とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「ボーダーライン」 (ねたばれ注意)

2016-04-11 22:46:55 | 映画
社会派の映画らしい映画だった。
こんな現実があることを突き付けられた。
麻薬戦争という知らなかった世界を知れたことで、観た価値があった。

疑問は、主人公のケイトのようなナイーブな人がFBIのエリート捜査官が務まるのかということだ。
正義感と使命感は必要だが、耐ストレス性が弱く、感情的に過ぎる気がした。

麻薬カルテルに属する人たちにも家族があり、生活のためにやむを得ない部分があること。
薬物の需要があるから供給が成り立つことを考えると、世界はつながっており、悪い連鎖を断ち切ることの困難を思わざるを得ない。

結局は、世界が万遍なく富むことが解決策であり、一層のこと、薬物依存者をゼロにできないのならば、国家が薬物を管理するようにしたらどうなのか考えてしまう。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:ボーダーライン
製作年:2015年
製作国:アメリカ
配給:KADOKAWA
監督:Denis Villeneuve
主演:Emily Brunt
他出演者:Benicio Del Toro、Josh Brolin、Victor Garber
上映時間:121分