とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

ウィーン国立歌劇場2016年日本公演「ナスソス島のアリアドネ」 (東京文化会館)

2016-10-25 23:59:00 | 音楽
ウィーン国立歌劇場2016年日本公演「ナスソス島のアリアドネ」を鑑賞。
C席48,000円也。世界最高峰の芸術作品が見れるなら安い!

この作品を一言でいうと、「混沌からの創造」といったところだ。
オペラとして演じられる悲劇とその後にダンスとして演じられる喜劇を同時に演じよとの無理難題から生まれた作品だ。

キャストの歌とオーケストラの演奏がすばらしい。
4階席だったが、それぞれの楽器の音がストレートに伝わってくる。

とても贅沢な時間を楽しめた。

主なキャスト
作曲家:ステファニー・ハウツィール
テノール歌手/バッカス:ステファン・グールド
ツェルビネッタ:ダニエラ・ファリー
ソプラノ歌手/アリアドネ:グン=ブリット・バークミン


禅 心をかたちに 展(東京国立博物館)

2016-10-25 23:00:00 | 博物館
東京国立博物館にて開催中の「禅 心をかたちに」展を鑑賞。

最近は、マインドフルネスとしても世界で注目を集めている「禅」。
その考え方に触れたいとの想いで観に行った。

禅の考え方の本質は、「囚われないこと」にあるのではないかと実感。
禅問答と言うが、結局のところ、物事をあるがままに見て、固定観念に束縛されず、自分なりの発想をすることに意味があるということを繰り返し説得されている気分になった。

人間は、いろいろなものに縛られており、その枷から自由になるために、厳しい修行が必要なのだろう。
それは、食欲、性欲、自己保存欲といった単純なものから、名誉欲、体裁、情や惰性に流されるといったことまで、様々である。
それこそが人間的と言えるものもあるが、世の中をよくしていくためには、克服することが必要であるからこそ、今日まで残ってきたのだろう。