THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

2016年、ディープ・パープルも遂にロックの殿堂入り!!

2016-04-14 14:10:08 | free form space

2016年4月に開催される式典でロックの殿堂入りを果たすことが発表されたディープ・パープルが、米『ビルボード』誌のインタヴューに答えている。

ロックの殿堂は毎年最大6組が殿堂入りすることになっており、昨年2015年はジョーン・ジェット、ルー・リード、グリーン・デイ、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、ザ・ポール・バターフィールド・ブルース・バンド、ビル・ウィザーズの6組が殿堂入りしている。

2016年はディープ・パープルのほかに、シカゴ、スティーヴ・ミラー、チープ・トリック、N.W.A.の殿堂入りが発表されている。

「興味深いことだね」と、現在バンドに残っている唯一の結成メンバーであるドラマー、イアン・ペイスは語っている。「少し複雑な状況でもあるね。僕たちのパーソナリティが必ずしも良い方向にはたらいていたとは言えないということも、考慮するべきだよね。非難する人はいないだろうけど、授賞式に現れないメンバーも何人かいる可能性もあると思う。全員で参加できたら、幸せで素晴らしい夜になるだろうけど、その内2人か3人はわざとお互いを無視するだろうな。まるでテレビのリアリティ番組さ。そうならなければいいけど、どうなるだろうね」

今回ロックの殿堂に選出されたのは、主要メンバーのイアン・ペイス、ギタリストのリッチー・ブラックモア、元キーボード担当のジョン・ロードを含むディープ・パープルの初期メンバー3名、そして現在は違うバンドで活躍しているロッド・エヴァンス、ニック・シンパー(結成メンバー)、イアン・ギラン、ロジャー・グローヴァー(脱退後に復帰、現在はメンバー)、デヴィッド・カヴァーデイル、グレン・ヒューズなどのシンガーやベーシストたちだ。

「もし授賞式で演奏しろと言われたら、何をやればいいだろう? 誰がどのパートを弾いて、誰とやればいいんだ?」とイアン・ペイスは続けてこう指摘している。「長年、僕らのバンドは実力を持った本当に多くのメンバーに恵まれてきた。だからバンド全体で、というより個人個人を受賞の対象とした方が楽だったかもしれないね。僕らはこれからいろいろと考えなきゃならないんだ。例えば、どんなことが求められているのか、僕らに何ができるのか、できないことは何なのか、とかね。同じ4、5人のメンバーでずっとやってきたバンドが、何かをやってくれと頼まれているのとは訳が違う。もっと複雑なんだ。だから今回は、ロックの殿堂にとってではなく、僕たちのバンドにとって正しい決断をしなければならない」

1994年からディープ・パープルに参加し現在のギタリストであるスティーヴ・モーズ、そして2001年からジョン・ロードの代わりとしてキーボードを担当したドン・エアリーがロックの殿堂に選出されていない。「結成して以来、一番長く一緒にやっているのが今のメンバーたちなんだ」。2016年にはナッシュビルにて、ボブ・エズリンがプロデュースを手掛けるニュー・アルバムの制作に取り掛かかる予定だという自身のバンドについて、イアン・ペイスは続けてこう述べている。「本音を言うと、スティーヴとドンも選出してほしかったよ」

短期間しかバンドに在籍しなかった元メンバーのトミー・ボーリンやフロントマンのジョー・リン・ターナーはどうだろうか? 「どんなに短い期間であっても、バンドとの関わりがあったメンバーなら誰でもバンドを成立させるには必要不可欠な存在で、今日までバンドが存続してきたのだって彼らのおかげでもあるんだ」とイアン・ペイスは認めている。「だからもしやるんだったら、全員を受賞式に招待してほしいね」


イアン・ギランは特に、ロックの殿堂について批判的なコメントを残している。イアン・ギランは米『ビルボード』誌に対して、昨年選出されなかった時にこう語っている。

「誰を授賞式に呼びたいかを基準に決めるような、アメリカのビジネスマンたちがやることだよ……。モンキーズがアメリカのザ・ビートルズだなんて言ったやつらだよ。それを考えると、今回のことは、僕にとっては大したことじゃない」

それにも関わらず、イアン・ペイスは次のように語っている。「ファンのことを考えると、うれしいよ。ファンのみんなには、もっと早く見せたかったが、やっとこういう形で認められた姿を見てもらえる。僕たち個人にとっては、それほど大きな変化はないけど、受賞に含めてもらえたのはいいことだね」

イアン・ペイスはさらにこう続けている。「(デヴィッドのことは)しばらく見てないな。でもデヴィッドと何かいざこざがあるわけじゃない。これだけ時間が経つと、リッチーとも今さら問題はないね。彼が現状に満足してるといいな。結局のところ、今の僕らはお互い離れた場所で生活してるし、みんなが人生を楽しんでいることを祈るばかりだよ。クソみたいな過去は、今になっては変えようがない。過ぎたことだ」


