●コーポレートカード

会社がコーポレートカード制を導入することになったものの、使い勝手が悪く、私は申し込まずにいました。改めて出張の清算などをこのカードで行わなくてはならなくなりました。カードの申し込み用紙を捨てしまっていた僕は総務に申込書をもらいにいきました。彼女と話しました。

彼女のデスクに用事があって出向いたときは用件があるので話はしやすいです。お互い何か嬉しそうに話してしまいます。廊下ですれ違ったときはわざわざ廊下で立ち話というのはし辛いものです。軽い挨拶をしてお互い歩いていきます。周りが気になるからです。

カードがなかなか届かず、困っていたときに、総務に行ってみました。先週は彼女は総務の部屋の外からはデスクに見当たらず休んでいたようでした。今週の火曜日に出向くと彼女の席には誰もいません。そして机の上のものがきれいになくなっているのです。

「がああああん　辞めたんだ　でも連絡できるし大丈夫だと思う　でも連絡もくれずに辞めるなんて、、、」

一瞬目の前が真っ暗になりました。総務のリーダーの人のところまでその部屋を歩いていき、前もって送っていたメールの用件のことですと話すと、なあああんだ、彼女が後ろにおりデスクを引っ越ししたことがわかりました。そこで担当者の彼女と話して、用事のほうは一件落着です。

すぐに「海外出張いいですね」と彼女から、メールが着ていました。彼女とは距離が近いです。感じられます。お誘いして一緒にいれば自然と手を握り、そして体を寄せ合うことができそうです。

金曜日は廊下で他の人と仕事の立ち話をしていたところに彼女が通りかかりました。何食わぬ顔でお互い会釈だけしました。いつもパンツ姿の彼女がワンピースを着ていました。肩もぎりぎり見えるくらいなのでサイドから見ると少し腕の付け根が見え隠れするくらいの肩の隠れ方のワンピースです。丈は膝丈です。すごく欲しくなりました。とめどもなく彼女が欲しくなりました。今日はお出かけなんだろうなと考えながら。

早く誘ったほうがいいと思う。次のワイン会楽しみにしていますと送ればいいと思う。

だけど、名古屋の彼女を面倒見たい、一緒にいたい、彼女にアプローチしているなかで、総務の彼女に近づくのは気がとがめます。どうすればいいんだろう。答えはないのはわかっているけれど。今月末、名古屋で会えるだろうか。意外と週末が立て込んでいるのが玉にきずです。