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THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

スターライトにて第一回 還暦以降ミュージシャン大集合セッション大会を開催!!

2024-09-01 10:53:11 | Live Set List
昨夜は第一回還暦以降ミュージシャン達による大セッション大会が「スターライト」にて開催されました
最初から最後まで超満員御礼の盛況
実は皆、こんなのを心待ちにしていたんだね
カツラにコスプレ、小芝居にと力が入っていたもんなあ😄
巻き状態であっという間のイベントだった
全22曲、洋楽と邦楽を交互に披露
もちろんその都度ミュージシャン達も入れ替わる
自分は往年のブリティッシュハードロック4曲でベースを担当しました

スペース・トラッキン
銀嶺の覇者
クレイジー・トレイン
アームド&レディ

普段はピーターとグレンを演じているんだけど、この日はロジャー、ジミー、クリス、そしてめちゃくちゃにカッコイイ憧れの師匠ルディサーゾ様をプレイ
缶バッジとクワイエットライオット中野サンプラザライブでルディからもらったバンダナを身に着けて臨みました
(パープルのバッジは既に壊れていた)



まあ細かい事はこの際抜きにイントロのヘビーなリフが轟いた瞬間、熱き青春時代へトリップしてしまった😉
セッションという事でマジにぶっつけ本番
顔見知りもいたけどほとんどが初の共演
ステージではじめましての人も多かった
で、横でひたすら大股開きにてシャウトしているオジー役長身のロン毛は誰?…とずっと考えながら弾いてた
中盤で、あ??!高橋君じゃんかあ😳とやっとわかったさあ😅
以前にクリームを一緒にやったよね
スタンドに引っかかったりぶつかったりしてはじけまくってたら、あれ…?ジーンズの両膝,しまいには尻の部分もビリビリと破れだした!😨
おかげで後半は後ろ向きになれなかった…😭
古着屋で300円で買った品だから元はとれたべな

主催のジャニスお姉様、キョンキョン、ヒコちゃんお疲れ様
プロフェッショナルなオーナーのジュンペイちゃん、
八面六臂の活躍をしたスタッフぎゅうちゅんと素敵な受付嬢とカウンターガールズ
愉快痛快にイカしたミュージシャン達、ずっと座らずに映像と写真撮影をしていた北島君、そして常に声援を送りながら盛り上げ続けてくれたオーディエンス
全てに於いてvery special thanksだ!

という訳で私は7日のライブではあのディープパープルのトリビュートバンドpurple bringerで迫力のサウンドを目一杯に響き渡らせますよ
宜しく🤠‼️🎶

VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(ブルース☆ディッキーズ 編)

2024-08-30 19:55:40 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
ジョー・ウォルシュ「ロッキー・マウンテン・ウェイ」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「ミスター・ロボット」(スティクス)
「遥かなる影」「スーパースター」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。
時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

中盤戦へ勢いにのって突入
7番手には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みベテラン勢の登場だ

13:50~14:15
「ブルース☆ディッキーズ」
再び札幌からの初出演です!

開場直前までみっちりと熱心にサウンドチェックを重ねていた
各自それぞれに個性的でカッコいい奴ら
往年のいぶし銀な洋楽を披露
それは、な、な、何と伝説的王者のビートルズだ!
ローリング・ストーンズのお次はやっぱりこれっきゃあないよね

それはともかくも、これも全曲マサのドツボにはまった
どれも大好きなナンバーなんだもんなあ
(個人的には数曲演奏した曲もあり)
しかもだよ・・・・ただコピーをするのではなくて、ほどよいブルーステイストを加味するというのが彼等のコンセプト
なるほど・・・と頷ける内容でした((´∀`))
このバンド名・・・深読みしましたが
リード・ボーカルの愛称から命名したのだそうですよ
今年亡くなったサザンロックの大御所ディッキー・ベッツにあやかったものかと」思っていたさ・・・・・
もしかしたら、それもあるのかな・・・?

この日出演したバンド中一番のこだわり路線
まあ、それは間違いない

だからこそかえって新鮮この上ない展開が初々しかった
次から次へと名曲群が炸裂する様はとっても心地よい
今後も、彼等の活躍には期待大
楽しみがまたまた一つ増えたよ
これもライブイベントならではの醍醐味ですね
ステージ上での佇まいから察するに皆気さくな連中
世代の壁なんて全く関係ないね
一瞬で打ち解けて熱く会話も弾むって塩梅
羨ましい関係でしょう( ´艸`)
そんなことも含め盛り上がってしまったさあ

先月の浅草橋サウンド・エナジーにも2バンドで初出演した札幌ライブハウス「Ghip」のファミリーバンド
北運河にも若干のメンバーにダブりがありますが同じく2バンドで出演しました
で、先の「ホワイト・クローズ」同様ここもそこからの代表でエントリー

それでは6人の皆さんを紹介します!
とても懐かしい顔ぶれだ

ベーシストはノビさん
ロングヘアをなびかせスーパーテクニックを駆使してこれでもかあというほどにブイブイとグルーブを醸し出していましたよ
さすがだ
愛器フェンダーのジャズベースを使用
毎度おなじみのメタリックブルーに輝くボディカラー
ローズ指板仕様
黒いサングラス、オレンジのシャツといういでたち
マルチプレイヤーのノビさん
ギター、ドラムも楽々にこなす
もちろん前のバンドにも出演
数年前に「ツイスト」のコピーバンドでは世良公則を演じていた
でも、実際の話、彼の本業はやはりジャンルの壁をも軽く超越しちゃうアメリカ仕込みのギター
でも迫力あるボーカルもこなすのだ
いつでもどこでも頼りになる存在
オーラが半端ない

最年少の爽やかなる青年はケンシローくん
前のバンドではパーカッションだったけれど、ここではドラムを担当
ラテン系のリズムでサウンドに一層のバリエーションを施す
若いのに熟練のクールなアクセントを次々に網羅する様は圧巻だよ
グルーヴィーなプレイスタイルに徹していた
安定感も抜群です
白いシャツとネックレスがファッショナブル
黒いジーンズ姿

引き続き登場のナイスガイなギタリストはここでもストラトキャスターを使用
一種独特な仕様がひと際目を引くなあ
潔いほどのブラックボディカラー
メイプル指板
使用しているギターはそうとうにこだわりがあるご様子
立ち位置は上手へと移動
ジーンズと白Tシャツは見るからにロッカーの風情
ムードメーカーの真骨頂だなあ
最初から最後までとにかく盛り上げ役も兼任する
愉快痛快で和みモードも醸し出している
これは持って生まれた才能

そして黒Tシャツにチノパン姿のパワフルなブルース・ハーピストも先のバンドに引き続きの参加
彼のハープはかなり遠くに私用で出かけていたアキの耳にも届いた
ひたすらに吹きまくるハープの音色にアキはてっきり偽物の音だと思っていたらしい
そのくらい常に安定していてエモーショナルで迫力のサウンドを醸し出していたのだ
ハッキリ言って上手いのだよ
ここまでのテクニシャンは久しぶりに見たなあ
貴重なる存在だ
札幌音楽界隈の奥の深さを痛感した次第さ

紅一点のキーボードに姫
セクシーな白いシャツとミニスカート
麗しの女性2人によるバンド、クロスノイズで長年活躍している超有名人
ロングヘアのコンビによるキーボード、サックス(ノリちゃん)という編成
なんでも己のモノに吸収昇華して演じちゃうんだから驚愕だ
私も以前には何度も対バンを組んだ
2段構えもセッティングでひと際アグレッシブに気を吐いていた
25キロの重量を誇るハモンドXK-3cとローランドE-38
この日は札幌駅そばにおける「カワイ教室」の発表会(彼女は講師なのだ)に出席してから小樽入りしたのだそう
河合楽器はマサも以前勤務していたのだ(職場は全然違うけど)
「僕のグラフィティ」のミーちゃんもそこの講師だよ

眼鏡姿のボーカルにディッキー矢野くん
左手にマイクを持ちステージ中央に陣取って魂の熱唱を繰り広げていたよ
目にも鮮やかな赤いTシャツとデニムジーンズというスタイル
先述どおりこのバンド名が彼の愛称

で、姫とディッキーが会場に到着してすぐにマサへ挨拶にきてくれた
これには懐かしすぎてビックリしたなあ
ここ数年間の思い出話に花が咲きました
ところがディッキー・・・・実はついこの間ホットタイムにて「パープル・ブリンガー」を見たとのこと
この日はかぶり付きで見せてもらうよ、としっかり約束を交わした

皆それぞれに好みの衣装やアクセサリーなどを着込んで自由きままに楽しんでいましたよ。

そろそろ客席もほどよく埋ってきたね。
熱気も徐々に高まってきている。

この会場でのライブは、今のところ、すべてにおいて順調だよ。
動員数、スタッフ、対バン、そしてオーディエンスなどなど・・・・。
雨の予報、客入りをとっても危惧していたんだけど、そんなこと
全くの取り越し苦労だったようだ。
良かったね!

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)
セッティングは完了しているので十分に余裕があります。

はい、さてさて、皆さま、準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います。

司会進行役の斉藤さんが、会場後方テント内からワイヤレスマイクを手にして盛大なるアナウンス

「大変長らくお待たせいたしました
次に控えしバンドも・・・・
札幌・豊平区平岸にあるライブハウスG-HIPに出演しているバンドの登場です
応援のほどを、よろしくお願いいたします
それではブルース☆ディッキーズの皆さんです!
どうぞ!」
おしゃべりの中にさりげなくキッチンカーのことをアピールすることもしっかりと怠らないところはお見事だ!((´∀`))
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

「・・・・おそらく皆さんが知っているであろう曲をやります。
一発目に相応しき・・・・ドライブ・マイ・カー!!」
おお!!
パワフルなイントロに導かれていよいよ始まった。
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げる
なんという自信のあらわれでしょう
この曲は、ソロになったポールもステージ・オープニングで好んで取り上げていた永遠の金字塔。
1965年12月3日にパーロフォンから発表されたザ・ビートルズ4枚目のオリジナル・album「ラバーソウル」1曲目に収録された。
スペインでは週間1位を記録。
弱起リズム・アクセントから始まるイントロが特徴。
たまらないくらい、癖になるんだよねえ。
これは短い曲だから、ぼうっとしていたらあっという間に終わっちゃうよ。
濃厚この上ないほどの完成度を誇っています。
2部コーラスが主軸。
よってブルース☆ディッキーズも、ユニゾン・デュエットで歌っている。
ドラムフィルからすぐにサビがはじまったり、バスタムをメインに叩いて迫力倍増や、エンディングを6thコード使用するとか、この頃イギリスでは下品とされていた「 YEAH!」を連発したり、自動車のクラクションを真似た「BEEP BEEP’M BEEP BEEP」とか、とにかく斬新なるアイディアが満載。
実はこのタイトルは古いブルースの隠語で卑猥な意味を含んでいる・・・・。

まるでディッキー氏に、ポールが乗り移ったかのような錯覚に陥ってしまいそう。

カリスマ、ポール・マッカートニーの独特なる節回しや息使いまでメチャクチャ心憎いほどにそっくりなのでビックリ。

ワイルドなる声質・声量の佇まいで迫ってきます

琴線を絶えず震わすシンプルでストレートな陶酔のアレンジにも痺れるよ。
ちょっと先ほどまでのバンド勢とは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。
最早オーディエンスのハートは鷲掴み状態だ
Ghipワールドへのいざないには大成功
既に金縛り状態の方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。
丁度バイクで到着したもっちんもこのバンドを楽しんでいた
彼もHBCのDJヤスと「ブラック・ビートルズ」でプレイしているしね
ドツボだよ
(そういえば数年前に同名の映画が製作されて世界中で大ヒットした。
後半では北海道のシーンもあったりしてね。
私も見たけど、長いわりには見入ってしまったアート系の作品。
皆さんも必見だよ)

間髪入れずに「ア・ハード・ディズ・ナイト」
映画「ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!」の主題歌。
同名アルバムに収録。
1964年7月10日リリース。
当然英米共に1位を獲得。
多忙を極めていたビートルズの状態から、リンゴが何気なくつぶやいた一言がタイトルになったというエピソードはマニアならば承知の事実。
「ジャーン!!」一発で問答無用に身もだえしながらぶっ飛んじゃう
ジョージ・ハリスンのリッケンバッカー12弦ギターの響きで衝撃を与えた。
1コードのストローク1音だけでね。
完璧すぎる不協和音のアート
(コードの種類には色々な説あり)

姫によるホンキ―トンク調のピアノによるイントロも絶好調

これがまた革新的にとってもいいサウンドを醸し出している
この独特なる音色の連発は唯一無二。
まとまりのある演奏を聞かせてくれ改めてビックリした。
この編成だと1人でも実力不足のメンバーがいると、均衡がすぐに崩れてしまい曲が成立しないものなんだけど、バッチリまとまっていたよ。
それではライブに話を戻そう。
ジャンルがジャンルだけに、万人受けするところはお得感満点。
とにもかくにも噂では聞いていたけれども、初めて見る期待以上のバンド
嬉しくなってきたよ。
ブルースハープのウネリがこの会場の雰囲気にはピッタリだね。
ディッキーのリードボーカル。
ポールのパワフルなハイトーンヴォイスを忠実に再現していたよ。
お見事の一語だ。
そしてギターソロも12弦だけに、そっくりなプレイで思わずニンマリしてしまった。
一瞬エフェクターを使っているのかと思ったけど復弦ならではのバリエーションだ。
白いカールコードも見栄えがナイスだよん

特筆すべき点は一時たりともジッとしていないアクションレディの姫様

男顔負けな素晴らしさ
ヤワな野郎どもならば束になって挑みかかって来ても確実に一蹴だね
その阿吽の呼吸ともいえる意思の疎通がお見事
手際のよい采配もスマートに連結

全員が10代からずっと変わらずに、心からビートルズを愛し続けてきたのでしょうね。

アクティブなるリスペクト精神がそこかしこに漲っている

「サンキュー・・・・・オー!ダーリン」
パワーバラードの極致
3曲目にこれをもってくるなんてなんという心憎い配慮
グッといぶし銀の光沢を放つ采配
ここはジックリと聞き入ってみるというのも一興
1969年に発売された11作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム「アビー・ロード」4曲目に収録された
レノン&MCCARTNEY名義だけどポールの作品
ジョンが歌いたがった・・・というのは有名
ジョージも「コードの進行が最高
いかにも1955年の曲っぽい感じ」と絶賛
ポールはわざと歌いこんで声をからせてレコーディングに臨んだ
シングルとしては1970年6月5日リリース
オリコン週間チャートでは最高ランキング24位を記録
味わい深いメロディラインが絶品だよね
鍵盤女子はひたすらにバッキング縁の下の力持ちに徹する
スルメのように聴きこむほど不思議と心へ染み入る・・・・
自然と手拍子も湧き上がる
10CCの「オー!ドナ」
ジュリー「おまえがパラダイス」
南佳孝「スローなブギにしてくれ」(副題がアイ・ウオント・ユーというのも微笑ましい)とパロディや影響を多大に受けたが曲が次々に生まれたのも偉大なる証明

「オーケー!
ラブ・ミー・ドウ」
遂に出た!!
一時の清涼飲料水のごとく癒される。
若きビートルズ世代の真骨頂。
男女の人生観を問うラブソング
1962年10月5日に発売されたデビュー・シングル
アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」の8曲目に収録
アメリカ・ビルボード・ホット100&キャッシュ・ボックス・トップ100共に1位を記録
中々に通受けするマニアックなセレクション。
センスの良さがうかがい知れる。
よほどの自信と余裕と貫禄が備わっていないとチャレンジできないよ。
このエモーショナルな雰囲気を醸し出すのが難しい。
シンプルでタイトでストレートな曲調は正にアートの領域。
中間部分に差し込まれるブルース・ソロが効果覿面。
あの時代にこんなフレーズをさりげなくロックに取り入れるなんて・・・革命的な発想・・・・。
豪快なるドラム・ソロに雪崩れ込んでからブレイクの連発
妥協なき拘り具合が超絶に半端ない。
ブルース・ディッキーズは絶え間なく煽りに煽りまくるので、ステージは彼等の独壇場と化しています。
観客もそれに鼓舞されて、全員が熱烈な手拍子で参加。

「こんなにいっぱいのお客さんが集まってくれたなんてすごいことです。
早いものでもう最後の曲となりました
よろしくお願いします・・・・・キャント・バイ・ミー・ラブ!!」
続いても王道のヒット路線。
1964年3月発表の6枚目オリジナル・シングル。
こちらも当然のことながら、英米共に1位を記録。
イントロなしでいきなり,溌溂にタイトルを歌い出すという元気一杯にはじけまくるロックミュージック
これも当時としては画期的な事だったらしいですね。
芸術的で、何度聞いても美しくて鳥肌が立ってしまいます
常連組の応援団は、もう我慢ならないとばかり、タンバリンを手にステージ前方へ飛び出してノリノリに打ち鳴らす。
ベストポジションでの写真撮影も怠らない
姫、満を持しての隠し玉ハモンド奏法が大爆発
ディッキーが「もう一丁」と雄叫びを繰り返す
バトンを受けとったギターもそれに負けじと滑らかなフィンガリングを誇示
言葉を失い程に金縛り
景気付けにはもってこいさ。
これは申し分なき鉄壁の体制
余力を振り絞り、一丸となって汗飛び散らかしながらのはじけまくり
ノリノリでキャッチーなリズムに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞
この一体感こそが、ライブならでは
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン!!
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディング
ダメ押しとばかりにお約束のスロー・ブルースで締めくくる
タイトル・コールで余韻を残しながら終了するという芸の細かさ
硬軟取り混ぜた巧妙ギグに、誰もが目いっぱいやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。
後のバンド達にプレッシャーがのしかかってくるよ。
恐るべし、北海道の奥深きミュージック・シーンよ。
ブルース☆ディッキーズ軍団が、ここでもド派手にぶちかましてくれた。
なるほど、あまりにも憎い連中だねえ。
ドンドンとマイペースで場数をこなしていきながらで、今後の成長がとっても楽しみだ。
なあんていうことを考えていたら、あっという間に終わってしまったさあ。
爆音渦巻く中で無事にフィナーレを迎えることとなりました。
メンバー6人はとっても満足そう。
納得行くまでの完全燃焼!!

これでライブは終了。
疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
「ありがとうございました。
まだまだ先は長いけど、皆さん、最後まで楽しんでいってくださいね」


****
エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
ブルース☆ディッキーズの皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
とってもいいなあ!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」

ステージを降りた後のビールは格別でしょう。
一生懸命に頑張った甲斐があったというもの。
それでは次のバンドの準備が整うまで、少々お待ちください!!****


真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
メンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
6人もしばらく長丁場のイベントを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場中に流れるムーディーなBGMは
スタイル・カウンシルで
「マイ・エヴァー・チェンジング・ムーズ」
ゲス・フー「アメリカン・ウーマン」
これ大好きなんだよ!!💛













VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(WHITE CROWES編)

2024-08-30 17:01:39 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
ジョー・ウォルシュ「ロッキー・マウンテン・ウェイ」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「遥かなる影」「スーパースター」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。
時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

中盤戦へ勢いにのって突入
6番手には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みベテラン勢の登場だ

13:15~13:40
「WHITE CROWES」
札幌からの初出演です!

開場直前までみっちりと熱心にサウンドチェックを重ねていた
各自それぞれに個性的でカッコいい奴ら
往年のいぶし銀な洋楽を披露
それは、な、な、何と伝説的王者のローリング・ストーンズだ!
このバンドのカバーバンドってありそうで中々ないんだよね
ビートルズならば膨大に存在するのだが不思議だ・・・・

アクの強さとブルージーすぎるから・・・?!
それはともかくも、これが全曲マサのドツボにはまった
どれも大好きなナンバーなんだもんなあ
(個人的には数曲演奏した曲もあり)
なるほど・・・と頷ける内容でした((´∀`))
このバンド名・・・深読みしました
ストーンズ・フリークとして有名なバンド「ブラック・クロウズ」
もしかしたら、それにあやかったのかな・・・?

この日出演したバンド中一番のこだわり路線
まあ、それは間違いない

だからこそかえって新鮮この上ない展開が初々しかった
次から次へと名曲群が炸裂する様はとっても心地よい
今後も、彼等の活躍には期待大
楽しみがまたまた一つ増えたよ
これもライブイベントならではの醍醐味ですね
ステージ上での佇まいから察するに皆気さくな連中
世代の壁なんて全く関係ないね
一瞬で打ち解けて熱く会話も弾むって塩梅
羨ましい関係でしょう( ´艸`)
そんなことも含め盛り上がってしまったさあ

先月の浅草橋サウンド・エナジーにも2バンドで初出演した札幌ライブハウス「Ghip」のファミリーバンド
北運河にも若干のメンバーにダブりがありますが同じく2バンドで出演しました

それでは7人の皆さんを紹介します!
とても懐かしい顔ぶれだ

紅一点のベーシスト&コーラスはジンちゃん
ロングヘアをなびかせ男顔負けなテクニックを駆使してこれでもかあというほどにブイブイとグルーブを醸し出していましたよ
さすがスーパーウーマン
愛器フェンダーのジャズベースを使用
毎度おなじみのメタリックブルーに輝くボディカラー
ローズ指板仕様

マルチプレイヤーのノビさんはボーカルを担当
長髪、黒いサングラス、オレンジのシャツといういでたち
ギター、ドラムも楽々にこなす
もちろん先月も出演
数年前に「ツイスト」のコピーバンドで世良公則を演じていた
でも、実際の話、彼の本業はジャンルの壁をも軽く超越しちゃうアメリカ仕込みのギター
でも迫力あるボーカルもこなすのだ
いつでもどこでも頼りになる存在
オーラが半端ない

最年少の爽やかなる青年はケンシローくん
パーカッションを担当
(主にボンゴ&カウベルを使用)
ラテン系のリズムでサウンドに一層のバリエーションを施す
若いのに熟練のクールなアクセントを次々に網羅する様は圧巻だよ
スタンディングでのプレイスタイルに徹していた
白いシャツとネックレスがファッショナブル
黒いジーンズ姿

そして先月も自分の名前を冠したバンドで出演していた今井まことくん
ギターを担当
ムードメーカーの真骨頂だなあ
最初から最後までとにかく盛り上げ役も兼任する
愉快痛快で和みモードも醸し出している
これは持って生まれた才能
でも使用しているギターはそうとうにこだわりがあるご様子
だってゴールドパーツ仕様のストラトキャスターだよん
目にも鮮やかな赤いボディカラー
ローズ指板
暑さ対策として首には白いタオルを巻いている
黒いキャップとTシャツを着用

もう一人のナイスガイなギタリストもストラトキャスターを使用
一種独特な仕様がひと際目を引くなあ
潔いほどのブラックボディカラー
メイプル指板
ジーンズと白Tシャツは見るからにロッカーの風情

そして黒Tシャツにチノパン姿のパワフルなブルース・ハーピストも先月に引き続きの参加
彼のハープはかなり遠くに私用で出かけていたアキの耳にも届いた
ひたすらに吹きまくるハープの音色にアキはてっきり偽物の音だと思っていたらしい
そのくらい常に安定していてエモーショナルで迫力のサウンドを醸し出していたのだ
ハッキリ言って上手いのだよ
ここまでのテクニシャンは久しぶりに見たなあ
貴重なる存在だ
札幌音楽界隈の奥の深さを痛感した次第さ

眼鏡を装着したタイトでパワフルなドラムはGhipの常連組
2022年7月16日の土曜に浅草橋に「ふとがねのび太」でも叩いていたはずさ
ワイルドで安定感も抜群です

皆それぞれに好みの衣装やアクセサリーなどを着込んで自由きままに楽しんでいましたよ。

そろそろ客席もほどよく埋ってきたね。
熱気も徐々に高まってきている。

この会場でのライブは、今のところ、すべてにおいて順調だよ。
動員数、スタッフ、対バン、そしてオーディエンスなどなど・・・・。
雨の予報、客入りをとっても危惧していたんだけど、そんなこと
全くの取り越し苦労だったようだ。
良かったね!

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)
セッティングは完了しているので十分に余裕があります。

はい、さてさて、皆さま、準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います。

司会進行役の斉藤さんが、会場後方テント内からワイヤレスマイクを手にして盛大なるアナウンス

「大変長らくお待たせいたしました
次に控えしバンドは・・・・
札幌・豊平区平岸にあるライブハウスG-HIPに出演しているバンドの登場です
応援のほどを、よろしくお願いいたします
それではWHITE CROWESの皆さんです!
どうぞ!」
おしゃべりの中にさりげなくキッチンカーのことをアピールすることもしっかりと怠らないところはお見事だ!((´∀`))
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

パワフルなイントロに導かれていよいよ始まった。
「スタート・ミー・アップ」
おお!!
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げる
なんという自信のあらわれでしょう
アルバム「刺青の男」の1曲目に収録された代表作品
1981年8月14日に先行シングルカットして大ヒットした
アメリカ・ビルボード・ホット100のチャートでは最高ランキング2位を記録
コンサートでも一貫して演奏され続けている
ホワイト・クローズも誇らしげに極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開

男気に満ち溢れる、骨太なブリティッシュ・ロック・ビートの反則技が炸裂!

