THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

SUPER ROCK IN JAPAN 1985

2017-03-09 19:09:03 | free form space

今では、日本で開催される大掛かりなロックフェス、その顔ぶれにしても、全く海外モノに比べて見劣りしない内容。いかに心地よい環境の元で、皆が最初から最後までライブを楽しめるかに、あらゆる対応が行き届いているからたいしたものですね。
まだ、そのようなイベントに試行錯誤していた時代、私もスーパーロックインジャパン1985.8に脚を運んでみました。
お目当は、ソロになりたてのスティング!
まあ、イベント全体の中身は時流にのってヘヴィメタル系。
私は、バンド仲間と一緒に入場。
場所はまだフジテレビ移転前の、東京湾お台場広場。
夕方から翌朝にかけての、大掛かりなコンサート。
出演バンドの入れ替えにも、かなり時間がかかっていましたね。

夕闇迫る中、オープニングアクトは唯一日本から参加のアースシェイカー。
「モア」が始まると、同伴したギタリストが「あれ?これ聞いたことがある…」
私のバンドメンバーが、これのイントロをオリジナルにパクっていた事が発覚して、爆笑…。
ほとんどの観客がメタルファン。よってどうみてもスティングは浮いてる。しかし、オマーハキムの、ドンドンとヒートアップしていくドラミングに、いつも辛口なバンド仲間はただひと言「スゲエ…!」と、唖然。
商業ロックと揶揄されがちなフォリナーも、さすがヒット曲がたくさんあるし、結局皆さん大合唱でノリノリ!名曲は、ケチな御託をも吹き飛ばす!少年合唱団も登場して、コーラスに貢献していました。
山場に登場したのはディオ。
ロニーもジミーも、今は故人ですね…
貫禄のロニーは、まさにカリスマ!ジョギングパンツにTシャツ姿の司会進行役は、日本が世界に誇るメタル伝道師、伊藤セーソク氏。
実は来日直前にロニーは、盲腸の手術をうけたばかりなんだそう。それでもアンコールに応えて「スタンドアップ&シャウト(私の一番好きな曲)」
本当は「ウィロック」も予定していたんだけど、傷口が開いてドクターストップ!とセーソク氏がアナウンス。
そんな事、微塵も感じさせないくらいの、迫力パフォーマンスでした。新曲は賛否分かれた「ハングリーフォーヘブン(ポップだけど私のお気に入り)」、そしてサバスやレインボーの曲も飛びだして大満足!
結局、ビビアンにとっては、最後のディオ来日になってしまいました。
ビデオも発売されましたがDVDには、なってるのかなあ?
で、この頃になると、野外ライブ一番の大敵である、雨が☂️ザーザー。
場所が埋め立て地なので、即、足元は泥沼と化す。悪臭は漂うわ、ベトベトな水たまりができるわで最悪な状態に。
睡魔に襲われた、観客がその上で爆睡していました。あの無残に、汚れた格好で帰ったのかなあ。
観客が疲労困ぱいの中に現われたのが、セーソク氏曰く「ママボー(笑)」ことママズボーイズ。
トリオは兄弟です。クワイエットライオットのカバーで大ヒットした、スレイドの「クレイジーママ」で掴みはオーケー。いつもレイバンのベースがボーカル。ギタリストはエレクトリックヴァイオリンも披露(せっかくの名演も音響トラブルで、ちょいかわいそうだった)。
この数年後、ドラマーは白血病で亡くなってしまいました。ニコヤカにドラムセットへ颯爽と腰かけた彼の笑顔は、今もハッキリと焼き付いています。周りのギャル達も、大喜びだったもんね。
朝日が登る中の、締めくくりはラフカットでした。
通なLAメタルファン垂涎のトリ。
ラット、オジー、ディオ、ジェフリア等と歴代メンバーが絡んでいることでも有名。
実力派ボーカルのポールショーティノに視線釘付け!バンドアクションの、フォーメーションもかっこいい!ポールはこの後、クワイエットライオットに加入。ブルージーな音楽性を導入して別物バンドに豹変。やはりすぐに脱退してしまいました。

このイベントはライブは最高だったけど、とにかく泥沼被害で、辛かった。
だからなのか、すっかりそれがトラウマになってしまい、私はこれ以降ロックフェスには、行ったことがありません。
あ?!このイベンターは直後に、なくなってしまいました。噂では動員不足もしくは、スティングの高額なギャラが原因だとか…真相はよくわかりませんが。

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