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THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

stanley clarke trio live at blue note jazz club 2012

2021-03-25 23:33:39 | Live Photo

好きなベーシスト、スタンリークラークのトリオライブ盤。
オーディエンス録音。でも中々臨場感あって素晴らしい内容。
モロにジャズ!
チラッと「スクールデイズ」のリフを弾いてサービスする微笑ましい場面あり。
NYブルーノートにて。
ドラムは盟友のレニーホワイト。
このジャンルだからハンドメイドブートでも全然気にならない。
ジャケットにtaiyo.yudenとか書かれてるし…😁


鎌倉土産店で購入したヌンチャクがこれだあ!

2021-03-02 14:24:08 | Live Photo

アチョーッ‼️
10代で「燃えよドラゴン」を観て大衝撃を受けた!
それ以来ブルースリーの大ファンさ😁
このヌンチャクは40年以上前に鎌倉大仏前の土産店で購入。
今も護身用として玄関に置いている。
中が空洞だから振り回すとヒュンヒュンと音がするよ!
もう一本、鎖ではなく紐タイプも持っていたんだけど、それは後輩にプレゼントした!


VOL,177 小樽お気楽ライブ65 運河プラザ三番庫 S・T・A編part,1

2020-12-21 19:11:04 | Live Photo

****さあさあ、大変長らくお待たせいたしました!ここからはグッと時間を戻して・・・・****

5、6:00~6:30

このブログの主役でもある

どこでやっても浮きまくりのバンド「THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)」が満を持しての登場です。

この日は特に浮きまくっていましたよ。

でも温かいお客様たちの後押しで大成功でしたよ。

STAでのライブも通算177本目を数えることとなりました。

月1平均的ペースはずっと維持したままで更新中だったのですが、それもついに途絶えちゃった・・・・

まさか、まさかのにっくき新型コロナウィルスのおかげでね。(でも皆勤賞はマサのみですがね・・・・)

そんなわけでして、今年は半分の6回で終了。

バンドからのメッセージです・・・・「北国唯一無二極上のブラス・ロック・サウンドを熱くお届けします。ヨロシク!」

今回はSTA以外に管楽器が所属していたバンドは皆無。

岩見沢コミュニティFMラジオ音楽番組でDJを努めるケニーさんが、マサのそばに寄ってきて「STA出演はまだ?待ちきれないよ!」とひとこと述べて微笑んでくれました。

毎度毎度のことながら、今回のSTAも大所帯を誇っています。もう誰も驚かないよね(笑)

ミキサー総主任のミワくん、そしてステージサイドにて(今年の9月からこの形態)全てを切り盛りして頑張っていた助手のケイタ君もすでにSTAに対しては熟知しているので余裕の構えです。

事前にマサが提出しておいた詳細なるセットリスト、編成表、器材位置、使用ワイヤレスの周波数帯域が記載されている用紙でバッチリと把握。

口頭による打ち合わせも済ませてあります。

久し振りの運河プラザ3番庫で総勢7人にて賑々しくお送りします(2019年3月17日の日曜日以来。先月出演したマリンホールはすぐ近所)。3人がホーンセクションを占めています。これもお馴染みの編成。でも広いステージゆえに皆ノビノビとプレイに専念できます。

今年よりニュー・ギター・ヒーローとして正式に迎え入れたのは当初パーカッションとして参加した西やん。最近は更なる手ごたえを感じつつ合流しているSTAライブです。

グッとSTAに新鮮なる息吹を吹き込んでくれました。

極上のテクニックは当然として、最大の目玉でもある彼の知性を糧に、益々エネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げて見せますよ。

使用器材は何とも怪しきストラトキャスターを使用。

これは全く聞いたことのないブランド。

そういうビザールギターを他にも所持しているのですよ。

でもテンションがバッチリでコンディションも最高。音もバランスもしっかりしていて当たりモノ。

直前までレスポールにしようか迷い、試行錯誤の末にこれを正式にSTA専用と決めたそうです。

決して妥協を許さない結果はじき出された答えがこれです。大正解!!

足元に置かれたマルチエフェクターとのコンビネーションに落ち着いたとのこと。

でも実は食う空間系のコーラスしか使用していないというんだから驚きだ。歪みはアンプによるナチュラルディストーションでオーケーとのこと。

ステージに設置されているギターアンプ3台(フェンダー、マーシャル、ピーヴィー)の中でピーヴィーを使用。マサと三輪君との説明で決定した次第。西やんは以前、このタイプを所持していたらしく操作はお手のもの。

「まだまだ今後もシカゴのメロを頭に置いてソロを弾けるように精進します。早さよりも心に残るフレーズを目指して」

なるほど、頭の下がる思いです。

リミックス、ミッドナイトクライシスでは、ベーシストとしてまた別の仕様で臨んでいます。それぞれに追求するジャンルが違いますから当然といえば当然ですよね。

今回は当初8人編成で臨む予定だったのです。

ツイントランぺッターとして。

唯一ニューフェイスのスズケンが新型コロナウィルス感染を避けるために泣く泣くリタイアしたのです。

残念ではありますが、また次回のお楽しみでとっておきましょう。

早々それも遠い日ではないでしょうよ。

そして今回のホーンセクショントリオはなんと全員はミキティのオーケストラ仲間(スズケンも含む)

なんとも頼もしく人脈豊富なミキティ姉御。

つまり9月の小樽屋外ライブ以来のメンツであります。だから気心の知れあった仲間たち。

大船に乗った気分で取り組める。

ところが。ところがですよ‥‥そうは問屋が卸さなかった。

トロンボーンの山ピーが7時本番でないと間に合わないとのこと。

だから主催バンドであるザ・パーティーズを差し置いてSTAはトリに収まるという事態に。

しかも直前にやはりコロナが影響して2バンドも出演をキャンセルしちゃった・・・。

よって時間が前倒しに。

どのバンドも巻き気味に進行。おかげでザ・パーティーズは多めにライブをこなすことに。

山ピーは夕方の5時に札幌コンサートほール「ヒタル」を出発。

そこから高速道路に乗って小樽入り。逐一ミキティに連絡をとりつつ

どうにか愛車で会場入りできました。良かったあ。予定よりも1時間早く到着。

そのまま息つく暇もなくステージに直行だ。

全員たった2回きりのスタジオ・リハーサルなのに、よくもまあ責任重大なるパートを各人が演じてくれましたツ(1回のリハしかこなしていないメンバーもいた)。

毎回のSTAライブ時も同様ですが、今回のセットリストもメチャクチャに複雑怪奇なる高難易度な内容(メンバーも大幅に入れ替わり)。そこのところは真面目で努力家で何にでも真摯に取り組むメンバー達。あの手この手を尽くして、皆がそれぞれに孤軍奮闘で全曲を己のものとして習得していました。

演じているメンバー達自身が驚愕していたくらいです。

火事場の馬鹿力なんでしょうね。

いつも無理難題ばかりふってばかりで申しわけない・・・・。

でも結局悲鳴をあげながらも皆が皆、ドップリとはまってエンジョイしているのだから嬉しい限り。ブラスロックの魔力が成せる業。

そのような猛者ばかりがここに集っているわけです。

ゆっくりする間もなく、ホーン・セクション達も最後に一通りの打ち合わせ。

まさに、いついかなる時でも常に危機に瀕している、危なっかしいバンドが何とかかんとかここまで辿りつきました。

いつものようにミキサー担当の2人とパーティーズのスタッフ達が手馴れた段取りで迅速丁寧なるセッティング。

名物ダンサーのケニーさんも駆けつけてくれたようで、心強いなあ。

もうこうなったら演奏に100%専念できるというもの。

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO PER

MIKITY・・・AS CHO PER

HAMAPY・・・TP CHO PER

YAMAPY・・・TB CHO PER

NISHIYAN・・・G

YASU・・・DR

HIROLIN・・・VO CHO PER

***SET LIST***

1、INTRODUCTION・・・CHICAGO

2、OLD DAYS(追憶の日々)・・・CHICAGO

3、GIMME SOME LOVIN’(愛しておくれ)・・・SPENCER DAVIS GROUP

4、I’M A MAN・・・CHICAGO

5、IF YOU LEAVE ME NOW(愛ある別れ)・・・CHICAGO

6、GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

7、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

全員のセッティング状況を細かく見計らってマサがアイコント。そして手拍子でテンポを送る。

まずは西やんがプログレッシブでスペイシーなギターミュートカッティングサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる。すかさずメッセージを返すと、それに便乗するかたちでヤスも剃刀のごときハイハットワークで応える。(この2人は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!)。

