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THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(hanamii編)

2022-11-10 00:04:27 | Live Photo
ACT
1,13:30~12:00
hanamii(昭和歌謡)

はい、それでは予定よりも相当に前置きが長くなってしまったので、ここらでそろそろ本編に突入だ。
まずはスポットライトを一身に浴びマイクを手にした歌姫のミーちゃんが中央に歩み寄ってこの日のライブイベントに対する注意事項(マスク着用、手の消毒、アルコールや会場内での飲食や声出し禁止などなど・・・)、
そして華やかなる開演を告げます!

「それではハナミーの皆さんです!どうぞよろしくお願いします!!」

それまでは最高主催者として奔走していたミーちゃんが、この瞬間から華麗なるミュージシャンに変身!
でも3バンド掛け持ちの1つ目だというのだから恐れ入っちゃう。

さてさて、その名が示す通りに、華やかこの上ないハナミーなるバンド。
活動歴は相当なものだ。
かくいう私もこのバンドを見るのは確か手元に残る記録によると2018年5月20日の「小樽運河プラザ歴史紀行音楽きこう」以来だ。
でも久しぶり感が全くない・・・。
何故かというとミーちゃんというスーパーレディは膨大なるバンドに所属、もしくは率いているため、しょっちゅう対バンしているから((´∀`*))
この日の3バンドなんてほんの氷山の一角だ。
まさに男顔負けなほどのアクティブさ。
最近はヘヴィメタルにまで着手。
椎名林檎、ディスコ、ハードロック、アコースティック・バラード、森高千里、アニソン、J-POP、ニューミュージック・・・・とキリのないほどに貪欲。
更には自らライブの企画も数多く手がけている。
STAも何度もお世話になっているしね。
まだまだその底知れない触手は広がる一方。
恐るべし・・・。
そういうわけでして、この日のハナミーはタイトルにも記したとおりに泣く子も黙る王道の昭和歌謡路線を踏襲。
超がつくほどの誰も知るスタンダード・ナンバーが目白押し。
だってハナミー自体が歌もの中心に、ライブの度コンセプトを替えて挑んでくるんだよ。
カメレオンのようなバンドさ。
いざ蓋を開けてみたらば総勢13人編成!。
オープニング・アクトだなんてもったいないくらいのゴージャスさ。

メッセージが届いているので紹介
「2010年より活動スタート。
結成11年になるHANAMII(はなみい)です。
お祭り盛り上げ隊として、地域のお祭りを中心にヒットソングカバーバンドとして活動しています。
エイベッツでは、VOミイコの好きな曲=AIKO・ドリカム・スパーフライ・ディスコナンバー等で演奏してきましたが・・・今回は歌謡曲の黄金時代!アイドル編としてお届けします。
メンバー13名!
ホーン隊入りで豪華絢爛にオープニングを飾れるように・・・・頑張ります!」とのこと。

早速メンバーの紹介をば・・・・
ヴォーカルは当然ミーちゃん。
コーラス・ガールはあゆ嬢
キーボードはいつでもどこでも人気者の売れっ子キムキム(愛器のクロノスはもはや彼のトレードマークと化したかのように一体化の様相を呈していた)
共にマスク姿のツイン・ギターはアツシくん(オレンジサンバーストのポールリードスミスを使用)とマクリン(フェンダーのジャズマスター・サンバーストを使用。アームバー付き)
ベース&コーラスはジュンくん(5弦のブラウン・ボディカラーのワーウィックが渋い光沢を放つ)
ドラムはお馴染みのグラニューくん
ホーンセクションは4管編成
ツイントランペットは、な、な、なんとSTAのマッキー&エンちゃん!
アルト・サックスのQooくんとトロンボーンのマユ嬢はこの日ファンクバンドとの掛け持ちだ。
パーカッションのヨシキはSTAでもドラマーを担当したことがある引っ張りだこのナイスガイ!(マスクを着用)
そしてパーカッション(サンプリングされている和楽器の音を効果的に演出。鼓、拍子木)&コーラス&ダンサーのハヤト君はもっちんともバンドを結成していて大活躍中。

