好調なスタートを切った『チュノ』。
『チュノ』の脚本家チョン・ソンイルssiは、昨年4月に韓国で公開されヒットした、カン・ジファン君、キム・ハヌルさん主演の映画『7級公務員』のシナリオを手掛けている。
ハードなアクションとクスッと笑えるコミカルなシーン、そして恋の駆け引きも描ける作家さんと見たw
『チュノ』は、逃亡したたちとこれを追撃する推奴(チュノ)師の姿から、それぞれの縁や愛憎を描くドラマとされている。
時代背景は、1636年~37年にかけての中国、清による朝鮮侵略「丙子胡乱」の頃だと言う。
1630年代、中国、明王朝が衰退し、北方の女真族の後金が台頭してくる。
1636年、後金の皇太極(太宗/ホンタイジ)が皇帝に即位し、国号を「清」と改めた。
しかし、朝鮮だけが皇帝即位を認めず、あくまで明の皇帝を推戴した。
これに対し、皇太極は自ら10万の兵を率いて朝鮮に侵攻する。
時の第16代王、仁祖(インジョ/在位:1623~1649)は、反正(クーデター)によって前15代王、光海君(クァンヘグン)を廃位し、即位した。
当然、朝廷では、和議or交戦か、大いに紛糾する。
仁祖擁立の反正功臣らの多くは和議を主張したが、大勢は大義名分を振りかざし、交戦論が優勢となった。
結局、親明政策を継続し、清皇帝を認めず宣戦を布告するに至った為、清の侵攻を受け大敗、服属を余儀なくされる。
1636年1月、清の太宗は、大軍を率いて疾風のように鴨緑江を越え、わずか5日で漢陽(ハニャン/現ソウル)に侵攻した。
予想を超える清軍の進軍の早さに、江華(カンファ)島に逃れる予定だった仁祖は叶わず、ソウル南方の南漢山城(ナムハンサンソン)に撤退して抗戦体制をとった。
しかし、兵力も食料を始めとする物資も底を尽き、45日後、降伏を決意。
仁祖は、1637年1月30日、漢江南岸の三田渡にある清軍本営に出向き、屈辱的ながら、ホンタイジの前に跪いたと言う。
これ以降、近代に至るまで朝鮮は、清の冊封国となる。
仁祖の長男、昭顕(ソヒョン)世子、李湍(イ・ダヌン)は人質として清に抑留される。
また、50万人とも言われる朝鮮人捕虜を引き連れて満州に帰還する。
ソヒョン世子は、瀋陽で8年間抑留され、1644年清軍と共に北京に入城した。
清国で様々な文物に触れ、1645年に帰国した際には、西洋を始めとする多くの文物を持ち帰ったとされる。
ソヒョン世子は、マラリアに罹患し亡くなったとされるが、親清派と判断されれたソヒョン世子を仁祖が毒殺したとの説が有力だそうだ。
ソヒョン世子の死後、次男の鳳林大君が世子となり、後に第17代、孝宗(ヒョジョン)となった。
『チュノ』では、主人公テギル(チャン・ヒョク)が、両班の一人息子で過ごしていた頃、清兵に捕まった家のオンニョン(イ・ダヘ)を助けようと清兵を殺め、別の清兵に切りつけられる瞬間、朝鮮の武将として闘っていたテハ(オ・ジホ)に救われている。
また、第3話以降、テハがと落ちぶれる経緯を辿る中で、テハとソヒョン世子(キム・ソンミン)との関係も描かれていく筈だ。
王位継承を巡る陰謀に、チュノ師であるテギルたちも関わる事になる。
こうして見ると、結構、テーマも壮大なものになりそうだ・・・
仁祖の時代、15世紀を時代設定にしたドラマって・・・
『一枝梅(イルジメ)』
『快刀ホン・ギルドン』
『必殺!最強チル』
どれも娯楽性のある時代劇だったが・・・
秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)や中国の侵攻で、疲弊しきった時代を背景に、権力の維持と拡大を図るわずかな支配階級と家畜並みの扱いを受け搾取されるや多くの貧窮する民衆と言う格差社会が揺れ動きだし中で、生み出されたヒーローたちだった。
『チュノ』の脚本家チョン・ソンイルssiは、昨年4月に韓国で公開されヒットした、カン・ジファン君、キム・ハヌルさん主演の映画『7級公務員』のシナリオを手掛けている。
ハードなアクションとクスッと笑えるコミカルなシーン、そして恋の駆け引きも描ける作家さんと見たw
『チュノ』は、逃亡したたちとこれを追撃する推奴(チュノ)師の姿から、それぞれの縁や愛憎を描くドラマとされている。
時代背景は、1636年~37年にかけての中国、清による朝鮮侵略「丙子胡乱」の頃だと言う。
1630年代、中国、明王朝が衰退し、北方の女真族の後金が台頭してくる。