激しく火傷しそうなくらい燃え盛る熱いエナジーに、思わず会場から口笛が「ピューピューッ!」と吹き鳴らされます。

やや腰を落とし気味で斜に構えたギターの今井くんが、ノビ氏のボーカルへさりげなく援護射撃を送る。

フレーズの一音一音に説得力を込めて弾きこむので、思わず身を乗り出してかぶりついちゃった。

それにしても勢いが止まらないボーカルのノビ氏。

筋肉質のガッシリとした体格からして見るからにメガトンヴォイスなんだろうなあ・・・と思わせちゃうほど。

カリスマ、ミック・ジャガーの独特なる節回しや息使いまでメチャクチャ心憎いほどにそっくりなのでビックリ。

ワイルドなる声質・声量の佇まいで迫ってきます。

まるでノビ氏に、ミックが乗り移ったかのような錯覚に陥ってしまいそう。

琴線を絶えず震わすシンプルでストレートな陶酔のアレンジに痺れるよ。
ちょっと先ほどまでのバンド勢とは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。
最早オーディエンスのハートは鷲掴み状態だ
Ghipワールドへのいざないには大成功
既に金縛り状態の方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。
メンバー全員がグルービーなアクセントに合わせての仁王立ち
ブルース・ハープによるソロも遊び心が込められていて微笑ましい光景
サウンド美意識への披露具合も絶妙だね。

日本中が活気に包まれて、躍動していた80年代の熱き時代が脳裏に蘇る。


ファンのユミちゃんと名物ダンサーのアベさんもステージ正面にまで応援に駆け付けた
「以前にこのライブイベントに出演した時は雨だったさ・・・・
それ以来、俺は雨男と言われるようになったよ‥‥(-_-;)」
とここでもう我慢ができなくなったのかアベさんがステージの中央に立った
バンドから呼ばれたみたい
ファミリーの一員なのだそうです
間髪入れずにカウベルがグルーヴィーに打ち鳴らされる
「ホンキ―・トンク・ウィメン」
アルバム「スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツVOL,2)」の12曲目に収録
1969年7月4日にシングルカット
英米共に堂々の連続1位を獲得
2代目ギタリストのミック・テイラー初参加曲
問答無用のかっこいいアクセント
ふんだんにタメを聞かせて高らかに響き渡る金属音
もうこのあまりにも有名過ぎるイントロ一発で脳天スパーク状態
ルーズでファンキーなカントリー・ミュージック風のアレンジが絶妙
アメリカ南部のスワンプ・ロックの影響が強い
もうお祭り気分に酔いしれているアベさんは気持ちよさそうに体を揺らしている(2番目もパープル・ブリンガーでほとんど体力を消耗してしまったらしいが少しは回復したかな…((´∀`))
真骨頂ともいえる隠し玉のブルースハープソロへと雪崩込み
それを手始めにボンゴソロへとバトンタッチ
手数の多いおかずを連打して場を異常に盛り上げた後には大御所ドラマーへと役目を引き継ぐ
その阿吽の呼吸ともいえる意思の疎通がお見事
手際のよい采配もスマートに連結

あらら・・・?!
アベさんがステージから降りてしまった・・・
「年寄りにはちょっときつかったみたいですね・・・((´∀`))
それでは残り2曲です
・・・・ブラウン・シュガー!!」
オープニング同様に歯切れのよい印象的なギターのリフが肝
傑作アルバム「スティッキー・フィンガーズ」1曲目に収録
1971年5月7日にシングルリリース
USpopにて2週連続1位を獲得
俗語で「精製されていないヘロイン」を指す隠語
非常に猥雑な内容の歌詞
誰が何と言っても口ずさみやすい良質の歌メロへ、絡みつくように響き渡る強烈なギターソロをセンターへ歩み出て弾きまくる。
歌とギターが相殺し合っていないところも驚愕。
お互いにリードするわけでもなく、昇華していく爆発的な様は印象的でスリリング。
若者たちの心の叫びを代弁するがごとく、まっすぐ一生懸命に所狭しと熱唱するポーカーフェイスのボーカリスト、ノビさんがとっても素敵だ。
既に合唱がはじまった。
今井くんのリスペクトが思いっきり込められたスリリングなコーラス・ワークもそれに優しく寄り添う。
掛け合い後「サンキュー!ありがとう!!」
と御礼の言葉を投げかける。
決して派手さに溺れることもなく、地味ながらもしっかりとした進行も聞き逃せない。
コンパクトに仕上げられているけど、実はけっこう複雑だ
サビのラインは、単純でないところが、したたかなる魅力。
改めてストーンズって、カリスマ的天才集団だなあと認識した次第。
緻密に構築されている様に思わずニンマリ。
癖になりそうな構築美が、これまたナイス。
エキゾチックな雰囲気迸る唯一無二の存在。
ハイテンポでスピード漲るアタック感と、哀愁に満ち満ちたエモーショナルなポップ・ソング。
艶やかで攻撃的なメッセージ性や物語性も無視できないよ。
一見強面なノビさんのなりきり度がヒートアップ。
まるでミックが憑依したかのようさ
エンジン全力噴射。
(スーパージェッター風にコメントさせていただきましたさ(;^_^A)
充実っぷりをフルに発揮。

ここで・・・・一息入れてノビさんによるユニークなメンバー紹介
懇切丁寧に一人一人を指さしてのアナウンス
((´∀`))
ほっこりとした仲良しムードが伝わってくるシーン

「早いものでもう最後のナンバーとなりました
ジャンピン・ジャック・フラッシュ!!」
と号砲を打ち上げた・・・おっと・・・
今井さんにトラブルが勃発
例の攻撃的でハードなギターが炸裂してこない・・・
「今井さん、早く・・・・
いいですか」
仕切り直してようやくスタートした
ホッとしたよ
手に汗を握ってしまった・・・・
1968年5月24日にシングルでリリース
チャートでは1位を獲得
ジャンルに関係なく多方面のミュージシャン達にカバーされている
ここでも当然のごとくブルース・ハープ・ソロが火を噴くように吠える
ノビさんはカウベルで応戦
ケンシロウくんは虎視眈々とボンゴで追随
秘密兵器のレスポールに持ち替えた今井さん
先月も弾いていたゴールド・トップ
彼の代名詞
そんなのを見せつけられちゃあノビさんも黙っていられない
もう一人のギタリストからギターを借りて挑戦状を叩きつける
余力を振り絞り、一丸となって汗飛び散らかしながらのはじけまくり。
ノリノリでキャッチーなリズムに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならでは。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン!!
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディング。
硬軟取り混ぜた巧妙ギグに、誰もが目いっぱいやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。
後のバンド達にプレッシャーがのしかかってくるよ。
恐るべし、北海道の奥深きミュージック・シーンよ。
ホワイト・クローズ軍団が、ここでもド派手にぶちかましてくれた。
なるほど、あまりにも憎い男たちだねえ。
ドンドンとマイペースで場数をこなしていきながらで、今後の成長がとっても楽しみだ。
なあんていうことを考えていたら、あっという間に終わってしまったさあ。
爆音渦巻く中で無事にフィナーレを迎えることとなりました。
メンバー7人はとっても満足そう。
納得行くまでの完全燃焼!!

これでライブは終了。
疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
「ありがとうございました。
まだまだ先は長いけど、皆さん、最後まで楽しんでいってくださいね」


****
エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
ホワイト・クローズの皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
とってもいいなあ!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」

ステージを降りた後のビールは格別でしょう。
一生懸命に頑張った甲斐があったというもの。
それでは次のバンドの準備が整うまで、少々お待ちください!!****


真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
メンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
7人もしばらく長丁場のイベントを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場中に流れるムーディーなBGMは
スタイル・カウンシルで
「マイ・エヴァー・チェンジング・ムーズ」
ゲス・フー「アメリカン・ウーマン」
これ大好きなんだよ!!💛
















VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(シュガーレス編)

2024-08-29 22:25:02 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「遥かなる影」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。
時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

5番手には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、余裕と貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのベテラン勢の登場だ

12:40~13:05
「シュガーレス」
(安全地帯のカバーバンド)
男女混合、札幌からの出演で6人組
この日出演したバンド中一番のいぶし銀路線
まあ、それは間違いない
意外にも初出演だった!!
てっきり常連組だと思い込んでいたよん
キョンキョンに聞いてみたところ、シュガーレスは「浅草橋」、北風ピープー」は北運河と分けていたそうだ
う~~む・・・・至極納得しちゃったさ
だから、先月も「シュガーレス」を見たばかりなのでいつも対バンをしているような錯覚に陥ってしまった
まあ、メンバー達は膨大に掛け持ちをしているからねえ
混乱をきたしてしまったさ・・・(-_-;)

つまりは不定期ながらも、ちょくちょくと顔を合わせている仲さ((´∀`*))
このバンドとマサとの付き合いも相当に長い。
なんたって10年を軽く超えてるもんね。

面白いのは最初の頃は必ず小樽ライブイベントで対バンしていたということ(だから勝手に私は小樽のバンドだと思い込んでいたくらい)。

それを切っ掛けに親しくなってからは「STA企画リブレーション」にもたびたび参加してくれるようになりました。

だから、ステージングの細部までをも知り尽くしているつもりだったんだけど、今回は新たな趣向を加味させてきたようだ。

なるほどなあ・・・したたかなる猛者集団。
そして、近年のセット・リスト中、毎ステージごとに、だぶりは数曲のみという妥協なき徹底ぶり。
一体全体、彼らの持ち曲ってどれだけあるんだい!!??
だからこそかえって新鮮この上ない展開が初々しかったんだけどね
次から次へと名曲群が炸裂する様はとっても心地よい
今後も、彼等の活躍には期待大
楽しみがまたまた一つ増えたよ
これもライブイベントならではの醍醐味です
ライブの前後にメンバー達とけっこう談笑する機会があったんだけど皆気さくな連中
世代の壁なんて全く関係ない
一瞬で打ち解けて熱く会話も弾むって塩梅
羨ましい関係でしょう( ´艸`)
そんなことも含め盛り上がってしまったさあ


もはや彼らに関しては説明不要なんだよね。
ここで、ひと際ユニークなる、このバンド名の由来を説明します。
「世の中そんなに甘くない。
健康の事を考えて、砂糖を控えめにする」という意味なんだそうです。
人を食ったようなセンスあふれる意味を含んでいるのだ。
ちょっと聞いた感じでは非常にロックっぽいバンド名なんだけど、その実態は大違いでとってもユーモラス。

開場直前までみっちりと熱心にサウンドチェックを重ねていたシュガーレス
各自それぞれに個性的でカッコいい奴ら
往年のジャパニーズポップ・ソングを披露
これが全曲マサのドツボにはまった
どれもこれも大好きなナンバーなんだもんなあ
(個人的には数曲演奏した曲もあり)
なるほど・・・と頷ける内容でした((´∀`))

ここ数年は、あまりご一緒する機会が激減しているような気がしていたんだけど、それも単なる思い過ごしだったようだ。
まあ、コロナ禍もあったことだしなあ・・・・。
実際には、別のプロジェクトでもある「テケテケ」「アズマッシーズ」「北風ピープー」「ちむどんどん」などを見ていたからだね、多分。
そんなわけでして、再度アクティブに活動を本格化するようだ。
頼もしい限り。
(調べてみたら、ただ単にイベント参加の曜日違いでニアミスしていただけのようで、ずっと元気に活動中だったとのこと!
そうそう、今月31日の土曜日にもお互いの代表メンバー達がご一緒するよん
場所はスターライト
還暦以降のミュージシャンによる一大セッション大会
面白そうでしょう((´∀`))

このバンド、この日はもう、メンバー達がマスクを装着していなかった。
ちょっと前までならば、厳重に感染対策を施していたんだけど、こういう姿を見ていると、ああ・・・世の中が以前のように平穏な日々に戻ってきたんだなあ、と痛感した次第。

それではシュガーレス6人の皆さんを紹介します!(以前はエレキギターがツインだった)

中心人物でセンター・フロントをキープしているのは、もちろん花形タッキー
(VO&いつもの愛器オベーション・アコースティック・ギター。
ブラウン・サンバーストのボディカラー。
白い帽子と黒眼鏡とブラウン・パンツがよくお似合い)
派手な柄のアロハシャツ姿が涼しそう。
どこで買ったんだろうか・・・?
興味津々・・・・。

ベーシスト&コーラスは伊達男のトッシーくん。
相棒のブラックボディ・ヘッドレスベースで時にはサムピッキング・プレイが飛び出すテクニシャン。
これはフェルナンデスだよん。
(先月、残念なことに倒産報道された・・・お世話になったメーカーだけに哀しいなあ・・・)
長年、これ一本で貫き通す心意気が素晴らしい。
彼も白いTシャツ&キャップとジーンズ、ラフな花柄shirtにスニーカーというラフなスタイルで決めている。
この日、会場の入り口でトッシーに呼び止められたマサは談笑を交わした

頑強なるドラマーは、アスリートとしての顔も持つ伝説的存在のアキタヤ・エージくん。
引き締まった筋骨隆々の逞しい肉体を誇示するが如く、目にも鮮やかなる紫色のシャツ姿がすこぶるカッコいい。
心優しきナイスガイ

グレーの帽子とサングラスがトレードマークのエレキギター&コーラスはリーダーのコダマッチ
(レスポールスタンダード、ボディカラーがレモンドロップのギターを使用していました)
ストラップもオシャレなデザインの茶色で統一。
黒いベスト、爽やかな白のTshirt(胸には燦然と描かれたハードロックカフェのロゴ)とベージュ・チノパンというイデタチ。

キーボード&コーラスは、毎度おなじみの我らが姉御キョンキョン。
上下がキャメル・カラーファッションなのが1ポイント。
ローランドJUNO-DSを使用。
スタンディングでプレイするというのが彼女のスタイル。

そしてもう一人、花が増えた。
同じくキーボード(YAMAHA MX)&コーラス担当のノリちゃんも、仲良く並んでのスタンディング。
黒い柄のシャツ姿がミステリアスなレディ
ちなみにキョンキョンとノリちゃんは、ヘッドセットマイクにてコーラスを担当していました。
・・・という布陣。

皆それぞれに好みの衣装やアクセサリーなどをワイルドに着込んで自由きままに楽しんでいましたよ。

そろそろ客席もほどよく埋ってきたね。
熱気も徐々に高まってきている。

この会場でのライブは、今のところ、すべてにおいて順調だよ。
動員数、スタッフ、対バン、そしてオーディエンスなどなど・・・・。
雨の予報、客入りをとっても危惧していたんだけど、そんなこと
全くの取り越し苦労だったようだ。
良かったね!


そんな彼らから、元気いっぱいなメッセージが届いています。
「2006年3月に結成、フォークソングを中心としたアコギ2台で、男性2名、女性2名のアコースティックグループとして誕生。
7月にドラムとベースが加入して安全地帯のコピーを演奏するようになる。
女性メンバーがキーボードを弾くようになり、その後、キーボードがもう1台とダンサーも加入して、現在の活動に至ります.
皆さん、今後共、応援のほどよろしくお願いいたします!」
う~~む、歴史が深いなあ・・・・。

というわけでして、観客動員数は圧倒的に1番を誇るシュガーレス!
だってタッキーとキョンキョンだけで、軽く50人は動員できるそうだ。
開演直後に「もう呼んだお客さん達が来てくれているよ」と教えてくれた。
素晴らしい人脈とファン層。
会場の中央席で、今か今かと待ちきれない表情で盛大に賑わっていました。

先月に引き続きシュガーレス・ファミリーのジョージさんもこの日、しっかりと専属カメラマンとして来場していたよ。
(午前中の駐車場にてマサは偶然にも真横で遭遇したものだからご挨拶させていただきました。
何度も、こういう場所で会うんだよね!!)
な、な、何とパープル・ブリンガーに間に合うように駆け付けてくれた
しっかりと写真と映像も撮ってくれた
YouTubeにもアップしていただきました
音楽はもちろんのこと、人生経験においても大先輩
「ジョージ」って本名なんだよ
改めて直接に確認させてもらいましたもん
生まれた時からロッカー然としていたんだなあ
羨ましい・・・・・
マサが最近、皮パンをやめてジーンズを履いていることを指摘されちゃった。
「スミマセン・・・中々気に入った皮パンが見つからないもので・・・」
でも最近は「ジーンズ姿もいいものだね」とニンマリされちゃった
・・・・ホッ・・・。
そのジョージさんは若々しく、いるグリーンのキャップ、真っ赤なTシャツとスパッツ姿でした。
胸には「ギブソン」のロゴが描かれている
このスタイルは見習わないとなあ・・・。(;^_^A
ライブレポートもその都度必ず愛読してくれているとのこと
長文がしんどいらしいけれどね・・・・(-_-;)

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)
サウンドチェックをとうに終えてセッティングは完了しているので十分に余裕があります。

はい、さてさて、皆さま、準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います。

司会進行役の斉藤さんが、会場後方テント内からワイヤレスマイクを手に声高らかにアナウンス
「一人も欠けることなく18年目を迎えました
記念すべき20周年まで早いものであと2年
盛大なる応援をよろしくお願いいたします
それでは毎度おなじみ、シュガーレスの皆さんです!
どうぞ!」
キッチンカーをアピールすることもしっかりと怠らないところはさすがだ!((´∀`))
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

パワフルなイントロに導かれていよいよ始まった。
タッキーが思いっきりのシャウトでタイトルコール!
史上空前永遠の大ヒット曲「ワインレッドの心」で華々しく幕開け。
おお!!
序盤から飛び出したのがこれかあ
開始の狼煙は情け容赦なき掟破りの波状攻撃で火を噴いた
開巻から惜しげもなく取り上げる金字塔
なんという自信のあらわれでしょう
秋田谷くんによる力強いハイハット・カウントから巧みなリムショットに連結する
千手観音のような手数王に目が釘付け
余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開するものだから一時たりとも気を抜けない

男気に満ち溢れる、骨太なジャパニーズ・ポップ・ビートが炸裂!

激しく火傷しそうなくらいに燃え盛るエナジーの虜

これは、4枚目のシングル。
不動の人気を決定的づけた燦然と輝き続ける代表作品だ。
1983年11月25日リリース。
週間オリコンチャート&ザ・トップテンでは堂々の初1位を記録!。
アルバム「安全地帯Ⅱ」に収録。
売り上げ枚数は71,4万枚。
シンガーソングライター玉置浩二の底力を見せつけられたようなアンセム。
作詞は盟友・井上陽水!
プロデュースとアレンジは大御所・星勝。
どれだけ多くの人々がこの曲に励まされ泣かされ嫉妬したことでしょうか・・・・。
大人の男女間に揺らめく危険な恋模様を芸術的に描きあげている。
これこそプロフェッショナル・ワールドの極致。
それまで何故だかヒットに恵まれていなかった安全地帯・・・・・
玉置浩二氏本人が「歌謡曲っぽくて売れそうな感じの曲」を目指して生み出したという曰く付きで大当たりの傑作。
さすがのシュガーレスも、この凄いターニング・ポイントだけは絶対に外すことは許されないね。((´∀`*))
これをやらなきゃあ、ステージを降りることは許されない。
怒られちゃうよん。
まあ、玉置浩二の曲ならば、どこに組み込んでも全く違和感はないけれども・・・・。
いかにも臨場感を煽るべく仕組まれたような設定の作りは申し分なしだ。
普段オフステージでは,おとなしくてにこやかなタッキーも、ステージでは、男の色香が匂い立つほどにダンディーなふるまい。
サビのパートでも遊び心も交えて、粋なくらいに決まっている。
シュガーレスもスピード感あふれる迫力のプレイで聞き手に極上の刺激を注入してくれたよ。
大手を振って皆で大合唱!


「ハイ!
シュガーレスです
こんにちは!!・・・・て、これでシーンとされたらいたたまれないよねえ‥‥(-_-;)
皆さんの前だと、ついつい力が入ってしまう。
大丈夫かな?
全然、大丈夫じゃない!!?
精神的にもつまらない話をしてしまうからへこんでしまうよ。
だって、このステージ広いんだもん。
もう年なのかなあ・・・・?」
間髪入れずに客席から・・・・
「可愛い!!」
「あはは・・・・(-_-;)」
すかさず会場のあちこちから
「タッキー!!」
「キョウコちゃ~~ん!!」と歓声が飛ぶ。
「・・・・夏の終わりのハーモニー」
イントロでちょっと事故ってやり直すのはご愛敬さ・・・・((´∀`))
セカンド・ナンバーにはもってこいだね。
多彩なる表情の珠玉なるゴージャス・バラードナンバーですよ。
一切遠慮ない号砲が豪快に解き放たれた
エナジー溢れるほどエレキギターによる斬新的でメロディアスな音色も、グイグイと圧倒的に迫ってくる。
これは井上陽水&安全地帯とのコラボレーション・シングル
1986年9月25日リリース
オリコンチャートでは最高ランキング6位を記録
季節柄いかにもライブ映えを想定してセレクションしたね
確信犯だ((´∀`))
1986年12月14日発売5枚目のオリジナル・アルバム「安全地帯V」に収録。
何というドラマティックで反則技ギリギリの隠し味。
これでバッチリと掴みはオーケー!
もうこれ一発で観客たちの度肝を一気に貫いた
エキサイティングな展開で脳天もスパーク状態。
この日のシュガーレスは、今まであまり取り上げなかった曲が目白押しだ。
果てしなく貪欲的なるキーボードやコーラス・ワークも充実しているもんね。
どんなに勢いある実験的でヘヴィーな曲調だろうと、ツボを心得たグッとくるフックとラインは決して失われない。
ミディアムのコード・ストロークも軽快なるタッキーに注目。
フィニッシュの担当も当然カリスマのタッキー。
情感豊かで憂いのある歌声が得も言われぬ感動を呼び起こす
美味しいところ、独り占め状態の心憎い奴さ

「今日はお忙しい中をこんなにもたくさんの皆さんに集まっていただきまして感謝しています」

3曲目は甘美に切ない「マスカレード」

1984年7月25日発表のヒット曲。

6枚目のシングル。

オリコンチャートでは最高ランキング59位を記録

同年5月1日発売のセカンド・オリジナル・アルバム「安全地帯Ⅱ」4曲目に収録。

イントロのエレキギターによるメロディも官能的にグイグイと迫ってくる。

さすがベテラン勢だけにエンジンも全開でフルスロットル。

ゴージャスな編成ゆえに、際立つサウンド・ヴァリエーションの彩も豊か。

ツイン・キーボードにコーラスも充実しているもんね。

全体を包み込むように奏でられるシンセサイザーの定番音色が心地よい。

この時、日差しがきつかったけど、会場内はとってもゴキゲンモードだ。

抑揚の付け方も絶品の音像を構築。

 ドラムもタイトなボトムラインでしっかりと牽引。

転調後も強引なまでにノリノリで引きずり込んでくるパフォーマンスは、なるほど勉強になります。

しっとりとした、お約束バラードもノスタルジックで出色の出来栄え。

レッドゾーンも振り切れ寸前。
漲る絶妙のエナジーも大量に放射。

「ありがとうございます((´∀`*))
ちょっと暑いですが、最後まで熱く盛り上がっていきましょう・・・・!!!
次にお贈りする曲は・・・・・熱視線」
ベストアルバム「I LOVE YOUからはじめよう~安全地帯~」に収録。
1985年1月25日に8枚目のシングルとしてリリース。
オリコンチャートでは最高ランキング2位を記録。
ハードなサウンドが琴線に触れるメロディ、シンプルな言葉が並ぶサビと聞きどころは満載。
タッキーは情熱的で繊細なボーカルで堂々と自己主張を誇る。
男のユーモアの範疇で女性心理を逆なでする唱法を歌わせたらタッキーはピカイチだ。
いやらしいくらいに狂おしく、なまめかしく迫るタッキー真骨頂のヴォーカルが思いっきり炸裂。
張りのある伸びやかなる喉は益々磨きがかかった感あり。
耳元で囁きかけるように・・・・。
(MCも同様だった!)
ここでも本来の持ち味であるシュガーレスのサウンドをじっくりと披露。
名曲というものは発表から何年経過しても遜色なく輝いているのですね。
ちっとも古臭さを感じさせません。
ミュート気味のギターとリム・ショットのドラムスが味わい深く響いてきます。
サスティーンが思い切りかけられたギターも効果を発揮していて印象的。
例の独特なシェイプのヘッドレスベースでサムピッキング。
中間部分ではフロントメンバー全員が両手を掲げて手拍子を要求。
更なる捻りを駆使してきた
ブレイクの連発でいやが上にも興奮を煽るという塩梅だ
エキサイトした観客が口笛をピーピーと吹き鳴らす。

ジョージさんが最前列のベストポジションにて激写を繰り広げている…と思っていたら、それに飽き足らずマサの元へとやってきたさ
「よくよく考えてみたら、自分がシュガーレスのライブ中に写っているのがないことに気づいたよ
手伝ってよ!」
お安い御用です
マサは即座にジョージさんと熱演を繰り広げているシュガーレスを縦から横からと一緒に写真へと収めた
浅草橋オールディズナイトに引き続き、少しはお役に立てたかな((´∀`))

ここで・・・・一息入れてのタッキーによるユニークなメンバー紹介
懇切丁寧に一人一人を指さしてのアナウンス
((´∀`))
ほっこりとした仲良しムードが伝わってくるシーン


「オンドラム、アキタヤエイジ!!」

ハイハットによる4カウント。

バスドラムが正確なテンポで踏み鳴らされる。

そこからリズムセクションの相棒でもあるベースがリズミックなるオクターブ奏法で被さり、フランジャー効果を施したギターから、お約束のラスト・ナンバーは「真夜中すぎの恋」へと雪崩込む。

1984年4月16日発売の安全地帯による5枚目スタンダード・シングル。

アルバム「安全地帯Ⅱ」に収録。

陽水&玉置浩二による共作。

なぜだかオリコンチャートでは20位なんだね、不思議だ。

名曲中の名曲なのに。

まあ、チャートなんて単なる目安なんだけど。

しかし、いつ聞いても、中々にオシャレな歌詞とアレンジだ。
タッキーは最前列中央に陣取る女性ファンを直々に指さして「美しくなれ~♪」
演出効果を狙う。
いつも以上に張り切って元気一杯のタッキー。
綺麗で広いステージだけに大張り切り。
ジャンプしたり、ドラムに駆け寄ったり、両手を高々と振り上げてみたり、両サイドの弦楽器プレイヤーと絡んでみたりと縦横無尽の活躍。
「見違えるほどに怒涛のステージングだ」とライブ後、タッキーに下手袖でコメントすると「やはりライブだからねえ」とまんざらでもないような不敵な笑みを浮かべてた。
ドラマーは、時にはセーブ気味に全体を盛り立てる典型的職人派

やっぱり、歌ものバンド・アンサンブルは、こうでなくっちゃあねえ。

ゴージャスな編成ゆえに、ヴァリエーションも豊か。

少し早めのビートで繰り広げられる重厚なコーラスとの掛け合いやギターも美しい。

それに呼応するかのように各メンバーが順々にソロを駆使してバトンを受け継いでいく。
声援も盛大にかかります・・・・・。
余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎにいつの間にか金縛り。
皆、汗飛び散らかしての、はじけまくり。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならではの醍醐味。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン
引っ張りに引っ張ったエンディングで、フィナーレを迎えた。
「さようなら~~!!」
バッチリとまとまりのある所を見せつけてくれましたよ。
天空高くCRACKERも華麗にはじけ飛んだ
「パンッ!!」
硬軟取り混ぜた巧妙なる安全地帯ショーに、誰もがやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。

エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
とってもいいなあ
ありがとうございました。
シュガーレスの皆さんでした!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします
プチ情報です
ドラムの秋田谷君は中学生の時、陸上の長距離ランナーを務めていて小樽チャンピオンに輝いていたのですよ
バスケットなどもこなすマルチなスポーツマン」
会場中から驚きの声が沸き上がったのは当然だ

完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
6人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

・・・・((´∀`))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」








VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(MIRAGE編)

2024-08-29 09:25:12 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!