本編へのプレイが待ちきれないという様子。

マサは大股開きでスタンバイ。

 もうすっかりと手慣れた感じの司会進行役サイトウ氏が、会場後方から落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。

「たいへん長らくお待たせいたしました。いよいよはじまりますよ!今か今かとお待ちの皆さん。そうですよね。これから熱いステージをお届けして参りますよ。もはやお馴染みとなりました大所帯バンドが運河プラザ3番庫に再登場です。ハーイ!颯爽と彼等はやって来ました!北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!

ド迫力ホーンセクションを心ゆくまでドップリとご堪能ください!メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!それではヨロシク!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

ジャストなタイミングで「オーケー!1・2・3~!!」(思い切りミワくんがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけに勢いが桁違い(本来はもっと多いんだけどね・・・・)。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。すでに掴みはバッチリとオーケーだ。

普段はクールなヤスもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、一昨年の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が相当に感動的だったらしくて、今だに刺激を受けている御様子。如実にドラミングの随所にそのダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!

ほほえましい光景に常連組が客席でやや控えめに参戦。写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。メンバー一同愛して愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。その中でもこの日ほど迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!出色の出来と自画自賛。

しかしメンバー全員あの少ないリハ期間で、よくもまあここまで纏め上げたものだ。

各自は多くを語らないけれどね。

モニター・スピーカーに片足乗せて、マサが野獣のごとく吠える。ヒロリンはアグレッシブなパーカッション・アクションを巻き起こす。

計算されつくしたニシヤン独特なるシャープな音色のギターが、ヤスのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく(このギターは謎多き怪しいメーカーの貴重なる一品。コンディションも良好な光沢を放っていますが本人は詳細を決して語らず・・・・マサも必要以上に問いただしたりはしない・・・笑)

看板ともいえる3管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。後方サイドからは、ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。

鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体何を仕掛けてくるのか??

さあ、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

先月の反省点は見事にクリア。手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。切り込み隊長はいきなり久しぶり参入のヤマちゃんによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロで場面転換。

 ギリギリ滑り込みのリハなしぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。

大した度胸の持ち主だ。さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえる技。何事もなかったかのように振舞っていたよ(ヤスによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。

ここがヤマちゃんの凄いところ。

なんと自宅に宿題として持ち帰り3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!

能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。ねえ、ヤマ君よ!(1回目のスタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。すさまじき探求心)

マサによる流麗なる美しきオクターブベースに導かれて場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのヤスが猛然と先導しつつ、お次はベテラン・ハマちゃんの出番。

彼のトランペット・ソロは熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。

一聴しただけで安定感抜群。時折ヒステリックなハイノートなどもクールにヒットしてニンマリ。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。

なにやら恐ろしいくらいにもの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

ニシヤンは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。

そして第3の男、そのニシヤンによるワイルドなギターが火を噴いた。

いきなり過激なハーモニクスを導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。ただひたすらにエキセントリック。

序盤はテリー・キャスに敬意を表する・・・・。

へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。

音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。

チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。

この前面へのせり出しシーンはヒロリンのリクエスト。

極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるヤスが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるヤスもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。

いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、ニシヤン渾身の2音を筆頭に見事な連携で繋がった。

ミキティ嬢からホーンセクションへと渡る流れへ。ここで繰り出したニシヤン入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。これぞまさしくロックの原石。いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。

マサが後方に設置されたドラム用のお立ち台に左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。ヤスと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンプでフィニッシュ。

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとニシヤンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。

「yeah!! HAHAHA~!先ほどサイトウさんから紹介を受けました改めまして我々札幌からやってまいりました札幌トランジット・オーソリティです。

最後まで思う存分に楽しんでいきましょう!

本来ならば主催バンドのパーティーズが大トリを務めてもらうところをSTAが締めくくり。

本当に心から恐縮しています。それではドンドンとブラスロックの王道路線を突っ走っていきますよ。

いいかなあ!?・・・・

S・T・Aはどこで演奏しても浮きまくりなんだけど、今日のお客さんたちの反応はとても励みになるよ。大体この手のジャンルに熱狂してくれる人達って昭和30年代の生まれなんだよね(笑)。

まあ、こんな感じで今年最後のSTAライブとなります。

ヨロシク!!・・・・ネクスト・ナンバー・・・・邦題は追憶の日々・・・・・オールド・ディズ!!」

ピーター・セテラが気恥ずかしい、という理由でライブ演奏をことごとく拒否していたジェームス・パンコウ曰くつきのヒット曲。

ヤマちゃんはこれがトロンボーン奏者の作品とは全く知らずに気に入っていました。

やはりトロンボーンが前面にクローズ・アップされているから、無意識にセレクトしたんだろうねえ。

さりげなくも中盤は難易度強のホーンセクションなんだよ。

シカゴは現在、この曲をコンサート中盤における重要なレパートリーとしてずっと組み込んでいます。

この曲をSTAがライブ・プレイするのは2018年12月22日の日曜日ピグスティ以来。マサはシカゴ版・三丁目の夕日と呼んでいます。子供時代の古き良き懐かしいあの頃をもう一度。

日本中探しても、毎月こんなジャンルでやり続けているバンドは皆無でしょう。

まず体力が持たない、ジャンルがマニアック、そしてありとあらゆるエッセンスが投入されているために再現困難・・・・とまあ、毎回崖っぷちに立たされている状態の中、皆で和気藹々とアットホームなる活動をしています(爆笑)。

西やん、ここでは、やや控えめにバッキングにて盛り立てています。

でも粒立ちの良い泣きのフレーズは忠実にバッチリと挿入してきます。

どうしてこの曲をこの日に演奏したのか!?

それは以前にマサが四入囃子のドラマー、ミョウテン氏に誘われて新札幌コミュニティFM番組にゲスト出演した時に遡ります。

その際にミョウテン氏がお気に入りのシカゴソングを数曲ピックアップしてきたのですが、内容がやたらと劇コア。

「ダイアログ、そして追憶の日々が邦題のオールドディズ!」ときたもんだ。

マサは、飛び切り嬉しくなって「じゃあ、それレパートリーだから次のライブに組み込むよ!」と約束。それがピグスティ!更に今回も偶然トップの「パイナップル」ドラマーがミョウテン氏。再度実現したという運びなのです。

もちろんミョウテン氏も喜んでくれたよ。めでたし、めでたし~!!ここでの貢献度大は西やんとヤス。

西やんのほどよいメインリフの歪みギター・トーンと時折差し込まれる哀愁オブリ。究極はヤスのドラミング。

本人は完璧主義者ゆえに、ずっとストイックなくらいにこの曲に没頭。

結果はカウントのおかずにはじまり、要所要所に現れる独特の素早いフィルインに至るまで完コピ。

エンディングではダメオシとばかりに雷鳴のようなツイン・ペダルが轟いているし。

すっかり感動してしまったマサ。「ダニー・セラフィンに聞かせてやりたいね」と言わしめたほど。オリジナルのエンディングではフェイドアウトなんだけど、ここはちゃっかりとひねりを加えてSTA流に解釈。