どうです、素敵な顔ぶれって嘘ではないでしょう。
この早々たる面々を従えたミーちゃんがフロントセンターに陣取って歌い紡ぎます。
「お待たせしました。歌は世につれ、世は歌につれ・・・・お馴染みの曲オンパレードと参りましょう。」

しょっぱなから思いっきり軽快にぶちかましてくれた。
「学園天国」だもん。
いきなり元気をいっぱいもらったよ。
ありがとうね。
今の暗くよどんだ世の中にカウンターパンチを爽快にぶちかましてくれた。
憎らしいほどの選曲さ。
知らない人なんていないよね。
オリジナルは1974年3月5日に発売されたフィンガー5の4枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
とにかく文句なしに大ヒットした。
当時は日本のジャクソン5と言われたものだ。
累計売上は105万枚を記録。
阿久悠・作詞、井上忠夫・作曲だもん。
沖縄からやってきた彼らはモンスター級に衝撃的だった。
今でも鮮明に記憶している。
で、ミーちゃんが今回掲げているテーマに沿って、ここでは小泉今日子のカバーを参考にしている。
ミーちゃんにはうってつけのお似合いアイドル・ソング。
可愛いキョンキョンのシングルは1989年11月1日発売。
アルバム「ナツメロ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高3位。
歌のトップテンでは見事1位を獲得!
累計出荷枚数は50万枚。
アレンジを野村のヨッチャンが担当している。
イントロの「ヘイヘイヘイ~~♪」から観客のハートをミーちゃんは鷲掴み。
コール&レスポンス。
ドラムのバックビートもグルービーにうねっている。
さりげなく絡みついてくるベースのソロライン。
タイトでストレートなリズムセクションが的確に支え続ける。
ギターのコードカッティング・リフも鋭く切り込んでくる。
全体を覆うようにキーボードサウンドが包み込む。
それらを一手に束ねるチャーミングなミーちゃんの神々しい事と言ったらもうたまりません。
あっという間のエンディングで「サンキュー!!💛」

「こんにちは~!
ハナミーです。
最近は色々なジャンルを歌ってみたりしていますが、今日は昭和歌謡アイドルをお贈りしたいと思います。
私は英語が苦手なんです・・・・(´;ω;`)
でも来年は頑張って英語を勉強してディスコに再びチャレンジしたいと思います」
熱い声援にこたえて手を振るミーちゃん。
サービス満点のスマイル全開。
「なんてったってアイドル」
またもやキョンキョンの代表作。
OKだよ!!
1985年11月21日に発売された17枚目のシングル。
アルバム「今日子の清く楽しく美しく」に収録。
ゴールデンコンビの秋元康・作詞、筒美京平・作曲。
オリコン&ザ・トップテン共に1位を獲得!
累計出荷枚数は42万枚。
ドラマティックな序盤といい、一転しての軽やかなステップを踏みながらメロディを紡ぐアンサンブルといい雰囲気作りもバッチリ。
これほどあけっぴろげなアイドル宣言チューンを、堂々とナチュラルに歌いこなせる道産子レディシンガーはミーちゃんしかいないだろう。
そう考えると誇らしき貴重なカリスマ的存在だ。
「YEAH!YEAH!!」
ヨシキの打ち鳴らされるカウベルが着実なるアクセントを構築している。
もうお客さん達は居ても立ってもいられないといったご様子。
最前列の中央には熱心なる猛烈応援団が絶え間なくエールを送っている。
手作りの団扇も目立っているよ。
タップリと愛情込められているのが、こちらサイドにまでヒシヒシと伝わってくる。