11:35~12:00
「MIRAGE」

序盤戦には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、余裕と貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのベテラン勢の登場だ

さてさて、3バンド目は、札幌からのT-スクエアカバーバンドで5人組。
バンド名も偉大なるT-スクエアの「EL MIRAGE 」から命名。

それまでの流れをガラッと雰囲気変えてオール・インストウルメンタルバンド
(この日はこの手のタイプは2つ
まあ、どちらもメンバーはほとんど同じなのですがね((´∀`))
レッチリ、パープル、そしてスクエア、お次はボウイに安全地帯にストーンズ、ビートルズ、ジャンヌダルク、高中、AOR,ソウル、ラルク・・・・へと流れるお見事なる采配!!

こちらは正真正銘、正統派のJフュージョン・バンド。
ずっと以前からバンドの存在は知っていたんだけど、何故だか縁がなく中々見ることができなかったんだけど、最近は一気に対バンの機会を得てちょくちょく拝見させてもらっているよ。
実は何年も前からあちこちのイベントでSTAはこのバンドと対バンだったにも関わらず、土日開催ゆえに曜日違いですれ違ってばかりだったのだ。
でも一昨年の4月3日(日)ゴールドストーン「フレンズ・ライブ」で遂に生体験が叶った次第さ!!
といっても、ほとんどのメンバーは他のバンドで以前からの顔見知り。
(今回ご一緒するのは、ちょうど1年前の8月27日、日曜日ここ小樽は北運河サウンドエナジー以来だ)

この日も午前中での出演なんてもったいないくらいの、高水準なテクニックを披露してくれました
(この日の出演バンドはどこも上手かったけどね!)。

観客席からも、その火花散るテクニカルなプレイの連発に、感嘆の声が漏れ聞こえてくるほど。


こんな凄腕のバンドが、まだまだここ北海道には、うじゃうじゃといるのでしょ。

ひじょうに心強い限りだ。

眼前で繰り広げられた、すさまじいばかりの圧倒的なインプロヴィゼーション。
あまりにも印象が強烈だったので、今でもハッキリと脳裏に焼き付いております。

はい、超久しぶりに会った人もいて懐かしいなあ・・・。

メンバーの構成は・・・・・
アルトサックス&EWIに眼鏡のフミヤス君。
センター・フロントに陣取る
黒いTシャツにジーンズと白いスニーカー姿


ギターは眼鏡姿の石やん
先月までSTAでも弾きまくっていたスーパーテクニシャン
(フェンダーのストラトキャスター。
白いTシャツの胸には神々しくフェンダー・スパゲッティ・ロゴが輝く
ピックアップはこだわりのSSH。
渋いブルーのボディカラー。
ローズ指板。
ワイヤレスを使用。
黒いジーンズが渋い!)。

ベースはアミちゃん
(ジャズベースシェイプのFGNを使用。
青ボディカラーにメイプル指板5弦仕様。
石やんとお揃いのカラーは偶然ではないでしょうよ。
shirtも眩いほどの柄物で決めているところが心憎い。
バランスセンスがナイス!
サングラスと白いスニーカー&パンツ姿が爽やか過ぎる)。

売れっ子のドラムにアキちゃん(帽子とshirtは黒で自己主張!
誕生日が目前・・・・一足先に、おめでとう!)。
あちこちで引っ張りだこの超絶に人気者
麗しの奥様キヨミサンも愛犬(メス)と一緒に熱いエールを常に送り続けていたよ
この日に知ったんだけどパープル・ブリンガーのオカちゃんとは知り合いなんだとか
共に自宅スタジオを制作する際に見学をしたそうだ
愛犬のお世話をしているのがサーヤ&マオ夫妻という縁でのこと
びっくりしたよ((´∀`))

そしてキーボードは紅一点のハルちゃん。
椅子に座ってのプレイ・スタイル
清楚な衣装が、とってもチャーミングでお似合いさ。
あちこちから、いつでも引っ張りだこの彼女。
この日も愛器ローランド06とスタンド共に、かわいらしい白で統一。
これがとてもステージ映えしていた。

どうです!
エグイでしょう((´∀`))
皆さんも彼らのプレイは、絶対にどこかしらで見たことがあるはず。
そのぐらいにあちこちで、アグレッシブに活躍しているミュージシャンばかりです。
特にアミちゃんは
ミキミキちゃん率いるDEAR FRIENDS、40高中、マジックカプセル、AXIA・・・他にも膨大なプロジェクトに所属している男だ。
いつでもどこでも注目を浴びているのだ。
この日も相変わらずの超絶技巧なプレイを、クールにこなしまくっていたよ。
AXIAのも最近復帰したしね
そのバンド・リーダー、クル氏も応援に駆けつけていた
石やんも、才色兼備のモデル並みな女性シンガーをフューチャーしたバンドを率いて、近年はすこぶる気を吐いている。
人脈も豊富なナイスガイ・アキちゃんもジャンルの壁を軽く超越して、方々でスティックを振り回しながら叩きまくっているよん。
ハルちゃんについては、もはや野暮な説明なんて皆無。
数えきれないくらいに、多方面で対バンを組んできた仲です。

さてさて、長い前置きはそろそろ終わりにして、さっそくライブレポートに突入だ。
サウンドチェックも、ほどほどに済ませてのスタート!

時間はそうとうに巻きの状態だけに、リラックスモード全開さ。
ちなみにせっかくだから、以前のライブレポートも交えてお送りしたいと思います。
前回とは大幅にセットリストを変えてきたものでね。
したたかなるバンドめ。
一体全体、どれほどの引き出しを隠し持っているのやら。
不穏な天候なんて消し飛んじゃうほど、今の季節にピッタリな爽やかで軽快なショーを展開してくれましたよ。
とにもかくにも、それでは、よろしくね!!
人数の関係上、持ち時間は25分足らず・・・・。
きっかりと、濃厚なるひと時を披露してくれたよ。
とにもかくにも、緻密なる一体感が半端ないんだから。

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)

セッティングは完了しているので十分に余裕があります。
三輪くんとヒカルくんへ、メンバーがアイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け

賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした司会進行役も請け負う斎藤氏がステージの後方テント内からバンドを声高らかに紹介
((´∀`))

「お待たせしました!
小樽北運河サウンドエナジー最終日ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタです・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
熱中症にもご用心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
次に登場のバンドは7年前に結成されたそうです。
今日は3年連続4度目の出演。
全曲がT-SQUARE。
それでは心行くまでにお楽しみください
ミラージュの登場です!!」

遂に爆発する時が訪れた。
格別な音像をお届けしようじゃないか。
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
OK, COME ON BABY!!
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

MCはハルちゃんが兼任
で巧みにこなす
前もってアミちゃんから「軽妙洒脱なトークもお楽しみに。
よろしく!」と予告されていたんだけど、それ以上に癒しの語りにやられちゃったさ。
「マジックカプセル」でのコミカルな口調も、ユニークでお気に入りなんだけどね((´∀`*))
「こんにちは!ミラージュです。
炎天下の中をようこそいらっしゃいました!
青い空とお酒、最高です・・・・ハロー・グッバイ!」」
オープニングから、いきなり疾走感溢れる掟破りな嬉しき反則技を持ってきたもんだ
情け容赦なき波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げるとは、なんという自信のあらわれでしょう
誇らしげに余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開
実はこれ去年も取り上げていたね
1983年5月21日リリースの7作目アルバム「うち水にレインボウ」の1曲目に収録。
もちろん、あのザ・ビートルズ永遠の傑作。
アルト・サックスとEWIを曲ごとに持ち替えてバリエーションをグイグイと膨らませていく。
原曲のキャッチーなテイストを損なうことなく、でパワフルに大胆不敵なる改革を加えている。
これのラインって、ボウっとしていると全くと言っていいほどにカバーだと気づかないよ。
琴線を絶えず震わすシンプルでタイトかつストレートな陶酔のアレンジに痺れるよ。

しかしよくもまあ、これだけの入り組んだ構成を把握しているもんだ、とただただ感嘆していると、いつのまにか次の曲へとなだれ込んでいる。
間髪入れずに2曲目
早くもダメ押しの「オーメンズ・オブ・ラブ」で、とどめを刺す。
1985年6月21日にリリースした12インチ・シングル。
同年4月1日にリリースされた10作目アルバム「R・E・S・O・R・T 」の1曲目に収録。
ちょっと先ほどまでとは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。
最早オーディエンスのハートは鷲掴み状態だ
ミラージュ・ワールドへのいざないには大成功
既に金縛り状態の方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。
メンバー全員がグルービーなリズム・アクセントに合わせてピョンピョンと飛び跳ねる振り付けも新しい技
遊び心が込められていて微笑ましい光景
サウンド美意識への披露具合も絶妙だね。
長く愛される吹奏楽編成やエレクトーン向きの定番曲。
まるで吹奏楽のために制作されたと勘違いされちゃうのもうなずける。
そのくらいによくできたスケールのでっかい作品だ。
因みにこのタイトルは個人的に伝説のオカルト・ムービー「オーメン」とは無関係なんだよね・・・・999・・・・・(-_-;)

「ありがとうございます
改めましてミラージュです
1年ぶりのライブですが小樽の皆さん、お元気でしたか
今日という日を心待ちにしていました
小樽は美味しいものが豊富ですよね
それが毎年の楽しみ
今年は特に凄いから演奏終了後はそれらを食べながら帰りたいと思います」


3曲目はマニア垂涎の一発をこれでもかあという勢いで代表作品ぶちかまし
定番中の定番ともいえる「宝島」だ
不覚にも脳天直下の衝撃をくらった
1986年3月5日リリース11枚目のスタジオ・アルバム「S・P・O・R・T・S」・7曲目に収録
シングル・カットはなし
実験的要素がふんだんに盛り込まれている和泉氏の金字塔
もうここいら辺に達した時点でオーディエンスはノックアウトさ。
それにしても、なんという贅沢なるひと時であろうか。
皆、目が点。
タイトルやバンド名を知らなくても、メロディーは一緒に口ずさめるね。
それも無意識のうちに。
そのくらいに認知度が高いのだ。
フュージョン、ジャズファンはもとより幅広い若者世代の層から支持を受けた。
長年にわたり必ずTスクエアのステージで演奏されてきた。
それにしてもパーフェクトすぎるスリリングな妙。
アタック感も満点。
まさにジャパニーズ・フュージョンのお手本のようだ。
リズムセクション・アンサンブルの雰囲気もバッチリ!
一瞬でロマンティックなサウンドへと引き込まれてしまった。

捲くし立てるようにメドレーで・・・・「エクスプローラー」
1998年5月21日リリース23枚目のアルバム「グラヴィティー」8曲目に収録
(スケールの大きなコンセプト楽曲)。
須藤満・作曲。
イントロは須藤作品だけにかっこいいベースのフレーズが先導
息つく暇も与えてくれないんだからなあ((´∀`*))
追随してのハイハットによる歯切れのよい刻み
まったくもってしたたかで、憎い奴らだ。
相変わらず、細部にわたり凝りまくっています。
BGM用に聞いたりなんかしたら速攻で天罰がくだるぞ!!((´∀`*))
もはやジャズだの、フュージョンだのと狭い括りに例えるレベルのジャンルではない。
ヘヴィーなチョッパー・ベース、パーカッシブなドラミング、繊細なピッキングで追随するギター、あたたかな彩を添えるキーボード、貫禄十分に先導し続けるEWI。
追い打ちをかけるギターとアルトサックスによる絶妙のユニゾン・コンビネーションと共にドラムソロがスリリング過ぎる。
だって寸分の狂いもないんだからね
キーボードとギターによるバッキングワークも渋い光沢を放つ。
そして交互にバトンを受け渡しながら織りなすソロバトルは火花散るほどの職人技だ。
総まとめ役を担ったサックスが天空に突き刺ささるほどの嘶きでブローする
ここでも当然のことながら観客たちの視線は、旋風吹き荒れる彼らの一挙手一投足に釘付け。
そんじょそこいらにゴロゴロと転がっている中途半端でヤワなミュージシャンどもが束になって挑みかかってきても太刀打ちなんて不可能の領域。
大やけどをするのが関の山だからやめておいた方が身のためだぜ!

「それでは、早いものでもう最後の曲です。
次は私たちミラージュ小樽のテーマソング・・・・イッツ・マジック」
1981年11月1日リリースの5作目アルバム「マジック」に収録。
シングルのリリース日は同年10月21日。
カナダでも人気沸騰してシングルカットされたんだよ。
フィリピン生まれのジャズ・シンガー、マリーンのカヴァーは大ヒットしたね。
TOPの「トウルース」、そしてこちらの「マジック」が共にこの日の知名度としては断トツ。
締めくくりとしては申し分なき決定版。
記録を紐解くと・・・・ミラージュとしては私、2022年8月31日の小樽・北運河サウンドエナジーでこれを聞いたよ
あの日は豪雨が襲ってきてインパクトがあった
強烈な印象として脳裏に焼き付いている
はい、さてさてと、力強いスネアによる連打が炸裂。
そこから次々と覆いかぶさるように挑みかかってくる猛者たち。
レッドゾーン振り切れ寸前。
余力を振り絞っての熱演。
曲者ら全員が汗だくなんだけど、不敵な笑みは絶やさない。
あらら・・・・?
どこからか現れたおじさんがシャボン玉を次々と飛ばしてステージに彩を添えてくれる。
フワフワと漂う数多くの綺麗なシャボン玉を見ていると、童心に戻っってしまうね。
ラストにふさわしき全員が怒涛のせめぎ合い。
瞬き厳禁。
完全燃焼!
会場全体が一体となってのダンス大会。
お祭り騒ぎ。
ライブならではの醍醐味だね。
だからこそ、やめられないライブイベント出演。
満足感に満たされた表情で「ありがとうございました、ミラージュでした!!」
と大団円を告げる。

フィナーレを迎えたミラージュは、汗びっしょりで達成感に満たされて満足そう。
観客席のあちこちからは「凄い!!」の声が漏れ聞こえてきた。
それも致し方ないだろうね。
正直な感想なんだもん。
完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。


会場後方に陣取る司会進行役の斉藤さんも興奮したままでマイクを手にアナウンス。
「ありがとうございました。
ミラージュの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
5人も後のイベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ。
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています。
トンボたちもたくさん青空を飛んでいて、秋の気配は、もうすぐそこにまでやってきていますね。
皆さん、ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時をリラックスしながら満喫していってください!!


追記:
****この熱量そのままにお次も負けてはいられません。
さあ、また違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
ボウイのカバー・プロジェクトだもん!
これまた異色のバンドで参上しますよ!!
いってみよう!!****
・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」






VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(狼威 編)

2024-08-29 09:25:12 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方は相変わらず多少巻き気味
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「遥かなる影」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。

4、12:10~12:30
「狼威」
もう分ったでしょう。
BOOWYのコピーバンドだ。
サッポロから2年連続2回目の出演。
ちょうど1年前のこと
同じく小樽北運河サウンドエナジー(8月27日の日曜日)以来
つまりは先のミラージュとも対バンした日
もちろん私が見るのも今日で2回目。
でも驚いたことにドラマーの伊達くんとアキは知り合いなんだそうだ。
この後、ホットタイムで企画ライブイベントに私らが出演した際にも伊達くんは別のボウイ・カバーバンドで出演していた
そこから親交を温めている次第さ

はい!
さてさて皆さま
このバンドは活動歴が相当に長いらしく、当初は「老威」と名乗っていたそうだ。
よって現在は第四期なんだそう((´∀`*))
でも「狼」のほうが断然にかっこよくってロックっぽいから改名は大正解でしょう。

ビート系ボウイのコピーバンドはビジュアル系Xジャパン、ヘヴィメタル系ラウドネスに並ぶくらいに多いよね。
実際の話、私も今までに膨大な数を見てきた。
麗しきミサト姫を擁するBOΦWG、そしてUNNAMEDも含めてね。
今年の6月は厚別ふれあい広場のフレンズ・イベントにおいてブラック・リストや僕のグラフィティでも気を吐いているマオちゃん率いる「暴威」を見たばかり

さあ、久しぶりにこのバンドのお手並み拝見といこうか・・・・・
順調にタイムテーブルは進行中。

ステージ上に目をやるとメンバー全員がお揃いのグレーTshirtを着ている。
胸には白いバンドロゴが神々しく輝いている。
狼が吠えるかっこいいイラストにバンド名。
全員がブラックのファッションで統一

編成は本家と同じ4人組。

サングラス姿のボーカル・・・西くん。

ベースはゴールドボディカラーのジャズベースを使用・・・荒木くん。
メーカーはバッカスで、ローズネック。
彼は「老威」時代、ボーカルだったそうだ。
右腕には黒の大きなアームレストを装着

ギターはもちろん布袋モデルを使用・・・加納くん。
ブラックボディカラー。
テレキャスター・シェイプのローズネックだ。
コーラスも兼任。
因みに先に出演していた我々パープル・ブリンガーの熱演を食い入るように見入ってくれていた
その後、メンバー達に賞賛も贈ってくれたそうだ
素晴らしいミュージシャン・シップだね

サングラス装着のドラマーは人気のお笑いコンビ「サンドイッチマン」の伊達にそっくりだから皆に「伊達」と呼ばれているそうだ。
本当に似ているからビックリ。
本人かと間違っちゃうほど。
ちなみにアキは、そのまんま「サンドイッチマン」と呼んでいるそうだ((´∀`*))。
って、な、な、なんと、サンドイッチマンのそっくりさんとして実際にテレビ出演したとのこと!!!!。
これは事件だ・・・俺も偶然それを見たもんなあ・・・・((´∀`*))

オカちゃんはトップの
「とうがらしーず」ではレッチリ
「狼威」ではボウイと
どちらも青春ど真ん中のツボにはまるジャンルだけに逐一マサが曲のタイトルを聞いていた((´∀`))


長い前置きはそろそろ終わりにして、さっそくライブレポートに突入だ。
そろそろ極上の盛大なるロックンロール・ショーに突入しましょうか。
サウンドチェックも、ほどほどに済ませてのスタート!
男気溢れる骨太なビートに酔いしれてみるというのも一興。
人数の関係上、持ち時間は20分と短めなのが辛いけど、濃厚なるひと時は瞬き厳禁。
イカシタ5曲を一挙に疾走する意気込み(多分、去年よりも1曲多い!)。

時間はそうとうに巻きの状態だけに、リラックスモード全開さ。
せっかくだから、以前のライブレポートも交えてお送りしたいと思います。
前回とは大幅にセットリストを変えてきたものでね。
したたかなるバンドめ。
一体全体、どれほどの引き出しを隠し持っているのやら。
不穏な天候なんて消し飛んじゃうほど、今の季節にピッタリな爽やかで軽快なショーを展開してくれましたよ。
とにもかくにも、それでは、よろしくね!!
きっかりと、濃厚なるひと時を披露してくれたよ。
とにもかくにも、緻密なる一体感が半端ないんだから。

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)

セッティングは完了しているので十分に余裕があります。
三輪くんとヒカルくんへ、メンバーがアイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け

賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした司会進行役も請け負う斎藤氏がステージの後方テント内からバンドを声高らかに紹介
((´∀`))

「お待たせしました!
小樽北運河サウンドエナジー最終日ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタです・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません(前日にザ・パーティ―ズとしてラスト2連発のステージをこなしている(´∀`))
演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
熱中症にもご用心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
次に登場のバンドは今月11日(日)小樽・天狗山てっぺん音楽祭3にも出演3しました。
全曲をボウイで網羅。
それでは心行くまでにお楽しみください
狼威の登場です!!」

遂に爆発する時が訪れた。
格別な音像をお届けしようじゃないか。
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
OK, COME ON BABY!!
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

「こんにちは、ちょっとお時間をいただきます
俺たちはボウイと言う音楽のジャンルを後世のロッカーたちに残すために日夜頑張っています
最後まで盛り上がってもらいますよ!!」


オープニングは、お約束の定番
「・・・・・BAD FEELING!」
3枚目のオリジナル・アルバム「ボウイ」6曲目に収録
シングル・リリースは1985年8日22日(2枚目)
オリコン週間チャートでは最高ランキング46位を記録
おお!!
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げる
なんという自信のあらわれでしょう
誇らしげに余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開

男気に満ち溢れる、骨太なジャパニーズ・ロック・ビートの反則技が炸裂!