ヒロリンにもコーラスガールとして貢献してもらったよ。

マサとヤス以外の5人は初演奏のこの曲だったけど、今までの中で一番の完成度だったね。

この1年ほどでやっとSTAもバンドらしくなってきたという証だ。

残響音のままでメドレー攻勢。

ここからは2曲がトリビュートコーナー。

10月に惜しまれつつ亡くなったスペンサー・ディヴィスに捧ぐ・・・・。

天才少年と謳われたスティーブ・ウンウッドの作品でスペンサー・ディビス・グループの代表曲。

シカゴはじめ数多くのバンドもカヴァーしているストレート&タイトなアップテンポ・タイプの異色ロックンロールでギミ・サム・ラヴィン(エディット・バージョンで。去年11月10日の日曜日、夕張ファイブペニーにおけるアンコール以来のプレイ。その時の西やんはパーカッショニストだったねえ)。

この曲はスタジオで演奏するたびに西やんが「なるほど・・・」と呟いていたという逸話あり(笑)。

ヤスによる重戦車のごとき爆音フィルに乗って、4小節目からいきなり導入部分をギター&ベースがごり押しタイプのリフで飾る。

リハ不足のためホーンセクションの入り口トラブルにも、他のアンサンブルは涼しい顔して何処吹く風の対応。

客は誰一人としてそのことに関しては気づかなかったようです。恐るべきふてぶてしいS・T・Aのメンバー達よ。

何も知らない観客達からは「イエー!」のエールがかえってきたからね。

これはこれでライブならではの醍醐味さ。しかし、やはり「ステージには魔物が潜んでいる伝説」は本当だった・・・・・。

ここは、奢り高ぶりなどのないひたすらに謙虚な姿勢が大事。

クセモノ集団、ヨッシャア!

ヒロリンも大好きな曲だけに思い入れもひとしおのご様子。

ホーンの強弱にも注文をつけていたっけなあ。

西やんも中間部のシンコペーションに対する疑問を呈してきたっけね。

最初マサが「全部シンコペーションでいいでないかい!」と言ったんだけどちょうどヒロリンが音源を流していたSから聞き耳を立ててみた・・・。

なんとシンコペーションは半分だったさあ。これで3人は苦笑いしながら解決。こんな些細なパートにも膝突き合わせて話し合いの精神が必要なんだよん。

引き続きヤスの正確無比な前ノリアクセントにのる「ヘイ!」の掛け声では、メンバー全員が元気一杯に拳を高々と突き上げるポーズ。

この一体感も申し分なき快感。

マサとヒロリンは喉も張り裂けんばかりに叫び続けながらも、四六時中ジャンプ、キックをそこいら中にぶちかます。

ホーン隊もミキティを中心に右手を掲げて、更なる抑揚感を華やかに型造る。

これは事前にマサが打ち合わせしたとおりだ。

心底頼りになる、多忙なレディだね。まさにいつでも臨機応変に対処してくれる存在だ。

マサはヤスのところまで駈けていってバス台に左足を乗せ、半身状態構えのまま2番の歌唱に突入。

横一直線体勢に居並ぶ勇ましきフロントマン達の雄々しきことといったら、それはそれはもうたまりませんよ。

エンディングでは突然ストップして「ヘイ!!」余韻を残したままでフィニッシュ。

まだまだメドレーは続く・・・

最大の鬼門ともいえる「アイム・ア・マン」開始へ。

(2017年3月12日の日曜日モダンタイム以来だ。しかもマサ以外のメンバーが全員違うし・・・・)

こちらもスペンサー・ディビス・グループの代表曲。数多くのカバーが今も生みだされている。

シカゴもデビュー前からずっとライブ後半における重要なるレパートリー。

珍しくマサが爪弾くベースがブイブイと主張するイントロがタイミングよく先導。

色々と試行錯誤を繰り返してきたけど、ミキティとヒロリンのリクエストでシカゴのスタジオバージョン同様にスローな空ピッキングから徐々に加速していくベースラインを採用。彼女たちもこれでご機嫌さ。

そしてドラムが、次いでギターが追随。

シカゴの息吹が伝わってきて戦慄が走った。

ヤスにしてみればこのくらいはお茶の子さいさい。

西やんはハモンドオルガンの絡みも兼任しているからそりゃあ大変な作業。それでも今までの中でも痒いところに手の届く導き出し方にマサは敬意を表して喜びを伝えた。

「だってこうしか弾けないでしょう」とは西やんの弁。

テリー・キャス崇拝者だけにそれも当然だよね。

この曲はブラスセクションお休み。でも当然楽はできませんよ。

ドラムスとギタリスト以外の全員がここでは、パーカッショニストとコーラス隊に大変身。

マサが振り分けた打楽器を皆で振ったり、叩いたりしてラテン系の世界を演出。

タンバリン、カウベル2個、鈴、ウッドブロック、シェイカー、マラカス。

ミキティは自分用にクラベスを購入したんだけど、いまいち軽い音なので響きに不満たらたら。また買いなおすそうですよ。

まあいずれにしても、その情景はSTAとしてはレアで壮観ですよ。イントロからちゃかぽことすこぶる賑やか。

結構ブラス隊は腕が疲れきって、しんどそうだったけどね・・・・、(余談ながらマサとハマピーは同い年です!)。

ドラムとギターによるコンビネーションも、異色のコードワークで個性を発揮しています。

ボーカルはヒロリンがすべてを担当。シカゴの場合は3人がリレー形式で歌い継いでいるんだけど(それまでのSTA もそれにならってマサと他のシンガーと交互に歌っていた)ヒロリンはそれぞれの声の特性をフルにいかして、陰と陽のコントラストを意識しています。

そして高低自在に操るマサのコーラスも見逃せませんよ。時と場合によってはバッキングが食われ気味になるほどの突き抜け感。

中間部分に待ち構えているのが、ヤスによる最大の見せ場でもある凄まじきドラムソロ。これにヤスは賭けていた。だから随所にわたって計算されつくしたストーリーを醸し出す。

西やんもワウペダル多用で彩を添えています。

エディットあたりから目印が不鮮明になってきたので、目くばせしてきた西やんにマサが一挙に4カウント合図。

相当にアヴァンギャルドで実験的要素もふんだんに盛り込んでだおかげで、元のさやに無事収まってくれた。

エンディングでもダメ押しのドラムソロを、渾身のベース・ネック振り下ろし4連発で猛追。

マサもバスドラに片足乗せて、シンバルにキックをぶちかまします。

「WOW!サンキュー!いつもにも増して浮きまくりのSTAではありますが(パチパチと拍手をいただく)、お客さん達が残ってくれて感激しております。

今、演奏した曲の中で知っている方はいますか?」

ケニーさんが手を挙げた

「あ!さすがケニーさんだ。当然だよね。失礼いたしました。」

と、ここでスペンサー・ディヴィス追悼の件を説明する。

「こんな感じで残り時間3曲ほど、ブラスロック街道を突っ走りながら頑張っていきたいと思いますので、最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。」

(ペットボトルの水を一飲み)

ここで気分転換・・・・次の曲でちょっと熱冷ましをしたいと思います・・・・知っているかな?セクシー部門担当のヒロリンがここでも心を込めて歌います。シカゴ初の全米1位に輝いた珠玉の金字塔。STA唯一のバラード。邦題は・・・愛ある別れ・・・・・原題はイフ・ユー・リーブ・ミー・ナウ(、今年の1月19日、日曜日モダンタイム以来だ。STAはE♭キーの故ジョン・オバニオン・バージョンでずっと演奏してきたのですが、ヒロリンはピーター・セテラのキーでスマートにさらっとこなしてくれました。しかもとびっきりにエモーショナルな歌声でね!やっぱり元キーでなきゃあね。伝わるものが全然違う。)」

