THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,201 JUNE LIVE / ZIPPY HALL(ANGELIA編)

2023-06-11 09:22:26 | Live Set List




4、20:00~20:30
ANGELIA

はい!
ここからは早いもので折り返し点だよ。
アッという間の進行だ。
先述のとおり、この日は珍しくも、華麗なるディ―ヴァをフューチャーしたバンドはここのみさ。
これって、最近では珍しい事。
でも、その分、聞きごたえ、見ごたえが半端ないくらいにあった。
ファンキーかつソウルフルなご機嫌サウンドがてんこ盛りで、満足気分にドップリと浸れたよ。
それは観客全員に言えること。

先の「つれづれざうし」、この後に控えている我らが「STA 」と3バンドが大所帯バンドばかり。
オノ・オーナー、スタッフのゾノくん、よろしくお願いいたします。

さてさて、このアンジェリア。
メンバー達とも古い付き合いがあって、他のバンドではしょっちゅう対バンを組んでいるんだけど、不思議と調べてみたらこのアンジェリアとは1度もご一緒したことがないということが発覚。
実現しそうになるも、コロナでライブイベント自体が中止になったこともあった。
それが満を持して、この日、遂に叶ったわけだ。
めでたいなあ、パチパチ!!
お互いに俄然燃えるものを禁じえなかった・・・・大袈裟か(-_-;)

そんなわけでして、このバンドも相当なキャリアを積んでいる。
特に近年の活躍には目を見張るものがあるね。
一挙に躍進・・・・羨ましい限りさ。
これからはアンジェリアの季節が到来だけに、益々期待に胸も高鳴るというもの。
要注目株だよ。
こんな貴重なるバンドには滅多にお目にかかれない。
テクニックは当然として、各自のパフォーマンスとオリジナリティに関しては申し分なし。
更にはステージングの構成力にも目を見張るものがあります。
それもそのはずで、凄腕のツワモノがズラリと出揃った。
百戦錬磨のミュージシャンばかり。

それでは麗しのアッコ嬢から代表して、懇切丁寧なるメッセージが届いていますので、ここで、一挙に9人を紹介したいと思います。

ベース・・・バンド内外問わずに「マーカスさん」と皆に呼ばれています(私もそうだ!((´∀`*))
本名を知らない人もいるかもです!
マーカス・ミラーばりのベース・ソロは必見です。
ご自身ではワタナベ水産というバンドもやってらっしゃいます。
ゴリゴリのベースが素敵ですよ!
(帽子からルックスに至るまで、正に札幌のマーカス。これに異論を唱える者など皆無だと自身を持って言い切っちゃおう。
使用ベースは問答無用の愛器サドウスキー。
ジャズベース・シェイプでナチュラルボディのメイプル指板。
ピックアップ・フェンス装着スタイルにもリスペクト精神がヒシヒシと伝わってくるね!)

ギター・・・イシカワくん。
優しく真面目な人柄で、それがそのまま音に現れています。
絶妙なリズム・カッティング、泣きのソロも定評!
上手い!とメンバーを唸らせること、しばしば(同感だぜ!)
使用ギターなストラトシェイプ、ナチュラル・ボディのローズ指板。

ドラム・・・ヒデキくん
リズム・セクションをマーカスと共に築き上げた屋台骨。
無茶ぶりのソロにも笑顔で応えてくれます。
慎重な発言をするのに、実は「やってやるぜい!」という熱い心を持っています。
今年、東雁来にオープンしたばかりの話題沸騰のライブハウス「ルアレルヴァ」オーナー、中山社長のフュージョン・バンドの専属ドラマーでもあるのですよ。

サックス・・・コージー
聞く人、皆がエロイ!と言ってしまう艶のある音色の持ち主です。
穏やかな見かけですが、アメリカに単身武者修行に行ったり、スノボやサーフィンをやったり、若い時にはバイクレースもやっていたという超ヤンチャ君です。
そのアグレッシブな心意気がサックスにも表れています。
飲んだら底抜けに面白いのも魅力の一つ。