激しく火傷しそうなくらい燃え盛る熱いエナジーに、思わず会場から口笛が「ピューピューッ!」と吹き鳴らされます。

やや腰を落とし気味で斜に構えたギターの加納くんが、西氏のボーカルへさりげなく援護射撃を送る。

フレーズの一音一音に説得力を込めて弾きこむので、思わず身を乗り出してかぶりついちゃった。

それにしても勢いが止まらないボーカルの西氏。

筋肉質のガッシリとした体格からして見るからにメガトンヴォイスなんだろうなあ・・・と思わせちゃうほど。

カリスマ氷室京介の独特なる節回しや息使いまでメチャクチャ心憎いほどにそっくりなのでビックリ。

ワイルドなる声質・声量の佇まいで迫ってきます。

まるで西氏に、氷室京介が乗り移ったかのような錯覚に陥ってしまいそう。

琴線を絶えず震わすシンプルでタイトかつストレートな陶酔のアレンジに痺れるよ。
ちょっと先ほどまでとは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。
最早オーディエンスのハートは鷲掴み状態だ
狼威ワールドへのいざないには大成功
既に金縛り状態の方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。
メンバー全員がグルービーなリズム・アクセントに合わせての仁王立ち
遊び心が込められていて微笑ましい光景
サウンド美意識への披露具合も絶妙だね。

ちょうどバンド・ブームの頂点にて活躍していた暴威ことボウイの洗礼を、脳天から爪先に至るまで浴びた世代なのですね。

日本中が活気に包まれて、躍動していたい熱き時代。


間髪入れずにメドレーで2曲目「プラスティック・ボム」
豪放磊落に振り上げられたステイックで4カウントを打ち鳴らす。
なるほどなあ・・・・マニア泣かせなベスト・セレクションだ
オリコンチャートで1位に燦然と輝いた1987年9月5日リリース6枚目のオリジナルalbum「サイコパス」7曲目に収録。
シングル候補になったけれどもメンバーの意向により残念ながらカットされなかった
最もボウイらしい名曲と言われている
曲がシンプルで短いから、次から次へと目まぐるしく進行。
誰が何と言ってもキャッチーで口ずさみやすい良質の歌メロへ、絡みつくように響き渡る強烈なギターソロをセンターへ歩み出て弾きまくる。
歌とギターが相殺し合っていないところも驚愕。
お互いにリードするわけでもなく、昇華していく爆発的な様は印象的でスリリング。
若者たちの心の叫びを代弁するがごとく、まっすぐ一生懸命に所狭しと熱唱するポーカーフェイスのボーカリスト西くんがとっても素敵だ。
既に合唱がはじまった。
加納くんのリスペクトが思いっきり込められたスリリングなコーラス・ワークもそれに優しく寄り添う。
西くんは掛け合い後「サンキュー!ありがとう!!」
と御礼の言葉を投げかける。
決して派手さに溺れることもなく、地味ながらもしっかりとした進行も聞き逃せない。
コンパクトに仕上げられているけど、実はけっこう複雑だ
サビのメロディラインは、単純でないところが、したたかなる魅力。
改めて布袋って、カリスマ的天才だなあと認識した次第。
緻密に構築されている様に思わずニンマリ。
癖になりそうなリフのアレンジが、これまたナイス。
エキゾチックな雰囲気迸るが、ニューウエーヴ・エナジーは唯一無二の存在。
ハイテンポでスピード漲るアタック感と、哀愁に満ち満ちたエモーショナルなポップ・ソング。
艶やかで攻撃的な歌詞のメッセージ性や物語性も無視できないよ。
一見強面な西くんの氷室なりきり度がヒートアップ。
氷室が憑依したかのようさ
エンジン全力噴射。
(スーパージェッター風にコメントさせていただきましたさ(;^_^A)
充実っぷりをフルに発揮。

それにしても氷室京介、耳の不調による引退宣言にはビックリ。
完治して再びステージに復帰してほしい、というのはファン達の正直な気持ち。

「手短にいくぜい!・・・・B・BLUE!!」
3曲目
1986年9月29日4枚目のシングルとしてリリース。
オリコン週間チャートでは最高ランキングで7位を記録。
5枚目のalbum「ビート・エモーション」1曲目に収録。
軽快且つドラマティックなビートで極めた代表作品。
いきなりのオシャレなナンバー!
さすが、わかってらっしゃる。
痒いところに手の届く采配で網羅
エキサイティングなイントロで一気にイッチャッタ。
のっけから、ヘヴィーすぎるほどに力強いドラムサウンドが鳴り響く。
もうこれだけで観客たちの度肝を貫いた
たまりませんなあ

単純明快なようでいて、微妙に小技の効いた難攻不落なるニュアンス。
布袋寅泰の弾く、あまりにも有名でドライブする特徴的なリフは、ギター小僧達がこぞって真似したはず。
垂涎の的。
伊達くんはスティックを頭上高くに振りかざしてクルクル回す。
これってなんまらとテクニカル!
千手観音のごとき圧倒的な手数王。
ドラムセットが破壊されちゃうんじゃあないかと、時折心配になってきた。

そこから圧巻のギター・ソロへ

本家の松井は常にダウンピッキングの鬼と化すのだけど、ここではあえて珍しくもオルタネイト奏法に徹している。
一人一人の役割分担が責任重大。
荒木くんはポーカーフェイスを気取ってアクション全開のポージング。
このバンドのメンバー達は、多方面においてフリーランスで我がロック道を行く生きざま。
・・・彼らの実力と人柄ならば、引く手もあまただろう・・・ねえ。
よほどの実力者でなければ到底できない離れ業。


メンバーへの熱烈なるラブコールがあちこちから飛び交う。
まあ、それも致し方ないよなあ・・・・。(;^_^A

「WOW・・・・やってやったぞ!!
盛り上がっていますか!?
じゃあ、あれを聞いてください・・・・・いい曲ですよ!
誰でも知っているよね」

お約束の定番「マリオネット」
このタイトルを告げた瞬間に、会場全体からドスの籠った声が沸き上がった。「OOOHHH~~!」
してやったりだね。
ブレイクへと繋がる転機にもなった金字塔。
6枚目のラスト・オリジナル・アルバム「サイコパス」に収録。
1987年月22日リリースの6枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高1位を記録!!
記念すべきビッグヒット。
シンプル・イズ・ベストを地で行く代表作だね。
後のビジュアル系に先駆けた世界観や、J-ROCKを確立したサウンドを特徴としている。
現在のミュージックシーンにも多大なる影響を与え続けている。
コーラスに引き続き、コール&レスポンスも盛大に!
「オールライト!」
こちらサイドの気持ちまでをも奮い立たせてくれる。
遺憾なく発揮された、ノリノリなオーディエンスの貢献度も特筆すべき点。
常に前面へとフューチャーされた、西くんの漂うカリスマ性に目が釘付け。
やっぱり、ここはアグレッシブにいかなきゃあ男ではないよね。
両サイド・メンバーらとの絡みも、言葉を失うほどに、はっちゃけまくっているよ。
スケールの大きさ、独特な個性、神秘性、光り輝く言語センスと、申し分なし。
時折覗かせるクールな表情の美学も見逃せない。
狼威のメンバー全員が、もう内心は楽しくって仕方がないというような表情で活き活きとしている。
でも硬派でニヒルなイメージは、虎視眈々と常に崩さないのだ。
これこそバンド究極の理想と醍醐味だよね。
羨ましいくらいさ。
そんなことは誰でもわかっちゃあいるんだけど難しくって、なかなかに手強い。
なんたって、エゴの塊と個性的な奴らが一堂に会して音楽を創造するわけですからね。
この、圧倒的なる刺激的支配力はどうだ!?
さすが札幌界隈ではツワモノ集団と謳われるバンドだけはある。
そろそろ肩の力も抜けてきてきたかな。
びっしょりと汗もかいてきたご様子。

声援が鳴りやまないよ!
「ありがとう!」
もうこれで泣いても笑っても終局と知ってか、レッドゾーンは振り切れっぱなし。
脳天ヒューズはとっくにスパークしちゃったさ。
「よし、次で最後なんです・・・・
夢見て帰りましょう!!・・・・ドリーミン!!!」
このライブのハイライトが訪れた。
ここでも伊達君が思いっきり気合を込めて迫力満点なスティックカウントの号砲を放つ
「1・2・3・4!!」
1985年6月21日リリースの3枚目オリジナル・アルバム「BOOWY(オリコン週間チャートでは最高ランキング48位を記録)」に収録。
この曲プロデュースは佐久間正英氏。
終曲に雪崩込みだあ。
アップなアンサンブルが理屈抜きにノリノリでご機嫌さ。
伊達くんは歌詞を口づさみながらのドラミングで余裕しゃくしゃくの構え。
巧妙なステイック捌きから重戦車並みなドラムスが、これでもかあというほどに轟き渡る。
しっかりとついてきてください。
火傷しないようにご用心を
この曲は「暴威」初期のライブで、よく演奏していたそうだ。
じわじわと沁みてくる歯切れのよいミディアムなパワー・チューン。
アコースティックっぽい温かみを導入したギターも、若々しくって清々しいくらいに気持ちよい。
ホップステップジャンプで迫りまくる!
何度も客席を指差しながら、身をよじりながら魂の咆哮を淡々と繰り広げる西くん。
ギタリスト加納くんのトリッキーなフィンガリングがひたすらに光沢を放つ。
ピョンピョンとはじけまくり。
はっきりといいましょう。
全体に上手すぎる!
これ本人達にも直接ライブ後に伝えた。
伊達君にもコメントを述べたらニコッと微笑みながら首を縦に振った。
メンバー間のフォーメーションもスムーズで、コンビネーションも曲中に自然と溶け込んでいる。
メンバー全員の熱演で、ひしひしと感動が伝わってきちゃった。
余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎ。
汗飛び散らかしての、はじけまくり。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならでは。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン!!
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディング。
硬軟取り混ぜた巧妙ギグに、誰もが目いっぱいやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。
後のバンド達にプレッシャーがのしかかってくるよ。
恐るべし、北海道の奥深きミュージック・シーンよ。
ロックンローラー狼威が、ここでもド派手にぶちかましてくれた。
なるほど、あまりにも憎い男たちだねえ。
ドンドンとマイペースで場数をこなしていきながらで、今後の成長がとっても楽しみだ。
なあんていうことを考えていたら、あっという間に終わってしまったさあ。
爆音渦巻く中で無事にフィナーレを迎えることとなりました。
気持良い疲労感に包まれたメンバー4人はとっても満足そう。
心行くまでの完全燃焼!!

これでライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
「ありがとうございました。
まだまだ先は長いけど、皆さん、最後まで楽しんでいってくださいね」


****
エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
狼威の皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
とってもいいなあ!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」

ステージを降りた後のビールは格別でしょう。
一生懸命に頑張った甲斐があったというもの。
それでは次のバンドの準備が整うまで、少々お待ちください!!****


真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
4人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場中に流れるムーディーなBGMは
スタイル・カウンシルで
「マイ・エヴァー・チェンジング・ムーズ」
これ大好きなんだよ!!💛








VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(PURPLE BRINGER編)

2024-08-27 23:48:23 | Live Set List

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!

序盤戦には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、余裕と貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのベテラン勢の登場だ

2,11:00~11:25
セカンドアクトは・・・・・PURPLE BRINGER
札幌から2年連続2回目の参加


先月20日札幌ススキノ・ライブハウスのメッカ「ホットタイム~LIVE LIVE LIVE」での圧倒的な迫力プレイをそのまま維持して乗り込んできましたよ


バンドからメッセージが届いています
「結成3年目
あのディープ・パープルを忠実に再現します
エキサイティングなパフォーマンスで残暑&雨天をも一瞬で吹き飛ばす勢いで臨みます
メンバー一同燃えております
ヘヴィーサウンドをご堪能ください
それではよろしく!」

はい!
さてさて、皆さま
改めまして早くも2番手に控えしは、満を持しての登場!
全16バンドだから、まだまだ、この日の出演バンドでは午前に位置している。
でも、ポジションとしては申し分なし。
最もおいしい時間帯。
ある意味では最大の目玉!!((´∀`*))。
ブリティッシュ様式美ハードロックの元祖を、徹頭徹尾に追求するべく2度目の会場入りです。
札幌から豪快に殴り込み。
しかも、思いっきり濃厚なサウンドでね。
なんといっても、この日の中では1番やかましいバンド。
というか、小樽市北運河サウンド・エナジー史上初だと思うよ!!
巷ではここ最近になって、話題沸騰、注目の的・・・・ディープ・パープルのカヴァーバンド。
それも、ただ単なるコピーに終始せず、細部にわたって拘り抜いた超うるさ型マニアの涙腺崩壊するほどの極致をいくことをお約束。
ミーテイング時に「基本はスタジオのオリジナルテイク。
でも、ここはメイド・イン・ジャパン・バージョンで。
あそこはメイド・イン・ヨーロッパ。
こちらはカリフォルニア・ジャム。
そして、意外性を狙って、ここはホワイト・スネイクのバージョンで!!」などと長々話し合うのだ。


ここからは、ザッとヒストリーを述べていこう・・・・。
キッカケは、3年前の秋にさかのぼる。
STAメンバーのアッキーが「パープルを本格的にやりたい。
誰かいいメンバーいないかなあ・・・?」とマサに相談。
マサも若い時は、ずっとこの手合いをたしなんでいたからお手のモノさ。
でもハードロック系は散々やりつくしたから、シカゴを中心としたブラスロックのSTAに専念するべく、近年は封印していた。
しかし、悲しい性なのか・・・・やはり以前からの血が騒ぎだしてきて、アッキーの一言をキッカケに、さっそくメンバー探しの構想をとんとん拍子に練りはじめる。
まずはアッキー率いる「マ・シェリ」絡みで、オカちゃんが浮上。
YOU TUBEでの「レイジー」完コピを見たマサは、一目惚れして感動。
イアン・ぺイスを崇拝するというオカちゃんは、即座に加入が決定。
最初から、強力無比なるリズムセクションの誕生だ。
それと同時進行して、マサは度重なる対バンのボーカルがずっと気になっていた。
度々対バンをしていた、ラルク・アン・シェルのコピーバンド「ショックス」
そこに在籍する、ハイトーン・シャウターの「トミー」だ。
彼は他にもTMネットワークのリードシンガーをつとめてもいた
(アッキーともそこで共演。
マサもアッキーも、そのことはつい最近になって知った!!)。
その後、ヒコちゃん、GUS君、アライ氏らと組んだ、紫のコピーバンド「蝦夷紫」を見て、更にぶっ飛んだ。
な、な、なんじゃこりゃあ!!??(松田優作風((´∀`*))
ひょっとして、このジャンルも相当に好きなんだ!!
しかも、ご丁寧に「ハイウエイ・スター」までをも熱唱!
これは、絶対的に無視ができん。
また対バンをする機会があったから声かけする予定が、コロナ禍にてそのライブイベント自体は中止。
それでも秋に再度、「小樽ゴールド・ストーン」にて再会する機会を得た。
STAとショックスがステージを入れ替わる舞台袖にて、マサがトミーに「ディープ・パープルのコピーバンドやらないかい!!??」と声掛け。
「いいですねえ。
デヴィッド・カヴァーディルが、大好きなんですよ!!」と意気投合でニンマリ。

徐々に、布陣は固まってきた。
ギタリストも決定。
曲目も決めて、初のスタジオ入り。
ところがコロナ騒動、スケジュール調整の難航、更には記録的な大雪で中々活動がはかどらない。
そうこうしているうちに、春の訪れ。
サウンドもいい雰囲気にまとまってきた。
そろそろライブに飢えてきたメンバー達。
そこで、新しいエッセンスを導入するべく、ギタリストを入れ替える。
ここでギター・ヒーローのシンちゃんが堂々と現れた!
彼はオカちゃんとポルノ・グラフィテイのコピーバンド「僕のグラフィティー」として活動中の仲 
(マオちゃんがリーダー&ボーカルを担当)。
テクニックはもとより、愉快痛快な楽しい男だ。
(驚いたことに、ガールやL・A GUNSのシンガーでもあるフィリップ・ルイスが、サッポロにやってきた際、バックでアコースティック・ギターをつとめたという申し分なき猛者。
2人編成でジミヘンなども披露したんだそう。
凄いなあ)
シンちゃん、パープルは若い時以来プレイしていないらしいんだけど、指はしっかりと覚えていた。
(本来は味わい深きアメリカンロック派!)
更には、凄腕料理人の顔も持つ。
本当にめっちゃくっちゃ美味しんだから!!((´∀`))
メンバー達はしょっちゅう、その腕前に舌鼓を打っている。
この瞬間に、記念すべき第2期の幕開けだ。
ひじょうにマニアックすぎるほどのパープル・フリークが、ごく短期間で5人結集するなんて奇跡的。
そこからは、とんとん拍子に進行。
スケジュールをドンドンと練り上げてゆく。
シンちゃんの素晴らしすぎるプライヴェート・スタジオで、汗水流してリハーサルを繰り返す。
時には大型スクリーンに映し出される、ご本家のライブ映像を鑑賞しながら、豪華なる焼き肉パーティーなども開催したりしてね。


もう我慢できなくなった頃合いを見計らっての、初ライブが遂に決定!!
それが一昨年の6月19日「スターライト」さ。
目標ができたら、俄然燃え上がったね。
セットリスト、時間の計測、MC箇所やイメージ・トレーニング。
録音、録画にも勤しむ。
何事にも、研究熱心な連中だからね。
詳細の確立や修正を経て、ゲネプロに見事たどり着く。
フェイスブックにてのアピールも忘れずにね。
アッキー曰く「鉄は熱いうちに打て」
あまりにもベタだけど・・・・((´∀`*))
一致団結、盛り上がってきたよ。


バンド命名にも、色々な意見が飛び交った。
残念ながら8月のライブは諸事情により流れたけど、9月&11月のライブも大成功。
予備の曲なんかも、ドンドンと用意したよ。
9月なんて無謀にも、前日に急遽出演が決定してのぶっつけ本番だった
(初のキューブガーデン)。
11月も初の「ソリッド」、翌月も同場所へ!
つまり、2か月続けてのソリッド出演と相成った。
よって、感覚的には馴れ親しんだ感があり、ひじょうに有利だった。
スタッフの方々も、しっかりと覚えてくれていたしね。
この時もズッと持ち時間が30分と思い込んでいたら、オカちゃんの指摘で45分と判明。
5日前にセットリストを組みなおして2曲を追加、メンバー紹介、ライブの告知やらあちこち時間を調整してバッチリとまとめ上げた。
結果、持ち曲を全てつぎ込んで、極上のパフォーマンスを繰り広げた。
火事場のバカ力を、いかんなくフルに発揮するバンドなのですよん((´∀`*))
2022年の締め括りは盛大に終えた。
で、2023年一発目が先述のとおりゴールドストーン初参戦。
こいつは序盤から縁起がいい。
しかもジョン・アッキー・ロードの主催だしね。
これも何かの縁さ。
で、噂と言うものは恐ろしいものでパープル・ブリンガーという存在がアッという間に拡散。
予想していた以上に次々とライブのオファーが届いて嬉しい悲鳴状態。
調子にのって受け入れていたら、3週連続のライブとなったのだ。
これって快挙。


ところが、年明け早々、ボーカルのトミーがラルクアンシェルのコピーバンド「ショックス」に専念したいとのことで、新たなシンガーを探すことになった。
そこは迅速に対処するマサ。
バンド仲間でもあるセッキー&ミキミキ率いるイングヴェイ・マルムスティーンのコピーバンド「.J」のシンガーに白羽の矢を当てる。
セッキー、ミキミキも、とても協力的で、即座にそこのシンガー「リョゴ」の加入が決定。
期間わずか数日でのこと。
正月は、これもひじょうに盛り上がった。
早速、第3期パープル・ブリンガー誕生の瞬間!
で、スケジュールの件を打ち合わせると、リョゴはディープ・パープルはお手のものとのことで、今までにもライブで歌ったこと数知れず。
よって、トミーで決定していたライブは、全てリョゴに引き継いでもらうことになった。
トミーはデヴィッド・カバーディルを崇拝していたけど、リョゴは生粋のグレン・ヒューズ・フリーク。


実は現在も難易度の滅茶苦茶高いクールなパープルナンバーに取り組み中
乞うご期待


ライブ会場でも長身の2人は延々と仲良く横に並んで、ロック&バンド&パープル談義に花を咲かせていました。
すでにPBファミリー化の図式が確立されつつあるね。


前置きが大変長くなっってしまったけど、徐々に神秘のベールを脱ぐ時が訪れた。
この19発目ライブを、今か今かと、待ち焦がれていた人達の多いことよ。
見逃した人は、孫の代まで後悔するよん。
以前に見た人達は、あの感動を再びだ。
(この日もディッキー、ジョージさん、秋山くん、アベさんらがパープル・ブリンガー列伝に心酔していることが判明した次第!)
しつこいようだけれど、何度でも繰り返すよ。
ありそうで中々いなかった、ディープ・パープルのコピー・バンド。
永遠に光り輝く憧れのアイコンだ。
皆さん、ご一緒にアドレナリンを噴出しまくりましょう!!
正に今がその時!!!


改めてメンバーの紹介をば・・・・。
グレン・リョゴ・ヒューズ
(VO。
シュアーSM58マイクを持参。
メンバー中一番ロッカー然としたスリムで長身のルックス。
全身を真っ黒に装備したワイルドなファッションは、初期ホワスネのカーバーディルみたい)
他にも、モトリ―クルーのカバーバンド「ロウ・トラックス」として活動中。
絶対にアングラのカバーバンドも結成したい、という壮大なる夢を描いてもいる。
常に大股開きで構えアグレッシブにシャウトをぶちかますスタイルを誇示
ストレート型マイク・スタンドを常に使用するという拘り具合


イアン・オカチャン・ペイス
(DR。
毎回ユニフォームとして、ディープパープルのマシンヘッドとプリントされた黒Tシャツを着こんだ姿が神々しい)
一番若いんだけど皆からの信頼度は絶大の頼れる男なのだ
パワフルな手数王の如きドラミングは神の領域に達した感あり
リズム感も超絶に正確
フィルのセンスもお手本になるほど抜群の光沢を放つ


ジョン・アッキー・ロード
(KB&CHO。
真っ赤な名器KORG NORDを最近は導入。
ここから飛び出すハモンドの音が、たまらないくらいに臨場感満点でグッときちゃうよん。
これ、彼女の自宅に長い間眠っていたんだけど、ひょんなキッカケでめでたく復活を遂げ活躍してくれた運命の1台)
男顔負けな超絶技巧派とは彼女の事
いつも笑みを絶やさないけれども、いざとなった時の真剣な表情はキーボードの魔術師そのもの
この日は初披露の黒いトムとジェリーのTシャツ、そして目にも鮮やかすぎるショッキングピンクのテンガロンハットでバッチリ決めて張り切っていた
ジャンプしたはずみで帽子は前にズレ落ちたけれどね(-_-;)
ちょっと詰めが甘いところが残念無念・・・・((´∀`))


派手な姿のグレン・マサ・グローヴァー
炎とドラゴンのシャツ姿
サングラスとテンガロンハットにウエスタンブーツはお馴染みのスタイル
最近はクィーンのドッグタグも加わった
(B&CHO。
キルテッドメイプルのオイル仕上げスペクターを長年にわたり使用。
ワイヤレスも2機使用。
コーラスワークにヘッドセットマイクのシュアー&ベースは最近購入した名器ボス
これシンちゃんとのお揃い)


そして、
リッチー・シンちゃんブラックモア
(G。
備え付けの赤いツイード・フェンダー・アンプを使用。
特注のシンライン・ストラトキャスターでプレイ。
3トーン・サンバーストのボディカラーにメイプル指板。
リヴァース・ラージ・ヘッド!!
エフェクターボードは最近入手したツアー仕様のごっつい代物。
電源&ケーブル類を大金かけ新調して気分も一気にリフレッシュだ)
対バンとも早速ギター談義に花が咲いていた

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)

炎天下のステージ上には、メンバー5人がふてぶてしく仁王立ちというアンバイ

もうこれはライブレポートの域を超越しているね。
文字による実況中継のはじまりだ。

PURPLE BRINGERはライブの度に、あちこち捻りや新たなアイディアを加えている。
ダラダラと惰性に任せて、ライブの垂れ流しは決してしない。
新鮮な息吹が漲る実験も加味。

名刺交換代わりとばかり、事前に決めておいたサウンドチェック用の曲で各自は調整。
シンちゃんは例の曲のエンディングをなぞる。
バンド仲間たちに、シンバル・スタンド類の運搬やセッティングを手伝ってもらったオカちゃんは、試しにスティックで連打。
オーディエンスは来たるその時を、息ひそめての注視。
「ちょっとウォーミング・アップさせてください」とマサ。
小手調べとばかりに「ブラックナイト」のサワリをサラッと披露。
まずまずの仕上がりだ。
オカちゃんが演奏を止めて随時、スタッフらと綿密なる詰めを図る。
各楽器の音出し調整を経て、マイクチェック、音量バランス、機材やモニターの返り、オープニングのタイミングを確かめる。
これ大事な事さ。
よし、申し分なし。
セッティングは完了しているので十分に余裕があります。
三輪くんとヒカルくんへ、マサがアイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け



(彼もこのバンドのライブを密かに楽しみにしていた)
賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした司会進行役も請け負う斎藤氏がステージの後方テント内からバンドを声高らかに紹介
((´∀`))
(事前にマサから受け取っていたメッセージ文を読み上げ)

「お待たせしました!
小樽北運河サウンドエナジー最終日ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタです・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
熱中症にもご用心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
それでは心行くまでにお楽しみください
パープル・ブリンガー!!」

遂に爆発する時が訪れた。
格別な音像をお届けしようじゃないか。
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
OK, COME ON BABY!!
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)


