厚生労働省は年金制度改革関連法案で、厚生年金の積立金を活用した基礎年金底上げ案について、厚生年金の流用だ、との批判が強いため、厚生年金の活用部分について、法案には盛り込まない方向を示した。
しかし、次回の改正で底上げの実施を検討できるように、厚生年金の減額措置を5年継続する内容は残すという。本来終了するはずの厚生年金のマクロ経済スライドを延長するというのである。
減額する受給者の水準が下がらないような配慮措置も盛り込むというが、本来基礎年金の増額をしないのなら、厚生年金のマクロ経済スライドは予定通り2025年に終了させるのが筋である。
それを厚生年金の減額だけは実施するというのは厚生官僚のバカどもが国民をなめているとしかおもえない所業である。
国民の目が届きにくいところで、国民の不利になる内容を勝手に決める。このような官僚政治を壊滅させない限り、いくら政権が代わっても日本は良くならず国民は生活に余裕をもてない。
選挙では官僚制度の破壊的再編成を主張できる政党を支持すべきである。