 メンバー達も即座に曲の本質を理解してくれて(相当に大変だったと思うよ)、本番では美しい成果を遂げていました。

ニシやんは以前、入魂のボンゴ・シーンで貢献していたけど、この日はナチュラルにギタープレイヤー。

スタジオリハ時では多角的に、いくつものコードを提示してくれて数段も曲のレベルがアップした。

「それいい!エロっぽい!」と、皆から微妙にみょうちくりんな賛辞を与えられていたし(笑)

本人は「世界一コードを知らないギタリスト」と自負していたけれども、いやはやなんともどうしてどうして。

ライブ当日にも「未練がましくこんなギターを考えてみました」とSTAラインに早朝から音源をポロロ~ンと流してもくれました。

ヒロリンとマサも感銘を受けた次第。ヒロリンもサビの部分で自らギターを手に取り「Aかなあ??・・・」とか探りを入れてみたりして繰り返しダメ出しを言い続けた。

一番時間かけて、てこずっただけあって完成度もすこぶる高い。これは堂々と自信を持って言えること。

さらには今回ホーンセクション達の連携で、いつもとはまた違った神秘的な音作りに挑戦してみました。

 全体を覆うように見事なまでのホーンアンサンブルが、叙情的なタッチで采配をふるう。

和音の構成音というファンタジックな特性が一番発揮された曲なんでしょうね。奥が深い…とひたすら勉強になった。

煌びやかなる壮大なオーケストレーション・パートがストーリー映像を描きあげるのですが、現在の編成上、歌詞から練り上げた構想を西やんは、それまでの彼とは一線を画するメリハリあるプレイに織り込んで没頭しています。足元に設置してあるエフェクターのスイッチを踏み込んで深めなディレイ&リバーヴを加えたサウンドのソロも、マサのアドヴァイスで1オクターブ上げて、より曲のツボを引き出すことに大貢献。

幻想的な異空間に浮かび上がるSTAの面々。

よりドラマティックなる効果を狙い、サスティーン音色を膨らませての装飾。

中間部でのバッキングによるコード進行もバッチリと体得したから、水を得た魚のようにノビノビと演出しています。

中々にやるもんだねえ。八面六臂の大活躍。

さすがシカゴ・ミュージックのノウハウを究極に熟知している猛者達だけのことはある。

ヤスのワイヤーブラシも、程好いアクセントを生み出している。

繊細なる刻みも味わい深い。何も言う事なし。文句の付けようもない。

 ヒロリンはマイクを手に、とろけるような哀愁に満ち溢れた甘いボーカルで言葉に表せないほど切ないくらいの感情移入。

ハードからAOR、ソウル系からミディアム・ナンバーにいたるまで何でもこいの頼りになるスーパーレディ。

さすがマサが絶賛、太鼓判を押して惚れこんだシンガーだけはあるね。

ヒロリンどうだい?気持ちよく歌えたかな?

 マサによる絶妙なるハーモニーも後押しして、いい味を出している。そして、もちろんヤスも大人の魅力で渋い佇まい。

 控えめに体をくねらせながらのホーンセクションが、思い切り咽び泣いて盛り立てる。

 特にミキティのアルトサックスが、刺激的な色合いでムード倍増。

 グッと抑え気味のに西やんも、アルペジオとさりげないハーモニックス効果でジックリと持ち味を発揮。

「ウ~~、ママ・・・・♬」

エンディングでのメンバー一丸となっての連結プレイは、芸術の域に到達しちゃいそうなくらいに練りこんだもんね。

 

****さあ、いよいよ終盤に差し掛かってきた。泣いても笑っても残すところは2曲だよ。もちろん怒涛のブラスロック攻撃でとどめを刺す!!****


2020.11.3小樽マリンホールにおけるSTAのライブ写真が翌日、新聞に掲載された!

2020-11-05 04:25:08 | Live Photo

北国唯一無二の我がブラスロックバンドsapporo  transit authority活動再開後2回目のライブが昨日行われました!場所は
9月に引き続きメンバー達が大好きな小樽!
会場は綺麗で広いマリンホール!
ここはSTA初。
何から何まで申し分無し。
イベント名は小樽市文化祭スペシャルライブ!
入場無料、パーキング無料。
全9バンド出演なんだけど皆仲間達ばかり。
だから楽屋でも何処でも和気藹々の雰囲気。
もちろん感染には厳重に配慮した上でね。
何たってこの日を狙ったかの様に北海道は連日、新型コロナウィルス感染者数が深刻な状態に…。
それでも入場者数を制限、座席も間隔空けて盛況のうち無事にイベントは終了。

ステージ上のボーカルポジションにも飛沫防止対策の為にアクリル板を設置しました。
何処で演奏しても浮きまくりのSTA。
この日も、洋楽ジャンルはSTAのみ。
それでも好評を博しました。
今回の目玉はニューディーヴァのヒロリンに尽きます!
札幌のダイナマイトソウルフルクィーンのヴォーカルパフォーマンスは圧巻。
本日の道新小樽版にも記事が掲載されてました!
主催の斎藤さん、音響の三輪チーフ、アシスタントの風間くん、スタッフの皆さん、イカした対バン連中、そして温かいオーディエンスに感謝です。
来月もSTAは小樽運河プラザに登場するよ!

〜セットリスト〜
1、イントロダクション…シカゴ
2、回想…スティーヴィーワンダー  
3、黒い炎…チェイス
4、長い夜…シカゴ


john wetton&geoffrey downes(CD)

2020-10-23 14:23:42 | Live Photo

ASIAの中核、ジョンウェットンとジェフダウンズによるデモ音源集。
と言っても充分に聞き応えのある内容。さすが超ベテランミュージシャンによる作業だけにツボを心得てますなあ。ジョン色の方が強いです。
ハードプログレポップロックバンドのお手本のような楽曲が余裕綽々にビッシリ詰まってます。
どの曲も程よくコンパクトにまとまっていて、あのジョンの唯一無二なる深みあるダンディなボーカルが流れてきただけで理屈抜きに申し分なし。ジェフも適材適所でいい仕事をしています。
このくらいの曲作りなんて彼らにしてみれば朝飯前なんだろうなあ。
この頃はASIAで大成功を収めるも、そろそろ次へのステップ目指して試行錯誤を重ねていた時期だけに、チラホラと実験的な要素も取り入れている。
インストあり、テイクを重ねた曲あり、女性シンガーを迎えての曲あり、ラストのみライブバージョンです。
この後は2人のプロジェクトicon、そしてオリメン再結成に繋がる訳だ。

それにしても改めて思うに、やはりジョンウェットンはとてつもなく偉大だった
…!