BGMが徐々に小さくなる。
メンバー同士が合図を送りあって・・・・
オカちゃんの爆音フィルを目印に、マサ&アッキーはジャンプ一閃。
Dのキーで全員一丸となっての覚醒。
リョゴが静寂の頃合いを見計らって「ロックンロール!!!」
マサには、まるでグレン・ヒューズが憑依したかのよう。
シンちゃんが普及のリッチー節搭載のリフを掲げる。
指の調子があまり芳しくなかったようだけど、そんなこと微塵も感じさせないほどの熱演ぶり。
「BURN」
(邦題は紫の炎・・・って、今更こんな解説は野暮ってなあもんだね。
でも一応ね・・・。
1974年発表、日本でも大ヒットしたヘヴィーメタルの代名詞)
今この時、波状攻撃の狼煙がぶち上げられた。
王道を貫き通すセットリストの一発目には、申し分なき一撃。
脳天直下で一同が騒然としている。
テイクは「メイド・イン・ヨーロッパ」
アッキーは念願が叶い、嬉しくて仕方ないご様子。
マサはイントロから中高生時代へと一気にタイム・スリップ。
オカちゃんは、ぶっ飛びまくりのハイテンション・マックス。
素早き華麗なるタム回しや、ブレイクのタイミングは、お見事の一語に尽きる。
リョゴも、感無量のことだろう。
だからなのか、思いのたけを込めていつも以上に吠えまくる。
魂の咆哮とはこのこと。
ヒステリック過ぎるほどのハイトーンが、天空にまで突き抜けるほど。
メンバー達は、彼にいつも敬意を表している。
今までにもそれぞれにパープル経験はあっても、反則技で女性シンガーだったらしい。
普通の男性シンガーでは難しいからねえ。
それをいともあっさりとこなしちゃうんだから驚愕だ。
シンちゃんのギターソロはギター小僧達、垂涎のラインが飛び出してくるから憧れちゃうね。
アッキーは、指先から次々と過激かつ気品溢れるフレーズを、これでもかあというほどに紡ぎ出す。
華麗なる鍵盤さばき。
女性版ジョン・ロード(このご時世に、こういう発言は問題ありか!?)
突き刺さる大胆なグリッサンドも見ごたえあるド迫力
(多発する指先の擦り傷は名誉の負傷扱い)。
シンちゃんとの火花散りまくりなユニゾンパートも、正確無比でバッチリだ。
間奏部の「GmーCmーFーB♭ーE♭ーCmーD7」コード進行は、バッハの楽曲から引用。
それにしても、素早いパッセージは痺れるなあ。
あらゆる遊び心と、アドリブを絡めることも忘れてはいない。
ギターソロ直後にブレイクしてギターとハイハットの刻みに追随して、フロントの3人も大きくコブシを振り上げる!!
マサも咄嗟にアッキーのコーラス用マイク・スタンドに掛けてあった蛇柄ストールを目一杯に振り回す。
アッキーも負けじと、左人差し指を頭上高くに掲げて、コール&レスポンスの要求。
これらのシーンは「ホワイトスネイク」を参考にした。
とにもかくにも、オープニングナンバーから良い意味でレッドゾーンを振り切っている。
マサとアッキーは、コーラスワークもひたすらに頑張ったよ。
何度も前方に駆け出して、左足をモニターに載せ、仰け反るマサとリョゴ。
リョゴはブームではなく、こだわりのストレート・マイク・スタンドを使用。
それをありとあらゆる角度に動かし、豪快なる雄叫び。
まるで体の一部のように器用に操る。
アッキーは、トレードマークの満面スマイルポーズで、カメラマンたちにシャッターチャンスを与えるサービスぶり。
圧倒された観客は、金縛り状態で息を飲む。
その空気感がステージ上にまで、ビンビンと伝わってくる。
顔なじみの連中は「マサさんはSTA以外にプレイする姿を見たことがなかったから、ビックリで新鮮だったよ」とのこと。
そうさあ、15年ほどSTA以外ではほとんど、まともなバンド活動をしていなかったからねえ。
それも致し方なし。
これで、ルーツの一部が垣間見えたかな。
マサは所狭しと前後に動き回って、ホップステップ・アクションの連続。
オカちゃんのところに何度も向かって行き、走り寄ったかと思えば、バスドラへ片足をのせて猛アピール。
シンちゃんとも目を合わせて、お互いに不敵な笑みを浮かべる。
リョゴとも背中合わせでがっぷり四つに組む。
このアグレッシブなフォーメーションが快感だ。


ホワイトスネイク怒涛のメドレー風「嵐の使者」
これ、一昨年11月には時間がたっぷりとあったので、フル・バージョン・プレイしたんだけど、この日はエディット挿入。
バーンのキーボード・ソロ後に披露。
この曲は1974年リリース、第3期セカンド・アルバムのtitleでもある。
イギリスでは最高チャート6位を記録。
リッチー在籍時、最後の曰く付きな1枚だ。
当時は賛否分かれたけど、マサはすこぶるとお気に入り。
特にこの曲なんて、申し分なき完成度を誇っている。
随所にパープル節の真骨頂が満載なのはさすが。
ずっしりとしたウネリまくりの重量感と、構築美が誇らしいよ。


そこから再びBURNへ戻るという、心憎い展開を繰り広げる。


この辺にたどり着いた時点で、会場中は異様な雰囲気に包まれている。
今更ながらも「パープル・ブリンガー・ワールドへようこそ!」状態だ。


今回も魔物はチラホラと顔を見せていた。
・・・・・・・・まあそれらも、ご愛敬程度かな。
全く深刻な事故にはならず、笑い話にしちゃうところが、したたかすぎる軍団。


エンディングを迎えたところで万雷の拍手が沸き起こる。
皆、エキサイトしているねえ。


間髪入れず、アッキーによる荘厳なるハモンド・オルガンの響き。
彼女がいうには「お祈りのコーナー」らしい。
これは絶対に無視のできない、クラシカルで神聖なるひと時。
どれも曲が長いから組み立てに苦慮した。
でも最大に美味しいところは残して披露。
黄金の第2期と第3期で攻める所存。
一切の妥協を排した研究成果が、花開いた瞬間だね。
****対バンの友人達がマサに「戦慄が走ったよ。パーフェクト!」とメッセージをくれた。
対バンたちも「カッコ良かったよ」とお褒めの言葉を投げかけてくれた。****


緊張感が絶頂に達した頃合いを見計らっての、オカちゃんハイハット打ちによる巧みなるカウント。
「SPEEDKING」
(1969年に書かれ、1970年6月に発表されたアルバム「イン・ロック」の冒頭に収録。
シングルカットもされた。
日本はアルバムのみ。
パープルの潮流を生み出した重要なる曲の一つで、のちのスピードメタルやスラッシュメタルのスタイルを形成した貴重なる曲と考えられる。
これって実は,リッチーが敬愛するジミヘン「ファイア」へのオマージュなのは有名。
KNEEL&PRAYが当初のタイトルだった。
歌詞はイアン・ギランが初めて書いたもの。
多くのオールディズ人気曲から断片的に拝借して繋ぎあわせた)
ビートにのって,ヘッドバンギングの応酬。
マサは右腕を激しくグルグルと振り回してみせる。
腰をグッと落として、観客を睨みつけてのピッキング。
極上なるハードロック・シーンは情け容赦なく続く。
しかし、まあ果てしなきメガトン級の采配だなあ。
やっている本人たちが言うんだから、これは間違いない。
聞かせどころは中間部でのキーボード&ギターによる、壮絶なソロバトルに尽きる。
(この部分は、かなり話し合ったらしい)
真剣勝負を挑み合う、ストイックなご両人。
丁々発止な雪崩込み。
陰と陽、強弱のしのぎを削り合う頂上決戦。
リョゴは一歩下がって、片膝をついている。
マサはアンプの前に膝まづいて、虎視眈眈と状況を見つめる。
導入部では押さえ気味にバトンを受け継ぐ。
シンちゃんは、自由自在元気一杯、伸びやかに弾きまくる。
滑らかに指板を駆け巡る姿は、惚れ惚れするほど。
普段のアキはチャーミングなレディ、シンちゃんは温厚で冗談好きな男なんだけど、いざ演奏ともなると阿吽の呼吸で面構えが近寄りがたいほどストイックな別人格に豹変するのだ。
シンちゃんが慎重に大きくうなずく。
オカちゃんがひたすらに刻み続ける、リムショット・アクセントが渋い。
事細かに、イアン・ぺイスのジャジーなドラミングを再現。
その様は愛を込めて虎視眈々。
唯一無二なるソロは徐々に熱を帯びはじめて、エクスタシーに達する。
恍惚感に浸る暇もなく疾走。
息もぴったりに爆走。
繊細なるやり取りは、もはやアートの領域。
アクセルを緩める手段なんてありえない。
手抜きなんて許されないシビアな環境。
ワイルドなリョゴは、やや斜に構えたポーズが妙に似合っていて心憎いほどだ。
後半での笑い声もニヒルに轟いた。
ラフにソリッドに、時にはストレートなやりとりも板についてきた。
「キーン!!・・・」と鳴り響くキーボードに包まれてのエンディングでマサはキック、ベースにパンチ、ネック振り上げにジャンプと大忙しにバリエーションを提供。


マサによるMC
今後のライブ告知も含めて、演奏中とは違う和気あいあいの側面を覗かせる。
「皆さん、こんにちは!
小樽北運河サウンドエナジーは2度目のパープル・ブリンガーです!!
ごらんのとおりでディープ・パープルのコピーをやっています。
今日はですね、このバンド結成して19回目のライブということで、え~有名どころを満載でお届けしようと思いますが、ディープ・パープルは、昔のバンドだけに曲が長いんですよ。
なので、しゃべりは少なめでバンバンバンバンやっていこうと思います。
次の曲はあれです・・・・・いいですか!!??」


さりげない、チューニングタイムを経て・・・・出た!!
「SMOKE ON THE WATER」
(オカちゃんのTシャツに描かれている1972年発表のアルバム「マシンヘッド」に収録。
アメリカでは翌年の5月ビルボード・ホット100において4位を達成。
この曲に関するエピソードはすでに語りつくされた感あり)
リョゴは「クラップ・ユア・ハンド!」と手拍子を要求。
アッキーも追随して、両手を高々と掲げてそれに呼応する。
ハードロックを聞かない人でも、この曲は耳に馴染みがあることでしょう。
熱狂は頂点に達した感あり。
これぞ基本コンセプトに掲げていた、究極なるライブバンドのしたたかさ。
イントロのギターからドラムとキーボード、更にベースへと折り重なるような進軍には何度聞いても戦慄が走る。
ドラミングのオカズは、第3期以降でのフレーズで刺激的。
チャッカリとリョゴはオリジナルのギランではなく、グレン・ヒューズの節回しを導入してドスを効かせているね。
ちなみにパープルというバンドはカリスマのリッチー、キーボードの革命児ジョン、鋼の強靱なるボーカル、そして手数王ことぺイスにスポットライトが当たりがちだけど、ベースも中々に奥が深い。
よくよく突き詰めて聞いてみてくださいよ。
いぶし銀のようなフィンガリングが控えめながらも、そこかしこに這いずり回っているから。
悲しいかな、それはベースというパート上、宿命なのかもしれないけど
(クィーン、ツエッペリン、ザ・フーしかりだ)。
その最たる作品がこの曲。
まるで地響きのようなベース・ラインが、これでもかあというほど、ふんだんに導入されているんだから。
イエスのクリス・スクワイアとは別角度での解釈で、リッケンバッカーのトーンを生かしきった名演が山積みだ。
(室蘭のブルースベースマン、ヒラノくんも以前から興味津々だった)
エンディングでは「キーボード!アキ―!!」とリョゴは指差しで紹介。
それに反射的に対応したアッキーも、左腕を誇らしげに突き上げてソロを奏でる。
淡々とバッキングをつとめるオカちゃんとマサ。
締め括りは、怒涛のギターとキーボードによる熾烈を極めるソロ・リレー。
エモーショナルなシンちゃんのチョーキング。
アッキーは咄嗟にしつこいくらいの荘厳なる音数で応戦。
タメにタメを効かせて、突然のフィニッシュ・クラッシュ。


そのままの余韻を引きずりながらも、ナイスなタイミングでオカちゃんのスネアが控えめにロールされる。
「ラストです!
HIGHWAY STAR!!」
足元のドリンクを一飲みしたリョゴが、ダメ押しとばかり盛大に告げる。
この焦らし具合の加減も面白い。
ライブ・イン・ジャパンとスタジオバージョンを、程よくブレンドしてグイグイと牽引。
(1972年3月リリースのアルバム「マシン・ヘッド」トップに収録。
日本ではシングルもヒットした。
今までのライブでは、何故だか、イントロでトラブっていたけど、やっとまとまったよ!
この曲、今でもトミーが在籍する「蝦夷紫」のセットリストに組み込まれているそうです。
トミーの鬼門ともいえる曲。
で、リョゴは初めてライブで歌ったのがこの曲らしい。
自身のテーマソングのごとく、五臓六腑に染み込んでいるもんなあ。
フルスロットルにリョゴがパトカーのサイレンを高らかに演じる。
ここにきてまでも一体全体、何オクターブまで出るんだ!?
タフネス・ガイだね。
そのアグレッシブでエネルギッシュな様に、横に陣取るメンバーらも俄然刺激を受ける。
リハでリョゴが指摘していたシンコペーションも、自然に溶けんでいた。
オカちゃんが最近提案した半音下降最後の緊迫感最高のユニゾン突っ込みもバッチリ!
さあ、したたかで貫禄漲るキーボード・ソロには、風格さえ漂ってきた。
まあ、これもアッキー1流のチャームポイントの一つかい。
羨ましそうにヒコちゃんが「クラシック・ロックは、俺たちの青春そのものであり原点だね」と回想していたっけね
だから中盤部分における変態的なJ.S.バッハのコード進行は、何度聞いても感涙にむせんじゃうのさ。
バッハとジミヘンの融合。
この手合いは日本人の琴線を振るわせるのだ。
まるでギタリスト向けの教則本のよう。
その証拠に観客たちは、シンちゃんのギターソロで万雷の拍手を浴びせていたよ。
熱狂のあまり勢いよく最前列にまで雪崩れ込んできたオーディエンスたち
嬉しい限りだね。
レッドゾーンが振り切れたシンちゃんの、豪快なギターソロに熱視線が向けられる。
プレッシャーも何のその。
見事に跳ねのけ、大役をこなしてみせた。
誇らしげにギターを高く掲げる至福の瞬間。
マサもガップリヨツにシンちゃんと組み床へとひれ伏しながら大股開きで仰け反る
余力を振り絞っての、不敵なるリョゴ高音ヴォイスは全く衰え知らず。
オカちゃんのドラミングは信頼度高しのボトムライン。
安心して各自がプレイに専念できるというもの。
アッキーもシンちゃんも、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
マサは今年から導入した空中2段キックを炸裂
引っ張りに引っ張ったエンディングで堂々の爆発的なフィナーレを迎えた。


「WOW!!
ありがとうございました。
パープル・ブリンガーでした!!」
FINALEは完全燃焼で真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ。

会場後方に陣取る司会進行役の斉藤さんも興奮したままでマイクを手にアナウンス。
「ありがとうございました。
パープル・ブリンガーの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

お疲れ様でした!!!
19回目のライブも大団円!!
ステージ後、会場内で、方々からメンバー達は称賛を受けたそうです。
以前にオカちゃんは、ドラムの先輩でもあるセッキーから大賛辞をたまわり、モッチンからも「札幌のぺイス君」と呼ばれる始末さ。((´∀`*))
知らないお客様からも「良かったよ。
また来年も必ずこの会場に戻って来てね」と声をかけられ励まされたそうです。
しかも去年8月の小樽北運河サウンドエナジーで、オカちゃん&リョゴは全く知らない人からビールをご馳走になったそうだ。
次々に訪れてくる人々から写真撮影や握手攻め、お菓子のプレゼントと、しばらくオフステージは賑やかでしたなあ。
観光スポットとして有名な場所だけに外国人の方々もエキサイティングにエンジョイしていたようだ
シンちゃんは「ベリー・ホット!」と賛辞を受け
オカチャンも「サンキュー!」と握手を求められたそうだ
「ああ・・・国籍を聞けばよかった・・・ヨーロッパ方面の人たちかなあ・・・」と考察を巡らせていたよ((´∀`))
すでに次のライブに対する期待が、目いっぱいに膨らんでいるしなあ。
でも、これに甘んじることなく、今後も精進の日々に専念していこう。


ライブ後は、会場内にて討論会を繰り広げ、時の経つのも忘れてしまった。
あまりにもヒートアップし過ぎたね。


追記・・・・オカちゃんは「スピード・キング」「ブラックナイト」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」をメドレーで、トミーはホワイトスネイクの「バーン」「ストーム・ブリンガー」のスペシャル・ミックスをライブで演じたことがあるそうです。
リョゴは、ずっとヘヴィメタル系をたしなんでいる。
シンちゃんも若い頃はもっぱらパープルの虜、アッキーは正直な話、あるライブにおいてパープルを知りジョン・ロードにぞっこんとなり、マサは高校生の初ライブでパープルを夕張商工会館ホールなどでプレイ。
結局は各自、思い入れの強い別格バンドなのは間違いなし!!。


そんなわけでして、ライブのたび選曲や曲順、持ち時間に苦慮するという、贅沢なる嬉しい悲鳴にあえいでいるのだ((´∀`*))


追記・・・
このクオリティには自画自賛
我ながら素晴らしいね
でもスケジュールの都合がうまくかみ合わなくて前日久しぶりに1回きりのスタジオ・リハでした
セットリストを1回なぞったのみ
後はちょっと前にベトナム旅行したオカチャンのお土産を食して面白い話を盛りだくさんに聞いて和む
ほとんどの時間を「レイジー」につぎ込んでいるし・・・
なんという恐ろしい連中だ((´∀`))
リョゴちゃん、実は((´∀`))その後、オカちゃんに車で送られて夜勤に行った
朝の7時まで仕事
そして改めてオカチャン、シンちゃんと待ち合わせして車で小樽に乗り込んできた
札幌マラソン大会の時間とコースにぶつかってちょっと焦ったらしい
高速にのったから事なきを得て無事に到着

シンちゃんが名物ナルトのジャンボな唐揚げを買ってきてくれた
めちゃくちゃに美味しくて栄養満点!!
ご馳走様!!
トリ前のSTAが控えているから、おかげさまでエネルギーの補給もバッチリだったよん
((´∀`*))

****予定にない閃きが沸くこともあれば、事前に考えていたことがすっぽ抜けることもあるのがライブの醍醐味。
その積み重ねは永久なんだよね。
満足に満たされることなんてありえない・・・・。
ライブは生もの、水物。
何10回も繰り返してパーフェクトなリハでも、たった1回のライブでとちることはザラ。
だからこそ、一旦その魅力にハマったら抜け出せないのがライブなのさ。
これだけは断言できる・・・努力は決して裏切らない。
継続は力なり。
石の上にも3年。
快進撃はまだまだ続くよ!!****



さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ。
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています。
トンボたちもたくさん青空を飛んでいて、秋の気配は、もうすぐそこにまでやってきていますね。
皆さん、ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時をリラックスしながら満喫していってください!!

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」















VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(とうがらしーず編)

2024-08-26 20:48:53 | Live Set List

まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。


会場内に流れる素敵なBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!

1、10:30~10:50
「とうがらしーず」
ジャンルは洋楽ロックで札幌から3年連続で5回目の参加
このバンドは近年このイベントでのみよく見るね
不思議と札幌では対バンしたことがないなあ・・・・


空模様は微妙なアンバイだけど・・・・。
とりあえず、雨を回避するべく各PAスピーカーをビニールでくるんで万全の体制を施す。

オープニングから極上の渋いバンドの登場。
もったいないくらいだ。
あのレッド・ホット・チリ・ぺッパーズのカバーだよ。
バンド名も捻りとユニークさが伺えてナイスだ!((´∀`*))
ボーカリストのレッチリに対するリスペクト精神に思わずニンマリ。
ドストレートなご本家のTシャツ・ロゴが神々しいもん。
(オカちゃんもこれには注目していたよ)
このバンド、センスの良さが伺えるセレクションにも思わず唸ってしまいした。


はい!
さてさて、男性若者集団4人組み
G&CHO・・・3トーンサンバースト・ボディカラーのフェンダー・テレスターを使用。
ローズ指板
帽子と白いレッチリTシャツ姿がなんまらとお似合いさ

カラフルなキャップを被ったBASS&CHO・・・クリーム・カラーのジャズ・ベースを使用。
ボディにはありとあらゆるステッカーが所狭しとベタベタ貼り付けられている。
ローズ指板。
当然、フリーを敬愛しているのだから徹底的にフィンガー・ピッキング・スタイル
黒いレッチリのTシャツを着用
首には暑さ対策のためか白いタオルを巻いている

白いTシャツに眼鏡とキャップのドラマーは黒スティックを使用。
チップはプラスティックの白。 
このシャツは渋いギブソンES-335が描かれている

眼鏡姿のリードヴォーカルは先述の白Tシャツ、そしてスニーカーも白で統一。
ジーンズもラフにはきこなす
足元には喉を潤すために麦茶のペットボトルをさりげなく置いていました
ストレート・マイク・スタンドでの熱唱


レッチリと聞くと、2015~16年に同じこの会場で見た「E子」を即座に思い出す。
もしかしたら同じメンバーでバンド名を改名したのかい!?
メンバー達に聞けば良かったよ。
だってレッチリは凄い人気があるけれども、カバーするのってめちゃくちゃに難しいからそうそういないんだよね。
(実際にいてもガッカリなクオリティだったりもするし・・・(´;ω;`)
だからこそ貴重な存在だ。
今後も要注目。
ぜひとも頑張ってくれい。
ずっと、応援するよ。
マサとオカちゃんは個人的にも、このバンドが見たくて、いち早く会場入りしたくらいなんだから。

あらら・・・ジョージさんも先月の浅草橋に引き続きご来場だ
ギブソンのTシャツをセレクションかい

STAで先月までプレイしてバカテクのスーパー・ギタリストの石やんもにこやかに元気いっぱい登場!!
彼はフェンダーの白いTシャツ
皆、ここぞとばかりにこだわりのファッションで決めまくっている
力がはいっていますなあ
よしよしと!!((´∀`))

我々世代にとっての音楽は世紀末(聖飢魔Ⅱではない)の頃、ちょっと退屈になっていたのですが、このレッチリは孤軍奮闘アグレッシブにロック界を牽引してきたアメリカのバンド
(オルタナティブ・ミクスチャー・ロックとでも申しましょうか)。


それらの曲を「とうがらしーず」は、ものともせずにオープニングアクトという重責をアッサリと乗り越えてのけた。
つくずく立派だよ。
ヤングパワー炸裂。
いいですねえ、青春を共にした野郎共で再度ロックするなんて。


最前列にウチワを手に応援していたギャル達に励まされつつも熱演を繰り広げていたよ。

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)
サウンドチェックをとうに終えてセッティングは完了しているので十分に余裕があります。

はい、さてさて、皆さま、準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け

賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした斎藤氏がオープニングアクトを声高らかに紹介する((´∀`)ステージの後方テント内から)

「お待たせしました!
小樽北運河サウンドエナジー最終日の開演ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタです・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
熱中症にもご用心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
それではとうがらしーずの皆さんです
お楽しみください!!」

なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

「こんにちは!
一時コロナ禍で思うような活動ができなかったのですが、一昨年からちょくちょくとはじめています。
応援のほどよろしくお願いします!!」


オープニングは「ダニー・カリフォルニア」
おお!!
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げるなんていう自信のあらわれでしょう
誇らしげに余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開
ダニーとは女の子の名前
このシングルは全米ビルボード・ホット100において9位を記録。
世界中で1位を記録した2006年5月10日リリースの9枚目9スタジオ・アルバム「スティディアム・アーケイディアム」に収録。
レッチリも現在に至るまでライブの1曲目に演奏している。
「バイ・ザ・ウェイ」から続く3部作の完結編
ドラムの爆音轟く中から、不気味なベース音が登場・・・・。
硬質なギターとスラップベースにラップ調のボーカルに乗り、ややメランコリックなコーラスがかぶさってくる曲作りはレッチリ流のメロディアスなミディアム・ポップソング。
まずはファンキービート炸裂にてのご挨拶だ。
正にパンク、ファンク、ラップにグランジ、オルタナ、ヘヴィーメタルを組み合わせユニークなサウンドを聞かせる彼等の真骨頂だけに勢い全開に突っ走りますよん。
何と言ってもこのジャンルの元祖だけにね。
とうがらしーずの爆発的な存在感も抜群だ。
魂の咆哮も含めて、もうありとあらゆることで目が点になっちゃうよん。((´∀`*))
ギター・ソロなんてジミヘンそのもののフレーズを奏ではじめるしね
最大のリスペクト精神が漲る一瞬だ
好感度も絶大だよ
そうとうにメンバー一丸となって鍛錬を積んだんだろうね。
一筋縄ではいかないご本家だけに・・・。
だって難しすぎるもんな。
だからこそ、皆大好きなんだけど手を出さないのでしょう
(だせないのかも・・・!?)
好きこそものの上手なれ、と昔の人はいいことを言ってた。
十分に臨場感が備わっているよ。
これで掴みはオーケーだ
オーディエンスのハートは頂いたも同然


