どうしても一度は書かねばならないこと、それはSDカードのこと。
ニコンがD80(多分D70sの後継機?)という1,000万画素機を出した時、CFでなくてSDにした。
それが私には非常に悪い選択に思えた。
それ以前のD50で初めてニコンはCFでなくSDを選択した。
当時のD50は入門機であり、SDが主流のコンデジの延長みたいなものだから、SDであっても仕方ないと思い、反論もしなかった。
というよりも、眼中にない機種だったから、別にどうでも良かった。
それが間違いの元だった。
ニコンはD80という10Mピクセル機種でSDにした。
せっかくD2XやD200のサブにぴったりと期待していたのに、CFが使えなくなった。
しかも、速度や1枚あたりの容量等の性能ではSDはCFに劣っていた。
それでなぜ、今の時期にSDを選んだのか、と苦言を呈した。
それがあちこちから猛反発。
光栄なことに、プロカメラマンの田中希美男さんのブログでも反論された。
2006/08/31 08:17
【引用開始】
(前略)・・・
D80が使用する記録メディアの種類にしてもそうだ。
D50はニコンのデジタル一眼では初めてSDカード対応とした。
ところが、D50がSDカードに対応したことについては「どうしてCFカードじゃないのか」
といった不満はそれほどなかったのだけど、このD80がSD対応にしたことに
一部のわからずやから猛烈な反発があったやに聞く。
その理由というのが、D70やD100でCFカードを使っている、
もしD80に買い換えればいままで使っていたCFカードがムダになりあらたにSDカードを買わなければならない、と。
その気持ちは(少しぐらいは)わからぬでもないけれど、正直に言えばぼくはこのハナシを聞いて笑ってしまった。
D80というカメラそのものに魅力があるのなら、たかが記録メディアの継続使用、共用に拘泥するなんておかしいじゃないか。
カメラそのものが重要なのか記録メディアの継続使用が重要なのか、
そのへんを落ち着いてもう一度考えてみるべきじゃないのかなあ。
もし、どうしても、いま持っているCFカードをとことん使いたいと言うんなら、
SDカードしか使えないD80をハナっから無視すればいいじゃないかい。
かくかくしかじか、ニコンが、D80はD70シリーズやD100などのユーザーの買い換えを期待している
と言っているにもかかわらず、あっさりと記録メディアを変更してしまっているなんて、
いかにもニコンらしくアグレッシブで(少し向こう見ずで)、ぼくはそんなところが好きだなあ。
【引用終了】
http://thisistanaka.blog66.fc2.com/blog-entry-61.html
この中の「一部のわからずや」とは明らかに私を指しますね。
本来は田中さんのブログに投稿するべきでしょうが、この日のブログだけなぜか返信ボタンがないんです。
なので、自分のブログに書きます。
といってももう時間もだいぶたっているので、反論というより整理です。
私が、コンデジではSDでも良くてデジタル一眼ではCFでないとだめというのは、
容量と速度の問題で、SDでは使い物にならないからです。
デジタル一眼レフではRAWで撮ります。
秒5コマ~時に8コマで撮ります。
1000万画素以上のRAWという大容量データを高速で転送する必要があります。
その要求にSDは追いついていないのです。
少なくとも当時のCFより能力はずっと低かった。
SDカードが低速、低容量というのは、規格上2GBのClass2までしかないからです。
そのため、D80が出てすぐに容量不足・速度不足となったせいか、すぐに規格が追加されました。
SDHCです。
これでようやく2GB超のClass4以上が可能になりました。
ただし、付け刃的な規格追加だったのでD50ではSDHC対応できず、D80でも発売当初は非対応でファームアップで可となりました。
ただ、規格上も現物としてもCFの性能が上である段階で、なぜSDにしたのか。
CFにしておけば、アダプターを使ってSDも使えるわけです。
半固定式の高速CF-SDアダプターを付属(または別売)すればよいではないか。
それなら既存ユーザーも新規ユーザーもともにハッピーだ。
その証拠に、キヤノンは今もってCFで通しています。
私が当時、4GBのCF5枚と4GBのマイクロドライブ2枚の計28GB持っていた、というのは付け足しの話です。
ネットで誹謗中傷された中に、「SDなんて安いから別にいいじゃん」というのがあり、
それへの反論で、「現に世の中には28GB持ってる人もいて、全部SDに買い換えると28万円かかる(当時1GB=1万円くらい)」ということを書いただけです。
ちなみに、SDの買い替えだけではだめで、フォトストレージも買い換えないといけません。
私の持っているエプソンP-5000はSDはOKですがSDHCは対応していないので、これも買い替えが必要です。
そのほかカードリーダーも買い替えが必要(これは安いが)。
このSDの話と、Nikon Capture4がD50に対応しないで、使いにくいソフトのCaptureNXだけになった、という二つの悪い選択が同時に重なったわけです。
その後、CFをExtreem3と4の8GBを買いました。
ハギワラのも買ったので8GBが4枚あります・・・。
話はそれだけではないです。
実はSDHCもトランセンドの8GB・Class6を買いました。
いろいろ時がたってきていますので、状況は変わります。
ただ、今でも明確に主張したいのは2点です。
1.ハードの規格変更は既存の性能を凌駕した時にして欲しい。
2.既存ユーザー(つまりお客さん)の互換性を考えて欲しい。
3.プロではわからないアマチュアの使い方(高いお金を払う撮影会の短い時間で何枚も撮りたい)を理解して欲しい。
ということです。
最後にもう一言、SDHCは規格上32GBが上限です。
CFと比べ大幅に低い。
この先画素数や速度が上がって、例えば10Mピクセルで秒30コマの動画、なんてなったら、SDHCでも不足します。
そのときでもCFなら大丈夫。