トラペット&パーカッション・・・クニ
とにもかくにも愛妻家。
そして良きパパ。
フリューゲルホーンやペットを吹きつつパーカッションもグルーヴィー。
アンジェリアの絶妙なるアクセントを担当。
いつもたくさんの機材と共に現れ、その姿は海外パーサーのようです。

キーボード・・・フクマックス
鍵盤の魔術師と言われたりします。
カシオペアからジャズ、はたまたビートルズ、ロックとなんでも自由自在にこなしちゃいます!
アンジェリアの軍師的な存在。
ヴォーカルのMCがつまらなかったり、長いと、とっととイントロを弾きだす非情さがウリでもあるのだ((´∀`*))
ヤマハのモンタージュ8を使用。

コーラス・ガール・・・ヨウコ
お仕事が白衣の天使なので、何かと皆を気遣ってくれます。(素晴らしいなあ・・・・)
可愛い顔で毒も吐きますが(-_-;)、それが案外と的を得てもいます。
意外に車好きで、スピード好きの面も。
綺麗な高音域の声は、ステージの華です。

コーラス・ボーイ・・・ヒロくん
トランぺッター、クニのご子息!(知らなかった!)
音域の広さを活かして、どんな旋律も歌いこなしちゃいます。
ハリのある歌声も明るい笑顔もチャームポイント。
今後は皆と交互にソロパートも担ってもらいたい!

そしてフロント・センターに堂々と陣取る華麗なるヴォーカル・・・アッコちゃん
初めて人前で歌ったのは幼稚園年長さんの頃。
聖母マリアの役でキリスト役のお人形を抱っこしながら歌い、6歳にして妊婦、産婦を演じました(だから絶えず後光が差しているんだ!)

どうです。
もう圧倒されちゃうほどのキャリアがズラリだ。
もう待ちきれない!?
焦らしがキツイ!!??
よしよし・・・前置きが大変長くなったので、そろそろライブ・レポートに突入しましょうか!!

会場内に流れるBGMは今、ワールドワイドに注目されている日本が誇るシティ・ポップの代表曲「スローなブギにしてくれ(南佳孝)」
アドレナリンが一気に噴出する。

ARE YOU READY!?
OH,YEAH!!
OK!
いざ、レッツ・ゴー!

タイミングを見計らって黒幕がサッと引かれた。

オープニング・ナンバーは、ご挨拶替わりとばかりに珠玉の「ABOUT DAMN TIME」(LIZZO)
軽快でヘヴィーなノリノリのイントロからのハートは鷲掴みされた。
2022年8月6日ビルボード・ザ・ホット100にて見事1位を獲得。
最近のヒット曲でalbum「スペシャル」に収録。
新世代のポップアイコンを取り上げてきたね。
この采配は的中だよ。
常にアンテナを張り巡らせて新旧問わずに琴線に触れる作品を見つけ出す熱心さには脱帽さ。
冴えわたるセンスと彩がナイスだね。
意気揚々としたインパクトも絶大。
好きこそものの上手なれを地で行く好例。
不穏な世の中の憂さを蹴散らしてくれるような意気込みのダンス・ミュージック。
寸分の狂いもないタイトでストレートなセクシー・アンサンブル。
ギターのコード・ストローク・・・・・ああ、気持ちよくって清々しい。
バッキンバッキンに決めまくるサムピッキングもパワフルでも、ポジティブなヴァイヴと共に、テンションもマックス状態。
ウネリまくりの重低音。
熱視線を全身に浴びる大胆不敵なるアッコ嬢。
情け容赦なき煌びやかなるキーボード・バッキングの猛攻。
もう何から何までもがゴージャスに満ち溢れているではないか。
序盤から拍手喝采だ。
声援の嵐も吹き荒れるよ。
一瞬でライブハウスがディスコに豹変したような錯覚を覚えたくらいさ。
ミラーボールがギンギラギンに回転点滅してくれたら完璧。
絡みつくコーラス隊で、ムードが俄然と盛り上がってきた。
体が自然とホップステップ踏んで疼きだす。
そこいらで息巻いているガキどもには絶対醸し出せない大人の音世界。

