風水や人相を見る、謎の少年は吹替え版では女真族を撃退した平安道(ピョンアンド)の観察使キム・チソンの息子って事になっていて、ちとびっくり。
キム・チソンの名を聞いてオ・ギョモ一味のパク・プギョムが嫌な顔をしていたし、オ・ギョモも国防の功労者なので反対も出来ず、栄転して宮勤務になるのは必至と牽制していた。
かたや内禁衛(ネグム)長にチョンホを推薦した人でもあり、チョンホも「あのような方が殿下を輔弼するべきです。」と手放しの褒めようだったから、高潔な官員と思われる。
「道(ド)」って、日本で言う街道、東海道とか中山道と同じようなものだと思っていたが違ってたw
「道」は地方区分の単位で、日本の都道府県に相当する。
「朝鮮八道」と言って、
①京畿道(キョンギド)・・・ソウル中心
②咸鏡道(ハムギョンド)・・・鏡城・咸輿など←北朝鮮
③黄海道(ファンヘド)・・・海州など←北朝鮮
④江原道(カンウォンド)・・・春川(冬ソナ縁の地w)など
⑤平安道(ピョンアンド)・・・定州・平壌など←北朝鮮
⑥全羅道(チョルラド)・・・全州・光州など
⑦慶尚道(キョンサンド)・・・大邱・晋州など
⑧忠清道(チュンチョンド)・・・忠州・公州など
八つに区分されていた。
咸鏡道・黄海道・平安道は北朝鮮エリアだ。
つまり、キム・チソンは半島の北、中国国境を含む任地の平安道で、もともと中国東北部に居住していたツングース系の民族(後に清国を作る)女真族の分派の侵攻を食い止めた訳だ。
チャングムが無事放免され、クマンと共に済州島への帰路につく。
済州島への船の出る港「済物浦(ジェムルボ)」に向う途中、ハン尚宮が息絶え眠る地に差し掛かる。
墓としての体裁をなす、こんもりと土を盛った封墳もない状況にチャングムは切なさを新たにする。
トックおじさんとクマンの協力で質素なお墓を作るがそこ不思議な少年が登場する。
この子のアボジは程子冠(チョンジャグァン)と呼ばれるサリーちゃんのパパみたいに見える帽子をかぶった両班のアジョシーだ。
この人がキム・チソン?
なんだか納得いかないなぁ~。
キム・チソンが宮に戻ってくることで、チョンホもまた宮に戻る指示を受ける訳だが、不思議な少年のアボジは、どうみても最近任地から自宅に戻ってきたような感じではない。
弱冠10歳にして四書三経、周易を読破する程の優れた息子を愛し、病弱な体を案じている父親だ。
チャングムが「倒倉法」と言う苦痛を伴う治療を施した為、アボジは「この子がこんなに苦しんでるでわないか!」と激怒し、「義禁府に引渡し、首を切らせろ!」と家の郎党を呼ぶシーンがあった。
たとへ我が子の事とは言え、こうも簡単にぶち切れるような人が王様を輔弼できる人なのか?
しかもうれしさの余りとしても、チャングムの治療の事を宮で話してしまった為、チャングムは逆にシン教授に睨まれてしまう・・・orz
余計な事をと思う気持ちが、更に疑惑を抱かせるw
済物浦(ジェムルボ)は今の仁川(インチョン)付近なので、都、漢陽も含め京畿道エリア。
徒歩での移動可能な距離。
倭寇撃退の報告の為、済州島から全羅道右水営(チョルラドウスヨン)に偽レポートを上奏した牧使ハン・ドンイクとミン・ジョンホは渡った後、更に都に呼ばれている。
この移動も全羅道のいづれかの港(木浦あたりか?)から船かと・・・
平安道のキム・チソンも都に戻るのは船を利用したのかな?