1636年、後金の皇太極(太宗/ホンタイジ)が皇帝に即位し、国号を「清」と改めた。
しかし、朝鮮だけが皇帝即位を認めず、あくまで明の皇帝を推戴した。
これに対し、皇太極は自ら10万の兵を率いて朝鮮に侵攻する。
時の第16代王、仁祖(インジョ/在位:1623~1649)は、反正(クーデター)によって前15代王、光海君(クァンヘグン)を廃位し、即位した。
当然、朝廷では、和議or交戦か、大いに紛糾する。
仁祖擁立の反正功臣らの多くは和議を主張したが、大勢は大義名分を振りかざし、交戦論が優勢となった。
結局、親明政策を継続し、清皇帝を認めず宣戦を布告するに至った為、清の侵攻を受け大敗、服属を余儀なくされる。
1636年1月、清の太宗は、大軍を率いて疾風のように鴨緑江を越え、わずか5日で漢陽(ハニャン/現ソウル)に侵攻した。
予想を超える清軍の進軍の早さに、江華(カンファ)島に逃れる予定だった仁祖は叶わず、ソウル南方の南漢山城(ナムハンサンソン)に撤退して抗戦体制をとった。
しかし、兵力も食料を始めとする物資も底を尽き、45日後、降伏を決意。
仁祖は、1637年1月30日、漢江南岸の三田渡にある清軍本営に出向き、屈辱的ながら、ホンタイジの前に跪いたと言う。
これ以降、近代に至るまで朝鮮は、清の冊封国となる。
仁祖の長男、昭顕(ソヒョン)世子、李湍(イ・ダヌン)は人質として清に抑留される。
また、50万人とも言われる朝鮮人捕虜を引き連れて満州に帰還する。
ソヒョン世子は、瀋陽で8年間抑留され、1644年清軍と共に北京に入城した。
清国で様々な文物に触れ、1645年に帰国した際には、西洋を始めとする多くの文物を持ち帰ったとされる。
ソヒョン世子は、マラリアに罹患し亡くなったとされるが、親清派と判断されれたソヒョン世子を仁祖が毒殺したとの説が有力だそうだ。
ソヒョン世子の死後、次男の鳳林大君が世子となり、後に第17代、孝宗(ヒョジョン)となった。
『チュノ』では、主人公テギル(チャン・ヒョク)が、両班の一人息子で過ごしていた頃、清兵に捕まった家のオンニョン(イ・ダヘ)を助けようと清兵を殺め、別の清兵に切りつけられる瞬間、朝鮮の武将として闘っていたテハ(オ・ジホ)に救われている。
また、第3話以降、テハがと落ちぶれる経緯を辿る中で、テハとソヒョン世子(キム・ソンミン)との関係も描かれていく筈だ。
王位継承を巡る陰謀に、チュノ師であるテギルたちも関わる事になる。
こうして見ると、結構、テーマも壮大なものになりそうだ・・・
仁祖の時代、15世紀を時代設定にしたドラマって・・・
『一枝梅(イルジメ)』
『快刀ホン・ギルドン』
『必殺!最強チル』
どれも娯楽性のある時代劇だったが・・・
秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)や中国の侵攻で、疲弊しきった時代を背景に、権力の維持と拡大を図るわずかな支配階級と家畜並みの扱いを受け搾取されるや多くの貧窮する民衆と言う格差社会が揺れ動きだし中で、生み出されたヒーローたちだった。
・・・筋肉とか汗は苦手ですが。
>朝鮮だけが皇帝即位を認めず、あくまで明の皇帝を推戴した。
理解に苦しみますね。
また派閥争いの具になっていたのでしょうか。
タテマエ論ってやつでしょうか。
もっと自分の国のことを真剣に考えなければ。それでなくとも「半島」という危ないところに位置しているのにね。
タテマエ論といえば、アメリカ他一部の国だけが核を持っているのは、不公平だ、というのがありますよね。
「イラク戦争反対」のデモのときに『北朝鮮にも核を持つ自由を!』というのがあったそうです。
確かに建前論的にはそうですが、建前より現実ですよね。
その辺がわからない人が、日本には多すぎ。
脱線脱線。
・・・しかし、奴隷って制度、今となってはおいしいですね。
妄想膨らみそう。
逃げたら追われるのか。
私、「タイガーマスク(アニメ)」が、興奮して鼻血吹きそうなほど好きでしたから。
そのころの日本。江戸時代には貧しい人はいたけど、人身売買は犯罪だったはず・・・。いや、どうだろう?
吉原の女性たちも、「奴隷」と呼びはしないものの、奴隷みたいなもんです。
う~ん、でも、だからって殺すのも主人の勝手、っていうわけではなかったってのは大きいかな。
『フュージョン史劇』。よく聞きますが、<時代考証あきらめました>って意味でしょうか?