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AFフリーズ(まとめ)

2009-09-17 21:38:02 | Weblog
「AFフリーズ」については、過去のブログにも書きましたが、再度まとめます。
この現象は、私がD3購入後1週間くらいに遭遇し、たしか価格comに投稿したと思いますが、
その時はその用語は存在しなかったし使いませんでした。
私の投稿のすぐ後に別の方が「ちょうとAFがフリーズする」といったような表現をしました。
それ以来、「AFフリーズ」が定着しましたが、別の用語として「AFを合わせに行かない」というのもあります。

ともかく、まさにパソコンのフリーズと同じ状況で、突然すっと反応しなくなる現象です。
具体的には、シャッター半押ししてもモーターが回らず、ピントリングが動かない現象です。
そのまま無反応となって一切の操作を受け付けなくなることが多いです。

もちろん、スイッチがMFになってたというオチではありません。
別のレンズに代えても発生します。
単焦点でもズームでも発生します。
明るいところでも暗いところでも発生します。

AFが苦手な被写体とは違います。
AFが苦手な被写体の場合は、一瞬間を置いてもちゃんとモーターは回り、近距離-遠距離とレンズが往復します。
つまり、とにかくAFを合わせに行きます。
そして合わないことを確認した後に停止します。
これは正常な動作であり、その後の操作は受け付けます。

AFフリーズは、そのようなAFしようという動作がないまま、一切の反応が停止してしまう現象です。


私の経験では、D3とD300の両方で発生しています。
また私以外にも、価格comの常連のじょばんにさんをはじめ、多くの信頼できる方の発生報告があります。
初期型のみではとの意見も一部にありますが、最近買ったものでも発生しているとの投稿もありました。
私はAF-Sでしか発生を確認していませんが、一部にはAF-Cでも発生するとの投稿もありました。

発生した際の程度もさまざまなようです。
シャッターが切れないだけで他の操作は受け付けるとか、
シャッターは切れるがAFが動かないのでピンボケとか、
一切操作を受け付けずバッテリー抜き差しで復帰とか、
フリーズにもいろいろなレベルがあるようです。

この症状は、過去のカメラ(銀塩AF、デジタルAF)では、当然ながら一切発生したことがないものです。

従って、この現象は決してデマではありません。
私の場合はAFフリーズを確実に再現させる条件を見つけられなかったので、
ニコンのリコールや他の方がSCと相談した結果等を待っていました。
しかし、今までまったく修理で改善されたという報告がありません。

いずれにせよ、発生直前の何とはなしのカメラの挙動の印象や、D3とD300での現象ということから推すと、
51点AFモジュールや、それに関連するハード的な部分に何かしら弱点があるような感じです。
ファームアップでは直らないと思っていましたし、部品や回路の設計・仕様が変わるしかないと思っていました。

それも特定の部品ではなく(それなら交換で修理可能なはず)、回路の広範囲にわたる弱点
・・・例えばAF処理を受け持つCPUのクロック数が足りていないせいかもしれません。

いままで発生していない方は、発生しない使い方(例:AF-Cがほとんどのスポーツ写真等)をしているか、
たまたま運が良かったということだと思います。
D3はプロのスポーツ写真専門の方の使用が多いと思いますので、遭遇しない方が多いのでしょう。
それゆえ、ニコンも回収等の措置を検討するまでに至ってないのでは、と思います。

それでも、一部のプロの方が、遭遇して困っているとの投稿もされてました。
やはり、遭遇した人でないとわからない、ここぞというチャンスで撮影できないという現象なのです。



ともかく、新型のD300Sでは、既に1500枚以上撮ってますが、今のところ発生していません。
なので、D300Sでは解消出来たと思っています。
おそらく、D300Sと同じ回路・設計なら、D3の後継機でも改善されると思います。