仮面ライダーブラック 恐怖!悪魔峠の怪人館 レーザーディスク

2020-09-21 20:00:54 | Live Photo

俺にとってはやはり石森章太郎先生!
石ノ森ではない。
そして思い入れがあるのはサイボーグ009と、猿飛エッチャンだ。
でも圧倒的何世代にもわたって人気があるのは
仮面ライダーだよね。
俺は1号2号で離れたけど(そのあとに少しだけゴルゴ13のさいとうたかお先生作品のバロム1に手を出した)
で、バンド仲間からある日
「マサさん、夕張に仮面ライダーの撮影が来たよね!」と言われてビックリ‼️
全く知らなかったあ!
多分、夕張映画祭のゆるキャラが石森章太郎先生作品のシネガーだからその流れなんじゃないかなあ?
シネマと隈取りタイガーの合体名。

そこで早速格安でソフトをゲットした!しかも、レーザーディスクで。
到着してすぐに3回も観てしまった!(25分だからねー)
仮面ライダーブラック
1987年撮影。
第8弾のライダーだ。
いやはや何とも夕張三昧。
夕張をやたらと連呼。発音がおかしいし。
我が故郷が炭鉱から観光へとシフトチェンジした頃。
遊園地、石炭博物館、坑道、ずり山やらがたくさん出てくる。
とにかく怪人集団は人さらいばかりやるし姑息な悪だ。
そこから脱走した博士は目の前が警察署なのに橋の下に隠れてる。なんで警察署に逃げ込まないの?と、思わず突っ込みを入れたくなる。
当時の夕張市長も本人役で出演。
曰く、夕張を悪の要塞にするべく町ごと征服されてしまったらしい。憎たらしいなあ。
当時、目玉だったロボット館の巨大ユーバロットが戦闘兵器にされてた。
夕張峠は悪魔峠かい?
そして悪の要塞は、メロン城!
そこで仮面ライダーブラックと怪人とが対決!
ライダーキック炸裂。
西武警察に負けないくらいの爆破シーン満載!
最終的にメロン城とロボット館は爆発!まあ、ロボット館は実際とっくに取り壊されてるし。
炎の中から、ライダーがバイクにまたがり煤けて爆走!
めでたし。めでたし。

さらに本日、いてもたってもいられなくなり興奮冷めやらぬうちに夕張ロケ地巡り。
当然誰もいない。
遊園地もない。
山の中腹に位置するメロン城は廃墟と化していた。
ここで対決したんだあ…と感無量。
でも、そこら辺に動物のフンが落ちてる。
すると草むらが「ガサガサ!!」
ヤバイ!
仮面ライダーに変身できるのならば、無敵なんだけど、ここは素早く撤収!

ちなみに、ブラックには出てないんだけど、一説によると、夕張を破綻に追い込んだのは
ショッカーらしいよ…^_^


VOL,175 2020 otaru浅草橋オールディズナイト17&北運河サウンドエナジー9合同イベント(PART,8)

2020-09-20 07:08:04 | Live Photo

****いよいよ中盤に差し掛かってきました。

天候不順だけどそんなものバンドサウンドで消し飛んでしまえ!!よろしく!!****

14:00~14:20

9バンド目は、先ほどの伊達男スギちゃん率いるその名も「杉ちゃんバンド」のバックで、燻し銀の演奏を繰り広げてくれていましたが、今度はメインを張ります。

このバンドに会えるのを、心待ちにしているファンが一杯いるのだよ。

毎回ライブには「杉ちゃんバンド」「BERRY JAM」が常にカップリングです。

そういうわけで満を持して、一旦袖へと下がった「BERRY JAM」が再びステージに現れました。

このバンドも「STA企画リブレーション」にはたびたび参加してくれています。

 結成9周年を迎えた「BERRY JAM」(ジャンルは往年の洋楽スタンダード中心で)

先述どおり、スギちゃんを除いたメンバーがこのバンドへと変身です!

一度でもライブを見た方ならばお分かりでしょうが、同じメンバー構成ながら、全然タイプの違う落ち着き払ったムードを堪能させてくれるのだから驚愕ですよ。

主に札幌を中心に活動しているのだけど、何故か以前は小樽屋外イベントでばかり観ていました。場所はマリンフェスタや浅草橋(昨年は曜日違いでタイバンできなかったけどね・・・・北運河サウンドエナジーでは観客として訪れてもいました。本当にメンバーの皆さんは研究熱心で、ライブの雰囲気が大好きなのですね。)

その都度、鉄壁なる熱演を繰り広げてくれたのです。

そしてマサからの熱きラブコールに応えるべく、STA企画「リブレーション」ライブにもちょくちょく参加してくれるようになりました。

(白石ピグスティ&ススキノ・ホットタイム)

メンバーからのメッセージです

「お洒落で音楽好きな大人の方にフィットする、曲づくりを目指し活動してきました。

一昨年、遂に念願の音楽の街・小樽浅草橋に出演することができました。

3年前に雪明かりの路オールディズライブを観て、小樽の皆さんの情熱を知りました。

そして近年はピグスティ&ホットタイムなどなど他のビッグイベントにも参加ができて嬉しく思います。

たくさんのバンドさん、プレイヤーさんとも親交が持てればと思います。どうかよろしくお願いします!」

一昨年の夏のステージではロングへアに花飾り、華麗にムームーを着こなしていた女性シンガー・チエミさん。先ほどまではコーラス&サックスでしたが、ここでは艶やかなる雰囲気を漂わせ、フロントセンターにてボーカルを披露しながらライブは進行。で、今回のいでたちはというと・・・・帽子から服装に至るまでほとんどを黒で決めたダンディーな男性陣と共に、ロングヘアと長い脚を強調するべく、ジーンズシャツと黒のブーツでスタイリッシュに決めてくれました。

これにサックスを構えたら、なんまらカッコイイ。絵になるよ。羨望の眼差しが注がれていました。

こういうところなんかも、一つの楽しみですね。

(ホットタイムの時にはトリプルギターでキーボードのアイ嬢も在籍していましたが、今回も原点回帰とばかりに急遽6人編成へ立ち返りました。

サングラス姿のメンバーはいなくなったよ。

霧雨がそぼ降る中でも気分爽快!

まずは編成を記載させてください。

フューチャリング・メインヴォーカル紅一点のチエミ嬢はサックスも兼任。ドラムはカバくん、そしてベーシスト&コーラス&ヴォーカルのトモさんは堂々たるシェイプが神々しいHSアンダーソンの黒ベース、ローズ指板(モリダイラ楽器)。ツイン・ギター(3トーン・サンバーストボディにメイプル指板のSTはファーストギタリスト&コーラスのタイキ君。セカンド・ギター&コーラスはリーダーのヒロさん。バンマスは事前にマサへ直々丁重なるご挨拶をしに来てくれました。去年の前半まではなんとアコースティックギターをも担当するという二刀流でしたが今回はエレキに専念。ブロンドボディカラーのストラトキャスター、ローズ指板を使用。ストラップはフェンダー布製の黒を着用)。そしてキーボードのアイ嬢という布陣で網羅。

ほとんどのメンバーがボーカル&コーラスをこなせるというのは、最大の強みですなあ(ヴォーカルにはリバーブを深めにかけて頂きました)。

オープニング・ナンバーでは、意外性を狙ったのか重量感や厚みもタップリある、カバくんの激しくも正確なるドラム・ビートがいきなり炸裂した「ホットレッグス(ロッド・スチュアート)」だあ!(名プロデューサー故トム・ダウドによるアルバム「明日へのキックオフ」1曲目に収録されているファースト・シングル)

本家カーマイン・アピスも真っ青な迫力。

セットリストに対するひねり具合が、常に絶妙ですね。これも初めて演奏するところを見たよ。

嬉しくもご機嫌なる裏切り行為!