と、ここで可愛いちびっ子たちがベーシストのほうにトコトコと歩み寄って声援というか・・・ジッと見つめている。
観客たちもそちらへと一挙に引き込まれてしまった。
もちろんベーシストも腰をかがめてちびっ子の前で熱演。
どうやらご子息らしいですよ
かっこいいパパはインパクト絶大だったことでしょう。
未来のフリーが誕生した瞬間だ。
女の子もしっかりと黒いレッチリTシャツを着ていたしね。
こんな小さいサイズが売っているんだ。
ライブ会場のグッズ!?
通販で入手したのかな?
とにもかくにもこれほど心強い援軍はいないでしょうね
リズムに合わせて一緒にピョンピョンと飛び跳ねているさまがとっても絵になる
微笑ましき光景
羨ましい限りさ


2曲目は「ルック・アラウンド」
2011年リリース。
グラミー賞にノミネートされたアルバム「アイム・ウィズ・ユー」に収録。(サード・シングル)
これまた手強いのが再び飛び出したよ。
歯切れのよいギターによるコードカッティングが爽快。
アタック連発のぶっちぎりサウンドを披露。
アレンジの妙もお見事の一語に尽きる。
凄まじすぎる。
こういうノリが難しく変幻自在なリズムワーク、一種独特な曲調も巧みにこなしてゆきます。
これもライブには欠かせない濃密で開放的な圧巻の重要なるチューン。
チョッパーをビシビシに決めまくるベーシストお父さんのフリーに対する拘り具合は半端ない。
フリー並みにパワフル。
徹底してなり切っているよ。
レッチリのパワフルな個性や影響力がそこかしこに滲み出ているし。
曲の感触や肌触りも忠実に再現されている。
一旦はまったら、もう抜け出せない魅力あふれるバンドなのです。


「サンキュー。
久しぶりのライブです。
僕等の青春レッチリを知っている人!!
(私を含めてけっこうな人達が挙手)。
イエー!
これ聞いてバーベキューやって海に行って盛り上がりましょう!
制限時間がギリギリなのであまり喋らないで進行していきたいと思います。
と、言ってるそばからグダグダしていますので、すかさず次にいきます!」


3曲目は「ブラック・サマー」
2022年リリースの12枚目アルバム「アンリミテッド・ラブ」に収録。
イントロでは哀愁のスローな旋律が強烈に響きわたる
(ちょっぴりだけどこれもジミヘンっぽい!?)。
ミディアムテンポで淡々と・・・・。
それに導かれて徐々に過激にヒートアップ。
猪突猛進一心不乱に突き進む。
おっと!
ギターソロはやっぱりジミヘンしてる((´∀`*))
オーストラリアで日照りが原因で起きたブラックサマーと呼ばれる大規模な山火事がテーマの曲。
鬱々とした気分の歌い出しから1分もするとバンド全体が雄大に動き出す熱い流れはアドレナリン噴出間違いなし。
鬱屈したフラストレーションを一気にぶち破って爆発的な疾走を繰り広げる。
ここでも愛息に手を振りながらプレイするベース・パパ。
まことに微笑ましき光景。
会場全体がホッコリと癒されるよね。

ここで・・・・一息入れてボーカリストがユニークなるメンバー紹介を展開
懇切丁寧に一人一人を指さしてのアナウンス
おっと!その最中にリュックを背負たチビッ子がベース正面のステージへと、トコトコ上がってきた!
((´∀`))
無事におろされて事なきを得たけどね
仲良しムードが伝わってくるシーン


4曲目は「ハイアー・グラウンド」
あらら・・・・演奏がストップ・・・・
「あれ!?スミマセン・・・・ミスりましたあ…‥やり直します」
ベーシストは軽くステップを踏んでノリノリ。
1989年8月リリースのアルバム「母乳」に収録。
同年4月にシングル発売
オリジナルはあのスティーヴィー・ワンダーの代表曲
歴史に残る1973年の名盤「インナーヴィジョンズ」に収録
こちらのほうは「ホット・ソウル・シングルス」において堂々1位を記録
歌詞の内容は「転生の問題」を扱っている
もう次々に出てくる曲は、全て彼らの世代ど真ん中直球。
ベースのノリノリなイントロからボーカルは渾身の雄叫び。
まくし立てるような爆発的ラップを織り交ぜつつも実験フレイヴァー満載。
色彩豊かなギターのアタッキーなフレーズが冴え渡る。
スムーズにフレットボード上を流れるフィンガリングはお見事の一語に尽きる
スピーディーでトリッキーなソロで遂に火を噴いた(サウンドでね)
コードのカッティングもうねりまくりの定番。
ピッキングがメチャクチャに個性的でグルーヴィー。
剛腕轟くパワフルなドラミングに導かれて、疾走感満点なエンディングに雪崩れ込む
冴え渡るスティックワークに言葉を失いそうだ
最早金縛り状態
お約束のレッチリ印満載のリズム・セクションにも心ウキウキ弾んでくるよ。
やっぱり、とうがらしーずもそうでなきゃあ。
「先ほど、緊張のあまりやらかしてしまいました・・・・。
皆さん、思いっきり飲んでいますかあ!!??
準備の方はできましたか!?
じゃあ、次は踊れる曲ですよ。
それでは最後・・・・・バイ・ザ・ウェイ!!」


遂に出た、至宝の王道路線!!
これをやらなきゃあ許されない。
トドメを指すがごとく一致団結しての爆音による一撃。
ステージを降りることは許されない。
2002年7月9日リリースの輝かしき同名アルバムに収録。
アイルランド、イギリス、イタリア、オーストラリア、オランダ、カナダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、ノルウェー、フィンランド、ベルギー、ポーランドで1位を記録!!
珠玉の脳天逆落としビートが吹き荒れる。
ファンクロックをニコニコ笑顔ではじき出しながら、スケールアップしていてウキウキ。
壮大なる迫力の音壁の存在も特筆すべき重要なポイント
地響き立ててうねりまくる唯一無二の不敵なウォーキング・ベース・ライン
そして特筆すべき点は阿吽の呼吸によるコーラスワークの充実だ。
ほろ苦く切ないメロウ感覚のニュアンスを踏襲しているところも印象的。
練り上げられたリアルな人間臭いヴァイブレーションの堂々たる凱旋歌。
そうこうしてるうちに我慢の限界に達したのか、続々とダンサーたちがステージ前方のフロアに飛び出してきた。
もう収拾がつかないほどのイモ洗い状態。
「ありがとうございました!!」
無事に大役を終えました


会場後方に陣取る司会進行役の斉藤さんも興奮したままでマイクを手にアナウンス。
「ありがとうございました。
応援の皆さん手つくりのウチワでラブ光線がいっぱいですね。
そうですか。
お子様の将来がとっても楽しみですね。
名ギタリストも夢ではないですね。
とうがらしーずの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
4人も後のイベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

・・・・((´∀`))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ。
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています。
トンボたちもたくさん青空を飛んでいて、秋の気配は、もうすぐそこにまでやってきていますね。
皆さん、ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時をリラックスしながら満喫していってください!!

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」














VOL,214 小樽☆浅草橋オールディズナイト21 (S・T・A 編)PART,2

2024-08-07 13:21:44 | Live Set List

「改めまして!
サッポロ・トランジット・オーソリティです。
皆さん、楽しんでますか!!
(アキちゃんの秘密兵器、鍵盤による大歓声がここで炸裂)
OH,YEAH!
我々は頑固一徹、ブラスロック街道を19年にわたって貫いています
本日は小樽浅草橋オールディズナイト・ライブ・イベントということで申し分のない場所だねえ。
ということでして、今回はスペシャル・バージョンですよ。
当然100パーセント濃厚なるシカゴでセットリストを組んでいますが、数曲は超絶マニアック。
見てもらえばおわかりのとおり、本日は我々の売りでもあるホーンセクションをはじめメンバー達が豪華です・・・((´∀`*))
そういうわけで思いっきりゴージャスな内容でお送りしたいと思いますので、最後までよろしく!!
NEXT NUMBER 
・・・・MAKE ME SMILE !!!」

(1・2・3・4!)
ここでもジャストなタイミングで、モッチンによる軽快な4カウントが即座に空間を痛烈に切り裂く。

 ドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます。

 実はね、この曲、特に小樽界隈でSTAがライブのたび、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ。
 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい。
 でもいろいろとややこしい事情があり、これもしばらくお蔵入りしていたんだけど、昨年末からめでたくそれも解除されて、遂に日の目をみたというわけ。
でも再度取り組むからにはグレードアップは常識。
みっともない不協和音も晴れて排除され、STA流の果てし無き王道ともいえるパーフェクトな曲になったよね。
 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ
(ホーン隊にとっては鬼門かな!?
だってトロンボーン・プレイヤーが作った曲だからね)。
この曲でもリード・ボーカルはマサ。
近年トライ中なんだよ。
すこぶる苦労しましたよ。
マサはユラユラと腰振りダンスで観客を誘惑?・・・・挑発??。
アキちゃんは、ここでも、相変わらず虎視眈々と大奮闘。
(先輩たちは優しく彼女を好サポート)
 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと。
各メンバー達は多方面の分野にまたがり、八面六臂のフル稼働をしているから、このくらいお茶の子さいさい。
クールでニヒリストなタカは、なかなか堂に入ったプレイスタイルで、男ならではの色香をタップリと漂わせて吹き込む。
真横で負けじとトモキーもハイノートヒッター。
これにはマサも、毎度のごとく鳥肌が立つのだとか。
4管という編成だけでも贅沢すぎるのに、ホーン4人とも全くタイプの異なるプレイヤーゆえに面白い化学反応がしょっちゅう勃発するものだからたまらないよ。
 シンセによるバッキングは疾走感の塊のようなシカゴ流ブラスロック代名詞をはかる。
エンディングではコバちゃんによるトリッキーなる16フュージョン仕込みの速射砲ピッキング・ギター・ソロ
(アキちゃんが特に好きなところ)。
コバちゃんのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったり、うるさく感じたりしないんだよね。
これってやっぱり丁寧で巧みなる音作りだ
最早アートの領域に踏み込んだ感あり
特にトーンが美しい
(トモちゃん好みの音なんだそう)
性格や人間性が如実に反映されることを実証してくれた好例
特筆すべき点は最前列のオーディエンス達。
爆音に圧倒されて、けっこうきつかったらしんだけど、バッチリとのってくれてこちらもゾクッときちゃったさ。
ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了
(本来ならば全部で7楽章なのだ)。
 フェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり・・・・・メドレーでいきなり過激この上なき極上のアンセムへとバトンを渡す。

第2楽章はモッチンによる怒涛のフィルインから図太きミディアム・テンポ「言いたい事がたくさん」
 延々と踏み続ける光速バスドラ音が爆発
1分ほどのドラマティック・チャレンジ・ソング
 恋人との出逢いから、想いが交錯して思い悩むストーリーを多分に含んだ不穏さが秀逸。
 マサとバックコーラス(モッチン&アッキー)とのコントラストがミュージカルの様相をも呈しています。
猛特訓したもんなあ
努力は決して裏切らないのだ
その成果が花開いた瞬間をシッカリと見た
 厳かなる重量級なタッチで、ベースがごく控えめに奏でられます。
 前半の暗い曲調から一転、パアッと霧が晴れたかのような心象表現の役割分担も良い仕事しているなあ。

第3楽章「不安の日々」も前曲に引き続きの小曲だけれどインストウルメンタル。
(バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャノンというタイトルが組曲名
初期のシカゴには数多くの組曲があるのですが、その中の最高峰がこれ。
現在もライブのハイライトとして必ず取り上げられている)
静かで厳かなるピアノタッチに、ベースがメロディアスに印象的なラインを描き上げます。
この抒情的な曲を披露するのは5度目。
初演奏はヴィニーズバーにて。
2度目は記録を紐解くと2019年4月21日(日)の白石区ピグスティ・・・・
「163回のリブレーション」だった
完全に失念していたんだけどね‥‥(-_-;)
メンバーはマサ&ミツ以外違いますしね。
あの時の失態がトラウマになっていて長らく封印していたのです。
でも今回のメンバー達ならば、と奮い立ち熱烈的に再チャレンジしたのですが、大正解!
バッチリとはまった。
期待以上、想像以上の出来でしたね。
アッキーもテコ入れに一役かったし。
トモキーが正真正銘、一発勝負の哀愁含んだ流麗なる音色でトランペット・ソロ(ニニ・ロッソ風)を。
はたで聞いていてもビックリするほどに完璧再現。
迂闊にも鋼の涙腺が決壊しそうになったほど・・・・(´;ω;`)
後半ドラムとバック陣によるタイトな演劇風ユニゾンも、荒削りながらたいしたトラブルもなく難関突破でクリア。
ここでパアッと音世界が華やかに開ける。


もっちんの閃きで前曲のラスト音が第6楽章の最初の音になるスリリングな連結アレンジを施した
それがこの「今こそ自由を」
(実は直前のリハまで2音の追加で討論を重ねた。
結局はそれも採用で功を奏した)
これも最近から重要なレパートリーとして晴れて蘇った
新たな息吹を目いっぱいに吹き込んでね
ここの曲も1分ちょっとの超変態的リズムを誇る迷路のようなインストウルメンタル。
この箇所も今回のライブでは全員にとって引き攣る難関。
目まぐるしく襲いかかる落とし穴を通過してようやく辿り着いた。
序盤の想像を絶するアクセントはモッチンも指摘していたけど、最大のトラップ。
テンションマックスのシーンだ。
何度も訪れる難所でもあり見せ場だ。
ボンゾスタイルの爆裂的ドラミングに会場中からヤンヤの喝采が沸き起こる。
とにもかくにも、入り組んだ展開だから生半可な気持ちでトライしたらば即座に木っ端みじんなのだ。
コロコロと景色の変動に忙殺される・・・・正直な話が予測不可能なプログレッシブ。
究極の場面は後半に訪れるベースとトロンボーンによる捻りの効いた珍しきユニゾンライン。
これを2人はものの見事にやってのけたのだ!
スタジオではどうもシックリと噛み合わなかったんだけど、相当に鍛錬を積んできたのでしょう。
バッチリとパーフェクトにはまり込んで乗り切ったよ。
一緒にプレイしていてもそのカッコイイ姿にゾクゾクと戦慄が走ったものです。
ご本家同様にマサ&ミツは堂々とコブシを突き上げてのハイタッチだ
一切打ち合わせ無しのぶっつけ本番のサプライズ
気合も十分にバッチリ
「やったあ!!」
磨きがかかってきて冴え渡る音色
実はこれもお約束で見せ場の一つ
アッキーはその様を見ていてとっても羨ましかったんだってさあ((´∀`))
両手を叩きながら喜び勇んで何度も飛び跳ねていた
「自分も一緒にやりたい!!」だって
ここさえ乗り切れば、もうこのライブはいただいたも同然。
大船にのったつもりで、突破していこう。
まだまだ続くデンジャーゾーン!


壮大なる組曲の最終楽章(第7楽章)も1分少々の「愛は限りなく」だ。
原題は「NOW MORE THAN EVER」
シカゴ1970年リリースのセカンドアルバム「シカゴ(邦題はシカゴと23の誓い)」に収録
ジェームス・パンコウの作品
濃厚この上なきラブストーリーからの抜粋
目まぐるしく変化に富んだ独走態勢を誇る集大成
ああ・・・・こういうタイプの曲を演奏するたびにパーカッション&コーラス・プレイヤーが欲しいよう・・・・・と、今までならばしみじみ心から願っていたんだけど、この日はモッチン&アッキーがその両方を心置きなくこなしてくれた。
念願成就。
想いは叶うものなんだねえ。
それもふんだんにさ
初めて聞いた人達ならば誰もが口々に「なんじゃ、こりゃあ!!」と思わず驚愕の雄叫びをあげちゃう拷問のような、それでいて癖になるアート・ロック。
地響きのごときボトムサウンドを打ち砕くようなモッチンのフィルインでメインテーマに戻り、想像もつかないくらいのマーチへ一丸となって渾身のプレイ。
気を抜く暇を全く与えてくれない、ひじょうにやりがいのある曲。
(エンディングではジェフ・ポーカロ風にすっくと立ち上がって連打をぶちかますモッチンは・・・・20カウント引っ張ってと希望を提出)
マサとアイコンタクトを交し合って2度目のジャンピング2段キックでTHE END
出血サーヴィスときたもんだ
最後の1音に到達し終えると、観客達は一瞬我を忘れていたのか無反応状態。
一息入れてから拍手が。
どこからともなく「おいおい、なんまら難しそうだなあ・・・・」という声が聞こえてきた。
そうなのです、難しいのですよ(笑)。
大役をこなしきった清々しきメンバー達の満足そうな表情がどことなく誇らしげだ。
だってまともに演奏できるメンバーが、過去に全然いなかったものでなおさらのことだね・・・・。



***ここからは、後半戦のライブ・レポートへと引き継がれていきます***

唐突にもっちんがコーラス用のマイクから「携帯電話を落としちゃいました・・・・(´;ω;`)
誰か拾った方がいたら教えてね」
するとショックスの男性メンバーが会場内でそれを拾っていたことが発覚
ステージの前にまで駆け寄ってきて届けてくれた
あ、シマエナガのストラップがついているから間違いない
良かったなあ・・・・ほっとした

「折り返し点に入ります。
みんな、楽しんでいるかなあ!!??
(ワアッ~~~~!!これもアキちゃんのイタズラ音源ね・・・・・)
OH!YEAH!!

19年間ずっと頑固一徹シカゴを中心としたブラス・ロック街道を脇目も振らずに貫き通しています。
こんな感じで最後までガンガンにいきますのでヨロシク!」
「WAO!!
去年の春先に江別で披露して以来の大ヒット・チューンをお届けします
NEXT NUMBER・・・・フィーリン・ストロンガー・エヴリディ・・・(1・2・3・4・・・)!!」
このミディアム・テンポで重量感漲るシカゴⅥ(1973年76月25日リリース)からのファースト・シングル「愛のきずな(全米チャートでは最高ランク第10位を記録)」は現在も本家がライブで演奏している人気曲。
ピーター・セテラとジェームス・パンコウの2人がお互いの楽曲を合体させたラブ・ソング
(どの部分がどちらの曲か判別できるかな?)。
練習でもかなりの時間を費やし練りあげてきましたが、どうしてもイントロが走り気味になったり、ビートの箇所がずれ込んだり、バラつきが目立ったりと散々。
まだまだ課題が山積み。
荒削りに進行していきながらも大きな事故だけは回避できた模様。
ガッチリまとまればとってもカッコイイ作品なんだけど残念です。
あ!
これ観客には、それほどばれていないけれどね。
バンド内では深刻な問題です。
それでもアキちゃん、もっちんが深く掘り下げ随所にわたり研究してくれたおかげで迫力ある臨場感がグッと増した。
大切にかみ砕きながら反復していけば、いずれはモノになるさ。
後半のへヴィー・パート突入から走りまくっていたけど、それと共にコーラス面も充実させたいという願望があります。
前回のライブ演奏とは比較にならないほどの完成度は誇っていた、と一言述べさせてはいただきますよ。
雲泥の差
月と鼈
なんと言っても、現在のメンバーの顔触れは凄腕揃いだからね。
まずはイントロのまとまり具合がピカイチ。
ドラム、キーボード、ギターによりちょっと癖のあるアクセントやタメが見事に融合していた。
次いで、ドンドンとヒートアップしていきながら、コーラスも複雑に絡んでいくパートもより緻密に追及。
もっちん&アキが事細かくハーモニーを加えての熱演。
ここドラミングだけでもそうとう過酷なのに、頑張ってフィルも加えていく。
その上にマサが先導しながら場面展開ごとに刺激を与えます。
かなり本家に迫るくらいの成長を遂げてくれたんだから良しとしましょう!
雰囲気が数段向上。
勢いそのままに、マサの気合一発の雄たけび目印アイディアでエンディングに多少テコ入れも施しました。
ここは初の試み、
以前までは諸事情により、仕方なくオリジナル・アレンジの安易この上ない形だった。
だからずっとモヤモヤ感が満載で不満気味の日々。
で、本家シカゴは10年くらい前からザ・ビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」「ゴット・トウ・ゲット・ユー・イントウ・マイ・ライフ」というブラスロックの元祖ともいえる名曲のメインリフを合体させたヴァージョンで締めくくっていたのだ。
これがまた滅茶苦茶にカッコいい。
それをそのまま、導入するという暴挙にSTAは打って出た。
色々と試行錯誤してコードの探りをしつつもバッチリとFINALEを迎えることができた。
気持ちいいなあ。
念願の一つが叶った瞬間さ。
おめでとうございます((´∀`*))
トモちゃんがテーブル席にて言った
「私が持ってるポリスのアルバムにこの曲のコーラス部が似てる!」
マサが色々と考察した結果それは「ソー・ロンリー」だと判明した!
確かに…
でもChicagoの方がずっと以前に発表しているよ!😉


「これらをカバーしているバンドはまずいないでしょう。
じゃあ、調子にのってもう一発いきます
熱冷ましとばかりに場面転換・・・・・
まだまだ、強烈なる傑作をお送りしたいと思います!!
この後に控えしは・・・・
立て続けに、いかしたやついくよ~!
隠れシカゴファン垂涎ものの 残り2曲、一気に攻め込みます!
聞いてください・・・・・
フリー!!!
(邦題は、自由になりたい。
オリジナル・アルバムのシカゴⅢに収録
シングル・カットもされた
ロバート・ラムの作品
彼は甘いポップソングからこのようなハードロックまでジャンルの壁など軽く超越するほどにコンポーザーの手腕をフルに発揮する
シカゴの顔といえば彼の事
この意見に異議を唱える人など、どこにも存在しないでしょうよ)」
モッチン怒涛のテクニカルでキレッキレなフィルインから、図太いドラム音が不気味に炸裂。
強烈なファンキー・ロールを目印に、マサがモニターぎりぎりまで駆け出してきて「1・2・3--!!」
 実験的要素満載なチャレンジ・ソング。
実はタメの効いたイントロのドラミングは、トリス・インボーデンによるもの。
あまり深く考えないで、目印代わりに説明を兼ねてマサがモッチンに聞かせたライブバージョン。
「おお!これは、かっこいいねえ。
いかにもスタジオ・ミュージシャンが叩きそうなオカズ!」
これをサラッと最初のスタジオ・リハで再現してくれたものだから、再度モッチンの実力を痛感した次第さ。
素直にリスペクトしちゃうよ。
だって、今までにこの難攻不落なフレーズをプレイしたドラマーは一人もいなかったんだから・・・。
もっともっとと追加フレーズで膨らんでいった
驚愕的に感動モノさ。
今回のバージョンは手前みそながらも最高傑作な仕上がりだったと思う。
さてさて、2分ちょっとの曲なんだけど、その間をメンバー全員が全力疾走するような息継ぎ不可の中間パートに突入。
 世の若者達の悩める想いが交錯するストーリーを多分に含んだ不穏な展開が秀逸。
 マサとバックコーラス(モッチン&アキ)とのコントラストがソウルフルなる様相をも呈しています。
喉が張り裂けんばかりの泥臭い雄叫びリフレイン。
時折ゴスペルチックな合いの手でも、魂の絶叫を重ねる。
重量級なタッチで、ベース&ギターがストレート且つごく控えめに奏でられます。
 疾風のごとく耳をつんざくホーンの狭間に、変態チックなリズムの鬩ぎ合い!
イントロ、エンディング、そして中間部分における変則的な流れはリズムセクションの真骨頂。
スタジオ最終リハ時でも、全員が徹底的にこだわって取り組んだ箇所。
ホーン隊は何度もテンポダウンを希望しながら、なぞっていたもんね。
本番での完成度はいかがだったかな!?
何度もマサとアッキー、モッチンとで意見を交わす。
ホーンの4人も徹底的に特訓に次ぐ猛特訓
これに賭ける情熱は全員が同じ
完全パートスコアをマサが送るとコバちゃんがコードを把握。
これにて光明が見えてきた。
ラインで数度のやりとりをしてマサのベースフレーズに修正箇所を施す。
これでパーフェクト。
コバちゃんの切れ味鋭い采配で見事に問題をクリアした。
大した男だぜ、彼は。
それにつけても本家シカゴの手強さには舌を巻いちゃうね。
ブラス隊含めて全員が残響音を轟かせる中、あっという間にエンディング。
息も絶え絶え・・・・
変態チックでアバンギャルドこの上ないね。
今度機会があれば、本家本元のヒステリックなる長尺ライブ・バージョンにも挑んでみたいなあ。
(ミツがチラッとそこのフレーズを吹いてくれた)
ちょっと間をおいて、会場から「凄い!!」と声援が飛んできた。


