ギターの神ことマイケルシェンカーが1983年に発売して賛否分かれた問題のスタジオアルバム「限りなき戦い」(なんとも言えない邦題…)
9曲入り。
「黙示録」という最高にいかしたアルバムを制作するもグラハムボネットとシェンカーがライブで大喧嘩やらかして急遽ゲイリーバーデンが復帰。
来日公演も行って
このアルバムを制作。
で、何が物議を醸したかというと、レコード会社がシェンカーをアメリカで大々的に売り出す為にはゲイリーでは弱いとのことで、メンバーを新たに迎えてせっかくリリースしたアルバムを再録した次第。
大幅に曲順を変更。リミックスのやり直し。タイトルを変えた曲もあり。
リードボーカルが差し替えられた曲もあり。
イントロもいじられ、シェンカーのギターを更に追加してクローズアップ!
まあ、好みの問題もあるでしょうが、熱狂的なファンはオリジナルバージョンに対する思い入れが強いみたい。
全体的な印象がかなり違います。
私は両方を聞き比べながら、どちらも平等に楽しんだけど。なかなかこんなことってないからね!
今は両方のカップリングで18曲入り完全版もあるみたいです。
ギターインストの至宝「イントウジアリーナ」に匹敵する大傑作「キャプテンネモ」を聞けるだけでも買いです。他の曲もほどよくハードポップで秀作揃い。
ゲイリーバーデンはボーカルで色々と言われるけど、シェンカーとの相性は良好。バックのミュージシャン達もいい仕事してます。
で、新加入のデレクセントホルムズのボーカルはさすがにうまい!ゲイリーバーデンの立場がないくらい。この後にリリースされたライブ映像を見たらその差は歴然。でも例によって即2人のボーカルは脱退してしまいます。
ドタバタ劇を演じながらもシェンカーのギターが最も神がかっていた時期の作品。
ちなみにデレクセントホルムズはST.パラダイスなるバンドで活動してました。ドラムはハートのデニーカーマッシ。
そしてエアロスミスを脱退したブラッドウィットフォードとアルバムを制作した後MSGに加入したわけです。
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