だって毎回セットリストの殆どを入れ替えているんだもんなあ・・・・・。

「一体全体、持ち曲はいくつあるの!?・・・」って尋ねちゃったくらいだ。ものすごい懐の深さを痛感した次第さ。これ、並みのバンドでは到底無理な離れ技。

しかもどの曲も、高度なテクニックを要求されるものばかりだし。

お馴染みのイントロリフがはじまった途端、気分はすっかりとディスコ・フィーリングにドップリと浸かりきって、

オーディエンス達は、ジッとイスに座ってなんかいられないよお~!とばかりに我を忘れ踊り狂っています。

会場内はディスコに早変わり。

ダンサンブルに盛り上がりをみせていましたよ。

グイグイとうねって迫りくる、強引なまでのタイトなロック・アンサンブル。

チエミ嬢は男顔負けなほどのストロング・ヴォイスを豪快に披露。

サッポロのボニー・タイラー風。

当時イギリスからアメリカへ渡りブロンド美女と次々に浮名を流しつつも成功を手中に収めて、スーパースター街道を驀進したロッド極め付けのナンバーだ。超豪華なバンドメンバー達でも話題が沸騰した、ターニング・ポイント・ドラヴィング・ヒットナンバー。

しびれちゃうなあ。個人的にもドツボにはまってしまいました(これはメンバーにも直接伝えています)。

そのウンチクに関してはロック通ならばご存知のはず。リアルに蘇ってきましたよ。

ここで特筆すべき点といえば、やはりギターのお二方に尽きるでしょう。

まず原曲なのですが、主役はファンキーなハネハネ・リフのタッチ感覚。

これをタイキくんがギターで違和感なく、見事忠実に再現しているのですよ。

ストラトキャスターによるトレブリーな音質もフルに発揮。

そしてヒロさんはもう一つのアクセントを、ギターでさりげなく奏でているのですよ。

なるほど、ツイン・ギターによるアンサンブルが序盤から如実に反映されているではないか(ロッド・ヴァージョンではトリプル・ギターだけどね)。

そしてフィル・チェンばりに、トモさんによるパーカッシブなベースソロもバッチリと炸裂。

普通ならばこれほどに高度な構成の楽曲はスルーしちゃうんだけれども、ベリージャムは余裕の表情で味付けを注入してサラッとこなしてる。

やはり彼らは只者ではなかった・・・・。去年までのライブではしっとり系に比重が置かれていたけど、今回はバリエーションが豊富だ。

「ベリージャムです。今の少しは明るい曲だよね。それでは・・・・・さあ!メドレーでいくぞ~!!

去年公開された映画をキッカケにクィーンがまたまた再評価されていますね。今年明けたら早速来日公演も行われたし。

これはとっても良いことだ。というわけでして、ベリージャムらしく・・・・・それではポップ目の曲をお届けしたいと思います。クィーンをやってみましょう!ヴォーカルはトモさんに代わってもらって・・・・よろしくお願いします。それではまず、メンバー紹介をしたいと思います」

バスドラムの連打に合わせて、一人一人を愛情込め懇切丁寧ユニークなジョークも交えて猛アピール。

そのままの勢いで流れにのって

人気曲で「愛という名の欲望(ライブバージョン)」だ。

ヒロさんの真骨頂。ノーマルな乾いた歯切れ良いギターで元気一杯の幕開けだ。

ノスタルジー臭漂うバックに導かれて歌い出したのは、先述のとおりベーシスト・トモさんだあ!

チエミ嬢とはまた違った魅力溢れる男の力強きミディアム・ラブソング。魂の咆哮に酔いしれるヒトトキというのも乙なもの。

咽び泣く歌メロは、説得力がほとばしり出ています。

トモさんのボーカルは毎ステージで必ず1曲聞かせていただきますが、改めて目から鱗状態。ベース&ボーカルでこのタイプの曲にチャレンジするのってけっこう至難の技なのですが、とても勉強になりました。

ヒントも得られましたよ。

チエミ嬢による厚みのあるハーモニーも天下一品。よりドラマティックな展開へと雪崩れ込む。味わい深いなあ・・・・・・。

右手に持った白の三日月型タンバリンを打ち鳴らすお姿も神々しく映えていたよ。

クィーンがロカビリーに走ったと当時のロック界が話題騒然となった軽快なるナンバー。

結局はこれで念願のアメリカを制覇したんだから、クィーンは大したバンドだね。

ストレイ・キャッツが受けていただけに、時流を狙っての大当たり。

まあ、いずれにしろ、どれだけの年月を経ても、決して色褪せたり古臭くなったりしない光輝く永遠のポップ・アイコン。

今もって別格のアンセムだ。

よりコンパクトに纏め上げられた、序盤戦にはもってこいの一撃ですね。

何から何まで申し分ないほどにうまいなあ・・・・皆、楽しそうだよ。

この光景を後方の席から眺めていたんだけど・・・うかつにもシミジミと感動しちゃったさ・・・・。

ギターとドラムスの若い2人は、メンバーの中では息子ほどの世代違いなのに、これまた卓越した腕前なんだから恐れ入っちゃったよ。

牽引役も堂々とムーディーに請け負っていたし。

時には先輩達を凌駕するほどの存在感も発揮していました。

タイキ君のナチュラル・トーンで迫ってくるギター・ソロは、風格さえ滲んでいるよ。

「じゃあ、次はまたもや私が普段あまり持ち慣れていないアルト・サックスを手に歌います。

タイトルを言わなくても、あっ!とすぐにわかると思います。タイトルは言わないでね・・・・・・。それでは続きまして・・・あれです・・・・・・」

まだ明るいけれども大都会の夜の世界の気品が充満している、ちょっとテンポ遅めでジャジーな「スムース・オペレーター」(シャーディー)

それまでのバンド達が繰り広げてくれた、賑やかなお祭り騒ぎ大会の後だけに、グッとシックに迫ってくるものがあります。

やや重めのドラムによるリズム・ワークに乗り、チエミ嬢がサックスをブローして、スポット・ライトを独占。

皆の視線を一身に集めています。

歌声も独特なる語り口調で低く囁き掛ける、意外にもテクニックが必要な難しい作品。

一世を風靡したMTV時代に鮮烈なる映像とシャーディーのファッションが、妖艶なる美を醸し出していて多方面に一石を投じていましたね。

臨場感たっぷりで効果覿面。

更にミステリアスでムード満点な演出を狙っています。

ここはじっくりと聞き入ってみるのも一興。中々に新鮮だ。と思っていたらドンドン過熱していきソロバトルへと発展。

間髪入れずに目まぐるしくバトンを繋いでいく。

ベースソロは決して派手ではないんだけれども、流麗なるアート風ラインを鮮やかに描ききっています。

確かな実力に裏打ちされた巧みの技だ。

追随する形で引き継ぐサックス・ソロの応酬も聞きもの。

締めくくりはボーカルに橋渡し。余韻を残しつつも・・・・・会場は虜になっていましたよ。

落ち着き払ったステージングに徹してはいますが、内に秘めたるパッションは常に燃え上がっているようです。

「どうもありがとうございます。どんどんと暗い感じで進行していますが・・・・・もうサックスは吹きませんから・・・・それではせっかくなので、超スタンダードを・・・・・ここでちょっと暗目な曲をお送りします・・・・ウィアー・オール・アローン(ボズ・スキャッグス。」1976年にリリース)」

非の打ち所なき甘美なまでのパーフェクトなるAOR界永遠の金字塔。

この場面にはもってこいだね。アダルトな気分に浸りきって、チーク・ダンスへと洒落こむカップルも数組出現。

心にシミジミと染み入るほどに切ない、泣きのバラード決定版だ。

チエミ嬢だから、多分リタ・クーリッジのバージョンをお手本にしているのかな・・・?(ちなみに邦題は「みんな一人ぼっち」)

噛み締めるように優しく歌い紡いでいたのが印象深かったなあ。

ハイハットの繊細な刻みから、思いっきりサスティーンがエモーショナルなギターによる美しい旋律を筆頭に、徐々に高みへと登り詰めていく様は感動的ですらあります。

起承転結の絡みはお手本のようなもの。お見事。

いやが上にも黄金のエクスタシーワールドへと誘われてしまいます。クラブさながらに色彩も鮮やかなスポット・ライトが揺れている・・・・。

誰もが言葉を失うほどに聞き入っている。!!