****、最終局面を迎えた。
白熱のライブ・レポートは、まだまだ続く・・・・・!!!!****

果てしなき怒涛のライブ攻勢なのだ・・・
もちろん、お約束のメガトン級なナンバーで息の根を止める所存****

「・・・・・今は何時くらいかな?
(チラッと時計を見る)
まだ明るいけど・・・・・・極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、コバちゃんは素早くエフェクターの操作を終えギターを掲げて小刻みに震わせ来るべきその時を待ちつつも,唸りを発する・・・・・
(段取りは綿密に話し合っていたから余裕があるよん)
「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま
「いきます!
盛大に盛り上がっていきましょう~!
 松山千春の曲ではないですよ(笑)
・・・・・・25or6to4!!!」 
(EDIT/ VER。
オリジナル・セカンドアルバム「シカゴと23の誓い」に収録。
こちらもロバート・ラムの作品
この曲がワールドワイドにブレイクをして人気を決定づけた)

マサがコバちゃんの方向を左手で指差すと、ドンピシャのタイミングで「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
ギターが、これ以上ないほどの速さで過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、モッチンも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。
追随してアッキー、ミツ、トモちゃんらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」
「会場後ろの方も一緒に!!
HEY! HEY!」
驚いたことにメンバー全員が一丸となってそれに連動。
ノリノリに手拍子を交え、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかアキちゃんは伝家の宝刀とばかり、)黒いい真ん丸型タンバリンを手にシェイクしながら元気一杯、ピョンピョン飛び跳ねているではないかちゃ(出番直前にこれを忘れていて慌てて楽屋テント内に取りにいった経緯あり
このタンバリンはよく問題を起こすのだ
別にタンバリンに罪はないんだけどね・・・・)

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! 
(この曲でマサは以前にシンセ・ブラス・スコアをアキに送付した。
初代TBコイズミくんの採譜)

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

コバちゃん&マサが両サイドのフロントにて陣取り。
この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターが堂々と、必ず数歩ほど飛び出してきて自己主張を図る仕草。
やはり花形楽器だもんね。

各メンバー達も負けじと大奮闘。
なるほど心強き存在感。

この曲、マサのリードボーカルに、モッチン&アッキーを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。

ホーン隊を筆頭に、拳を突き出すタイミングも絶妙。

アッキーも延々と、エキサイティングなジャンプを披露しての挑発。
礼儀正しく優しい対バンのキーボード奏者も、アッキーの超絶技巧パフォーマンスを楽屋口で称賛していたっけねえ。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱。

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャで、どこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサは仰け反って、オーディエンス達とコミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて両膝つき、気迫のフォーメーション絡みを続行。

コバちゃんは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときチョーキング・ソロで埋めつくすほどに我を忘れ、ギターの鬼と化し、それに呼応しています。
でも、抑揚のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。
あろうことか中央に飛び出してきてマサとの絡みまで演じてくれた
アベさんも加わってきて舞台の上下でがっぷり三位一体化を図る
これにはビックリ!
(マサのジーンズは右膝が2か所も破れて穴が開いてしまった・・・・)
「まさかクールでポーカーフェイスのコバちんがあそこまで燃え上がるとは思わなかったよ」と言うと
「さすがにあの場面では飛び出さないわけにはいかないぜ」
うーん、マンダム~~((´∀`))
締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ここでも秘密兵器オート・ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前
(本家のソロをほぼそのまんまに再現。
 これも究極のフィンガリングで完成形とみた。
 オフステージの時にマサはコバちゃんに言った。
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。
そう言われたコバちゃんもまんざらではない様子)。
歴代STAギタリスト中ぶっちぎりのトップクラスでしょう、と太鼓判を押すアッキー

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをコバちゃんの合図を待ってホーン隊が吹き込む。

トドメはホーンセクションによる、きっつい嘶き音で息の根を止める。

タカ&トモちゃんも、ウォルター・パラゼイダー顔負けなサックスで、他のメンバー達と対等に渡り合う。
難攻不落なパートなど何のその。
パワフルでバカテクの管楽器が4人も在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめで賑やかに楽しい((´∀`*))彼らも、いざステージに立つと強烈なる存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、みんな。
ヤワなヤツならば、一瞬で足元をすくわれるさ。
マサがベースのネックを観客方向に突き出す。
その時、正面に立ってノリノリの可愛い観客が、フレットをポンポンと撫でてくれた。
下手袖に控えていたスタッフとは、はしゃぎすぎて激突!((´∀`*))
ミツがさりげなく譜面台を寄せてスペースを空けてくれたので、モッチンのところまで駆け寄って再びバスドラムに足をのせて、しつこいくらいに煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはネックを振り回しながら、ホーンセクションのところへも訪れて、一緒に爆笑ダンシング。

最近、モッチンが凝っている重ね録りのリズムとフィルを分担したパターン。
ユーちゃんとの絡みを実現しようとこれにはひたすら苦慮しているらしい。
「よし、うまくいったぞ!」と思い、自宅で改めて聞き返してみると納得がいかないのだとか。
超難解な作業だ。
曲の細部までをも、若い頃から聞き漁っていたからこそ、こんなところもトコトンにまで超絶なるこだわりがあるみたい・・・・・。
しかも、リラックスしながら、ユーちゃんと和気あいあい楽しそうに不敵な笑みを浮かべつつね・・・・。
これらを最近はユーちゃんのティンバレス(高音部)とのアンサンブルでようやく見事に再現してのけた。
恐るべき究極のツワモノ・コンビ誕生の瞬間を目撃した
大体にして、こんな、奇想天外な発想にトライすること自体が、無謀すぎるよん。
本家はもとより、カバーバンドでも見たことも聞いたこともないよ。
いつでもどこでも、実験的な精神ほとばしる遊び心を持っているロッカー達。
もう少しで恍惚の領域に到達するのではないか!?
これも血と汗と涙の果てに得られる特権。
当然、並々ならぬ実力と経験とシカゴ愛も備わっていなければ話にならないね。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。
我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンも、STAトラの穴ならではの持ち味だね。
やはり役者がヒトアジ違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もコバちゃんのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

撮影スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ
(事前に、ミキサーへは、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーに音作りしてと希望を提出しておきました。
相変わらず無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)。

プレイしている我々でさえも、痺れちゃうほどの高評価を下したくなる。
不気味にステージではドンドン効果を倍増させるべき企みが虎視眈々と張り巡らされていく
エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。
ベースギターを肩からはずして、頭上高々に掲げるポーズ。
いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、数年前の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない。

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。
ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。
さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし
・・・・当たり前だよ(爆笑)
とどめはベースをマシンガンに見たてての抱きかかえ連射攻撃してからボディを目前に突き出す。
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワ~ン、ギュワーン!」。
小樽で以前、可愛い弟分のサッサが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた。
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは
素早くアンプ横のスタンドにベースを置いて
前方に走り出し「YEAH!!」
一礼して、マサが再びモニター・スピーカーの上に上り、3度目なる豪快空中2段蹴り一閃!!!
(カメラ小僧たちが空中浮遊マサ会心のショットを撮ったそうだ
この日、一番の作品だとのこと。
皆にも見せびらかせてた((´∀`))
その様を後方からスタンディングドラミング状態でずっと見ていたもっちんは爆笑🤣



「ありがとうございました。
喜んでいただけたでしょうか?
我々も堪能しちゃいました
存分に暴れさせてもらいましたよ」

興奮状態の斉藤さん
「あの・・・・ビックリしましたあ・・・・・」
としばらく言葉を失っていた((´∀`))
熱気が漂う豪放磊落な祭りの後の静けさ・・・・
「足を骨折しなかった・・・??!!
あ、それって俺のことかあ・・・((´∀`))」
自虐なギャグをぶち込んできた憎い男(-_-;)・・・・・


****心底、全員にお疲れさまでしたの言葉を送ろう。
心地よい疲労感に包まれた。
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・と満足そうで笑顔いっぱい。((´∀`*))
シカゴの硬派なカバーバンドという重責を、軽く十分に果たしてくれました。****

会場内に流れるBGMはスティックスの「ベイブ」
ジミ・ヘンドリックスで「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」

温かい拍手に感謝です。
一通りのご挨拶を済ませて、電源オフ、コードを抜いて後かたずけに取り掛かりはじめるメンバーたち・・・・

これこそがライブならではの醍醐味
真剣勝負の真髄。
ある観客からは直々に「セットリストの全曲が申し分なくたまらない・・・」と感想をいただきました。
やっぱりあれやこれやと取り上げて大正解でしたなあ。
ある程度は、確信犯なんだけどね・・・。((´∀`*))

一致団結の賜物。
メンバー達の知り合いも見えていたんだけど、STAを見たのは初めてだ、という人が多数いて異口同音に衝撃的だったらしい。
(トモちゃんの上司も観覧
何とシカゴ・ファンなのだそうだ!
素晴らしいお方だ!!)
もちろん想像以上のパフォーマンスに話題騒然だったことは当然でしょう。
多方面からの反響も上々で、益々株があがったね。
新体制での小樽浅草橋オールディズナイト広場初進出は、手ごたえも良好。
(というか、他でもけっこう同一メンバーで臨んだ試しがないかも・・・(-_-;)

この後には珍しくステージ裏の控えスペースで、メンバー一同が絶えず出入りしているミュージシャン達とリラックスしながら笑いを交えて歓談と写真撮影に勤しむ。
こんな事も今までは滅多にありえなかったことだ。

興奮状態の対バンのベーシスト君がマサの元に駆け寄ってきた。
「控えめに言わせてください・・・最高でした!!!」
とあるバンドマンも珍しく賛辞を贈ってくれた。
「特に鉄壁のホーンセクションには圧倒されました」
「今のSTAは以前とは比較にならないくらいのまとまりで迫力があった。
ビックリしちゃったあ。
マサさんがとっても嬉しそうに演奏しているのも印象的」と述べていたそうだ
よく見ているもんだねえ。
ある対バンからも後日のラインで「・・・受けたよお!」と賛辞を贈ってくれた。
だからこそ、これ程度では微塵たりとも、浮かれたり、油断したりできないものだ。
身の引き締まる思い。
油断大敵。
とにもかくにも、嬉しいコメントばかりだね。
わかる者には、難しい説明なんて皆無。
フィーリングで以心伝心!
大風呂敷を広げている暇なんかあったら、有無をも言わせぬ音を一発でいいからぶちかましてみろよ・・・ってなあもんさ。

確実にSTAは良い方向に向かっている。
バンド内の輪を台無しにする人間なんかが介入する余地なんかはなし。
有言実行に尽きる。
たった今まで演奏していた内容に対する満足感が、ここでのメンバー達の表情に集約されています。
手ごたえ溢れる、充実感の証明。
当然一人一人、反省点は数々あれど、以前と比較しても飛躍的に伸びてきています。

耳の肥えているシビアな対バンや観客達が言うのだから間違いなし。
同じ過ちは繰り返さない。
それを糧にもっと向上心を養っていこう!

方々からも、膨大な写真や心温まるメッセージを送ってくれました。
励みになるなあ。
痒いところに手の届く若きプロフェッショナルなスタッフさんたちにも改めて感謝の意を表します。



これで今回のライブレポートはすべて終了
((´∀`))

ライブ後のドリンクと食事が至福の味で筆舌に尽くしがたい。((´∀`*))

さあ、早くもニューラインナップによるSTAが215回目の8月末、またもや恒例港町は小樽屋外ライブに向けて虎視眈々と狙いを定めているよ。
要注目だ。
2024年、夏のSTAも、遠慮なくシカゴを中心としたブラス・ロック道を開拓して前進するのみ!!
実はすでに予定は膨大に進行中!
(11月まで、ほぼスケジュールは埋まりつつある)
まだ見ぬ輝かしい世界がたくさん控えているんだからね。

予告編・・・・・
来月は「北運河サウンドエナジー・イベント」にて、初志貫徹の志で再びSTAが戻ってきますよ。
これもSTAは出演回数を記録更新中だ
というか第1回からの皆勤賞(参加はマサのみですが・・・・)
独走態勢を誇っている
めっちゃくちゃ綺麗に改修されて広々としているらしい
お馴染みのガッシリとしたステージは健在
ああ・・・・楽しみ
また話題を独占するなあ!!
半端なコケ脅しが嫌いなタチなものでしてねえ!!

VERY SPECIAL THANKS TO・・・STAFF&FAN&BEER&GEORGESAN&MINATOKUN&KANONCHAN&HAGAKUN&YURICHAN&HIKOCHAN&KAZAMAKUN&MIWAKUN&MAEKUN&MR,SAITOH&TIDE FESTIVAL&NORICHSAN&YOU-CHAN&TAKITAKUN&SOHMEIKUN&TACKEY&KYON KYON&OCEAN&SEAGULL&WATERMELON&KUDOHSAN&SECKEY&MIKIMIKI&YUMICHAN&NAKACHAN&IKU&KEI&NOBUSAN&MIKITY&CHAPPY&HIROKUN&CINNAMON ROLL&TSUBAKUROH&TSUBAMI&RACCHO&POLAR BEAR PUDDING&CREAM BREAD&PRETZEL&TOMIECHAN&RAIRA&F-KING&KEISEIZAKA&YAMAKIN&AKICHAN&YOーSSHY&KENNEYSAN&MIKICHAN&SHINSAN&YAMAZAKIKUN&SAHYAN&DAICHAN&YACTHI&TEKUZOHKUN&FERRY&PIZZA&OTARU DANCER'S&ABESAN&SALT CANDY&TEーTCHAN&-ARAKISEKISAN&ASAHI BEVERAGE DODECAMIN&SUNSCREEN CREAM&POTATO CHIPS&COCA-COLA&GREEN TEA&OTARU PORT CRUISE TERMINAL!!!!





VOL,214 小樽☆浅草橋オールディズナイト21 (S・T・A 編)PART,1

2024-08-07 00:22:38 | Live Set List


****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

まずは機材類の詳細を。
ベースアンプはいつものハートキー・システム
ドラムセットはパール製
シェルはあずき色
ギターアンプは3台
ローランドの超絶なベストセラーJC-120&40

熱気を帯びた会場内に絶えず流れ続けているノリノリのBGM
めっちゃムード満点。
B’Zのスーパー・ギタリスト、タック松本の「ミュージック・ステーション」でお馴染みのかっこいいテーマソングも壮大に飛び出した
他にもご機嫌な音楽がこれでもかあ、というほどにあふれ出てくる 
ファンキー・タウン(リップス)、ミスティー・ハート(クオーターフラッシュ)チキチータ(アバ),ギミ―・ギミー・ギミー(アバ)、ショー・ミー・ザ・ウェイ(ピーター・フランプトン)、オールナイト・ロング(レインボウ)、愛ある限り(キャプテン&テニール)、ボーン・トウ・ビー・ワイルド(ステッペン・ウルフ)、スイング・アウト・シスター(ブレイクアウト)、ヴェンチャーズ(10番街の殺人)、バグルス(ラジオ・スターの悲劇)、スティクス(ミスター・ロボット)、オリジナル・キャスト(ミスター・マンディ)、レインボウ(アイ・サレンダー)、マーシー・マーシー・ミー(マーヴィン・ゲイ)、ザ・ビートルズ(レボリューション)&(アイ・フィール・ファイン)、ストーリーズ(ブラザールイ)、ハイヤー・ラブ(スティーブ・ウインウッド)・・・・

空気がヒヤッとしてきたけど、グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方はいつの間にやら多少押し気味での進行
****このライブ・レポートも,もちろんまだ書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故、タップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

というわけで、お次に控えしバンドは・・・・
****いよいよこのライブレポートのメインイベント、我らがTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYが満を持しての登場となりました!

心して読んでくださいね。
それではよろしくお願いいたします。****

早速、タイム・テーブルを戻して・・・・・

13、「SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)」
(CHICAGO/COVER)
17:55~18:25
札幌から連続15回目の参加
もちろん途切れることもなく、最多出場回数記録を更新中!
ただしリーダーのマサのみが皆勤賞の快挙。

例によって毎回メンバーには変動があります。

一刻もはやく、固定メンバーにしようっと。

でも、大好きなここ毎年恒例の小樽屋外イベントだっていうんだから申し分なしだ。

血沸き肉躍るよ。


:::近年の回顧録:::
STA結成1年の中、毎月ライブを必ず行っていたんだけど、まさかコロナ禍に陥ってたびたび活動停止状態になるとは夢にも思いませんでした・・・・(3年前なんか、たったの6本しかライブができなかったさ・・・・)。

にっくき新型コロナウィルスの奴らめ・・・・・こんちくしょう。
とっとと、くたばってくれい!!
さてさて、相変わらずコロナの状況は深刻だ・・・・
最近もまたしつこく暴れ始めているね

油断大敵だけど、主催者サイドの涙ぐましき尽力には頭の下がる思いだ。

とにもかくにも、この自粛期間は各メンバー同士でラインのやり取りを逐一繰り返しながらもコミュニケーションを維持。

良い機会だから、休むことなく個人練習にも汗してきた。

マサから提示された多方面にわたる複雑で難解なる宿題をこなす日々。

でも一向に収まりそうにない感染の毎日。

もうほとんど、しばらくライブは諦めかけていました。

(アメリカのプログレッシブハードロック、ドリームシアターの2020年札幌公演も予想していたとおり、延期、そして中止の憂き目にあいチケットは2度にわたっての払い戻し。
絶対、終息後は札幌にきてくれると思ってはいるけど、現実は望み薄だね‥‥(´;ω;`)。)

ところが一昨年くらいから小樽で最大なるコンサートの祭典が、通常通りに開催される運びとなったわけです。

7月浅草橋オールディズナイト、8月北運河サウンドエナジーの企画と銘打ってね。
やっぱり北海道の短い夏のライブは解放感一杯の屋外に尽きる。
粋な計らいだ。

小樽市からの規制は強化されて、スポンサーサイドの協賛金も厳しいようだったんだけど。

夜はさすがに北海道だけあって寒かった・・・・でもあれはあれで良い経験ができたね。

積りに積もった鬱憤払いもできたっしょ。

場所はお馴染み浅草橋のマリン広場・・・・だったのですが、遂にそこは使用不可能に‥‥(´;ω;`)。
それを聞いた時には皆が皆凄いショックだった・・・・・
各自たくさんの思い出深き会場なんだからさ。
新たな建築物が再開発のため計画されているそうで、目の前を通過した時にチラッと見たら早くも工事が着工されていました(その時には潮まつりの建物があった)。
色々な候補地が検討されていたけど、土壇場での形勢逆転で素晴らしいスペースに去年から開催決定。
そこは、より海寄りの埠頭。
ドカンと大きな倉庫も立っていてその前を会場に使うことに。
新鮮だよ。
ちょっと迷ったけどね・・・・(-_-;)
前日の土曜日もライブイベントが開催されていたから、地元在住のコバちゃんが下見に行って地図と写真をSTAグループラインに送ってくれた。
おかげさまでイメージ・トレーニングができたよ。
コバちゃん、助かったよ、サンキュー!!
(何せ初出演のメンバーが数人いるものでね)

はい、そういうわけでして、今年もどうなることやら・・・と思って正直な話が気を揉んでいたら、なんとかかんとか無事開催にこぎつけたようです。
ギリギリまで肝を冷やしてはいましたが。
今年、何事も無かったかのように、その新会場にて再び開催されることとなりました!!
とにもかくにも嬉しいよね。
全くもってやることが憎い。

土日の2日間で総勢31バンドが大集結。(去年よりも多い!)
道内一円、ありとあらゆるジャンルから猛者どもがやってきた。
ほとんどが顔なじみの音楽仲間。
STA出演の日曜日は15バンド
(早々にバンドエントリーが決定してしまい、出演をあきらめたバンド数の多かったことか・・・・パープル・ブリンガーもその一つ)。
まったくもって豪勢な布陣だ。

今年の天候は異常なくらいの猛暑・・・・。
おいおい、何事!?と思っていたら更に、ライブ日に熱波が襲来!

そんな馬鹿な・・・・・・・・理屈抜きに辛い・・・・・・・(泣)

週間天気予報によると、ちょうどライブの土日が最悪に暑いんだってさあ!!

まあ、屋外ライブはステージに屋根があるから心配は全くなしで、ノープロブレム。
どこにも日よけがない観客は悲惨だけどね・・・・ごめんなさい。
結果ですか・・・?
日ごろから行いのいい晴れバンドS・T・A だけにバッチリ快適だったよ!
笑っちゃうくらいに。
(まあ、終盤の演奏だったしね)
これ内輪ではけっこう有名。
19年間、数多くの奇跡的な伝説を生み出してきた。
生き証人のシュウヤと、よくその話題で盛り上がるくらい。
この日も改めてそれを実感した。
内心では鼻歌混じりに楽観視していた。
ここはポジティブにありがたやあ!!と受け取りましょうよ。(笑)
雨は大敵だからね。
多少の日焼けは我慢さ。(すでに6月の厚別ふれあい広場スーパーロックで一度皮がむけたのさ・・・・)
やっぱりSTAは絶対「ブラスロックの神様」に守られているんだ、と信じて疑わないマサなのであった!!
イベント主催者の中には雨男が潜んでいるらしくて(笑・・・・21回中90%は見事雨に祟られている。
冗談抜きにお払いが必要かも((´∀`*)))毎年必ずどこかで雨の被害にあうんだけど、今年はずっと北海道は快晴続き。
・・・・異常気象。
そんなものいらんわい!!
ドカ雪だけで十分さ。

一昨年は沖縄よりも暑い、最高気温は32度だったさあ。
太陽がジリジリまぶしすぎるのでサングラスと日焼け止め、極上に冷えたドリンクは手放せない状態だった。1(マサはこの3種の秘密兵器をフルに活用)

それはそれでいいとして、本番を迎えるまでにSTAは例のごとく色々紆余曲折がありました・・・・(´;ω;`)。

あちらを立てれば、こちらが立たず状態。
でも、人事トラブルがかえって良い方向に作用してくれたのだ。
厄介なガス抜きも大成功。

そこで現在の凄腕どもをちょっとここで紹介!

リーダー兼ベーシストのマサはただ一人のオリジナルメンバー
紆余曲折を経て早19年目を迎えたSTAをずっと牽引してきた
山あり谷あり乗り越え、長年歯を食いしばって頑張ってきた甲斐があった
継続は力なりを地で行く勢いさ
リードボーカル&コーラスも担当

そして忘れてはならないキュートなレディがいる。
キーボードの魔術師アキ嬢がその人。
もうSTA加入から3年を経過したんだねえ。
あっという間。
時の流れというものは早いものだ。
彼女とはSTA企画ライブや、他のイベントで何年も前から面識があった。
その都度所属しているバンドが違うから混乱をきたすほど。
ある時はフュージョン、またある時はアニソン、そしてヘヴィーメタルかと思えばブルースバンド、更には吉田拓郎から椎名林檎にエゴラッピン・・・・まだまだたくさんあるよ。
そのくらいに売れっ子のミュージシャン。(今は拠点をSTAとパープルブリンガー、自身がリーダーを務めるマシェリに絞っている)
オフ時には常にチャーミングな笑顔を周囲に振りまく女性なんだけど、いざプレイともなると表情がキリリと豹変。
男顔負けの神業的鍵盤さばきは、全ての人達を魅了して方々で引っ張りだこ。
そんな彼女に目をつけマサが白羽の矢を立てずっと真剣に口説き続けるも、慎重派で多忙ゆえになかなか落ちてはくれなかった・・・・・
しかし、熱い思いが遂に届いたのか晴れて、念願が叶いました。
テンガロンハットまで被ってくれたし。

ギターは先述のコバちゃん。
地元・小樽が生んだジェフ・ベックと私はずっと呼んでいる。
ルックス、テクニック、センス、ステージング、トーン、キャラクターとパーフェクトにカッコいいことこの上ない。
毎度おなじみラルクアンシェルのカバーバンド「ショックス」のギタリストとしても気を吐いている(ボーカルはトミー!)
この日はこの2バンドの掛け持ち

ずっと頭を悩ませ続けていたテナーサックス・パートもコロナ騒動が一段落してタカが元気よく復帰した・・・・・
別格の存在なのに腰の低い好青年。
そして勉強熱心
素晴らしいテナーサックス!!
彼はテクニックはもとより人格も良識あるジェントルマン。
しかも、ただのプレイヤーではなかった。
スコアに俄然強くて、申し分なしのナイスガイだ!
これで無限の可能性が拡大したわけですから、早くも今後のライブ展開が待ちきれませんよ。
まさしく雨降って地固まるだ。
仲良しで音楽にとっても理解のあるお父さんがこの日も応援に駆けつけてくれたよ


アッキーとの縁で、頼もしきアルトサックスのトモちゃんを新たに迎え入れたことが、去年最大の収穫です。
彼女はSTAに加入以来メキメキと頭角を現してきているテクニックの持ち主(ミツの折り紙付き)。
サックス教室へと熱心に通って益々腕を磨いている
余裕と貫禄の演奏は必見だ。
というわけで、多忙の中をなんとかスケジュールの調整をしてくれた。
スタジオリハは4時間にも満たなかったけど、呑み込みが早い。
本人もシカゴの演奏をとっても楽しみにしているのだそうだ。
(好きこそものの上手なれ、とは昔の人うまいことを言った)
特に組曲は大のお気に入り。
何という恐るべき努力家。
何事にも真面目で責任感も強いので、映像を検索してスタジオ入りまで必死に研究してきたのだとか。
今回のライブでもサウンドの幅をグッと広げてくれた。
スコア制作のためにファニーからトランペット譜を送ってもらいギリギリまで猛特訓を積んだそうだ。
なんら違和感もなくクリアしていた。
大袈裟ではなく、本当に凄いミュージシャンだ。
正直な話、嬉しいなあ。
ライブの度にファンが増殖しているモテモテのトモちゃん
チャーミングなルックスで人気急上昇中!