「どうも、こんばんは!
ありがとうございます!!
はじめまして・・・どうぞ、よろしくお願いいたします。
今日は全5曲やりますので、最後まで楽しんでいってくださいね!
お聞き下さい。
・・・・SAVING ALL MY LOVE FOR YOU(ホイットニー・ヒューストン)」
1・2・3・4~のカウントが発せられると荘厳なる美しいエレピが会場全体を包み込む。
邦題は、「すべてをあなたに」
偉大なる伝説、ホイットニーのデビュー・アルバム「そよ風の贈り物」からのセカンド・シングル」で、全米チャートでは見事1位を獲得した(ウィキペディアより)
1985年8月13日リリース。
落ち着いたドラマティックな展開に導かれてバラード界の金字塔が飛び出した。
アンジェリアの快進撃は続く。
あまりの感動で不覚にも鋼の涙腺が一気に崩壊しそうだ。
このジャズ・テイストな曲は難攻不落。
これを取り上げるにはに、よほどの実力との自信と度胸がなければ無理。
無謀なこと。
それをものの見事に余裕と貫禄の表情で余すところなく披露してくれましたよ。
その表現力と歌唱力で、新たに虜になった輩も多いのでは。
アップテンポもミディアムも何でも己の者として消化吸収し、巧みに取り込む、圧倒的な才能には言葉を失うほど。
満を持して吹き込まれるコーちゃん、渾身のサックス・ソロが咽び泣く。
クニはタンバリン、トライアングル、ウインドウチャイムとありとあらゆる楽器で隠し味を添える。
これが効果覿面。
バック陣も極力控えめに演奏。
ウンチクを一つ・・・・ロマンチックだからと、この曲はよく結婚式に採用されるのだけど、とんでもない話ですよ!
これはドロドロとした悲しい不倫の歌なのでご用心を!!(;^_^A

「アンジェリアにして珍しい曲をお贈りしました。
たしかにこんなタイプの曲は、なかなかやらないよね。
実はバラードが好きなんですよ。
私一人にMCを担当させるの・・・?!
この曲をやりたいわけは‥‥コーちゃんのいやらしいサックス・ソロが聞きたかったのですよ((´∀`*))
それでは、何回も話せないのでメンバー紹介の曲をやります。
アンジェリアは全員が主役。
バンバンとソロを繰り広げていくコンセプトです。
どうぞゆっくりとご堪能くださいませ。
それでは、ボーカルはあまりなくていいかな・・・?
‥‥インコグニートで・・・・コリブリ!!」
遂に始まった。
コリブリは、1992年リリースのアルバム「TRIBES,VIBES&SCRIBES」に収録。
インコグニートはホイットニー同様、札幌に来てくれたことがあったね。
メンバー紹介をすさまじきインター・プレイのバトンリレーで表現するという究極のチューンだ。
ギターのクール過ぎるシャープな刻みに戦慄が走る。
ゾクゾクと鳥肌が立っちゃう。
それに負けじとベースが滑らかにフレット・ボード上を走り回る。
クニもサンバ・ホイッスル、ボンゴ、挙句の果てにはトランペット・ソロで高らかに嘶きまくる。
スリリングなドラム・フィルはまるで千手観音の様相を呈している。
キーボードの素早い指使いはアートの領域に達した感あり。
これらの凄まじき快感の音壁に酔いしれてみるというのも一興。


