読む日々

テーマばらばらの読書日記

散り椿

2013-03-06 | 
葉室 麟「散り椿」



新聞連載ですっかりハマった葉室麟。また単行本借りちゃいました。

舞台は、江戸から離れた藩。
道場で四天王と呼ばれた仲良し4人のうち、藩内の不正を告発し、逆に藩を追われた新兵衛は、愛する妻を京都で亡くし、遺言に従って国へ戻る。

留守にしていた18年。その間も藩内の陰謀は様々蠢いていた。

新兵衛の亡き妻の甥、藤吾。父親は四天王の一人。陰謀に巻き込まれて切腹していた。
亡き妻と一度結婚の約束をしていた采女。今は要職に。もう一人は藤吾の許嫁、美鈴の父親。

これらの人々の動きが、少しずつ真実を浮き上がらせていきます。

まあハッピーエンドなんだけど。でも、亡き妻の想いはなんだかこじつけっぽいなあ・・・。

でも面白かったです。そしてこれを読んで、なんとなく新聞連載の方もハッピーエンドで終わるかも、と期待。

満足度95

最新の画像もっと見る

コメントを投稿