マサとは一番付き合いの長いのが札幌トロンボーン界屈指のジャズプレイヤー・ミツ
マサに次ぐ古株。
シカゴ好きで意気投合してからは、ずっと仲良く関係を維持している
STAのホーンセクションでは稀なこと
共通の話題は常にシカゴ
(ただしミツはⅢまでしか認めないそう
最近はⅤもそのカテゴリーに昇格しつつあるけれどね)
ファイターズVSヤクルトと応援球団も違う
でも、彼のおかげで最近はよりコアな初期シカゴをセットリストに組み込むことに成功している
活性化運動絶好調さ
あちこちから常にひっぱりだこのミツによる、絶妙なるトロンボーンは相変わらずいぶし銀。
ちなみにジャンプ競技やモトクロスバイクにも精通しているのだ
9月のシカゴ来日公演では大阪を見に行くそうだ
初シカゴ体験!
「やはり影響を受けたジミー・パンコウは観なきゃあねえ!」とのことさ((´∀`))
シカゴ通の彼はマサの良き理解者故に、下手な言葉など無用だ。
とにもかくにもシカゴやブラスロックを吹けることに無情の喜びを共有する仲。
これからもよろしくたのんまっせ!((´∀`*))

トランぺッターのトモキーは目を見張るプレイとパフォーマンスで観客一同から、惜しみない拍手を送られていたよ。
((´∀`*))
彼はパーカッション・プレイヤーのダンディなナイスガイ・ユーちゃんから紹介された
今も一緒に他でバンド活動中
人脈もジャンルにかかわらず膨大でこの日もあちこちでミュージシャン仲間たちと盛り上がっていました
本業はジャズ
石やん&もっちんと同じく今年の「シティ・ジャズ」に出演していたよ

心強き相棒のモッチンはマサとリズム・セクションに専念。
おかげさまで数段グレードアップした。
第3回の厚別ふれあい広場にも「アイちゃん&トミー」によるプロジェクト「バーク・ロック」で叩いていた
テイクオフでもドラムスを担当のワーカホリック
一体全体、どれほどのバンドに所属しているんだい!!??
今度、機会があれば訊ねてみようっと
ほぼ毎週のようにどこかしらのライブに立っているはずさ(梯子のライブなんてざら)
別格の存在でもあるドラマーのモッチンは音楽はもとより人生においても大先輩ゆえにこれからもご贔屓によろしくお願いします。
今年からはアキ、マサとの3人で全員リハ前にモッチンが中心となり、みっちりとコーラスの練習に励んでスキルアップを図っています
彼は伝説的なる大御所とも共演
今も尚、休むことなく心境著しい人。
モッチンはヒコちゃん&マヤマくん率いる「テイクオフ」にも所属。

もう一人、彼もSTA初ライブからの長年にわたる知り合いパーカッショニスト、ユーちゃん! 
この加入は驚きの出来事。
ダンディなユーちゃんは本番当日、素敵な奥様ノリちゃんをエスコートしてきて、夫婦一緒にパーカッションの準備や後片付け作業を行っていた。
羨ましすぎるくらいの微笑ましい光景!!
ところがだよ‥‥本来この日ゆーちゃんはスケジュールの都合がつかないと言っていた
ああ、それなのに、何故だか開演前から会場にいるではないか!!??・・・
ヒコちゃんの「テンダネス」に出演とのこと
それならばSTAにも是非とも参加してほしかったよう・・・(´;ω;`)

今夏もまだ口外はできませんがニューフェイスが目白押し!!
近年のSTA活動史においても3本の指に入る快挙なんだよ。
これで難関も見事に突破。

はい、STA史上最強でお馴染みの連中が固めているから、余裕のたたずまい。
観客席にて、ずっとジョークの連発で和気あいあいに和んでいる。

色々なゴタゴタを乗り越えつつも、クセモノの8人が出揃った。
ふてぶてしき布陣だ。
どうですか。
正に怖いものなし。

アキ達は語っていた。
「今のSTAならばちょっとしたいつものトラブルに直面しても、スムーズにクリアできる力が備わっているでしょうよ!」
情熱は伝わるもの。
同志が集ってくれるものだ。
継続は力なり。


スタジオリハはじっくりと定番の2回入り。
全員が揃ってのリハは残念ながら例によってあまり叶わず・・・・使用スタジオは2か所を利用)
妥協することもなく、とことん詳細に至るまで練り上げてきました。

ライブはステージに上がってから降りるまでが一つのパッケージアートなんだからね。
(ステージは毎度お馴染みのコンテナカーの荷台。
滅茶苦茶に高くて頑丈なのだ!
床がトランポリンみたいにグワングワンと揺れていたけど徐々に慣れたよ。
勢いあまって抜け落ちたら大変だけどね‥‥(-_-;))

アナウンス、カウント、間合い、メドレー、MC、ソロに至るまで完璧に。
そういうわけでして紆余曲折を経て「雨降って地固まる」を実体験した瞬間さ。
こうやって19年間、血と汗と涙を流しながらも難関を乗り切ってきたSTA。
トラブルに巻き込まれるたび、強靱になって蘇りを繰り返してきたのさ。
でも、自画自賛するわけではないけれども、そんなこと微塵も感じさせないほどの迫力だった。
演じている我々も細かい不安要素なんて忘れちゃうくらい、クールに堂々とエンジョイした。
それはホーン隊の凄まじき4人によるアンサンブル、そしてキーボード、コーラスだけでも大変なのにゴージャスなアレンジを施してくれた才色兼備のアキの手腕によるところも大きい。

****気分良く札幌からドライブの道中、海の青がいつも以上にキラキラと輝いて光っているものだからワクワクさ。
昼前にライブ会場へ到着。
ステージ後方の無料パーキングへ駐車。(去年は前方だった
売店のおばさんに教えてもらい移動)
最高責任者のサイトウ氏にご挨拶後、会場の位置説明をたずねる。
ちょうどオープニングアクトのリハが始まる時間帯。
スタッフたちにご挨拶。
すっかりと顔なじみだ。
懐かしい顔、顔に思わず笑みがこぼれる。
機材搬入のために裏の楽屋テントへ。
対バン連中と近況報告のひと時。
もちろん感染防止対策は念入りにね。

ステージ前のダンスフロアもスペースを維持。
きちんとマナーを守ってのダンシング!
ステージには、あのパーテーションがもうないよ!
 
さてさて、その後も次々と会場へ到着したメンバー達。
リラックスしていて、やる気満々。

マサは顔なじみの観客、スタッフ、対バンらと懇切丁寧に、随時挨拶を交わす。

STA のライブを毎回見ている女性客の方は,マサに「STAの演奏が始まると、ああ・・・・今年も帰ってきたんだなあ・・・としみじみ思うんだよ」とニコニコエールを送ってくれました。
正直な話、ウルッときちゃうね。

皆、自己判断でしっかりとマスク着用、消毒液を使用。
その姿もグッと少なくなったけどね。

数年前ならば、最高責任者のサイトウ氏がやってきて体温の測定。
2週間前に記入してきた体調検査用紙も提出していたよね。

テーブル席も各4人限定。

ステージマイクも持参するか、出演ごとに交換するという念の入れよう。


3年前は強風という恐ろしい現象が巻き起こったけど、今年はいかに・・・・・・????って、何事もなく穏やかに進行していたからご安心を((´∀`*))
あれ以来、反省の意味も含めてマサはたくさんのクリップをハードケース内に用意している。
スコア、歌詞カード止めとして役にたつ。
備えあれば患いなし、とは昔の人はいいことを言ったものだ。

結果・・・・・もちろん全てにおいて、ばっちりオーケーだ。
時間も巻きだったし。
これって奇跡だ。
テズカ君曰く「ステージに時計を設置した効果があったのでは」とのこと。


さあ、長々と前置きしちゃったけど、そろそろ出番だ。

頃合いとしては最もおいしい時間帯。
(先述どおりに、風も穏やか、STA以降はドンドンと気温が低下していき冷え込みが厳しかった・・・。)

ウォーミングアップもチューニングも完了。
ステージ裏ではメンバー達各自がストレッチ。
埠頭にまで一人赴いてサックスを吹く者、回し蹴りや準備運動に励む者、最終チェックに余念の無い者、楽器の手入れやセッティングに目を光らせる者、対バンとハグする者、前のバンドの演奏を楽しむ者・・・と様々。
実は10番目のバンドは「ショックス」
それはそれで異彩を放っていたよ
シタタカなるコバちゃんに乾杯!!

 一発キツイのをサラッとぶっ放しにいきますか!

あ!?ネタバレだけどね‥‥((´∀`))

不穏なる天候とコロナ騒動の影響で観客の入りやノリはずっといまいちだった・・・・皆もSTAの時を不安に思っていたんだってさ!!

STA が開演したとたんに、ゾクゾクとステージ前に集まってきたオーディエンス。
中には出演を終えたバンドや出番待ちのバンドマンの顔もちらほら。

それを見てメンバーらはびっくりした、とマサに話してくれた。

「なんもさあ、いつもあんな感じだよ」
「さすがあ!!STAライブにワクワク!」
「(即座に)もちろん!」


そして毎年、小樽でのライブを見に来てくれている男女のちびっ子たちも可愛らしい浴衣を着てオバサンに連れられてマサのところに来てくれたよ。
ちょっと照れていたけど、その成長にはビックリ。
マサが抱っこをして写真撮影。
ステージにはヒマワリの花束をプレゼントしてくれたよ。
(ポテトチップスもご馳走になった)
感動的な場面だ。

ある対バンの方はSTA の練りに練りこまれた真剣なコンセプトと、取り組み意識に共感してくれた模様。
フェイスブック友達申請にもつながったよん。
その成り行きを、知り合いの観客にも伝えたら手放しで大喜び。
これで鬼に金棒だ。

皆、事前にステージ衣装にもこだわりを見せてばっちりと決めてきたよ。

ニューフェイスたちのプロフィールは後ほど詳細に解説させていただきます。

司会進行はFM小樽のベテラン鶯DJヤチヨ嬢から、すでにサイトウ氏へバトンタッチだ。
ヤチヨ嬢はマサの姿を見かけたとたんに駆け寄ってきてくれたよ。
彼女もサイトウ氏も、もう何年も毎回お願いしていてお互い阿吽の呼吸で理解はしているんだけど、プロフィール読み上げの件で一応は打ち合わせ。
ヤチヨさんは夕方のバンドで 呼び出しアナウンスを終えるとサイトウ氏と交代なんだとか・・・。
(ちょうど半分の時間帯)
しっかりとそのバンド終演後は、斎藤さんがそのバトンを受け継いでくれました。
勝手知ったる段取り。
以前にもお願いしたことがあるから、ここは気楽に託したよ。
徐々に盛り上げていって、抑揚をつけバンド名を力強くコール!!

俄然ヒートアップして気合も入ってきた。
なんというこの上なき幸せ。
素晴らしいことだ。
すこぶる心強い。
カモメたちも優雅に最前列に飛来してきたし。
だからこそ、安心してステージに臨もう。
あとは本番に向けて頑張るだけだ。

結果??・・・・・もちろん、ばっちり完全燃焼でめでたしめでたし。

****舞台裏でのメンバー記念撮影も含めて、やっぱり理屈抜きにライブは最高だね。
ここに帰ってこれてホッとしたよ。
飲食も美味しかった。
トミーの愛犬ライラも人懐っこくて可愛いんだけど、この日は自宅でお留守番。
その方が正解だね。

やる気満々の意気込みがヒシヒシと伝わってくる采配。
期待感にワクワクときめきながらの観戦

ここいらで本編に入りますよ!

ステージの入れ替えには10分が用意されている
・・・・(-_-;)
慎重なサウンドチェックをとうに終えて、セッティングは完了しているので十分進行に余裕があります。

準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
華麗なる懐かしいシカゴ・ブラスロック・ショーの幕開け。
この手のジャンルを扱うバンドは日本広しと言えども残念ながらふしぎと皆無(ただ単に難しいだけなんだけどね
それが証拠にSTAの演奏に関わったミュージシャン数は130人を軽く突破している
その数字は今後も増え続けるでしょうね)
はい、さてさて、お手並み拝見と参りましょうか
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います((´∀`))
1曲1曲が無駄なく仕掛けを施しコンパクトにまとまって次々と飛び出してくるよ
おもちゃ箱をひっくり返したかのようなサプライズの巧みな連続技
こいつら、摩訶不思議で愉快痛快、奇々怪々なる微笑ましき集団故にご注意のほどを・・・・

***せっかくなのでこれまでにこのバンドがぶちかましてきた名演やドタバタ劇も交えてお届けしたいと思います
どうかご理解のほどを・・・・・***

 それでは最後までごゆっくりとご堪能くださいませ。
ライブレポートの本編は後ほど・・・・・****

***MEMBER***
MASA・・・B CHO VO
AKI・・・KB CHO VO PER
MOCTHIN・・・DR CHO
TOMOCHAN・・・AS
KOBACHAN・・・G
TAKA・・・TS
MITSU・・・TB
TOMOKY・・・TP

***SET LIST(100%CHICAGOで一大網羅!)***
1、INTRODUCTION
2、SATURDAY IN THE PARK
3、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)
4、SO MUCH TO SAY,SO MUCH TO GIVE(言いたいことがたくさん)
5、ANXIETY MOMENT(不安の日々)
6、TO BE FREE(今こそ自由を)
7、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)
8、FELLIN' STRONGER EVERYDAY(愛のきずな)
9、FREE(自由になりたい)
10、25OR6TO4(長い夜)

狙ったかの様にノリノリなBGMが流れる
この陽気なサウンドに誘われてワイヤレスマイクを手にした司会者兼主催者の斎藤氏が頃合い見計らって
バンドを懇切丁寧声高らかに紹介する
((´∀`)ステージの下手から)

「はい、さてさて、小樽浅草橋オールディズ・ナイトはおかげさまで順調ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
今日も昨日に引き続きピーカン
暑いのも考えものですが・・・・そろそろ涼しい風も吹いてきましたね
ゴージャスなバンドが出演しますよ
私はバタバタですが・・・(-_-;)1人でMCを担当させていただいてます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
お次に控えしバンドも力強いパフォーマンス展開だからもの凄いですよ。
興味津々のジャンルは往年の邦楽&洋楽カバーが中心。
今後もドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです。
のってきたら遠慮なく、手拍子のほどを!!
・・・・夏に相応しいご機嫌な音楽をたくさんお送りします!!
応援のほどをよろしくお願いいたします!
とことんまで楽しませますよ~~!」と告げた

颯爽と現れたバンドの面々は万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

景気よくライブのスタート!!
まずはアキ嬢が、プログレッシブかつスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を轟かせる。
臨場感満点。
期待にワクワクするね。
(彼女は何でも受け入れてくれるから、調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!
頼もしい限り。
(このミステリアスなるSEも、事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさず、後方に鎮座するモッチンらに、手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで、歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
進行役を務めている斎藤氏が、再度アナウンスを発する
(事前にマサが手渡しておいたシナリオを読み上げる)

「たいへん長らくお待たせいたしました。
さあ!
マジに泣いても笑っても時間となりましたよ。
今か今かとお待ちかねの皆さん。
いよいよはじまります!
元気いっぱいに熱演してもらいましょうか!!
滅茶苦茶にかっこいいですよ
絶対に惚れますから
そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参ります。
ド迫力ホーンセクションの熱きエナジーを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
もはやお馴染み、北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
いざ、まいりましょう!
盛大なる拍手でお迎えください!
HEY THERE EVERYBODY!
OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!
COME ON BABY
LET'S GO!
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」
なんまら力が漲ってきたぞ。

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」
(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
賽は投げられた
これを機に正真正銘、華々しくSTAワールドの開幕だ。

一気に波状攻撃へと、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この顔ぶれだけに勢いが桁違いの号砲炸裂。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

すでに掴みはバッチリとオーケーだ。

普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、6年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子。
如実にフィルインの随所へ、ダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が、情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!
広々としたステージが文句なしに気持ちいい
ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦。
写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態リズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。
(ヒコちゃんも同様の事を言っていた)
メンバー一同愛して愛してやまない、じゃじゃ馬のようなナンバー。
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛。
方々からもマジに絶賛の嵐だった。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくる。
(途端にガクンとモニターが前にひっくり返って閉まった・・・・(´;ω;`)
乱暴でごめんなさい
すかさずスタッフが立て直しに奔走してくれた・・・・)
豪快に襲いかかりながらも、アグレッシブなアクションを巻き起こす。
(マサの正面最前列にイスで陣取った対バン達曰く、「マサさんはスペースが広いから相当に動きまくってましたね」と言ってきた。
スタッフはマサのステージング用に、わざわざ動線を確保までしてくれたのさ。
ありがたいことだよね)
以前のような、飛沫飛翔防止用パーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動きまわれる。
もちろん、そこそこに意識して加減はしていますよ。

計算されつくしたコバちゃんによる独特でシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
目をつむって聴いていると、とてもじゃあないけれど4人だとは思えない音圧だよ。
マジにこのホーン隊はモンスター級!
驚異的な連中だ・・・・。((´∀`*))

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。
ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。
会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?

先月の反省点は見事にクリア。
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

以前ハマピーのアドヴァイスで「スイングするように・・・」
この一言で数倍、曲が成長した。
こんなことをいうプレイヤーは皆無だっただけに、カルチャーショックを受けたぐらいさ。
もちろん良い方向にね。
もうこうなったらイケイケ!!

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。
切り込み隊長はいきなりミツによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロを奏でての場面転換。
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだろうけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえるアヴァンギャルドな技。
何事もなかったかのように振舞っていたよ
(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがミツの凄いところ。
このフレーズは、彼がなんまらリスペクトしてやまないジミー・パンコウ師匠からの影響が大きいらしいよ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能ある鷹は爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。
ねえ、ミツよ!
(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを書き直してきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずける‥‥でもご挨拶ソングだからねえ。
不動のポジションなのですよ。
悪しからず。

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ。
マサによる、流麗なるオクターブベースに導かれて場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はベテラン・トモキーの出番。
スッとステージ中央前方に歩み寄ってのトランペット・ソロは、熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。
一聴しただけで安定感抜群。
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ。
・・・実はオリジナルのtrumpetソロを、トモキー自らが手直して、他の管楽器隊と意見調整しながらラインを纏め上げてくれた・・・・。
いついかなる時にでも、才能溢れるプレイヤー。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいに、もの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

そして第3の男、コバちゃんのギターが火を噴いた。
臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える
(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。
いきなり過激なハーモニクスが導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます
(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
陶酔の表情を浮かべつつも、ただひたすらにエキセントリック。
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・ポーズ。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

(掛け持ちミュージシャンのコバちゃんは、超売れっ子。
他にも、いくつものプロジェクトに関わっている。
それらの時には大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している。
これが彼のステージ・スタイルなんだね)
そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト。

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、究極の稲妻フィルインで拍手喝采。
サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭にコバちゃんを経て見事な連携で繋がった。
ここで繰り出したコバちゃん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
トモちゃんからミツを経てタカ、そしてトモキーへのホーンセクションに受け渡す流れへ。


マサが後方のバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。
振り返りざま、モニター・スピーカーにまで走り寄って乗っかる。
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンピング二段キックぶちかましでフィニッシュ
(これ長年にわたって封印していたんだけど、このスペースだけに特別お披露目しちゃった
メンバー達が後で言ってたんだけど、ものすごい振動で床が揺れたそうで恐かったらしい
管楽器どころか上手のキーボードまで揺れたのだとか・・・・(-_-;)
な、な、なんとお、アッキーも特大のジャンプを公開していた!!
以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。
度肝を抜かれた観客は、ため息混じりに唖然としている。

****アッキー長年のお友達でもある「.J、そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。
もちろんその通りだよ。
去年の初夏からはギアを1段アップして臨んでいる新生STA故に大袈裟な話ではなく、方々から賞賛のメッセージが絶え間なく届いている。
この日に出演した各キーボード達もアッキーの全身全霊をフル活用したそのパフォーマンスを羨望の眼差し込めて大絶賛していたもんなあ****

やたらと口うるさいスジものでも思わずニンマリ。
半端なく日差しが暑いので、とっくに全身汗まみれながらも、すこぶるご機嫌麗しゅう((´∀`))。

 (回想シーン・・・・)
ある日、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ。
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。
トークも交えてね。
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ。
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ。
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨。
スタジオではまあまあの出来だった。
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。
「それでは、トップには、凄まじい勢いで吹き荒れるブラスロックを立て続けにお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。
(不敵な笑みを浮かべつつも)
特に人気の高い曲をやります。
盛大なる拍手で迎えてください!」
BGMのピアノは、その場の空気感で延々と進行。
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが見事にクリア。
かえって効果が倍増したよ。
これまたご機嫌なメドレー。
「今日はスペシャルなversionだ。
バラエティに富んだセットリストでお送りしますよ。
あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、この場にうってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」
と言った途端にアッキー親分
(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))
寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調とした、あまりにも有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる。
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くと、ミュージシャン冥利に尽きるね。
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ。)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。
ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー。
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂。
(彼女の根性の入り方は筋金入り。
メイクもバッチリと施している
ワイルドな迷彩柄のスカートと黒ファッションで統一しているではないか。
デニム生地製テンガロンハットと激レアなシカゴTシャツも彼女最大のチャームポイント。
こんな煌びやかな曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。
ところが当時STAに在籍していたニシヤンや久留ちゃんが、機転を効かせギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた。
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。
もはや手慣れたもんだよ。
これはこれで、斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。
西やん達もこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇るでような心持ちだったことでしょうねえ。
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。
感心しきりだった。
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。
その結果がここに結実したんだよ。
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。
大役を果たしたね。
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。
この感動がずっと欲しかったのさ。
本物だ。
(近年は本家のロバートラムさんが、ショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。
これが生命線なんだから。
シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。
サビにも奥の深い部分が垣間見えます。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

モッチンは、特にこの曲でのドラミングとコーラスが冴えわたっていた。
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。

コバちゃんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

この曲に対する思い入れがすこぶる強い熟練のファンも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
アベさんの大好物だけに熱狂的なエールを送ってくれた
それどころか一緒になって歌っているではないか
心底愛してやまないチューンなんだね
シカゴ愛好家冥利に尽きるよ
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見。
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。
ステージサイド(マサの目の前)では、常連組の観客が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

ホーン隊も時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らしながら手拍子を要求。
そろそろ肩の力が抜けてきたのか、爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

満面の笑みを湛えた成長著しいアキちゃんも、エキサイティングな観客達にすこぶる癒されたそうで右手を大きく突き出して煽っていたよ。
マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。

バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングでのモッチンによるハミングに至るまで、マサのアイディアが見事に実を結んだ
(今春から取り入れたアッキー&モッチンによるコーラス・ワーク。
これもスタジオ入りしてみっちりとトレーニングしたもんね。
過去にここまでこだわって突きつめた人は皆無だ。
今後も、もっともっと事細かく煮詰めてまいろう!!)。
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ。
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカル・パートをも現実のものとした。
モッチンと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてから、スタジオでプレイ。
3番の歌い出し入り口も高低のパートをぶっつけ本番で入れ替えた
すると一発で思いが噛み合って大成功
(ステージに上がる直前まで、モッチンはマサへ最終確認を求めてきたほどさ)
妥協なく、またまたハーモニーにテコ入れを図った、(メインのボーカルとコーラスの入れ替え)
その様には、皆も感服していたよ。
これを今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」
アッキー&モッチン渾身のハーモニー。
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト。
丁々発止に完奏。
普段はホノボノと佇んでいるモッチンではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね。

ファッションリーダーのトモちゃんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
彼女も毎回シックな黒スーツ姿で佇んでいるんだけど、胸元も露わに着こなしていてめっちゃセクシーなのだ
この日は涼しそうな上下白黒の服装にセンスの良いネールや髪型で、いつもにもましてオシャレ
襟にはサックスのバッジが付けられている
それをマサが指摘したらトモちゃんは得意げに胸を張って見せてくれた!((´∀`))
マサも対抗意識向きだしにベースのバッジをつけてきて見せたらバカ受け
彼女は「STAに人生を捧げるぜ!」とフェイスブック上で宣言もしてくれた
感動的なレディにファンも急増
祝福の乾杯を捧げよう

あららら・・・・!?
いつの間にか、最前列はオーディエンスでビッシリ状態。
目に焼き付けようと、食い入るようにステージを見上げている。