goo blog サービス終了のお知らせ 

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

MAKE ME SMILE~NOW MORE THAN EVER

2009-07-09 23:20:12 | STAのレパートリー
邦題(ぼくらに微笑を)~(愛は限りなく)
セカンドアルバム「chicago」収録。
james pankow作。
「長い夜」と並ぶ初期chicagoの代表的ロックナンバー。
7楽章からなる壮大な組曲「ballet for a girl in buchannon」からの第一楽章「僕等に・・・」と第七楽章「愛は限りなく」のニュー・エディットヴァージョン。
当時、ジミーの交際していたガールフレンドとの愛の遍歴をモチーフに描いており、いま現在においてもライブにおける一つの山場として披露されています。
chicagoに は数多くの組曲がありますが、やはりこの「ballet for a・・・・」がダントツだと思います。
次から次へと表情を変える、楽曲の流れ。
やはりジミーは只者ではありません。
chicagoにとっては初のスマッシュヒット。(日本盤には初期ピンクと黄緑ジャケあり)
ジミーがドライブをしているといきなりカーラジオから「次の曲はchicagoの最新ヒット!make me smile!!」との紹介でいきなりこの曲が飛び出したそうです。
あまりの衝撃であやうくジミーは追突事故を起こしそうになったとか。
周囲の人々に「この曲は俺の曲だぜ!!」と叫びたかったそうです。
ジミーらしいエピソードです。
もう一つの彼にとっての衝撃はあの大胆な編集です。
出だしから、まったく展開が違いますし、よくもまあ、ここまでといってもいいくらいぶつ切りのツギハギ状態である意味では感心してしまいます。(ジミーの驚きも納得)
私はこのバージョンも嫌いではありませんが。
後に日本のみで、オリジナルヴァージョンにて再リリースされて大ヒットしました。
その際にはシングルの両面にライブ&スタジオを収録しました。
まさにブラスロックバンド、chicago黄金期のことです。

STAでは、最初は「ぼくらに微笑を」のみを演奏していました。
ところが数年前に発売された「chicago box set」に初収録されたニュー・エディット・バージョンを聞き込んだ結果、第7楽章を合体して披露するようになりました。
そんなに長い曲ではないのですが、体力的にも、精神的にも3曲分に匹敵する楽曲であります。
一瞬たりとも、気を抜けないくらいに濃厚な完成度です。
ここのところ、オープニングポジションに鎮座しております。


解説 2564bass

if you leave me now

2009-07-09 23:13:28 | STAのレパートリー
邦題「愛ある別れ」
シカゴからの大ヒットナンバー。
ピーター・セテラ作。
全米ナンバー1獲得!!
この曲がシングルカットになった時、私は「ええ??・・・」でした。(またもや)
実は、ピーター、ブラスがあまり好きではないそうで、このような甘く切ないラブバラード路線を一つの方向性としてバンドに提案していたそうです。
ピーターも徐々に曲作りの才能が開花した時期でもありまして、この曲が認められたことによってますます自信をつけたようです。
現在のピーターのソロワークの原点でもあるのでは。煮え切らない情けない女々しい男のラブソングを書かせたら、ピーターはピカイチであります。
’84の来日時ではピーターが自ら12弦アコースティックギターを持ち、歌いました。
ソロももちろんピーター。
ちなみにベースはクリス・ピニックです。
また、スタジオテイクのオーケストレーションが、この曲の盛り上げにとても貢献しています。
STAでは、トランペッターがフリューゲルホーンを導入しています。
この曲は演奏してみて、ますます名曲!!との感が強まりました。

2564bass

saturday in the park

2009-07-09 23:12:17 | STAのレパートリー
chicago初のミリオンナンバー。
ロバート・ラム作
「Ⅴ」からのファーストシングル。
私が最初にこの曲を聴いた時の印象は正直に言いまして「??・・・」でした。
なんたってシカゴといえば吹き荒れるブラスサウンドが売りでしたからねえ。
でも今では大のお気に入りです。
後のAOR へのきっかけにもなった曲かも。
当時のボビーは(ロバートの愛称)キャロル・キング、ニルソンのようなサウンドの影響を受けていたそうで、彼のファースト・ソロアルバムにも如実に表現されています。
ピアノのシンプルなコードが先導していくのですが、けっこうシンコペが曲者です。
ベースラインが美しい。
さすが、ポール・マッカートニーの影響をうけただけあります。
ブラスセクションも控えめながら、いい味を出しています。
ジミーのさすがのアレンジです。
さらっと聞いているとわかりませんが、色々とリズムや展開に捻りがきいていまして、何度も聞いても演奏しても飽きがきません。
また、この頃のシカゴはコーラスにも凝りだしていまして、そこも聞きものです。
7月4日のアメリカ独立記念日にロバートがセントラルパークを散歩している時に、人々の平和に満ちた笑顔やたたずまいを歌にしたそうです。
まさにシカゴ版「イマジン」ですね。
私はこの曲で7月4日がアメリカ独立記念日と覚えました。

2564bass