考えてみればCFは相当すごい規格なんです。
ニコンがD80(多分D70sの後継機?)という1,000万画素機を出した時、CFでなくてSDにした。
それが私には非常に悪い選択に思えた。
それ以前のD50で初めてニコンはCFでなくSDを選択した。
当時のD50は入門機であり、SDが主流のコンデジの延長みたいなものだから、SDであっても仕方ないと思い、反論もしなかった。
というよりも、眼中にない機種だったから、別にどうでも良かった。
それが間違いの元だった。
ニコンはD80という10Mピクセル機種でSDにした。
せっかくD2XやD200のサブにぴったりと期待していたのに、CFが使えなくなった。
しかも、速度や1枚あたりの容量等の性能ではSDはCFに劣っていた。
それでなぜ、今の時期にSDを選んだのか、と苦言を呈した。
それがあちこちから猛反発。
光栄なことに、プロカメラマンの田中希美男さんのブログでも反論された。
2006/08/31 08:17
【引用開始】
(前略)・・・
D80が使用する記録メディアの種類にしてもそうだ。
D50はニコンのデジタル一眼では初めてSDカード対応とした。
ところが、D50がSDカードに対応したことについては「どうしてCFカードじゃないのか」
といった不満はそれほどなかったのだけど、このD80がSD対応にしたことに
一部のわからずやから猛烈な反発があったやに聞く。
その理由というのが、D70やD100でCFカードを使っている、
もしD80に買い換えればいままで使っていたCFカードがムダになりあらたにSDカードを買わなければならない、と。
その気持ちは(少しぐらいは)わからぬでもないけれど、正直に言えばぼくはこのハナシを聞いて笑ってしまった。
D80というカメラそのものに魅力があるのなら、たかが記録メディアの継続使用、共用に拘泥するなんておかしいじゃないか。
カメラそのものが重要なのか記録メディアの継続使用が重要なのか、
そのへんを落ち着いてもう一度考えてみるべきじゃないのかなあ。
もし、どうしても、いま持っているCFカードをとことん使いたいと言うんなら、
SDカードしか使えないD80をハナっから無視すればいいじゃないかい。
かくかくしかじか、ニコンが、D80はD70シリーズやD100などのユーザーの買い換えを期待している
と言っているにもかかわらず、あっさりと記録メディアを変更してしまっているなんて、
いかにもニコンらしくアグレッシブで(少し向こう見ずで)、ぼくはそんなところが好きだなあ。
【引用終了】
http://thisistanaka.blog66.fc2.com/blog-entry-61.html
この中の「一部のわからずや」とは明らかに私を指しますね。
本来は田中さんのブログに投稿するべきでしょうが、この日のブログだけなぜか返信ボタンがないんです。
なので、自分のブログに書きます。
といってももう時間もだいぶたっているので、反論というより整理です。
私が、コンデジではSDでも良くてデジタル一眼ではCFでないとだめというのは、
容量と速度の問題で、SDでは使い物にならないからです。
デジタル一眼レフではRAWで撮ります。
秒5コマ~時に8コマで撮ります。
1000万画素以上のRAWという大容量データを高速で転送する必要があります。
その要求にSDは追いついていないのです。
少なくとも当時のCFより能力はずっと低かった。
SDカードが低速、低容量というのは、規格上2GBのClass2までしかないからです。
そのため、D80が出てすぐに容量不足・速度不足となったせいか、すぐに規格が追加されました。
SDHCです。
これでようやく2GB超のClass4以上が可能になりました。
ただし、付け刃的な規格追加だったのでD50ではSDHC対応できず、D80でも発売当初は非対応でファームアップで可となりました。
ただ、規格上も現物としてもCFの性能が上である段階で、なぜSDにしたのか。
CFにしておけば、アダプターを使ってSDも使えるわけです。
半固定式の高速CF-SDアダプターを付属(または別売)すればよいではないか。
それなら既存ユーザーも新規ユーザーもともにハッピーだ。
その証拠に、キヤノンは今もってCFで通しています。
私が当時、4GBのCF5枚と4GBのマイクロドライブ2枚の計28GB持っていた、というのは付け足しの話です。
ネットで誹謗中傷された中に、「SDなんて安いから別にいいじゃん」というのがあり、
それへの反論で、「現に世の中には28GB持ってる人もいて、全部SDに買い換えると28万円かかる(当時1GB=1万円くらい)」ということを書いただけです。
ちなみに、SDの買い替えだけではだめで、フォトストレージも買い換えないといけません。
私の持っているエプソンP-5000はSDはOKですがSDHCは対応していないので、これも買い替えが必要です。
そのほかカードリーダーも買い替えが必要(これは安いが)。
このSDの話と、Nikon Capture4がD50に対応しないで、使いにくいソフトのCaptureNXだけになった、という二つの悪い選択が同時に重なったわけです。
その後、CFをExtreem3と4の8GBを買いました。
ハギワラのも買ったので8GBが4枚あります・・・。
話はそれだけではないです。
実はSDHCもトランセンドの8GB・Class6を買いました。
いろいろ時がたってきていますので、状況は変わります。
ただ、今でも明確に主張したいのは2点です。
1.ハードの規格変更は既存の性能を凌駕した時にして欲しい。
2.既存ユーザー(つまりお客さん)の互換性を考えて欲しい。
3.プロではわからないアマチュアの使い方(高いお金を払う撮影会の短い時間で何枚も撮りたい)を理解して欲しい。
ということです。
最後にもう一言、SDHCは規格上32GBが上限です。
CFと比べ大幅に低い。
この先画素数や速度が上がって、例えば10Mピクセルで秒30コマの動画、なんてなったら、SDHCでも不足します。
そのときでもCFなら大丈夫。
考えてみればCFは相当すごい規格なんです。