●二人とも好きってことはあるかもしれない

会えない名古屋の彼女だけど、ちょっとしたキャッチボールがあると好きなままでいられる。いてしまう。

会社の彼女。愛おしい。会いたい。触れたい。大人の恋。

同時には複数の人を愛することはできない。でも二人とも好きになることはあるかもしれない。


６年前、７年前、はっきりと自分のなかで順番を付けた。脈の高い二番目の女性、かなり好きは好きだった。でももう一人のほうが好き。それも同じ職場。だからはっきりと、一番目の彼女に突き進むことにした。心をすり減らし続けた思い出。時間を無駄にした思い出。時間を浪費した思い出。そんな値打ちのある女性だったかどうかはわからない。でもすごく好きだった。めちゃくちゃやりたかった。めちゃくちゃ。


もっと大人になって、少し心も穏やかになって、気になる気持ちは同じ。二人とも別の世界で愛したい。




素敵な人は、女性の場合、複数の人から好意をもたれるのが普通だと思う。毎日、どんどんその人に好意を寄せる男性がいるだろう。どうするんだろう。何を持って、その多くの自分のことに好意を持っている男性のなかで自分が好きだとわかるのか。確かに選ぶほうもたいへんだと思う。

選べない。そうなると、どれも選ばない。選ぶ、となるとすべて選ぶ。複数の人と体の関係までもって、でも好きだし。ばれなければいいのだろうか。そんなことはない。家庭というゴールが欲しいのだから。