「次はハナミーのレトロ演歌コーナー。
あの石川さゆりさんもデビュー時はアイドルだったのですよ(余談ですが・・・・マサは18歳の時に追分から苫小牧まで彼女と同じ車両に乗ったことがあった。
すれ違い様に微笑まれたんだけど、テレビよりも数倍メンコかった!!)
・・・・・天城越え」
これは反則技だ。
こう出てきたかい!?
嬉しい裏切り行為。
流れとしては秀逸だね。
ど真ん中のアイドル連発から、濃厚なる演歌の花道へと誘うなんて・・・・もう好きにして頂戴!!
1986年7月21日に発売。
意外にもオリコンチャートでは最高46位。
ミーちゃんも言ってたけど石川さゆりさんは可愛くて歌も上手いのに、同時期にデビューした同世代「花の中三トリオ」の陰に追いやられた感じであまり売れていなかった・・・。
そうとうにつらい時代・・・・。
でも必死に歯を食いしばって地道なレッスンを重ね方向転換もはかり、遂に演歌界で花開く。
今ではベテラン女性演歌歌手の揺ぎ無き代表格だもんね。
この曲って長年カラオケの定番のわりに、見事歌い切る人って見たことがない。
そのくらいに難攻不落な手強き1曲だ。
よほどの自信と余裕がなければ取り組むことなんて不可能。
自殺行為だ。
自爆必至・・・・。
それをミーちゃんは、いともあっさりと魂とコブシを込めて最初から最後までエモーショナルにこなしていました。
女の情念の籠った歌詞を懇切丁寧に涼しい表情でね・・・・。
負けじとツイン・リード・ギターの調べが虚空を切り裂くように咽び泣いていた・・・。
天晴だ。
ここでは、それまで踊り狂っていた観客たちも、じっくりと聞き入りながら酔いしれていたよ。
そしてハヤトくんの奏でる電子パーカッションが壮大なる音像を築いていた。
思いっきりタメの効いた拍子木、鼓が会場中に轟き渡る。
こんな曲を演奏するところなんて、やはりハナミーは只者集団ではない。
許容量が半端ない。

「ありがとうございます。
次の曲ではエンちゃん、マッキーのトランペットがハイノートをヒットして、キムキムのキーボードにも頑張ってサンバ感を醸し出してもらいますよ。
・・・・・ミ・アモーレ!!」
おお!!今度は中森明菜で攻めてくるのかい!
11枚目のシングル。
1985年3月8日リリース。
アルバム「D404ME」に収録。
オリコン&ザ・トップテン共に1位を記録!
明菜絶頂期の一撃だ。
エスニック調なアレンジが冴えわたっているね。
クールな嘶きトランペットも高らかに吠えまくっていたよ。
静かに淡々と始まる例の明菜節もパーフェクト。
低く押さえ気味のセクシーな歌い出しといい、屋台骨をがっしりと支える猛者たちといい、申し分のない響きが心地よい。
この手のムードメーカーはキムキムの真骨頂だな。
お手のものでしょう。
こういう味わいはそこいらにゴロゴロと転がっている若造バンド達には決して醸し出せない。
コロコロと曲調が変わるセットリストゆえに一切だれることのない流れだ。
どれ、次には何が飛び出してくるのかな!?
期待にワクワク、ドキドキ。


「それでは次の曲。
コーラスのアユちゃん、パーカッションのハヤトくんと3人で歌ったり踊ったりしたいと思います。
・・・・・・年下の男の子」(キャンディーズ初のヒット曲。これで初の紅白出場を果たした)
ランちゃん、スーちゃん、ミキチャン・・・・キラキラしていたよね。
1975年2月21日に発売された5枚目のシングル。
同名アルバムに収録。
累計50万枚を売り上げた。
オリコンチャートでは最高9位を記録。
尚、それまでスーがリードボーカルだったポジションをこの曲で初めてランに託して以降、ほぼ定着する。
キャンディーズは永遠に輝く最高のアイドルトリオだ。
ここではハヤトくんは両手に花状態。
三位一体型で振り付けもバッチリ。
この日のために、かなり練習したんだろうなあ・・・・・と言う痕跡があちこちに垣間見えた。
ちょっとでもテレがあっちゃあ台無し。
真面目なメンバー達は一生懸命にパフォーマンス。
腰に手を添えてグルグルしてヒラヒラ。
「HAW~~HAW♪」
ホーンセクションの全員も同じ振付をしているではないか。
ヨシキのパーカッションは、痒いところに手の届く采配。
タンバリンからウインドウチャイムへと、ありとあらゆる秘密兵器を要所要所に注ぎ込んでくる憎い奴。
バリエーションの膨らませ方にセンスが光る。

