ナイトレンジャーのテクニカル個性派ギタリスト、ブラッドギルスのファーストソロ「ギルロック ランチ」
10曲入り。
うち2曲のみボーカルを担当しているのが、なんとグレッグオールマンなのですよ。
一聴して即グレッグとわかるあのハスキーでブルージーな渋い声にノックアウトされてしまいます。意外にもしっくりとサウンドとも溶け合っているところなんかはさすが。他は全てが思い切りのインストで全開!
1993年作品
時代を反映してか、ジョーサトリアーニ風に加えて、ブラッドギルス印のアーミング技が随所で派手に飛び出してきて弾きまくる様が理屈抜きにカッコイイ^_^。
ハードロックを基本にプログレ、カントリー、フュージョンまでをも器用にこなしています。
元々が広範囲なジャンルを体現してきた人だけにお手の物。
デビューがタワーオブパワー系のルビコン(このバンドのアルバム2枚は超高値!)
そしていきなりランディローズの代役に抜擢されてるも、それを蹴ってステレオ〜レンジャーを経てナイトレンジャーで大成功!
珍しいことにドラムとベースがメインシンガーを担当。タイプの異なる超絶技巧なギルスツインギターを擁するナイトレンジャーでしたが、「シスタークリスチャン」の大ヒットで、バラードバンドの烙印を押されてしまうのです。ここからバンド内の葛藤がはじまり、ファンやレコード会社は甘いバラードを求める。しかしバンドがやりたいのはパワフルなロック!
結局は解散の道を辿ることに…。
ブラッドはその後、新たなバンドを結成するも、自然消滅。
そこでこのソロ制作に取り掛かるわけです。ところが、いきなりのナイトレンジャー再結成!(その時はトリオ編成ですが、程なくしてオリジナルメンバー再結集!)
メンバーチェンジを繰り返しながら現在もなおアクティブに活動中!
さてブラッドのトレードマークといえば、いち早く取り入れたフロイドローズフローティングブリッジユニットを設置した独特なアーミング。
クリケット奏法など革新的な技の先駆者。
それまでにもアーミングを使ったギタリストは山ほど存在していましたが、ブラッドのそれは別格。
バラードからハードに至るまで、ブラッドとわかるエモーショナルなフレーズは、半端ではありません(オジーとの共演、スターズでのセッションで注目度アップ)
このアルバムのバックを支えているのは、ナイトレンジャーの仲間たちから、カーマインアピス、ダムヤンキースやアリスクーパーバンドのメンバーたちです。
ブラッドはもう1枚ソロアルバムを発表していますが、そちらは逆にインストが2曲のみで、他は全てボーカル入り。
ブラッドのギターを思う存分に堪能したいのならば、こちらの方がおススメかもね!
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