「ありがとうございます。
皆、楽しそうですね。
でもステージ上が一番楽しいのですよ!!((´∀`*))
次はアンジェリアにとっての新曲。
フロアで踊ってくださいね。
アベさんが喜ぶあの曲です。」
さらっと「おしゃれフリーク」をぶちかましてくれました。
titleどおりで、本当にオシャレ。
(アメリカのシックが1978年9月21日に発表した曲。
アルバム「エレガンス・シック」からの第一弾シングル。
もちろんメンバーのナイル・ロジャースによる作品。
アメリカンチャートでは1位を堂々記録。
アメリカ国内だけでも400万枚を売り上げた。
曲誕生のいきさつにはビックリ!・・・・・・ウィキペディアより)
とにもかくにも理屈抜きに全員上手い!
追い打ちをかけるかのようにベースソロがいぶし銀の光沢を放つかの如く炸裂してブイブイビシバシ!!
すでに会場のダンサーたちが集って掛け声と共に踊り狂っている。
一瞬で会場内は古き良きディスコティックと化している。
決してクラブとは呼びませんよ。
しかし、セットリストが練りに練り込まれているから、一切だれることもなく、流れがスムーズ。
万華鏡のごとく変幻自在に繰り広げられる音絵巻。
起承転結の構築が見るたびに、とっても勉強になる。

「手拍子を打つ人たちの中で、こうして観ていると、腕の上げ下ろしが硬い人がいますねえ。
50肩にきますよね。((´∀`*))
お時間と~なりました。
次が最後の曲・・・・」
「ええ~~~!?・・・」
「ノリノリでいきましょう!
今後共よろしく声をかけてください。
さあ、この後にも素敵なバンドがドンドンと出演しますよ。
・・・・セレブレーション!!」(クール&ザ・ギャング)
お祭り騒ぎだ!!
踊らにゃあソンソン!!
1980年リリースの大ヒットシングル。
1981年2月のビルボード・チャート「ザ・ホット100」で第1位を獲得した。
6週連続1位をキープ。(!!!!)
同バンド最大のヒット曲となった。
ミリオン・セラーのアルバム「セレブレート!」に収録。
あのデオダートとの共同プロデュースというところが個人的はすこぶる嬉しいなあ。
温故知新の好例。
光り輝く至宝はいくら時が流れても決して色褪せることはないのだ。
いや、より光沢を増しているではないか。
安易にオールディズなんて呼ばせないぞ!!
バブリーな青春時代が鮮やかに蘇る。
チャーミングなマスコット・ガール的なコーラス嬢、クニの愛息くん、アッコちゃんがスポットライトを一身に浴びてフォーメーションを組む。
曲の起伏も秀逸に再現する。
もうねえ、下手なせせこましい屁理屈なんかのたまうのも馬鹿らしくなるほどに、誰もがハイになってぶっ飛ぶしかない。
アッコちゃんの声量は全然、衰え知らず。
というか、益々元気を増しているではないか。
何と言う強靱なるエンターテイナーだ。
その筋ものにとって、この光景は幸せのひと時でしょうよ。
ここでも演奏陣は、虎視眈々と狙いを定める。
厳然とした渾身のダイナミズムに満ちた絶唱に打ち震える。
この日のライブイベントにメガトン・クラスな衝撃を添えている。
ライブ・エッセンスの神髄を忠実に継承している。
研ぎ澄まされた途方もないスケールは説得力が濃密。
レッドゾーンも完全に振り切れた。
余力を振り絞って、アッコちゃん達シンガー渾身のハーモニー咆哮。
ヒデキくんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
フクマックスも、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。

「WOW!!ありがとうございました。
アンジェリアでした!!」
FINALEは完全燃焼で真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやり尽くした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
外の小雨も彼らを祝福しているかのようでした。
あまりにも熱狂し過ぎて、肌寒さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
アンジェリアのメンバー達は長丁場イベントにもかかわらず、後片付けもそここに済ませて、最後までライブを堪能していましたよ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。

さあ、いよいよお次の番だよ。
5番手に控えしは・・・、泣いても笑っても、我らSAPPORO TRANSIT AUTHORTYの登場だあ~~・・・・・・!!!!
そうなのですよ。
つれづれざうし、アッコちゃんバンド、STAと厄介極まりない大所帯が連続で登場する。
まったくもって、ゾクゾクしちゃうね((´∀`*))
改めまして・・・オノ・オーナー、ゾノくん、お世話になります・・・・・****


































































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