「踊れる曲を・・・・・・・一気に黄金のスタンダードへと突入します。」

威勢のいいカウント「1・2・3・4!!」から飛び出してきたのは

「ノック・オン・ウッド(エディ・フロイド)」()

十八番の登場。定番中の定番。

初期スタックスの代表作。かっこいいねえ。

栄光のソウルフル・ミュージック美学に拍手の嵐。

ここから多大なる影響を受けたアーティストは膨大。

力の抜け具合が絶妙。サザンソウルの決定打。

この曲は数多くのミュージシャン達が現在もカバーしているし、理屈抜き、非常にライブ栄えするよね。

シカゴだってデビュー前からライブのレパートリーにしている(残念ながら日本公演では今のところ実現していないけど)。

ザ・ブルースブラザースのテイクもつとに有名。

曲名や作者を知らなくても洋楽ファンならばイントロリフ一発で「ああ!!聞いたことある!!」と!!思わず膝を叩くことでしょう!!

STAも今年の3月にはめでたく初お披露目しました。

ギターのダンサンブルなコード・ストロークが爽やかに響き渡る・・・・。

タイキくんによるやや控えめなるボーカルも光ってるよ。正に阿吽の呼吸だ。

渋さに満ち溢れた軽快なピッキング・ヒット。大々的にクローズアップされた、歯切れのよいギターソロにも要注目。

タイキ君はなんであの若さで、ここまで繊細な熟練ギターが弾けるのだろうか?

これはオフ・ステージの時にも彼へ言ったんだけど、当の本人は至って謙虚に微笑むのみでしたね。

能ある鷹は爪を隠す、ではないけど筋金入りの本物だよ。

ツボへと、モロにはまった感ありのオーディエンス達は脳天ヒューズ・スパークしまくり。

熱冷ましとばかりにこの曲をここへもってくるなんて、中々に心憎い配慮ですなあ。

もちろんベリー・ジャムはこだわりにこだわりぬいた趣向を施して、へヴィーな演出で場を盛り上げていました。

ステージの進行具合を、詳細に計算しつくした組み合わせは素晴らしい。

圧巻だよ。敬服しちゃう。脱帽モノだ。

しかもベリージャムのメンバー達の許容量の幅はハンパではないね。

なんでも巧みにこなせちゃうんだから。

洋楽、邦楽、オールディズからディスコ、果てはJ-POPに至るまで網羅しています。

ありとあらゆる経験にもとずいた自信を基盤にしているだけに、守備範囲の広さが窺い知れます。さすがだ!

毎回タイプの異なるテーマを掲げて観客に提示してもくれます。だから飽きずにだれる事もなく、陶酔の極限まで導いてもらえるわけですね。

「イエイ!!どうもありがとうございます。メドレーでお送りしました。懐かしいですね。まだ私が生まれてなかった頃の曲」「全然、生まれてない?・・・(笑)」「チエミちゃ~ん!!」「は~い!!最後までどうぞお付き合いくださいませ・・・。今日はギターのタイキにMCを任せようとしたんだけど却下されちゃいました・・・。」

メインのMCはチエミ嬢。

「ベリージャムは明るい曲は少ないのでまだまだこのままいきます。飲んで、歌って、踊れる人はよろしくね!先ほどのバンドには負けないように(杉ちゃんバンドのこと!)まだまだ頑張ります。あのバンド、ガラが悪かったよ~(笑)。

ザ・ビートルズで・・・・カム・トウギャザー!(名盤「アビーロード」より。ジョンが創作した部分はチャック・ベリーに訴えられましたね・・・・。後のアルバム「ロックンロール」でそれも解決したけど)」

雰囲気一変して繊細でさらに黒っぽいロックグルーヴも加味してきます。

私の一番好きなビートルズの曲で場面転換からダメオシ。これ、ベリージャムで聞くのは2度目。 

しっかりとベリージャム流アレンジも施されている。ただ単に演奏するだけで終始しないところがクセモノバンドの最たるところ。

何度聴いても鳥肌が立つほど、目いっぱいに震えがきちゃうのさ。

うねりまくりの革新的なベースラインをよくコピーしたものです。ベーシストならば誰でも耳に馴染みがあることでしょう。

極めつけだ。青春時代にフラッシュバック。

音楽の神様が創作したのではないかと思えるほどに、一切の無駄も無い完璧で崇高なる曲に感じます。

センスのいいベテランバンドに相応しき選曲。

今回のイベントは女性シンガーが多いという事に気付いたのは本番中盤に差し掛かった時。

これは脅威に値する出来事だ。女性ミュージシャン達の台頭は非常に喜ばしいことだね。

「緊張しすぎてMCを忘れていました(笑)。何を喋るんだっけ・・・??」

もうこの辺に辿りついたら、メンバー達もリラックスしてきたのか饒舌になってきました。

和気あいあいの空気感漂う中で懇切丁寧にメンバー紹介を絡め、

さあてと、次には何をやってくれるのかな・・・ワクワクものですよ。

「最後の曲となりました・・・・・」「えええ!!???~」「またまた~(笑)最後は新曲です。踊れる曲を・・・・これで締めくくり。いってみましょう!!・・・・スーパースティション(スティーヴィー・ワンダー。邦題は迷信。当初はあのスーパーカリスマギタリスト、ジェフ・ベックのために書いた曲。ちなみにこの曲はこの日、STAやセイラーズとかぶっちゃいました)!!」

最後の最後まできっかりと琴線に訴えかけてくるのだ。

即座に小樽の屋外会場はクラブと化す。

クラヴィネットからアップテンポにはじけ飛ぶ旋律に煽られていやがうえにも無意識に体が高揚する。

アドレナリンが全身で爆発して噴出。

アンサンブルが一体化して、より巨大なる音像を構築する。

この光景を後方の席から眺めているとつくづく「グルーヴィーだなあ」と呟いちゃう・・・・。

ここまでとことんにやられちゃあ不穏な雨風なんか途端に尻尾巻いて逃げていっちゃうよ。

当然、賞賛&感嘆の声が鳴り止みません。

もう完全に参りましたよ‥‥お疲れ様でした!!

「またベリー・ジャムを見かけましたら、今後とも応援よろしくお願いします。」

****どうです!迫力満点でしょう。

過激さも増してきたところへ天候もやや回復してきたようだよ。よしよしと!!****

 

 

 

 

 

 


the sapporo transit authority(STA)of stage photo!

2018-08-29 17:57:25 | Live Photo

the sapporo transit authority(STA)真夏の小樽ライブが無事に終了!

短い北海道の夏、屋外ライブもこれにて締めくくりだよ!

14年間バンド活動しているのに、不思議とSTAのオフにおけるフルメンバーフォトってないんだよね。

熱きステージを降りた直後に由緒ある建物をバックにパチリ!

ふてぶてしき猛者どもの面構え。

この日出演バンド中、最多人数の10人編成でブラスロックが吹き荒れました!一番観客の多い時間帯で、天候にも恵まれてめでたし、めでたしだ!^ - ^

素晴らしい対バン、オーディエンス、スタッフの皆さん、サンキュー!


VOL,116 S・T・A LIVE AT小樽市民会館 PART2 

2015-11-09 19:55:01 | Live Photo

PHOTO:MR,IWANE

もう何度もSTA体験している観客達からは、即座に歓声が送られてきます。

いつものようにノブによるやや抑え気味のコード・カッティングが静寂を突いて流れ始めると、追随するがごとくケンがハイハット・スタンドでリズム・キープ。

マサが腹の底から搾り出すようにブラスロック・サウンド宣言。

徐々に音量が増幅した場面を見計らったようにバンド名を高らかにシャウト後のカウント「1.2.3~!!」

ズッドン!!とけたたましき重低音が叩き出されるとホーンセクションがいっせいに吹き鳴らされてライブ・スタート!