入りが決定しているディープ・パープル(Deep Purple)。今回殿堂入りを果たすのは、リッチー・ブラックモア、デイヴィッド・カヴァデール、ロッド・エヴァンズ、イアン・ギラン、ロジャー・グローヴァー、グレン・ヒューズ、ジョン・ロード、イアン・ペイスですが、式典にはリッチー・ブラックモアといった元メンバーは不参加となるようです。

ディープ・パープルはバンドの公式サイトにて「ロックの殿堂入りを聞いた時、我々は難しい決断に直面しました。(現メンバーの)スティーヴ・モーズとドン・エイリーが殿堂入りから除外されたのは驚きでした。ロックの殿堂から承認されたイアン・ギラン、イアン・ペイス、ロジャー・グローヴァーの3人は賞を受けとり、そして“生息するディープ・パープル”がパフォーマンスを披露するでしょう」と説明し、当日は元メンバーは参加せずにリユニオンなしの現編成でパフォーマンスを披露する模様です。公式サイトによれば、デイヴィッド・カヴァデールとは先週にこの話をしたそうで、デイヴィッドは今回の提案に理解を示したとのこと。

バンドの発表に先駆け、リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)は自身のFacebookページで「リッチーはロックの殿堂入りを光栄に思っていました。出席を検討していましたが、ロック・ホール・オブ・フェイムの会長によれば、ディープ・パープル・ツアー・バンドのマネージメント、ブルース・ペインは(リッチーの参加を)“ノー”と言っていたそうです。そのためにリッチーは式典に出席しないでしょう。彼は投票をしてくれたファンとその支援に心から感謝しています」と投稿していました。

式典は2016年4月8日にNYブルックリンのバークレイズ・センターにて行われました。




ディープ・パープルがロックの殿堂入りした数日後、リッチー・ブラックモアがFacebookにメッセージを投稿した。ブラックモアは、先週金曜日(4月8日)にNYで開かれたセレモニーには出席しなかった。

彼は週末(4月10日)、こんなメッセージを寄せた。「言うまでもなく、ここでの投稿から、君たちは、僕はこのアワードに感謝しているが、ロックの殿堂入りセレモニーに出席しなかったのには理由があることを知っているだろう。しかしながら、僕は、彼らはジョー・リン・ターナーにもアワードを贈るべきだったと思っている。彼はディープ・パープルにいて、Slaves and Masters――素晴らしいレコードで、僕のお気に入りの1枚だ――を作り歌ったんだから」

この発言に対しターナーから直接のコメントはないが、彼はこれをツィートしている。

ブラックモアは2月、セレモニーに出席しない理由をこう説明していた。「リッチーはロックの殿堂入りすることを光栄に思っていました。彼は、ロック・ホール・オブ・フェイムの会長から連絡があるまで、出席できるかどうか検討していました。(しかし)会長によると、現ディープ・パープル・ツアー・バンドのマネージメント、ブルース・ペインが“ノー”と言ったそうです..........!!!!! 故に、リッチーはセレモニーに出席しません。彼は、彼に投票してくれたファンとその支援に心から感謝しております」

セレモニーにはグレン・ヒューズとデイヴィッド・カヴァデールが出席したが、パフォーマンスには参加しなかった。



というわけで、ディープ・パープルもシカゴと同年受賞となったわけですね。
各メンバーそれぞれにいろいろと複雑な想いはあるでしょうが、長年強烈な個性集団が共に活動するからには、他人がどうこう詮索介入できるレベルを超越したものがあるはず・・・・。出入りの激しいバンドならば自ずと人数も膨らむわけですから、なおさらのことでしょう。
イアン・ギランは「選考委員会が俺たちを一発屋よばわりした!」と激怒していたし。
ライブ・パフォーマンスには現在のディープ・パープルのメンバーがステージに立ちました(KBドン・エイリーとGスティーブ・モーズ)
曲目は「ハイウェイ・スター」「ハッシュ」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」

プレゼンターにはメタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒが登場。各メンバーもスピーチを披露。
ファイナルでは全受賞バンドのメンバー達が再度ステージに立ってファッツ・ドミノの「エイント・ザッツ・ア・シェイムン」をプレイ。
このセッションにはスティーブ・ヴァン・ザント(Eストリート・バンド)、ロブ・トーマス(マッチ・ボックス・トウエンテイ)、シェリル・クロウらも加わり大盛り上がりだったようですね。

そうそう、シカゴは以前、ライブの曲中でいきなり「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のリフをプレイするパフォーマンスを演じたことがありましたっけ!!


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