ドラマ上、キム・チソンを無理にあの不思議少年のアボジにする必要もないし、キャラにも納得がいかないし・・・orz
でも、朝鮮半島における「道」の事が分かっただけ、良しとするかw
クッキでも役立つしw
1896年、第26代高宗(コジョン)の時、八道の内、京畿道、黄海道と江原道以外を南北道に更に分割し、全十三道に改定された。
更に1946年、全羅南道から済州島が分離され、済州道が創設された。
現在では「道」と同格の自治体組織として「特別市(トゥクビョルシ)」・・・ソウル市や「広域市(クァンヨクシ)」釜山市・仁川市などが創設されている。
地理を知っておくと、ドラマの世界も更に奥行きが増すような気がする。
キム・チソンの名を聞いてオ・ギョモ一味のパク・プギョムが嫌な顔をしていたし、オ・ギョモも国防の功労者なので反対も出来ず、栄転して宮勤務になるのは必至と牽制していた。
かたや内禁衛(ネグム)長にチョンホを推薦した人でもあり、チョンホも「あのような方が殿下を輔弼するべきです。」と手放しの褒めようだったから、高潔な官員と思われる。
「道(ド)」って、日本で言う街道、東海道とか中山道と同じようなものだと思っていたが違ってたw
「道」は地方区分の単位で、日本の都道府県に相当する。
「朝鮮八道」と言って、
①京畿道(キョンギド)・・・ソウル中心
②咸鏡道(ハムギョンド)・・・鏡城・咸輿など←北朝鮮
③黄海道(ファンヘド)・・・海州など←北朝鮮
④江原道(カンウォンド)・・・春川(冬ソナ縁の地w)など
⑤平安道(ピョンアンド)・・・定州・平壌など←北朝鮮
⑥全羅道(チョルラド)・・・全州・光州など
⑦慶尚道(キョンサンド)・・・大邱・晋州など
⑧忠清道(チュンチョンド)・・・忠州・公州など
八つに区分されていた。

咸鏡道・黄海道・平安道は北朝鮮エリアだ。
つまり、キム・チソンは半島の北、中国国境を含む任地の平安道で、もともと中国東北部に居住していたツングース系の民族(後に清国を作る)女真族の分派の侵攻を食い止めた訳だ。
チャングムが無事放免され、クマンと共に済州島への帰路につく。
済州島への船の出る港「済物浦(ジェムルボ)」に向う途中、ハン尚宮が息絶え眠る地に差し掛かる。
墓としての体裁をなす、こんもりと土を盛った封墳もない状況にチャングムは切なさを新たにする。
トックおじさんとクマンの協力で質素なお墓を作るがそこ不思議な少年が登場する。
この子のアボジは程子冠(チョンジャグァン)と呼ばれるサリーちゃんのパパみたいに見える帽子をかぶった両班のアジョシーだ。
この人がキム・チソン?
なんだか納得いかないなぁ~。
キム・チソンが宮に戻ってくることで、チョンホもまた宮に戻る指示を受ける訳だが、不思議な少年のアボジは、どうみても最近任地から自宅に戻ってきたような感じではない。
弱冠10歳にして四書三経、周易を読破する程の優れた息子を愛し、病弱な体を案じている父親だ。
チャングムが「倒倉法」と言う苦痛を伴う治療を施した為、アボジは「この子がこんなに苦しんでるでわないか!」と激怒し、「義禁府に引渡し、首を切らせろ!」と家の郎党を呼ぶシーンがあった。
たとへ我が子の事とは言え、こうも簡単にぶち切れるような人が王様を輔弼できる人なのか?
しかもうれしさの余りとしても、チャングムの治療の事を宮で話してしまった為、チャングムは逆にシン教授に睨まれてしまう・・・orz
余計な事をと思う気持ちが、更に疑惑を抱かせるw
済物浦(ジェムルボ)は今の仁川(インチョン)付近なので、都、漢陽も含め京畿道エリア。
徒歩での移動可能な距離。
倭寇撃退の報告の為、済州島から全羅道右水営(チョルラドウスヨン)に偽レポートを上奏した牧使ハン・ドンイクとミン・ジョンホは渡った後、更に都に呼ばれている。
この移動も全羅道のいづれかの港(木浦あたりか?)から船かと・・・
平安道のキム・チソンも都に戻るのは船を利用したのかな?
ドラマ上、キム・チソンを無理にあの不思議少年のアボジにする必要もないし、キャラにも納得がいかないし・・・orz
でも、朝鮮半島における「道」の事が分かっただけ、良しとするかw
クッキでも役立つしw
1896年、第26代高宗(コジョン)の時、八道の内、京畿道、黄海道と江原道以外を南北道に更に分割し、全十三道に改定された。
更に1946年、全羅南道から済州島が分離され、済州道が創設された。
現在では「道」と同格の自治体組織として「特別市(トゥクビョルシ)」・・・ソウル市や「広域市(クァンヨクシ)」釜山市・仁川市などが創設されている。
地理を知っておくと、ドラマの世界も更に奥行きが増すような気がする。
ソウルに遊びに行こうと思って4年前初めて買った「地球の歩き方」が、「道」ごとに分けていたので、ほほぉ、って思っていました。今回はいろいろドタバタしていたので平安道の位置を確認していませんでしたが確かに不審ですねぇ。
一昨年かな、ソウルに行ったら韓国にもご当地キティちゃんが進出していて「道」ごとに特産品をあしらったキティちゃんたちで笑ってしまいましたよ。あのころが韓国ブームの頂点だったような気がするのでロイヤリティなどの問題でいまもあるのかどうかは、わからないですが。
私は朝鮮半島における「道」の認識を完全に間違っていた為、このエントリで自分自身が納得でしたw
今まで何気に聞き流していた「○○道」にはお国自慢やらその地方の特徴などが込められていたんだなぁ~と感慨新たにした次第です。
キティちゃんはパクった企業が、サンリオを逆提訴して話題になリましたよね?
ガンダムの時みたいに、まさかサンリオが敗訴?
日本はもっとロイアリティー大切にしないと韓国のガンダム、中国のクレヨンしんちゃんみたいな本末転倒な事態がこれからも起きてしまうよね~
ちなみに韓国の人はケロケロケロッピもキティのキャラクターは元より、ドラえもん(トンチャモン)やポケモン(パワモン)などのアニメもウリナリ起源と思い込んでるそうですw