非売品物で、また面白いものを紹介します。シカゴ・ファン界隈ではもうすでに有名な1枚ですが、「シカゴ対ピーター・セテラ」
ワーナーが、業界向けに1986年制作したもので、一般発売されていません。
シカゴもピーターも当時は同レーベルに所属していて、また両社ともに、アルバム&シングルがヒットの渦中にあり、なるほど、タイミング的にもよく考えたものだと思わず唸ってしまいますね。
タイトルを見るにつけ、「なにも露骨に対決ムードを煽るの?」と思いますが、実際両者は、そうとうお互いの動向を意識していた時代でしょうね。
ジャケット裏面にはシカゴとピーターのミニ・ヒストリー、曲解説がわかりやすく記載されています。
下段にはワーナー期の両者ディスコ・グラフィー付き(ビル・チャンプリンの「ランナウェイ」も載っています)
上段左右には両者の最新EPジャケット紹介もぬかりなくおこなっています。
10月10日同日に「長い夜」(何と16年ぶりのセルフ・カバー!)、「ネクスト・タイム」(大ヒットしたエイミー・グラントとのデュエット曲)が発売されています。
収録曲は全10曲でシカゴ16&17&18、そしてピーターのセカンド・ソロ「ソリテュード~ソリテア」4枚のアルバムからシングルばかりをセレクト。これでもまだ選からもれたヒット曲がいくつもあります!
ただしA面3曲目の「ナイアガラ・フォールス」は日本では未シングルです。
もちろん捨て曲なしのナイスな企画。
実際にこの頃、両者合体のベスト盤が発売されたら相当話題になって売れたと思いますよ。