「男性のメンバー入りのキャンディーズもいいものでしょう!((´∀`*))」
ミーちゃん、ここでドリンクをグッと一飲み。
「松田聖子ちゃんのファンクラブに入っていました!
・・・・裸足の季節!」
記念すべき聖子ちゃんのデビュー曲。
1980年4月1日に発売。
アルバム「スコール」に収録。
ザ・ベストテンでは11位を記録。
何故だか甘酸っぱく、ほろ苦い青春時代が蘇る。
まだあどけなさの残る初々しい彼女はブリブリぶりっ子なんて言われていたものだ。
元祖ぶりっ子も、今ではアイドル界において別格だ。
女の子たちはこぞって聖子ちゃんカットで勘違いしていたしなあ((´∀`*))
しかし、改めて思うにミーちゃんは何でも器用にこなして自分のものにする才能があるね。
「好きこそものの上手馴れ」とは昔の人はうまい事言ったもんだ。
それにミーちゃんはどんな曲を歌っている時でも、心からハッピーモードに浸りきっている。
これが一番大切なところだよ。
初心忘れるべからず。
いついかなる時でもミーちゃんは新鮮な息吹を振りまいている。
だからこそ、聞き手のハートへ確実に刺さるものがあるんだね。
ヨシキ君、渾身のボンゴ乱れ打ちに追随するかのように、Qooくんのジャジーなアルトサックス・ソロがブローされた後を引き継いで、トロンボーンもさりげなくソロを披露して花を添える。
おっと、そうこうしているうちに終わりに近づいてきたようだ。

ここでハタと気が付いた。
ホーン隊全員が白の衣装で統一されていたことを。
なるほど、芸が細かいなあ。
「そろそろハナミーのことを好きになってくれた頃だと思うけど、残念ながら次で最後の曲となりました・・・」
「えええ~~~!!??」
「再び聖子ちゃんで・・・・・・夏の扉」
ラストソングにはもってこいだね。
正直、季節外れだけど問題なしに満足だよん。
1981年4月21日リリース。
5枚目のシングル。
アルバム「シルエット」に収録。
オリコン週間チャートでは1位を記録。
チューリップの財津和夫さんが作曲だ。
しかし聖子ちゃんって名曲揃い。
他のアイドルとは一線を画すほど。
ハッキリ言って次元が違うな。
お約束の駆け引きもちゃんと用意されていますよ。
皆さん、ご一緒に「フレッシュ!フレッシュ!!フレッシュ!!!」
ブレスも含めて、なりきりの度合いが惚れ惚れするほど。
ステージの全員がはっちゃけて強引なまでの弾けようだ。
余力を振り絞っての熱演。
ギターの2人も交互に火花散るほどの白熱ソロバトルを繰り広げる。
本当にもう終わっちゃうのかよ。
夢のようなミーちゃんワールド、終演の時が訪れた・・・・。
パンパンッ!!とクラッカーが天井高くまで綺麗に炸裂して素敵なハナミー・ショーを祝福しているかのようでした。

「アイドル・ミーコでした~!!」
ちなみにパーカッションのヨシキ君はミーちゃん曰く「親衛隊」なんだそう((´∀`*))

お疲れさまでした・・・・って、ミーちゃんは後2バンドあるんだよね!
ワーカホリックだ。
キムキム、相変わらずお前もかあ!!((´∀`*))
エンちゃん、マッキーもSTAのためにエネルギーを摂っておいてくれい!
Qoo&マユ嬢もファンカホリックが控えておりまする。

ライブの醍醐味を全身に浴びるほど体験させていただきました。
なんだかんだ言いながらも日本って平和な国だなあ・・・と痛感した次第。

まだまだ先は長いぞ!明るいぞ!
お楽しみがいっぱいだ!!
ヨロシク!!














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