●僕のおこない

男は浮気をすると奥さんに優しくなる

ということを言う人がいます。その話を聞いたとき、そのことがよくわかりませんでした。奥さんではなくても、彼女ででも、男は浮気をすると彼女に優しくなるのだそうです。女性から聞いた話ではなく、男性が言っているのです。それも自分のことを照らし合わせて。



お酒は、最初の待ち時間のお店ではお互いスプマンテを１杯ずつ。

目的のお店ではキールを頼んだ彼女に対して、赤のグラスワインを僕は頼みました。言っておきますが、彼女はほんとお酒好きでそしてお酒が強いです。僕はこの日もヘパミノーゼを飲んでから行きました。

続いて白ワインを一本、赤ワインをデカンタ。最後にコニャックをグラスで一杯ずつたしなみました。レストランは料金を相当値引きしてくれたような気がします。５０００円くらい安くしてくれているような気がします。

お酒をたくさん飲むと目が早く覚めます。２時半に床に就いて７時には起床してしまいました。起きてすぐにいとことのディナーの準備の続きです。炊き込みご飯のスイッチを８時半くらいにはいれたのでしょうか。できあがった炊飯器のなかの炊き込みご飯と水炊きの準備の野菜を写真に収めました。


フェイスブックに投稿。そして、

とっさに彼女にメールしました。１０時半くらいでしょうか。おそらく彼女はまだ眠っているのだと思います。この日は予定のある彼女。昨夜の余韻をひきずり彼女が愛おしくなり、ただいま準備最終段階とメールしたのでした。


そして水泳に向かいました。



泳ぐまでに僕は彼女にメールをしました。

「もしも、万が一、ぶらっと外に出たくなって、そして出られるなら、うちのいとこ会に来てください。新幹線代は出します。時間は、、、スタートです。新幹線の駅からうちまで、、、分くらいです。」

何も返事はないと思っていました。２時間ほどしたのち水泳も終わりプールからあがって携帯をのぞくと、ちゃんと返事があったのでした。

「いま友達に呼ばれてランチしてます。いとこ会いいですね！何年もいとこに会ってないです。」

反応の悪かった彼女。最近、反応がいいような気がします。先日、名古屋ではディナーしてもらえませんでした。そのあと、僕は潔かったと思います。それに心にけじめめいたものを付けようとも思っていましたから。

実は、金曜日にもメールしたらわりとすぐに返事が返ってきました。
「三連休は何して過ごすんですか？もしかしたら仕事ですか？ぼくは月曜、いとこ会です。」

土曜日午後。
「午前は挨拶まわりで仕事でてました。特に予定ありませんよ。イブは従妹会ですか。仲いいですね。これからもつ鍋食べてきます～」


いま総務の彼女といい関係になりつつあります。

名古屋の彼女はほんといい子です。きれいなだけではありません。２０か１９から娘さんをもうけ、遊びたいときに子育てしてきた彼女。お母さん、おばあちゃんのいる家庭なのでもちろん手伝ってもらっていたと思います。晴れやかな存在から縁の下の力持ちの役の仕事をしています。彼女の娘さんなら僕は好きになれそうな気がします。彼女にも娘さんにも誠実にしないといけないと思っています。


つれなくしてくれれば。理由がはっきりするのです。ほかの人に気持ちを移すために。僕は同時に二人、いや複数の人を愛することはできないと思います。だけど、意外と、彼女は少しだけどキャッチボールが返ってくるのです。


心を移そうかと考えているとき、かえって、もともとの女性に対して連絡してしまう。そして何も返事がなければ、やはりもう潮時かな、しつこくするのは止めようとそんな気持ちからきれいな文章が書けたりするのです。



名古屋の彼女はそもそも無理だとは思いましたが、やはり来ることはありません。

夕方、４時。総務の彼女から軽いメールが届きました。

「いっちゃおっかな？　笑」


えっ。まさか。本気なのか、冗談なのか。心がとがめました。名古屋の彼女に対して。娘さんがいる彼女に対して。

そんな気持ちをもちながらも、３０分ほどして返信しました。


「おいでよ！おいでよ！食事は６時くらいから。うちは駅から、、、分くらいだよ。」　と。
彼女から借りたＤＶＤとＣＤが大活躍したいとこ会でした。


今日、朝一で彼女からメールが来ました。メリークリスマス「楽しかったですか？」
なんどかメールでやりとりしました。

夕方、彼女にＤＶＤを返しました。しっかりとは目をあわしませんでした。

一日中、彼女を抱きしめた余韻を思い出していました。ＤＶＤを返しに行って彼女に会いたいな～　とずっと思っていました。



携帯電話ではフェイスブックの僕の投稿に。名古屋の彼女が反応してくれていました。