっていましたが。話題になっていた大量のシンセ導入しての電子音。ロバートの衣装が宇宙服に見えました。背が高く足が長いからかっこよく似合ってたけど。
厚生年金会館で参戦しました!
今でもその様子を伝えた道新の記事と
チケットの半券はアルバムに貼ってあります。
ただ中一とは凄い!^_^