今回は鍵盤&パーカッション不在、コーラスも薄めなので各メンバー達にかかる負担も大きいですが(それでも8人!)根性で挑みます。

まずはフロントサイドにベースを操りながら飛び出したマサが、リードボーカルで唸りをあげつつせり出します。撮影スタッフがカメラを向けてくると早速あらゆるポーズにアクションを織り交ぜてシャッター・チャンス・サービス。

ソロ一発目はタクチャンから(最近はカツとタクが交互にSTAライブに合流)。

普段の温厚そのもののニコヤカな表情から今は別人のごとく凛々しく真剣そのもの。そのまま、ファニーへバトンタッチ。実に伸びやかなペットによる哀愁の旋律を余裕で聴かせてくれます。

ノブの思い切りサスティーンを効果的に活用したギターのトーンでアバンギャルドに攻め立てた後は3番のボーカルへ。ここで、最初の事故が発生しましたが(けっこう肝を冷やした)全員クールにクリア。

マサMCで「改めましてTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです!皆さん、楽しんでますかあ~?YEAH!!この勢いで残り時間をブラスサウンドで畳み込んでいきますのヨロシク!!NEXT NUMBER・・・SOME LIKE IT HOT !!」

ケンによるファンキーなドラムフィルが物凄い地響きのように不気味かつ厚みのある音で迫ってきます。

特にバスドラムのへヴィーなこと。

ラブガンのヒーロ☆スタンレーは別バンドでデュラン・デュランのカバー・バンド「ヅラン・ズラン」でも活動しているのですが、この曲を今回STAが演奏することをマサから伝えると「いいなあ!!」とニヤリ。

マサは事前に一つ一つの曲調をスタッフに伝えておいたので、その都度照明がカラフルにイメージどおり演出してくれます。この曲ではモスグリーンで味付け。

何度もここにしつこく書きますが、広いステージは開放感一杯でノビノビとプレイに専念できて気持ちいいですね。

その広大な分、拡散する音響をいかにしてナチュラルに届けるかはスタッフ腕の見せ所。

リードボーカルのジュンはマサと何度もアイコンタクトを送りあってコミュニケーション。アカペラ・エンディングでも2人による締めくくりが大きな拍手を誘発。

「次の曲はシカゴの記念すべきデビュー・ナンバーでクエスチョンズ67&68」

一際大きな歓声に迎えられて、いっそう張り切るメンバー達。

今回のライブはマサとジュンの2人がボーカル担当なので、交互に歌い継ぐようなセットリスト。もちろんステージ進行のメリハリも考慮して組んでいますが最近の中でも出色の構成だと自負しております。

照明は情熱的なオレンジカラー。

会場から「ミユキちゃ~~ん!」の声が飛んできて彼女も手を振りスマイルで対応。

「シュガーレスのキョンキョンが言っていたけど、ほんとうにステージからは会場が真っ暗で何も見えないね。次の曲はSTA唯一のバラードで、シカゴ初の1位を記録したIF YOU LEAVE ME NOWです」

本家シカゴにならってケンはワイヤーブラシ、ファニーはフリューゲルホーンにそれぞれ持ち替えてプレイ。

ジュンは体をゆっくりとリズムにのせながら情感たっぷりに切ない男の恋心を巧みに歌います。聞き惚れるほどの入れ込みよう。

照明は歌詞の内容に沿って淡いパープルカラー。今回は編成の都合によりシンプル、タイトに徹します。マサは

ピッキングを比較的最小限に抑えてバッキングに専念。音を伸ばしてウィル・リーやビリー・シーンがよくやるベース・ボディとネックを逆方向にグイグイと曲げるビブラートを導入。これって楽器にとってひじょうに危険な行為。馬鹿力を加えすぎると「バキッ!」とネック折れやヒビが入ることもあります。スルーならともかくデタッチャブルやスルーネックは特にね。もう一つナットとペグ間の絃を指先でグイグイと押し込みビブラートする技も入れました。こいつも力を加減しないとチューニング狂い、弦切れ、ナット欠けの危険が伴いますが、マサのベースはブラスナットだから欠けの心配だけはないようですよ。ビリーやウィルは長身で腕が長いのでビジュアル的にも見栄えがいいところが羨ましい・・・・。

「早いもので残り2曲。ここからは理屈抜きに濃厚コテコテなブラスロックで突き進みます!IDES OF MARCH,VEHICLE!!」

派手なブルーの照明に刺激されたのか、このあたりからメンバー達の動きもより活発化。特にマサはステージ上の端々を駆け回り、それでも飽き足らずドラム台のケンの横にまで上って大股プレイ。

ブレイク部分では全身を回転。モニターも飛び越えてキック、スキップ、ステップ。ベースを上下左右に揺すりながらもリズムキープ。ワイヤレスを使用したら、もうシールドをひきずっての演奏はとてもじゃないけど、わずらわしくて絶対に無理(考え方は人それぞれですがね)。

ステージ上に上がってダンスしている人たちにもマサは擦り寄っていき楽しんでいます。激しく点滅する照明に呼応するかのように捨て身のマサはモニターに片足で乗り上げ、ノブは中央に歩み出てギター・ソロ。ガッツ・ジュンも渾身の喉を振るわせる。

「ラストです!まだ外は明るいと思いますが極上のミッドナイト・ソングをお届けしましょう!CHICAGO,25OR6TO4!!」

この流れを把握済みの客席からは待ってましたあ!とばかりに余力を振り絞っての熱烈合流。

マサはステージ一番先の突端にまですっ飛んでいって熱唱。

照明はサイケデリック・ムードを狙ったかのような不気味なまだら模様レッドで歌詞の内容にジャスト・フィット。

ここでもマサは1番と2番の歌の間奏中でメンバー全員の周囲を疾走。そして元のポジションに戻って何事もなかったかのようにボーカル。

ホール全体を有効利用しない手はないよね。

ギターソロ中もノブのそばで膝まづいて挑発行為。コーちゃんはサックス・プライヤーからカメラマンに早替わり。

エンディングではお決まりのマサによるベースネック掲げ上げポーズ。その後は、浅草橋屋外ライブで危険だからという理由で封印していたベースを外してのブンブン振り回しアクション復活!!

ここくらい広々としたホールならば許されるでしょう。それでもベースは想像以上に長いのでモニターにボディが激突しそうになったけど・・・・危ない、危ない。

「WAAOHHH!!」の掛け声でベースを振り下ろしてライブは終了しました。

「サンキュウ!どうもありがとう!!」

呼吸を荒げ、汗だくで楽屋に引き上げたらゴヘイ・バンドのF-KINGが現れました。わざわざSTA、ラブガンを観に遠路はるばる駆けつけてくれたそうですよ。5番目に出演したAYA嬢とも音楽談義に華が咲き、運河プラザ・ライブではアクセサリーショップで参加していたスバル嬢も今回は100%オーディエンス&ダンサーとして来場できて良かったね。ロビー出口ではイケダ君とマサはご挨拶。初めて知ったのですが彼はずっとSTAのライブを見続けていたそうで写真も膨大に所持しているんだとか。

またいかした仲間との出逢いがここに実現。こうしてそれまではまったくの他人だったのが、音楽という共通項が縁で懇意になれるのだからハッピーこの上ないですね。

 来月も小樽、2015年の区切りともいえるライブはまたもやSTA初会場の「かもめ亭お気楽ライブイベント」

と言っても「雪明かりの路ライブ」会場エンペラーの下に位置するなじみの場所。

今年一杯でここは使用が終りなんだそうで、ギリギリでSTA最初で最後のかもめ亭体験です。

年の瀬もブラスロックで寒さをぶっ飛ばそうではないですか!STAは待ってるぜ!!小樽よ、今夜もありがとう!!!

 

SPECIAL THANKS TO・・・HITOMI&AYA&F-KING&MR,IGARASHI&STAFF&MR,SAITOH&MR,MIWA&MR,ABE&MR,FUKUTOKU&HIKO&LOVEGUN&KIRI-CHAN&MR,IWANE&MR,IKEDA&SUMERAGIAN&SOBA-SHOP/SAKURAZAKA・EBETSU&THE PARTY’S!!